JP6470466B1 - 緩み止め機能付きナット - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動に対する緩み止め効果の高い緩み止め機能付きナットの提供。【解決手段】 ナット1と、ゼンマイバネ2と、ナット1を螺合するボルト挿通穴31を有し底面にナット1を締め付ける方向に反発力を作用させる左巻きの棒状ゼンマイバネ2を収容する円形状窪み部32を有する円盤状のバネカバー3と、中央にボルト1の螺子部直径よりは大径の軸受穴41を有しバネカバー3の窪み部32を塞ぐ円盤状の板体4と、を主な構成として備え、バネカバー3は、ナット1の底面に固定され、板体4は、先端開口縁部をナット1の底部側ネジ穴開口縁部に固定された軸管5に対し軸受穴41を回転自在に装着して軸管5の下端開口縁部に備えた拡径部51で板体4の抜け落ちが阻止され、ゼンマイバネ2の中心側端部は板体側に固定され、外周側端部にはバネカバーと板体の対面方向に移動可能な係合ピンを備え、バネカバー3と板体4のそれぞれの対向する外周縁部に沿って係合ピン21が係合する複数の係合穴33、42が切り起こしにより形成されている。【選択図】 図4

Description

本発明は、緩み止め機能付きナットに関する。
従来の緩み止め機能付きナットとしては、特許文献1に記載のものがある。
この従来例は、ナットの固定部材側を筒状にし、その中に圧縮用コイルばねを内蔵することにより、コイルばねによる反発力でナットの緩みを防止するようにしたものである。
特開平7−207766
しかしながら、従来例のナットは、コイルばねの圧縮による反発力をボルトの長手方向に作用させることにより、ナットの緩みを防止するようにしたものであるため、ナットが緩む回転方向の力に直接作用するものではなかった。
従って、振動に対するナットの緩み止め効果が極めて弱いという問題点があった。
本発明の解決しようとする課題は、振動に対する緩み止め効果の高い緩み止め機能付きナットを提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の緩み止め機能付きナットは、ナットと、ゼンマイバネと、ナットに螺合するボルトを挿通するボルト挿通穴を有し底面にナットを締め付ける方向に反発力を作用させる左巻きの棒状ゼンマイバネを収容する円形状窪み部を有する円盤状のバネカバーと、中央にボルトの螺子部直径よりは大径の軸受穴を有しバネカバーの窪み部を塞ぐ円盤状の板体と、を主な構成として備え、
前記バネカバーは、ナットの底面に固定され、
前記板体は、先端開口縁部をナットの底部側ネジ穴開口縁部に固定された軸管に対し軸受穴を回転自在に装着し、軸管の下端開口縁部には板体の抜け落ちを阻止する拡径部を有し、
前記ゼンマイバネの中心側端部は板体側に固定され、外周側端部にはバネカバーと板体の対面方向に移動可能な係合ピンを備え、
前記バネカバーと板体のそれぞれの対向する外周縁部に沿って係合ピンが係合する複数の係合穴が切り起こしにより形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項1記載の緩み止め機能付きナットでは、上述のように構成されるため、係合ピンをバネカバー側の係合穴に差し込むことでゼンマイバネの外周側端部をバネカバー側に固定し、ナットをバネカバーと共に反時計方向(ナットを緩める方向)に回転させることで、ゼンマイバネが巻き締められる。
そこで、バネカバー側の係合穴の切り起こし片を係合穴内に押し込んで係合穴に係合している係合ピンを板体側の係合穴に係合させることで、ゼンマイバネが巻き締められた状態に固定される。
以上でゼンマイバネの巻き締め固定が完了する。
この緩み止め機能付きナットを使用するときは、板材等に挿通したボルトに本案ナットをねじ込んで締め付けていくと、板体が板材に強く押し付けられることで、板体が板材に固定される、と同時に、板体側の係合穴の切り起こし片が係合穴内に押し込められて、係合穴に係合した係合ピンがバネカバー側の係合穴内に係合することで、ゼンマイバネの巻き締めによる時計方向の反発力がナットを締め付ける方向に作用した状態になる。
以上のように、バネカバーとバネカバーに対し回転自在な板体との間にナットを締め付ける方向に反発力を作用させる左巻きの棒状ゼンマイバネを収容したことで、強い振動等に対しても、ナットの緩みを阻止できるため、ナットの緩み止め効果が極めて高いという効果が得られる。
また、係合穴を切り起こしにより形成したことで、バネカバーの係合穴の切り起こし片を係合穴内に打ち込むことにより、係合穴内に係合した係合ピンを板体側の係合穴内に簡単に移動させることができる。また、ナットを締め込むだけで、板材に当接した切り起こし片が係合穴内に押し込まれて係合ピンをバネカバー側の係合穴内に移動させることができる。
実施例1の緩み止め機能付きナットを示す平面図である。 実施例1の緩み止め機能付きナットを示す正面図である。 実施例1の緩み止め機能付きナットを示す底面図である。 図1のB−B線における縦断正面図である。 バネカバーを示す底面図である。 ゼンマイバネの中心側端部を板体に固定した状態を示す平面図である。 軸管を示す斜視図である。 板体の係合穴内にピンが係合した状態を示す要部拡大断面図である。 バネカバーの係合穴内にピンが係合した状態を示す要部拡大断面図である。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、この実施例1の緩み止め機能付きナットを図面に基づいて説明する。
この緩み止め機能付きナットAは、図1〜5に示すように、ナット1と、坊城のゼンマイバネ2と、ナット1に螺合するボルト6を挿通するボルト挿通穴31を有し底面にナット1を締め付ける方向に反発力を作用させる左巻きの棒状のゼンマイバネ2を収容する円形状窪み部32を有する円盤状のバネカバー3と、中央にボルト1の螺子部直径よりは大径の軸受穴41を有しバネカバー3の窪み部32を塞ぐ円盤状の板体4と、を主な構成として備えている。
前記バネカバー3は、ナット1の底面に固定されている。
また、前記板体4は、先端開口縁部をナット1の底部側ネジ穴開口縁部に固定された軸管5に対し軸受穴41を回転自在に装着し、これにより、軸管5の下端開口縁部に備えた拡径部51で板体4の抜け落ちが阻止されている。

また、前記棒状のゼンマイバネ2の中心側端部は板体4の上面中央部に備えた固定プレート43に固定され、外周側端部にはバネカバー3と板体4の対面方向に移動可能な係合ピン21を備え、前記バネカバー3と板体4のそれぞれの対向する外周縁部に沿って係合ピン21が係合する複数の係合穴33、42が内側への切り起こしにより、切り起こし片33a、42aを残して形成されている。
そこで、図9に示すように、係合ピン21をバネカバー3側の係合穴33に差し込んだ状態で板体4を固定台等に固定し、ナット1をバネカバー3と共に反時計方向(ナット1を緩める方向)に回転させることで、棒状のゼンマイバネ2が巻き締められる。
次に、図8に示すように、バネカバー3側の係合穴33の切り起こし片33aを係合穴33内に押し込んで係合穴33に係合している係合ピン21を板体4側の係合穴42に係合させることで、棒状のゼンマイバネ2が巻き締められた状態に固定された状態になる。
なお、板体4には、固定台等に回転を阻止した状態で固定するための2つ以上の係合穴44が形成されている。
また、バネカバー3における係合穴33の裏面側には、円周状に案内溝34が形成されている。
なお、この実施例1では、バネカバー3と板体4を合成樹脂で構成することで、切り起こし片33a、42aの開閉動作がスムーズに行えるようにしている。
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
この実施例1の緩み止め機能付きナットAでは、上述のように構成されるため、この緩み止め機能付きナットAを使用するときは、締結固定する板材7等に挿通したボルト6に本案緩み止め機能付きナットAをねじ込んで締め付けていくと、板体4が板材7に強く押し付けられることで、板体4が板材7に固定される、と同時に、板体4側の係合穴42の切り起こし片42aが係合穴42内に押し込められて、係合穴42に係合した係合ピン42aがバネカバー3側の係合穴33内に係合することで、棒状のゼンマイバネ2の巻き締めによる時計方向の反発力がナット1を締め付ける方向に作用した状態になる。
以上のように、バネカバー3とバネカバー3に対し回転自在な板体2との間にナット1を締め付ける方向に反発力を作用させる左巻きの棒状のゼンマイバネ3を収容したことで、強い振動等に対しても、ナット1の緩みを阻止できるため、ナット1の緩み止め効果が極めて高いという効果が得られる。
また、係合穴33、42を切り起こしにより形成したことで、バネカバー3の係合穴33の切り起こし片33aを係合穴33内に打ち込むことにより、係合穴33内に係合した係合ピン21を板体4側の係合穴42内に簡単に移動させることができる。また、ナット1を締め込むだけで、板材7に当接した切り起こし片42aが係合穴42内に押し込まれて係合ピン21をバネカバー3側の係合穴33内に移動させることができる。
また、バネカバー3における係合穴33の裏面側には、円周状に案内溝34が形成されることで、係合ピン21の移動を案内すると共に、切り起こし片33a、42aの厚みを薄くし、これにより係合穴33、42の開閉動作をスムーズに行うことができる。
また、バネカバー3と板体4を合成樹脂で構成することで、切り起こし片33a、42aの開閉動作がスムーズに行えるようにしている。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、ゼンマイバネとして棒状のバネを例にとって説明したが、板状のバネであってもよく、その巻き数も任意である。
また、バネカバー3と板体4を合成樹脂で構成したが、その他金属等で形成することができる。
A 緩み止め機能付きナット
1 ナット
2 ゼンマイバネ
21 係合ピン
3 バネカバー
31 ボルト挿通穴
32 窪み部
33 係合穴
33a 切り起こし片
34 案内溝
4 板体
41 軸受穴
42 係合穴
42a 切り起こし片
43 固定プレート
44 係合穴
5 軸管
51 拡径部
6 ボルト
7 板材

Claims (1)

  1. ナットと、ゼンマイバネと、ナットに螺合するボルトを挿通するボルト挿通穴を有し底面にナットを締め付ける方向に反発力を作用させる左巻きの棒状ゼンマイバネを収容する円形状窪み部を有する円盤状のバネカバーと、中央にボルトの螺子部直径よりは大径の軸受穴を有しバネカバーの窪み部を塞ぐ円盤状の板体と、を主な構成として備え、
    前記バネカバーは、ナットの底面に固定され、
    前記板体は、先端開口縁部をナットの底部側ネジ穴開口縁部に固定された軸管に対し軸受穴を回転自在に装着し、軸管の下端開口縁部には板体の抜け落ちを阻止する拡径部を有し、
    前記ゼンマイバネの中心側端部は板体側に固定され、外周側端部にはバネカバーと板体の対面方向に移動可能な係合ピンを備え、
    前記バネカバーと板体のそれぞれの対向する外周縁部に沿って係合ピンが係合する複数の係合穴が切り起こしにより形成されていることを特徴とする緩み止め機能付きナット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002014702A1 (fr) * 2000-08-16 2002-02-21 Kashiraishi Inc. Dispositif de serrage
JP2006226422A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Kaoru Taneichi ナット
JP2009121577A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Satoshi Kokue 緩み止めナット装置

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