JP2020049627A - ねじ締め工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】マグネットの破損、脱落を防止するねじ締め工具の提供を目的とする。【解決手段】回転駆動源の駆動を受けて回転する駆動軸に連結可能なビットガイドと、このビットガイドに内包され、かつビットガイドと一体に回転可能に連結されたビット部と、前記ビットガイドの先端に取り付けられ、ビットガイドから突出する前記ビット部を挿通させる中空状のマグネットガイドと、このマグネットガイドに収容され、マグネットガイドを挿通するビット部を囲むように配置されたマグネットとから成ることを特徴とするねじ締め工具による。また、マグネットはマグネットガイドとビットガイドに挟持されることが好ましい。これによるとビット部とねじとの係合時にマグネットがねじの頭部と接しないためマグネットが破損し難い。また、マグネットがマグネットガイドとビットガイドに挟持されるため、軸方向の移動、脱落が生じにくい。【選択図】図1
Description
本発明は、ねじを締め付ける際に用いるねじ締め工具に関する。
ねじを締め付ける際には、ねじの駆動部に係合し、ねじに締付トルクを伝達するためのねじ締め工具が用いられる。このねじ締め工具としては、例えば特許文献1に示されるねじ締め工具が知られている。この従来のねじ締め工具はその先端にねじ7を吸着するマグネット91を有しており、ビット部92がねじ7の駆動部に係合する時、ねじ7が磁力によって吸着され、締付位置までの移動中に落下し難くなる特徴がある。
しかしながら、従来のねじ締め工具は先端部にマグネット91を固定しているため、ビット部92がねじ7の駆動部に係合する際、ねじ7の頭部がマグネット91の端面に接触する。このため、係合時の衝撃により、当該マグネット91が破損するという問題が生じていた。また、ねじ締め工具の先端部にマグネット91を固定する際に使用する接着剤の劣化等により、マグネット21が軸方向に移動、脱落する問題があった。
本発明は、従来のねじ締め工具が有していた課題を解決しようとするものであり、マグネットの破損、脱落を防止するねじ締め工具の提供を目的とする。
回転駆動源の駆動を受けて回転する駆動軸に連結可能なビットガイドと、このビットガイドに内包され、かつビットガイドと一体に回転可能に連結されたビット部と、前記ビットガイドの先端に取り付けられ、ビットガイドから突出する前記ビット部を挿通させる中空状のマグネットガイドと、このマグネットガイドに収容され、マグネットガイドを挿通するビット部を囲むように配置されたマグネットとから成ることを特徴とするねじ締め工具による。また、マグネットはマグネットガイドとビットガイドに挟持されることが好ましい。さらに、マグネットガイドは、非磁性材料で構成されていること、マグネットガイドのマグネットを挟持する部分が、薄く形成されていることが好ましい。
本発明のねじ締め工具は、マグネットがマグネットガイド内に収容されているため、ねじ締め工具先端から露出しない。このため、ビット部とねじの駆動部を係合させる時、ねじの頭部がマグネットの端面に接触せず、従来のねじ締め工具で生じていたマグネットの破損が低減する。また、マグネットガイドとビットガイドとがマグネットを挟む構造となっており、マグネットの軸線方向への移動、脱落を防止する。さらに、マグネットガイドに非磁性材料を用いることで、マグネットの磁界に影響を与え難く、ねじを強く吸着する。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1および、図2において、1はねじ締め工具であり、一端はモータ等の駆動を受けて回転する駆動軸8に螺合されている。このねじ締め工具1は、前記駆動軸8に螺合されたビットガイド2と、このビットガイド2に内包、保持され、ねじ7の駆動部に係合可能なビット部3と、前記ビットガイド2の先端に螺合された中空状のマグネットガイド4と、このマグネットガイド4に収容されるマグネット5とから構成されている。
前記ビットガイド2は、SCM415等の材料からなり、一端には前記駆動軸8と螺合するめねじが形成された穴21が形成されている。この穴21には同一軸線上に横断面六角形状の六角穴22が連通しており、この六角穴22はその外接円の直径が前記穴21の直径より小さく、かつビットガイド2の他端まで貫通するように構成されている。また、ビットガイド2の他端部には、前記マグネットガイド4が螺合するおねじ23が形成されている。
前記ビット部3は、クロムバナジウム等の材料を六角柱形状に成形して成り、その一端から三分の一程度のところに軸線と直行する方向に穴が貫通形成されており、この穴には、ピン6がその両端を突出させて圧入固定されている。
前記ビット部3の六角柱形状部分は、前記ビットガイド2の六角穴22に合致する形状であり、ここをビットガイド2の六角穴22に挿通させることで、ビット部3は、ビットガイド2と一体に回転可能に構成されている。ビット部3は、ピン6が前記ビットガイド2の穴21と六角穴22の境界にできた段部に係止することで、その先端部がビットガイド2の他端から適度に突出した状態で抜け止めされている。また、ビット部3の後端には、ビットガイド2が螺合する駆動軸8が当接しており、これにより、ビット部3のビットガイド2一端側への移動も規制するように構成されている。すなわちピン6の係止と駆動軸8による規制とにより、ビット部3はビットガイド2内で軸方向の移動を規制され保持されるようになっている。
前記マグネットガイド4は、SUS304等の非磁性材料からなり、一端には、ビットガイド2のおねじ23と螺合するめねじ41が形成されている。このめねじ41の奥には、マグネット収容部42が形成されており、ここには環状のマグネット5が収容されている。このマグネット収容部42の奥には、前記ビット部3を挿通させる穴が他端に貫通して設けられており、この穴を通じてビット部3がマグネットガイド4の他端から適度に突出するように構成されている。これにより、ビット部3がねじ7と係合可能で、かつこれらが係合すると、ねじ7の頭部がマグネットガイド4に当接可能に構成されている。
前記マグネット収容部42は、内壁を段付きにすることにより成形され、マグネット5を支持する底部43を備えている。この底部43により、ねじ7がマグネット5に接することがなくなる。また、マグネット5は、底部43とビットガイド3とに挟持される構成であり、このためマグネット5の軸方向の移動、脱落を防止することができる。
前記マグネット5は、環状の永久磁石であり、軸線方向にS極とN極が分けられる。また、マグネット5の内径は、ビット部2の外接円の直径より大きく構成されており、ビット部2がマグネット5に接せずに挿通できるように構成されている。
次に本発明に係るねじ締め工具1の作用を述べる。図2に示すように、ビット部2がねじ7の駆動部に係合すると、ねじ締め工具1の先端には、ねじ7がマグネット5の磁力で吸着保持される。これにより、ねじ7を落下させずにワークの締結位置まで移動させることができる。締付位置まで移動した後、モータの駆動によりねじ締め工具1を回転させると、ビットガイド3と一体にビット部2が回転するため、ワークにねじ7を締め付けることができる。その際、マグネットガイド4が係合時の衝撃や締結中の摩擦等からマグネット5を保護するため、マグネット5の破損が低減する。また、マグネット5は、マグネットガイド4の底部43とビットガイド2に挟持される構成となっているため、マグネット5が軸方向へ移動、脱落し難くなる。さらに、マグネット5の固定に接着材等を使用しないため、マグネット5の交換がし易くなる。
マグネットガイド4は、SUS304材等の非磁性材料で構成されており、マグネット5の磁界に影響を与えにくい。このため、マグネットガイド4越しでも、マグネット5がねじ7を吸着する力が小さくなり難く、ねじ7を落下させ難くなる。また、マグネットガイド4の外周に働く磁力を抑制でき、マグネットガイド4の外周に不要な鉄製部品等が付着することを防止できる。さらに、マグネットガイド4のねじ7との接触部分である底部43の厚みを薄く形成することで、マグネット5とねじ7の距離を近づけることができ、マグネット5にねじ7を強く吸着し、ねじ7を落下させ難くなる。なお、前記底部43の厚みは0.1mmから0.5mmの範囲であればよく、本実施形態においては0.2mmとしている。
なお、本発明に係るねじ締め工具は、前述したものに限定するものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、ビット部3は、四角柱形状に変更することや、ビット部3の先端部を十字穴付きねじと係合可能に変更すること等、使用するねじの大きさ、駆動部の形状に合わせて変更することが可能である。また、マグネット5は平板形状のものを複数個用い、これらがビット部3を囲むように配置する等、形状や配置を変更しても得られる効果は同様である。さらに、マグネットガイド4もマグネット収容部42の位置や深さを変更することや、底部43の厚さをマグネット5の磁力の強さに合わせて変更してもよい。そのうえ、マグネットガイド4は、SUS304以外の樹脂やアルミニウム等の他の非磁性材料で構成してもよく、あるいは鋼材等の磁性材料で構成してもよい。
1 ねじ締め工具
2 ビットガイド
3 ビット部
4 マグネットガイド
5 マグネット
6 ピン
7 ねじ
8 駆動軸
2 ビットガイド
3 ビット部
4 マグネットガイド
5 マグネット
6 ピン
7 ねじ
8 駆動軸
Claims (4)
- 回転駆動源の駆動を受けて回転する駆動軸に連結可能なビットガイドと、
このビットガイドに内包され、かつビットガイドと一体に回転可能に連結されたビット部と、
前記ビットガイドの先端に取り付けられ、ビットガイドから突出する前記ビット部を挿通させる中空状のマグネットガイドと、
前記マグネットガイドに収容され、マグネットガイドを挿通するビット部を囲むように配置されたマグネットと
から成ることを特徴とするねじ締め工具。 - マグネットは、マグネットガイドとビットガイドに挟持されることを特徴とする請求項1記載のねじ締め工具。
- マグネットガイドは、非磁性材料で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のねじ締め工具。
- マグネットガイドのマグネットを挟持する部分が、薄く形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のねじ締め工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184294A JP2020049627A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | ねじ締め工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184294A JP2020049627A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | ねじ締め工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020049627A true JP2020049627A (ja) | 2020-04-02 |
Family
ID=69995097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018184294A Pending JP2020049627A (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | ねじ締め工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020049627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114770063A (zh) * | 2022-04-06 | 2022-07-22 | 江苏立导科技有限公司 | 取料组件及转运装置 |
-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018184294A patent/JP2020049627A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114770063A (zh) * | 2022-04-06 | 2022-07-22 | 江苏立导科技有限公司 | 取料组件及转运装置 |
CN114770063B (zh) * | 2022-04-06 | 2023-11-28 | 江苏立导科技有限公司 | 取料组件及转运装置 |
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