JP2006226295A - ブラインドボルトおよびブラインドナット - Google Patents

ブラインドボルトおよびブラインドナット Download PDF

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Abstract

【課題】貫通する支持軸を無くし、極めて加工が簡単な構造によって係止片やナットを回転自在に支持し、かつ、破損しにくくして高い締結力が得られると共に、部品数の減少及び製造コストの低減を図ることができるブラインドボルトおよびブラインドナットを提供する。
【解決手段】軸線方向に沿って形成された長孔22の内面22aに一対の回転用凸軸23を備えたボルト本体2を有し、このボルト本体2の長孔22内において回転用凸軸23に回転自在に遊嵌される回転用凹部31を備えた係止片3を有し、この係止片3を回転方向に付勢する付勢部材4を備えており、前記係止片3は、その長手方向を前記ボルト本体2の軸線方向に直交させた状態でナット5の締め付けに応じて、前記回転用凹部31を前記回転用凸軸23から離脱させて、前記長孔22の他端側の内面22bに当接するまで移動して、ナット5と共に基礎部材Xに被締結物Yを締結するようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部や裏面に手が届かないような部材に他の部材を締結する場合に使用するブラインドボルトおよびブラインドナットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から壁の内側等のように手が入れられない場所や部材に他の部材を締結する場合にブラインドボルトやブラインドナットが用いられている。例えば、特開平11−311229号公報には、ねじ付きピンの軸線が鉛直方向を向くような状態で使用される場合でも係止片を回動させられるようにすることを目的とする発明が記載されている(特許文献1)。このねじ付きピンは、一端におねじ部を有するピン本体に支持軸を介して係止片を回動自在に軸支し、この支持軸に付勢ばねを遊嵌させてその端部を係止片および支持軸の両方に固定していることを特徴とする。そして、この付勢ばねによって係止片を常にピン本体から飛び出す方向に付勢することによりピン本体を鉛直方向に向けても使用できるようになっている。
【0003】
また、実開昭53−145060号公報には、係止片の軸が移動可能な回転係止片付きの簡易挿着ボルトが記載されている(特許文献2)。この簡易挿着ボルトは、係止用羽根とボルトの溝面にそれぞれ軸穴を形成し、これらの軸穴にスライディングボールを嵌め込み、このスライディングボールの回転移動によって係止用羽根をボルトの軸線方向に移動させられる。このため係止用羽根をボルト端部に当接するまで移動させることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−311229号公報
【特許文献2】
実開昭53−145060号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された発明においては、以下の問題がある。
(1)係止片が支持軸によって支えられる構造であるため、ナットの締め付けによる締結力を支持軸が受けるが、この支持軸は係止片やボルトに比べると強度が低く、構造上、剪断力に弱いことから、結果として大きな締結力が得られない。
(2)支持軸は破損に至らなくても曲がっただけで係止片が回転できなくなり、使用不可能になる。
(3)仮に支持軸の強度を高めるために径を太くしても、係止片の軸用貫通孔に応力が集中するため係止片の方が破損し易くなる。
(4)ボルト本体や係止片の素材は高強度で硬いため、軸用貫通孔の切削加工等、加工工程が増えると大きな負担になり製造コストがかさむ。特に、特許文献1のボルトは付勢ばねの両端部を係止片とピン本体とに連結する工程が必要であるから製造コストが一層高くなる。
【0006】
一方、特許文献2に記載された発明は以下の問題を有している。
(1)スライディングボールがボルトの軸穴から離脱しない構成であるため、係止用羽根が移動する距離分の長い軸穴をボルト溝の両側面に穿孔しなければならず、単に加工工程が増えて製造コストが増大してしまうことはもとより、このような切削加工が増えれば増える程、ボルト強度が低下してしまう。
(2)スライディングボールをボルトの軸穴に嵌入させるため、ボルトの一端を完全に二股に分割しなければならず、また、ボルトのほぼ全長に渡って摺動溝を形成し、その側面に長尺状の軸穴を形成しているため、ボルト強度の低下およびコスト増の問題はさらに深刻化する。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、貫通する支持軸を無くし、極めて加工が簡単な構造によって係止片やナットを回転自在に支持し、かつ、破損しにくくして高い締結力が得られると共に、部品数の減少及び製造コストの低減を図ることができるブラインドボルトおよびブラインドナットを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るブラインドボルトの特徴は、一端におねじ部を有し、他端にその軸線方向に沿って長孔が形成され、その長孔の軸線方向に沿う内面の対向位置に一対の回転用凸軸が形成されたボルト本体と、前記回転用凸軸に回転自在に遊嵌される回転用凹部が両側面に形成され、一端に付勢部材により押されて回転を生じさせるための回転用傾斜面が設けられ、その長手方向を前記ボルト本体の軸線方向に一致させた場合に前記長孔内に収容される係止片と、前記長孔の他端側の内面に取り付けられ、前記回転用傾斜面に当接して前記係止片を回転方向に付勢する付勢部材とから構成されており、1対の前記回転用凸軸は、長孔内に係止片を収容してその回転用凹部に対応する前記ボルト本体の外周面を両方向からプレス加工することにより形成し、前記係止片は、その長辺方向を前記ボルト本体の軸線方向に直交させた状態でナットの締め付けにより締結物から押動力を受けた場合、前記回転用凹部を1対の回転用凸軸から離脱させて、前記長孔の他端側の内面に当接するまで移動するようになっている点にある。
【0009】
また、本発明では、係止片が移動する間も回転用凸軸によって支持されるようにするため、係止片の移動終端にある長孔内面から回転用凸軸までの距離は、その係止片の短辺長さ以下に設定されていることが好ましい。
【0010】
また、本発明に係るブラインドボルトの特徴は、一端におねじ部を有し、他端にその軸線方向に沿って長孔を形成したボルト本体と、このボルト本体の軸線方向にその長辺方向を一致させた場合に前記長孔内に収容される係止片とを有しており、この係止片の長辺の縁部には、長孔の幅方向に対して両外側に突出された1対の回転用突起が形成されており、これら回転用突起が形成された長辺に対して反対側の長辺縁部には、前記回転用突起から長辺方向に所定の間隔を隔てて、長孔の幅方向に対して両外側に突出された1対の脱落防止用突起が形成されており、前記ボルト本体に形成した長孔の2つの開口部のうち、一方の開口部における軸線方向に沿った開口縁部の対向位置には、前記回転用突起を収容すると共に回転動作を支持する1対の回転支持溝が形成されており、他方の開口部における軸線方向に沿った開口縁部の対向位置には、前記脱落防止用突起を収容するための収容溝が形成されている点にある。
【0011】
また、本発明では、係止片の長辺方向をボルト本体の軸線方向に対して直交させるために、前記係止片の回転用突起と脱落防止用突起との長辺方向の距離は、前記ボルト本体に形成した長孔の2つの開口部間の距離以上に形成されていることが好ましい。
【0012】
さらに、本発明では、長孔内で係止片をスムーズに回転させるために、前記ボルト本体の回転支持溝は、係止片を長孔内に収容した際に回転用突起が接触する位置から軸線方向に沿って収容溝側に延びる長尺状に形成されていることが好ましい。
【0013】
また、本発明に係るブラインドナットの特徴は、略中央部位に貫通しためねじ孔が形成されたナット本体と、ボルト挿通孔が形成されたフランジ部から直角方向に一対のアーム部を平行に延出させ、これらアーム部の長手方向に前記ナット本体の長辺方向を一致させた場合にそれらアーム部間に前記ナット本体が収容されるナット枠体とを有しており、このナット本体の長辺の縁部には、前記アーム部に直交する方向にこれらアーム部に係止する長さまで突出された1対の回転用突起が形成されており、これら回転用突起が形成された長辺に対して反対側の長辺縁部には、前記回転用突起から長辺方向に所定の間隔を隔てて、前記アーム部に直交する方向にこれらアーム部に係止する長さまで突出された1対の脱落防止用突起が形成されており、このナット本体の長辺方向を前記ナット枠体のアーム部の長手方向に一致させて収容した場合に、前記回転用突起が当接する各アーム部の縁部位置には、前記回転用突起を収容すると共に回転動作を支持する1対の回転支持溝が形成されており、前記脱落防止用突起が当接する各アーム部の縁部位置には、前記脱落防止用突起を収容するための収容溝が形成されている点にある。
【0014】
また、本発明では、ナット本体の長辺方向をナット枠体の軸線方向に対して直交させるために、前記ナット本体の回転用突起と脱落防止用突起との長辺方向の距離をナット枠体のアーム部の幅よりも大きく形成されていることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態であるブラインドボルト1を示す斜視図であり、図2は正面図、図3は平面図、図4は底面図、図5は図1のA−A断面図である。図1乃至図5に示すように、本第1実施形態のブラインドボルト1は、一端におねじ部21が形成され、他端にその軸線方向に沿って長孔22が形成されたボルト本体2を有し、この長孔22内に締結物Xを係止する係止片3が回転自在に保持され、この係止片3が付勢部材4によって回転してボルト本体2から突出する方向に付勢されている。また、ボルト本体2のおねじ部21にはワッシャ6を介してナット5が螺合され、このナット5と前記係止片3とによって締結物Xである締結物Xに被締結物Yを締結するようになっている。
【0016】
本第1実施形態の各構成部についてより詳細に説明すると、ボルト本体2の長孔22には、軸線方向に沿った内面22aの対向位置に一対の回転用凸軸23,23がプレス加工により突出形成されている。また、係止片3は、図6乃至図8に示すように、略直方体形状に形成され、その両側面に回転用凸軸23,23を遊嵌させるための回転用凹部31,31が形成されている。回転用凸軸23,23は、係止片3を長孔22内に収容した状態で、その回転用凹部31,31に対応するボルト本体2の外周面を両方向からプレスして回転用凹部31,31内に回転用凸軸23,23を遊嵌し、係止片3を回転可能に支持するようになっている。また、回転用凸軸23,23は、回転用凹部31,31内にあまり深くまで嵌まっているのではなく、係止片3に軸線方向の力が作用すると回転用凸軸23,23から離脱し得る程度に進入している。これにより、ナット5の締め付けにより締結物Xから押動力を受けた場合、回転用凹部31,31を回転用凸軸23,23から離脱させて、長孔22の端部側内面22bに当接するまで移動するようになっている。
【0017】
また、係止片3は、ボルト本体2に収容されて締結物Xの下穴hに挿入されるため、図9に示すように、その長手方向をボルト本体2の軸線方向に一致させると、長孔22内に完全に収容される大きさに形成されている。また、係止片3は、長手方向をボルト本体2の軸線方向に直交させた場合に、その長手方向の両端部がボルト本体2の外周面から突出する大きさに形成されており、この係止片3の長辺L1(図6参照)以上の長さを備えた長孔22が形成されている。
【0018】
また、回転用凸軸23,23の形成位置は、回転用凹部31,31が回転用凸軸23,23から離脱しても係止片3が落下せずに移動できるようにするため、回転用凸軸23,23によって係止片3の両側面が支持されることが好ましい。そこで、本実施形態では、回転用凸軸23,23から係止片3が当接する長孔22の内面22bまでの距離が、その係止片3の短辺長さL2以下となるように位置決めされている。
【0019】
一方、図1および図6に示すように、係止片3の一端には、板状ばね4により押されて回転を生じさせるための回転用傾斜面32が形成されており、図5に示すように、この回転用傾斜面32に当接して係止片3に回転力を付与する板状ばね4が、ボルト本体2の長孔22内の端部に固定されている。この板状ばね4は、図4および図5に示すように、ボルト本体2の端部に軸線方向に沿って形成されたばね固定用溝24内にそのばねの一端を嵌め入れ、溝の開口縁部をポンチ加工により突出させて固定されている。そして、板状ばね4の他端は、係止片3の回転用傾斜面32に当接し、係止片3の両端部がボルト本体2の長孔22から突出するように付勢する。この板状ばね4は、係止片3の回転用凹部31,31が回転用凸軸23,23から離脱した際に、係止片3を締結物Xに押し付けるように付勢して落下を防止する役割も果たし得る。なお、図4および図5に示すように、ボルト本体2の長孔22には、係止片3の回転を所定の位置で止める回転ストッパー25が設けられている。この回転ストッパー25は、長孔22の開口縁部を内側に延出させて形成されており、この回転ストッパー25に係止片3が当接することで回転を規制する。
【0020】
また、図6および図7に示すように、係止片3が回転して締結物Xに当接する面には、その長辺の縁部を締結物X側に突出させた共回り防止用エッジ33が形成されている。この共回り防止用エッジ33は、ナット5によって締め付けられたときに締結物Xの当接面に食い込み、ブラインドボルト1が一緒に回ってしまうのを防止する。
【0021】
つぎに、このような構成を備えた本第1実施形態におけるブラインドボルト1の作用について図10を参照しつつ説明する。
【0022】
図10に示すように、本ブラインドボルト1によって、内部に手が届かない締結物Xに被締結物Yを締結させる場合、まず、締結物Xおよび被締結物Yを連通する下穴hを穿孔する。この穴径は本体ボルト2の外径よりわずかに大きく形成する。つぎに、係止片3を板状ばね4の付勢力に対抗しながらその長辺方向をボルト本体2の軸線方向に一致させて長孔22内に収容する。この状態で下穴hに挿入することにより、図10の(a)および(b)に示すように、ボルト本体2を下穴hに挿通して係止片3を締結物Xの内部に配置する。
【0023】
係止片3は、板状ばね4によってその回転用傾斜面32を付勢されて回転し、その長辺方向がボルト本体2の軸線方向に直交する位置まで回転すると、回転ストッパー25に当接して停止する。このとき係止片3は、図10(b)に示すように、その長手方向の両端部を長孔22内から突出させている。その後、ボルト本体2を嵌入した方向と逆方向に引き寄せ、係止片3を締結物Xの内壁面に当接させる(図10(c)参照)。そして、図10の(d)に示すように、ワッシャ6をおねじ部21側から被締結物Yに当接させてナット5を締め付ける。このナット5の締め付けの際、回転トルクによってボルト本体2が周方向の回転力を受けるが、共回り防止用エッジ33が、被締結部である締結物Xの内壁面に食い込んで回転を抑止し、共回りを防止する。
【0024】
さらにナット5を強く締め付けると、係止片3に対して、被締結物Yおよび締結物Xを介して軸線方向への押動力が付与される。この押動力によって回転用凸軸23,23と回転用凹部31,31との遊嵌状態が解除され、前記係止片3が回転用凸軸23,23から離脱して長孔22内を挿入側端部方向へ移動する。このとき係止片3はその両側面を回転用凸軸23,23に狭持されながらナット5の締め付けに合わせて摺動する。この係止片3は長孔22の端部側の内面22bに当接して停止し、この位置においてさらにナット5が締め付けられることにより、被締結物Yを締結物Xに締結する。
【0025】
以上のような本第1実施形態によれば、係止片3が板状ばね4によって常に周方向に付勢されているため、ブラインドボルト1をいかなる方向に挿入しても係止片3が飛び出して締結物Xに被締結物Yを係止させられる。また、係止片3を貫通する支持軸を使用せず、プレス加工によって形成する回転用凸軸23,23によって軸支するため、部品数が減らせるし、軸を挿通するための切削加工が不要となるため製造コストを低減できる。
【0026】
また、ナット5とともに被締結物Yを締結する場合、係止片3の支持軸で保持するのではなく、係止片3が移動して長孔22の端部側内面22bで受けるようになっているため、軸が破損するおそれがないし、極めて高い締結力を得ることができる。
【0027】
さらに、係止片3が締結物Xに当接する面には、共回り防止用エッジ33が形成されているため、ボルト本体2を押さえていなくても共回りを防止でき、片手でも作業できるというメリットがある。
【0028】
なお、本発明に係るブラインドボルト1は、前述した第1実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
【0029】
例えば、係止片3の回転用凹部31,31を回転用凸軸23,23から離脱させて前記係止片3を移動させる際、その係止片3の両側面を前記回転用凸軸23,23に摺動させながら落下しないように移動させている。そこで、図11に示すように、係止片3の両側面に、回転用凸軸23,23を摺動方向に案内するための凸軸案内溝34,34を形成してもよい。この凸軸案内溝34,34は、回転用凹部31,31から短辺に平行に一方の長辺若しくはその長辺近傍にまで形成されている。これにより、係止片3は、回転用凸軸23,23を凸軸案内溝34,34に案内するようにして所望の位置へ移動できる。
【0030】
また、図12に示すように、係止片3の回転用傾斜面32を形成する場合、板状ばね4の幅に合わせて溝を形成し、その溝の底面を傾斜させて回転用傾斜面32としてもよい。これによれば、板ばね4の付勢力を確実に係止片3に伝えられる。
【0031】
つぎに、本発明の第2の実施形態としてのブラインドボルトを図13および図14を参照しつつ説明する。なお、本第2実施形態の構成のうち、前述した第1実施形態の構成と同一若しくは相当する構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0032】
本第2実施形態におけるブラインドボルト1Aの特徴は、共回り防止策として、共回り防止ワッシャ7を用いる点にある。この共回り防止ワッシャ7は、その内周縁部に中心方向へプレス加工により突出された共回り防止突起7aが形成されているとともに、この共回り防止突起7aを嵌入させるための共回り防止溝26がボルト本体2のおねじ部21に軸線方向に沿って形成されている。
【0033】
そして、共回り防止ワッシャ7をナット5と被締結物Yとの間に介在させる場合、共回り防止突起7aを共回り防止溝26に嵌入させておく。これにより、ボルト本体2がナット5の回転に連れて回転しようとしても、前記共回り防止溝26が前記共回り防止突起7aに当接してその回転が抑制される。つまり、ナット5をねじ込む際に、共回り防止溝26に共回り防止突起7aを嵌めて共回り防止ワッシャ7を手で軽く保持すればよいし、ねじ込みが進めば、共回り防止ワッシャ7がナット5と被締結物Yとによって狭持されて回転しなくなり、共回りを防止することができる。このため、別途、ボルト本体2をドライバー等の治具により制止する必要がない。
【0034】
つぎに、本発明の第3の実施形態としてのブラインドボルト1Bを図15から図21を参照しつつ説明する。なお、本第3実施形態の構成のうち、前述した各実施形態の構成と同一若しくは相当する構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0035】
本第3実施形態におけるブラインドボルト1Bの特徴は、係止片3を回転させる軸を無くし、溝に突起を乗せて回転させる構成にした点にある。また、締結物Xと被締結物Yとの間に隙間が存在する場合、ばね等により係止片3が常に外方に突出する付勢力を受けていると、その隙間に挟まって挿入できなくなるおそれがある。本第3実施形態ではこの問題も解消することを目的としている。
【0036】
本第3実施形態の各構成部についてより詳細に説明すると、図15から図17に示すように、ボルト本体2の長孔22には、一方の開口部における軸線方向に沿った開口縁部の対向位置に1対の回転支持溝27,27が形成されている。また、係止片3は、略直方体形状に形成され、その長辺の縁部には、回転支持溝27,27に収容される1対の回転用突起35,35がプレス加工により形成されている。このため係止片3には浅いプレス穴35aが形成される。前記回転用突起35,35は、係止片3を長孔22内に収容した状態で、回転支持溝27,27に収容されるように長孔22の幅方向に対して両外側に突出される。これにより、回転用突起35,35は、回転支持溝27,27内に収容されるとともに、回転支持される。また、回転用突起35,35は、係止片3の長辺方向において中心から偏心した位置に形成されている。これにより、係止片3は自重によりその長辺方向を軸線方向と異ならせるように回転するようになっている。もちろん、係止片3が自重により回転しさえすれば、回転用突起35,35を係止片3の長辺方向の中央に形成してもよい。
【0037】
また、係止片3は、図18および図19に示すように、回転用突起35,35が形成された長辺に対して反対側の長辺縁部に脱落防止用突起36,36が形成されている。この脱落防止用突起36,36は、係止片3が回転用突起35,35が形成された側に長孔22から外れて落下してしまうのを防止するものであり、長孔の幅方向に対して両外側に突出され、長孔22に係止する長さまでプレス加工により形成される。このため係止片3には浅いプレス穴36aが形成される。一方、ボルト本体2には、係止片3が長孔22内に収容された状態で、脱落防止用突起36,36を収容するための収容溝28,28が形成されている。このとき、脱落防止用突起36,36は、回転用突起35,35から長辺方向に所定の間隔を隔てて形成されており、本第3実施形態では、図20に示すように、回転用突起35,35と脱落防止用突起36,36の長辺方向の距離は、長孔22の深さ、すなわち2つの開口部間の距離以上隔てて形成されている。これにより、係止片3がボルト本体2から脱落しなくなることはもとより、係止片3の長辺方向をボルト本体2の軸線方向と異ならせた状態で、締結物Xから押動力を受けた場合、その長辺方向がボルト本体2の軸線方向と直交する状態まで回転させられる。
【0038】
また、長孔22の軸線方向長さは短い方がボルト強度およびコストの点から好ましい。そこで、図15、図16および図20に示すように、長孔22の端部側内面22bに対向する係止片3の角部を直線状に面取りした回転用面取部37を形成している。これにより、係止片3が回転用突起35,35の回りに回転する際、長孔22の端部側内面22bに当接して停止することはなく、係止片3の回転動作は妨害されない。すなわち、回転用面取部37を形成しない場合に比べて、長孔22の軸線方向長さを短縮させられる。
【0039】
さらに、長孔22の軸線方向長さを短縮化するため、本実施形態では、回転支持溝27,27から長孔22の端部側内面22bまでの軸線方向の距離が、係止片3の短辺長さL2以下に設定されているとともに、回転支持溝27,27から回転用突起35,35をスムーズに離脱させるための離脱用傾斜面29が形成されている。これにより、締結物Xから押動力を受けた場合、回転用突起35,35を回転支持溝27,27から離脱させつつ係止片3を回転させるので、長孔22の軸線方向長さをより一層短縮化させられる。
【0040】
つぎに、このような構成を備えた本第3実施形態におけるブラインドボルト1Bの作用について図21を参照しつつ説明する。
【0041】
本第3実施形態のブラインドボルト1Bによって、内部に手が届かない締結物Xに被締結物Yを締結させる場合、まず、締結物Xおよび被締結物Yを連通するように下穴hを穿孔する。つぎに、ボルト本体2の収容溝28,28を上方に向けてここに係止片3の脱落防止用突起36,36を収容するとともに、下方の回転支持溝27,27には回転用突起35,35が収容され、その長辺方向をボルト本体2の軸線方向に一致させる。このとき、係止片3の収納溝28,28側の端部が長孔22のおねじ部21側の端部内面に当接して係止されるので、係止片3は回転しない。これにより、図21(a)に示すように、係止片3を長孔22の内部に完全に収容したまま、ボルト本体2を下穴hに挿通して係止片3を締結物Xの内部に配置する。
【0042】
つぎに、回転支持溝27,27が上方に来るようにボルト本体2を軸心回りに約180°回転させる。これにより、係止片3は回転支持溝27,27内の回転用突起35,35を回転中心として自重により回転する(図21(b))し、その長辺方向の両端部を長孔22内から突出させる。
【0043】
このようにボルト本体2の長孔22から突出した係止片3に対し、図21(c)に示すように、ボルト本体2を嵌入した方向と逆方向に引き寄せることにより、締結物Xの内壁面が係止片3に当接し、軸線方向へ押す。この押動力により、係止片3はその長辺方向が軸線方向と直交するように回転する。この際、回転用突起35,35は離脱用傾斜面29に沿って回転支持溝27,27からスライドし離脱する。そして、ナット5を締め付けて、図21(d)に示すように、係止片3とワッシャ6との間において被締結物Yを締結物Xに締結する。
【0044】
以上のような本第3実施形態によれば、係止片3を回転させる軸を無くし、回転支持溝27,27に回転用突起35,35を乗せて回転させる構成にしたので、部品数が減らせるし、軸を挿通するための切削加工も不要となるため製造速度および製造コストを低減できる。また、ボルト本体2および係止片3を下穴hに挿入する際、係止片3が長孔22の内部に収容された状態を保持できるため、締結物Xと被締結物Yの間に隙間が存在している場合でも、係止片3がその隙間に挟まってしまうおそれがない。
【0045】
なお、本発明に係るブラインドボルト1Bは、前述した第3実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、脱落防止用突起36,36を形成しない代わりに、下穴hに挿入する際に係止片3の両側面を水平な状態にしながら挿入し、係止片3を長孔22内に収容した状態を保持するようにしてもよい。
【0046】
また、回転用突起35,35と脱落防止用突起36,36の形成位置を交換してもよい。但し、この場合には回転後の係止片3の位置がおねじ部21に近くなるため、締結できる物の厚さが小さくなってしまう。
【0047】
つぎに、本発明の第4の実施形態としてのブラインドボルト1Cを図22から図28を参照しつつ説明する。なお、本第4実施形態の構成のうち、前述した各実施形態の構成と同一若しくは相当する構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0048】
本第4実施形態におけるブラインドボルト1Cの特徴は、前述した第3実施形態の特徴に加えて、長孔22の先端側内面22bに段差部8を形成し、係止片3による締結位置をおねじ部21側に設定して、ナット5の頭からボルト本体2のおねじ部21ができるだけ突出しない構成を備えている点にある。図27に示すように、この段差部8は、長孔22内の先端側の端部内面22bにおいて軸線から下方側に形成されている。一方、係止片3は、長孔22内に収容される必要があるから、段差部8に合致する形状に形成されている。図22および図27に示すように、係止片3には、前記段差部8に対応する位置が除去されており、軸線方向において段差部8と対向する面に回転し易くするための湾曲面38が形成されている。
【0049】
また、第2実施形態と同様、係止片3には回転用突起35,35および脱落防止用突起36,36がそれぞれ形成されており、これらに対向するボルト本体2の位置には回転支持溝27,27および収容溝28,28がそれぞれ形成されている。そして、係止片3が回転する際に、その湾曲面38が段差部8に当接して円滑な回転を阻害しやすいため、回転支持溝27,27は、回転用突起35,35を軸線方向にスライドさせるように軸線方向に沿って長尺状に形成されている。具体的には、長孔22内に収容した係止片3の回転用突起36が接触する位置から軸線方向に沿っておねじ部21側、つまり収容溝28,28側にスライドするように長く形成されている。
【0050】
つぎに、このような構成を備えた本第4実施形態におけるブラインドボルト1Cの作用について図28を参照しつつ説明する。
【0051】
本第4実施形態のブラインドボルト1Cによって、内部に手が届かない締結物Xに被締結物Yを締結させる場合、まず、図28(a)に示すように、係止片3を長孔22内に完全に収容し、ボルト本体2を下穴hに挿通して係止片3を締結物Xの内部に配置する。
【0052】
つぎに、図28(b)に示すように、回転支持溝27,27が上方に来るようにボルト本体2を軸心回りに約180°回転させると、係止片3は回転用突起35,35を中心にして回転する。このとき、係止片3の回転支持溝27,27が回転支持溝27,27に沿って軸線方向にスライドし、係止片3の湾曲面38を段差部8に摺動させながら回転し、両端部を長孔22内から突出させる。そして、ボルト本体2を挿入した方向と逆方向に引き寄せ、締結物Xの内壁面によって係止片3を押動し、この押動力により、係止片3をその長辺方向が軸線方向と直交するように回転させる。これにより、図28(c)に示すように、係止片3は、その長辺方向がボルト本体2の軸線方向に直交し、かつ、段差部8に当接する。そして、図28(d)に示すように、ナット5を締め付けることで被締結物Yを締結物Xに締結する。
【0053】
以上のような本第4実施形態によれば、第3実施形態の効果に加えて、係止片3が長孔22内の段差部8に当接した位置で締結物Xと被締結物Yを締結するようになっているため、段差部8の軸線方向の長さ分だけボルト本体2を締結物Xの内側に挿入できる。言い換えると、ナット5から突出しているおねじ部21が短くできる。したがって、飛び出ているおねじ部21で怪我をするのを防止できるし、外観も美しい。
【0054】
つぎに、本発明の第5の実施形態としてのブラインドナット11を図29から図35を参照しつつ説明する。
【0055】
本第5実施形態におけるブラインドナット11の特徴は、ナット本体12を回転させる軸を無くし、溝に突起を乗せて回転させる構成にした点にある。また、締結物Xと被締結物Yとの間に隙間が存在する場合、ばね等によりナット本体12が常に突出する付勢力を受けていると、その隙間に挟まるおそれがある。本第5実施形態ではこの問題も解消することを目的としている。
【0056】
図29に示すように、本第5実施形態のブラインドナット11は、略中央部位に貫通しためねじ孔121が形成されたナット本体12と、ボルト挿通孔131aが形成されたフランジ部131から直角方向に一対のアーム部132,132を平行に延出させて前記ナット本体12を収容するナット枠体13とを有している。
【0057】
図29から図31に示すように、ナット本体12は、略直方体形状に形成され、その長辺の縁部には、1対の回転用突起122,122がプレス加工により形成されている。これら回転用突起122,122は、ナット本体12の長辺方向をアーム部132,132の長手方向に一致させて収容した場合に、アーム部132,132に引っ掛かるように両外側に突出されている。一方、ナット枠体13には、ナット本体12を1対の各アーム部132,132間に収容した際に、回転用突起122,122が当接するアーム部132,132の上縁部に1対の回転支持溝133,133が形成されており、回転用突起122,122を収容するとともに、回転支持するようになっている。
【0058】
また、回転用突起122,122は、ナット本体12の長辺方向において偏心した位置に形成されている。これにより、ナット本体12は自重によりアーム部132,132間で回転するようになっている。もちろん、ナット本体12が自重により回転しさえすれば、回転用突起122,122をナット本体12の長辺方向の中央に形成してもよい。
【0059】
また、ナット本体12は、図30および図32に示すように、回転用突起122,122が形成された長辺に対して反対側の長辺縁部に脱落防止用突起123,123が形成されている。この脱落防止用突起123,123は、アーム部132,132に直交する方向に対して両外側に突出され、アーム部132,132に係止する長さまでプレス加工により形成される。一方、ナット枠体13には、ナット本体12がアーム部132,132間に収容された状態で、脱落防止用突起123,123を収容するための収容溝134,134が形成されている。このとき、脱落防止用突起123,123は、回転用突起122,122から長辺方向に所定の間隔を隔てて形成されており、本第5実施形態では、図30に示すように、回転用突起122,122と脱落防止用突起123,123の長辺方向の距離は、アーム部132,132の幅の長さ以上を隔てて形成されている。これにより、ナット本体12がナット枠体13のアーム部132,132から脱落しないことはもとより、ナット本体12の長辺方向をアーム部132,132に対して直交させられる。
【0060】
また、図29に示すように、ナット枠体13におけるアーム部132,132の先端側には、円形枠135がナット本体12のめねじ孔121に対向するように形成されている。この円形枠135には、その略中央部位にボルト挿通孔131bが形成されており、これらボルト挿通孔131a,131bの中心を結ぶ線がアーム部132,132の長手方向と一致するように形成されている。一方、ナット本体12に貫通されためねじ孔121は、図34に示すように、ナット本体12が回転用突起122,122によってアーム部132,132に対して直交したとき、フランジ部131および円形枠135の各ボルト挿通孔131a,131bの中心と略一直線線上に配置されるよう設定される。これにより、フランジ部131のボルト挿通孔131aからボルト14を挿入すると、ナット本体12のめねじ孔121に挿入される。また、図34に示すように、めねじ孔121には、ボルト14の挿入口側にめねじが形成されていないボルト誘導孔124が形成されている。このボルト誘導孔124は、挿入されたボルト14をめねじ孔121内に誘導して容易に螺合させる。
【0061】
つぎに、このような構成を備えた本第5実施形態におけるブラインドナット11の作用について図35を参照しつつ説明する。
【0062】
本第5実施形態のブラインドナット11によって、内部に手が届かない締結物Xに被締結物Yを締結させる場合、まず、締結物Xおよび被締結物Yを連通するように下穴hを穿孔する。つぎに、アーム部132,132が上下に位置するようにナット枠体13を支持した状態で、アーム部132,132間にナット本体12を収容し、その長辺方向をナット枠体13の軸線方向に一致させる。このとき、ナット本体12の回転用突起122,122および脱落防止用突起123,123は、ナット枠体13の回転支持溝133,133および収容溝134,134にそれぞれ収容されている。また、ナット本体12は、下方のアーム部132の上面に載置されるので回転してしまうことがない。これにより、図35(a)に示すように、ナット本体12をアーム部132,132間に完全に収容したまま、ナット枠体13を下穴hに挿通してナット本体12を締結物Xの内部に配置する。
【0063】
つぎに、回転支持溝133,133が上方になるようにナット枠体13を軸心回りに約90°回転させる。これにより、ナット本体12は、図35(b)に示すように、自重により回転用突起122,122を中心にして回転し、その長辺方向の両端部をアーム部132,132の幅方向から突出させる。
【0064】
このようにナット本体12が係止可能位置まで回転した後、図35(c)に示すように、ボルト14をフランジ部131のボルト挿通孔131aから挿入すると、ナット本体12ではボルト誘導孔124が挿入されたボルト14の先端をめねじ孔121に誘導する。さらにボルト14をめねじ孔121にねじ込むと、ナット本体12はその長辺方向がアーム部132,132の長手方向と直交するように回転する。この状態で、さらにボルト14をねじ込むことによりナット本体12を締結物Xの内壁面に当接するように引き寄せ、図35(d)に示すように、被締結物Yを締結物Xに締結する。
【0065】
以上のような本第5実施形態によれば、ナット本体12を回転させる軸を無くし、回転支持溝133,133に回転用突起122,122を収容しながら回転支持させる構成にしたので、部品数が減らせるし、軸を挿通するための切削が不要となるため製造コストを低減できる。また、ナット枠体13およびナット本体12を下穴hに挿入する際、ナット本体12がアーム部132,132間に収容された状態を保持するため、締結物Xと被締結物Yの隙間の間隔が広い場合でも、ナット本体12がその隙間に挟まってしまうおそれがない。
【0066】
なお、本発明に係るブラインドナット11は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、貫通する支持軸を無くし、極めて加工が簡単な構造によって係止片やナットを回転自在に支持し、かつ、破損しにくくして高い締結力が得られると共に、部品数の減少及び製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るブラインドボルトの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】 本第1実施形態のブラインドボルトの正面図である。
【図3】 本第1実施形態のブラインドボルトの平面図である。
【図4】 本第1実施形態のブラインドボルトの底面図である。
【図5】 図1のA−A線における断面図である。
【図6】 本第1実施形態のブラインドボルトにおける係止片を示す正面図である。
【図7】 図6のB−B線における断面図である。
【図8】 図2のC−C線における断面図である。
【図9】 本第1実施形態のブラインドボルトにおける係止片を長孔内に収容した状態を示す正面図である。
【図10】 本第1実施形態のブラインドボルトの使用方法を示す説明図である。
【図11】 本第1実施形態における係止片の他の実施例を示す正面図である。
【図12】 本第1実施形態における係止片の他のの実施例を示す斜視図である。
【図13】 本発明に係るブラインドボルトの第2実施形態を示す底面図である。
【図14】 本第2実施形態における共回り防止ワッシャを示す(a)正面図、(b)側面図である。
【図15】 本発明に係るブラインドボルトの第3実施形態を示す斜視図である。
【図16】 本第3実施形態のブラインドボルトの正面図である。
【図17】 本第3実施形態のブラインドボルトの平面図である。
【図18】 本第3実施形態のブラインドボルトの底面図である。
【図19】 本第3実施形態のブラインドボルトの左側面図である。
【図20】 図19のD−D線における断面図である。
【図21】 本第3実施形態のブラインドボルトの使用方法を示す説明図である。
【図22】 本発明に係るブラインドボルトの第4実施形態を示す斜視図である。
【図23】 本第4実施形態のブラインドボルトの正面図である。
【図24】 本第4実施形態のブラインドボルトの平面図である。
【図25】 本第4実施形態のブラインドボルトの底面図である。
【図26】 本第4実施形態のブラインドボルトの左側面図である。
【図27】 図26のE−E線における断面図である。
【図28】 本第4実施形態のブラインドボルトの使用方法を示す説明図である。
【図29】 本発明に係るブラインドナットの第5実施形態を示す斜視図である。
【図30】 本第5実施形態のブラインドナットの正面図である。
【図31】 本第5実施形態のブラインドナットの平面図である。
【図32】 本第5実施形態のブラインドナットの底面図である。
【図33】 本第5実施形態のブラインドナットの左側面図である。
【図34】 図33のF−F線における断面図である。
【図35】 本第5実施形態のブラインドナットの使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C ブラインドボルト
2 ボルト本体
3 係止片
4 ブラインドボルトの付勢部材(板状ばね)
5 ナット
6 ワッシャ
7 共回り防止ワッシャ
7a 共回り防止突起
8 段差部
11 ブラインドナット
12 ナット本体
13 ナット枠体
14 ボルト
21 おねじ部
22 長孔
22a 長孔の軸線方向に沿った内面
22b 長孔の端部側内面
23 回転用凸軸
24 ばね固定用溝
25 回転ストッパー
26 共回り防止溝
27 回転支持溝
28 収容溝
29 離脱用傾斜面
31 回転用凹部
32 回転用傾斜面
33 共回り防止用エッジ
34 凸軸案内溝
35 回転用突起
35a プレス穴
36 脱落防止用突起
36a プレス穴
37 回転用面取部
38 湾曲面
121 めねじ孔
122 回転用突起
123 脱落防止用突起
124 ボルト誘導孔
131 フランジ部
131a,131b ボルト挿通孔
132 アーム部
133 回転支持溝
134 収容溝
135 円形枠
L1 係止片の長辺長さ
L2 係止片の短辺長さ
X 締結物
Y 被締結物
h 下穴

Claims (7)

  1. 一端におねじ部を有し、他端にその軸線方向に沿って長孔が形成され、その長孔の軸線方向に沿う内面の対向位置に一対の回転用凸軸が形成されたボルト本体と、
    前記回転用凸軸に回転自在に遊嵌される回転用凹部が両側面に形成され、一端に付勢部材により押されて回転を生じさせるための回転用傾斜面が設けられ、その長手方向を前記ボルト本体の軸線方向に一致させた場合に前記長孔内に収容される係止片と、
    前記長孔の他端側の内面に取り付けられ、前記回転用傾斜面に当接して前記係止片を回転方向に付勢する付勢部材とから構成されており、
    1対の前記回転用凸軸は、長孔内に係止片を収容してその回転用凹部に対応する前記ボルト本体の外周面を両方向からプレス加工することにより形成し、
    前記係止片は、その長辺方向を前記ボルト本体の軸線方向に直交させた状態でナットの締め付けにより締結物から押動力を受けた場合、前記回転用凹部を1対の回転用凸軸から離脱させて、前記長孔の他端側の内面に当接するまで移動することを特徴とするブラインドボルト。
  2. 請求項1において、係止片が移動することにより当接する長孔の他端内面から回転用凸軸までの距離は、その係止片の短辺長さ以下に設定されていることを特徴とするブラインドボルト。
  3. 一端におねじ部を有し、他端にその軸線方向に沿って長孔を形成したボルト本体と、このボルト本体の軸線方向にその長辺方向を一致させた場合に前記長孔内に収容される係止片とを有しており、
    この係止片の長辺の縁部には、長孔の幅方向に対して両外側に突出された1対の回転用突起が形成されており、これら回転用突起が形成された長辺に対して反対側の長辺縁部には、前記回転用突起から長辺方向に所定の間隔を隔てて、長孔の幅方向に対して両外側に突出された1対の脱落防止用突起が形成されており、前記ボルト本体に形成した長孔の2つの開口部のうち、一方の開口部における軸線方向に沿った開口縁部の対向位置には、前記回転用突起を収容すると共に回転動作を支持する1対の回転支持溝が形成されており、他方の開口部における軸線方向に沿った開口縁部の対向位置には、前記脱落防止用突起を収容するための収容溝が形成されていることを特徴とするブラインドボルト。
  4. 請求項3において、前記係止片の回転用突起と脱落防止用突起との長辺方向の距離は、前記ボルト本体に形成した長孔の2つの開口部間の距離以上に形成されていることを特徴とするブラインドボルト。
  5. 請求項3または請求項4において、前記ボルト本体の回転支持溝は、係止片を長孔内に収容した際に回転用突起が接触する位置から軸線方向に沿って収容溝側に延びる長尺状に形成されていることを特徴とするブラインドボルト。
  6. 略中央部位に貫通しためねじ孔が形成されたナット本体と、ボルト挿通孔が形成されたフランジ部から直角方向に一対のアーム部を平行に延出させ、これらアーム部の長手方向に前記ナット本体の長辺方向を一致させた場合にそれらアーム部間に前記ナット本体が収容されるナット枠体とを有しており、
    このナット本体の長辺の縁部には、前記アーム部に直交する方向にこれらアーム部に係止する長さまで突出された1対の回転用突起が形成されており、これら回転用突起が形成された長辺に対して反対側の長辺縁部には、前記回転用突起から長辺方向に所定の間隔を隔てて、前記アーム部に直交する方向にこれらアーム部に係止する長さまで突出された1対の脱落防止用突起が形成されており、
    このナット本体の長辺方向を前記ナット枠体のアーム部の長手方向に一致させて収容した場合に、前記回転用突起が当接する各アーム部の縁部位置には、前記回転用突起を収容すると共に回転動作を支持する1対の回転支持溝が形成されており、前記脱落防止用突起が当接する各アーム部の縁部位置には、前記脱落防止用突起を収容するための収容溝が形成されていることを特徴とするブラインドナット。
  7. 請求項6において、前記ナット本体の回転用突起と脱落防止用突起との長辺方向の距離をナット枠体のアーム部の幅よりも大きく形成されていることを特徴とするブラインドナット。
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