JP6470332B2 - 配管用調査装置および配管内の調査方法 - Google Patents

配管用調査装置および配管内の調査方法 Download PDF

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本発明は、例えば地中に埋設された配管の内部を調査するための配管用調査装置および配管内の調査方法に関する。
従来、この種の配管用調査装置としては、例えば図21に示すように、ケーブル101の先端にカメラ102が接続されているものがある。これによると、配管103内にカメラ102とケーブル101とを挿入してカメラ102を前方へ押し進めながら、配管103の内部をカメラ102で撮影し、腐食の有無等を調査することができる。
尚、上記のような配管用調査装置は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開昭62−100650 特開2016−91283
しかしながら上記の従来形式では、図21に示すように、配管103の口径が小さい場合、カメラ102とケーブル101とを配管103に沿って比較的真直ぐに前進させることができるが、図22に示すように、配管103の口径が大きい場合、カメラ102とケーブル101とを配管103に沿って真直ぐに前進させることは困難であり、図22に示すように、カメラ102とケーブル101とが管軸心104に対して左右に蛇行してしまうといった問題があり、撮影に支障を来した。
このような問題の対策として、例えば、配管内を自走可能な走行車両にカメラを搭載し、走行車両を配管内で前進走行させながら、配管の内部をカメラで撮影する配管用調査装置がある。
これによると、走行車両を配管の管軸心に沿って直進走行させることにより、カメラが配管内を蛇行するのを防止することができる。尚、このような自走式の走行車両を用いた配管用調査装置は例えば上記特許文献2に記載されている。
しかしながら上記の自走式の走行車両を用いた配管用調査装置では、走行車両に走行駆動用のモータやバッテリ等を搭載しているため、走行車両が大型化し、走行車両を小口径の配管内で走行させることは困難であった。また、大口径の配管に小口径の分岐管が設けられている場合、走行車両を小口径の分岐管から大口径の配管内に挿入することは困難であるといった問題がある。
本発明は、配管内で蛇行するのを防止することができ、配管に設けられた分岐管から配管内に容易に挿入することが可能な配管用調査装置および配管内の調査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、配管内に挿入可能な調査装置であって、
配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され
先頭のフレーム部材は、挿入方向において、先頭のフレーム部材の屈曲範囲制限部が二番目のフレーム部材の屈曲範囲制限部に当接することにより、水平面から上向きに傾斜した姿勢に保たれるものである。
これによると、調査装置を配管内に挿入している際、配管内において、ガイドフレームは連結部材の箇所において一方向に屈曲自在であるとともに他方向への屈曲が規制されているため、ガイドフレームが配管の管軸心に対して他方向に蛇行するのを防止することができる。これにより、調査手段を配管の管軸心に沿って真直ぐに挿入することができ、調査手段で配管内を支障なく調査することができる。
また、自走式の走行車両を用いた配管用調査装置に比べて、ガイドフレームを小さくすることができるため、調査装置を配管よりも小口径の分岐管から配管内へ容易に挿入することができる。
また、ガイドフレームは連結部材の箇所において一方向に屈曲自在であるため、例えばガイドフレームをリール装置に巻き取ることで、調査装置をコンパクトに保管することが可能となり、調査時以外の調査装置の取り扱いの容易さを向上させることができる。
また、ガイドフレームが配管内を前方へ押し進められている際、配管内に障害物が存在しても、先頭のフレーム部材は、上向きに傾斜した姿勢に保たれているため、障害物を容易に乗り越えて前進することができる。
本第2発明における配管用調査装置は、配管内に挿入可能な調査装置であって、
配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
先頭のフレーム部材は、挿入方向において、水平面から上向きに傾斜した姿勢に保たれ、
先頭のフレーム部材の前部と後部および二番目以降のフレーム部材に、配管内面を転動可能な車輪が設けられ、
二番目以降のフレーム部材同士が水平姿勢の状態では、先頭のフレーム部材の前部の車輪が水平面から浮き上がるものである。
本第3発明における配管用調査装置は、配管内に挿入可能な調査装置であって、
配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
他方向は一方向とガイドフレームの長手方向とに直交する幅方向であり、
互いに連結された一方のフレーム部材が他方のフレーム部材に対して幅方向にぶれるのを防止するぶれ防止手段が、連結部材とは別に、ガイドフレームに設けられ、
ぶれ防止手段は一方のフレーム部材に形成された凹部と他方のフレーム部材に形成された凸部とを有し、
凸部が凹部に嵌入することにより、幅方向のぶれが防止されるものである。
これによると、ガイドフレームが配管内を前方へ押し進められている際、互いに連結されたフレーム部材同士が幅方向にぶれるのを防止することができるため、前方への推進力(挿入力)が確実に各フレーム部材に伝達される。
本第4発明における配管用調査装置は、配管内に挿入可能な調査装置であって、
配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
先頭のフレーム部材の前端部および二番目以降の後続のフレーム部材に、配管内面を転動可能な車輪が設けられ、
先頭のフレーム部材の前端部に設けられた車輪は先頭のフレーム部材の前端部よりも前方へ突出しているものである。
これによると、ガイドフレームを配管内に挿入した後、車輪が配管内面を転動することにより、ガイドフレームがスムーズに配管内を移動することができ、ガイドフレームを配管内に挿入して前進させるのに要する推進力(挿入力)が軽減される。
本第5発明における配管用調査装置は、配管内に挿入可能な調査装置であって、
配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
調査手段にケーブルが接続され、
フレーム部材内に、ケーブルを収納する収納空間が形成され、
収納空間はフレーム部材の長手方向における両端部において開口し、
フレーム部材に、外部と収納空間とに連通するスリットがフレーム部材の長手方向における全長にわたって形成されているものである。
これによると、ケーブルは、フレーム部材内の収納空間に収納されているため、ガイドフレームで保護される。これにより、ケーブルの損傷を防止することができる。また、収納空間内のケーブルをスリットからフレーム部材の外部に取り出すことにより、ケーブルを容易にガイドフレームから取り外すことができるため、配管用調査装置の保守点検等を容易に行うことができる。
本第6発明における配管用調査装置は、配管内に挿入可能な調査装置であって、
配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、配管内から引き戻されて外部のリール装置に巻取可能であるとともに、リール装置から送り出されて配管内に挿入可能であり、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
調査手段にケーブルが接続され、
ケーブルは、フレーム部材内に収納されて、結束部材によりフレーム部材に結束され、
結束部材は、ガイドフレームに、所定間隔おきに複数備えられており、
ガイドフレームをリール装置から送り出した直線状態で、結束部材とその隣の結束部材との間で、ケーブルに弛みを持たせているものである。
これによると、ガイドフレームをリール装置から送り出した直線状態で、隣同士の一方の結束部材と他方の結束部材との間で、ケーブルを位置決めすることができる。また、このように位置決めするにあたり、ケーブルに弛みを持たせておくことによって、ガイドフレームをリール装置に巻き取った際、ガイドフレーム内のケーブルの曲率半径がガイドフレームの曲率半径よりも大きくなるが、この曲率半径の差は隣同士の一方の結束部材と他方の結束部材との間におけるケーブルの弛みによって吸収される。これにより、ガイドフレームをリール装置に巻き取った際、ケーブルに過大な引張力が作用することはなく、ケーブルの損傷を防止することができる。
また、ガイドフレームをリール装置に巻き付けておくことにより、狭い場所でも、ガイドフレームを配管内に挿入する作業および配管内から引き戻す作業が行える。
本第7発明における配管用調査装置は、配管内に挿入可能な調査装置であって、
配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
連結部材は、フレーム部材とその隣のフレーム部材との間に設けられておらず、フレーム部材とその隣のフレーム部材との間から一方向における外側に出た位置に設けられ、
フレーム部材は連結部材が取り付けられている側へ屈曲するものである。
本第発明における調査方法は、配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
調査手段はガイドフレームに設けられ、
ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限される配管用調査装置を用いた配管内の調査方法であって、
配管に設けられた上向きの分岐管からガイドフレームを下向きにして配管内へ挿入し、
ガイドフレームの先端部が配管内の底部に当接して、ガイドフレームが一方向に屈曲することにより向きを変えて配管内を管軸方向に挿入される際、先頭のフレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接して、先頭のフレーム部材の一方向への屈曲範囲が制限され、連結部材が取り付けられている側へ先頭のフレーム部材が屈曲することにより、ガイドフレームが配管内において正規の挿入方向とは反対の方向に挿入されるのを防止するものである。
以上のように本発明によると、ガイドフレームが配管の管軸心に対して他方向に蛇行するのを防止することができるため、調査手段を配管の管軸心に沿って真直ぐに挿入することができ、調査手段で配管内を支障なく調査することができる。
また、自走式の走行車両を用いた配管用調査装置に比べて、ガイドフレームを小さくすることができるため、ガイドフレームを配管よりも小口径の分岐管から配管内へ容易に挿入することができる。
本発明の第1の実施の形態における下水圧送管の図である。 同、下水圧送管内に配管用調査装置を挿入している様子を示した図である。 同、下水圧送管内に挿入された配管用調査装置の側面図である。 同、下水圧送管内に挿入された配管用調査装置の平面図である。 同、下水圧送管内に挿入された配管用調査装置の先端部の断面図である。 図5におけるX−X矢視図である。 同、配管用調査装置のガイドフレームの各フレーム部材の側面図であり、各フレーム部材を分離した状態を示す。 同、下水圧送管内に挿入された配管用調査装置の拡大側面図である。 図8におけるX−X矢視図である。 図8におけるY−Y矢視図である。 同、配管用調査装置のぶれ防止手段の拡大分解平面図である。 図11におけるX−X矢視図である。 同、配管用調査装置の底面図である。 同、配管用調査装置を下向きにして下水圧送管内に挿入している過程を示す側面図であり、先頭のフレーム部材の先端部が下水圧送管内の底面に当接した状態を示す。 同、配管用調査装置を下向きにして下水圧送管内に挿入している過程を示す側面図であり、先頭のフレーム部材が下向きから管軸方向に屈曲した状態を示す。 同、配管用調査装置を下向きにして下水圧送管内に挿入している過程を示す側面図であり、二番目のフレーム部材が下向きから管軸方向に屈曲した状態を示す。 本発明の第2の実施の形態における下水圧送管内の水平管路に挿入された配管用調査装置の側面図である。 同、配管用調査装置のガイドフレームの各フレーム部材の側面図であり、各フレーム部材を分離した状態を示す。 同、下水圧送管内の水平管路から傾斜管路に挿入された配管用調査装置の側面図である。 同、下水圧送管内の水平管路から傾斜管路に挿入された配管用調査装置の側面図である。 従来の配管用調査装置の平面図であり、小口径の配管内に挿入されている様子を示す。 同、配管用調査装置の平面図であり、大口径の配管内に挿入されている様子を示す。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は地中に埋設された下水圧送管(配管の一例)である。この下水圧送管1には、上向きの分岐管2が設けられ、分岐管2の上部にはボール弁型の補修弁3が設けられ、補修弁3の上方には空気弁4が設けられている。これら補修弁3と空気弁4とは地中に形成されたピット5内に設置され、ピット5の上方には、マンホール6が開閉自在な蓋7で閉じられている。
図2〜図5に示すように、11は、下水圧送管1内に挿入され、管頂部を撮影して腐食の程度を調べる調査装置である。調査装置11は、下水圧送管1内を調査する調査手段12と、調査手段12に接続されたケーブル13と、ガイドフレーム14を有し、リール装置15に巻き取られている。
調査手段12は、上面調査用の小型の第1ビデオカメラ17(撮像装置の一例)と、前方確認用の小型の第2ビデオカメラ18(撮像装置の一例)と、上面調査用の小型の第1LEDライト19(照明装置の一例)と、前方確認用の小型の第2LEDライト20(照明装置の一例)とを有している。
ガイドフレーム14は、アルミ金属製の複数のフレーム部材22,23,24と、フレーム部材22,23,24同士を連結する蝶番27(連結部材の一例)とを有している。
蝶番27は、幅方向B(他方向の一例)の回転軸28を有しており、フレーム部材22,23,24同士を厚さ方向C(一方向の一例)に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材22,23,24同士の幅方向Bへの屈曲を規制している。
尚、幅方向Bは厚さ方向C(上下方向)とガイドフレーム14の長手方向A(前後方向)とに直交する左右方向である。
これにより、各フレーム部材22,23,24は蝶番27の回転軸28を中心にして互いに回動可能に連結されている。
図5,図6に示すように、ガイドフレーム14の先頭のフレーム部材22は、長手方向Aにおける両端部が開口するとともに下部が開放されたチャンネル状の部材である。第1ビデオカメラ17と第2LEDライト20とが先頭のフレーム部材22の上面に設けられている。また、第2ビデオカメラ18は先頭のフレーム部材22の内側に設けられている。
先頭のフレーム部材22には、下水圧送管1の内面を転動可能な複数の車輪30,31,32が設けられている。このうち、前部の車輪30が先頭のフレーム部材22の前部に回転自在に左右一対設けられ、後部の車輪32が先頭のフレーム部材22の後部に回転自在に左右一対設けられ、中間部の車輪31が前部の車輪30と後部の車輪32との間に左右一対設けられている。また、図7に示すように、このフレーム部材22は、後端に、屈曲範囲制限部34を有している。
先頭のフレーム部材22に隣接する二番目のフレーム部材23は、長手方向Aにおける両端部が開口した角形状の部材であり、上板部23aと下板部23bと一対の側板部23cとを有している。第1LEDライト19はフレーム部材23の上面に設けられている。
図5に示すように、第1および第2ビデオカメラ17,18および第1および第2LEDライト19,20にはそれぞれ、給電用又は送信用等の複数本の配線が接続されており、これらの配線が束ねられて一本のケーブル13に纏められている。
図3,図4に示すように、二番目のフレーム部材23の後部には、下水圧送管1の内面を転動する左右一対の車輪36が回転自在に設けられている。また、図7に示すように、このフレーム部材23は、前端に屈曲範囲制限部37を有しているとともに、後端に屈曲範囲制限部38を有している。このうち、前端の屈曲範囲制限部37は、鉛直面に対して、上部ほど後方へ傾斜している。また、後端の屈曲範囲制限部38は鉛直面である。
図5に示すように、二番目のフレーム部材23の前端の屈曲範囲制限部37に、先頭のフレーム部材22の後端の屈曲範囲制限部34が当接することにより、先頭のフレーム部材22は、挿入方向Dにおいて、水平面40から上向きに傾斜した姿勢に保たれる。
図8,図9に示すように、先頭から三番目以降の各フレーム部材24はそれぞれ、長手方向Aにおける両端部が開口した角形状の部材であり、上板部24aと下板部24bと一対の側板部24cとを有している。
各フレーム部材24の後部には、下水圧送管1の内面を転動する左右一対の車輪41が回転自在に設けられている。
図7に示すように、各フレーム部材24はそれぞれ前後両端部に屈曲範囲制限部42,43を有している。尚、屈曲範囲制限部42,43は鉛直面である。
図5に示すように、先頭のフレーム部材22の屈曲範囲制限部34と二番目のフレーム部材23の屈曲範囲制限部37とが当接し、図8に示すように、二番目のフレーム部材23の屈曲範囲制限部38と三番目のフレーム部材24の屈曲範囲制限部42とが当接し、三番目以降の隣接する各フレーム部材24の屈曲範囲制限部42と屈曲範囲制限部43とが当接することにより、ガイドフレーム14の厚さ方向Cへの屈曲範囲が制限されるとともに、先頭のフレーム部材22以外の互いに隣接するフレーム部材23,24同士が水平姿勢に保たれる。
尚、図3に示すように、フレーム部材23,24同士が水平姿勢の状態では、先頭のフレーム部材22の前部の車輪30と中間部の車輪31とは水平面40から浮き上がり、前部の車輪30の下端が中間部の車輪31の下端よりも上位となり、中間部の車輪31の下端が後部の車輪32の下端よりも上位となる。
また、各車輪31,32,36は同じ直径を有し、前部の車輪30は車輪31,32,36よりも大きな直径を有し、車輪41は車輪31,32,36よりも小さな直径を有している。尚、このように、挿入方向D側の車輪の直径を大きくすることにより、先頭のフレーム部材22は下水圧送管1内の障害物を容易に乗り越えて前進することができる。
図10に示すように、互いに連結された一方のフレーム部材24が、他方のフレーム部材24に対して、挿入方向Dに直交する幅方向Bにぶれるのを防止するぶれ防止手段45がガイドフレーム14に備えられている。
図11,図12に示すように、ぶれ防止手段45は凸部46と凹部47とを有し、凸部46はフレーム部材24の上板部24aの前端に形成され、凹部47は上板部24aの後端に形成されている。図10に示すように、挿入方向Dにおける前方のフレーム部材24の凹部47に後方のフレーム部材24の凸部46が嵌入することにより、前後一方のフレーム部材24が他方のフレーム部材24に対して幅方向Bにぶれるのを防止することができる。
また、図3,図4,図8に示すように、例えば先頭から四番目のフレーム部材24の上板部24aには、下水圧送管1内の管頂部に放水を行う放水装置53が設けられている。放水装置53は上向きに水54を噴射するノズルである。
放水装置53には、屈曲自在な可撓性を有する細い給水管(チューブ)が接続されている。この給水管は、SUS製の編み込み管であり、配線と共にケーブル13に纏められている。
図5,図9に示すように、各フレーム部材23,24内にはそれぞれ、ケーブル13を収納する収納空間49が形成されている。収納空間49は各フレーム部材23,24の長手方向Aにおける両端部において開口している。
ケーブル13は、各フレーム部材23,24の収納空間49に挿通され、図8,図9に示すように、結束バンド56(結束部材の一例)によってフレーム部材24に結束されている。結束バンド56は、フレーム部材24の上板部24aに形成された複数の貫通孔57に挿通された状態で、ガイドフレーム14に所定間隔Fおきに複数本備えられている。
図9,図13に示すように、各フレーム部材23,24の下板部23b,24bにはそれぞれ、外部と収納空間49とに連通するスリット51がフレーム部材23,24の長手方向Aにおける全長にわたって形成されている。
図2に示すように、ガイドフレーム14は、下水圧送管1内から引き戻されて、地上に設置されたリール装置15に巻取可能であるとともに、リール装置15から送り出されて下水圧送管1内に挿入可能である。
尚、図8に示すように、ガイドフレーム14をリール装置15から送り出した直線状態で、隣同士の一方の結束バンド56と他方の結束バンド56との間で、ケーブル13に弛みを持たせている。
以下、調査装置11を用いた下水圧送管1内の調査方法を説明する。
図2に示すように、下水圧送管1内の通水を停止し、マンホール6の蓋7を開き、空気弁4を補修弁3から取り外す。ガイドフレーム14を巻き取ったリール装置15をマンホール6の脇に設置し、補修弁3を全開にする。
その後、ガイドフレーム14を、リール装置15から送り出し、マンホール6から下向きにして補修弁3内に挿入し、分岐管2を通して下水圧送管1内に挿入していくと、先ず、図14に示すように、ガイドフレーム14の先端部すなわち先頭のフレーム部材22の前部の車輪30が下水圧送管1内の底部に当接する。
これにより、先頭のフレーム部材22が下水圧送管1内の底部に直接当接することはなく、従って、先頭のフレーム部材22が下水圧送管1内の底部を傷付けたり下水圧送管1に引っ掛かる等の不具合を防止することができ、ガイドフレーム14をスムーズに下水圧送管1内に導入することが可能である。
その後、図15に示すように、先頭のフレーム部材22が、二番目のフレーム部材23に対して、蝶番27の回転軸28を中心に厚さ方向Cへ回動し、図16に示すように、ガイドフレーム14が、厚さ方向Cに屈曲して、鉛直方向から水平方向へ向きを変え、下水圧送管1内を正規の挿入方向Dに挿入される。
この際、二番目のフレーム部材23の後部の車輪36が下水圧送管1内の底部に当接することにより、三番目のフレーム部材24の先端が下水圧送管1内の底部に直接当接することはなく、従って、三番目のフレーム部材24が下水圧送管1内の底部を傷付けたり下水圧送管1に引っ掛かる等の不具合を防止することができ、ガイドフレーム14をスムーズに下水圧送管1内に導入することが可能である。
この際、図14に示すように、先頭のフレーム部材22の屈曲範囲制限部34が二番目のフレーム部材23の屈曲範囲制限部37に当接することにより、先頭のフレーム部材22の厚さ方向Cへの屈曲範囲(回動範囲)が制限されるため、ガイドフレーム14が正規の挿入方向Dとは反対の方向Gに挿入されるのを防止することができる。
さらに、図14に示すように、ガイドフレーム14を下向きにして下水圧送管1内に挿入している際、先頭のフレーム部材22が鉛直面に対して挿入方向Dに傾斜しているため、より確実に、ガイドフレーム14が反対の方向Gに挿入されるのを防止することができる。
尚、ガイドフレーム14が反対の方向Gに挿入されてしまうと、下水圧送管1内でガイドフレーム14の上下が逆になるため、第1ビデオカメラ17で下水圧送管1内の上面を撮影することができないという不具合が発生する。
このようにして、ガイドフレーム14を下水圧送管1内に挿入することにより、下水圧送管1内において、ガイドフレーム14は蝶番27の箇所において厚さ方向C(上下方向)に屈曲自在であるとともに幅方向B(左右方向)への屈曲が規制されているため、ガイドフレーム14が下水圧送管1の管軸心に対して幅方向Bに蛇行するのを防止することができる。これにより、図4に示すように、調査手段12を下水圧送管1の管軸心に沿って真直ぐに挿入することができる。
また、従来の自走式の走行車両を用いた配管用調査装置に比べて、ガイドフレーム14の幅方向Bの寸法と厚さ方向Cの寸法とを小さくすることができるため、調査装置11を、補修弁3から、下水圧送管1よりも小口径の分岐管2を通して、下水圧送管1内へ容易に挿入することができる。
上記のようにしてガイドフレーム14が下水圧送管1内を前方へ押し進められている際、図3に示すように、先頭のフレーム部材22以外の互いに隣接する二番目以降のフレーム部材23,24同士が水平姿勢に保たれる。下水圧送管1内にゴミ等の障害物が存在している場合、先頭のフレーム部材22が上向きに傾斜した姿勢に保たれており、さらに、前部の車輪30と中間部の車輪31とが下水圧送管1内の底部から浮き上がっているため、先頭のフレーム部材22は障害物を容易に乗り越えて前進することができる。
この際、下水圧送管1内において、第2ビデオカメラ18で前方を目視確認しながら、ガイドフレーム14を前方へ押し進めることができる。
また、図10〜図12に示すように、挿入方向Dにおける前方のフレーム部材24の凹部47に後方のフレーム部材24の凸部46が嵌入しているため、前後一方のフレーム部材24が他方のフレーム部材24に対して幅方向Bにぶれるのを防止することができる。これにより、前方への推進力(挿入力)が確実に各フレーム部材24に伝達される。
また、図3に示すように、車輪32,36,41が下水圧送管1の内面を転動することにより、ガイドフレーム14がスムーズに下水圧送管1内を移動することができ、ガイドフレーム14を下水圧送管1内に挿入して前進させるのに要する推進力(挿入力)が軽減される。
また、ガイドフレーム14を下水圧送管1内に挿入している際、水54を放水装置53から上向きに噴射して、下水圧送管1内の管頂部に放水を行うことにより、下水圧送管1内の管頂部に付着した付着物を除去することができる。
また、図5,図9に示すように、ケーブル13は、フレーム部材23,24内の収納空間49に収納されているため、ガイドフレーム14で保護される。これにより、ケーブル13の損傷を防止することができる。
図2に示すように、リール装置15を送出方向59に回転しながら、ガイドフレーム14を、リール装置15から送り出し、管軸方向に沿って下水圧送管1内に所定長さ(例えば数十メートル)挿入する。その後、リール装置15を巻取方向60に逆回転しながら、ガイドフレーム14を、下水圧送管1内から外部へ引き戻し、リール装置15に巻き付ける。
この際、上記のようにガイドフレーム14を下水圧送管1内から外部へ引き戻しながら、第1ビデオカメラ17で下水圧送管1内の上面を撮影することにより、下水圧送管1内の管頂部の腐食状況を判別する。これにより、下水圧送管1内でのガイドフレーム14の幅方向Bへの蛇行を確実に防止することができ、第1ビデオカメラ17で下水圧送管1内の管頂部の腐食状況を支障なく調査することができる。
尚、ガイドフレーム14を下水圧送管1内に挿入している際、水54を放水装置53から上向きに噴射して、下水圧送管1内の管頂部に付着した付着物を除去したため、第1ビデオカメラ17で下水圧送管1内の管頂部の腐食状況を正確に把握することができる。
上記のようにしてガイドフレーム14をリール装置15に巻き取った際、ガイドフレーム14内のケーブル13の曲率半径が巻き取られたガイドフレーム14の内周側の曲率半径よりも大きくなるが、この曲率半径の差は隣同士の一方の結束バンド56と他方の結束バンド56との間におけるケーブル13の弛みによって吸収される。これにより、ガイドフレーム14をリール装置15に巻き取った際、ケーブル13に過大な引張力が作用することはなく、ケーブル13の損傷を防止することができる。
また、ガイドフレーム14をリール装置15に巻き付けておくことにより、狭い場所でも、ガイドフレーム14を下水圧送管1内に挿入する作業および下水圧送管1内から引き戻す作業が行える。さらに、調査装置11をコンパクトに保管することが可能となり、調査時以外の調査装置11の取り扱いの容易さを向上させることができる。
また、地上において、ガイドフレーム14をリール装置15から送り出して一直線状に展開し、ビデオカメラ17,18およびLEDライト19,20から配線を取り外し、放水装置53から給水管を取り外す。さらに、結束バンド56をフレーム部材24から取り外し、図9の仮想線で示すように、収納空間49内のケーブル13をスリット51から各フレーム部材23,24の外部に取り出すことができる。尚、スリット51の幅Eはケーブル13の直径よりも僅かに大きく設定されているため、ケーブル13を容易にガイドフレーム14から取り外すことができ、調査装置11の保守点検等を容易に行うことができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図17,図18に示すように、先頭から三番目以降のフレーム部材には、互いに隣接する複数の第1のフレーム部材71と第2のフレーム部材72とが、蝶番27を介して、交互に連結されている。このうち、第1のフレーム部材71は前後両端部に屈曲範囲制限部74,75を有している。
このうち、前端の屈曲範囲制限部74は鉛直面に対して下部ほど後方(挿入方向Dの反対方向)へ傾斜しており、後端の屈曲範囲制限部75は鉛直面に対して下部ほど前方(挿入方向D)へ傾斜している。
また、第2のフレーム部材72は、上記第1の実施の形態におけるフレーム部材24と同じ構成を有し、前後両端部に屈曲範囲制限部78,79(第1の実施の形態における屈曲範囲制限部42,43と同じ)を有している。尚、屈曲範囲制限部78,79は鉛直面である。
第1および第2のフレーム部材71,72の後部にはそれぞれ、左右一対の車輪41が設けられている。
以下、上記構成における作用を説明する。
図17に示すように、ガイドフレーム14が下水圧送管1内の水平管路81を前方へ押し進められている際、先頭のフレーム部材22以外の互いに隣接する二番目以降のフレーム部材23,71,72が車輪36,41を介して水平姿勢に保たれる。
この際、第1のフレーム部材71の屈曲範囲制限部74と第2のフレーム部材72の屈曲範囲制限部79とは当接せずに離間しており、第1のフレーム部材71の屈曲範囲制限部75と第2のフレーム部材72の屈曲範囲制限部78とは当接せずに離間している。
図19に示すように、下水圧送管1内が水平管路81から下り勾配の傾斜管路82に変化している場合、水平管路81と傾斜管路82との境界箇所83において、先行の第1のフレーム部材71が蝶番27の回転軸28を中心に後続の第2のフレーム部材72に対して斜め下向きに回動し、先行の第1のフレーム部材71の後端の屈曲範囲制限部75が後続の第2のフレーム部材72の屈曲範囲制限部78に当接し、先行の第1のフレーム部材71が後続の第2のフレーム部材72に対して下向きに傾斜する。
図20に示すように、さらにガイドフレーム14が下水圧送管1内を前方へ押し進められると、上記境界箇所83において、先行の第2のフレーム部材72が蝶番27の回転軸28を中心に後続の第1のフレーム部材71に対して斜め下向きに回動し、先行の第2のフレーム部材72の後端の屈曲範囲制限部79が後続の第1のフレーム部材71の屈曲範囲制限部74に当接し、先行の第2のフレーム部材72が後続の第1のフレーム部材71に対して下向きに傾斜する。
これにより、ガイドフレーム14は、下水圧送管1内に挿入されて、水平管路81から下り勾配の傾斜管路82を移動する際、水平管路81から傾斜管路82の下り勾配に応じて下向きに屈曲するため、傾斜管路82の傾斜に沿って前方へ押し進められる。
上記第2の実施の形態では、水平管路81と傾斜管路82との境界箇所83において、先行の第1のフレーム部材71の後端の屈曲範囲制限部75が後続の第2のフレーム部材72の屈曲範囲制限部78に当接しているが、当接せずに僅かに離間していてもよい。
同様に、境界箇所83において、先行の第2のフレーム部材72の後端の屈曲範囲制限部79が後続の第1のフレーム部材71の屈曲範囲制限部74に当接しているが、当接せずに僅かに離間していてもよい。
上記第2の実施の形態では、第1のフレーム部材71と第2のフレーム部材72とが蝶番27を介して交互に連結されているが、この構成に限定されるものではなく、例えば、傾斜管路82の勾配が大きい場合には、第1のフレーム部材71を連続して連結してもよい。また、傾斜管路82の勾配が小さい場合には、第2のフレーム部材72の個数に対して、第1のフレーム部材71の個数を少なくしてもよい。
上記各実施の形態では、配管の一例として下水圧送管1を挙げたが、これ以外の配管であってもよい。
上記各実施の形態では、調査手段12は2個のビデオカメラ17,18と2個のライト19,20とを有しているが、ビデオカメラ17,18のような撮像装置以外に、赤外線や磁気を用いた調査手段12を備えてもよい。また、ビデオカメラを1個又は3個以上の複数個、或いは、ライトを1個又は3個以上の複数個有するものであってもよい。また、ビデオカメラ17で下水圧送管1内の上面を撮影しているが、上面以外の他の部分を撮影してもよい。
上記各実施の形態では、ぶれ防止手段45を備えることにより、フレーム部材24同士の幅方向Bへのぶれを防止しているが、ぶれ防止手段45の凸部46と凹部47との間に僅かな遊び(間隔)を設けることにより、幅方向Bへのぶれをある程度許容してもよい。このようにすることで、幅方向Bへ緩やかに弧を描いて曲がった管1においても、ガイドフレーム14を挿入することができる。
1 下水圧送管(配管)
2 分岐管
11 調査装置
12 調査手段
13 ケーブル
14 ガイドフレーム
15 リール装置
22〜24 フレーム部材
27 蝶番(連結部材)
28 回転軸
30〜32,36,41 車輪
34,37,38,42,43,74,75,78,79 屈曲範囲制限部
40 水平面
45 ぶれ防止手段
49 収納空間
51 スリット
53 放水装置
56 結束バンド(結束部材)
A 長手方向
B 幅方向(他方向)
C 高さ方向(一方向)
D 挿入方法
F 所定間隔

Claims (8)

  1. 配管内に挿入可能な調査装置であって、
    配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され
    先頭のフレーム部材は、挿入方向において、先頭のフレーム部材の屈曲範囲制限部が二番目のフレーム部材の屈曲範囲制限部に当接することにより、水平面から上向きに傾斜した姿勢に保たれることを特徴とする配管用調査装置。
  2. 配管内に挿入可能な調査装置であって、
    配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
    先頭のフレーム部材は、挿入方向において、水平面から上向きに傾斜した姿勢に保たれ、
    先頭のフレーム部材の前部と後部および二番目以降のフレーム部材に、配管内面を転動可能な車輪が設けられ、
    二番目以降のフレーム部材同士が水平姿勢の状態では、先頭のフレーム部材の前部の車輪が水平面から浮き上がることを特徴とする配管用調査装置。
  3. 配管内に挿入可能な調査装置であって、
    配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
    他方向は一方向とガイドフレームの長手方向とに直交する幅方向であり、
    互いに連結された一方のフレーム部材が他方のフレーム部材に対して幅方向にぶれるのを防止するぶれ防止手段が、連結部材とは別に、ガイドフレームに設けられ、
    ぶれ防止手段は一方のフレーム部材に形成された凹部と他方のフレーム部材に形成された凸部とを有し、
    凸部が凹部に嵌入することにより、幅方向のぶれが防止されることを特徴とする配管用調査装置。
  4. 配管内に挿入可能な調査装置であって、
    配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
    先頭のフレーム部材の前端部および二番目以降の後続のフレーム部材に、配管内面を転動可能な車輪が設けられ、
    先頭のフレーム部材の前端部に設けられた車輪は先頭のフレーム部材の前端部よりも前方へ突出していることを特徴とする配管用調査装置。
  5. 配管内に挿入可能な調査装置であって、
    配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
    調査手段にケーブルが接続され、
    フレーム部材内に、ケーブルを収納する収納空間が形成され、
    収納空間はフレーム部材の長手方向における両端部において開口し、
    フレーム部材に、外部と収納空間とに連通するスリットがフレーム部材の長手方向における全長にわたって形成されていることを特徴とする配管用調査装置。
  6. 配管内に挿入可能な調査装置であって、
    配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、配管内から引き戻されて外部のリール装置に巻取可能であるとともに、リール装置から送り出されて配管内に挿入可能であり、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
    調査手段にケーブルが接続され、
    ケーブルは、フレーム部材内に収納されて、結束部材によりフレーム部材に結束され、
    結束部材は、ガイドフレームに、所定間隔おきに複数備えられており、
    ガイドフレームをリール装置から送り出した直線状態で、結束部材とその隣の結束部材との間で、ケーブルに弛みを持たせていることを特徴とする配管用調査装置。
  7. 配管内に挿入可能な調査装置であって、
    配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限され、
    連結部材は、フレーム部材とその隣のフレーム部材との間に設けられておらず、フレーム部材とその隣のフレーム部材との間から一方向における外側に出た位置に設けられ、
    フレーム部材は連結部材が取り付けられている側へ屈曲することを特徴とする配管用調査装置。
  8. 配管内を調査する調査手段と、ガイドフレームとを有し、
    調査手段はガイドフレームに設けられ、
    ガイドフレームは、複数のフレーム部材と、フレーム部材同士を連結する連結部材とを有し、
    連結部材は、フレーム部材同士を一方向に屈曲可能に連結するとともに、フレーム部材同士の他方向への屈曲を規制し、
    フレーム部材は屈曲範囲制限部を有し、
    フレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接すると、ガイドフレームの一方向への屈曲範囲が制限される配管用調査装置を用いた配管内の調査方法であって、
    配管に設けられた上向きの分岐管からガイドフレームを下向きにして配管内へ挿入し、
    ガイドフレームの先端部が配管内の底部に当接して、ガイドフレームが一方向に屈曲することにより向きを変えて配管内を管軸方向に挿入される際、先頭のフレーム部材の屈曲範囲制限部が隣接するフレーム部材に当接して、先頭のフレーム部材の一方向への屈曲範囲が制限され、連結部材が取り付けられている側へ先頭のフレーム部材が屈曲することにより、ガイドフレームが配管内において正規の挿入方向とは反対の方向に挿入されるのを防止することを特徴とする調査方法。
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