JP6469334B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、肘掛けとメモ台とを備える椅子に関する。
従来の椅子は、肘掛部(肘掛け)のテーブル板収納箱から出し入れ可能なテーブル板(メモ台)を備えている。このような椅子では、肘掛部外殻の前端に設けられた取付ブラケット(天板支持部)を介してテーブル板が支持されている(例えば、特許文献1参照)。
また、側脚(肘掛け)の上端前部に形成された段状の切り欠きに枢軸を設け、この枢軸にアーム(天板支持部)の基部を枢支して水平方向に回転できるようにし、このアームの先端部に天板を支持するようにした椅子がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2011‐217845号公報(第4〜6頁、第8〜11図) 特許4578646号公報(第3頁、第3図)
しかしながら、特許文献1に記載の椅子にあっては、テーブル板(メモ台)に荷重が加わった際に、肘掛部外殻の前端に設けられた取付ブラケット(天板支持部)に、その荷重が集中してしまうため、取付ブラケットの強度を向上させたいという要望がある。また、強度を向上させるために取付ブラケットを大型化すると、肘掛部(肘掛け)の見栄えを損ねるという問題がある。
また、特許文献2に記載の椅子にあっては、アーム(天板支持部)の基部が側脚(肘掛け)の枢軸に枢支され、アームの基部と側脚とが直接固定されておらず、取付強度が弱いという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、肘掛けの見栄えを損なうことなく、メモ台を肘掛けに取り付ける取付強度を向上させることができる椅子を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の椅子は、
肘掛けとメモ台とを備える椅子において、前記肘掛けは、着席者の肘を受ける肘受部と該肘受部の下方に設けられて該肘受部を支持する肘受支持部とを有し、前記メモ台は、天板と該天板を支持する天板支持部とを有し、前記肘受支持部と前記肘受部との間に前記天板支持部の基部を挟み込むものであって、前記天板支持部の基部は固定手段により回動を規制された状態で前記肘受支持部に固定され、前記肘受部は前記固定手段とは異なる固定手段により前記肘受支持部に固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、肘受部を支持する肘受支持部を利用して天板支持部の基部が固定されるため、天板支持部の基部の大型化を図ることができるので、メモ台を肘掛けに取り付ける取付強度を向上させることができ、かつ肘受支持部と肘受部との間に天板支持部の基部が挟み込まれるため、肘受部により天板支持部の基部を隠蔽できるようになるので、肘掛けの見栄えが損なわれずに済むようになる。
本発明の椅子は、
前記天板支持部の基部は、前記肘受支持部の前後方向の略中央部に設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、天板から天板支持部の基部に荷重が加わった際に、肘受支持部の前後方向の略中央部に荷重が伝達されるため、伝達された荷重を肘受支持部によりバランスよく支持できるので、着席者は支持された天板を安定して使用できる。
本発明の椅子は、
前記メモ台は、前記肘受部の上方に前記天板を配置して着席者が該天板を使用可能な使用位置と、前記肘受部の上方位置から前記天板を退避させる退避位置と、の間で切り換える位置切換手段を有することを特徴としている。
この特徴によれば、使用位置に天板があるときに、肘受部の上方に配置される天板を着席者が使い易くなり、かつ天板を使用しないときに、位置切換手段により天板を退避位置に退避させることで、肘受部全体を着席者が使用できるようになるので、天板と肘受部の双方の使い勝手を向上させることができる。
本発明の椅子は、
前記位置切換手段は、前記天板支持部の先端部に設けられ、前記天板を立設させる方向に回転させるとともに、該天板をその面と平行な方向に回転させることで、前記使用位置にある天板を前記肘掛けの側方の前記退避位置に移動させる回転機構となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、位置切換手段は、回転動作により天板を移動させる回転機構となっているため、天板を使用位置から肘掛けの側方の退避位置に退避させる際に、椅子の周囲の空間をコンパクトに利用して天板を移動できるので、椅子の周辺にいる者に対して不用意に天板を干渉させることなく退避させることができ、かつ回転機構が天板支持部の先端部に設けられるため、移動される天板と肘掛けとの距離を離間させることができ、天板と肘掛けとの間に指等を挟んでしまうこともなくなる。
本発明の椅子は、
前記天板は、前記退避位置にあるときにその化粧面を外方側に向けた状態となり、該退避位置にあるときの天板の前後寸法は、前記肘掛けの前後寸法に収まる寸法となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、退避位置にあるときに天板の化粧面が外方側を向くとともに、天板が肘掛けの前後寸法に収まるため、天板を退避させた際の見栄えを向上させることができる。
(a)は、天板が使用位置にある状態の椅子を示す正面図であり、(b)は、天板が使用位置にある状態の椅子を示す側面図である。 (a)は、天板を立設させた状態の椅子を示す正面図であり、(b)は、天板を立設させた状態の椅子を示す側面図である。 (a)は、天板が退避位置にある状態の椅子を示す正面図であり、(b)は、天板が退避位置にある状態の椅子を示す側面図である。 肘掛けとメモ台とを示す分解斜視図である。 (a)は、肘受部を示す平面図であり、(b)は、肘受支持部を示す平面図である。 天板支持部の基部を肘掛けに取り付けた状態を示す縦断正面図である。 天板支持部の基部を肘掛けに取り付けた状態を示す図6におけるA−A縦断側面図である。 回転機構を示す分解斜視図である。
本発明に係る椅子を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る椅子につき、図1から図8を参照して説明する。図1の符号1は、本発明の適用された椅子である。この椅子1は、応接室等で用いられるものであり、重厚な見栄えを有するデザインとなっている。
図1に示すように、本実施例の椅子1は、厚いクッション材を有する座部2と、この座部2の背面側から上方に立設された背凭れ3と、座部2及び背凭れ3の左右に配置された一対の肘掛け4,4と、一方の肘掛け4に取り付けられて着席者がメモ等を筆記する際に使用できるメモ台5と、を備えている。なお、図1(a)の正面図において左方側、つまり着席者の右手が配置される側を椅子1の右手側として以下に説明する。
また、左右に配置される肘掛け4,4は、側面視で四角形状をなす略箱状をなしている。この左右の肘掛け4,4は、座部2及び背凭れ3を介して互いに連結されるとともに、座部2の下方に配置された連結部材6を介しても連結される。更に、座部2、背凭れ3、連結部材6の表面は、見栄えを向上させるために布張りがなされている。なお、肘掛け4の表面も上端及び下端を除いた部位に布張りがなされている。また、各肘掛け4,4の下端には、キャスタ7が設けられており、椅子1を自在に移動させて使用できるようになっている。なお、左右の肘掛け4,4のうち、右手側に配置される肘掛け4に前述のメモ台5が取り付けられるようになっている。
図4に示すように、肘掛け4は、複数の略板状をなす木材を用いて略箱状に形成されている。なお、理解を助けるために図4において右手側の肘掛け4の布張りを省略して図示している。この肘掛け4は、キャスタ7が設けられた下辺部材8を有し、この下辺部材8の前後端部から上方に延びる前辺部材9及び後辺部材10が立設される。また、後辺部材10は若干前方に傾斜された状態で立設されており、肘掛け4が下方に拡大する安定的した形状にしている。
更に、これら前辺部材9及び後辺部材10の上下方向の中間部同士を連結して肘掛け4を補強する補強部材11が設けられている。また、前辺部材9及び後辺部材10の上端部同士を連結する上辺部材12が設けられている。なお、肘掛け4の骨材を構成する下辺部材8、前辺部材9、後辺部材10、補強部材11、及び後述する肘受支持部14は、釘等の締結部材により互いに強固に連結されている。
更に、肘掛け4の上部には、着席者の肘を受けるための肘受部13が設けられている。この肘受部13は、長方形状をなす化粧板として形成されており、肘受部13の上面側には、ネジ穴等が形成されておらず、見栄えを向上させている(図5(a)参照)。なお、肘受部13は、前述の上辺部材12の上面に固定された肘受支持部14に取り付けられることで支持される。
また、肘受支持部14の前後方向の中央部には、メモ台5の天板15を支持する天板支持部16が取り付けられる取付部17が形成されている。この取付部17は、肘受支持部14の中央部に上方及び外側方から凹むように切り欠かれた部位となっている(図5(b)参照)。
なお、取付部17の上下深さ寸法は、肘受支持部14の厚み寸法よりも小さくなっており、肘受支持部14における取付部17が形成された部位には、所定厚みを有する残部18が設けられる。そして、この残部18を上下方向に貫通する複数の貫通孔19,20が設けられている。更に、肘受支持部14の前部及び後部にも貫通孔20が設けられている。そして、上辺部材12にも、肘受支持部14に設けられた貫通孔19,20と同一の位置に貫通孔21が設けられている。
図4に示すように、肘受支持部14の取付部17の形状は、メモ台5の天板支持部16の基部22が嵌る形状となっている。更に、天板支持部16の基部22は、平面視で矩形状をなす平板状の部位となっており、その厚み寸法は、取付部17の上下深さ寸法と略同一寸法となっている(図6参照)。また、天板支持部16の基部22には、肘受支持部14の取付部17に設けられた貫通孔19に対応する位置に、上下方向に貫通する複数の挿通孔23が設けられている。
図6及び図7に示すように、天板支持部16を肘掛け4に取り付ける際には、肘受支持部14の取付部17に天板支持部16の基部22を嵌め込んだ状態で、天板支持部16の基部22の挿通孔23に螺合部材24を挿通させるようにする。そして、この螺合部材24を、肘受支持部14の残部18と上辺部材12とに設けられた貫通孔19,21を挿通させ、上辺部材12の下面に設けられた被螺合金具25に、螺合部材24の先端を螺合させることで、天板支持部16を肘受支持部14及び上辺部材12に固定できる。なお、被螺合金具25は、鋲状の突起が上辺部材12の下面に食い込むことで固定されている。
更に、天板支持部16の基部22を肘受支持部14の取付部17に固定した状態で、肘受支持部14の上面に肘受部13を配置することで、肘受支持部14と肘受部13との間に天板支持部16の基部22を挟み込んだ状態とする。そして、肘受部13を固定するための螺合部材(図示略)を上辺部材12の下方から貫通孔(図示略)を介して挿設させるとともに、肘受支持部14の貫通孔20を挿通させて、肘受部13の下面に形成された穴部26に螺合させる(図5(a)及び図5(b)参照)。
また、肘受部13の下面に形成された穴部26は、前部、中央部、後部の3箇所に設けられており、この3箇所が肘受支持部14に固定されることにより、肘受部13がぐらつかないようになっているとともに、肘受部13を肘受支持部14に固定する固定力を、肘受部13の下方に設けられる天板支持部16の基部22を固定する固定力に利用できるため、天板支持部16の基部22のぐらつきや浮き上がりがその上面を抑える肘受部13により防止されるので、メモ台5を肘掛け4に取り付ける取付強度を向上させることができる。
また、肘受部13の範囲の一部を、天板支持部16の基部22を固定するための部位として用いているため、メモ台5を肘掛け4に設ける際に、肘受部13が天板支持部16の基部22の制約を受けることなくなるので、充分な長さの肘受部13を設けることができる。更に、着席者の手が配置される天板15を支持する天板支持部16を、手の直近の肘が置かれる肘掛け4を利用して固定するため、天板15から天板支持部16の基部22までの距離を短寸に形成できるので、天板15に荷重が加わった際の天板支持部16に対する強度的負担を低減できる。
また、肘受部13の前部及び後部が肘受支持部14に固定され、その中央部に天板支持部16の基部22が配置されるため、天板支持部16の基部22のぐらつきや浮き上がりを効率的に抑えることができるので、メモ台5を肘掛け4に取り付ける取付強度を向上させることができる。更に、肘受部13の前後方向の寸法を、天板支持部16の基部22の配置範囲に制約されずに自由に設計することができる。
図6及び図7に示すように、天板支持部16は、その基部22から前方かつ上方に向かって延びている。そして、天板支持部16の先端部27は、前後方向に延びる略棒状をなす部位となっており(図8参照)、この天板支持部16の先端部27には、天板15を移動させるための回転機構28が設けられている。
図8に示すように、回転機構28は、天板支持部16の先端部27を覆う半球形状をなす受け部材29を有している。そして、この受け部材29に覆われた天板支持部16の先端部27は、天板15の面を立設させる方向に回転させる際の回転軸として用いられる。また、この天板支持部16の先端部27には、所定角度で天板15の回転を規制するとともに、受け部材29の抜け止めとなる正面視で略L字状をなすストッパ30が溶接されている。なお、天板15の回転は、受け部材29の上部を閉塞する後述の閉塞板31がストッパ30に接触されることで規制される。
また、受け部材29の内面は、棒状をなす天板支持部16の先端部27及びストッパ30が嵌合される形状となっている。更に、受け部材29に天板支持部16の先端部27が嵌合された状態で、上方から天板支持部16の先端部27を押える押え部材32が設けられる。そして、この押え部材32の上方から円板状の閉塞板31が受け部材29の開口に嵌合される。この閉塞板31の上面中央には、天板15をその面と平行な方向に回転させる際に用いられる回転軸33が突設される。また、閉塞板31の上面中央から偏心した位置には、ピン34が上向きに突設されている。
また、締結ねじ35を、受け部材29の4箇所に設けた上下方向の挿通孔36を通して、閉塞板31に設けた4箇所のねじ孔46に螺合して締め付けることにより、閉塞板31の回転軸33が天板支持部16の先端部27と直交する方向に向いた状態で、閉塞板31が取り付けられる。また、回転機構28は、天板15の下面にねじ止めされる板状をなすブラケット37と、このブラケット37と閉塞板31との間に配置される回転カラー38と、ブラケット37の上方に配置される押え板39と、座金40と、を有している。
更に、ブラケット37には、閉塞板31の回転軸33が挿設される軸孔41と、この軸孔41を中心とする180°の範囲に亘る円弧状をなす円弧孔42と、が設けられている。また、回転カラー38の上面中央には、閉塞板31の回転軸33に外嵌するとともに、ブラケット37の軸孔41に嵌合されるボス43が設けられている。また、回転カラー38の外周部には、ピン34が挿通される挿通孔44と、ねじ孔46より上方に突出した締結ねじ35の上端部と干渉するのを避けるための4個の切欠部45と、が設けられている。
そして、閉塞板31のピン34は、円弧孔42に挿通された状態で押え板39の係合孔47に係合させる。更に、押え板39上に座金40を設け、この座金40の軸孔48の上方より挿通した固定ねじ49を、閉塞板31の回転軸33の上端中央に設けたねじ孔50に螺合して締め付けることにより、ブラケット37が回転軸33を中心として回転可能に取り付けられ、かつピン34及び円弧孔42によりブラケット37の回転範囲が規制されるようになる。更に、天板15の下面にブラケット37が螺着される。なお、天板15の下面には、押え板39等が配置される凹部(図示略)が形成されている。
図1に示すように、メモ台5の天板15は、着席者が使用するときに、右手側の肘掛け4の上方を跨ぐように配置され、着席者の前方位置に配置される。また、本実施例における天板15は、平面視において略L字状をなし(図4参照)、着席者の前方から右腕まで延設された形状となっている。なお、着席者の前方位置に配置された天板15の位置が使用位置となっている。
図2に示すように、回転機構28を軸心として天板15を跳ね上げて立設させることができる。なお、前述した回転機構28は、天板15の一側辺(右手側の縁辺)近傍に設けられており、天板15は、この一側辺近傍を軸として回転動作により立設される。また、天板15は、前述したストッパ30(図8参照)の一端が閉塞板31(図8参照)に接触されることにより、立設した状態で回転動作が規制される。
図3に示すように、立設した状態の天板15を前述の閉塞板31の回転軸33(図8参照)を軸心として回転動作させることで、天板15をその面と平行な方向に回転させることができ、肘掛け4の右手側の側方位置に移動させることができる。なお、この肘掛け4の右手側の側方位置に配置された天板15の位置が退避位置となっている。なお、回転機構28は、天板15を使用位置と退避位置との間で切り換える本発明における位置切換手段を構成している。
また、図3(a)に示すように、退避位置にあるときの天板15は、肘掛け4の側面から離間された状態で配置されるため、天板15と肘掛け4との間に指等を挟んでしまうこともなくなる。更に、着席者が肘掛け4に肘を掛けても退避位置にある天板15が邪魔になることがない。
なお、図3(b)に示すように、天板15は、退避位置にあるときにその化粧面を外方側に向けた状態となり、この退避位置にあるときの天板15の前後寸法L1は、肘掛け4の前後寸法L2に収まる寸法となっている。更に、退避位置にあるときに天板15の後辺となる部位は、肘掛け4の後辺(後辺部材10)に沿う傾斜された形状となっており、天板15を肘掛け4の前後寸法L2内に収めるとともに、天板15の面積を広く形成できるようになっている。
以上説明したように、本実施例に係る椅子1においては、天板支持部16の基部22を肘受支持部14に固定した状態で、肘受支持部14と肘受部13との間に天板支持部16の基部22を挟み込むことで、肘受部13を支持する肘受支持部14を利用して天板支持部16の基部22が固定されるため、天板支持部16の基部22の大型化を図ることができるので、メモ台5を肘掛け4に取り付ける取付強度を向上させることができ、かつ肘受支持部14と肘受部13との間に天板支持部16の基部22が挟み込まれるため、肘受部13により天板支持部16の基部22を隠蔽できるようになるので、肘掛け4の見栄えが損なわれずに済むようになる。
また、天板支持部16の基部22は、肘受支持部14の前後方向の略中央部に設けられることで、天板15から天板支持部16の基部22に荷重が加わった際に、肘受支持部14の前後方向の略中央部に荷重が伝達されるため、伝達された荷重を肘受支持部14によりバランスよく支持できるので、着席者は支持された天板15を安定して使用できる。
また、メモ台5は、肘受部13の上方に天板15を配置して着席者が天板15を使用可能な使用位置と、肘受部13の上方位置から天板15を退避させる退避位置と、の間で切り換えることで、使用位置に天板15があるときに、肘受部13の上方に配置される天板15を着席者が使い易くなり、かつ天板15を使用しないときに、回転機構28により天板15を退避位置に退避させることで、肘受部13全体を着席者が使用できるようになるので、天板15と肘受部13の双方の使い勝手を向上させることができる。
また、天板15を立設させる方向に回転させるとともに、天板15をその面と平行な方向に回転させることで、使用位置にある天板15を肘掛け4の側方の退避位置に移動させる回転機構28が設けられることで、回転動作により天板15を移動させるようになっているため、天板15を使用位置から肘掛け4の側方の退避位置に退避させる際に、椅子1の周囲の空間をコンパクトに利用して天板15を移動できるので、椅子1の周辺にいる者に対して不用意に天板15を干渉させることなく退避させることができる。なお、天板15を退避位置から使用位置に移動させる際も同様に、椅子1の周辺にいる者に対して不用意に天板15を干渉させることなく移動させることができる。更に、回転機構28が天板支持部16の先端部27に設けられるため、移動される天板15と肘掛け4とを離間させることができるので、天板15と肘掛け4との間に指等を挟んでしまうこともなくなる。
また、天板15は、退避位置にあるときにその化粧面を外方側に向けた状態となり、退避位置にあるときの天板15の前後寸法L1は、肘掛けの前後寸法L2に収まる寸法となっていることで、退避位置にあるときに天板15の化粧面が外方側を向くとともに、天板15が肘掛け4の前後寸法L2に収まるため、天板15を退避させた際の見栄えを向上させることができる。なお、本実施例では、天板15を肘掛け4の側方に退避させるため、従来技術としての肘掛けに天板を収納する収納箱を設ける態様と比較して、天板15のデザインを自由に設計することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、螺合部材24を肘受部13と肘受支持部14の固定に用いたが、肘受部13の下面と肘受支持部14の上面とを接着剤を用いて固定するようにしてもよいし、肘受部13の穴部26と肘受支持部14の貫通孔20とをダボを用いて結合させるようにしてもよい。
また、前記実施例では、退避位置にあるときの天板15の前後寸法L1は、肘掛けの前後寸法L2に収まる寸法となっているが、本発明はこれに限ることなく、肘掛けの前後寸法L2よりも大きな天板15を形成してもよく、従来技術としての肘掛けに天板を収納する収納箱を設ける態様と比較して、天板15の大きさを自由に設計することができる。
1 椅子
4 肘掛け
5 メモ台
12 上辺部材
13 肘受部
14 肘受支持部
15 天板
16 天板支持部
17 取付部
22 基部
28 回転機構

Claims (5)

  1. 肘掛けとメモ台とを備える椅子において、前記肘掛けは、着席者の肘を受ける肘受部と該肘受部の下方に設けられて該肘受部を支持する肘受支持部とを有し、前記メモ台は、天板と該天板を支持する天板支持部とを有し、前記肘受支持部と前記肘受部との間に前記天板支持部の基部を挟み込むものであって、前記天板支持部の基部は固定手段により回動を規制された状態で前記肘受支持部に固定され、前記肘受部は前記固定手段とは異なる固定手段により前記肘受支持部に固定されていることを特徴とする椅子。
  2. 前記天板支持部の基部は、前記肘受支持部の前後方向の略中央部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記メモ台は、前記肘受部の上方に前記天板を配置して着席者が該天板を使用可能な使用位置と、前記肘受部の上方位置から前記天板を退避させる退避位置と、の間で切り換える位置切換手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
  4. 前記位置切換手段は、前記天板支持部の先端部に設けられ、前記天板を立設させる方向に回転させるとともに、該天板をその面と平行な方向に回転させることで、前記使用位置にある天板を前記肘掛けの側方の前記退避位置に移動させる回転機構となっていることを特徴とする請求項3に記載の椅子。
  5. 前記天板は、前記退避位置にあるときにその化粧面を外方側に向けた状態となり、該退避位置にあるときの天板の前後寸法は、前記肘掛けの前後寸法に収まる寸法となっていることを特徴とする請求項3または4に記載の椅子。
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