JP6468736B2 - 連続紙切断装置およびプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、連続紙切断装置およびプリンタに関する。さらに詳しくは、たとえばロール紙等の連続紙を所定量送るたびに切断するためのカッターが可動刃と固定刃とからなる場合の切断装置およびその切断装置を用いるプリンタに関する。
従来の可動刃と固定刃とからなるカッターを用いる連続紙切断装置では、可動刃と固定刃が一つの支持体に取付けられている。したがって、可動刃が非切断位置に待機しているときの可動刃と固定刃の間の間隔は、自ずと狭くならざるを得ない。そのため、新たな連続紙を連続紙装填部に装填した際に、連続紙の始端を開放したカッターの中に通す用紙セットを行うときは、連続紙の始端を可動刃と固定刃の間の狭い隙間を通さなければならないので、用紙セット作業が容易でなかった。
この問題を解決するため、可動刃と固定刃をそれぞれ別個の支持体に取り付け、それぞれの支持体を、連続紙装填部と送出し機構を有する給紙装置本体に対して、支持体の端部の支軸を中心とする回転により開閉可能に取り付けることにより、用紙セット前には固定刃を取り付けた支持体を可動刃を取付けた支持体に対して大きく開放し、用紙セット後は,開放した支持体を閉じるようにした連続紙切断装置が知られている。
しかしながら、この連続紙切断装置においては、開放した支持体を閉じたときの可動刃と固定刃の刃先の位置精度が低くなりがちであるため、連続紙のカット不良を生じたり、刃先の耐久性が損なわれたりして、切断性能が低下するという新たな問題が生じている(先行技術文献は特になし。)
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、用紙セットが容易にでき、しかも、可動刃と固定刃の刃先の位置精度が高く保たれ、切断性能の低下を防止できる連続紙切断装置を提供すること、およびその連続紙切断装置を用いるプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
(a1)上面から連続紙を装填できる連続紙装填部、その連続紙装填部に装填された連続紙を後記給紙装置本体の上面に沿って前端部まで案内する用紙ガイド、および前記連続紙をその用紙ガイドに沿って搬送する連続紙送り出し機構を有する給紙装置本体と、
(a2)刃先を上向きにした可動刃とその可動刃を上下動させる駆動手段を一体に組み立てたカッター本体を有して、前記給紙装置本体の前面下部と後記可動刃支持体の下部に設けられた第1支軸の周りに回転して前記給紙装置本体に対して開閉可能に支持された可動刃支持体と、
(a3)前部に刃先を下向きにした固定刃を有し、後記固定刃支持体の後端部と前記給紙装置本体の上面後部に設けられた第2支軸の周りに回転して前記給紙装置本体に対して開閉可能に支持された固定刃支持体とを有し、
(a4)前記可動刃支持体と前記固定刃支持体をともに閉じたときは、前記可動刃の刃先と前記固定刃の刃先が前記用紙ガイドの下流側において所定の用紙切断面上に位置される連続紙切断装置において、
(b)前記第1支軸よりも上側に、
(b1)前記給紙装置本体に取付けられ、前面に開口する切欠孔を有する受板と、前記可動刃支持体に設けられ、その可動刃支持体を閉じたときに前記受板の切欠孔に嵌合して止められる第1ピンとで構成され、閉方向に回転された前記可動刃支持体を前記可動刃が所定の連続紙切断待機位置に到達したときに止める第1位置決め手段と、
(b2)前記第1ピンと、前記給紙装置本体に設けられ、前記可動刃支持体を閉じる際に前記第1ピンと当接するテーパを有して係止方向に付勢された第1ロックレバーとで構成され、前記第1位置決め手段により止められた前記可動刃支持体を前記給紙装置本体にオートロックする第1ロック手段とを設け、
(c)前記第2支軸よりも前側に、
(c1)前記固定刃支持体の前部に設けられ、下方に開口する切欠孔を有する受板と、前記可動刃支持体に設けられ、前記固定支持体を閉じたときに前記切欠孔に嵌合して止められる第2ピンとで構成され、閉方向に回転された前記固定刃支持体を前記固定刃が所定の連続紙切断待機位置に到達したときに止める第2位置決め手段と、
(c2)前記可動刃支持体に設けられた前記第2ピンと、前記固定刃支持体に設けられ、前記固定刃支持体を閉じる際に前記第2ピンと当接するテーパを有して係止方向に付勢された第2ロックレバーとで構成され、前記第2位置決め手段により止められた前記固定刃支持体を前記給紙装置本体にオートロックする第2ロック手段とを設け、
(d1)前記可動刃支持体を閉じたときは、前記可動刃支持体が前記第1位置決め手段により止められて前記可動刃が所定の連続紙切断待機位置に位置決めされるとともに、前記第1ロック手段により前記可動刃支持体が止められた位置にオートロックされ、
(d2)前記固定刃支持体を閉じたときは、前記固定刃支持体が前記第2位置決め手段により止められて前記固定刃が所定の連続紙切断待機位置に位置決めされるとともに、前記第2ロック手段により前記固定刃支持体が止められた位置にオートロックされて、
(d3)前記可動刃の刃先と前記固定刃の刃先が前記連続紙送り出し機構により送り出される連続紙の切断面上に維持され、
(d4)さらに、前記第1ロック手段によるロックを解除する第1ロック解除手段および前記第2ロック手段によるロックを解除する第2ロック解除手段を備えている、
ことを特徴とする。
上記構成により、可動刃支持体と固定刃支持体を給紙装置本体から開放すると、可動刃と固定刃の間が広く開放されるので、新たに装填する連続紙のセット作業を容易に行なうことができる。また、可動刃支持体と固定刃支持体を閉じたときは、可動刃の刃先と固定刃の刃先が所定の連続紙切断待機位置(連続紙切断面上)に存在する状態で可動刃支持体と固定刃支持体がオートロックされるため、可動刃と固定刃の高い位置精度が保たれ、切断性能の低下が防止される。
第1ピンは可動刃支持体の高さ方向中間位置に設けられ、第1ロックレバーは給紙装置本体の前部の高さ方向中間位置に設けられるとともに、第2ピンは可動刃支持体の上端部に設けられ、第2ロックレバーは固定刃支持体の前端部に設けられることが好ましい。
上記構成により、第1ピンと第1ロックレバー、第2ピンと第2ロックレバーのそれぞれの取付けが容易である。
第1ピンを可動刃支持体の上端部に設け、第1ロックレバーを給紙装置本体の前部の上端部に設け、第2ロックレバーを固定刃支持体の前端部に設け、第1ロックレバーと第2ロックレバーを第1ピンに係止するようにしてもよい。この構成の場合は、第2ピンを設ける必要がないので、部材数を減らすことができる。
上記連続紙切断装置において、可動刃支持体を第1支軸の周りに所定角度まで半開き状態に開放したとき、可動刃支持体のそれ以上の開放を阻止する手段を備えることが好ましい。その阻止手段は、可動刃支持体の下端部と、可動刃支持体を半開き状態に開放したときに係合する給紙装置本体の底部とで構成することができる。
上記構成により、可動刃支持体を半開き状態にして、可動刃支持体の内面の清掃を容易
に行なうことができる。
上記連続紙切断装置において、可動刃支持体は、給紙装置本体から離脱可能であることが好ましい。この構成により、可動刃支持体のカッター本体の交換が容易にできる。
本発明に係るプリンタは、内部に上記いずれかの連続紙切断装置を備え、その連続紙切断装置の給紙装置本体の連続紙送り出し機構を、用紙ガイドの後端部付近に設けられた送りローラと、用紙ガイドの前端部付近に設けられたプラテンローラと、これらの送りローラとプラテンローラを所定方向に回転させる駆動手段とで構成し、固定刃支持体の固定刃よりも後ろ側に、サーマルヘッドを、固定刃支持体が給紙装置本体に対して閉じられたときにサーマルヘッドのヘッド面がプラテンローラに対向するように取付けたことを特徴とする。
本発明によれば、新たに装填する連続紙のセット作業を容易に行なうことができとともに、可動刃と固定刃の高い位置精度が保たれるので、切断性能の低下が防止される。
また、本発明によるプリンタは、連続紙切断装置の用紙切断位置精度が高いので、用紙の印刷位置から切断位置まで厳格な距離が要求される印刷物、および切断不良が許されない印刷物を印刷するプリンタとして好適である。
本発明に係る連続紙切断装置の実施の形態の斜視図である。 図1の連続紙切断装置の可動刃支持体と固定刃支持体を開放した状態の斜視図である。 図2の連続紙切断装置の連続紙送り出し機構および可動刃と固定刃の位置関係を示す断面図である。 図1の連続紙切断装置における可動刃支持体と固定刃支持体の位置決め手段とロック手段を説明する図である。 図4の固定刃支持体を開けた状態の側面図である。 図4の固定刃支持体と可動刃支持体を開けた状態の側面図である。
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、実施の形態に係る連続紙切断装置1は、それぞれ一纏まりに組み立てられた給紙装置本体100と、可動刃支持体200と、固定刃支持体300とを有する。給紙装置本体100と、可動刃支持体200と、固定刃支持体300は、いずれも金属板で形成されたフレームを有しており、それぞれのフレームは外面をカバーで覆われているが、図面には、カバーの図示が省略されている。
給紙装置本体100は、図2に示すように、ほぼ直方体状に形成され、給紙装置本体100のフレームの一部である左右の側壁101a,101bの間に、上面に開口するハーフパイプ状の連続紙装填部102を有する。連続紙装填部102は、その中心軸が側壁101a,101bに対して直角である。図1,2には連続紙装填部102に連続紙としてのロール紙Pが装填されている状態が示されている。
図3に示すように、連続紙装填部102の前端部(x側)と給紙装置本体100の前面の上端部(y側)の間に用紙ガイド103が設けられ、その用紙ガイド103の左右両端部は左右の側壁101a,101bに固着されている。そして、用紙ガイド103の後端部付近には連続紙に搬送力を与える送りローラ104が、用紙ガイド103の前端部付近には連続紙に搬送力を与えるプラテンローラ105が配置されている。図1〜図4の104Rは送りローラ104の軸、105Rはプラテンローラ105の軸である。また、給紙装置本体100内の、これら用紙ガイド103、送りローラ104およびプラテンローラ105の下側に、モータ106が設けられている。そのモータ106の回転力は、図示されていないベルトとプーリを介して送りローラ104およびプラテンローラ105に伝達される。上記送りローラ104、プラテンローラ105、モータ106および図示されていないモータ制御部により連続紙送り出し機構が構成されている。
可動刃支持体200は、図3に示すように、給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの間の距離(z方向の距離)とほぼ等しい間隔を持って配置された、可動刃支持体200のフレームの一部である短冊状の左右の側板201a,201bを有し、その左右の側板201a,201bの上側部分の間に、カッター本体202が交換可能に取付けられている。カッター本体202は、図3に示すように、ほぼ直方体状のボックス203を有する。そのボックス203の上面壁の背面側部分にスリット204が形成されており、そのスリット204に可動刃205の上向きにした刃先が臨ませてある。その可動刃205は、ボックス203内に備えられた駆動手段(図示省略)に結合されていて、駆動手段が図示されていないカッター制御部により動作されると、可動刃205の刃先がスリット204から出没(上下動)される。
可動刃支持体200は、左右の側板201a,201bの下端部、すなわち、ボックス203から遠い側の端部に、側板201a,201bに直交する直線上に第1支軸に相当する軸206a,206bが設けられている。また、給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの前部の下端部に、側壁101a,101bに直交する方向および斜め上方に開口する切欠孔107a,107bを有する支持部材108a,108bが設けられている。
こうして、可動刃支持体200の軸206a,206bを支持部材108a, 108bの切欠孔107a,107bに挿入して、落とし込むことにより、可動刃支持体200は、軸206a,206bを中心として回転することにより、給紙装置本体100に対して開閉可能に支持されている。
固定刃支持体300は、給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの間の距離とほぼ等しい間隔を持って配置された、固定刃支持体300のフレームの一部である変形短冊状の左右の側板301a,301bを有する。そして、その左右の側板301a,301bの前側部分の間に、連続紙ガイド103に上側から対面する連続紙ガイド302が固着されている。また、連続紙ガイド302の後端部付近には、送りローラ104に押圧する押えローラ303が設けられ、連続紙ガイド302の前端部付近には、印字ヘッド、たとえば、サーマルヘッド304が備えられている。そして、そのサーマルヘッド304の前側(x側)に、固定刃支持体300に固着されたブラケット305を介して固定刃306がその刃先を下向きにして取り付けられている。
固定刃支持体300の左右の側板301a,301bの後端部(図1の−x側)と給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの後側(図1の−x側)の上端部(図1のy側)とに、左右の側板301a,301bに直交する直線上に第2支軸に相当する軸307を貫通してある。これにより、固定刃支持体300は、その軸307を中心として回転することにより、給紙装置本体100に対して開閉可能に支持されている。
固定刃支持体300の上面板301cの後部上面に、固定刃支持体300を図1に示すように給紙装置本体100に対して閉じたときに、連続紙装填部102の連続紙Pの残量を見るための窓308が開けられている。窓308は、孔だけでも良いし、透明なアクリル板などで遮蔽されてもよい。
図1、図4に示されるように、可動刃支持体200および固定刃支持体300を回転して給紙装置本体100に対して閉じたとき、すなわち、可動刃支持体200の背面を給紙装置本体100の前面に近接し、固定刃支持体300の下面を給紙装置本体100の上面に近接したときは、給紙装置本体100の連続紙ガイド103と固定刃支持体300の連続紙ガイド302が近接して、その間に用紙搬送面が形成されるとともに、可動刃205の刃先と固定刃306の刃先がその用紙搬送面を挟んで、所定の用紙切断面上において対向する。
続いて、可動刃支持体200および固定刃支持体300を図1に示すように給紙装置本体100に対して閉じたときに、可動刃205の刃先と固定刃306の刃先を用紙切断面上において対向する位置に正確に位置決めし、その位置精度を保持するために本発明に基き備えられた位置決め手段とロック手段について説明する。
位置決め手段とロック手段は、可動刃支持体200と固定刃支持体300のそれぞれに対応して備えられている。本明細書では、可動刃支持体200に対応するものを第1位置決め手段と第1ロック手段といい、固定刃支持体300に対応するものを第2位置決め手段と第2ロック手段という。
可動刃支持体200に対応する第1位置決め手段は、図5に示すように、給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの前端部に設けられた受板109と、可動刃支持体200の左右の側板201a,201bに設けられた第1ピン207とからなっている。受板109は、前方に開口する切欠孔110を有する。そして、図6に示すように、開けられている可動刃支持体200が図5に示すように閉じられると、第1ピン207が受板109の切欠孔110に進入してその切欠孔110の孔辺に当たるため、可動刃支持体200は所定の位置に止められる。
また、可動刃支持体200に対応する第1ロック手段は、給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの前部外側面に設けられた第1ロックレバー111と、第1ピン207とからなっている。第1ロックレバー111は、ほぼ中央から3方向に延びる脚112,113,114を有し、中央において支軸118により給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bにその支軸118を中心として回転可能に支持されている。前方向(x方向)に延びる脚112は、先端に上向きに屈曲され、後方に上向きのテーパ115を有するラッチ部116が設けられている。また、下方向(−y方向)に延びる脚113の先端と給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの前端部との間に、たとえばコイルバネのような付勢部材119が張設されて、ラッチ部116が常に上向き(y方向)に付勢されている。そして、上方向(−y方向)に延びる脚114の先端に第1ロック解除手段であるレバー押下片117が設けられている。
給紙装置本体100の左右の側壁101a,101bの前部側面には、付勢部材119により付勢されている第1ロックレバー111のラッチ部116のテーパ115が、受板109の切欠孔110の前方に位置する状態で第1ロックレバー111を止めるストッパ120が設けられている。
支軸118の外周と、第1ロックレバー111の支軸118を通しているD孔との間にはわずかな隙間があり、左右の第1ロックレバー111に多少の回転ガタが発生するようにしてある。また、第1ピン207の外周に当接する第1ロックレバー111のラッチ部116の面は、支軸118からの距離が「面下位置<面上位置」右肩上がりの傾斜面とされている。
上記構成により、左右の側壁101a,101bや左右の第1ロックレバー111等の部品精度に狂いがあっても、ロック時には第1ピン207を切欠孔110の奥まで押し付けるため、第1ピン207を正確な位置にロックすることができる。
上記構成により、図6に示すように開放されている可動刃支持体200が閉じられるときは、第1ピン207が第1ロックレバー111のラッチ部116のテーパ115に当たってこれを押し下げるので、第1ロックレバー111が付勢部材119に抗して図6において時計方向に回転される。そして、第1ピン207がテーパ115から外れて切欠孔110に進入して止められると同時に第1ロックレバー111が付勢部材119により図6において反時計方向に回転され当初の位置に復帰されるため、第1ピン207はラッチ部116に係止される。したがって、図4,5に示すように、可動刃支持体200は、所定位置にオートロックされる。これにより、可動刃支持体200の可動刃205は、図3の所定の用紙切断待機位置に保持される。
上記付勢部材119およびストッパ120を設ける位置は、一例に過ぎない。
固定刃支持体300に対応する第2位置決め手段は、固定刃支持体300の左右の側板301a,301bの前部に設けられた、下方に開口する切欠孔308を有する受板309と、可動刃支持体200の左右の側板201a,201bに外向きに突設された第2ピン208とで構成されている。そして、図5に示すように、可動刃支持体200が閉じられている状態で固定刃支持体300を閉じると、受板309の切欠孔308に第2ピン208が進入するとともに、その切欠孔308の孔辺に当たって所定の位置に止められる。
固定刃支持体300に対応する第2ロック手段は、固定刃支持体300の左右の側板301a,301bの前部に設けられた第2ロックレバー310と、第2ピン208とからなっている。第2ロックレバー310は上端部において支軸311により回転可能に支持されている。また、第2ロックレバー310は下端部にラッチ部312を有し、そのラッチ部の下側辺にテーパ313が形成されている。さらに、第2ロックレバー310にはラッチ部312と反対側の辺、すなわち、第2ロックレバー310の前部に直角側方に屈曲されたストッパ314が設けられている。
そして、コイルばね等の付勢部材315の一端部が支軸311よりも下側において第2ロックレバー310に固着され、付勢部材315の他端部が支軸311よりも後ろ側(−x側)において固定刃支持体300の左右の側板301a,301bの前部に固着されている。これにより、第2ロックレバー310は、支軸311を中心として図4,5,6において時計方向に回転するように付勢されている。しかし、ストッパ314が固定刃支持体300の左右の側板301a,301bの前端縁に当たるため、ラッチ部312が受板309の切欠孔308の下側の一部を遮蔽し、テーパ313が切欠孔308の下方に位置する状態で保持されている。
上記構成により、図5に示すように可動刃支持体200が閉じられている状態で、固定刃支持体300を閉じると、第2ロックレバー310のテーパ313が可動刃支持体100の第2ピン208に当たるため、第2ロックレバー310は付勢部材315に抗して反時計方向に若干回転され、第2ピン208がテーパ313から外れる。したがって、固定刃支持体300はさらに閉じ方向に移動するため、第2ピン208が受板309の切欠孔308内に進入してその孔辺に当たる。これにより、固定刃支持体300は給紙装置本体100に対して所定の位置に位置決めされる。また、第2ピン208がテーパ313から外れると同時に第2ロックレバー310が付勢部材315により回転されて当初位置に復帰するので、第2ピン208はラッチ部312によりその所定の位置にオートロックされる。
以上の可動刃支持体200および固定刃支持体300を閉じたときのオートロックにより、可動刃205および固定刃306は、それらの刃先が給紙装置本体100の用紙ガイド103および固定刃支持体300の用紙ガイド302の間に形成される連続紙搬送面を挟んで所定の連続紙切断待機位置(切断面上)に存在する状態に保持される。
サーマルヘッド304には図示されていない印刷制御部が電気的に接続されていて、連続紙切断装置1を備えたプリンタが構成されている。そして、プリンタが稼働する際は、連続紙送り出し機構が動作して、連続紙切断装置全体に振動が加わることがあるが、上記のような位置決め手段およびロック手段により、可動刃205と固定刃306の切断位置精度が影響を受けることは皆無である。
プリンタの使用により連続紙装填部102に新たな連続紙の装填が必要となった場合は、まず、固定刃支持体300の第1ロック解除手段を操作して固定刃支持体300の第1ロック手段を解除する。すなわち、固定刃支持体300の第2ロックレバー310を付勢部材315に抗して図3,5,6において反時計方向に回転させる部材、たとえば、両側のストッパ314を前方に押すスライド部材(図示省略)を固定刃支持体300のカバーの一方の外側面に設けることができる。そのスライド部材を押したまま、固定刃支持体300の前部を引き上げることにより、固定刃支持体300を開け、連続紙装填部102を開放することができる。
また、図5に示すように、固定刃支持体300を開放した状態で、第1ロックレバー111のレバー押下片117を押下すれば、1ロックレバー111は付勢部材119に抗して図5において時計方向に回転され、ラッチ部116が可動刃支持体100の第1ピン207のロックを解除する。したがって、可動刃支持体200を支軸206a,206b周りに回転して開放することができる。
この場合、図6に例示するように、給紙装置本体100の底部前端に、開放された可動刃支持体200の左右の側板201a,201bの下端部の後部端縁を停止させる停止部材121を設けることにより、可動刃支持体200を半開き状態に保持することができる。可動刃支持体200の内面の清掃やカッター本体202の点検などは、半開き状態の方がしやすいので有利である。半開き状態にするための構造は、任意である。
半開き状態にある可動刃支持体200を斜めて手前側に引き上げれば、支軸206a,260bが支持部材108a.108bの切欠孔107a,107bから離脱するので、可動刃支持体200を給紙装置本体100から分離することができる。したがって、カッター本体202の交換が必要になった場合に可動刃支持体200の一式交換が可能であるので、便利である。
なお、316は固定刃支持体300の前部下面に設けられたサーマルヘッド位置決め部材である。サーマルヘッド位置決め部材316は固定刃支持体300の前部下面に固着してあり、下方に開口する切欠孔317を有する。この切欠孔317の下端部の幅はプラテンローラ105の軸105Rの直径よりも大きいが、切欠孔317の上端部は軸105Rの直径とほぼ等しくなっている。したがって、固定刃支持体300を閉じる際は、サーマルヘッド位置決め部材316の切欠孔317がプラテンローラ105の軸105Rに円滑に嵌合し、切欠孔317の上端部がプラテンローラ105の軸105に到達したときは、サーマルヘッド304がプラテンローラ105に対して正確な位置に位置決めされる。
また、318は、軸319を支点として回転可能に支持されたL型のレバーであり、そのレバー318の一端にサーマルヘッド304(図3)が固着されている。レバー318は固定刃支持体300が閉じられているときに、サーマルヘッド304のヘッド面がプラテンローラ105の周面に近接する方向に付勢してある。そして、ヘッド面をプラテンローラ105の周面から用紙厚みに相当する距離を隔てた位置に停止させるストッパ(図示せず)が設けられている。
他方、給紙装置本体100の左右の側板101a,101bのいずれか一方の内面には、カム(不図示)が設けてある。固定刃支持体300が閉じられているときは、レバー318の他端(318’)がカムの周面に対向している。そして、カムは図示されていないモータにより回転される。モータには、モータドライバが接続されている。モータドライバは印刷制御部から印刷終了信号が入力されると、次の印刷開始信号を入力するまでの間、カムを所定角度回転して、そのカムの山でレバー318の他端(318’)を図3、4において反時計方向に回転させる。そのため、サーマルヘッド304はプラテンローラ105から上方に離間される。
これにより、サーマルヘッド304のヘッド面がプラテンローラ105に押圧される時間は印刷時間に限られる。印刷時間よりも圧倒的に多い非印刷時間中は、ヘッド面がプラテンローラ105に押圧されないので、サーマルヘッド304の機械的疲労が顕著に軽減される。
1 連続紙切断装置(プリンタ)
100 給紙装置本体
101a,101b 左右の側板(フレーム)
102 連続紙装填部
103 用紙ガイド
104 送りローラ
105 プラテンローラ
106 モータ
107 切欠孔
108 支持部材
109,207 第1位置決め手段
109 受板
110 切欠孔
111,207 第1ロック手段
111 第1ロックレバー
115 テーパ
116 ラッチ部
117 押下バー
119 付勢部材
120 ストッパ
200 可動刃支持体
201a,201b 左右の側板(フレーム)
202 カッター本体
205 可動刃
206a,206b 支軸(第1支軸)
207 第1ピン
208 第2ピン
300 固定刃支持体
301a,301b 側板(フレーム)
302 連続紙ガイド
303 押えローラ
304 印字ヘッド(サーマルヘッド)
306 固定刃
307 軸
309,208 第2位置決め手段
308 切欠孔
309 受板
310,208 第2ロック手段
310 第2ロックレバー
312 ラッチ部
313 テーパ
314 ストッパ
315 付勢部材

Claims (4)

  1. 上面から連続紙を装填できる連続紙装填部、その連続紙装填部に装填された連続紙を後記給紙装置本体の上面に沿って前端部まで案内する用紙ガイド、および前記連続紙をその用紙ガイドに沿って搬送する連続紙送り出し機構を有する給紙装置本体と、
    刃先を上向きにした可動刃とその可動刃を上下動させる駆動手段を一体に組み立てたカッター本体を有して、前記給紙装置本体の前面下部と後記可動刃支持体の下部に設けられた第1支軸の周りに回転して前記給紙装置本体に対して開閉可能に支持された可動刃支持体と、
    前部に刃先を下向きにした固定刃を有し、後記固定刃支持体の後端部と前記給紙装置本体の上面後部に設けられた第2支軸の周りに回転して前記給紙装置本体に対して開閉可能に支持された固定刃支持体とを有し、
    前記可動刃支持体と前記固定刃支持体をともに閉じたときは、前記可動刃の刃先と前記固定刃の刃先が前記用紙ガイドの下流側において所定の用紙切断面上に位置される連続紙切断装置において、
    前記第1支軸よりも上側に、
    前記給紙装置本体に取付けられ、前面に開口する切欠孔を有する受板と、前記可動刃支持体に設けられ、その可動刃支持体を閉じたときに前記受板の切欠孔に嵌合して止められる第1ピンとで構成され、閉方向に回転された前記可動刃支持体を前記可動刃が所定の連続紙切断待機位置に到達したときに止める第1位置決め手段と、
    前記第1ピンと、前記給紙装置本体に設けられ、前記可動刃支持体を閉じる際に前記第1ピンと当接するテーパを有して係止方向に付勢された第1ロックレバーとで構成され、前記第1位置決め手段により止められた前記可動刃支持体を前記給紙装置本体にオートロックする第1ロック手段とを設け、
    前記第2支軸よりも前側に、
    前記固定刃支持体の前部に設けられ、下方に開口する切欠孔を有する受板と、前記可動刃支持体に設けられ、前記固定支持体を閉じたときに前記切欠孔に嵌合して止められる第2ピンとで構成され、閉方向に回転された前記固定刃支持体を前記固定刃が所定の連続紙切断待機位置に到達したときに止める第2位置決め手段と、
    前記可動刃支持体に設けられた前記第2ピンと、前記固定刃支持体に設けられ、前記固定刃支持体を閉じる際に前記第2ピンと当接するテーパを有して係止方向に付勢された第2ロックレバーとで構成され、前記第2位置決め手段により止められた前記固定刃支持体を前記給紙装置本体にオートロックする第2ロック手段とを設け、
    前記可動刃支持体を閉じたときは、前記可動刃支持体が前記第1位置決め手段により止められて前記可動刃が所定の連続紙切断待機位置に位置決めされるとともに、前記第1ロック手段により前記可動刃支持体が止められた位置にオートロックされ、
    前記固定刃支持体を閉じたときは、前記固定刃支持体が前記第2位置決め手段により止められて前記固定刃が所定の連続紙切断待機位置に位置決めされるとともに、前記第2ロック手段により前記固定刃支持体が止められた位置にオートロックされて、
    前記可動刃の刃先と前記固定刃の刃先が前記連続紙送り出し機構により送り出される連続紙の切断面上に維持され、
    さらに、前記第1ロック手段によるロックを解除する第1ロック解除手段および前記第2ロック手段によるロックを解除する第2ロック解除手段を備えている、
    ことを特徴とする連続紙切断装置。
  2. 請求項1に記載の連続紙切断装置において、前記第1ピンは前記可動刃支持体の高さ方向中間位置に設けられ、前記第1ロックレバーは前記給紙装置本体の前部の高さ方向中間位置に設けられるとともに、前記第2ピンは前記可動刃支持体の上端部に設けられ、前記第2ロックレバーは前記固定刃支持体の前端部に設けられている連続紙切断装置。
  3. 請求項2に記載の連続紙切断装置において、前記第1ピンは前記可動刃支持体の上端部に設けられ、前記第1ロックレバーは前記給紙装置本体の前部の上端部に設けられ、前記第2ロックレバーは前記固定刃支持体の前端部に設けられ、前記第1ロックレバーと前記第2ロックレバーを前記第1ピンに係止するようにした連続紙切断装置。
  4. 内部に請求項1〜3のいずれか1項に記載の連続紙切断装置を備え、その連続紙切断装置の給紙装置本体の連続紙送り出し機構を、用紙ガイドの後端部付近に設けられた送りローラと、用紙ガイドの前端部付近に設けられたプラテンローラと、これらの送りローラとプラテンローラを所定方向に回転させる駆動手段とで構成し、固定刃支持体の固定刃よりも後ろ側に、サーマルヘッドを、固定刃支持体が給紙装置本体に対して閉じられたときにサーマルヘッドのヘッド面がプラテンローラに対向するように取付けたことを特徴とするプリンタ。
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