JP6468598B2 - コミュニケーション装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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本発明は、視線の指向性を変更可能なコミュニケーション装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
近年、遠隔操作により制御される機械又は自動的に制御される機械を使用して、人とコミュニケーションを行う技術について、様々な研究がおこなわれている。従来は、特に、このような機械とコミュニケーションを行う人が、実際の人と会話をしているかのような感覚を得やすいように、視線の指向性を高める装置が提案されている(例えば、非特許文献1及び非特許文献2参照)。ここで、視線の指向性とは、目(眼球)の動きと目の動きによって人が感じる視線の変化との相関性をいい、目の向きが変化すると視線も目の向きの変化に伴って変化していると人が感じやすい場合、視線の指向性が高いと表現され、目の向きを変化させても視線の変化を感じにくい場合、視線の指向性が低いと表現される。
三澤加奈、石黒祥生、歴本純一、「LiveMask:立体顔形状ディスプレイを用いたテレプレゼンスシステムにおけるコミュニケーションの評価」、情報処理学会 インタラクション 2012、2012年3月15日、p41−48 岡島知也、田中一晶、中西英之、「眼球ロボットにより視線を提示するスクリーンの開発」、The 28th Annual Conference of the Japanese Society for Artificial Intelligence, 2014、2014年、p1−4
人とコミュニケーションを行う機械の目として指向性が低いものを使用すると、機械の目を見ることができる範囲内において、機械に対する人の位置に関わらず、人はその目の視線を感じやすくなる。つまり、低指向性の視線を使用することにより、不特定多数の人に対して、直視している感覚を同時に与えやすくなる。
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、状況に応じたコミュニケーションを実現しやすいコミュニケーション装置、制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、本発明に係るコミュニケーション装置は、正面側に位置する観察者とコミュニケーションを行うコミュニケーション装置であって、前記正面側に対して凸形状となる面と凹形状となる面とを向けることが可能な人工的な眼球と、前記正面側に対して向ける面を、前記凸形状となる面又は前記凹形状となる面のいずれかに制御する制御部とを備える。
また、本発明に係る制御方法は、正面側に対して凸形状となる面と凹形状となる面とを向けることが可能な人工的な眼球を備えるコミュニケーション装置により実行される制御方法であって、前記正面側に対して向ける面を、前記凸形状となる面又は前記凹形状となる面のいずれかに制御するステップを含む。
また、本発明に係る制御プログラムは、正面側に対して凸形状となる面と凹形状となる面とを向けることが可能な人工的な眼球を備えるコミュニケーション装置に、前記正面側に対して向ける面を、前記凸形状となる面又は前記凹形状となる面のいずれかに制御するステップを実行させる。
上記のように構成された本発明に係るコミュニケーション装置、制御方法及び制御プログラムによれば、状況に応じたコミュニケーションを実現しやすくなる。
本発明の第1実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な正面図である。 本発明の第1実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な上面図である。 本発明の第1実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な右側面図である。 図1のコミュニケーション装置において、眼球部の凹面が正面側に向けられた場合の概略的な右側面図である。 図1の眼球部の凸面が正面側を向いている場合についての説明図である。 図1の眼球部の凹面が正面側を向いている場合についての説明図である。 本発明の第2実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な正面図である。 本発明の第2実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な右側面図である。 図7のコミュニケーション装置における可動部の動作についての説明図である。 本発明の第3実施形態に係るコミュニケーション装置の概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な正面図であり、図2は、本実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な上面図であり、図3は、本実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な右側面図である。コミュニケーション装置100は、人の目を模したものであり、例えば、人型又は他の形状のロボットの顔に相当する部分に2つ搭載されて、当該ロボットの目として使用されうる。このロボットは、例えば単数又は複数の人とコミュニケーションを行う。ここで、正面は、コミュニケーション装置100を見る観察者がコミュニケーション装置100を見る方向である。つまり、観察者は、コミュニケーション装置100の正面側から見ているため、背面側は見えない。また、コミュニケーション装置100の背面側は、例えばロボットの顔で覆われていてもよい。
本実施形態に係るコミュニケーション装置100は、眼球部110と、第1のサーボモータ111と、第2のサーボモータ112と、第3のサーボモータ113と、回転軸114と、フレーム部115とを備える。
眼球部110は、半球殻形状に形成されている。つまり、眼球部110は、図1において正面から見える表側の球面が突出した球形状になっており、背面から見える裏側の球面が窪んだ球形状になっている。眼球部110は、例えば白色の硬質材料で形成されており、眼球部110の正面視及び背面視における中央部分は、人の瞳孔及び虹彩を模して、例えば円形に黒色に着色されている。眼球部110において黒色に着色された箇所を、以下「黒目」ともいう。眼球部110は、回転軸114に接着されて支持されている。以下、本明細書において、図1の状態における眼球部110の表側の面を凸面、裏側の面を凹面ともいう。
第1のサーボモータ111、第2のサーボモータ112及び第3のサーボモータ113は、それぞれ図示しない駆動部に接続されて、駆動部により駆動される。
第1のサーボモータ111及び第2のサーボモータ112は、眼球部110の球面凸面が正面側を向いている場合における眼球部110の方向を変更する。つまり、第1のサーボモータ111は、図1に矢印で模式的に示すように、フレーム部115を左右方向にそれぞれ90°回転させることにより、眼球部110の左右方向の向きを最大180°変更することができる。また、第2のサーボモータ112は、図1に矢印で模式的に示すように、回転軸114を上下方向にそれぞれ90°回転させることにより、眼球部110の上下方向の向きを最大180°変更することができる。第1のサーボモータ111及び第2のサーボモータ112により、コミュニケーション装置100における眼球の動きを決定できる。
なお、本実施形態において、第1のサーボモータ111及び第2のサーボモータ112は、眼球部110の凹面が正面側を向いている場合には動作しない。つまり、眼球部110の凹面が正面側を向いている場合には、眼球部110の向きは変化しない。
第3のサーボモータ113は、コミュニケーション装置100において正面側に向けられる面を変更する。つまり、第3のサーボモータ113は、回転軸114を180°回転させることにより、コミュニケーション装置100において、正面側に向けられる面を、凸面から凹面へ、又は凹面から凸面へ切り替える。図4は、第3のサーボモータ113の切り替えにより、コミュニケーション装置100において、眼球部110の凹面が正面側に向けられた場合の概略的な右側面図である。図3と図4とを比較すると、図3では、凸面が正面側に向けられているのに対し、図4では、凹面が正面側に向けられていることが理解される。なお、第1のサーボモータ111又は第2のサーボモータ112が360°回転可能な場合には、第3のサーボモータ113を省略し、第1のサーボモータ111又は第2のサーボモータ112が凸面と凹面との切り替え機能を有していてもよい。
コミュニケーション装置100において、上記説明した各機構のうち、眼球部110以外の機構は、眼球部110の向いている方向を制御する制御部として機能する。
次に、コミュニケーション装置100において正面を向いている眼球部110の面と、視線の指向性との関係について説明する。図5は、眼球部110の凸面が正面側を向いている場合についての説明図である。
図5(a)は、観察者が眼球部110の向いている方向の真正面にいる場合を示す図である。この場合、図5(a)に矢印で模式的に示すように、眼球部110の黒目が自分の方向を向いているため、観察者は、眼球部110が自分の方向を向いていると感じやすい。
これに対し図5(b)は、第1のサーボモータ111又は第2のサーボモータ112の制御により、眼球部110の向いている方向が変化した状態を示す図である。この場合、眼球部110の黒目が自分の方向からそれた方向を向いているため、観察者は、眼球部110が自分の方向を向いているとは感じにくい。このように、眼球部110の凸面がコミュニケーション装置100の正面側を向いている場合には、視線の指向性が高くなる。
図6は、眼球部110の凹面が正面側を向いている場合についての説明図である。上述したように、本実施形態において、眼球部110の凹面側が正面側を向いている場合、眼球部110の向きは変化しない。
図6(a)は、眼球部110に対して、観察者が真正面に存在する場合を示す図である。この場合、観察者には、眼球部110の中央に黒目が見えており、観察者は、眼球部110が自分の方向を向いていると感じやすい。
図6(b)は、眼球部110に対して、観察者が真正面から外れた(横の)方向に存在する場合を示す図である。この場合、観察者には、図6(b)に点線で示すように、黒目が、眼球部110の凹面上ではなく、凹面から浮き上がった位置に存在するように見える。つまり、観察者は、眼球部110の凹面における黒目の位置と観察者の位置との関係に基づいて、黒目が眼球部110において観察者側に寄った状態で見える。そのため、観察者は、眼球部110が自分の方向を向いていると感じやすい。このように、眼球部110が自分の方向を向いていると感じる現象(錯視)は、観察者の位置によらず発生する。そのため、凹面が正面側に向いている場合には、コミュニケーション装置100の正面側に存在する任意の観察者が、眼球部110が自分の方向を向いていると感じやすくなる。このように、眼球部110の凹面がコミュニケーション装置100の正面側を向いている場合には、視線の指向性は低くなる。
図5及び図6を参照して説明したように、眼球部110の凸面がコミュニケーション装置100の正面側を向いている場合には、視線の指向性が高く、眼球部110の凹面がコミュニケーション装置100の正面側を向いている場合には、視線の指向性は低い。コミュニケーション装置100では、この性質を利用して、制御部が、正面側を向く面を凸面又は凹面に切り替える。例えば、特定の人とコミュニケーションを行う場合や、コミュニケーションを行っている人と視線を共有する共同注視を行う場合には、制御部は、凸面が正面側を向くように制御する。一方、例えばプレゼンテーション等、不特定多数の人に対してコミュニケーションを行う場合には、制御部は、これら不特定多数の人に対して視線を合わせているような感覚を与えやすい凹面が正面を向くように制御する。制御部が行う凸面又は凹面の切り替えは、例えば、制御部が自動的に決定してもよく、コミュニケーション装置100を含むロボットが話す内容に合わせて予めプログラムされていてもよい。また、凸面又は凹面の切り替えは、例えば遠隔の操作者の操作に基づいて、制御部が行ってもよい。
以上説明したコミュニケーション装置100は、コミュニケーション装置100の正面側を向く眼球部110の面を切り替えることにより、高指向性の視線と、低指向性の視線との双方を、状況に応じて切り換えることができる。そのため、高指向性の視線により、共同注視や1対1のコミュニケーションを保証しつつ、低指向性の視線により、多人数に対しても、より高い信頼感を持ったコミュニケーションを実現できる。このようにして、コミュニケーション装置100によれば、状況に応じたコミュニケーションを実現しやすくなる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な正面図であり、図8は、本実施形態に係るコミュニケーション装置の概略的な右側面図である。第2実施形態に係るコミュニケーション装置200は、第1実施形態に係るコミュニケーション装置100と異なる方法により、第1実施形態のコミュニケーション装置100で実現した眼球の凸面及び凹面を実現する。以下、第1実施形態と同じ点については説明を適宜省略し、異なる点について説明を行う。
本実施形態に係るコミュニケーション装置200は、基台部210と、可動部220とを備える。
基台部210は、図8に示すように右側面視で略コの字型の外枠部211を有する。外枠部211は、上面212と、底面213と、背面214とにより構成される。上面212の底面213側と、底面213の上面212側には、それぞれ可動部220の歯車224及び225の歯面と噛み合う歯面が設けられている。
また、基台部210は、背面214の中央に、正面側に突出する、正面視で略四角形の筒部215を有する。筒部215の正面側の開口は、膜216で覆われている。膜216と筒部215の開口とは接着されている。膜216は、例えば白色のシリコン等の伸縮性の材料で構成されている。筒部215の内部は中空になっている。また、膜216の中央部分は、人の瞳孔及び虹彩を模して、例えば円形に黒色に着色されている。
可動部220は、第1の半球面221と、第2の半球面222と、第1の半球面221及び第2の半球面222を支持するフレーム部223とを備える。第1の半球面221及びフレーム部223は、例えばアクリル板等の透明な硬質材料で形成されている。正面視において、第1の半球面221は背面側に突出しており、第2の半球面222は正面側に突出している。また、第1の半球面221と、第2の半球面222とは、球面同士で基台部210の膜216を挟み込むようにして、正面視で前後方向に配置される。フレーム部223の上側には、回転軸226を通すための軸受け227が接続され、フレーム部223の下側には、回転軸228を通すための軸受け229が接続されている。
また、可動部220は、基台部210の上面212と接する2つの歯車224及び底面213と接触する2つの歯車225とを備える。歯車224の歯面は上面212の歯面と噛み合い、歯車225の歯面は底面213の歯面と噛み合う。2つの歯車224には、回転軸226が挿入されている。また、2つの歯車225のうち、一方には回転軸228が挿入されており、他方には、モータ230の回転軸が挿入されている。モータ230は、フレーム部223の下側に取り付けられている。モータ230として、例えばサーボモータ又はエンコーダ付きDCモータ等を使用できる。モータ230が駆動することにより、歯車225が回転し、可動部220が基台部210に対して、正面視における前後方向に変位する。モータ230は、例えば図示しない駆動部により駆動される。
コミュニケーション装置200において、第1の半球面221と、第2の半球面222と、膜216とは眼球を構成し、モータ230は、眼球について、正面側に対して凸形状を向けるか、凹形状を向けるかを制御する制御部として機能する。
図9は、本実施形態に係るコミュニケーション装置200における可動部220の動作についての説明図である。以下、基台部210に対して、図8に示す可動部220の位置を、初期位置と称して説明を行う。
モータ230が駆動することにより、図9(a)に示すように可動部220が初期位置から正面側に変位すると、膜216は第2の半球面222に貼り付くように変形する。その結果、膜216は、正面視において凸形状となる。これにより、第1実施形態のコミュニケーション装置100において、凸面を正面側に向けた状態と同じ状態が実現される。
一方、モータ230が駆動することにより、図9(b)に示すように可動部220が初期位置から背面側に変位すると、膜216は第1の半球面221に貼り付くように変形する。その結果、膜216は、正面視において凹形状となる。これにより、第1実施形態のコミュニケーション装置100において、凹面を正面側に向けた状態と同じ状態が実現される。
なお、制御部が行う凸面又は凹面の切り替えは、第1実施形態のコミュニケーション装置100と同様に、例えば、制御部が自動的に決定してもよく、コミュニケーション装置を含むロボットが話す内容に合わせて予めプログラムされていてもよい。また、凸面又は凹面の切り替えは、例えば遠隔の操作者の操作に基づいて、制御部が行ってもよい。
また、本実施形態に係るコミュニケーション装置200において、基台部210をさらに他のフレームによって支持し、当該フレームをサーボモータにより左右方向及び上下方向に回転されることにより、膜216が凸形状となった場合に形成される眼球の視線の向きを変えることができる。
このように、本実施形態に係るコミュニケーション装置200によれば、膜216の形状について、正面視における凸形状又は凹形状を切り替えることにより、視線の指向性が高い状態と低い状態とが実現できる。従って、本実施形態に係るコミュニケーション装置200においても、高指向性の視線により、共同注視や1対1のコミュニケーションを保証しつつ、低指向性の視線により、多人数に対しても、より高い信頼感を持ったコミュニケーションを実現できる。このようにして、コミュニケーション装置200によっても、状況に応じたコミュニケーションを実現しやすくなる。
なお、膜216の形状を変更する方法は、本明細書で示した方法に限られず、膜216を変形させる他の任意の方法で行うことができる。膜216の形状を凸形状又は凹形状に切り替えることにより、上述の効果と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
図10は、本発明の第3実施形態に係るコミュニケーション装置の概略図である。第3実施形態に係るコミュニケーション装置300は、3Dディスプレイにより構成される立体画像表示部310と、立体画像表示部310に表示される画像を制御する制御部320とを備える。コミュニケーション装置300は、制御部320の制御により、立体画像表示部310に立体画像としての眼球330を表示する。このとき、図10(a)に示すように、立体画像表示部310に、正面側に凸形状の眼球330の立体画像を表示すると、第1実施形態のコミュニケーション装置100において、凸面を正面側に向けた状態と同じ状態が実現される。また、図10(b)に示すように、立体画像表示部310に、正面側に凹形状の眼球330の立体画像を表示すると、第1実施形態のコミュニケーション装置100において、凹面を正面側に向けた状態と同じ状態が実現される。
3Dディスプレイに表示される眼球330の凸形状又は凹形状の切り替えは、制御部320により行われる。制御部320は、眼球330の凸形状又は凹形状の表示の切替えについて、例えば、コミュニケーション装置300を含むロボットが話す内容に合わせて自動的に決定する。また、制御部320は、眼球330の凸形状又は凹形状の表示の切替えを、例えば遠隔の操作者の操作に基づいて行ってもよい。
また、本実施形態に係るコミュニケーション装置300において、立体画像表示部310に凸形状の眼球330の立体画像を表示している場合には、表示される眼球330の方向を変更して表示することにより、表示される眼球330の視線の向きを変えることができる。
なお、立体画像表示部310は、必ずしも3Dディスプレイでなくてもよい。立体画像表示部310は、例えば、ホログラムにより眼球330の立体画像を表示可能な装置で合ってもよい。
このように、本実施形態に係るコミュニケーション装置300において、正面視で凸形状となる眼球330の立体画像及び正面視で凹形状となる眼球330の立体画像の表示の切替えを行うことにより、視線の指向性が高い状態と低い状態とが実現できる。従って、本実施形態に係るコミュニケーション装置300においても、高指向性の視線により、共同注視や1対1のコミュニケーションを保証しつつ、低指向性の視線により、多人数に対しても、より高い信頼感を持ったコミュニケーションを実現できる。このようにして、コミュニケーション装置300によっても、状況に応じたコミュニケーションを実現しやすくなる。
上述の実施形態は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
100、200、300 コミュニケーション装置
110 眼球部
111 第1のサーボモータ
112 第2のサーボモータ
113 第3のサーボモータ
114 回転軸
115、223 フレーム部
210 基台部
211 外枠部
212 上面
213 底面
214 背面
215 筒部
216 膜
220 可動部
221 第1の半球面
222 第2の半球面
224、225 歯車
226、228 回転軸
227、229 軸受け
230 モータ
310 立体画像表示部
320 制御部
330 眼球

Claims (6)

  1. 正面側に位置する観察者とコミュニケーションを行うコミュニケーション装置であって、
    前記正面側に対して凸形状となる面と凹形状となる面とを向けることが可能な人工的な眼球と、
    前記正面側に対して向ける面を、前記凸形状となる面又は前記凹形状となる面のいずれかに制御する制御部と
    を備えるコミュニケーション装置。
  2. 前記眼球は半球殻形状であり、
    前記制御部は、前記眼球が有する球面の方向を反転させることにより、前記正面側に向ける面を切り替える、請求項1に記載のコミュニケーション装置。
  3. 前記眼球は伸縮性の膜を備え、
    前記制御部は、前記伸縮性の膜を、前記正面側に対して凸形状又は凹形状に変形することにより、前記正面側に向ける面を切り替える、請求項1に記載のコミュニケーション装置。
  4. 前記眼球は立体画像表示部により表示され、
    前記制御部は、前記正面側に対して凸形状又は凹形状の眼球の立体画像を前記立体画像表示部に表示させることにより、前記正面側に向ける面を切り替える、請求項1に記載のコミュニケーション装置。
  5. 正面側に対して凸形状となる面と凹形状となる面とを向けることが可能な人工的な眼球を備えるコミュニケーション装置により実行される制御方法であって、
    前記正面側に対して向ける面を、前記凸形状となる面又は前記凹形状となる面のいずれかに制御するステップ
    を含む制御方法。
  6. 正面側に対して凸形状となる面と凹形状となる面とを向けることが可能な人工的な眼球を備えるコミュニケーション装置に、
    前記正面側に対して向ける面を、前記凸形状となる面又は前記凹形状となる面のいずれかに制御するステップ
    を実行させる制御プログラム。
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