JP2017069924A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
画像表示手段3と当該画像表示手段3に表示する画像g1を制御する制御手段と、前記画像表示手段3を設けた筐体の姿勢を検出する姿勢検出手段を有し、前記画像g1は時系列に沿って再生可能な動画を構成する複数の画像又は視点位置若しくは視線方向の移動にともなって連続的に表示可能な複数の画像g1〜g24であり、前記制御手段は、前記姿勢検出手段によって検出した前記筐体の傾きに基づいて、前記動画を構成する複数の画像の再生制御又は視点位置若しくは視線方向を移動させた状態の画像を表示するように構成したことを特徴とする画像表示装置。
【選択図】図2
Description
一方、スマートフォン等の各種の携帯端末は、ゲームのみに用いる訳ではなく画像を表示する装置として様々なものを表示する。たとえば、移動しながら街中の風景を表示させるようなストリートビューの表示や動画の再生、その他各種の画像が表示可能である。また、携帯端末に対する操作は、タッチパネル上に表示されたGUI部分に触れることにより行われるのが近年の主流である。
本発明は、上記のようなコンテンツの表示に関する操作を、画面に触れずに行えるようにすることを課題とするものである。特に立体物や立体的な空間等を表すコンテンツを表示する場合において、表示したいものや、見たい向きの選択等を直感的な操作で行うことが出来る装置、方法の提供を課題とするものである。
画像表示手段と、
当該画像表示手段に表示する画像を制御する制御手段と、
前記画像表示手段を設けた筐体の挙動を検出する挙動検出手段を有し、
前記画像は、時系列に沿って再生可能な動画を構成する連続的に表示可能な複数の画像又は視点位置若しくは視線方向の移動にともなって連続的に表示可能な複数の画像であり、
前記制御手段は、前記挙動検出手段によって検出した前記筐体の傾きに基づいて、前記動画を構成する複数の画像の再生制御又は視点位置若しくは視線方向を移動させた状態の画像を表示するように構成したことを特徴とする。
画像表示手段と、
当該画像表示手段に表示する画像を制御する制御手段と、
前記画像表示手段を設けた筐体の姿勢を検出する姿勢検出手段若しくは筐体に与えられた他の物理的挙動を検出する挙動検出手段を有し、
前記制御手段は、
立体視を構成する視差を有した左右一対の画像を、予め用意された画像から選択若しくは生成するとともに、当該画像を前記画像表示手段が有する画像表示面において左右に並べて配置した一対の画像表示領域の中にそれぞれ表示し、
前記画像表示領域の中に表示した一対の画像を、前記筐体の左右方向および/若しくは前後方向の傾きに伴う前記姿勢検出手段の検出情報に基づいて、視差を有した左右一対の画像に置換若しくは変化させて表示し、
前記左右に並べて配置した一対の画像表示領域を、前記姿勢検出手段によって検出した前記筐体の傾き若しくは筐体に与えられた他の物理的挙動に基づいて、前記画像表示面内において一体的に傾けて配置するように構成したことを特徴とする。
なお、各画像(g1〜g24)を表示するためには、必ずしも本装置1が3Dオブジェクトとして把握されるオブジェクトMを有する必要はない。すなわち、別の手段によって生成した各画像(g1〜g24)のみを記憶しておき、これを後述する制御にしたがって表示してもよい。この場合、3Dオブジェクトを取り扱う必要は無くなるので、3Dオブジェクトを定義するデータ量やプログラムのデータ量を少なく出来るので制御手段2に対する負荷を軽くできるという効果を有している。
本装置1は、内蔵している傾斜センサ5によって上記のような左右方向および前後方向に傾斜した角度若しくは基準姿勢からの変動を検知する。この傾斜センサ5の検出情報に基づいて、例えば本装置1を垂直姿勢から右側に角度θ傾けると、図2のように表示手段3に表示していたオブジェクトMの画像g1を順次進めて図4Bに示すような画像g4に切り替え、垂直姿勢に戻すと画像g4の表示を維持させる。また、本装置1を右側に傾けた状態を維持すると、画像g5,画像g6・・・のように画像を順次切り替える。そして、傾ける角度を大きくすると画像が切り替わる速度を速くし、傾ける角度を小さくすると画像が切り替わる速度を遅くし、垂直姿勢に戻すと画像の切り替えを停止してその時点で表示していた画像の表示を続ける。
また、この例はX−Y平面上のオブジェクトMを中心とした円周上に視点を置いた場合の画像であるが、オブジェクトMを中心としたX−Z平面上の円周上に視点を置いた場合の画像を表示させることができるものである。
例えば、表示手段3に画像g1(gX-Z1)を表示した後に、本装置1を前後に傾けるとXZ平面上に設定した各視点における画像(gX-Z1、gX-Z2・・・gX-Z12)を表示する。図5Bは、本装置1を前方に傾けて画像gX-Z3を表示した場合の一例を示し、図5Cは、本装置1を後方に傾けて画像gX-Z11を表示した場合の一例を表している。
また、本装置1を左右に傾けて画像gXr-Z1を表示した状態から前後に傾けると、前述した例と同様にXr−Z平面上に設定した各視点における画像(gXr-Z1、gXr-Z2・・・gXr-Z12)を表示する。
例えば、本装置1を用いて表示する画像が、動画として連続的に表示される動画データを構成するものである場合がある。動画データは、プレイヤーと呼ばれるアプリケーションプログラムによって再生制御されることで表示される。プレイヤーは、動画の再生、停止、早送り、巻き戻し(逆送り)などの操作を受け付け、連続的に行われる画像の表示を制御するようになっている。プレイヤーが有するこの操作を、本装置1の傾斜姿勢に連動させると、手前に傾けると動画の再生を開始し、後ろに傾けると動画の再生を停止し、右側に傾けると早送りを行い、左に傾けると動画を逆送りするなどの制御が可能になる。
従来技術としてARと呼ばれるものがあり、ヘッドマウントディスプレイなどで仮想的な空間を見せるような技術がある。しかし、従来の技術はヘッドマウントディスプレイの向いた方向と仮想的な空間内での視線を連動させるにすぎないものである。したがって、ヘッドマウントディスプレイをコントローラーのように使用して視点の移動を行わせるものではないので、本実施の形態を応用した技術とは異なるものである。
表示手段を用いた画像の表示方法として、表示した2次元画像を立体像として知覚させる立体視と称する方法がある。これは、同一の風景や対象物に関する視差を設けた左眼用と右眼用の異なる画像を左右それぞれの眼で見ることにより、風景や対象物を一つの立体的な像として知覚させるものである。このような立体視の原理を用いた装置として、特開2015−84150号公報に示されているような頭部装着型表示装置がある。これは、所謂ヘッドマウントディスプレイと称されているものであり、左右の眼前に専用のディスプレイを固定的に配置し、視差を利用した映像を表示することにより表示される映像を立体的なものとして知覚させるものである。
また、近年主流のタッチパネルを搭載した表示画面の大きいスマートフォンを用いて立体視が可能な画像を表示することも可能である。しかしながら、表示した立体視用の画像を視聴者の操作によって変化させるような制御を行う場合、立体視を行いながらタッチパネルに触れて制御を行うことになる。この場合、立体視を行っている視界中に操作を行う指先が入るため、指先によって画像が隠れたり、指先に視線が集中して立体視が解除されたりすることが想定される。
このため、上記公報に記載された視線と画像の位置関係が常に保たれているヘッドマウントディスプレイに前述した特許文献1の技術を応用すると、ヘッドマウントディスプレイの姿勢を検出しこれに伴って立体視の効果を維持したまま画像を変化させることが可能になる。しかしながら、これでは常に眼の位置と画像を一対一で対応させた状態を維持しなければならず、ヘッドマウントディスプレイのように頭部に装着しなければ使用できないものである。頭部に装着せずにディスプレイだけを傾けると、視線が画像から外れて立体視ができなくなるからである。
また、表示領域L1、R1は、視認可能な領域若しくはプログラム上で座標を定義しただけの不可視領域として設けられるものであり、表示する左右の画像が、立体視を成立させる相対的な位置関係を変動させないように、液晶表示画面7上において一体的に姿勢や位置を変動させるように制御する領域となっている。
視差とは、両眼で同一の対象を見た場合における左眼に入射する映像と右眼に入射する映像の差のことである。人間はこの視差があることによって見た物の形状を立体的に認識するようになっている。本装置100は、表示領域L1、R1に視差を設けた画像をそれぞれ配置することにより、2つの画像として表示したものを1つの立体像として知覚させる装置である。なお、この立体像の知覚は、静止画像のみならず連続的に動く動画を用いても可能である。
これは、用意した画像が豊富である場合に行う処理であるが、表示領域L1、R1に表示する一対のオブジェクト画像の間に、表示しないいくつかのコマ(オブジェクト画像)が存在するような状態で表示を行うものである。このような制御を行うと、より滑らかな動きの動画像として立体像を知覚させることができるものとなっている。
上記実施例に係る画像表示方法を、端末装置で実行させる動画再生プレイヤーに応用すると、端末装置の表示画面を傾けた場合に、動画の再生、停止、巻き戻しなどの制御をおこなわせることができる。また、端末装置の表示画面の傾きに応じて表示している映像の配置を制御して画角を維持するように構成すると、端末装置を傾けても立体視を中断することなく視聴を継続させることができるようになっている。このような動画再生プレイヤーを用いると、ウェブサイトで公開されている数多くの立体視用の動画像を有効に活用できるものとなっている。
画面が垂直な状態の姿勢Vの場合、本装置100aのように表示領域L1、R1として表示する領域の外形、若しくは当該表示領域L1、R1の中に表示する背景画像の輪郭を矩形形状として表示する。そして、この場合に表示するオブジェクト画像は、オブジェクトMを水平方向から見た状態を表している。したがって、この状態のオブジェクト画像を立体視するとオブジェクトMを水平方向から見た状態の立体像として知覚することができる。
以上説明した各種の実施例は、種々組み合わせて実施することが出来るものである。また、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々設計変更できることは勿論である。
2 制御手段
3 画像表示手段(表示手段)
4 記憶手段
5 傾斜センサ
6 通信手段
7 液晶表示画面
Le 左眼
Re 右眼
M オブジェクト
Claims (7)
- 画像表示手段と、
当該画像表示手段に表示する画像を制御する制御手段と、
前記画像表示手段を設けた筐体の挙動を検出する挙動検出手段を有し、
前記画像は、時系列に沿って再生可能な動画を構成する連続的に表示可能な複数の画像又は視点位置若しくは視線方向の移動にともなって連続的に表示可能な複数の画像であり、
前記制御手段は、前記挙動検出手段によって検出した前記筐体の傾きに基づいて、前記動画を構成する複数の画像の再生制御又は視点位置若しくは視線方向を移動させた状態の画像を表示するように構成したことを特徴とする画像表示装置。 - 前記視点位置若しくは視線方向の移動にともなって連続的に表示可能な複数の画像は、
撮影によって取得した実在空間に基づく画像、実在しない仮想的な空間を可視可能に構成した画像若しくは撮影によって取得した実在する対象物の画像であることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。 - 前記挙動検出手段は、筐体の傾きを検出する姿勢検出手段であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像表示装置。
- 画像表示手段と、
当該画像表示手段に表示する画像を制御する制御手段と、
前記画像表示手段を設けた筐体の姿勢を検出する姿勢検出手段若しくは筐体に与えられた他の物理的挙動を検出する挙動検出手段を有し、
前記制御手段は、
立体視を構成する視差を有した左右一対の画像を、予め用意された画像から選択若しくは生成するとともに、当該画像を前記画像表示手段が有する画像表示面において左右に並べて配置した一対の画像表示領域の中にそれぞれ表示し、
前記画像表示領域の中に表示した一対の画像を、前記筐体の左右方向および/若しくは前後方向の傾きに伴う前記姿勢検出手段の検出情報に基づいて、視差を有した左右一対の画像に置換若しくは変化させて表示し、
前記左右に並べて配置した一対の画像表示領域を、前記姿勢検出手段によって検出した前記筐体の傾き若しくは筐体に与えられた他の物理的挙動に基づいて、前記画像表示面内において一体的に傾けて配置するように構成したことを特徴とする画像表示装置。 - 前記視差を有した左右一対の画像が、背景等の空間的なものを表す画像とは独立して認識することができるオブジェクトの画像を含む場合に、
前記筐体の左右方向および/若しくは前後方向の傾きに伴う前記姿勢検出手段の検出情報に基づいて、前記オブジェクトを回転若しくは移動させた状態の視差を有する左右一対の画像に順次切り替えて若しくは変化させて表示することを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。 - 前記一対の画像表示領域を筐体の傾きに基づいて一体的に傾ける場合において、当該一対の画像表示領域を、前記姿勢検出手段が検出した前記筐体の左右方向における傾きとは反対の方向に傾けて配置するように構成したことを特徴とする請求項4又は5記載の画像表示装置。
- 前記左右に並べて配置した一対の画像表示領域に、当該画像表示領域若しくは前記オブジェクトの背景を表す矩形の輪郭を有する背景画像をそれぞれ表示し、
当該背景画像の輪郭を、前記姿勢検出手段が検出した前記筐体の傾きに基づいて変化させることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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