JP6467713B2 - ナビゲーションシステムおよび経路探索方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ナビゲーションシステムおよび経路探索方法に関する。
車両の走行時に現在位置や、目的までの経路を案内するナビゲーションシステムが実用化されている。このようなナビゲーションシステムでは、出発地である現在地から目的地までに至る経路を探索し、経路案内装置が有する表示部に表示される地図画像の上に探索した結果を表示させる。
特許文献1では、自車の位置から目的地までの経路探索を行った後、利用者によって特定の道路を通行するように指定道路が選択されたとき、探索された経路の一部において指定道路を経由するように経路を再探索するナビゲーションシステムが提案されている。
特開2002−039776号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、指定道路を設定することにより利用者の嗜好に合わせた経路設定をすることが可能であるが、現在地から目的地にいたるまでの指定道路を含む経路の最適化することができない。特許文献1には、例えば、一般道路からどのような分岐を使って指定道路に侵入するのかについて開示されていない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、現在地から目的地にいたるまでの指定道路を含む経路の最適化することができるナビゲーションシステムおよび経路探索方法を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムは、車両を走行させたい指定道路に関する指定道路情報と出発地に関する出発地情報と目的地に関する目的地情報とを取得する取得部と、取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報と用いて、前記出発地から前記指定道路を経て前記目的地までの経路を生成する経路生成部と、を備え、前記経路生成部は、前記取得部によって取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報とを用いて、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線と、前記指定道路との交点を求める交点算出部と、前記出発地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第1の最近傍点と前記交点との間に第1経由地を前記指定道路上に設定する第1経由地設定部と、前記目的地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第2の最近傍点と前記交点との間に第2経由地を前記指定道路上に設定する第2経由地設定部と、前記第1経由地、前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と、を備え、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線は、直線であり、前記交点算出部は、前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点が存在しない場合、前記指定道路に対して前記出発地と対称な位置に仮想出発地を設定し、前記仮想出発地を出発地に置き換え、置き換えた前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求め、または、前記指定道路に対して前記目的地と対称な位置に仮想目的地を設定し、前記仮想目的地を目的地に置き換え、前記出発地と置き換えた前記仮想目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求める、ナビゲーションシステム。
(2)また、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムにおいて、前記経路生成部は、渋滞情報を取得する渋滞情報取得部、をさらに備え、前記交点算出部は、前記第1経由地と前記第2経由地との中間点を算出し、前記第1経由地設定部は、前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第1経由地と前記中間点との間に第1代替経由地を設定し、設定した前記第1代替経由地を前記第1経由地に置き換え、前記第2経由地設定部は、前記中間点と前記第2経由地との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第2経由地と前記中間点との間に第2代替経由地を設定し、設定した前記第2代替経由地を前記第2経由地に置き換えるようにしてもよい。
(3)また、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムにおいて、前記第1経由地設定部は、前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における前記渋滞が発生している渋滞区間の先に前記第1代替経由地を設定し、前記第2経由地設定部は、前記中間点と前記第2経由地との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における前記渋滞区間の手前に前記第2代替経由地を設定するようにしてもよい。
(4)また、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムにおいて、前記第1経由地設定部は、前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記出発地と前記第1代替経由地との間に第1補助経由地を設定し、前記第2経由地設定部は、前記第2経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第2代替経由地と前記目的地との間に第2補助経由地を設定し、前記経路探索部は、前記第1補助経由地、前記第1代替経由地、前記中間点、および前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、または、前記第1経由地、前記中間点、前記第2代替経由地、および前記第2補助経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索するようにしてもよい。
(5)また、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムにおいて、前記第1補助経由地、または前記第2補助経由地は、主要交差点を含むようにしてもよい。
(6)また、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムにおいて、前記取得部は、音声を取得する音声取得部と、前記音声取得部によって取得された音声を認識する音声認識部と、を備えるようにしてもよい。
(7)また、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムにおいて、前記取得部は、車両を走行させたくない非指定道路に関する情報を取得し、前記経路生成部は、前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、前記探索された複数の経路のうち走行距離が短い道路の加重値より前記指定道路の加重値を低くし、前記探索された道路の加重値より前記非指定道路の加重値を高くし、前記出発地から前記目的地までの複数の経路のうち、経路のコストが最も低い経路を選択するようにしてもよい。
(8)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る経路探索方法は、取得部が、車両を走行させたい指定道路に関する指定道路情報と出発地に関する出発地情報と目的地に関する目的地情報とを取得する取得手順と、経路生成部が、前記取得手順によって取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報とを用いて、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線と、前記指定道路との交点を求める交点算出手順と、前記経路生成部が、前記出発地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第1の最近傍点と前記交点との間に第1経由地を前記指定道路上に設定する第1経由地設定手順と、前記経路生成部が、前記目的地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第2の最近傍点と前記交点との間に第2経由地を前記指定道路上に設定する第2経由地設定手順と、前記経路生成部が、前記第1経由地、前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索手順と、を含み、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線は、直線であり、前記交点算出手順は、前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点が存在しない場合、前記指定道路に対して前記出発地と対称な位置に仮想出発地を設定し、前記仮想出発地を出発地に置き換え、置き換えた前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求め、または、前記指定道路に対して前記目的地と対称な位置に仮想目的地を設定し、前記仮想目的地を目的地に置き換え、前記出発地と置き換えた前記仮想目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求める
上述した(1)、(8)の構成によれば、第1経由地および第2経由地を指定道路上に設定するので、出発地である現在地から目的地にいたるまでの指定道路を含む経路の最適化することができ、経路全体として最適な経路が選択される確率を高めることができる。
また、第1経由地および第2経由地を交点に基づいて設定できるので、経路全体として最適な経路が選択される確率を高めることができる。
また、上述した(2)の構成によれば、渋滞区間を避けて出発地から目的地までの指定道路を経由する経路を提供することができる。
また、上述した(3)の構成によれば、利用者によって指定された指定道路をできるだけ走行し、かつ渋滞を避けて出発地から目的地までの指定道路を経由する経路を提供することができる。
また、上述した(4)の構成によれば、利用者によって指定された指定道路をできるだけ走行し、かつ渋滞を避けて迂回経路を設定することができるので、出発地から目的地までの指定道路を経由する経路を提供することができる。
また、上述した(5)の構成によれば、主要交差点を第1補助経由地、または前記第2補助経由地に設定するため、車両の走行に最適な経路を検索することができる。
また、上述した(6)の構成によれば、出発地、目的地、指定道路、経路探索の条件のうちすくなくとも1つを音声によって入力することができる。この結果、本実施形態によれば、入力の利便性を向上させることができる。
また、上述した(7)の構成によれば、利用者が通行したい道路(指定道路)を含む経路、通常の探索によって求められた経路、通行したくない道路を含む経路の順に報知される。この結果、本実施形態によれば、利用者が走行したい道路を含む経路の優先度を高くでき、さらに通行したくない道路を含む経路の優先度を低くすることができる。
出発地から目的地までの経路の例を説明する図である。 本発明の概要を説明する図である。 第1実施形態に係るナビゲーションシステムの概略構成図である。 第1実施形態に係る経路報知装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る道路DBに格納されているデータの一例を示す図である。 第1実施形態に係る出発地S、目的地G、指定道路R、交点x、最近傍点x、最近傍点y、第1経由地uおよび第2経由地vの一例を示す図である。 第1実施形態に係るナビゲーションシステムが行う処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る交点の他の算出方法を示す図である。 第2実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る第1経由地の他の候補地、第2経由地の他の候補地、および各経路の一例を示す図である。 第2実施形態に係る経路生成部が行う処理のフローチャートである。 第3実施形態に係る経路報知装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る経路報知装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係るサーバの構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係る渋滞区間が第1経由地と中間点の間にある例を示す図である。 第4実施形態に係る渋滞区間が中間点と第2経由地の間にある例を示す図である。 第4実施形態に係るナビゲーションシステムが行う処理のフローチャートである。 第4実施形態に係るナビゲーションシステムが行う処理のフローチャートである。 第5実施形態に係る記憶部に記憶される道路の種類と重み(加重値)の関係の一例を示す図である。 第5実施形態に係るナビゲーションシステムが行う処理のフローチャートである。
まず、本発明の概要について、図1、図2を参照して説明する。
図1は、出発地から目的地までの経路の例を説明する図である。図2は、本発明の概要を説明する図である。
図1において、地図m101は、出発地p11と目的地p12とを含む地図の画像である。符号m111は河川を示し、符号m112は鉄道の線路を示し、符号m113は駅を示している。また、符号m121は第1の国道を示し、符号m122は第2の国道を示し、符号m123は交差点の出入り口を示している。図1に示した例では、出発地p11から目的地p12に至る経路は、第1の経路R1と、第2の経路R2とが探索された例である。第1の経路R1は、第2の国道m122を通るルートである。第2の経路R2は、第1の国道m121を通るルートである。
一般的なナビゲーションシステムでは、出発地から目的地までの距離が最も短い経路を探索する。このため、図1に示した例においてナビゲーションシステムは、第1の経路R1を提示する。ここで、利用者が、利用したい道路(車両を走行させたい道路、以下、指定道路Rともいう)が存在していても、従来技術では、出発地から目的地までの経路において、指定道路Rを含む最適な経路を探索できなかった。
このため、本発明のナビゲーションシステムは、図2に示すように、出発地Sから指定道路Rを経由し、目的地Gへの経路dを探索する。なお、図2において、第1経由地uは、出発地Sから道路Rに入るときの分岐地であり、第2経由地vは、道路Rから外れて目的地Gへ向かう分岐地である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。また、以下の説明では、ナビゲーションシステムを車両に搭載した例について説明を行う。
[第1実施形態]
図3は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1の概略構成図である。図3において、経路報知装置2−1、経路報知装置2−2、・・・、それぞれは、各車両に搭載されている。以下、経路報知装置2−1、経路報知装置2−2、・・・、のうちの1つを特定しない場合は、単に経路報知装置2という。
経路報知装置2は、ネットワーク3を介してサーバ4に接続されている。経路報知装置2は、現在地と目的地Gと指定道路Rそれぞれに関する情報を取得し、取得した現在地と目的地Gと指定道路Rそれぞれに関する情報を、ネットワーク3を介してサーバ4に送信する。また、経路報知装置2は、サーバ4が生成した経路情報を、ネットワーク3を介して受信し、受信した経路情報を音声、画像を用いて出力する。
ネットワーク3は、例えば携帯電話網を含むネットワークである。
サーバ4は、経路報知装置2から受信した現在地と目的地Gと指定道路Rそれぞれに関する情報を用いて、出発地Sから指定道路Rを経て目的地Gへの経路を探索し、探索した経路情報を、ネットワーク3を介して経路報知装置2に送信する。
<経路報知装置2の構成>
まず、経路報知装置2について説明する。
図4は、本実施形態に係る経路報知装置2の構成を示すブロック図である。図4に示すように、経路報知装置2は、現在地取得部21、入力部22、通信部23、および報知部25を備えている。
現在地取得部21は、例えばGPS(全地球測位システム、Global Positioning System)である。現在地取得部21は、例えば、車両の走行開始時に現在地情報を出発地情報として取得し、取得した出発地情報を通信部23に出力する。出発地情報には、例えば緯度、経度の情報が含まれている。また、出発地情報は、出発地名または現在地名であり、出発地Sが存在する都道府県名、市町村名などを含んでいてもよい。なお、現在地取得部21は、携帯端末の基地局等から現在地情報を出発地情報として取得するようにしてもよい。
入力部22は、例えばキーボード、タッチパネルセンサ等である。また、入力部22は、さらに音声認識部221を備えている。なお、音声認識部221は、マイクロホンを有している。入力部22は、利用者によって入力された目的地Gを示す目的地情報と指定道路Rを示す指定道路情報と取得し、取得した目的地情報と指定道路情報を、通信部23に出力する。目的地情報は、目的地名であり、目的地Gが存在する都道府県名、市町村名などを含んでいてもよい。指定道路情報は、利用者が車両を走行させたい道路に関する情報であり、道路名、道路名の通称等であってもよい。なお、目的地情報および指定道路情報のうち少なくとも1つが音声によって入力された場合、音声認識部221は、音声信号を取得し、取得した音声信号に対して、HMM(Hidden Markov Model;隠れマルコフモデル)やN−gram等の周知の手法を用いて音声認識を行って目的地情報および指定道路情報を取得する。また、入力部22は、出発地情報をタッチパネルまたは音声によって取得し、取得した出発地情報を通信部23に出力するようにしてもよい。また、入力部22は、利用者によって経路探索の条件が選択または入力された場合、入力された経路探索の条件を取得し、取得した経路探索の条件を通信部23に出力する。ここで、経路探索の条件とは、例えば、最短時間の経路を優先する、最短距離の経路を優先する、信号数が最も少ない経路を優先する、一般道を優先する、交通量の少ない道路を優先する等の条件である。
通信部23は、現在地取得部21が出力した出発地情報と、入力部22が出力した目的地情報、指定道路情報および経路探索の条件を、ネットワーク3に送信する。また通信部23は、経路情報を、ネットワーク3を介して取得し、取得した経路情報を報知部25に出力する。なお、経路情報には、例えば、経路上の交差点等の複数の地点に関する情報(名称、位置、信号、料金所等)、経路上の道路の属性(道路名、車線数、一方通行、位置等)、ランドマーク(名称、位置等)、分岐点での車両の進行方向等の情報、経路を含む地図の画像が含まれている。
報知部25は、経路記述部251、言語モデル252、自然言語変換部253、音声出力部254、画像生成部255、および画像表示部256を備えている。
経路記述部251は、通信部23が出力した経路情報を用いて、出発地Sから指定道路Rを経由して目的地Gに至る経路全体の情報(以下、経路全体情報という)を生成する。つまり、経路記述部251は、音声出力部254にて音声を出力させるためのテキストデータを生成する。経路記述部251は、生成した経路全体情報を、自然言語変換部253に出力する。なお、経路全体情報には、複数のルートが探索された場合、ルートを識別できる情報が含まれている。
言語モデル252には、自然言語処理などにおいて、文の品詞や統語構造、単語と単語、文書と文書などの関係性について定式化したモデルが格納されている。言語モデル252は、例えば、Nグラムモデル、隠れマルコフモデル、最大エントロピーモデル等である。
自然言語変換部253は、経路記述部251が出力した経路全体情報を、言語モデル252を参照して自然言語に変換し、変換した自然言語を経路概要情報として音声出力部254に出力する。経路概要情報は、テキストを音声に変換した音声信号である。また、経路概要情報には、複数のルートが探索された場合、ルートを識別できる情報が含まれている。
音声出力部254は、自然言語変換部253が出力した経路全体情報の音声信号を出力するスピーカを含んで構成される。音声出力部254は、経路概要情報の音声信号を出力する。
画像生成部255は、通信部23が出力した経路情報を用いて、経路全体情報の画像を生成し、生成した経路全体情報の画像を画像表示部256に出力する。ここで、経路全体情報の画像とは、例えば、出発地Sと目的地Gを含む尺度の地図に経路が示された画像である。
画像表示部256は、例えば液晶表示パネルであり、画像生成部255が出力した経路全体情報の画像を表示する。なお、画像表示部256は、表示部上にタッチパネル式の入力部22を備えていてもよい。
<サーバ4の構成>
次に、サーバ4について説明する。
図5は、本実施形態に係るサーバ4の構成を示すブロック図である。図5に示すように、サーバ4は、受信部41、経路生成部40、および送信部49を備えている。また、サーバ4には、道路DB5および地図DB6が接続されている。
道路DB5は、例えば、図6に示すように道路の略称や愛称に、その略称や愛称に対応する国道に関する情報および県道に関する情報のうち少なくとも1つが対応付けられて格納されているデータベースである。図6は、本実施形態に係る道路DB5に格納されているデータの一例を示す図である。図6に示すように、例えば“17号”の略称に、“国道17号線”、“千葉県道17号線”、“長野県道17号線”、・・・が対応付けられて格納されている。また、“水戸街道”の愛称に、“国道6号の松戸市上矢切新葛飾橋−我孫子市北新田大利根橋までの区間”が対応付けられて格納されている。
地図DB6は、地図情報が格納されているデータベースである。地図情報には、例えば、駅や商業施設などのランドマークの情報、道路の情報、交差点の情報等が含まれている。道路の情報とは、例えば、交差点および分岐点などの道路上の所定位置の緯度および経度からなる座標点であるノードおよび各ノード間を結ぶ線であるリンク、道路形状および道路種別、リンクのコスト、道路の幅員データおよび制限速度などである。また、地図DB6には、当該地点に関する情報が格納されている。ここで、地点とは、地図上の所定の地点、ランドマーク、交差点、駅がある地点等である。また、地点に関する情報とは、当該地点がある都道府県名と市町村名と道路名、番地、各地点の位置(緯度、経度、地図上の座標)等である。
受信部41は、経路報知装置2が送信した出発地情報と目的地情報と指定道路情報と経路探索の条件を、ネットワーク3を介して受信し、受信した出発地情報と目的地情報と指定道路情報を経路生成部40に出力する。
経路生成部40は、道路決定部42、最近傍点設定部43、交点算出部44、第1経由地設定部45、第2経由地設定部46、経路探索部47、記憶部471、およびナビ情報生成部48を備えている。
道路決定部42には、受信部41が出力する出発地情報J401と、目的地情報および指定道路情報J402が入力される。道路決定部42は、入力された出発地情報J401と、目的地情報および指定道路情報J402を用いて、道路DB5を参照して、指定道路Rを決定する。道路決定部42は、決定した指定道路Rを示す道路情報を、最近傍点設定部43、交点算出部44、第1経由地設定部45、第2経由地設定部46、および経路探索部47に出力する。ここで、道路情報には、道路名、道路に含まれるノードの位置、各交差点間を結ぶ線のリンク等の情報が含まれている。なお、道路決定部42は、決定した道路情報を報知部25によって報知させるように送信部49から送信してもよい。
最近傍点設定部43には、受信部41が出力する出発地情報J401と、目的地情報J402と、道路決定部42が出力する道路情報が入力される。最近傍点設定部43は、入力された道路情報と出発地情報J401と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、出発地Sから指定道路Rに最も近い最近傍点xを設定する。また、最近傍点設定部43は、入力された道路情報と目的地情報J402を用いて、目的地Gから指定道路Rに最も近い最近傍点yを設定する。最近傍点設定部43は、設定した最近傍点xを示す情報と最近傍点yを示す情報を、第1経由地設定部45および第2経由地設定部46に出力する。
交点算出部44には、受信部41が出力する出発地情報J401と、目的地情報J402と、道路決定部42が出力する道路情報が入力される。交点算出部44は、入力された道路情報と出発地情報J401と目的地情報J402と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、交点mを算出する。交点算出部44は、算出した交点mを示す情報を、第1経由地設定部45および第2経由地設定部46に出力する。
第1経由地設定部45には、道路決定部42が出力した道路情報と、最近傍点設定部43が出力した最近傍点xを示す情報と、交点算出部44が出力した交点mを示す情報が入力される。第1経由地設定部45は、入力された道路情報と最近傍点xを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第1経由地uを設定する。第1経由地設定部45は、設定した第1経由地uを示す情報を経路探索部47に出力する。
第2経由地設定部46には、道路決定部42が出力した道路情報と、最近傍点設定部43が出力した最近傍点yを示す情報と、交点算出部44が出力した交点mを示す情報が入力される。第2経由地設定部46は、入力された道路情報と最近傍点yを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第2経由地vを設定する。第2経由地設定部46は、設定した第2経由地vを示す情報を経路探索部47に出力する。
経路探索部47には、受信部41が出力する出発地情報J401および目的地情報J402と、道路決定部42が出力する道路情報と、第1経由地設定部45が出力する第1経由地uを示す情報と、第2経由地設定部46が出力する経由地yを示す情報が入力される。経路探索部47は、入力された出発地情報J401と目的地情報J402と道路情報と第1経由地uを示す情報と第2経由地vを示す情報と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、例えばA−star(エースター)探索アルゴリズム等の周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。なお、受信部41が出力する情報J402に経路探索の条件が含まれている場合、経路探索部47は、この経路探索条件も考慮して経路の探索を行う。経路探索部47は、探索した探索結果をナビ情報生成部48に出力する。
記憶部471には、経路探索部47が探索時に用いる設定、係数等が記憶されている。係数は、例えば、道路に対する重みである。なお、道路に対する重みは、第5実施形態で説明する。
ナビ情報生成部48は、経路探索部47が出力した探索結果を用いて経路情報を生成し、生成した経路情報を送信部49に出力する。
送信部49は、ナビ情報生成部48が出力した経路情報を、ネットワーク3に送信する。
<道路情報の決定方法の一例>
次に、道路決定部42が行う道路情報の決定方法の一例を説明する。
例えば、指定道路情報が“17号”であった場合、出発地Sと目的地Gに基づいて、“国道17号線”、“千葉県道17号線”、“長野県道17号線”のうちのいずれであるのか判別する。なお、候補が複数ある場合、道路決定部42は、道路名の複数の候補を示す情報を送信部49に出力するようにしてもよい。この場合、送信部49は、道路名の複数の候補を示す情報を、ネットワーク3を介して経路報知装置2に送信する。そして、経路報知装置2は、受信した道路名の複数の候補を示す情報を、報知部25が報知して、報知された道路名の複数の候補から利用者が選択した道路名を示す情報を、再度、ネットワーク3を介してサーバ4に送信する。道路決定部42は、このように再送信された道路名を示す情報を用いて、指定道路Rを決定する。
<最近傍点x、最近傍点yの設定方法の一例>
次に、最近傍点設定部43が行う最近傍点x、最近傍点yの設定方法の一例を説明する。
図7は、本実施形態に係る出発地S、目的地G、指定道路R、交点x、最近傍点x、最近傍点y、第1経由地uおよび第2経由地vの一例を示す図である。
最近傍点設定部43は、出発地Sと目的地Gそれぞれの座標を、地図DB6を参照して取得する。続けて、最近傍点設定部43は、出発地Sから指定道路Rまでの最短経路を、例えば周知の経路探索手法を用いて探索し、指定道路Rへの進入点を最近傍点xに設定する。続けて、最近傍点設定部43は、目的地Gから指定道路Rまでの最短経路を、例えば周知の経路探索手法を用いて探索し、指定道路Rからの離脱点を最近傍点yに設定する。なお、最近傍点xおよび最近傍点yは、地図DB6に格納されているノード、例えば交差点等の地点である。
<交点mの算出方法の一例>
次に、交点算出部44が行う交点算出方法の一例を説明する。
交点算出部44は、出発地Sと目的地Gそれぞれの座標を、地図DB6を参照して取得する。続けて、交点算出部44は、出発地Sと目的地Gの座標を通る直線g101の式を求める。続けて、交点算出部44は、指定道路Rと直線g101との交点mを求める。なお、図7に示した例では、出発地Sと目的地Gの座標を通るが直線である例を示したが、これに限られない。例えば、出発地Sと目的地Gの座標を通る線は、曲線であってもよい。なお、交点mは、ノード、例えば交差点等の地点である。
<第1経由地uおよび第2経由地vの設定方法の一例>
次に、第1経由地設定部45が行う第1経由地uの設定方法の一例、第2経由地設定部46が行う第2経由地vの設定方法の一例を説明する。
第1経由地設定部45は、地図DB6を参照して、指定道路R上において、最近傍点xと交点mとの間の位置を求め、求めた位置を第1経由地uに設定する。最近傍点xと交点mとの間の位置は、例えば中間点である。
第2経由地設定部46は、地図DB6を参照して、指定道路R上において、交点mと最近傍点yとの間の位置を求め、求めた位置を第2経由地vに設定する。交点mと最近傍点yとの間の位置は、例えば中間点である。
なお、第1経由地uおよび第2経由地vは、ノード、例えば交差点等の地点である。
<経路の探索方法の一例>
次に、経路探索部47が行う出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由する経路の探索方法の一例を説明する。
経路探索部47は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地uまでの経路を、周知の手法を用いて探索する。続けて、経路探索部47は、指定道路R上における第1経由地uから第2経由地vまでの指定道路R上の経路を、周知の手法を用いて探索する。続けて、経路探索部47は、第2経由地vから目的地Gまでの経路を、周知の手法を用いて探索する。経路探索部47は、このように探索した結果を接続して、指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路g111に決定する。
<ナビゲーションシステム1が行う処理手順>
次に、ナビゲーションシステム1が行う処理手順を説明する。図8は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1が行う処理のフローチャートである。
(ステップS1)経路報知装置2の現在地取得部21および入力部22は、出発地S、目的地G、および指定道路Rに関する情報を取得する。続けて、経路報知装置2の通信部23は、取得した出発地S、目的地G、および指定道路Rに関する出発地情報、目的地情報、および指定道路情報を、ネットワーク3を介してサーバ4に送信する。続けて、サーバ4の受信部41は、経路報知装置2が送信した出発地情報と目的地情報と指定道路情報を、ネットワーク3を介して受信する。
(ステップS2)サーバ4の道路決定部42は、入力された出発地情報J401と、目的地情報および指定道路情報J402を用いて、道路DB5を参照して、指定道路Rを決定する。
(ステップS3)サーバ4の最近傍点設定部43は、入力された道路情報と出発地情報J401と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、出発地Sから指定道路Rに最も近い最近傍点xを設定する。続けて、サーバ4の最近傍点設定部43は、入力された道路情報と目的地情報J402を用いて、目的地Gから指定道路Rに最も近い最近傍点yを設定する。
(ステップS4)サーバ4の交点算出部44は、入力された道路情報と出発地情報J401と目的地情報J402と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、交点mを算出する。
(ステップS5)サーバ4の第1経由地設定部45は、入力された道路情報と最近傍点xを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第1経由地uを設定する。
(ステップS6)サーバ4の第2経由地設定部46は、入力された道路情報と最近傍点yを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第2経由地vを設定する。
(ステップS7)サーバ4の経路探索部47は、入力された出発地情報J401と目的地情報J402と道路情報と第1経由地uを示す情報と第2経由地vを示す情報と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。
(ステップS8)サーバ4の送信部49は、経路情報を、ネットワーク3を介して経路報知装置2に送信する。続けて、経路報知装置2の通信部23は、経路情報を、ネットワーク3を介して取得する。続けて、経路報知装置2の報知部25は、出発地Sから指定道路Rを経由する目的地Gまでの経路を報知する。
以上で、ナビゲーションシステム1が行う処理を終了する。
なお、図8に示した処理手順は一例であり、これに限られない。例えば、ステップS5とステップS6の処理は、並列に行われてもよい。また、ステップS3とステップS4の処理の順番は逆であってもよく、または並列に行われてもよい。
以上のように、本実施形態のナビゲーションシステム1は、車両を走行させたい指定道路Rに関する指定道路情報と出発地Sに関する出発地情報と目的地Gに関する目的地情報とを取得する取得部(現在地取得部21、入力部22、受信部41)と、取得された指定道路情報と出発地情報と目的地情報と用いて、出発地Sから指定道路Rを経て目的地Gまでの経路を生成する経路生成部40と、を備え、経路生成部は、取得部によって取得された指定道路情報と出発地情報と目的地情報とを用いて、出発地Sと目的地Gとを結ぶ線と、指定道路Rとの交点mを求める交点算出部44と、出発地Sから指定道路Rに最も近い位置(最近傍点x)と交点との間に第1経由地uを指定道路R上に設定する第1経由地設定部45と、目的地Gから指定道路Rに最も近い位置(最近傍点y)と交点との間に第2経由地vを指定道路R上に設定する第2経由地設定部46と、第1経由地、第2経由地の順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する経路探索部47と、を備える。
この構成によって、本実施形態によれば、出発地Sから目的地Gまでの経路全体を、交点mの情報を利用し、第1経由地uおよび第2経由地vを指定道路R上に設定し、設定した指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまで経路を選択する。この結果、本実施形態によれば、出発地Sである現在地から目的地Gにいたるまでの指定道路Rを含む経路の最適化することができ、経路全体として最適な経路が選択される確率を高めることができる。
<交点の他の算出方法>
図7では、出発地Sと目的地Gを結んだ直線g101が、指定道路Rと交差する例を示したが、出発地S、目的地G、指定道路Rによっては、出発地Sと目的地Gを結んだ直線g101が、指定道路Rと交差しない場合もあり得る。
図9は、本実施形態に係る交点の他の算出方法を示す図である。図9に示す例では、出発地Sと目的地Gとを結ぶ直線g101と指定道路Rとが交差しない。このような場合、交点算出部44は、指定道路Rに対して出発地Sと線対称な位置に仮想出発点S’を配置し、仮想出発点S’を出発地Sに置き換える。交点算出部44は、仮想出発点S’と目的地Gとを結ぶ直線g101’の式を算出し、直線g101’と指定道路Rとの仮想交点m’を算出する。そして、第1経由地設定部45は、最近傍点xと仮想交点m’との間に第1経由地uを設定する。さらに、第2経由地設定部46は、仮想交点m’と最近傍点yとの間に第2経由地vを設定する。図9において、経路g111’は、指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路である。
または、交点算出部44は、指定道路Rに対して目的地Gと線対称な位置に仮想目的点G’を配置し、仮想目的点G’を目的地Gに置き換える。交点算出部44は、出発点Sと仮想目的点G’とを結ぶ直線g101’’の式を算出し、直線g101’’と指定道路Rとの仮想交点m’を算出する。
なお、交点算出部44は、仮想交点m’および仮想交点m’のうちの少なくとも1つの仮想交点を求めるようにしてもよい。仮想交点m’および仮想交点m’の2つが算出された場合、経路探索部47は、第1の経路(指定道路R上の第1経由地u、仮想交点m’、および第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路)と、第2の経路(指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路)とを探索するようにしてもよい。そして、経路探索部47は、探索した2つの経路の総距離を比較して総距離が短い経路の探索結果をナビ情報生成部48に出力する。または、経路探索部47は、探索した2つの経路の探索結果をナビ情報生成部48に出力するようにしてもよい。経路報知装置2は、2つの経路情報を報知させ、利用者に選択させるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態のナビゲーションシステム1において、出発地Sと目的地Gとを結ぶ線は、直線(g101)であり、交点算出部44は、出発地Sと目的地Gとを結ぶ直線と、指定道路Rとの交点mが存在しない場合、出発地Sから指定道路Rに最も近い位置に対して出発地Sと対象な位置に仮想出発地S’を設定し、仮想出発地を出発地Sに置き換え、置き換えた出発地Sと目的地Gとを結ぶ直線と、指定道路Rとの交点(仮想交点m’)を求め、または、目的地Gから道路に最も近い位置に対して目的地Gと対象な位置に仮想目的地G’を設定し、仮想目的地を目的地Gに置き換え、出発地Sと置き換えた目的地Gとを結ぶ直線と、指定道路Rとの交点(仮想交点m’)を求める。
この構成によって、本実施形態によれば、第1経由地および第2経由地を交点に基づいて設定できるので、経路全体として最適な経路が選択される確率を高めることができる。
以上のように、本実施形態のナビゲーションシステム1において、第1補助経由地、または前記第2補助経由地は、主要交差点を含む。
この構成によって、本実施形態によれば、主要交差点を第1補助経由地、または前記第2補助経由地に設定するため、車両の走行に最適な経路を検索することができる。
以上のように、本実施形態のナビゲーションシステム1において、取得部(現在地取得部21、入力部22、受信部41)は、音声を取得する音声取得部(入力部22)と、音声取得部によって取得された音声を認識する音声認識部221と、を備える。
この構成によって、本実施形態によれば、出発地S、目的地G、指定道路R、経路探索の条件のうちすくなくとも1つを音声によって入力することができる。この結果、本実施形態によれば、入力の利便性を向上させることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、第1経由地uを最近傍点xと交点mの中間に設定し、第2経由地vを交点mと最近傍点yの中間に設定する例を説明したが、本実施形態では、複数の候補地の中から第1経由地uまたは第2経由地vを選択する例を説明する。
<サーバ4Aの構成>
まず、サーバ4Aについて説明する。なお、経路報知装置2の構成は、第1実施形態と同様である。
図10は、本実施形態に係るサーバ4Aの構成を示すブロック図である。図10に示すように、サーバ4Aは、受信部41、経路生成部40A、および送信部49を備えている。サーバ4と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
経路生成部40Aは、道路決定部42、最近傍点設定部43、交点算出部44、第1経由地設定部45A、第2経由地設定部46A、経路探索部47A、記憶部471、およびナビ情報生成部48を備えている。
第1経由地設定部45Aは、第1経由地設定部45と同様に、第1経由地uを設定する。次に、第1経由地設定部45Aは、指定道路R上かつ第1経由地uの近傍のノードに、第1経由地u’〜第1経由地u’(ただし、nは1以上の整数)を設定する。第1経由地設定部45Aは、設定した第1経由地u、第1経由地u’〜第1経由地u’それぞれを示す情報を経路探索部47Aに出力する。なお、第1経由地設定部45Aは、第1経由地u以外の候補地を、指定道路R上の第1経由地uより進行方向側にのみ設定するようにしてもよく、指定道路R上の第1経由地uの進行方向と逆方向の両方に設定するようにしてもよい。なお、出発地Sから目的地Gに向かう方向を進行方向とする。
第1経由地設定部45Aは、候補地選択部451をさらに備えている。
候補地選択部451は、経路探索部47Aが探索した探索結果に応じて、第1経由地u、第1経由地u’〜第1経由地u’の中から1つの第1経由地を選択し、選択した第1経由地を示す情報を経路探索部47Aに出力する。
第2経由地設定部46Aは、第2経由地設定部46と同様に、第2経由地vを設定する。次に、第2経由地設定部46Aは、指定道路R上かつ第2経由地vの近傍のノードに、第2経由地v’〜第2経由地v’(ただし、nは1以上の整数)を設定する。第2経由地設定部46Aは、設定した第2経由地v、第2経由地v’〜第2経由地v’それぞれを示す情報を経路探索部47Aに出力する。なお、第2経由地設定部46Aは、第2経由地v以外の候補地を、指定道路R上の第2経由地vより進行方向と逆方向側にのみ設定するようにしてもよく、指定道路R上の第2経由地uの進行方向と逆方向の両方に設定するようにしてもよい。
第2経由地設定部46Aは、候補地選択部461をさらに備えている。
候補地選択部461は、経路探索部47Aが探索した探索結果に応じて、第2経由地v、第2経由地v’〜第2経由地v’の中から1つの第2経由地を選択し、選択した第2経由地を示す情報を経路探索部47Aに出力する。
経路探索部47Aは、入力された出発地情報、目的地情報、道路情報、第1経由地uを示す情報、第1経由地u’〜第1経由地u’を示す情報、第2経由地vを示す情報、第2経由地v’〜第2経由地v’、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地uおよび第1経由地u’〜第1経由地u’のうちの1つ、第2経由地vおよび第2経由地v’〜第2経由地v’のうちの1つ、の順に通過する出発地Sから目的地Gまでの各経路を探索する。
さらに、経路探索部47Aには、第1経由地設定部45Aが選択した第1経由地を示す情報と、第2経由地設定部46Aが選択した第3経由地を示す情報が入力される。経路探索部47Aは、入力された出発地情報、目的地情報、道路情報、第1経由地を示す情報、第2経由地を示す情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地、第2経由地の順に通過する出発地Sから目的地Gまでの各経路を探索する。
なお、受信部41が出力する情報に経路探索の条件が含まれている場合、経路探索部47Aは、この経路探索条件も考慮して経路の探索を行う。経路探索部47は、探索した探索結果をナビ情報生成部48に出力する。
<他の候補地の例>
ここで、第1経由地uの他の候補地、第2経由地vの他の候補地、および各経路の一例を説明する。
図11は、本実施形態に係る第1経由地uの他の候補地、第2経由地vの他の候補地、および各経路の一例を示す図である。
図11において、第1経由地u’〜第1経由地u’は、第1経由地uの他の候補地である。また、符号g211は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地uまでの経路、符号g212は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地u’までの経路、符号g213は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地u’までの経路である。第2経由地v’〜第2経由地v’は、第2経由地vの他の候補地である。また、符号g221は、指定道路R上の第2経由地vから目的地Gまでの経路、符号g222は、指定道路R上の第2経由地v’から目的地Gまでの経路、符号g213は、指定道路R上の第2経由地v’から目的地Gまでの経路である。
なお、上述した例では、第1経由地と第2経由地それぞれについて複数の候補を設定する例を説明したが、これに限られない。経路生成部40Aは、第1経由地および第2経由地のうち少なくとも一方について複数の候補を設定するようにしてもよい。
<経路生成部40Aが行う処理手順>
次に、サーバ4Aの経路生成部40Aが行う処理手順を説明する。
図12は、本実施形態に係る経路生成部40Aが行う処理のフローチャートである。なお、図12に示す例は、第1経由地設定部45Aが第1経由地u以外の他の候補を設定する例である。また、経路生成部40Aは、ステップS7(図8)の処理終了後、ステップ7の処理の代わりに、ステップS101〜ステップS103の処理を行う。
(ステップS101)第1経由地設定部45Aは、指定道路R上かつ第1経由地uの近傍のノードに、第1経由地u’〜第1経由地u’(ただし、nは1以上の整数)を設定する。
(ステップS102)経路探索部47Aは、入力された出発地情報、目的地情報、道路情報、第1経由地uを示す情報、第2経由地vを示す情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。続けて、経路探索部47Aは、指定道路R上の第1経由地u’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。以下同様に、経路探索部47Aは、指定道路R上の第1経由地u’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。
(ステップS103)候補地選択部451は、ステップS102において探索された各経路のうち、最適な経路を選択する。なお、最適な経路とは、例えば出発地Sから目的地Gまでの総距離が最も短い経路である。続けて、候補地選択部451は、選択した経路に含まれる第1経由地u、第1経由地u’〜第1経由地u’を抽出し、抽出した第1経路を経路探索部47Aに出力して、ステップS8に処理に進める。
なお、本実施形態では、候補地選択部451を第1経由地設定部45Aが備え、候補地選択部461を第2経由地設定部46Aが備える例を説明したが、候補地選択部451および候補地選択部461を経路探索部47Aが備えていてもよい。
第1実施形態で図7を用いて説明したように、第1経由地は、出発地Sから指定道路Rへの進入点であり、第2経由地は、指定道路Rからの離脱点である。
本実施形態では、上述したように、進入点である第1経由地、および離脱点である第2経由地のうち少なくとも1つの経由地を、探索した経路に基づいて最適化する。この結果、本実施形態によれば、出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由するより最適な経路を報知することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、経路報知装置が、第1実施形態で説明したサーバ4の機能を備える例を説明する。
図13は、本実施形態に係る経路報知装置2Aの構成を示すブロック図である。図13に示すように、経路報知装置2Aは、現在地取得部21、入力部22、経路生成部24、および報知部25を備えている。なお、経路報知装置2と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
図13に示すように、経路生成部24は、サーバ4(図5)の経路生成部40に相当する。経路生成部24には、道路DB241および地図DB249が接続されている。経路生成部24は、道路決定部242、最近傍点設定部243、交点算出部244、第1経由地設定部245、第2経由地設定部246、経路探索部247、記憶部471、およびナビ情報生成部248を備えている。道路DB241が道路DB5に相当し、地図DB249が地図DB6に相当する。また、道路決定部242が道路決定部42に相当し、最近傍点設定部243が最近傍点設定部43に相当し、交点算出部244が交点算出部44に相当する。また、第1経由地設定部245が第1経由地設定部45に相当し、第2経由地設定部246が第2経由地設定部46に相当し、経路探索部247が経路探索部47に相当し、ナビ情報生成部248がナビ情報生成部48に相当する。
道路決定部242および最近傍点設定部243それぞれには、現在地取得部21から現在値情報が入力され、入力部22から目的地情報、指定道路Rに関する情報、経路探索の条件が入力される。道路決定部242は、複数の指定道路Rの候補が存在する場合、複数の候補を報知部25に出力する。
ナビ情報生成部248は、生成した経路情報を報知部25に出力する。
以上のように、経路報知装置2Aがサーバ4の機能を備えている場合、経路報知装置2Aは、第1実施形態のナビゲーションシステム1と同様の効果を得ることができる。
また、経路報知装置2Aは、第2実施形態で説明したように候補地選択部451、候補地選択部461を備えていてもよい。この場合、経路報知装置2Aは、第2実施形態のナビゲーションシステム1と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、指定道路Rの通行区間に渋滞が存在、または渋滞が予想される場合、渋滞を回避した経路を提供する例を説明する。ナビゲーションシステム1Bは、経路報知装置2B−1、経路報知装置2B−2、・・・、サーバ4Bを備えている。以下、経路報知装置2B−1、経路報知装置2B−2、・・・、のうちの1つを特定しない場合は、単に経路報知装置2Bという。経路報知装置2Bとサーバ4Bは、ネットワーク3を介して接続されている。
<経路報知装置2Bの構成>
まず、経路報知装置2Bについて説明する。
図14は、本実施形態に係る経路報知装置2Bの構成を示すブロック図である。図14に示すように、経路報知装置2Bは、現在地取得部21、入力部22、渋滞情報取得部26、通信部23B、および報知部25を備えている。なお、経路報知装置2と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
渋滞情報取得部26は、渋滞情報を取得し、取得した渋滞情報を通信部23Bに出力する。渋滞情報取得部26は、例えば、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System;道路交通情報通信システム)、携帯電話通信網に接続されている渋滞情報の提供サービス装置(不図示)等から渋滞情報を取得する。なお、VICS(登録商標)とは、渋滞や交通規制などの道路交通情報を送信する情報通信システムである。なお、渋滞情報取得部26は、道路交通情報を取得し、取得した道路交通情報を通信部23Bに出力するようにしてもよい。
通信部23Bは、現在地取得部21が出力した現在地情報、入力部22が出力した目的地情報、指定道路Rに関する情報、経路探索の条件、渋滞情報取得部26が出力した渋滞情報を、ネットワーク3に送信する。
<サーバ4Bの構成>
次に、サーバ4Bについて説明する。
図15は、本実施形態に係るサーバ4Bの構成を示すブロック図である。図15に示すように、サーバ4Aは、受信部41B、経路生成部40B、および送信部49を備えている。なお、サーバ4と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
受信部41Bは、ネットワーク3を介して、経路報知装置2から出発地情報、目的地情報、指定道路Rに関する情報、経路探索の条件を受信する。また、受信部41Bは、経路報知装置2Bからネットワーク3を介して道路交通情報を受信する。受信部41Bは、受信した道路交通情報J403、出発地情報J401、目的地情報、指定道路Rに関する情報、および経路探索の条件J402を経路生成部40Bに出力する。
経路生成部40Bは、渋滞区間推定部411、道路決定部42、最近傍点設定部43、交点算出部44B、第1経由地設定部45B、第2経由地設定部46B、経路探索部47B、記憶部471、およびナビ情報生成部48を備えている。
渋滞区間推定部411には、受信部41Bが出力した道路交通情報、出発地情報、目的地情報、道路決定部42が出力した道路情報、経路探索部47Bから渋滞が発生していない場合の探索結果が入力される。入力された道路交通情報、出発地情報、目的地情報、道路情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法を用いて渋滞区間を推定する。また、渋滞区間推定部411は、入力された道路交通情報、出発地情報、目的地情報、道路情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、推定された経路上かつ指定道路R上で渋滞が発生している、または車両が出発地Sから目的地Gへ走行する間に渋滞が発生するか否かを、周知の手法を用いて推定する。渋滞区間推定部411は、渋滞情報を第1経由地設定部45B、第2経由地設定部46B、および経路探索部47Bに出力する。なお、渋滞情報とは、渋滞が発生している区間を示す情報、渋滞が発生する区間を示す情報、渋滞が発生していないことを示す情報のうちいずれか1つである。
交点算出部44Bには、受信部41が出力する出発地情報J401、目的地情報J402、道路決定部42が出力する道路情報が入力される。交点算出部44Bには、さらに、渋滞区間推定部411が出力する渋滞情報、第1経由地設定部45Bが出力する第1経由地uを示す情報、および第2経由地設定部46Bが出力する第2経由地vを示す情報が入力される。
渋滞情報が「渋滞が発生していないことを示す情報」の場合、交点算出部44Bは、入力された道路情報と出発地情報J401と目的地情報J402と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、交点mを算出する。交点算出部44Bは、算出した交点mを示す情報を、第1経由地設定部45Bおよび第2経由地設定部46Bに出力する。
渋滞情報が「渋滞が発生している区間を示す情報」または「渋滞が発生する区間を示す情報」の場合、交点算出部44Bは、第1経由地uと第2経由地vとの指定道路R上の中間点cを算出する。交点算出部44Bは、算出した中間点cを示す情報を第1経由地設定部45Bおよび第2経由地設定部46Bに出力する。
第1経由地設定部45Bは、入力された道路情報と最近傍点xを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第1経由地uを設定し、設定した第1経由地uを示す情報を交点算出部44Bに出力する。
また、第1経由地設定部45Bは、代替経由地設定部452および補助経由地設定部453を備える。
代替経由地設定部452は、渋滞区間推定部411から入力された渋滞情報が「渋滞が発生している区間を示す情報」または「渋滞が発生する区間を示す情報」である場合、地図DB6に格納されている地図情報を参照して、渋滞区間が中間点cと第1経由地uの間にあるか否かを判別する。代替経由地設定部452は、渋滞区間が中間点cと第1経由地uの間にある場合、第1代替経由地u’’を設定し、設定した第1代替経由地u’’を示す情報を補助経由地設定部453および経路探索部47Bに出力する。
補助経由地設定部453は、代替経由地設定部452が出力した第1代替経由地u’’を示す情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第1補助経由地hを設定し、設定した第1補助経由地hを示す情報を経路探索部47Bに出力する。
第2経由地設定部46Bは、入力された道路情報と最近傍点xを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第2経由地vを設定し、設定した第2経由地vを示す情報を交点算出部44Bに出力する。
また、第2経由地設定部46Bは、代替経由地設定部462および補助経由地設定部463を備える。
代替経由地設定部462は、渋滞区間推定部411から入力された渋滞情報が「渋滞が発生している区間を示す情報」または「渋滞が発生する区間を示す情報」である場合、地図DB6に格納されている地図情報を参照して、渋滞区間が第2経由地vと中間点cの間にあるか否かを判別する。代替経由地設定部462は、渋滞区間が第2経由地vと中間点cの間にある場合、第2代替経由地v’’を設定し、設定した第2代替経由地v’’を示す情報を補助経由地設定部463および経路探索部47Bに出力する。
補助経由地設定部463は、代替経由地設定部462が出力した第2代替経由地v’’を示す情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第2補助経由地hを設定し、設定した第2補助経由地hを示す情報を経路探索部47Bに出力する。
経路探索部47Bには、出発地情報、目的地情報、道路情報、第1経由地uを示す情報、第2候補地vを示す情報が入力される。この場合、経路探索部47Bは、第1実施形態と同様に、出発地情報と目的地情報と道路情報と第1経由地uを示す情報と第2経由地vを示す情報と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索し、探索結果を渋滞区間推定部411およびナビ情報生成部48に出力する。
また、経路探索部47Bには、渋滞が発生している場合、出発地情報、目的地情報、道路情報、第1代替経由地u’’を示す情報、第1補助経由地hを示す情報が入力される。または、経路探索部47Bには、渋滞が発生している場合、出発地情報、目的地情報、道路情報、第2代替経由地v’’を示す情報、第2補助経由地hを示す情報が入力される。
第1代替経由地u’’を示す情報、第1補助経由地hを示す情報が入力された場合、経路探索部47Bは、出発地情報と目的地情報と道路情報と第1代替経由地u’’を示す情報と第1補助経由地hを示す情報と第2経由地vを示す情報と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1補助経由地h、第1代替経由地u’’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。
第2代替経由地u’’を示す情報、第2補助経由地hを示す情報が入力された場合、経路探索部47Bは、出発地情報と目的地情報と道路情報と第1経由地uを示す情報と第2補助経由地hを示す情報と第2代替経由地v’’を示す情報と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2代替経由地v’’、第2補助経由地hの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。
<渋滞区間が第1経由地uと中間点cの間にある例>
ここで、渋滞区間が第1経由地uと中間点cの間にある例を説明する。図16は、本実施形態に係る渋滞区間が第1経由地uと中間点cの間にある例を示す図である。
サーバ4Bは、第1実施形態と同様に、最近傍点x、最近傍点y、交点m、第1経由地u、第2経由地vを算出、設定する。符号g111は、渋滞が発生していない場合の出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由する経路である。図16において、符号g311は、出発地Sから第1代替経由地u’’までの第1補助経由地hを経由する迂回経路である。
図16に示すように、渋滞区間g301は、第1経由地uと中間点cの間に発生している。このため、代替経由地設定部452は、渋滞区間g301において車両の進行方向の渋滞終了点jと中間点cとの間の指定道路R上に第1代替経由地u’’を設定する。補助経由地設定部453は、出発地Sと第1代替経由地u’’との間かつ指定道路R以外の道路上に第1補助経由地hを設定する。補助経由地設定部453は、例えば、第1経由地uまたは第1代替経由地u’’において指定道路Rと直交する方向にあり、かつ出発地S側にある主要交差点を選択し、選択した主要交差点を第1補助経由地hに設定する。なお、第1補助経由地hを設定しても,回避対象の渋滞区間が経路探索の結果に含まれる場合、経路探索部47Bは探索結果に渋滞区間が含まれることを補助経由地設定部453に出力する。そして、補助経由地設定部453は、指定道路Rから離れた第1補助経由地を再度選択して再度経路探索するようにしてもよい。なお、第1補助経由地hの探索範囲は、符号g331に示すように、出発地Sと第1代替経由地u’’の範囲である。
<渋滞区間が中間点cと第2経由地vの間にある例>
次に、渋滞区間が中間点cと第2経由地vの間にある例を説明する。図17は、本実施形態に係る渋滞区間が中間点cと第2経由地vの間にある例を示す図である。
図17に示すように、渋滞区間g302は、中間点cと第2経由地vの間に発生している。このため、代替経由地設定部462は、渋滞区間g302において車両の進行方向の渋滞開始点jと中間点cとの間の指定道路R上に第2代替経由地v’’を設定する。補助経由地設定部463は、目的地Gと第2代替経由地v’’との間かつ指定道路R以外の道路上に第2補助経由地hを設定する。補助経由地設定部463は、例えば、第2経由地vまたは第2代替経由地v’’において指定道路Rと直交する方向にあり、かつ目的地G側にある主要交差点を選択し、選択した主要交差点を第2補助経由地hに設定する。なお、第2補助経由地hを設定しても、回避対象の渋滞区間が経路探索の結果に含まれる場合、経路探索部47Bは探索結果に渋滞区間が含まれることを補助経由地設定部463に出力する。そして、補助経由地設定部463は、指定道路Rから離れた第2補助経由地を再度選択して再度経路探索するようにしてもよい。なお、第2補助経由地hの探索範囲は、符号g332に示すように、目的地Gと第2代替経由地v’’の範囲である。
<渋滞区間が中間点cと第2経由地vの間にある例>
次に、渋滞区間が中間点cを含む例を説明する。
この場合、第1経由地設定部45Bの代替経由地設定部452は、中間点cと第2経由地vとの間に第1代替経由地u’’を設定する。次に、補助経由地設定部453は、出発地Sと第1代替経由地u’’の間に第1補助経由地hを設定する。次に、第2経由地設定部46Bの代替経由地設定部462は、中間点cと第1経由地uとの間に第2代替経由地v’’を設定する。次に、補助経由地設定部463は、目的地Gと第2代替経由地v’’の間に第2補助経由地hを設定する。次に、経路探索部47Bは、周知の手法によって指定道路R上の第1補助経由地h、第1代替経由地u’’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの第1の経路を探索する。次に、経路探索部47Bは、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2代替経由地v’’、第2補助経由地hの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの第2の経路を探索する。次に、経路探索部47Bは、探索した第1の経路と第2の経路とを比較し、例えば走行距離の短い経路を探索結果として採用する。
<ナビゲーションシステム1Bが行う処理手順>
次に、ナビゲーションシステム1Bが行う処理手順を説明する。図18および図19は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1Bが行う処理のフローチャートである。
(ステップS201)経路報知装置2B、サーバ4Bは、ステップS1〜S7(図8)の処理を行い、ステップS202の処理に進める。
(ステップS202)経路報知装置2Bは、渋滞情報取得部26によって取得された道路交通情報を、ネットワーク3を介してサーバ4Bに送信する。続けて、サーバ4Bの受信部41Bは、ネットワーク3を介して、経路報知装置2Bから出発地情報、目的地情報、指定道路Rに関する情報、経路探索の条件を受信する。また、受信部41Bは、経路報知装置2Bからネットワーク3を介して道路交通情報を受信する。
(ステップS203)渋滞区間推定部411は、入力された道路交通情報、出発地情報、目的地情報、道路情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、推定された経路上かつ指定道路R上で渋滞が発生している、または車両が出発地Sから目的地Gへ走行する間に渋滞が発生するか否かを、周知の手法を用いて推定する。渋滞区間推定部411は、推定された経路上かつ指定道路R上で渋滞が発生している、または車両が出発地Sから目的地Gへ走行する間に渋滞が発生する場合、渋滞区間があると判別して(ステップS203;YES)、ステップS204に処理を進める。渋滞区間推定部411は、渋滞が発生していない場合、渋滞区間がないと判別して(ステップS203;NO)、ステップS215に進む。
(ステップS204)渋滞区間推定部411は、入力された道路交通情報、出発地情報、目的地情報、道路情報、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法を用いて渋滞区間を推定する。
(ステップS205)交点算出部44Bは、第1経由地uと第2経由地vとの指定道路R上の中間点cを算出する。
(ステップS206)代替経由地設定部452は、地図DB6に格納されている地図情報を参照して、渋滞区間が中間点cと第1経由地uの間に存在するか否かを判別する。続けて、代替経由地設定部462は、地図DB6に格納されている地図情報を参照して、渋滞区間が第2経由地vと中間点cの間に存在するか否かを判別する。代替経由地設定部452は、渋滞区間が中間点cと第1経由地uの間に存在する、すなわち渋滞区間が中間点cより手前に存在すると判別して(ステップS206;中間点より手前)、ステップS210に処理を進める。または、代替経由地設定部462は、渋滞区間が第2経由地vと中間点cの間にある、すなわち渋滞区間が中間点cの先に存在すると判別して(ステップS206;中間点より先)、ステップS220に処理を進める。また、代替経由地設定部452または代替経由地設定部462は、渋滞区間が中間点cを含むと判別して(ステップS206;中間点を含む)、ステップS231(図19)に処理を進める。
(ステップS210)代替経由地設定部452は、車両の進行方向に対して渋滞区間の終了位置(渋滞終了点j)と中間点cの間の指定道路R上に第1代替経由地u’’を設定する。
(ステップS211)補助経由地設定部453は、出発地Sと第1代替経由地u’’との間かつ指定道路R以外の道路上に第1補助経由地hを設定する。
(ステップS212)経路探索部47Bは、周知の手法によって指定道路R上の第1補助経由地h、第1代替経由地u’’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの迂回経路を含む第1の経路を探索する。
(ステップS213)経路探索部47Bは、探索結果の経路に渋滞区間が含まれているか否かを判別する。経路探索部47Bは、経路に渋滞区間が含まれていると判別した場合(ステップS213;YES)、ステップS211に処理を戻し、経路に渋滞区間が含まれていないと判別した場合(ステップS213;NO)、ステップS215に処理を進める。
(ステップS220)代替経由地設定部462は、車両の進行方向に対して渋滞区間の中間点cと開始位置(渋滞開始点j)の間の指定道路R上に第2代替経由地v’’を設定する。
(ステップS221)補助経由地設定部463は、目的地Gと第2代替経由地v’’との間かつ指定道路R以外の道路上に第2補助経由地hを設定する。
(ステップS222)経路探索部47Bは、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2代替経由地v’’、第2補助経由地hの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの迂回経路を含む第2の経路を探索する。
(ステップS223)経路探索部47Bは、探索結果の経路に渋滞区間が含まれているか否かを判別する。経路探索部47Bは、経路に渋滞区間が含まれていると判別した場合(ステップS223;YES)、ステップS221に処理を戻し、経路に渋滞区間が含まれていないと判別した場合(ステップS223;NO)、ステップS215に処理を進める。
(ステップS231)補助経由地設定部453は、中間点cと第2経由地vとの間に第1代替経由地u’’を設定する。
(ステップS231)補助経由地設定部453は、ステップS211と同様に第1補助経由地hを設定する。
(ステップS232)経路探索部47Bは、ステップS212と同様に迂回経路を含む第1の経路を探索する。
(ステップS233)経路探索部47Bは、探索結果の経路に渋滞区間が含まれているか否かを判別する。経路探索部47Bは、第1の経路に渋滞区間が含まれていると判別した場合(ステップS233;YES)、ステップS232に処理を戻し、第1の経路に渋滞区間が含まれていないと判別した場合(ステップS233;NO)、ステップS235に処理を進める。
(ステップS235)補助経由地設定部463は、中間点cと第1経由地uとの間に第2代替経由地v’’を設定する。
(ステップS236)補助経由地設定部463は、ステップS221と同様に第2補助経由地hを設定する。
(ステップS237)経路探索部47Bは、ステップS232と同様に迂回経路を含む第2の経路を探索する。
(ステップS238)経路探索部47Bは、探索結果の経路に渋滞区間が含まれているか否かを判別する。経路探索部47Bは、第2の経路に渋滞区間が含まれていると判別した場合(ステップS238;YES)、ステップS236に処理を戻し、第2の経路に渋滞区間が含まれていないと判別した場合(ステップS238;NO)、ステップS239に処理を進める。
(ステップS239)経路探索部47Bは、探索した第1の経路と第2の経路とを比較し、例えば走行距離の短い経路を探索結果として決定する。経路探索部47Bは、処理をステップS215に進める。
(ステップS215)サーバ4Bの送信部49は、経路情報を、ネットワーク3を介して経路報知装置2Bに送信する。続けて、経路報知装置2Bの通信部23は、経路情報を、ネットワーク3を介して取得する。続けて、経路報知装置2Bの報知部25は、出発地Sから指定道路Rを経由する目的地Gまでの経路を報知する。
報知後、ナビゲーションシステム1Bが行う処理を終了する。
なお、本実施形態では、経路生成部40Bをサーバ4Bが備える例を説明したが、経路報知装置2Bが経路生成部40Bの機能を備えていてもよい。
以上のように、本実施形態のナビゲーションシステム1Bにおいて、経路生成部40Bは、渋滞情報を取得する渋滞情報取得部(渋滞情報取得部26、受信部41B、渋滞区間推定部411)をさらに備え、交点算出部44は、第1経由地uと第2経由地vとの中間点cを算出し、第1経由地設定部45Bは、第1経由地と中間点との間の指定道路R上に渋滞が発生している場合、第1経由地と中間点との間に第1代替経由地u’’を設定し、設定した第1代替経由地を第1経由地に置き換え、第2経由地設定部46Bは、中間点と第2経由地との間の指定道路R上に渋滞が発生している場合、第2経由地と中間点との間に第2代替経由地v’’を設定し、設定した第2代替経由地を第2経由地に置き換える。
この構成によって、本実施形態では、渋滞区間を避けて出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由する経路を提供することができる。
また、本実施形態のナビゲーションシステム1Bにおいて、第1経由地設定部45Bは、第1経由地uと中間点cとの間の指定道路R上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における渋滞が発生している渋滞区間の先に第1代替経由地u’’を設定し、第2経由地設定部46Bは、中間点と第2経由地との間の指定道路R上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における渋滞区間の手前に第2代替経由地を設定する。
この構成によって、本実施形態では、渋滞区間が中間点より手前の場合に、代替経由地を車両の進行方向に対して渋滞区間の終了位置の先に設け、渋滞区間が中間点より先の場合に、代替経由地を車両の進行方向に対して渋滞区間の開始位置の手前に設ける。この結果、本実施形態によれば、利用者によって指定された指定道路Rをできるだけ走行し、かつ渋滞を避けて出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由する経路を提供することができる。
また、本実施形態のナビゲーションシステム1Bにおいて、第1経由地設定部45Bは、第1経由地uと中間点cとの間の指定道路R上に渋滞が発生している場合、出発地Sと第1代替経由地u’’との間に第1補助経由地hを設定し、第2経由地設定部46Bは、第2経由地vと中間点との間の指定道路R上に渋滞が発生している場合、第2代替経由地v’’と目的地Gとの間に第2補助経由地hを設定し、経路探索部47Bは、第1補助経由地、第1代替経由地、中間点、および第2経由地の順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索し、または、第1経由地、中間点、第2代替経由地、および第2補助経由地の順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。
この構成によって、本実施形態では、利用者によって指定された指定道路Rをできるだけ走行し、かつ渋滞を避けて迂回経路を設定することができるので、出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由する経路を提供することができる。
[第5実施形態]
第4実施形態では、探索された経路に渋滞区間が含まれている場合に、渋滞区間を避け、かつ指定道路Rをできるだけ走行可能な経路を探索する例を説明した。本実施形態では、利用者が、通行したくない道路、通行したい道路等を指定した場合であっても、最適な経路を提供することができるナビゲーションシステムについて説明する。
ナビゲーションシステム1B、経路報知装置2B、サーバ4Bの構成は、第4実施形態の構成と同様である。
図20は、本実施形態に係る記憶部471に記憶される道路の種類と重み(加重値)の関係の一例を示す図である。
図20に示すように、記憶部471には、道路の種類に重みが対応付けられて記憶されている。道路の種類とは、出発地Sと目的地Gを入力した場合に探索される道路、指定道路R、通行したくない道路R’等である。ここで、通行したくない道路R’とは、例えば、交通量が多い道路、道幅が狭い道路等、利用者が通行したくないと考えた道路である。図20に示す例では、出発地Sと目的地Gを入力した場合に探索される道路に重み1が対応付けられ、指定道路Rに重み0.8が対応付けられ、通行したくない道路R’(以下、道路R’ともいう)に重み1.2が対応付けられている。
利用者は入力部22を操作、または音声により、道路R’に関する情報を入力する。入力部22は、取得した道路R’に関する情報を通信部23Bによって、ネットワーク3を介してサーバ4Bに送信する。
サーバ4Bの道路決定部42は、受信部41Bによって受信された道路R’に関する情報、道路DB5を用いて、道路R’を決定する。
経路探索部47Bは、出発地Sから目的地Gまでの経路を、周知の手法を用いて探索する。そして、経路探索部47Bは、探索した結果に含まれる道路に応じた重みを付与する。経路探索部47Bは、重みが1〜0.8の探索結果が存在すれば、その探索結果を報知させる。なお、路R’を横切る経路は、道路R’を通行するとはみなさないとする。
経路探索部47Bは、重みが1.2、すなわち道路R’を含む経路しか探索できなかった場合、道路R’を第4実施形態で説明した渋滞区間とみなす。そして、第4実施形態と同様に、代替経由地と補助経由地を決定し、道路R’を含まない経路を求めて、利用者に報知する。なお、経路探索部47Bは、再探索した結果に道路R’が含まれていた場合、再度、代替経由地と補助経由地を選択して、選択した代替経由地と補助経由地を用いて経路を再探索するようにしてもよい。また、道路R’を含まない経路が複数探索された場合、経路探索部47Bは、探索結果を比較し、例えば走行距離が最も短い経路を選択する。
なお、利用者は道路R’に関する情報に加えて、通行したい指定道路Rに関する情報も入力するようにしてもよい。
この場合、経路探索部47Bは、探索結果の重みの値が少ない順に、探索結果を報知する。なお、経路が複数の道路を通過する場合、道路毎に重みを設定し、経路探索部47Bは、経路に含まれる道路に対応する重みを総計し、総計した結果、値が最も小さい経路を選択するようにしてもよい。
<ナビゲーションシステム1Bが行う処理手順>
次に、ナビゲーションシステム1Bが行う処理手順を説明する。図21は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1Bが行う処理のフローチャートである。
(ステップS301)経路報知装置2Bの現在地取得部21および入力部22は、出発地S、目的地G、および道路R’に関する情報を取得する。続けて、経路報知装置2Bの通信部23は、取得した出発地S、目的地G、および道路R’に関する出発地情報、目的地情報、および指定道路情報を、ネットワーク3を介してサーバ4Bに送信する。続けて、サーバ4Bの受信部41は、経路報知装置2Bが送信した出発地情報と目的地情報と指定道路情報を、ネットワーク3を介して受信する。
(ステップS302)道路決定部42は、受信部41Bによって受信された道路R’に関する情報、道路DB5を用いて、道路R’を決定する。
(ステップS303)経路探索部47Bは、出発地Sから目的地Gまでの経路を、周知の手法を用いて探索する。
(ステップS304)経路探索部47Bは、ステップS303で探索した経路の中から道路R’を含まない経路を、重みに基づいて抽出する。
(ステップS305)経路探索部47Bは、道路R’を含まない経路が存在するか否かを判別する。経路探索部47Bは、道路R’を含まない経路が存在すると判別した場合(ステップS305;YES)、ステップS306に処理を進め、道路R’を含まない経路が存在しないと判別した場合(ステップS305;NO)、ステップS307に処理を進める。
(ステップS306)経路探索部47Bは、道路R’を含まない出発地Sから目的地Gまでの経路の経路情報を、送信部49によって、ネットワーク3を介して経路報知装置2Bに送信する。経路報知装置2Bは、受信した経路情報を用いて、道路R’を含まない出発地Sから目的地Gまでの経路の経路を報知する。報知後、ナビゲーションシステム1Bは処理を終了する。
(ステップS307)経路探索部47Bは、探索した経路上、道路R’を通る区間を渋滞区間に設定し、渋滞区間を示す情報を第1経由地設定部45B、第2経由地設定部46Bに出力する。
(ステップS308)第1経由地設定部45Bは、経路上の道路R’の終了位置を、地図DB6を参照して求める。続けて、第2経由地設定部46Bは、経路上の道路R’の開始位置を、地図DB6を参照して求める。
(ステップS309)第1経由地設定部45B、第2経由地設定部46Bは、ステップS210〜S239の処理を行うことで、道路R’を渋滞区間とみなして迂回経路を探索し、探索した迂回経路を含む出発地Sから目的地Gまでの経路を探索して報知する。
以上で、ナビゲーションシステム1Bが行う処理を終了する。
以上のように、本実施形態のナビゲーションシステム1(または1B)において、取得部(現在地取得部21、入力部22、受信部41)は、車両を走行させたくない非指定道路(道路R’)に関する情報を取得し、経路生成部40(または40A、40B、24)は、出発地Sから目的地Gまでの経路を探索し、探索された複数の経路のうち走行距離が短い道路の加重値より指定道路Rの加重値を低くし、探索された道路の加重値より非指定道路の加重値を高くし、出発地Sから目的地Gまでの複数の経路のうち、経路のコストが最も低い経路を選択する。
この構成によって、本実施形態では、利用者が通行したい道路(指定道路R)を含む経路、通常の探索によって求められた経路、通行したくない道路R’を含む経路の順に報知される。この結果、本実施形態によれば、利用者が走行したい道路を含む経路の優先度を高くでき、さらに通行したくない道路を含む経路の優先度を低くすることができる。
なお、実施形態では、ナビゲーションシステム1(または1B)を車両に取り付ける例を説明したが、これに限られない。ナビゲーションシステム1(または1B)の一部または全てを、スマートホンやタブレット端末等の携帯機器等が備えていてもよい。
なお、本発明におけるナビゲーションシステム1(または1A、1B)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより経路探索を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1、1B…ナビゲーションシステム、2、2B、2−1、2−2…経路報知装置、3…ネットワーク、4、4A…サーバ、5…道路DB、6…地図DB、21…現在地取得部、22…入力部、221…音声認識部、23…通信部、25…報知部、251…経路記述部、252…言語モデル、253…自然言語変換部、254…音声出力部、255…画像生成部、256…画像表示部、40、40A…経路生成部、41…受信部、42…道路決定部、43…最近傍点設定部、44、44B…交点算出部、45、45A…第1経由地設定部、451…候補地選択部、452…代替経由地設定部、453…補助経由地設定部、46、46A…第2経由地設定部、461…候補地選択部、462…代替経由地設定部、463…補助経由地設定部、47、47A…経路探索部、471…記憶部、48…ナビ情報生成部、49…送信部

Claims (8)

  1. 車両を走行させたい指定道路に関する指定道路情報と出発地に関する出発地情報と目的地に関する目的地情報とを取得する取得部と、
    取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報と用いて、前記出発地から前記指定道路を経て前記目的地までの経路を生成する経路生成部と、を備え、
    前記経路生成部は、
    前記取得部によって取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報とを用いて、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線と、前記指定道路との交点を求める交点算出部と、
    前記出発地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第1の最近傍点と前記交点との間に第1経由地を前記指定道路上に設定する第1経由地設定部と、
    前記目的地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第2の最近傍点と前記交点との間に第2経由地を前記指定道路上に設定する第2経由地設定部と、
    前記第1経由地、前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と、を備え
    前記出発地と前記目的地とを結ぶ線は、直線であり、
    前記交点算出部は、
    前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点が存在しない場合、前記指定道路に対して前記出発地と対称な位置に仮想出発地を設定し、前記仮想出発地を出発地に置き換え、置き換えた前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求め、
    または、前記指定道路に対して前記目的地と対称な位置に仮想目的地を設定し、前記仮想目的地を目的地に置き換え、前記出発地と置き換えた前記仮想目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求める、
    ナビゲーションシステム。
  2. 前記経路生成部は、
    渋滞情報を取得する渋滞情報取得部、をさらに備え、
    前記交点算出部は、前記第1経由地と前記第2経由地との中間点を算出し、
    前記第1経由地設定部は、
    前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第1経由地と前記中間点との間に第1代替経由地を設定し、設定した前記第1代替経由地を前記第1経由地に置き換え、
    前記第2経由地設定部は、
    前記中間点と前記第2経由地との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第2経由地と前記中間点との間に第2代替経由地を設定し、設定した前記第2代替経由地を前記第2経由地に置き換える、請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記第1経由地設定部は、
    前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における前記渋滞が発生している渋滞区間の先に前記第1代替経由地を設定し、
    前記第2経由地設定部は、
    前記中間点と前記第2経由地との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における前記渋滞区間の手前に前記第2代替経由地を設定する、請求項2に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記第1経由地設定部は、
    前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記出発地と前記第1代替経由地との間に第1補助経由地を設定し、
    前記第2経由地設定部は、
    前記第2経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第2代替経由地と前記目的地との間に第2補助経由地を設定し、
    前記経路探索部は、
    前記第1補助経由地、前記第1代替経由地、前記中間点、および前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、
    または、前記第1経由地、前記中間点、前記第2代替経由地、および前記第2補助経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する、請求項3に記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記第1補助経由地、または前記第2補助経由地は、主要交差点を含む、請求項4に記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記取得部は、
    音声を取得する音声取得部と、
    前記音声取得部によって取得された音声を認識する音声認識部と、を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
  7. 前記取得部は、
    車両を走行させたくない非指定道路に関する情報を取得し、
    前記経路生成部は、
    前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、前記探索された複数の経路のうち走行距離が短い道路の加重値より前記指定道路の加重値を低くし、前記探索された道路の加重値より前記非指定道路の加重値を高くし、前記出発地から前記目的地までの複数の経路のうち、経路のコストが最も低い経路を選択する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
  8. 取得部が、車両を走行させたい指定道路に関する指定道路情報と出発地に関する出発地情報と目的地に関する目的地情報とを取得する取得手順と、
    経路生成部が、前記取得手順によって取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報とを用いて、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線と、前記指定道路との交点を求める交点算出手順と、
    前記経路生成部が、前記出発地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第1の最近傍点と前記交点との間に第1経由地を前記指定道路上に設定する第1経由地設定手順と、
    前記経路生成部が、前記目的地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第2の最近傍点と前記交点との間に第2経由地を前記指定道路上に設定する第2経由地設定手順と、
    前記経路生成部が、前記第1経由地、前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索手順と、を含み、
    前記出発地と前記目的地とを結ぶ線は、直線であり、
    前記交点算出手順は、
    前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点が存在しない場合、前記指定道路に対して前記出発地と対称な位置に仮想出発地を設定し、前記仮想出発地を出発地に置き換え、置き換えた前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求め、
    または、前記指定道路に対して前記目的地と対称な位置に仮想目的地を設定し、前記仮想目的地を目的地に置き換え、前記出発地と置き換えた前記仮想目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求める、
    経路探索方法。
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