JP6467713B2 - ナビゲーションシステムおよび経路探索方法 - Google Patents
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Description
(6)また、本発明の一態様に係るナビゲーションシステムにおいて、前記取得部は、音声を取得する音声取得部と、前記音声取得部によって取得された音声を認識する音声認識部と、を備えるようにしてもよい。
また、第1経由地および第2経由地を交点に基づいて設定できるので、経路全体として最適な経路が選択される確率を高めることができる。
また、上述した(3)の構成によれば、利用者によって指定された指定道路をできるだけ走行し、かつ渋滞を避けて出発地から目的地までの指定道路を経由する経路を提供することができる。
また、上述した(4)の構成によれば、利用者によって指定された指定道路をできるだけ走行し、かつ渋滞を避けて迂回経路を設定することができるので、出発地から目的地までの指定道路を経由する経路を提供することができる。
また、上述した(6)の構成によれば、出発地、目的地、指定道路、経路探索の条件のうちすくなくとも1つを音声によって入力することができる。この結果、本実施形態によれば、入力の利便性を向上させることができる。
図1は、出発地から目的地までの経路の例を説明する図である。図2は、本発明の概要を説明する図である。
図1において、地図m101は、出発地p11と目的地p12とを含む地図の画像である。符号m111は河川を示し、符号m112は鉄道の線路を示し、符号m113は駅を示している。また、符号m121は第1の国道を示し、符号m122は第2の国道を示し、符号m123は交差点の出入り口を示している。図1に示した例では、出発地p11から目的地p12に至る経路は、第1の経路R1と、第2の経路R2とが探索された例である。第1の経路R1は、第2の国道m122を通るルートである。第2の経路R2は、第1の国道m121を通るルートである。
このため、本発明のナビゲーションシステムは、図2に示すように、出発地Sから指定道路Rを経由し、目的地Gへの経路dを探索する。なお、図2において、第1経由地uは、出発地Sから道路Rに入るときの分岐地であり、第2経由地vは、道路Rから外れて目的地Gへ向かう分岐地である。
図3は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1の概略構成図である。図3において、経路報知装置2−1、経路報知装置2−2、・・・、それぞれは、各車両に搭載されている。以下、経路報知装置2−1、経路報知装置2−2、・・・、のうちの1つを特定しない場合は、単に経路報知装置2という。
経路報知装置2は、ネットワーク3を介してサーバ4に接続されている。経路報知装置2は、現在地と目的地Gと指定道路Rそれぞれに関する情報を取得し、取得した現在地と目的地Gと指定道路Rそれぞれに関する情報を、ネットワーク3を介してサーバ4に送信する。また、経路報知装置2は、サーバ4が生成した経路情報を、ネットワーク3を介して受信し、受信した経路情報を音声、画像を用いて出力する。
ネットワーク3は、例えば携帯電話網を含むネットワークである。
サーバ4は、経路報知装置2から受信した現在地と目的地Gと指定道路Rそれぞれに関する情報を用いて、出発地Sから指定道路Rを経て目的地Gへの経路を探索し、探索した経路情報を、ネットワーク3を介して経路報知装置2に送信する。
まず、経路報知装置2について説明する。
図4は、本実施形態に係る経路報知装置2の構成を示すブロック図である。図4に示すように、経路報知装置2は、現在地取得部21、入力部22、通信部23、および報知部25を備えている。
画像表示部256は、例えば液晶表示パネルであり、画像生成部255が出力した経路全体情報の画像を表示する。なお、画像表示部256は、表示部上にタッチパネル式の入力部22を備えていてもよい。
次に、サーバ4について説明する。
図5は、本実施形態に係るサーバ4の構成を示すブロック図である。図5に示すように、サーバ4は、受信部41、経路生成部40、および送信部49を備えている。また、サーバ4には、道路DB5および地図DB6が接続されている。
送信部49は、ナビ情報生成部48が出力した経路情報を、ネットワーク3に送信する。
次に、道路決定部42が行う道路情報の決定方法の一例を説明する。
例えば、指定道路情報が“17号”であった場合、出発地Sと目的地Gに基づいて、“国道17号線”、“千葉県道17号線”、“長野県道17号線”のうちのいずれであるのか判別する。なお、候補が複数ある場合、道路決定部42は、道路名の複数の候補を示す情報を送信部49に出力するようにしてもよい。この場合、送信部49は、道路名の複数の候補を示す情報を、ネットワーク3を介して経路報知装置2に送信する。そして、経路報知装置2は、受信した道路名の複数の候補を示す情報を、報知部25が報知して、報知された道路名の複数の候補から利用者が選択した道路名を示す情報を、再度、ネットワーク3を介してサーバ4に送信する。道路決定部42は、このように再送信された道路名を示す情報を用いて、指定道路Rを決定する。
次に、最近傍点設定部43が行う最近傍点x、最近傍点yの設定方法の一例を説明する。
図7は、本実施形態に係る出発地S、目的地G、指定道路R、交点x、最近傍点x、最近傍点y、第1経由地uおよび第2経由地vの一例を示す図である。
最近傍点設定部43は、出発地Sと目的地Gそれぞれの座標を、地図DB6を参照して取得する。続けて、最近傍点設定部43は、出発地Sから指定道路Rまでの最短経路を、例えば周知の経路探索手法を用いて探索し、指定道路Rへの進入点を最近傍点xに設定する。続けて、最近傍点設定部43は、目的地Gから指定道路Rまでの最短経路を、例えば周知の経路探索手法を用いて探索し、指定道路Rからの離脱点を最近傍点yに設定する。なお、最近傍点xおよび最近傍点yは、地図DB6に格納されているノード、例えば交差点等の地点である。
次に、交点算出部44が行う交点算出方法の一例を説明する。
交点算出部44は、出発地Sと目的地Gそれぞれの座標を、地図DB6を参照して取得する。続けて、交点算出部44は、出発地Sと目的地Gの座標を通る直線g101の式を求める。続けて、交点算出部44は、指定道路Rと直線g101との交点mを求める。なお、図7に示した例では、出発地Sと目的地Gの座標を通るが直線である例を示したが、これに限られない。例えば、出発地Sと目的地Gの座標を通る線は、曲線であってもよい。なお、交点mは、ノード、例えば交差点等の地点である。
次に、第1経由地設定部45が行う第1経由地uの設定方法の一例、第2経由地設定部46が行う第2経由地vの設定方法の一例を説明する。
第1経由地設定部45は、地図DB6を参照して、指定道路R上において、最近傍点xと交点mとの間の位置を求め、求めた位置を第1経由地uに設定する。最近傍点xと交点mとの間の位置は、例えば中間点である。
第2経由地設定部46は、地図DB6を参照して、指定道路R上において、交点mと最近傍点yとの間の位置を求め、求めた位置を第2経由地vに設定する。交点mと最近傍点yとの間の位置は、例えば中間点である。
なお、第1経由地uおよび第2経由地vは、ノード、例えば交差点等の地点である。
次に、経路探索部47が行う出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由する経路の探索方法の一例を説明する。
経路探索部47は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地uまでの経路を、周知の手法を用いて探索する。続けて、経路探索部47は、指定道路R上における第1経由地uから第2経由地vまでの指定道路R上の経路を、周知の手法を用いて探索する。続けて、経路探索部47は、第2経由地vから目的地Gまでの経路を、周知の手法を用いて探索する。経路探索部47は、このように探索した結果を接続して、指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路g111に決定する。
次に、ナビゲーションシステム1が行う処理手順を説明する。図8は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1が行う処理のフローチャートである。
(ステップS1)経路報知装置2の現在地取得部21および入力部22は、出発地S、目的地G、および指定道路Rに関する情報を取得する。続けて、経路報知装置2の通信部23は、取得した出発地S、目的地G、および指定道路Rに関する出発地情報、目的地情報、および指定道路情報を、ネットワーク3を介してサーバ4に送信する。続けて、サーバ4の受信部41は、経路報知装置2が送信した出発地情報と目的地情報と指定道路情報を、ネットワーク3を介して受信する。
(ステップS3)サーバ4の最近傍点設定部43は、入力された道路情報と出発地情報J401と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、出発地Sから指定道路Rに最も近い最近傍点xを設定する。続けて、サーバ4の最近傍点設定部43は、入力された道路情報と目的地情報J402を用いて、目的地Gから指定道路Rに最も近い最近傍点yを設定する。
(ステップS5)サーバ4の第1経由地設定部45は、入力された道路情報と最近傍点xを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第1経由地uを設定する。
(ステップS6)サーバ4の第2経由地設定部46は、入力された道路情報と最近傍点yを示す情報と交点mと、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、第2経由地vを設定する。
以上で、ナビゲーションシステム1が行う処理を終了する。
図7では、出発地Sと目的地Gを結んだ直線g101が、指定道路Rと交差する例を示したが、出発地S、目的地G、指定道路Rによっては、出発地Sと目的地Gを結んだ直線g101が、指定道路Rと交差しない場合もあり得る。
図9は、本実施形態に係る交点の他の算出方法を示す図である。図9に示す例では、出発地Sと目的地Gとを結ぶ直線g101と指定道路Rとが交差しない。このような場合、交点算出部44は、指定道路Rに対して出発地Sと線対称な位置に仮想出発点S’を配置し、仮想出発点S’を出発地Sに置き換える。交点算出部44は、仮想出発点S’と目的地Gとを結ぶ直線g101’の式を算出し、直線g101’と指定道路Rとの仮想交点m1’を算出する。そして、第1経由地設定部45は、最近傍点xと仮想交点m1’との間に第1経由地uを設定する。さらに、第2経由地設定部46は、仮想交点m1’と最近傍点yとの間に第2経由地vを設定する。図9において、経路g111’は、指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路である。
なお、交点算出部44は、仮想交点m1’および仮想交点m2’のうちの少なくとも1つの仮想交点を求めるようにしてもよい。仮想交点m1’および仮想交点m2’の2つが算出された場合、経路探索部47は、第1の経路(指定道路R上の第1経由地u、仮想交点m1’、および第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路)と、第2の経路(指定道路R上の第1経由地u、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路)とを探索するようにしてもよい。そして、経路探索部47は、探索した2つの経路の総距離を比較して総距離が短い経路の探索結果をナビ情報生成部48に出力する。または、経路探索部47は、探索した2つの経路の探索結果をナビ情報生成部48に出力するようにしてもよい。経路報知装置2は、2つの経路情報を報知させ、利用者に選択させるようにしてもよい。
第1実施形態では、第1経由地uを最近傍点xと交点mの中間に設定し、第2経由地vを交点mと最近傍点yの中間に設定する例を説明したが、本実施形態では、複数の候補地の中から第1経由地uまたは第2経由地vを選択する例を説明する。
まず、サーバ4Aについて説明する。なお、経路報知装置2の構成は、第1実施形態と同様である。
図10は、本実施形態に係るサーバ4Aの構成を示すブロック図である。図10に示すように、サーバ4Aは、受信部41、経路生成部40A、および送信部49を備えている。サーバ4と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
候補地選択部451は、経路探索部47Aが探索した探索結果に応じて、第1経由地u、第1経由地u1’〜第1経由地un’の中から1つの第1経由地を選択し、選択した第1経由地を示す情報を経路探索部47Aに出力する。
候補地選択部461は、経路探索部47Aが探索した探索結果に応じて、第2経由地v、第2経由地v1’〜第2経由地vn’の中から1つの第2経由地を選択し、選択した第2経由地を示す情報を経路探索部47Aに出力する。
なお、受信部41が出力する情報に経路探索の条件が含まれている場合、経路探索部47Aは、この経路探索条件も考慮して経路の探索を行う。経路探索部47は、探索した探索結果をナビ情報生成部48に出力する。
ここで、第1経由地uの他の候補地、第2経由地vの他の候補地、および各経路の一例を説明する。
図11は、本実施形態に係る第1経由地uの他の候補地、第2経由地vの他の候補地、および各経路の一例を示す図である。
図11において、第1経由地u1’〜第1経由地un’は、第1経由地uの他の候補地である。また、符号g211は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地uまでの経路、符号g212は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地u1’までの経路、符号g213は、出発地Sから指定道路R上の第1経由地un’までの経路である。第2経由地v1’〜第2経由地vn’は、第2経由地vの他の候補地である。また、符号g221は、指定道路R上の第2経由地vから目的地Gまでの経路、符号g222は、指定道路R上の第2経由地v1’から目的地Gまでの経路、符号g213は、指定道路R上の第2経由地vn’から目的地Gまでの経路である。
次に、サーバ4Aの経路生成部40Aが行う処理手順を説明する。
図12は、本実施形態に係る経路生成部40Aが行う処理のフローチャートである。なお、図12に示す例は、第1経由地設定部45Aが第1経由地u以外の他の候補を設定する例である。また、経路生成部40Aは、ステップS7(図8)の処理終了後、ステップ7の処理の代わりに、ステップS101〜ステップS103の処理を行う。
本実施形態では、上述したように、進入点である第1経由地、および離脱点である第2経由地のうち少なくとも1つの経由地を、探索した経路に基づいて最適化する。この結果、本実施形態によれば、出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由するより最適な経路を報知することができる。
第3実施形態では、経路報知装置が、第1実施形態で説明したサーバ4の機能を備える例を説明する。
図13は、本実施形態に係る経路報知装置2Aの構成を示すブロック図である。図13に示すように、経路報知装置2Aは、現在地取得部21、入力部22、経路生成部24、および報知部25を備えている。なお、経路報知装置2と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
ナビ情報生成部248は、生成した経路情報を報知部25に出力する。
また、経路報知装置2Aは、第2実施形態で説明したように候補地選択部451、候補地選択部461を備えていてもよい。この場合、経路報知装置2Aは、第2実施形態のナビゲーションシステム1と同様の効果を得ることができる。
第4実施形態では、指定道路Rの通行区間に渋滞が存在、または渋滞が予想される場合、渋滞を回避した経路を提供する例を説明する。ナビゲーションシステム1Bは、経路報知装置2B−1、経路報知装置2B−2、・・・、サーバ4Bを備えている。以下、経路報知装置2B−1、経路報知装置2B−2、・・・、のうちの1つを特定しない場合は、単に経路報知装置2Bという。経路報知装置2Bとサーバ4Bは、ネットワーク3を介して接続されている。
まず、経路報知装置2Bについて説明する。
図14は、本実施形態に係る経路報知装置2Bの構成を示すブロック図である。図14に示すように、経路報知装置2Bは、現在地取得部21、入力部22、渋滞情報取得部26、通信部23B、および報知部25を備えている。なお、経路報知装置2と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
次に、サーバ4Bについて説明する。
図15は、本実施形態に係るサーバ4Bの構成を示すブロック図である。図15に示すように、サーバ4Aは、受信部41B、経路生成部40B、および送信部49を備えている。なお、サーバ4と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
渋滞情報が「渋滞が発生していないことを示す情報」の場合、交点算出部44Bは、入力された道路情報と出発地情報J401と目的地情報J402と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、交点mを算出する。交点算出部44Bは、算出した交点mを示す情報を、第1経由地設定部45Bおよび第2経由地設定部46Bに出力する。
渋滞情報が「渋滞が発生している区間を示す情報」または「渋滞が発生する区間を示す情報」の場合、交点算出部44Bは、第1経由地uと第2経由地vとの指定道路R上の中間点cを算出する。交点算出部44Bは、算出した中間点cを示す情報を第1経由地設定部45Bおよび第2経由地設定部46Bに出力する。
また、第1経由地設定部45Bは、代替経由地設定部452および補助経由地設定部453を備える。
また、第2経由地設定部46Bは、代替経由地設定部462および補助経由地設定部463を備える。
第1代替経由地u’’を示す情報、第1補助経由地h1を示す情報が入力された場合、経路探索部47Bは、出発地情報と目的地情報と道路情報と第1代替経由地u’’を示す情報と第1補助経由地h1を示す情報と第2経由地vを示す情報と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1補助経由地h1、第1代替経由地u’’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。
第2代替経由地u’’を示す情報、第2補助経由地h2を示す情報が入力された場合、経路探索部47Bは、出発地情報と目的地情報と道路情報と第1経由地uを示す情報と第2補助経由地h1を示す情報と第2代替経由地v’’を示す情報と、地図DB6に格納されている地図情報を用いて、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2代替経由地v’’、第2補助経由地h2の順に通過する出発地Sから目的地Gまでの経路を探索する。
ここで、渋滞区間が第1経由地uと中間点cの間にある例を説明する。図16は、本実施形態に係る渋滞区間が第1経由地uと中間点cの間にある例を示す図である。
サーバ4Bは、第1実施形態と同様に、最近傍点x、最近傍点y、交点m、第1経由地u、第2経由地vを算出、設定する。符号g111は、渋滞が発生していない場合の出発地Sから目的地Gまでの指定道路Rを経由する経路である。図16において、符号g311は、出発地Sから第1代替経由地u’’までの第1補助経由地h1を経由する迂回経路である。
次に、渋滞区間が中間点cと第2経由地vの間にある例を説明する。図17は、本実施形態に係る渋滞区間が中間点cと第2経由地vの間にある例を示す図である。
図17に示すように、渋滞区間g302は、中間点cと第2経由地vの間に発生している。このため、代替経由地設定部462は、渋滞区間g302において車両の進行方向の渋滞開始点j2と中間点cとの間の指定道路R上に第2代替経由地v’’を設定する。補助経由地設定部463は、目的地Gと第2代替経由地v’’との間かつ指定道路R以外の道路上に第2補助経由地h2を設定する。補助経由地設定部463は、例えば、第2経由地vまたは第2代替経由地v’’において指定道路Rと直交する方向にあり、かつ目的地G側にある主要交差点を選択し、選択した主要交差点を第2補助経由地h2に設定する。なお、第2補助経由地h2を設定しても、回避対象の渋滞区間が経路探索の結果に含まれる場合、経路探索部47Bは探索結果に渋滞区間が含まれることを補助経由地設定部463に出力する。そして、補助経由地設定部463は、指定道路Rから離れた第2補助経由地を再度選択して再度経路探索するようにしてもよい。なお、第2補助経由地h2の探索範囲は、符号g332に示すように、目的地Gと第2代替経由地v’’の範囲である。
次に、渋滞区間が中間点cを含む例を説明する。
この場合、第1経由地設定部45Bの代替経由地設定部452は、中間点cと第2経由地vとの間に第1代替経由地u’’を設定する。次に、補助経由地設定部453は、出発地Sと第1代替経由地u’’の間に第1補助経由地h1を設定する。次に、第2経由地設定部46Bの代替経由地設定部462は、中間点cと第1経由地uとの間に第2代替経由地v’’を設定する。次に、補助経由地設定部463は、目的地Gと第2代替経由地v’’の間に第2補助経由地h2を設定する。次に、経路探索部47Bは、周知の手法によって指定道路R上の第1補助経由地h1、第1代替経由地u’’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの第1の経路を探索する。次に、経路探索部47Bは、周知の手法によって指定道路R上の第1経由地u、第2代替経由地v’’、第2補助経由地h2の順に通過する出発地Sから目的地Gまでの第2の経路を探索する。次に、経路探索部47Bは、探索した第1の経路と第2の経路とを比較し、例えば走行距離の短い経路を探索結果として採用する。
次に、ナビゲーションシステム1Bが行う処理手順を説明する。図18および図19は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1Bが行う処理のフローチャートである。
(ステップS201)経路報知装置2B、サーバ4Bは、ステップS1〜S7(図8)の処理を行い、ステップS202の処理に進める。
(ステップS205)交点算出部44Bは、第1経由地uと第2経由地vとの指定道路R上の中間点cを算出する。
(ステップS211)補助経由地設定部453は、出発地Sと第1代替経由地u’’との間かつ指定道路R以外の道路上に第1補助経由地h1を設定する。
(ステップS212)経路探索部47Bは、周知の手法によって指定道路R上の第1補助経由地h1、第1代替経由地u’’、第2経由地vの順に通過する出発地Sから目的地Gまでの迂回経路を含む第1の経路を探索する。
(ステップS221)補助経由地設定部463は、目的地Gと第2代替経由地v’’との間かつ指定道路R以外の道路上に第2補助経由地h2を設定する。
(ステップS223)経路探索部47Bは、探索結果の経路に渋滞区間が含まれているか否かを判別する。経路探索部47Bは、経路に渋滞区間が含まれていると判別した場合(ステップS223;YES)、ステップS221に処理を戻し、経路に渋滞区間が含まれていないと判別した場合(ステップS223;NO)、ステップS215に処理を進める。
(ステップS231)補助経由地設定部453は、ステップS211と同様に第1補助経由地h1を設定する。
(ステップS232)経路探索部47Bは、ステップS212と同様に迂回経路を含む第1の経路を探索する。
(ステップS236)補助経由地設定部463は、ステップS221と同様に第2補助経由地h2を設定する。
(ステップS237)経路探索部47Bは、ステップS232と同様に迂回経路を含む第2の経路を探索する。
報知後、ナビゲーションシステム1Bが行う処理を終了する。
第4実施形態では、探索された経路に渋滞区間が含まれている場合に、渋滞区間を避け、かつ指定道路Rをできるだけ走行可能な経路を探索する例を説明した。本実施形態では、利用者が、通行したくない道路、通行したい道路等を指定した場合であっても、最適な経路を提供することができるナビゲーションシステムについて説明する。
図20に示すように、記憶部471には、道路の種類に重みが対応付けられて記憶されている。道路の種類とは、出発地Sと目的地Gを入力した場合に探索される道路、指定道路R、通行したくない道路R’等である。ここで、通行したくない道路R’とは、例えば、交通量が多い道路、道幅が狭い道路等、利用者が通行したくないと考えた道路である。図20に示す例では、出発地Sと目的地Gを入力した場合に探索される道路に重み1が対応付けられ、指定道路Rに重み0.8が対応付けられ、通行したくない道路R’(以下、道路R’ともいう)に重み1.2が対応付けられている。
サーバ4Bの道路決定部42は、受信部41Bによって受信された道路R’に関する情報、道路DB5を用いて、道路R’を決定する。
この場合、経路探索部47Bは、探索結果の重みの値が少ない順に、探索結果を報知する。なお、経路が複数の道路を通過する場合、道路毎に重みを設定し、経路探索部47Bは、経路に含まれる道路に対応する重みを総計し、総計した結果、値が最も小さい経路を選択するようにしてもよい。
次に、ナビゲーションシステム1Bが行う処理手順を説明する。図21は、本実施形態に係るナビゲーションシステム1Bが行う処理のフローチャートである。
(ステップS301)経路報知装置2Bの現在地取得部21および入力部22は、出発地S、目的地G、および道路R’に関する情報を取得する。続けて、経路報知装置2Bの通信部23は、取得した出発地S、目的地G、および道路R’に関する出発地情報、目的地情報、および指定道路情報を、ネットワーク3を介してサーバ4Bに送信する。続けて、サーバ4Bの受信部41は、経路報知装置2Bが送信した出発地情報と目的地情報と指定道路情報を、ネットワーク3を介して受信する。
(ステップS303)経路探索部47Bは、出発地Sから目的地Gまでの経路を、周知の手法を用いて探索する。
(ステップS305)経路探索部47Bは、道路R’を含まない経路が存在するか否かを判別する。経路探索部47Bは、道路R’を含まない経路が存在すると判別した場合(ステップS305;YES)、ステップS306に処理を進め、道路R’を含まない経路が存在しないと判別した場合(ステップS305;NO)、ステップS307に処理を進める。
(ステップS308)第1経由地設定部45Bは、経路上の道路R’の終了位置を、地図DB6を参照して求める。続けて、第2経由地設定部46Bは、経路上の道路R’の開始位置を、地図DB6を参照して求める。
以上で、ナビゲーションシステム1Bが行う処理を終了する。
Claims (8)
- 車両を走行させたい指定道路に関する指定道路情報と出発地に関する出発地情報と目的地に関する目的地情報とを取得する取得部と、
取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報と用いて、前記出発地から前記指定道路を経て前記目的地までの経路を生成する経路生成部と、を備え、
前記経路生成部は、
前記取得部によって取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報とを用いて、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線と、前記指定道路との交点を求める交点算出部と、
前記出発地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第1の最近傍点と前記交点との間に第1経由地を前記指定道路上に設定する第1経由地設定部と、
前記目的地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第2の最近傍点と前記交点との間に第2経由地を前記指定道路上に設定する第2経由地設定部と、
前記第1経由地、前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索部と、を備え、
前記出発地と前記目的地とを結ぶ線は、直線であり、
前記交点算出部は、
前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点が存在しない場合、前記指定道路に対して前記出発地と対称な位置に仮想出発地を設定し、前記仮想出発地を出発地に置き換え、置き換えた前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求め、
または、前記指定道路に対して前記目的地と対称な位置に仮想目的地を設定し、前記仮想目的地を目的地に置き換え、前記出発地と置き換えた前記仮想目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求める、
ナビゲーションシステム。 - 前記経路生成部は、
渋滞情報を取得する渋滞情報取得部、をさらに備え、
前記交点算出部は、前記第1経由地と前記第2経由地との中間点を算出し、
前記第1経由地設定部は、
前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第1経由地と前記中間点との間に第1代替経由地を設定し、設定した前記第1代替経由地を前記第1経由地に置き換え、
前記第2経由地設定部は、
前記中間点と前記第2経由地との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第2経由地と前記中間点との間に第2代替経由地を設定し、設定した前記第2代替経由地を前記第2経由地に置き換える、請求項1に記載のナビゲーションシステム。 - 前記第1経由地設定部は、
前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における前記渋滞が発生している渋滞区間の先に前記第1代替経由地を設定し、
前記第2経由地設定部は、
前記中間点と前記第2経由地との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、車両の進行方向における前記渋滞区間の手前に前記第2代替経由地を設定する、請求項2に記載のナビゲーションシステム。 - 前記第1経由地設定部は、
前記第1経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記出発地と前記第1代替経由地との間に第1補助経由地を設定し、
前記第2経由地設定部は、
前記第2経由地と前記中間点との間の前記指定道路上に渋滞が発生している場合、前記第2代替経由地と前記目的地との間に第2補助経由地を設定し、
前記経路探索部は、
前記第1補助経由地、前記第1代替経由地、前記中間点、および前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、
または、前記第1経由地、前記中間点、前記第2代替経由地、および前記第2補助経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する、請求項3に記載のナビゲーションシステム。 - 前記第1補助経由地、または前記第2補助経由地は、主要交差点を含む、請求項4に記載のナビゲーションシステム。
- 前記取得部は、
音声を取得する音声取得部と、
前記音声取得部によって取得された音声を認識する音声認識部と、を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。 - 前記取得部は、
車両を走行させたくない非指定道路に関する情報を取得し、
前記経路生成部は、
前記出発地から前記目的地までの経路を探索し、前記探索された複数の経路のうち走行距離が短い道路の加重値より前記指定道路の加重値を低くし、前記探索された道路の加重値より前記非指定道路の加重値を高くし、前記出発地から前記目的地までの複数の経路のうち、経路のコストが最も低い経路を選択する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。 - 取得部が、車両を走行させたい指定道路に関する指定道路情報と出発地に関する出発地情報と目的地に関する目的地情報とを取得する取得手順と、
経路生成部が、前記取得手順によって取得された前記指定道路情報と前記出発地情報と前記目的地情報とを用いて、前記出発地と前記目的地とを結ぶ線と、前記指定道路との交点を求める交点算出手順と、
前記経路生成部が、前記出発地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第1の最近傍点と前記交点との間に第1経由地を前記指定道路上に設定する第1経由地設定手順と、
前記経路生成部が、前記目的地から前記指定道路までの最短経路を与える前記指定道路上の第2の最近傍点と前記交点との間に第2経由地を前記指定道路上に設定する第2経由地設定手順と、
前記経路生成部が、前記第1経由地、前記第2経由地の順に通過する前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索手順と、を含み、
前記出発地と前記目的地とを結ぶ線は、直線であり、
前記交点算出手順は、
前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点が存在しない場合、前記指定道路に対して前記出発地と対称な位置に仮想出発地を設定し、前記仮想出発地を出発地に置き換え、置き換えた前記出発地と前記目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求め、
または、前記指定道路に対して前記目的地と対称な位置に仮想目的地を設定し、前記仮想目的地を目的地に置き換え、前記出発地と置き換えた前記仮想目的地とを結ぶ直線と、前記指定道路との交点を求める、
経路探索方法。
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