JP6467445B2 - 納豆容器 - Google Patents

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Description

この発明は納豆容器に関し、特に、開口部を含む納豆収容部に納豆を収容し、開口部を蓋部で覆い塞ぐ納豆容器に関する。
一般に、市販されている納豆は、合成樹脂や紙等で形成された納豆容器に収容されて販売されている。こうした納豆容器の中には、納豆の収容部と容器の蓋部との間に、合成樹脂製のフィルムを設けているものがある。このフィルムは、収容した納豆の表面に貼り付けるようにして設けられるため、納豆を食べる際にフィルムを剥がして除去しようとすると、フィルムに付着した納豆の粘り気が食卓や手等に付着して不快感をもたらすことがあった。
特許文献1に記載の納豆容器では、収容部の開口部を覆い塞ぐ蓋部に穴を設け、その穴に指を入れてフィルムを摘み、穴からフィルムを引き出すことができるようにすることで、フィルムに付着した納豆の粘り気が食卓や手等に付着しにくくしている。
特開2007−45427号公報
しかしながら、特許文献1に記載の納豆容器では、蓋部の穴から滑りやすいフィルムを指で摘んで引き出すことが難しい。また、蓋部の穴は指を入れることができるように大き目に形成されているため、フィルムに付着した納豆が穴から容器の外に引き出され、その後落下することで食卓や手等を汚してしまうことがあるという課題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルムを除去することのできる納豆容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る納豆容器は、開口部を含む納豆収容部を有する本体部と、開口部を覆い塞ぐように設けられた蓋部と、納豆収容部との間に設けられたフィルムとを備える納豆容器であって、蓋部又は本体部にはスリットが設けられ、フィルムがスリットを経由して引き出されることが可能に構成され、スリットは幅広部を備え、フィルムは、幅広部からフィルムのフィルム端部の一部が露出しつつ本体部の本体縁部の上に乗るようにフィルムが配置されており、蓋部が閉じられたまま、幅広部から露出しているフィルム端部によって、フィルムが取り出し可能である。
また、蓋部は略多角形であり、スリットは、蓋部の縁部から延び、縁部の近くに幅広部を備えてもよい。
また、蓋部は略正多角形であり、スリットは縁部から垂直に、蓋部に内接する仮想的な内接円の中心へ延び、仮想的な内接円の半径以下の長さであってもよい。
また、蓋部は略多角形であり、スリットは、蓋部の互いに隣接する辺がなす角部から延び、蓋部の縁部の近くに幅広部を備えてもよい。
また、蓋部は略正多角形であり、スリットは蓋部に外接する仮想的な外接円の中心へ延び、仮想的な外接円の半径以下の長さであってもよい。
また、蓋部は略円形であり、スリットは、蓋部の縁部から延び、縁部の近くに幅広部を備えてもよい。
また、蓋部は略真円形であり、スリットは蓋部の半径以下の長さであってもよい。
また、本体部は、蓋部と重なり合う本体縁部を備え、本体縁部は略多角形に形成されており、スリットは、本体縁部から延び、本体縁部の近くに幅広部を備えてもよい。
また、スリットは、本体部の高さの半分以下の長さであってもよい。
この発明に係る納豆容器は、開口部を含む納豆収容部を有する本体部と、納豆収容部との間に設けられたフィルムと、開口部を覆い塞ぐように設けられた蓋部とを備える納豆容器であって、蓋部又は本体部にはスリットが設けられ、フィルムがスリットを経由して引き出されることが可能に構成されるので、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルムを除去することができる。
この発明の実施の形態1に係る納豆容器の概略図である。 図1に示す納豆容器の正面図である。 図1に示す納豆容器の背面図である。 図1に示す納豆容器の左側面図である。 図1に示す納豆容器の右側面図である。 図1に示す納豆容器の平面図である。 図1に示す納豆容器の底面図である。 図1に示す納豆容器のスリット部分を示す平面図である。 図1に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容されていない状態の、図2Eに示すA−A線に沿った断面図である。 図1に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容されていない状態の、蓋部を取り除いた概略図である。 図1に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容された状態の、図2Eに示すA−A線に沿った断面図である。 図1に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容された状態の、蓋部を取り除いた概略図である。 図1に示す納豆容器からフィルムを引き出す様子を示す概略図である。 この発明の実施の形態2に係る納豆容器の概略図である。 図8に示す納豆容器の正面図である。 図8に示す納豆容器の背面図である。 図8に示す納豆容器の右側面図である。 図8に示す納豆容器の平面図である。 図8に示す納豆容器のスリット部分を示す平面図である。 図8に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容された状態の、図9Dに示すB−B線に沿った断面図である。 図8に示す納豆容器からフィルムを引き出す様子を示す概略図である。 この発明の実施の形態3に係る納豆容器の概略図である。 図12に示す納豆容器の正面図である。 図12に示す納豆容器の背面図である。 図12に示す納豆容器の左側面図である。 図12に示す納豆容器の右側面図である。 図12に示す納豆容器の平面図である。 図12に示す納豆容器の底面図である。 図12に示す納豆容器のスリット部分を示す平面図である。 図12に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容されていない状態の、蓋部を取り除いた概略図である。 図12に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容された状態の、図13Eに示すA−A線に沿った断面図である。 図12に示す納豆容器からフィルムを引き出す様子を示す概略図である。 この発明の実施の形態4に係る納豆容器の概略図である。 図17に示す納豆容器の正面図である。 図17に示す納豆容器の背面図である。 図17に示す納豆容器の平面図である。 図17に示す納豆容器のスリット部分を示す平面図である。 図17に示す納豆容器にフィルム及び納豆が収容された状態の、図18Cに示すA−A線に沿った断面図である。 図17に示す納豆容器からフィルムを引き出す様子を示す概略図である。 この発明の実施の形態5に係る納豆容器の概略図である。 図21に示す納豆容器の正面図である。 図21に示す納豆容器の背面図である。 図21に示す納豆容器の平面図である。 図21に示す納豆容器に納豆が収容された状態の、図22Cに示すF−F線に沿った断面図である。 図21に示す納豆容器からフィルムを引き出す様子を示す概略図である。 この発明の実施の形態1〜7に係る納豆容器の変形例の概略図である。 この発明の実施の形態6に係る納豆容器の概略図である。 この発明の実施の形態7に係る納豆容器の概略図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を添付図面の図1〜図7に基づいて説明する。
図1,図2及び図3に示すように、納豆容器1は、合成樹脂で形成されており、内側に納豆を収容する本体部2と、本体部2と一体に形成された蓋部3とを備えている。
本体部2は本体縁部21を有しており、蓋部3は、蓋縁部30を有している。蓋部3は、本体縁部21と蓋縁部30とを接続しているヒンジ部4で折り返されることにより、本体部2に対向するように形成されている。また、本体部2の上端の縁部である本体縁部21と、蓋部3の縁部である蓋縁部30とは、対向する平面を有するように形成されており、蓋部3を閉じた時に互いに重なり合う。
蓋部3が設けられている側を納豆容器1の上方とすると、本体部2は、蓋部3から離間する側、すなわち納豆容器1の下方に波状の凹凸を有する底面20を備えている。本体部2及び蓋部3は納豆容器1の上方から見ると、正方形になるように形成されている。
本体部2に納豆が収容された後に、輸送中には本体部2から蓋部3が容易に剥がれないように且つ納豆容器1を開封するときには本体部2から蓋部3が容易に剥がれるように、本体縁部21と蓋縁部30とが例えば熱溶着等の公知の手段によって接着されている。さらに、蓋部3の蓋縁部30の内側には、本体部2の方に向かって突出するように溝部31が形成されている。
図2に示すように、ヒンジ部4と対向する側の蓋部3の辺である第1辺32から蓋部3の対角線C(図2E参照)及び対角線D(図2E参照)の交点である中心E(図2E参照)に向けて、スリット33が設けられている。スリット33は、蓋部3の辺のうち第1辺32及びヒンジ部4に隣接する、第2辺34又は第3辺35に平行に且つ第2辺34又は第3辺35の全長の半分の長さに形成されている。別の言い方で説明すると、蓋部3に内接する仮想的な内接円を考えた場合、スリット33は蓋縁部30から垂直に、仮想的な内接円の中心と同じ位置にある中心Eへ延びており、スリット33の長さは仮想的な内接円の半径と同じ長さに形成されている。
ここで、蓋部3を上方から見た平面上で、第1辺32を底辺として見た場合の右辺が第2辺34であり、左辺が第3辺35である。また、スリット33の第1辺32に近い側の端部には、第1辺32に近い側が幅広となるように楔形に蓋部3を切り取った形状である、幅広部330が形成されている。スリット33のうち、幅広部330を除いた部分、すなわち蓋部3の中心Eに近い部分を狭部331という。
図3及び図4に示すように、本体部2には底面20と側面22とで囲われ、上方に開口部23とを含む納豆収容部24が形成されている。納豆収容部24は、納豆を収容するために形成されている。
図5及び図6は、納豆収容部24に実際に納豆5を収容した場合の本体部2の状態を示している。納豆5と開口部23との間に、合成樹脂で形成された正方形のフィルム6が設けられている。フィルム6の中央部は、納豆5に密着するように配置されている。また、フィルム6は、その端部であるフィルム端部60が本体縁部21と蓋縁部30との間に位置するような大きさに形成されている。図1及び図2を再び参照すると、フィルム6は、幅広部330からフィルム端部60の一部が露出しつつ本体縁部21の上に乗るように配置されている。
次に、図1,図2,図5及び図7を用いて、実施の形態1の納豆容器1から納豆5を取り出すためにフィルム6を除去する方法を説明する。
フィルム6を除去するためには、図1,図2E、図5に示すように蓋部3が閉じられたまま、幅広部330から露出しているフィルム端部60の一部が、納豆5を取り出す者の指によって摘み上げられる。このとき、幅広部330の周囲に十分な広さの空間が確保されているのでフィルム端部60を容易につまみ上げることができ、また、フィルム端部60は納豆5に接触していないので指が汚れることは無い。
次に、図7に示すようにフィルム6が矢印Xの方向に摘み上げられると、幅広部330の形状により、フィルム6が蓋部3の狭部331に入りこむ。そして、フィルム6が狭部331を経由して本体部2の外側に引き出される。
フィルム6が狭部331を経由して引き出されることで狭部331に絞られるので、フィルム6に付着した納豆5の粘り気や粒が開口部23から納豆収容部24に落下して、本体部2の外側に出てくることが無い。フィルム6が完全に取り出されたら、蓋部3を開ければ納豆5を納豆収容部24(図5参照)から取り出すことができる。
このように、開口部23を含む納豆収容部24を有する本体部2と、納豆収容部24との間に設けられたフィルム6と、開口部23を覆い塞ぐように設けられた蓋部3とを備える納豆容器であって、蓋部3又は本体部2にはスリット33が設けられ、フィルム6がスリット33を経由して引き出されることが可能に構成されているので、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルム6を剥がして除去することができる。
また、蓋部3は略四角形であり、スリット33は、蓋部3の蓋縁部30から延び、蓋縁部30の近くに幅広部330を備えるので、フィルム6をスリット33を経由して引き出すことが容易になる。
また、蓋部3は略正方形であり、スリット33は蓋縁部30から垂直に、蓋部3に内設する仮想的な内接円の中心Eへ延び、仮想的な内接円の半径以下の長さであるので、蓋部3の強度を確保することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る納豆容器を説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜図7の参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
実施の形態2は、実施の形態1に対して、蓋部3に設けるスリットの位置を変更したものである。
図8及び図9に示すように、納豆容器1aの蓋部3aは、本体部2と一体に形成されており、蓋部3aの蓋縁部30における、第1辺32と、それに隣接する第2辺34とがなす角部36の位置から、蓋部3に示す対角線C(図9Dに示す)及び対角線D(図9Dに示す)の交点である中心E(図9Dに示す)に向けて、スリット33aが設けられている。
スリット33aは、蓋部3aを上面から見たときの角部36の位置から対角線に沿って且つ対角線の半分の長さに形成されている。別の言い方で説明すると、蓋部3aに外接する仮想的な外接円を考えた場合、スリット33aは角部36から、仮想的な外接円の中心と同じ位置にある中心Eへ延び、スリット33aの長さは仮想的な外接円の半径と同じ長さに形成されている。
また、スリット33aの角部36に近い側の端部に、角部36に近い側が幅広となるように楔形に蓋部3を切り取った形状である、幅広部330aが形成されている。スリット33aのうち、幅広部330aを除いた部分すなわち蓋部3aの中心Eに近い部分を狭部331aという。図10に示すように、フィルム6は、幅広部330aからフィルム端部60の一部が露出しつつ本体縁部21の上に乗るように配置されている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、図11を参照すると、フィルム6が矢印Xの方向に摘み上げられることで、実施の形態1と同様にフィルム6を取り出すことができる。
このように、蓋部3aは略四角形であり、スリット33aは、蓋部3aの互いに隣接する第1辺32と第2辺34がなす角部36から延び、蓋部3aの蓋縁部30の近くに幅広部330aを備えるので、実施の形態1と同様に、フィルム6をスリット33aを経由して引き出すことが容易になり、簡単にフィルム6を剥がして除去することができる。
また、蓋部3aは略正方形であり、スリット33aは蓋部3aに外接する仮想的な外接円の中心と同じ位置にある中心Eへ延び、仮想的な外接円の半径以下の長さであるので、蓋部3aの強度を確保することができる。
なお、この実施の形態2では、角部36の位置から、蓋部3aの中心Eに向けて、スリット33aが設けられていたが、蓋縁部30における、第1辺32と、第3辺35とがなす角部37の位置から、蓋部3aの中心Eに向けて、スリット33aが設けられていてもよい。この場合も、角部36の位置からスリット33aを設けた場合と同じ効果が得られる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る納豆容器を説明する。
実施の形態3は、実施の形態1に対して、スリットを本体部2に設けたものである。
図12〜図15に示すように、ヒンジ部4と対向する側の本体第1辺25から本体部2の中心に向けて、スリット33bが設けられている。スリット33bはヒンジ部4に隣接する、蓋部3bの第2辺34又は蓋部3bの第3辺35に平行に形成されており、また、本体部2の高さの半分以下の長さに形成されている。さらに、スリット33bの端部のうち本体第1辺25に近い側の端部に、本体第1辺25に近い側が幅広となるように楔形に本体部2を切り取った形状である幅広部330bが形成されている。スリット33bのうち、幅広部330bを除いた部分すなわち本体部2中心Eに近い部分を狭部331bという。フィルム6は、幅広部330bからフィルム端部60の一部が露出しつつ蓋縁部30の下に位置するように配置されている。また、蓋部3bにはスリットが設けられていない。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、図16を参照すると、フィルム6が矢印Yの方向に摘み下げられることで実施の形態1と同様にフィルム6を取り出すことができる。
このように、本体部2bは、蓋部3bと重なり合う本体縁部21を備え、本体縁部21は略四角形に形成されており、スリット33bは、本体縁部21から延び、本体縁部21の近くに幅広部330bを備えるので、実施の形態1と同様に、フィルム6をスリット33bを経由して引き出すことが容易になり、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルム6を剥がして除去することができる。
また、スリット33bは、本体部2bの高さの半分以下の長さであるので、本体部2bの強度を確保することができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係る納豆容器を説明する。
実施の形態4は、実施の形態1に対して、スリットを蓋部3に複数設けたものである。
図17〜図18に示すように、蓋部3cには、スリット333cと、スリット334cと、スリット335cとが設けられている。スリット333c,334c,335cは共に蓋部3cの対角線C(図18C参照)及び対角線D(図18C参照)の交点である中心E(図18C参照)で交差しており交差部3330を形成している。スリット333cは第2辺34及び第3辺35に平行に設けられ、スリット334c,335cはそれぞれ蓋部3cの対角線C及び対角線Dに沿って設けられている。また、スリット333c,334c,335cの長さは、対角線C及び対角線Dの長さの半分以下である。
図19に示すように、フィルム6の中央部は、その一部が突出部61として交差部3330を経由して蓋部3cから上方へ突出し、中央部のうち残りの部分は納豆5に密着するように配置されている。また、フィルム6はその端部であるフィルム端部60が、本体縁部21と蓋縁部30との間に位置するような大きさに形成されている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、フィルム6を除去するためには、図17,18Cに示すように蓋部3が閉じられたまま、交差部3330から突出している突出部61が、摘み上げられる。そして、図20に示すようにフィルム6が矢印Xの方向に摘み上げられることで実施の形態1と同様にフィルム6を取り出すことができる。
このように、蓋部3cにはスリット333cと、スリット334cと、スリット335cとが設けられ、スリット333cと、スリット334cと、スリット335cとは交差部3330を有し、フィルム6が交差部3330を経由するので、実施の形態1と同様に、フィルム6を交差部3330を経由して引き出すことが容易になり、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルム6を剥がして除去することができる。
なお、実施の形態4では、蓋部3cには、スリット333cと、スリット334cと、スリット335cとの3つのスリットが設けられていたが、交差部3330で交差し、蓋部3cに十分な強度が確保でき、さらにフィルム6の引出しに支障が無いのであれば、スリットの数は3つに限定されず、2つ以上の適当な数であってもよい。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係る納豆容器を説明する。
実施の形態5は、実施の形態1に対して、スリットが蓋部3の一辺の全長と同じ長さに設けられていることを特徴とする。
図21〜図23に示すように、納豆容器1dの蓋部3dには、第1辺32に平行にスリット33dが設けられている。また、スリット33dは第1辺32の全長と同じ長さであり、第2辺34及び第3辺35の全長の半分の位置同士をつなぐように設けられている。すなわち、蓋部3dはスリット33dにより、第1辺32側の第1蓋部38dとヒンジ部4側の第2蓋部39dとに分割されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、図20,図23及び図24を用いて、実施の形態3の納豆容器1dから納豆5を取り出すためにフィルム6を除去する方法を説明する。
フィルム6を除去するためには、図20に示す第1蓋部38dを一度取り外し、フィルム6が納豆5(図23参照)を取り出す者の指によって摘み上げられる。
次に、図24に示すように、フィルム6を第1蓋部38dと第2蓋部39dとの間に挟み込んで、第1蓋部38dを蓋縁部30上に戻す。次に、フィルム6が矢印Xの方向に摘み上げられると、実施の形態1と同様にフィルム6がスリット33dを経由して引き出される。
このように、スリット33dにより蓋部3dが第1蓋部38dと第2蓋部39dとに分割されているので、実施の形態1と同様に、フィルム6をスリット33dを経由して引き出すことが容易になり、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルム6を剥がして除去することができる。
なお、実施の形態5では、蓋部3dはスリット33dにより第1蓋部38dと第2蓋部39dとに分割されていたが、フィルム6がスリットを経由して引き出される構造であれば、スリットの位置及び向きは任意に変更してよいし、スリットを複数設けてもよい。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6に係る納豆容器を説明する。
実施の形態6は、実施の形態1に対して、本体部及び蓋部の形状を八角形に変更したものである。
図26に示すように、本体部2e及び蓋部3eは納豆容器1eの上方から見ると正八角形であるように形成されている。蓋部3eは、本体縁部21eと蓋縁部30eとの一辺に形成され本体縁部21eと蓋縁部30eとを接続しているヒンジ部4eで折り返されることにより、本体部2eに対向するように形成されている。
本体部2eは、側面22eと、蓋部3eから離間する側、すなわち納豆容器1eの下方に平坦な底面20eを備えている。
ヒンジ部4eと対向する側の蓋部3eの辺である第1辺32eから蓋部3eの対角線F及び対角線Gの交点である中心Eに向けて、スリット33eが設けられている。スリット33eは、蓋部3eの辺のうち第1辺32e及びヒンジ部4eに隣接する辺にさらに隣接する、第2辺34e又は第3辺35eに平行に且つ対向する第1辺32eとヒンジ部4eとの間の距離の半分の長さに形成されている。別の言い方で説明すると、蓋部3eに内接する仮想的な内接円を考えた場合、スリット33eは蓋縁部30eから垂直に、仮想的な内接円の中心と同じ位置にある中心Eへ延びており、スリット33eの長さは仮想的な内接円の半径と同じ長さに形成されている。
ここで、蓋部3eを上方から見た平面上で、第1辺32eを底辺として見た場合の右辺が第2辺34eであり、左辺が第3辺35eであり、ヒンジ部4eは蓋部3eの辺の一つを構成している。また、スリット33eの第1辺32eに近い側の端部には、第1辺32eに近い側が幅広となるように楔形に蓋部3eを切り取った形状である、幅広部330eが形成されている。スリット33eのうち、幅広部330eを除いた部分、すなわち蓋部3eの中心Eに近い部分を狭部331eという。
フィルム6eは正八角形であり、幅広部330eからフィルム端部60eの一部が露出しつつ本体縁部21eの上に乗るように配置されている。その他の構成とフィルム6eを引き出す方法とは、実施の形態1と同じである。
このように、開口部を含む納豆収容部を有する本体部2eと、納豆収容部との間に設けられたフィルム6eと、開口部23eを覆い塞ぐように設けられた蓋部3eとを備える納豆容器であって、蓋部3eにはスリット33eが設けられ、フィルム6eがスリット33eを経由して引き出されることが可能に構成されているので、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルム6eを剥がして除去することができる。
また、蓋部3eは略八角形であり、スリット33eは、蓋部3eの蓋縁部30eから延び、蓋縁部30eの近くに幅広部330eを備えるので、フィルム6eをスリット33eを経由して引き出すことが容易になる。
また、蓋部3eは略正八角形であり、スリット33eは蓋縁部30eから垂直に、蓋部3に内設する仮想的な内接円の中心Eへ延び、仮想的な内接円の半径以下の長さであるので、蓋部3eの強度を確保することができる。
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7に係る納豆容器を説明する。
実施の形態7は、実施の形態1に対して、本体部及び蓋部の形状を円形に変更したものである。
図27に示すように、本体部2f及び蓋部3fは納豆容器1fの上方から見ると真円形であるように形成されている。蓋部3fは、本体縁部21fと蓋縁部30fとの一部に形成され本体縁部21fと蓋縁部30fとを接続しているヒンジ部4fで折り返されることにより、本体部2fに対向するように形成されている。
本体部2fは、側面22fと、蓋部3fから離間する側、すなわち納豆容器1fの下方に平坦な底面20fを備えている。
蓋部3fの中心Eに向けて、スリット33fが設けられている。スリット33fは、蓋部3fの半径の長さに形成されている。また、スリット33fの蓋縁部30fに近い側の端部には、蓋縁部30fに近い側の端部が幅広となるように楔形に蓋部3fを切り取った形状である、幅広部330fが形成されている。スリット33fのうち、幅広部330fを除いた部分、すなわち蓋部3fの中心Eに近い部分を狭部331fという。
フィルム6fは真円形であり、幅広部330fからフィルム端部60fの一部が露出しつつ本体縁部21fの上に乗るように配置されている。その他の構成とフィルム6fを引き出す方法とは、実施の形態1と同じである。
このように、開口部を含む納豆収容部を有する本体部2fと、納豆収容部との間に設けられたフィルム6fと、開口部を覆い塞ぐように設けられた蓋部3fとを備える納豆容器であって、蓋部3f又は本体部2fにはスリット33fが設けられ、フィルム6fがスリット33fを経由して引き出されることが可能に構成されているので、食卓や手等を汚さずに、簡単にフィルム6fを剥がして除去することができる。
また、蓋部3fは略円形であり、スリット33fは、蓋部3fの蓋縁部30fから延び、蓋縁部30fの近くに幅広部330fを備えるので、フィルム6fをスリット33fを経由して引き出すことが容易になる。
また、蓋部3fは略真円形であり、スリット33fは蓋部3fの半径の長さに形成されているので、蓋部3fの強度を確保することができる。
なお、実施の形態1〜7に記載の納豆容器1,1a,1b,1c,1d,1e,1fを及びフィルム6,6e,6fは、合成樹脂以外の公知の素材で形成されていてもよい。そのようなものとして、例えば防水加工を施した紙等を挙げることができる。
また、実施の形態1,3〜5では、納豆容器1,1b,1c,1dを上方から見た時に蓋部3,3b,3c,3d及び本体部2,2bは正方形であったが、蓋部3,3b,3c,3d,3e及び本体部2,2bの縦横比は任意の値であってもよいし、上方から見た時に例えば角部が円形に丸められている等の、完全な正方形でない略四角形の形状であってもよいし、例えば正六角形等の四角形以外の任意の多角形であってもよい。さらに、実施の形態6では、蓋部3eは正八角形であったが、角部が円形に丸められていてもよいし、正八角形ではない八角形であってもよい。さらにまた、実施の形態7では、蓋部3fは真円形であったが楕円形であってもよい。
また、実施の形態2では、納豆容器1aを上方から見た時に蓋部3a及び本体部2は正方形であったが、蓋部3a及び本体部2の縦横比は任意の値であってもよいし、上方から見た時に例えば角部が円形に丸められている等の、完全な正方形でない略四角形の形状であってもよいし、例えば正六角形等の四角形以外の多角形であってもよい。
また、実施の形態1〜7では、蓋部3,3a,3b,3c,3d,3e,3fは、溝部31を除いて平面に形成されていたが、図25に示すように、蓋縁部30より内側を納豆収容部24側に凹ませて蓋凹部300を形成し、この蓋凹部300に公知の袋入り調味料等を収容する構成としてもよい。
また、実施の形態1〜7に記載の蓋部3,3a,3b,3c,3d,3e,3fには溝部31が形成されていたが、この溝部31は設けられていなくてもよいし、他の任意の形状であってもよい。さらに、蓋部3,3a,3b,3c,3d,3e,3fには、納豆5の呼吸を妨げないために公知の微小な穴が開けられていてもよい。
また、実施の形態1〜7における、スリット33,33a,33b,33d,33e,33f,333c,334c,335cの長さは、それぞれ蓋部3,3a,3b,3c,3d,3e,3f,及び本体部2,2bの強度を損なわない範囲で任意に設定してもよい。さらに、幅広部330a,330b,330e,330fの形状は、楔形以外の任意の形状であってもよい。
また、実施の形態1〜7では、納豆5が納豆収容部24に収容されている時にフィルム6,6e,6fが接触しているが、納豆5にフィルム6が接触しない構成であってもよい。さらに、フィルム6の形状は、本体部2,2b,2e,2fの形状に合わせて例えば長方形、八角形又は円形等の任意の形状であってもよい。
なお、図2G,図9E,図13G,図18Dは、それぞれ、各実施形態における発明の外観上の特徴を実線で表したものである。この特徴には、幅広部330,330a,330bの形状、狭部331,331a,331bの形状及びこれらを組み合わせた形状があり、また、スリット333c,334c,335cと交差部3330とを組み合わせた形状がある。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f 納豆容器、2,2b,2e,2f 本体部、3,3a,3b,3c,3d,3e,3f 蓋部、4,4e,4f ヒンジ部(辺)、5 納豆、6,6e,6f フィルム、23 開口部、24 納豆収容部、30,30e,30f 蓋縁部(縁部)、32,32e 第1辺(辺)、33,33a,33b,33d,33e,33f,333c,334c,335c スリット、34,34e 第2辺(辺)、35,35e 第3辺(辺)、36,37 角部、38d 第1蓋部、39d 第2蓋部、330,330a,330b,330e,330f 幅広部、3330 交差部、E 中心。

Claims (9)

  1. 開口部を含む納豆収容部を有する本体部と
    記開口部を覆い塞ぐように設けられた蓋部と
    前記蓋部と前記納豆収容部との間に設けられたフィルムと
    を備える納豆容器であって、
    前記蓋部又は前記本体部にはスリットが設けられ、前記フィルムが前記スリットを経由して引き出されることが可能に構成され
    前記スリットは幅広部を備え、
    前記フィルムは、前記幅広部から前記フィルムのフィルム端部の一部が露出しつつ前記本体部の本体縁部の上に乗るように配置されており、
    前記蓋部が閉じられたまま、前記幅広部から露出している前記フィルム端部によって、前記フィルムが取り出し可能な納豆容器
  2. 前記蓋部は略多角形であり、
    前記スリットは、前記蓋部の縁部から延び、前記縁部の近くに前記幅広部を備える請求項1に記載の納豆容器。
  3. 前記蓋部は略正多角形であり、前記スリットは前記縁部から垂直に、前記蓋部に内接する仮想的な内接円の中心へ延び、前記仮想的な内接円の半径以下の長さである請求項2に記載の納豆容器。
  4. 前記蓋部は略多角形であり、
    前記スリットは、前記蓋部の互いに隣接する辺がなす角部から延び、前記蓋部の縁部の近くに前記幅広部を備える請求項1に記載の納豆容器。
  5. 前記蓋部は略正多角形であり、前記スリットは前記蓋部に外接する仮想的な外接円の中心へ延び、前記仮想的な外接円の半径以下の長さである請求項4に記載の納豆容器。
  6. 前記蓋部は略円形であり、
    前記スリットは、前記蓋部の縁部から延び、前記縁部の近くに前記幅広部を備える請求項1に記載の納豆容器。
  7. 前記蓋部は略真円形であり、前記スリットは前記蓋部の半径以下の長さである請求項6に記載の納豆容器。
  8. 前記本体部は、前記蓋部と重なり合う本体縁部を備え、前記本体縁部は略多角形に形成されており、
    前記スリットは、前記本体縁部から延び、前記本体縁部の近くに前記幅広部を備える請求項1に記載の納豆容器。
  9. 前記スリットは、前記本体部の高さの半分以下の長さである請求項8に記載の納豆容器。
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