JP6467256B2 - ネットワークシステム及びコンテンツ配信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像などのコンテンツを配信するネットワークシステム及びコンテンツ配信方法に関する。
デジタル映像などのコンテンツを配信する代表的な配信形態として、各ユーザからの視聴要求に応じて、個別に配信するユニキャスト配信と、同じコンテンツに対して視聴要求があったユーザグループに配信するマルチキャスト配信がある。
図1に、ユニキャスト配信のネットワークシステムの構成図を示す。配信サーバ91は、コンテンツを所定の方式で符号化(エンコード)し、デジタル信号を送信する。また、ユニキャスト配信NW81は、IPベースのネットワークである。ユーザ側では、受信器94がネットワーク経由で受信したデジタル信号を受信し、セットトップボックス(STB)95などのユーザ装置が、所定のコンテンツを選択し、復号化する。この構成では、各ユーザからの視聴要求に応じたコンテンツが、個別のSTB95に配信される。
図2に、マルチキャスト配信のネットワークシステムの構成図を示す。構成装置は図1と同様だが、コンテンツの配信形態が異なる。配信サーバ92、及び、マルチキャスト配信NW82内のルータやスイッチが、IGMP(Internet Group Management Protocol)/MLD(Multicast Listener Discovery)などの仕組みを用いて、コンテンツごとの視聴要求ユーザグループを管理した上で、グループ単位での配信を行う。
実現方式の一例としては、図2にあるように、マルチキャスト配信NW82では全ユーザに全てのコンテンツを配信した上で、受信器94においてコンテンツと視聴要求グループの関係に応じて、配下のSTB95への配信もしくは廃棄を制御する方式が考えられる(非特許文献1)。
また、以上はIPベースのネットワークで一般的なネットワークシステムであるが、上位レイヤでの視聴要求/配信の管理/制御を行わず、デジタル形式のコンテンツを電波による映像配信と同様に、全コンテンツを全ユーザに配信するブロードキャスト型のネットワークシステムの提案もされている(非特許文献2)。
この配信形態では、図3に示すように、配信サーバ93とSTB95などのユーザ側装置は、ブロードキャスト配信NW83で接続され、ブロードキャスト配信NW83では、全コンテンツは、IPベースのルーティングではなく、例えば光信号レベルの低レイヤで分配される。
以上、複数の配信形態があるが、各コンテンツの視聴ユーザ規模や配信事業者のサービスモデル等に応じて、適宜、適用されることが想定される。
コンテンツ配信のサービスモデルは様々であることから、前述の各配信形態に応じて、図1〜図3に記載したような個別のネットワークシステムを併用することが想定される。このような個別ネットワークの併用においては、各配信形態に応じて必要な帯域を想定し、個々のネットワークシステムを構築することが考えられる。この様なネットワークシステムにおいては、各配信形態におけるコンテンツ配信サービスが個々のネットワークシステムの伝送帯域を使い切らず、大きく下回っているケースも有り得るため、設備投資が非効率的であると言える。
また、配信事業者が複数の配信形態でサービスを展開した場合や、時期によって配信形態を変更したい場合も考えられる。その場合、配信事業者が、配信形態の変更の都度、対応したネットワークシステムの開通手続きを取る必要があり、サービス展開が迅速かつ柔軟にできないことが懸念される。
このように、各配信形態に応じて個別のネットワークシステムを併用すると、各配信形態での帯域利用や、配信事業者のサービス展開の迅速性や柔軟性において、非効率的になる可能性がある。
宮本正和、佐藤裕昭、「高速ザッピング性能を備えた多分岐E−PONアクセスにおけるIPマルチキャスト配信制御法に関する研究」、社団法人電子情報通信学会 信学技報 NS2011−254、2012年3月 袴田佳孝、中村直義、小山田公之、「10Gイーサネットを用いるFTTHデジタル放送一括配信装置の試作」、社団法人電子情報通信学会 信学技報 CS2014−38、2014年7月
そこで、本発明は、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト等の各配信形態によるコンテンツ配信を共通の配信システムにより経済的かつ効率的に実現することを目的とする。
本発明に係るネットワークシステムは、
複数の配信サーバ装置から送信された配信形態、配信事業者、及び配信エリアのいずれかが異なるコンテンツのデジタル信号を多重化し、多重化後の多重デジタル信号を、配信ネットワークに配信するコンテンツ多重制御部と、
記配信ネットワークから前記多重デジタル信号を受信すると、前記多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された配信形態、配信事業者、及び配信エリアと一致するコンテンツのデジタル信号を抽出する受信装置と、
を備え
前記コンテンツ多重制御部は、
入力されたフレームに、登録された配信形態識別子を付与する配信形態識別子付与部と、
入力されたフレームに、登録された事業者識別子を付与する事業者識別子付与部と、
入力されたフレームに、登録されたエリア識別子を付与するエリア識別子付与部と、
前記配信形態識別子付与部、前記事業者識別子付与部、及び前記エリア識別子付与部に、それぞれ、通知された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第1の識別子処理ルール登録部と、
を備え、
前記受信装置は、
登録された配信形態識別子、事業者識別子、及びエリア識別子に一致するコンテンツのデジタル信号を抽出するフィルタと、
前記フィルタに、設定された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第2の識別子処理ルール登録部と、
を備える
前記コンテンツ多重制御部は、前記配信ネットワークの伝送帯域を配信形態ごとに割り当て、配信形態ごとに異なる複数の伝送帯域のデジタル信号を多重化してもよい。
前記コンテンツ多重制御部は、前記配信ネットワークの伝送帯域を配信事業者ごとに割り当て、配信事業者ごとに異なる複数の伝送帯域のデジタル信号を多重化してもよい。
前記コンテンツ多重制御部及び前記受信装置を複数備え、
複数の前記コンテンツ多重制御部のうちの第1のコンテンツ多重制御部は、配信サーバ装置から送信されたコンテンツのデジタル信号を、複数の前記受信装置に含まれる第1の受信装置群へ送信し、
複数の前記コンテンツ多重制御部のうちの前記第1のコンテンツ多重制御部と異なる第2のコンテンツ多重制御部は、前記第1のコンテンツ多重制御部から送信された多重デジタル信号に、予め定められた配信サーバ装置から送信されたコンテンツのデジタル信号をさらに多重化し、多重化後の多重デジタル信号を、複数の前記受信装置に含まれる前記第1の受信装置群とは異なる第2の受信装置群へ送信してもよい。
前記受信装置を複数備え、
複数の前記受信装置のうちの第1の受信装置は、配信する地域が設定されており、前記配信ネットワークから前記多重デジタル信号を受信すると、前記多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された地域で定められるコンテンツのデジタル信号を抽出し、複数の前記受信装置のうちの前記第1の受信装置を除く前記設定された地域の受信装置に向けて配信してもよい。
本発明に係るネットワークシステムでは、
配信形態、配信事業者、及び配信エリアごとに異なる識別子を設定し、前記コンテンツ多重制御部及び前記受信装置へ通知する配信制御オペレーションシステムをさらに備え、
前記コンテンツ多重制御部の前記第1の識別子処理ルール登録部は、前記配信制御オペレーションシステムから通知された識別子を前記配信形態識別子付与部、前記事業者識別子付与部、及び前記エリア識別子付与部に登録し
前記受信装置の前記第2の識別子処理ルール登録部は、前記配信制御オペレーションシステムから通知された識別子を前記フィルタに登録してもよい。
本発明に係るコンテンツ配信方法は、
配信形態識別子付与部、事業者識別子付与部、エリア識別子付与部、及び第1の識別子処理ルール登録部を備えるコンテンツ多重制御部が、複数の配信サーバ装置から送信された配信形態、配信事業者、及び配信エリアのいずれかが異なるコンテンツのデジタル信号を多重化し、多重化後の多重デジタル信号を、配信ネットワークに配信するコンテンツ多重手順と、
フィルタ、及び第2の識別子処理ルール登録部を備える受信装置が、前記配信ネットワークから前記多重デジタル信号を受信すると、前記多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された配信形態、配信事業者、及び配信エリアと一致するコンテンツのデジタル信号を抽出する受信手順と、
を順に実行し、
前記コンテンツ多重手順は、
前記第1の識別子処理ルール登録部が、前記配信形態識別子付与部、前記事業者識別子付与部、及び前記エリア識別子付与部に、それぞれ、通知された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第1の識別子処理ルール登録手順と、
前記配信形態識別子付与部が、入力されたフレームに、登録された配信形態識別子を付与する配信形態識別子付与手順と、
前記事業者識別子付与部が、入力されたフレームに、登録された事業者識別子を付与する事業者識別子付与手順と、
前記エリア識別子付与部が、入力されたフレームに、登録されたエリア識別子を付与するエリア識別子付与手順と、
を含み、
前記受信手順は、
前記第2の識別子処理ルール登録部が、前記フィルタに、設定された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第2の識別子処理ルール登録手順と、
前記フィルタが、登録された配信形態識別子、事業者識別子、及びエリア識別子に一致するコンテンツのデジタル信号を抽出するフィルタ手順と、
を含む。
なお、これらの発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト等の各配信形態によるコンテンツ配信を共通の配信システムにより経済的かつ効率的に実現することができる。
ユニキャスト配信のネットワークシステムの構成図を示す。 マルチキャスト配信のネットワークシステムの構成図を示す。 ブロードキャスト配信のネットワークシステムの構成図を示す。 実施形態1に係るネットワークシステムの構成図を示す。 実施形態2に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。 実施形態3に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。 実施形態4に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。 実施形態5に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。 実施形態6に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。 実施形態8に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。 配信形態ID及び事業者IDを付与したフレームへの一例を示す。 配信形態IDと配信形態を対応させた対応テーブルの一例を示す。 事業者IDと事業者を対応させた対応テーブルの一例を示す。 実施形態9に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。 エリアIDを付与したフレームへの一例を示す。 エリアIDと配信エリアを対応させた対応テーブルの一例を示す。 実施形態10に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図4に、本実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。本実施形態に係るネットワークシステムは、配信サーバ装置として機能する複数の配信サーバ91、92、93と、コンテンツ多重制御部10と、共用型配信ネットワーク84と、受信装置として機能するフィルタ内蔵受信器20と、ユーザ装置として機能するSTB95と、を備える。
フィルタ内蔵受信器20は、デジタル信号受信部21及びフィルタ23を備える。フィルタ内蔵受信器20のフィルタ23には、予め、受信するコンテンツの配信形態が設定されている。
配信サーバ91、92、93は、配信形態が異なる。例えば、配信サーバ91はユニキャスト配信サーバであり、配信サーバ92はマルチキャスト配信サーバであり、配信サーバ93はブロードキャスト配信サーバである。配信サーバ91、92、93は、コンテンツを符号化し、デジタル信号を送信する。コンテンツは、任意であり、例えば、デジタル映像及び音声である。配信サーバ91、92、93からの出力信号の例としては、Ethernetフレーム(Ethernetは登録商標)が考えられる。
本実施形態に係るコンテンツ配信方法は、コンテンツ多重手順と、受信手順と、を順に有する。
コンテンツ多重手順では、コンテンツ多重制御部10が、複数の配信サーバ91、92、93から送信された配信形態が異なるコンテンツのデジタル信号を多重化し、多重化後の多重デジタル信号を、共用型配信ネットワーク84に配信する。
受信手順では、フィルタ内蔵受信器20が、共用型配信ネットワーク84から多重デジタル信号を受信すると、多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された配信形態と一致するコンテンツのデジタル信号を抽出し、STB95へ出力する。
コンテンツ多重制御部10は、配信サーバ91、92、93から出力されたデジタル信号を多重して出力する。コンテンツ多重制御部10の構成としては、L2スイッチが考えられ、例えば、各配信サーバ91、92、93からGbEや10GbEの型式で出力されるデジタル信号を、多重して10GbEの型式で出力する構成が考えられる。また、各配信サーバ91、92、93からの出力の識別方法の例としては、VLAN−IDが考えられ、ポートVLANやタグVLANなどの方式が考えられる。
また、コンテンツ多重制御部10の構成としては、EthernetベースのL2スイッチだけではなく、OTNベースのスイッチなど、種々のフレーム形式での多重方法も考えられる。
共用型配信NW84は、コンテンツ多重制御部10からの多重デジタル信号を、全てのフィルタ内蔵受信器20まで分配する機能を備えるネットワークである。共用型配信ネットワーク84については、トポロジーとしては、リング、スター、バス、更にこれらの組み合わせなどの構成が考えられる。
また、共用型配信ネットワーク84内の各ノードにおける多重デジタル信号の中継方式としては、光信号のレベル補正(増幅)のみの1R中継やデジタル信号の再生を行う3R中継が考えられ、また、各ノードにおいて後段の複数のノードまでのリンクへの信号の分配方式については、光スプリッタなどを用いた光信号レベルでの分配方式や、L2スイッチなどを用いた電気信号レベルでの分配方式が考えられる。
フィルタ内蔵受信器20は、共用型配信ネットワーク84を介して多重デジタル信号を受信し、所望の信号を抽出する。例えば、デジタル信号受信部21が多重デジタル信号を受信して再生し、フィルタ23が所定の配信形態のデジタル信号を抽出する。
フィルタ23の動作は、コンテンツ多重制御部10での多重方式と対応しており、所定のVLAN−IDやOTNフレームで抽出するデジタル信号を識別して、後段のSTB95に送信し、その他の信号は廃棄する。STB95は、フィルタ内蔵受信器20からの所定の配信形態のデジタル信号のなかから任意のコンテンツを選択して復号する。
図4の場合では、ユニキャスト配信型のコンテンツ配信サービスを受けているユーザU1−1〜ユーザU1−3のフィルタ内蔵受信器20では、各デジタル信号受信部21で多重デジタル信号(コンテンツA、B、C、a、b、c、α、β、γを含む)を再生した後、フィルタ23においては、まず、ユニキャスト配信であるコンテンツA、B、Cを識別し、更にユーザ要求に応じたコンテンツを識別して抽出した後に、要求を行ったユーザの各STB95にコンテンツを送信する。例えば、ユーザU1−1がコンテンツAを要求した場合、ユーザU1−1のフィルタ内蔵受信器20のフィルタ23は、コンテンツAを識別してSTB95に送信する。マルチキャスト配信型についても同様の動作である。
また、ブロードキャスト配信型のコンテンツ配信サービスを受けているユーザU3−1〜ユーザU3−3のフィルタ内蔵受信器20では、各デジタル信号受信部21で多重デジタル信号(コンテンツA、B、C、a、b、c、α、β、γを含む)を再生した後、フィルタ23においては、ブロードキャスト配信であるコンテンツα、β、γを識別し、これらを全てSTB95に送信する。
このような構成により、単一のネットワークシステムで、図1〜図3に示すユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト等の各種の配信形態を、共通の配信システムにより一括で実現できる。このため、本実施形態に係るネットワークシステムは、各配信形態によるコンテンツ配信を経済的かつ効率的に実現することができる。
尚、図4では、各ユーザが単一の配信形態のみ契約している例を示したが、複数の配信形態を契約している場合には、フィルタ23において複数の配信形態のコンテンツを識別してSTB95に送信すれば良い。
(実施形態2)
図5に、本実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。本実施形態に係るネットワークシステムは、複数の配信事業者の配信サーバ91−i、91−ii、92−i、92−ii、93−i、93−iiを備える。フィルタ内蔵受信器20のフィルタ23には、受信するコンテンツの配信事業者が設定されている。
事業者C1−iは配信サーバ91−iからユニキャスト配信し、事業者C1−iiは配信サーバ91−iiからユニキャスト配信し、事業者C2−iは配信サーバ92−iからマルチキャスト配信し、事業者C2−iiは配信サーバ92−iiからマルチキャスト配信し、事業者C3−iは配信サーバ93−iからマルチキャスト配信し、事業者C3−iiは配信サーバ93−iiからマルチキャスト配信する。
コンテンツ多重手順において、コンテンツ多重制御部10が、配信事業者が異なるコンテンツのデジタル信号をさらに多重化する。例えば、コンテンツ多重制御部10は、複数の配信事業者の配信サーバ91−i、91−ii、92−i、92−ii、93−i、93−iiからのデジタル信号を多重して出力する。コンテンツ多重制御部10の構成としては、例えば、L2スイッチを用いて各配信サーバからGbEや10GbEの型式で出力されるデジタル信号を、多重して10GbEの型式で出力する。各配信サーバからの出力の識別方法としては、VLAN−IDを用いることが考えられ、ポートVLANやタグVLANなどの方式が考えられる。
受信手順において、フィルタ内蔵受信器20が、共用型配信ネットワーク84から多重デジタル信号を受信すると、多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された配信形態と一致しかつ設定された配信事業者に一致するコンテンツのデジタル信号を抽出し、STB95へ出力する。例えば、フィルタ内蔵受信器20のフィルタ23の動作は、コンテンツ多重制御部10での多重方式と対応しており、所定のVLAN−IDやOTNフレームで抽出するデジタル信号を識別して、後段のSTB95に送信し、その他の信号は廃棄する。
例えば、ユーザU1−i−1が事業者C1−iと契約しており、ユーザU1−i−1が配信サーバ91−iからのユニキャスト配信コンテンツAを受信する場合について説明する。この場合、ユニキャスト配信型のコンテンツ配信サービスを受けているユーザU1−i−1のフィルタ内蔵受信器20では、各デジタル信号受信部21で多重デジタル信号(コンテンツA、B、C、D、a、b、c、d、α、β、γ、δを含む)を再生した後、フィルタ23においては、事業者C1−iのユニキャスト配信コンテンツA及びBを識別し、更にユーザU1−i−1の要求に応じたコンテンツAを識別して抽出し、ユーザU1−i−1のSTB95に送信する。他の事業者C1−iiと契約しているユーザ、及び、マルチキャスト配信型についても同様の動作である。
また、ユーザU3−i−1及びU3−i−2が事業者C3−iと契約しており、ユーザU3−i−1及びU3−i−2が配信サーバ93−iからのブロードキャスト配信コンテンツα、βを受信する場合について説明する。ブロードキャスト配信型のコンテンツ配信サービスを受けているユーザU3−i−1〜ユーザU3−ii−2のフィルタ内蔵受信器20では、各デジタル信号受信部21で多重デジタル信号(コンテンツA、B、C、D、a、b、c、d、α、β、γ、δを含む)を再生した後、フィルタ23においては、ブロードキャスト配信であるコンテンツα、βを識別し、これらを全てSTB95に送信する。事業者C3−iiと契約しているユーザU3−ii−1、U3−ii−2のフィルタ内蔵受信器20では、ブロードキャスト配信であるコンテンツγ、δを識別し、これらを全てSTB95に送信する。
このような構成により、単一のネットワークシステムで、図1〜図3に示す各種の配信形態で、かつ、複数の配信事業者のコンテンツ配信を一括で実現できる。
尚、図5では、各ユーザが単一の配信形態、及び、配信事業者とのみ契約している例を示したが、複数の配信形態、配信事業者と契約している場合には、前述のフィルタ23において複数の配信形態、配信事業者のコンテンツを識別してSTB95に送信すれば良い。
(実施形態3)
図6に、本実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。本実施形態に係るネットワークシステムは、図5に示すコンテンツ多重制御部10が帯域割当制御部11をさらに備える。
コンテンツ多重制御部10内の帯域割当制御部11は、共用型配信ネットワーク84における総帯域内で、共用型配信ネットワーク84の伝送帯域を配信形態及び配信事業者ごとに割り当て、配信形態及び配信事業者ごとに異なる複数の伝送帯域のデジタル信号を多重化する。例えば、事業者C2−iがコンテンツbをユーザU2−i−1及びU2−i−2に送信し、事業者C3−iiがコンテンツγ及びδをユーザU3−ii−1及びU3−ii−2に送信する場合、帯域割当制御部11は、配信サーバ92−i及び93−iiに帯域を割り当てる。このとき、共用型配信ネットワーク84において10GbE形式で配信する場合には、10Gbpsの帯域の各配信形態及び配信事業者への帯域割り当てを制御する。
ここで、帯域は、例えば、配信形態がブロードキャストのコンテンツに対しては、ch数とchごとの帯域の積から求められる帯域量を割り当てる一方で、配信形態がユニキャスト・マルチキャストのコンテンツに対しては、同時に利用する帯域量を統計確率的に算出して設定した帯域量を割り当てる、といった制御が考えられる。
フィルタ内蔵受信器20は、多重デジタル信号を受信すると、多重デジタル信号のなかから、所望の配信形態でありかつ所望の配信事業者に一致するデジタル信号を抽出する。このとき、フィルタ内蔵受信器20のフィルタ23は、実施形態1及び実施形態2と同様に動作することが考えられるが、帯域割当制御部11と同様に、各配信形態のコンテンツに所定の帯域割り当てを設定する機能を有していても良い。
(実施形態4)
図7に、本実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。本実施形態に係るネットワークシステムは、複数のコンテンツ多重制御部10−i及び10−iiを備え、コンテンツ多重制御部10−i及び10−iiが共用型配信ネットワーク84内において多段接続構成になっている。例えば、2段構成で、1つのコンテンツ多重制御部10−iは全国配信用のコンテンツA、B、a、b、α、βのために設置され、もう1つコンテンツ多重制御部10−iiは、特定地域配信用のコンテンツC、D、c、d、γ、δのために設置される。
全国配信用のコンテンツを配信する配信サーバ91−i、92−i、93−iはコンテンツ多重制御部10−iに接続され、所定地域限定のコンテンツを配信する配信サーバ91−ii、92−ii、93−iiはコンテンツ多重制御部10−iiに接続される。コンテンツ多重制御部10−iは第1の受信装置として機能し、コンテンツ多重制御部10−iiは第2の受信装置として機能する。所定地域以外のユーザUA2が第1の受信装置群であり、所定地域のユーザUA1が第2の受信装置群である。
コンテンツ多重制御部10−iは、共用型配信ネットワーク84を介し、全国配信用のコンテンツA、B、a、b、α、βを所定地域以外のユーザUA2のフィルタ内蔵受信器20に配信するとともにコンテンツ多重制御部10−iiに配信する。コンテンツ多重制御部10−iiは、全国配信用のコンテンツA、B、a、b、α、β及び特定地域配信用のコンテンツC、D、c、d、γ、δを多重化し、多重化デジタル信号を所定地域のユーザUA1のフィルタ内蔵受信器20に配信する。
この場合、所定地域のユーザUA1のフィルタ内蔵受信器20に備わるフィルタ23は、コンテンツ多重制御部10−i及び10−iiの両方の出力を多重した多重デジタル信号(コンテンツA、B、C、D、a、b、c、d、α、β、γ、δを含む)をベースに所望のコンテンツを抽出する。一方、所定地域以外のユーザUA2のフィルタ内蔵受信器20に備わるフィルタ23は、1つ目のコンテンツ多重制御部10−iの出力の多重デジタル信号(コンテンツA、B、a、b、α、βのみを含む)をベースに所望のコンテンツを抽出する。
以上説明したように、本実施形態に係るネットワークシステムは、コンテンツ多重制御部10−i及び10−iiが多段構成になっているため、特定のコンテンツC、D、c、d、γ、δを所定地域のユーザUA1のみに限定的に配信することができる。
(実施形態5)
図8に、本実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。本実施形態に係るネットワークシステムは、フィルタ内蔵受信器20が共用型配信ネットワーク84内において多段接続構成になっている。例えば、2段構成で、1つのフィルタ内蔵受信器20−iは実施形態1〜実施形態4と同様に、ユーザ側装置として設置され、もう1つのフィルタ内蔵受信器20−iiは、共用型配信ネットワーク84内で特定地域配信用コンテンツの配信制限ために設置される。
フィルタ内蔵受信器20−iiは、第1の受信装置として機能し、配信する地域が所定地域以外のユーザUA2に設定されている。フィルタ内蔵受信器20−iは、第2の受信装置として機能し、STB95に接続されている。
配信サーバ91−i、92−i及び93−iが全国配信用のコンテンツA、B、a、b、α、βを配信し、配信サーバ91−ii、92−ii及び93−iiが地域限定用のコンテンツC、D、c、d、γ、δを配信する。コンテンツ多重制御部10は、すべてのコンテンツ(コンテンツA、B、C、D、a、b、c、d、α、β、γ、δを含む)を多重して共用型配信ネットワーク84へ配信する。
コンテンツ多重制御部20−iiは、配信する地域が所定地域以外のユーザUA2に設定されている。コンテンツ多重制御部20−iiは、共用型配信ネットワーク84から多重デジタル信号を受信すると、多重デジタル信号に含まれているコンテンツ(コンテンツA、B、C、D、a、b、c、d、α、β、γ、δを含む)のなかから、ユーザUA2の地域で定められるコンテンツ(コンテンツA、B、a、b、α、βのみを含む)のデジタル信号を抽出し、ユーザUA2のフィルタ内蔵受信器20−iに向けて配信する。
所定地域のユーザUA1のフィルタ内蔵受信器20−iは、デジタル信号受信部21で多重デジタル信号(コンテンツA、B、C、D、a、b、c、d、α、β、γ、δを含む)を受信し、フィルタ23で所望のコンテンツを抽出する。一方、所定地域以外のユーザUA2のフィルタ内蔵受信器20−iは、デジタル信号受信部21で1つ目のコンテンツ多重制御部20−iiから出力された全国配信用の多重デジタル信号(コンテンツA、B、a、b、α、βのみを含む)を受信し、フィルタ23で所望のコンテンツを抽出する。
以上説明したように、本実施形態に係るネットワークシステムは、フィルタ内蔵受信器20−i及び20−iiが多段接続構成になっているため、所定地域のユーザUA1に全てのコンテンツを受信させ、所定地域以外のユーザUA2に一部のコンテンツの受信を制限することができる。
(実施形態6)
図9に、本実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。本実施形態に係るネットワークシステムは、複数のコンテンツ多重制御部10−i及び10−iiを備え、配信制御オペレーションシステム30を備え、コンテンツ多重制御部10−i及び10−iiが帯域割当制御部11をさらに備える。
配信制御オペレーションシステム30は、遠隔でコンテンツ多重制御部10内の帯域割当制御部11、及び、フィルタ内蔵受信器20内のフィルタ23の動作を制御する。これにより、配信事業者からの要望に応じて、遠隔で配信形態、配信事業者ごとの使用帯域や各ユーザへの配信コンテンツの制御を行うことができる。
例えば、新たな配信形態が追加される場合には、配信制御オペレーションシステム30が、新たな配信形態に対応する配信形態IDを帯域割当制御部11及びフィルタ内蔵受信器20に通知する。帯域割当制御部11のID処理ルール登録部12は、配信形態ID付与部13の配信形態IDと配信形態の対応テーブルに、通知された配信形態及び配信形態IDの組を登録する。フィルタ内蔵受信器20のID処理ルール登録部22は、フィルタ23の配信形態IDと配信形態の対応テーブルに、通知された配信形態及び配信形態IDの組を登録する。
例えば、新たな配信事業者が追加される場合には、配信制御オペレーションシステム30が、新たな配信事業者に対応する事業者IDを帯域割当制御部11及びフィルタ内蔵受信器20に通知する。帯域割当制御部11のID処理ルール登録部12は、事業者ID付与部14の事業者IDと配信事業者の対応テーブルに、通知された配信事業者及び事業者IDの組を登録する。フィルタ内蔵受信器20のID処理ルール登録部22は、フィルタ23の事業者IDと配信事業者の対応テーブルに、通知された配信事業者及び事業者IDの組を登録する。
図9には記していないが、配信制御オペレーションシステム30の配信形態、使用帯域、各ユーザへの配信コンテンツを制御する端末を配信事業者に設置し、これらの制御については配信事業者が直接実施できるようにしてもよい。
尚、配信制御オペレーションシステム30から、それぞれのコンテンツ多重制御部10内の帯域割当制御部11、及び、フィルタ内蔵受信器20内のフィルタ23への制御信号の通信経路については、共用型配信ネットワーク84を共用しても良いし、別途、制御信号伝送用ネットワーク85を構築し、これを使っても良い。
(実施形態7)
共用型配信ネットワーク84は、コンテンツ配信以外のデータ通信との共用型であり、ネットワーク内の装置を、コンテンツ配信とコンテンツ配信以外のデータ通信で共用する構成である。コンテンツ配信以外のデータ通信としては、インターネット通信や、配信事業者の拠点間接続などの(仮想)閉域ネットワークや、モバイルのバックホール通信などが挙げられる。
ネットワーク内装置としては、中継区間においては、例えば、1R/3R中継装置やL2スイッチ、L3スイッチ(ルータ)などが挙げられ、コンテンツ多重制御部10(帯域割当制御部11を含む)やフィルタ内蔵受信器20、及び、この内部のフィルタ23などの機能が、これらの装置に配置されても良い。
また、アクセス区間では、近年、広帯域な回線として光ファイバを用いた構成が普及しており、特に、一部区間の光ファイバを複数ユーザで共用できるPON(Passive Optical Network)構成が広く展開されている。PON構成においては、収容ビルに設置するOLT(Optical Line Terminal)と呼ばれる装置と、ユーザ宅に設置されるONU(Optical Network Unit)とが、光スプリッタを介して1:Nで接続されるが、前述のコンテンツ多重制御部10(帯域割当制御部11を含む)」やフィルタ内蔵受信器20、及び、この内部のフィルタ23などの機能をOLTに配置しても良いし、フィルタ内蔵受信器20、及び、この内部のフィルタ23の機能をONUに配置しても良い。
(実施形態8)
以上の構成におけるコンテンツ多重制御部10及びフィルタ23の動作について、具体的な実現例を述べる。実施形態1及び実施形態2においては、同一の装置とネットワークで、複数の配信形態(ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト)と複数の配信事業者を識別して、論理的に異なるネットワーキングを実施する必要がある。図10に、イーサネット(登録商標)のVLANタグ(VID)を用いた実現例を示す。
図10に、本実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示す。本実施形態に係るネットワークシステムでは、コンテンツ多重制御部10がID処理ルール登録部12と、配信形態ID付与部13と、事業者ID付与部14を備え、フィルタ内蔵受信器20が、ID処理ルール登録部22及びフィルタ23を備える。
コンテンツ多重制御部10には、入力されたフレームに、所定の処理ルールに則って配信形態IDと事業者IDを付与する機能部(配信形態ID付与部13及び事業者ID付与部14)を備える。配信形態ID付与部13は、入力されたフレームに配信形態IDを付与する。事業者ID付与部14は、入力されたフレームに事業者IDを付与する。
図11に、IDを付与したフレームへの一例を示す。この例では、IEEE 802.1Qで規定されるVIDの仕組みを活用する。例えば、12bitのVIDのうち、2bitを配信形態IDに紐付け、ユニキャスト/マルチキャスト/ブロードキャストといった配信形態に対応させる。また、別の7bitの領域を事業者IDに紐付けて、最大128までの配信事業者に対応させる。
フィルタ内蔵受信器20のフィルタ23は、IDごとの所定の処理ルールに応じて受信したフレームを廃棄/転送する。
処理ルールの登録については、配信制御オペレーションシステム30との連携による実現が考えられる。配信制御オペレーションシステム30では、図12及び図13に示すような配信形態ID/事業者IDと配信形態/事業者の対応テーブルを保有している。これらのテーブルは、配信事業者からの本ネットワークシステムのサービス利用契約時などのタイミングで更新される。
さらに、これらのテーブルは、ネットワーク内の各フィルタ内蔵受信器20におけるこれらのIDごとの処理ルール(廃棄/転送)の情報を保有している。配信制御オペレーションシステム30は、図9に示す制御信号伝送用NW85などを介して、テーブルの情報を、コンテンツ多重制御部10とフィルタ内蔵受信器20に配信することで、各装置への処理ルールの登録を行う。
ID処理ルール登録部12は、配信制御オペレーションシステム30から受信した処理ルールを、処理ルールを配信形態ID付与部13及び事業者ID付与部14に登録する。ID処理ルール登録部22は、配信制御オペレーションシステム30から受信した処理ルールを、フィルタ23に登録する。
以上、VIDの場合について述べたが、ビット領域の割り当て方は上記に限ったことではなく、また、VID以外にもIPアドレスなどの識別子を用いても良い。
(実施形態9)
実施形態4及び実施形態5においては、同一の装置とネットワークで、複数の配信形態/事業者の識別に加えて、様々な配信エリアに応じたネットワーキングを実施する必要がある。図14に、イーサネット(登録商標)のVLANタグ(VID)を用いた実現例を示す。
図14に示す本実施形態に係るネットワークシステムでは、コンテンツ多重制御部10がID処理ルール登録部12、配信形態ID付与部13、事業者ID付与部14及びエリアID付与部15を備え、フィルタ内蔵受信器20がID処理ルール登録部22及びフィルタ23を備える。
図15に、IDを付与したフレームへの一例を示す。この例では、IEEE 802.1adで規定される二重タグの仕組みを活用する。例えば、C−tagには、図11と同じく配信形態IDと事業者IDに紐付けて、更にS−tagにエリアに関する情報を紐づける。例えば、10bitにエリアIDに紐付け、県単位やより細かい単位など、配信エリアを対応づける。
配信制御オペレーションシステム30では、図12及び図13に示すような配信形態ID/事業者IDと配信形態/事業者の対応テーブルに加え、図16に示すようなエリアIDと配信エリアの対応テーブルを保有している。このテーブルは、配信事業者からの本ネットワークシステムのサービス利用契約時などのタイミングで更新される。コンテンツ多重制御部10とフィルタ内蔵受信器20、配信制御オペレーションシステム30を用いた処理ルールの登録については、実施形態8と同様である。
以上、VIDの場合について述べたが、ビット領域の割り当て方は上記に限ったことではなく、また、VID以外にもIPアドレスなどの識別子を用いても良いし、これらを組み合わせて用いても良い。
(実施形態10)
実施形態3及び実施形態6においては、各種の配信形態/事業者/配信エリアに応じて、帯域割当を行う必要がある。そこで、図17に示すように、コンテンツ多重制御部10は、帯域割当制御部11を備える。帯域割当制御部11は、各IDに対する帯域割当を制御する。これによって、コンテンツ多重制御部10は、各フレームのVIDに応じた帯域割当動作を行うことができる。
なお、コンテンツ多重制御部10、フィルタ内蔵受信器20及び配信制御オペレーションシステムは、コンピュータを動作させることで実現してもよい。この場合、各装置に備わるCPU(Central Processing Unit)が、記憶部(不図示)に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、各構成を実現してもよい。コンピュータプログラムは、記憶媒体に記憶されていてもよい。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
10、10−i、10−ii:コンテンツ多重制御部
11:帯域割当制御部
12:ID処理ルール登録部
13:配信形態ID付与部
14:事業者ID付与部
20、20−i、20−ii:フィルタ内蔵受信器
21:デジタル信号受信部
22:ID処理ルール登録部
23:フィルタ
30:配信制御オペレーションシステム
81:ユニキャスト配信ネットワーク
82:マルチキャスト配信ネットワーク
83:ブロードキャスト配信ネットワーク
84:共用型配信ネットワーク
85:制御信号伝送用ネットワーク
91、92、93、91−i、91−ii、92−i、92−ii、93−i、93−ii:配信サーバ
94:受信器
95:セットトップボックス

Claims (7)

  1. 複数の配信サーバ装置から送信された配信形態、配信事業者、及び配信エリアのいずれかが異なるコンテンツのデジタル信号を多重化し、多重化後の多重デジタル信号を、配信ネットワークに配信するコンテンツ多重制御部と、
    記配信ネットワークから前記多重デジタル信号を受信すると、前記多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された配信形態、配信事業者、及び配信エリアと一致するコンテンツのデジタル信号を抽出する受信装置と、
    を備え
    前記コンテンツ多重制御部は、
    入力されたフレームに、登録された配信形態識別子を付与する配信形態識別子付与部と、
    入力されたフレームに、登録された事業者識別子を付与する事業者識別子付与部と、
    入力されたフレームに、登録されたエリア識別子を付与するエリア識別子付与部と、
    前記配信形態識別子付与部、前記事業者識別子付与部、及び前記エリア識別子付与部に、それぞれ、通知された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第1の識別子処理ルール登録部と、
    を備え、
    前記受信装置は、
    登録された配信形態識別子、事業者識別子、及びエリア識別子に一致するコンテンツのデジタル信号を抽出するフィルタと、
    前記フィルタに、設定された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第2の識別子処理ルール登録部と、
    を備える、ネットワークシステム。
  2. 前記コンテンツ多重制御部は、前記配信ネットワークの伝送帯域を配信形態ごとに割り当て、配信形態ごとに異なる複数の伝送帯域のデジタル信号を多重化する、
    請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記コンテンツ多重制御部は、前記配信ネットワークの伝送帯域を配信事業者ごとに割り当て、配信事業者ごとに異なる複数の伝送帯域のデジタル信号を多重化する、
    請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記コンテンツ多重制御部及び前記受信装置を複数備え、
    複数の前記コンテンツ多重制御部のうちの第1のコンテンツ多重制御部は、配信サーバ装置から送信されたコンテンツのデジタル信号を、複数の前記受信装置に含まれる第1の受信装置群へ送信し、
    複数の前記コンテンツ多重制御部のうちの前記第1のコンテンツ多重制御部と異なる第2のコンテンツ多重制御部は、前記第1のコンテンツ多重制御部から送信された多重デジタル信号に、予め定められた配信サーバ装置から送信されたコンテンツのデジタル信号をさらに多重化し、多重化後の多重デジタル信号を、複数の前記受信装置に含まれる前記第1の受信装置群とは異なる第2の受信装置群へ送信する、
    請求項1からのいずれかに記載のネットワークシステム。
  5. 前記受信装置を複数備え、
    複数の前記受信装置のうちの第1の受信装置は、配信する地域が設定されており、前記配信ネットワークから前記多重デジタル信号を受信すると、前記多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された地域で定められるコンテンツのデジタル信号を抽出し、複数の前記受信装置のうちの前記第1の受信装置を除く前記設定された地域の受信装置に向けて配信する、
    請求項1からのいずれかに記載のネットワークシステム。
  6. 配信形態、配信事業者、及び配信エリアごとに異なる識別子を設定し、前記コンテンツ多重制御部及び前記受信装置へ通知する配信制御オペレーションシステムをさらに備え、
    前記コンテンツ多重制御部の前記第1の識別子処理ルール登録部は、前記配信制御オペレーションシステムから通知された識別子を前記配信形態識別子付与部、前記事業者識別子付与部、及び前記エリア識別子付与部に登録し
    前記受信装置の前記第2の識別子処理ルール登録部は、前記配信制御オペレーションシステムから通知された識別子を前記フィルタに登録する、
    請求項1からのいずれかに記載のネットワークシステム。
  7. 配信形態識別子付与部、事業者識別子付与部、エリア識別子付与部、及び第1の識別子処理ルール登録部を備えるコンテンツ多重制御部が、複数の配信サーバ装置から送信された配信形態、配信事業者、及び配信エリアのいずれかが異なるコンテンツのデジタル信号を多重化し、多重化後の多重デジタル信号を、配信ネットワークに配信するコンテンツ多重手順と、
    フィルタ、及び第2の識別子処理ルール登録部を備える受信装置が、前記配信ネットワークから前記多重デジタル信号を受信すると、前記多重デジタル信号に含まれているコンテンツのなかから、設定された配信形態、配信事業者、及び配信エリアと一致するコンテンツのデジタル信号を抽出する受信手順と、
    を順に実行し、
    前記コンテンツ多重手順は、
    前記第1の識別子処理ルール登録部が、前記配信形態識別子付与部、前記事業者識別子付与部、及び前記エリア識別子付与部に、それぞれ、通知された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第1の識別子処理ルール登録手順と、
    前記配信形態識別子付与部が、入力されたフレームに、登録された配信形態識別子を付与する配信形態識別子付与手順と、
    前記事業者識別子付与部が、入力されたフレームに、登録された事業者識別子を付与する事業者識別子付与手順と、
    前記エリア識別子付与部が、入力されたフレームに、登録されたエリア識別子を付与するエリア識別子付与手順と、
    を含み、
    前記受信手順は、
    前記第2の識別子処理ルール登録部が、前記フィルタに、設定された配信形態に対応した配信形態識別子、配信事業者に対応した事業者識別子、及び配信エリアに対応したエリア識別子を予め登録する第2の識別子処理ルール登録手順と、
    前記フィルタが、登録された配信形態識別子、事業者識別子、及びエリア識別子に一致するコンテンツのデジタル信号を抽出するフィルタ手順と、
    を含む、コンテンツ配信方法。
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