JP6466752B2 - 自動分析装置及び自動分析方法並びに自動分析システム - Google Patents
自動分析装置及び自動分析方法並びに自動分析システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6466752B2 JP6466752B2 JP2015056311A JP2015056311A JP6466752B2 JP 6466752 B2 JP6466752 B2 JP 6466752B2 JP 2015056311 A JP2015056311 A JP 2015056311A JP 2015056311 A JP2015056311 A JP 2015056311A JP 6466752 B2 JP6466752 B2 JP 6466752B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reagent
- sample
- dispensing
- bottle
- solenoid valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
そこで、自動分析装置では、反応液中の気泡の発生を抑止することが必要となる。溶液中の溶存空気を除去する方式として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載される技術が提案されている。
また、特許文献2には、試薬容器と試薬分注機構を接続する流路中に、脱気装置を配し、試薬中の溶存空気を除去する自動分析装置が開示されている。そして、更に、脱気装置と試薬分注機構との間の上記流路中に、可動弁及び試薬容器へ試薬を返送可能とする試薬流路を設け、上記流路内に長時間滞留する試薬を試薬容器へ返送する構成が記載されている。
そこで、本発明は、装置を大型化することなく、所定の温度に調節された反応容器に吐出される試薬からの気泡発生を抑制し得る自動分析装置及び自動分析システムを提供する。
また、本発明の自動分析装置は、試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルのうち、所望の試薬ボトル単位に、試薬ボトル内の試薬に溶存する空気を前記試薬保冷庫内で除去する脱気機構と、前記試薬ボトル内の試薬を反応容器へ所定量分注する試薬分注機構と、検体ディスクに収容される検体を所定量前記反応容器へ分注する検体分注機構と、前記反応容器内の検体と試薬との反応液を測定する測定部を有し、前記脱気機構と前記試薬分注機構は独立に制御され、前記試薬保冷庫に設置され、真空ポンプと連通可能とされる配管と、前記試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルに設けられた第1の接続ポートと、前記配管に設けられた複数の第2の接続ポートと、前記第1の接続ポートと前記第2の接続ポートを連通可能とする脱気モジュールを備え、前記真空ポンプを稼働し、前記脱気モジュールにより前記第2の接続ポートと連通する、試薬ボトル内の試薬の脱気を行うことを特徴とする。
また、本発明の自動分析システムは、生体試料を遠心分離することにより上澄み液を抽出し、当該抽出された上澄み液を純水と混合し所望濃度の検体を生成する前処理装置と、前記前処理装置により生成された検体を収容する検体容器を、複数収容する検体ラックと、前記検体ラックを自動分析装置へ搬送する検体搬送機構と、を備え、前記自動分析装置は、試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルのうち、所望の試薬ボトル単位に、試薬ボトル内の試薬に溶存する空気を前記試薬保冷庫内で除去する脱気機構と、前記試薬ボトル内の試薬を反応容器へ所定量分注する試薬分注機構と、検体ディスクに収容される検体を所定量前記反応容器へ分注する検体分注機構と、前記反応容器内の検体と試薬との反応液を測定する測定部を有し、前記脱気機構と前記試薬分注機構は独立に制御され、前記試薬保冷庫に設置され、真空ポンプと連通可能とされる配管と、前記試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルに設けられた第1の接続ポートと、前記配管に設けられた複数の第2の接続ポートと、前記第1の接続ポートと前記第2の接続ポートを連通可能とする脱気モジュールを備え、前記真空ポンプを稼働し、前記脱気モジュールにより前記第2の接続ポートと連通する、試薬ボトル内の試薬の脱気を行うことを特徴とする。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
よって、試薬保冷庫に低温にて保持され、試薬分注機構により反応容器へ吐出される試薬中の溶存空気を除去することが重要となる。試薬中の溶存空気が除去されていれば、仮に、試薬保冷庫内より高温の反応容器へ試薬が吐出された場合であっても、反応容器内で気泡が発生することを抑制できる。
本明細書において、複数の試薬ボトルを収容する「試薬保冷庫」として、試薬ディスクを一例として説明するが、回転駆動される試薬ディスクに限られない。例えば、複数の試薬ボトルを二次マトリックス状に配列し収容する形態も、本明細書における「試薬保冷庫」に含まれる。この場合、後述する試薬分注機構は、二次元配列される試薬ボトル上を三次元(X,Y,Z方向)に移動可能な移動アームと、この移動アームの先端に試薬分注ノズルが設けられる。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
試薬保冷庫a4は、試薬8を収容する試薬ボトル9を、複数円周方向に整列して保持する。ここで、複数の試薬ボトル9に収容される試薬8は、自動分析装置1にて分析される目的成分(分析項目)に対応して、複数種の試薬がそれぞれ異なる試薬ボトル9に収容されている。また、試薬保冷庫a4には、上述のとおり、試薬8の劣化を防止するため、図示しない冷却機構が設けられている。冷却機構としては、例えば、低温水を循環する方式或いはペルチェ素子により気相中にて冷却する方式等が用いられる。
反応ディスク3には、攪拌部14が設置されている。反応ディスク3の回転駆動により、攪拌部14の直下に位置付けられる反応容器11内の、検体6と試薬8は攪拌され混合させる。ここで、攪拌部14として、例えば、攪拌翼を備える攪拌機或いは超音波を用いた攪拌機構が用いられる。
また、反応ディスク3には、洗浄部17が設けられている。洗浄部17は、目的成分の分析が終了した反応容器11より反応液10を排出し洗浄する。洗浄された反応容器11には、再び検体分注機構12から、次の検体6が分注され、試薬分注機構13から、当該検体6に設定される分析項目(目的成分)の分析に用いられる新たな試薬8が分注される。
制御部52は、駆動部19aを介して検体ディスク2を回転駆動することにより、検体ディスク2中の所望の検体カップ7(検体6を収容する)を、検体分注機構12の分注ポジションに位置付ける。また、制御部52は、先端部に図示しない分注ノズルを有する検体分注機構12を、図1に示すように略円弧状の軌道を回動するよう制御する。これにより、検体分注機構12の分注ノズルは、分注ポジションに位置付けられた検体カップ7中の検体6を所定量吸引し、その後回動し、反応ディスク3の分注ポジションに位置付けられた反応容器11内へ吸引された所定量の検体6を吐出する。
制御部52は、駆動部19cを介して試薬保冷庫a4を回転駆動することにより、試薬保冷庫a4に収容される所望の試薬ボトル9を、試薬分注機構13の分注ポジションに位置付ける。また、制御部52は、先端部に図示しない分注ノズルを有する試薬分注機構13を、円弧状の軌道を回動するよう制御する。これにより、試薬分注機構13の分注ノズルは、分注ポジションに位置付けられた試薬ボトル9より所定量の試薬8を吸引し、その後回動し、反応ディスク3の分注ポジションに位置付けられた、既に、所定量の検体6が収容される反応容器11内へ、吸引された所定量の試薬8を吐出する。なお、制御部52は、更に、上述のように、駆動部19bを介して、反応ディスク3を回転駆動し、順次一定量反応容器11を移動させ、攪拌部14、透過光測定部15、散乱光測定部16、及び洗浄部17に、反応容器11を位置付ける。
また、試薬保冷庫a4内に溜った結露水を排水するための排水管29の一方端が、試薬保冷庫a4の底面に接続される。排水管29に電磁弁a27aが設置され、この電磁弁a27aを開状態とすることで試薬保冷庫a4内の結露水が排水される。なお、試薬保冷庫a4内の結露水の検知については、導通型、フロート型、又は光学型等のセンサを用いて行う。ここで、フロート型のセンサは、結露水の液面と共に上昇する導電体にて形成された浮と、所定の間隔にてこの浮に対向配置される電極から構成される。そして、浮が電極に接触することにより導通状態となることで、結露水を検知する。光学型のセンサとしては、例えばLED等の光源と受光部を、試薬保冷庫a4の底部に配し、結露水の水位上昇による照射光の屈折或いは透過光量の減少により水位(液面)を検知する。
図2では、待機用に試薬保冷庫b22を設ける構成を示すが、試薬保冷庫a4のみを有する構成としても良い。
図3に示すように、内槽30内には、試薬ボトル9が、その上部に設けられた試薬ボトルアクセス部28が内槽30の外周寄りに位置するよう配され収容されている。一方、外槽31の内周側の上端部は、回転板32に固定されておらず、回転板32との接触面に、摺動可能で、且つ、外槽31内を封止可能な部材(図示せず)が設けられている。これにより、外槽31には、回転軸33を介してモータ34の回転駆動力は伝達されることは無い。よって、外槽31は、常に静止状態を維持する。これにより、真空タンク25を介して真空ポンプ24へ接続される脱気流路は、内槽30の回転駆動と干渉することは無い。
図3に示す、試薬保冷庫a4の構造において、三方電磁弁a26aが負圧側、すなわち、脱気流路が外槽31と連通する状態とし、且つ、排水管29に設置される電磁弁a27aを閉状態とし、真空ポンプ24を稼働することで、外槽31内は真空排気(低真空)される。図3では、試薬保冷庫a4の上面、すなわち、シャッタa23aが設けられる上面を省略している。外層31の外周側の上端部は、内槽30の外周側の上端部よりも高い。これにより真空ポンプ24の稼働により、外槽31内のみならず、内槽30も真空排気(低真空)される。このように、内槽30内が真空排気(低真空)される状態下において、駆動部19cであるモータ34の回転により、内槽30のみが回転駆動される。すなわち、内槽30内に収容される試薬ボトル9は、所望量移動することが可能となる。なお、モータ34として、例えば、ステッピングモータ或いはサーボモータ等が用いられる。また、ここで、低真空とは、例えば、100Pa未満程度の低真空度である。
ここで、図4に示す、試薬へのアクセスを行うことなくメンテナンスする形態として、例えば、恒温槽18内を循環する恒温槽水(恒温流体)の入れ替え、或いは、試薬分注機構13を構成する分注ノズルの位置調整等が含まれる。なお、メンテナンス項目によっては、試薬にアクセスする場合をあり得る。また、装置状態がスリープとは、例えば、夜間において、自動分析装置1が稼働していない状態である。また、装置状態がオペレーション状態にあり、試薬へのアクセスが無い状態とは、例えば、試薬8を、試薬分注機構13により反応ディスク3の反応容器11へ分注後、所定時間待ち状態となる場合がある。このような状態においては、自動分析装置1がオペレーション状態にありつつ、試薬へのアクセスは無い状態となる。
減圧(低真空度)した試薬保冷庫a4及び試薬保冷庫b22内を常圧(大気圧)に戻す際に、仮に、電磁弁a27a及び電磁弁b27bを、三方電磁弁a26a及び三方電磁弁b26bよりも先に開状態とする場合を想定する。試薬保冷庫a4の外槽31(図3)の底面及び試薬保冷庫b22の外槽31の底面に結露水が存在する場合、外槽31及び内槽30による2層構造の試薬保冷庫a4及び試薬保冷庫b22内は、100Pa未満の低真空度の状態、すなわち、負圧状態にある。しかし、電磁弁a27a及び電磁弁b27bが開状態とされ、排水管29を介して試薬保冷庫a4及び試薬保冷庫b22が大気と連通し、差圧により排水管29を介して試薬保冷庫a4及び試薬保冷庫b22は、大気を内部へ吸引する状態となる。更に、三方電磁弁a26a及び三方電磁弁b26bは、負圧側、すなわち、脱気流路を介して真空ポンプ24により真空排気状態にあることから、結露水が脱気流路に引き込まれ、逆流状態となる可能性がある。
試薬ボトル9を、試薬保冷庫a4及び試薬保冷庫b22の内槽30内にセットした後、制御部52は、電磁弁a27a及び電磁弁b27bへ閉状態とする指令を送信する。電磁弁a27a及び電磁弁b27bは、制御部52からの指令に応じて、それぞれ、閉状態に切り替える(ステップS11)。
その後、制御部52は、三方電磁弁a26a及び三方電磁弁b26bへ真空側に切り替えるよう指令を送信する。当該指令に応じて、三方電磁弁a26a及び三方電磁弁b26bは、真空側、すなわち、脱気流路に接続するよう切り替える(ステップS12)。
続いて、制御部52は、真空ポンプ24に稼働指令を送信し、真空ポンプが稼働を開始(起動)する(ステップS13)。
ステップS16では、制御部52は、警報を出力部21(図1)へ出力する。出力部21は、液晶パネル等の表示装置に警報をメッセージ表示及び/又はスピーカよりビープ音等の警告音を発報し、アラーム出力を実行する。
ステップS20では、制御部52は、電磁弁a27a及び電磁弁b27bへ閉状態から開状態への切替え指令を送信する。この切替え指令に応じて、電磁弁a27a及び電磁弁b27bは、開状態に切り替える。これにより、仮に、結露水が試薬保冷庫a4及び試薬保冷庫b22の外槽31の底面に存在する場合、結露水は排水管29を介して排水される。また、これにより、シャッタa23a及びシャッタb23bをスライドさせることが可能な状態となる。なお、試薬分注機構13により、試薬ボトル9へのアクセス、すなわち、試薬ボトル9内の試薬8の所定量の吸引動作は短時間で終了する。そのため、シャッタa23aをスライドさせても、試薬分注機構13により試薬8が吸引される試薬ボトル9中に大気が浸入し、試薬8中に溶存するような影響は問題とならない。
また、全ての試薬ボトル9に脱気モジュール40を接続する構成に替えて、任意の試薬ボトル9に脱気モジュール40を接続する構成としても良い。
また、全ての試薬ボトルに脱気モジュールを接続する構成とすれば、常時、全ての試薬ボトル内の試薬を脱気しつつ、所望の試薬分注を行うことが可能となる。
また、実施例1で用いた三方電磁弁が不要となり、試薬の脱気における制御も簡素化できる。
検体搬送機構43は、検体ラック供給部46、検体ラック回収部48、再検ラック搬送部49を備える。自動分析装置1は、検体ラック引き込み部47を有し、検体搬送機構43上を搬送される検体ラック44を自動分析装置1内に取り込む。自動分析装置1は、検体ラック44内に収容される複数の検体容器45から、検体ディスク2内の検体カップ7に検体を分取する。
自動分析システム60において、上述の実施例1又は実施例2の自動分析装置1を用いることにより、反応ディスク3の反応容器11内に吐出される所定量の試薬中に溶存する空気の気泡化による測定精度の低下に起因する再検要との誤判断を低減できる。これにより、自動分析システム60全体としてのスループットの向上及び検体及び試薬の消費量の低減が可能となる。
2・・・検体ディスク
3・・・反応ディスク
4,4’・・・試薬保冷庫a
5・・・分析制御部
6・・・検体
7・・・検体カップ
8・・・試薬
9・・・試薬ボトル
10・・・反応液
11・・・反応容器
12・・・検体分注機構
13,13’・・・試薬分注機構
14・・・攪拌部
15・・・透過光測定部
16・・・散乱光測定部
17・・・洗浄部
18・・・恒温槽
19a,19b,19c・・・駆動部
20・・・入力部
21・・・出力部
22・・・試薬保冷庫b
22’ ・・・試薬保冷庫c
23a・・・シャッタa
23b・・・シャッタb
24・・・真空ポンプ
25・・・真空タンク
26a・・・三方電磁弁a
26b・・・三方電磁弁b
27a・・・電磁弁a
27b・・・電磁弁b
28・・・試薬ボトルアクセス部
29・・・排水管
30・・・内槽
31・・・外槽
32・・・回転板
33・・・回転軸
34・・・モータ
35・・・回転子
36・・・固定子
37・・・第1の接続ポート
38・・・第2の接続ポート
39・・・中空糸膜
40・・・脱気モジュール
41・・・試薬保冷庫d
42・・・前処理装置
43・・・検体搬送機構
44・・・検体ラック
45・・・検体容器
46・・・検体ラック供給部
47・・・検体ラック引き込み部
48・・・検体ラック回収部
49・・・再検ラック搬送部
50・・・測定部
51・・・解析部
52・・・制御部
53・・・恒温流体制御部
54・・・データ格納部
60・・・自動分析システム
Claims (13)
- 試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトル内の試薬に溶存する空気を前記試薬保冷庫内で除去する脱気機構と、
前記試薬ボトル内の試薬を反応容器へ所定量分注する試薬分注機構と、
検体ディスクに収容される検体を所定量前記反応容器へ分注する検体分注機構と、
前記反応容器内の検体と試薬との反応液を測定する測定部と、
前記試薬保冷庫を覆うカバーを備え、
前記脱気機構と前記試薬分注機構は独立に制御され、
前記脱気機構は、前記試薬保冷庫の底面に真空ポンプを介して接続される脱気流路と、
前記脱気流路に設置され、大気開放側及び前記脱気流路側の切替えを行う三方電磁弁を有し、
前記カバーにより前記試薬保冷庫内を封止し前記試薬ボトルを開放すると共に、前記三方電磁弁を脱気流路側とした状態で、前記真空ポンプにより前記試薬ボトル内の試薬の脱気を行うことを特徴とする自動分析装置。 - 試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルのうち、所望の試薬ボトル単位に、試薬ボトル内の試薬に溶存する空気を前記試薬保冷庫内で除去する脱気機構と、
前記試薬ボトル内の試薬を反応容器へ所定量分注する試薬分注機構と、
検体ディスクに収容される検体を所定量前記反応容器へ分注する検体分注機構と、
前記反応容器内の検体と試薬との反応液を測定する測定部を有し、
前記脱気機構と前記試薬分注機構は独立に制御され、
前記試薬保冷庫に設置され、真空ポンプと連通可能とされる配管と、
前記試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルに設けられた第1の接続ポートと、
前記配管に設けられた複数の第2の接続ポートと、
前記第1の接続ポートと前記第2の接続ポートを連通可能とする脱気モジュールを備え、
前記真空ポンプを稼働し、前記脱気モジュールにより前記第2の接続ポートと連通する、試薬ボトル内の試薬の脱気を行うことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記試薬保冷庫の底面に接続され、前記試薬保冷庫内の結露水を排水する排水管と、
前記排水管に設置される電磁弁と、
前記カバーに設けられ、前記試薬保冷庫内の試薬へのアクセスを可能とする開閉可能なシャッタと、を備え、
前記三方電磁弁を大気開放側とした後、前記シャッタ及び前記電磁弁を開状態とし、前記試薬分注機構による試薬分注及び前記排水管による結露水の排水を行うことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項2に記載の自動分析装置において、
前記試薬ボトルの上面に設けられ、前記試薬分注機構による試薬ボトル内の試薬へのアクセスを可能とする試薬ボトルアクセス部を備え、
前記第1の接続ポートは、前記試薬ボトルの上面であって、前記試薬保冷庫の内周側に配され、
前記試薬ボトルアクセス部は、前記試薬保冷庫の外周側寄りに配されることを特徴とする自動分析装置。 - 請求項4に記載の自動分析装置において、
前記試薬ボトルアクセス部を介する前記試薬分注機構による試薬分注動作は、前記脱気モジュールを介して実行される前記試薬ボトル内に収容される試薬の脱気中に実行されることを特徴とする自動分析装置。 - 請求項4に記載の自動分析装置において、
前記試薬ボトルの内部に配される中空糸膜を備え、
前記中空糸膜は、前記第1の接続ポートに固定され、前記真空ポンプと連通可能とされる配管に前記脱気モジュールを介して連通し、前記真空ポンプの稼働により前記試薬中に溶存する空気のみを透過することを特徴とする自動分析装置。 - 請求項3に記載の自動分析装置において、
更に、複数の試薬ボトルを収容する第2の試薬保冷庫を備え、
前記真空ポンプと前記三方電磁弁の間で前記脱気流路より分岐し前記第2の試薬保冷庫の底面に接続される分岐脱気流路と、
前記分岐脱気流路に設置され、大気開放側及び前記分岐脱気流路側の切替えを行う第2の三方電磁弁と、
前記第2の試薬保冷庫の底面に接続され、前記第2の試薬保冷庫内の結露水を排水する排水管と、
前記排水管に設置される第2の電磁弁と、
を有することを特徴とする自動分析装置。 - 生体試料を遠心分離することにより上澄み液を抽出し、当該抽出された上澄み液を純水と混合し所望濃度の検体を生成する前処理装置と、
前記前処理装置により生成された検体を収容する検体容器を、複数収容する検体ラックと、
前記検体ラックを自動分析装置へ搬送する検体搬送機構と、を備え、
前記自動分析装置は、
試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトル内の試薬に溶存する空気を前記試薬保冷庫内で除去する脱気機構と、
前記試薬ボトル内の試薬を反応容器へ所定量分注する試薬分注機構と、
検体ディスクに収容される検体を所定量前記反応容器へ分注する検体分注機構と、
前記反応容器内の検体と試薬との反応液を測定する測定部と、
前記試薬保冷庫を覆うカバーを備え、
前記脱気機構と前記試薬分注機構は独立に制御され、
前記脱気機構は、前記試薬保冷庫の底面に真空ポンプを介して接続される脱気流路と、
前記脱気流路に設置され、大気開放側及び前記脱気流路側の切替えを行う三方電磁弁を有し、
前記カバーにより前記試薬保冷庫内を封止し前記試薬ボトルを開放すると共に、前記三方電磁弁を脱気流路側とした状態で、前記真空ポンプにより前記試薬ボトル内の試薬の脱気を行うことを特徴とする自動分析システム。 - 生体試料を遠心分離することにより上澄み液を抽出し、当該抽出された上澄み液を純水と混合し所望濃度の検体を生成する前処理装置と、
前記前処理装置により生成された検体を収容する検体容器を、複数収容する検体ラックと、
前記検体ラックを自動分析装置へ搬送する検体搬送機構と、を備え、
前記自動分析装置は、
試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルのうち、所望の試薬ボトル単位に、試薬ボトル内の試薬に溶存する空気を前記試薬保冷庫内で除去する脱気機構と、
前記試薬ボトル内の試薬を反応容器へ所定量分注する試薬分注機構と、
検体ディスクに収容される検体を所定量前記反応容器へ分注する検体分注機構と、
前記反応容器内の検体と試薬との反応液を測定する測定部を有し、
前記脱気機構と前記試薬分注機構は独立に制御され、
前記試薬保冷庫に設置され、真空ポンプと連通可能とされる配管と、
前記試薬保冷庫に収容される複数の試薬ボトルに設けられた第1の接続ポートと、
前記配管に設けられた複数の第2の接続ポートと、
前記第1の接続ポートと前記第2の接続ポートを連通可能とする脱気モジュールを備え、
前記真空ポンプを稼働し、前記脱気モジュールにより前記第2の接続ポートと連通する、試薬ボトル内の試薬の脱気を行うことを特徴とする自動分析システム。 - 請求項8に記載の自動分析システムにおいて、
前記試薬保冷庫の底面に接続され、前記試薬保冷庫内の結露水を排水する排水管と、
前記排水管に設置される電磁弁と、
前記カバーに設けられ、前記試薬保冷庫内の試薬へのアクセスを可能とする開閉可能なシャッタと、を備え、
前記三方電磁弁を大気開放側とした後、前記シャッタ及び前記電磁弁を開状態とし、前記試薬分注機構による試薬分注及び前記排水管による結露水の排水を行うことを特徴とする自動分析システム。 - 請求項9に記載の自動分析システムにおいて、
前記試薬ボトルの上面に設けられ、前記試薬分注機構による試薬ボトル内の試薬へのアクセスを可能とする試薬ボトルアクセス部を備え、
前記第1の接続ポートは、前記試薬ボトルの上面であって、前記試薬保冷庫の内周側に配され、
前記試薬ボトルアクセス部は、前記試薬保冷庫の外周側寄りに配され、
前記試薬ボトルアクセス部を介する前記試薬分注機構による試薬分注動作は、前記脱気モジュールを介して実行される前記試薬ボトル内に収容される試薬の脱気中に実行されることを特徴とする自動分析システム。 - 請求項11に記載の自動分析システムにおいて、
前記試薬ボトルの内部に配される中空糸膜を備え、
前記中空糸膜は、前記第1の接続ポートに固定され、前記前記真空ポンプと連通可能とされる配管に前記脱気モジュールを介して連通し、前記真空ポンプの稼働により前記試薬中に溶存する空気のみを透過することを特徴とする自動分析システム。 - 反応容器内で所定量の検体及び試薬を混合し、当該混合された反応液中の目的成分の同定を行う自動分析方法であって、
前記試薬を収容する試薬ボトルを複数収容する試薬保冷庫の底面に真空ポンプを介して接続される脱気流路に設置され、大気開放側及び前記脱気流路側の切替えを行う三方電磁弁を、脱気流路側とし、
前記真空ポンプを稼働し、
前記脱気流路に設置された圧力センサからの前記脱気流路内の圧力測定値を取得し、
前記取得された圧力測定値が所定の閾値以上の場合アラーム出力し、表示装置に警報をメッセージ表示及び/又はスピーカより警告音を発報し、前記圧力測定値が前記閾値未満の場合前記試薬保冷庫内の試薬の脱気を継続し、
前記試薬へのアクセスが生じた場合、前記三方電磁弁を大気開放側へ切り替え、前記試薬ボトルから試薬を所定量吸引し前記反応容器内へ吐出することを特徴とする自動分析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015056311A JP6466752B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 自動分析装置及び自動分析方法並びに自動分析システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015056311A JP6466752B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 自動分析装置及び自動分析方法並びに自動分析システム |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016176777A JP2016176777A (ja) | 2016-10-06 |
JP2016176777A5 JP2016176777A5 (ja) | 2017-10-26 |
JP6466752B2 true JP6466752B2 (ja) | 2019-02-06 |
Family
ID=57071194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015056311A Active JP6466752B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | 自動分析装置及び自動分析方法並びに自動分析システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6466752B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3683581B1 (en) * | 2017-09-13 | 2024-01-24 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatic analysis device |
CN108020483A (zh) * | 2018-01-25 | 2018-05-11 | 杭州神农牧业有限公司 | 中性洗涤纤维测定装置 |
WO2020003648A1 (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-02 | 富士フイルム和光純薬株式会社 | 試薬保管装置、試薬の保管方法、及びシャッター |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61176858A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-08 | Shimadzu Corp | 自動化学分析装置 |
JPH05264528A (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-12 | Tokico Ltd | 金属成分分析装置 |
JP2011095058A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Furuno Electric Co Ltd | 生化学分析装置及び分注処理方法 |
JP2012021926A (ja) * | 2010-07-16 | 2012-02-02 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
-
2015
- 2015-03-19 JP JP2015056311A patent/JP6466752B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016176777A (ja) | 2016-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190302097A1 (en) | A urine analysis system and a method for urine analysis | |
JP5300447B2 (ja) | 自動分析装置および自動分析装置における検体分注方法 | |
JP4570120B2 (ja) | 液体を吸引及び分配するための改良された方法及び装置 | |
US9513305B2 (en) | Multiple cleaning stations for a dispensing probe | |
JP6647288B2 (ja) | 自動分析装置及び方法 | |
US10527638B2 (en) | Automated analyzer and nozzle-cleaning method | |
JP6466752B2 (ja) | 自動分析装置及び自動分析方法並びに自動分析システム | |
US8734721B2 (en) | Analyzer | |
WO2006132211A1 (ja) | 自動分析装置 | |
CN108845154B (zh) | 一种免疫定量分析仪 | |
JP4648905B2 (ja) | 血液学上の分析のための集積装置とそれに関連する方法 | |
US5942694A (en) | Pressure detector for chemical analyzers | |
US20110274584A1 (en) | Automatic analyzer | |
JP7195428B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JPH04115136A (ja) | 粒子計測装置 | |
JP6126387B2 (ja) | 二重管構造試料吸引ノズルを備えた電解質分析装置 | |
JPS62863A (ja) | 自動分析装置 | |
JP6121743B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP5606843B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JPH028746A (ja) | 分析装置 | |
WO2016017294A1 (ja) | 自動分析装置 | |
JP4221337B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP7504742B2 (ja) | 試薬庫および自動分析装置 | |
JP2013205405A (ja) | 自動分析装置及び検査システム | |
JP2011191148A (ja) | 自動分析装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170911 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170911 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180605 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6466752 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |