JP6466719B2 - 音響発生装置および携帯端末 - Google Patents

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本発明は、スピーカーなどの音響発生装置およびこれを備えた携帯端末に関する。
振動板としてパネルが用いられ、このパネルに圧電素子が両面テープで貼り付けられて、圧電素子の振動をパネルに伝達させるようにした携帯端末が知られている。(例えば、特許文献1を参照)
特開2014−57264号公報
このように、振動板としてのパネルに圧電素子が貼り付けられた携帯端末においては、高温下で使用するとパネルが軟化し、このパネルが軟化した状態で圧電素子を高い電圧で駆動させ続けるとパネルが割れるおそれがあった。また、高温下ではパネルと筐体を接合している両面テープや接着剤も軟化するため、パネルの筐体に対する固定力が低下するおそれがあった。同様に、圧電素子を貼り付けている両面テープや接着剤も軟化するため、圧電素子のパネルに対する固定力が低下するおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、振動板が割れるのを抑制し、かつ振動板および圧電素子の固定力低下を抑制することのできる音響発生装置および携帯端末を提供することを目的とする。
本発明の音響発生装置は、圧電素子と、該圧電素子の主面に接合されて当該圧電素子の振動によって振動する振動板と、少なくとも前記圧電素子を収容する筐体と、前記振動板に取り付けられて前記筐体の内部の温度を測定する温度センサと、該温度センサにより測定された前記筐体の内部の温度に応じて前記振動板の振幅を変化させるように、前記圧電素子の振動を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記温度センサにより測定された温度が高くなるに従って、前記振動板の振幅が漸次小さくなるように、前記圧電素子の振動を制御している。
また、本発明の携帯端末は、上記音響発生装置と、通信手段とを備えている。
本発明によれば、振動板が割れるのを抑制できる。また、振動板および圧電素子の固定力低下を抑制できる。
(a)は本実施形態の音響発生装置の一例の一部省略概略斜視図、(b)は(a)に示す音響発生装置の実施形態の一例の一部省略概略斜視図である。 図1(a)に示すA−A線で切断した概略断面図である。 図1(a)に示すB−B線で切断した概略断面図である。 (a)は図1に示す圧電素子の概略斜視図、(b)は(a)に示すA−A線で切断した概略断面図、(c)は(a)に示すB−B線で切断した概略断面図である。 本実施形態の音響発生装置の制御方法の一例の説明図である。 本実施形態の携帯端末の一例の構成を示すブロック図である。
本実施形態の音響発生装置の一例について、図面に基づいて説明する。
図1(a)は本実施形態の音響発生装置の一例の概略斜視図、図1(b)は図1(a)に示す音響発生装置の実施形態の一例の一部省略概略斜視図である。また、図2は図1(a)に示すA−A線で切断した概略断面図、図3は図1(a)に示すB−B線で切断した概略断面図である。なお、図1(b)では筐体3を省略している。
図1に示す本実施形態の音響発生装置は、圧電素子1と、圧電素子1の主面に接合されて当該圧電素子1の振動によって振動する振動板2と、少なくとも圧電素子1を収容する筐体3と、筐体3の内部の温度を測定する温度センサ4と、温度センサ4により測定された筐体3の内部の温度に応じて振動板2の振幅を変化させるように、圧電素子1の振動を制御する制御を行なう制御部(図示せず)とを備えている。
圧電素子1は、図4に示すように、複数の圧電体層11および複数の電極層12が積層されて板状に形成された積層体15を備えてなるものである。積層体15は、複数の電極層12が積層方向に重なる活性部とそれ以外の不活性部とを有し、例えば長尺状に形成されている。音響発生装置が携帯端末であって、携帯端末のディスプレイのカバーまたは筐体に圧電素子1を取り付けて使用する場合には、積層体15の長さとしては、例えば18mm〜28mmに設定され、好ましくは22mm〜25mmに設定される。積層体15の幅は、例えば1mm〜6mmに設定され、好ましくは3mm〜4mmに設定される。積層体15の厚みは、例えば0.2mm〜1.0mmに設定され、好ましくは0.4mm〜0.8mmに設定される。
積層体15を構成する複数の圧電体層11は、圧電特性を有するセラミックスで形成されたもので、このようなセラミックスとして、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)からなるペロブスカイト型酸化物、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)などを用いることができる。圧電体層11の1層の厚みは、低電圧で駆動させるために、例えば0.01〜0.1mmに設定される。また、大きな屈曲振動を得るために、200pm/V以上の圧電定数d31を有することが好ましい。
積層体15を構成する複数の電極層12は、圧電体層11を形成するセラミックスと同時焼成により形成されたもので、圧電体層11と交互に積層されて圧電体層11を上下から挟んでおり、それらの間に挟まれた圧電体層11に駆動電圧を印加するものである。この形成材料として、例えば圧電セラミックスとの反応性が低い銀や銀−パラジウムを主成分とする導体、あるいは銅、白金などを含む導体を用いることができるが、これらにセラミック成分やガラス成分を含有させてもよい。
図4に示す例では、圧電素子1はバイモルフ型の圧電素子であり、積層体15は積層方向の一方側(上側)に位置する第一の領域13と、積層方向の他方側(下側)に位置する第二の領域14とで構成されている。積層体15を構成する電極層12は、共通電極層120、第一の電極層121および第二の電極層122からなり、第一の領域13には共通電極層120と第一の電極層121とが配置され、第二の領域14には共通電極層120と第二の電極層122とが配置されている。そして、積層体15の一対の側面のうち、一方の側面に共通電極層120が導出されて、他方の側面に第一の電極層121および第二の電極層122が導出されている。携帯端末のディスプレイのカバーまたは筐体に取り付ける圧電素子の場合には、電極層12の長さは、例えば17mm〜25mmに設定され、好ましくは21mm〜24mmに設定される。電極層12の幅は、例えば1mm〜5mm
に設定され、好ましくは2mm〜4mmに設定される。電極層12の厚みは、例えば0.1μm〜5μmに設定される。
積層体15の一方の側面には側面電極160が設けられていて、この側面電極160は共通電極層120と電気的に接続されている。また、積層体15の他方の側面には側面電極161、側面電極162が設けられていて、側面電極161は第一の電極層121と電気的に接続され、側面電極162は第二の電極層122と電気的に接続されている。
さらに、積層体15の少なくとも一方の表面には表面電極が設けられている。具体的には、表面電極170が側面電極160を介して共通電極層120と電気的に接続されている。また、表面電極171が側面電極161を介して第一の電極層121と電気的に接続され、表面電極172が側面電極162を介して第二の電極層122と電気的に接続されている。
なお、圧電素子1は、共通電極層120および第一の電極層121の間と、共通電極層120および第二の電極層122との間にそれぞれ逆向きに電圧を印加して、第一の領域13を構成する圧電体層11の分極の向きが共通電極層120から第一の電極層121へと向くのに対し、第二の領域14を構成する圧電体層11の分極の向きが第二の電極層122から共通電極層120へと向くように製造されている。製造時に、例えば共通電極層120をグランドとして、第一の電極層121に+75V、第二の電極層122に−75Vの電圧を印加することで、このような分極の向きとすることができる。
振動板2は、圧電素子1の主面に接合されて当該圧電素子1の振動によって振動するものである。振動板2は、例えば矩形状の薄板であり、携帯端末におけるディスプレイのカバーとなるパネルや筐体3の一部などが振動板2となる。振動板2は、アクリル樹脂やガラス等の剛性および弾性が大きい材料を好適に用いて形成することができる。また、振動板2の厚みは、例えば0.4mm〜1.5mmに設定される。
また振動板2は、圧電素子1の一主面(図の−z方向側の主面)に、接合材51を介して接合されている。接合材51を介して、振動板2に圧電素子1の一主面の全面が接合されていてもよく、略全面が接合されていてもよい。
接合材51は、振動板2よりも柔らかく変形しやすいもので形成されており、振動板2よりもヤング率,剛性率,体積弾性率等の弾性率や剛性が小さい。すなわち、接合材51は、圧電素子1の駆動によって振動板2を振動させたときに変形可能であり、同じ力が加わったときに、振動板2よりも大きく変形するものである。このとき、振動板2から反射される逆位相の振動を変形可能な接合材51で緩和することができるので、圧電素子1が周囲の振動の影響を受けずに振動板2へ強い振動を伝達させることができる。
中でも、接合材51の少なくとも一部が粘弾性体で構成されていることで、圧電素子1からの強い振動を振動板2へ伝える一方、振動板2から反射される弱い振動を接合材51が吸収することができる点で好ましい。例えば、不織布等からなる基材の両面に粘着剤が付着された両面テープや、弾性を有するエポキシ系、シアノアクリル系、ゴム系、ビニール系接着剤などの接着剤を含む構成の接合材51を用いることができ、これらの厚みとしては例えば10μm〜2000μmのものを用いることができる。
ここで、圧電素子1が上述のバイモルフ型の場合は、上述の両面テープなどを用いるのがよいのに対し、圧電素子1がユニモルフ型の場合は、弾性率の高い接着剤を用いるのがよい。圧電素子1がユニモルフ型の場合は、圧電素子単体では屈曲振動せず、振動板2に貼り付けられて圧電素子1の面内方向への伸縮が振動板2に拘束されることで屈曲振動す
るようになることから、圧電素子1を振動板2に強固に貼り付けるのがよい。そのため、弾性率の高い、硬い接着剤が好ましい。
筐体3は、1つの面が開口した箱状のケースである。この筐体3は、剛性および弾性率が大きい合成樹脂等の材料を好適に用いて形成することができる。そして、筐体3における開口を塞ぐ蓋体が振動板2になっていて、振動板2が筐体3に固定されている。
振動板2の周縁部は、筐体3に接合材52を介して振動可能に取り付けられている。接合材52としては、接合材51と同様に、両面テープや、エポキシ系、シアノアクリル系、ゴム系、ビニール系接着剤などの接着剤が用いられる。
筐体3の内部には、上述した圧電素子1が収容されている。また、筐体3の内部には、ディスプレイ53、後述する制御部などを含む電子回路が収容されている。ディスプレイ53は、画像情報を表示する機能を有する表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイおよび有機ELディスプレイ等の既知のディスプレイを好適に用いることができる。電子回路(図示せず)としては、例えば、ディスプレイ53に表示させる画像情報や携帯端末によって伝達する音声情報を処理する回路、制御回路、通信回路等が例示できる。これらの回路の少なくとも1つであってもよいし、全ての回路が含まれていても構わない。
なお、本例ではディスプレイ53のカバーとなるパネルが振動板2となっているが、ディスプレイ53が筐体3における開口を塞ぐ蓋体となり、振動板2となってもよい。また、振動板2がタッチパネルのような入力装置を有するものであってもよい。
さらに、筐体3の内部には、当該筐体3の内部の温度を測定する温度センサ4と、温度センサ4により測定された筐体3の内部の温度に応じて振動板2の振幅を変化させるように、圧電素子1の振動を制御する制御部(図示せず)とが収容されている。
温度センサ4は、圧電素子1もしくは筐体3の内部の温度を測定するものであり、本例では圧電素子1の近傍に位置する振動板2に取り付けられている。この取り付け位置は、筐体3の内部の温度を測定できれば特に限定はないが、振動板2における圧電素子1の近傍に位置する部位に温度センサ4を取り付けることで、圧電素子1の付近の温度測定として最適な位置への配置となる。
温度センサ4として、測温抵抗体、リニア抵抗、サーミスタ、圧電素子などを用いることができる。例えば、圧電素子の静電容量は温度特性を持っていることから、温度センサ4として圧電素子を用い、この静電容量を測定することで温度を測ることができる。
そして、温度センサ4で測定された温度データは、制御部に伝達される。制御部では、温度センサ4で測定された温度に応じて振動板2の振幅を変化させるように圧電素子1の振動を制御するように設定されている。温度の変化量に応じて圧電素子1に加えられる電圧を変化させることで、振動板2の振幅を変化させることができる。
例えば、温度センサにより測定された温度が高くなるに従って、圧電素子1に加える電圧を減少させることで、振動板2の振幅を小さくして振動を弱くすることができる。これにより、圧電素子1が高温下で駆動した場合に振動板2が割れるのを抑制し、また振動板2の筐体3に対する固定力や、圧電素子1の振動板2に対する固定力が弱くなることを抑制できる。なお、固定力が弱くなることを抑制できることで、それぞれが剥がれたり、音質が低下したりすることも併せて抑制することができる。
なお、制御部は、マイクロコンピュータを有しており、入出力インターフェイス、CP
U、RAMおよびROMを備えている。なお、CPUは、圧電素子1に供給する電圧を制御するものであり、RAMはプログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMはプログラムを記憶するものである。
ここで、筺体3の内部の温度について複数の温度域が設定されており、該複数の温度域に対応して振動板2の振幅が複数設定されているとともに、制御部は、振動板2の振幅が、温度センサ4により測定された筐体2の内部の温度が該当する温度域に対応した振幅となるように、圧電素子1の振動を制御することもできる。この制御方法について、図5に示す制御方法の一例の説明図にもとづいて説明する。
本実施形態の音響発生装置では、あらかじめ基準となる所定の温度領域が初期設定温度域として設定されており、初期設定温度域よりも高い温度域が何段階かに分けて設定されている。また、基準となる所定の電圧が初期設定電圧としてあらかじめ設定されているとともに、初期設定電圧よりも低い電圧が例えば何段階かに分けて設定されている。
そして、音響発生装置の駆動とともに、温度センサ4を介して温度測定が開始される。なお、この温度測定は、所定の間隔をおくかまたは連続して行われ、特に限定されるものではない。
温度センサ4で測定された温度Tが制御部に伝送される。制御部では温度センサ4にて測定された温度が、予め設定された温度域のいずれに該当するかを検知し、該温度域に対応して設定されている振動板2の振幅となるように、圧電素子1に加える電圧を制御する。
例えば、温度センサ4で測定された温度Tが、初期設定温度域である−25℃≦T<30℃の範囲内であれば、通常の初期設定電圧を圧電素子1に加えて駆動させるように制御する。そして、温度センサ4で測定された温度Tが、30℃≦T<50℃の範囲内であれば、初期設定電圧よりも1段階低く設定された第1段階低電圧に下降させて圧電素子1を駆動させるように制御する。また、温度センサ4で測定された温度Tが、50℃≦T<70℃の範囲内であれば、第1段階低電圧よりもさらに1段階低く設定された第2段階低電圧に下降させて圧電素子1を駆動させるように制御する。さらに、温度センサ4で測定された温度Tが、70℃≦T(最高温度域)の範囲であれば、第2段階低電圧よりもさらに1段階低く設定された第3段階低電圧(最小電圧)に下降させて圧電素子1を駆動させるように制御する。上述のように、温度センサ4で測定された温度Tに基づいて、適宜電圧を変化させる制御を行えばよい。
このような制御によって、振動板2の割れ、圧電素子1および振動板2の剥がれ、さらには音質低下などの問題の発生を精度よく抑制できる。
また、設定温度域の範囲および数、設定電圧の数等は、十分な音響発生機能が得られる範囲内で適宜決定され特に限定はないが、好ましくは、制御部が、温度センサ4により測定された温度が高くなるに従って、振動板2の振幅が漸次小さくなるように、圧電素子1の振動を制御することもできる。言い換えると、設定温度域の範囲を狭くして、設定温度域の数および設定電圧の数を多くすることで、振動板2の振幅の変化をより滑らかな変化となるようにしてもよい。これにより、振動板2の振幅の変化を滑らかにして、振動板2の割れ、圧電素子1および振動板2の剥がれ、さらには音質低下などの問題の発生をより精度よく抑制できる。
次に、本実施形態の音響発生装置を搭載した携帯端末について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態の携帯端末の一例の構成を示すブロック図であり、本実施形態の携
帯端末50は、音響発生装置10と、通信手段とを備えている。なお、図には、説明に必要となる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
携帯端末50は、電子回路60を備える。電子回路60は、たとえば、制御部60aと、送受信部60bと、キー入力部60cと、マイク入力部60dとから構成される。電子回路60は、圧電素子1に接続されており、圧電素子1へ信号を出力する機能を有している。携帯端末50は電子回路60から入力された信号に基づいて音響を発生させる。
また、携帯端末50は、表示部60eと、アンテナ60fとを備え、振動板2と筐体3とで形成された内部空間にこれら各デバイスを収容している。なお、図5では、振動板2と筐体3とで形成された内部空間に制御部60aをはじめとする各デバイスがすべて収容されている状態をあらわしているが、各デバイスの収容形態を限定するものではない。
制御部60aは、携帯端末50の通常の使用における制御とともに、温度センサ4により測定された温度に基づく圧電素子に加える電圧(入力信号)の制御およびこれによる振動板の振幅の制御を行なう。送受信部60bは、制御部60aの制御に基づき、アンテナ60fを介してデータの送受信などを行う。キー入力部60cは、携帯端末50の入力デバイスであり、操作者によるキー入力操作を受け付ける。マイク入力部60dは、同じく携帯端末50の入力デバイスであり、操作者による音声入力操作などを受け付ける。表示部60eは、携帯端末50の表示出力デバイスであり、制御部60aの制御に基づき、表示情報の出力を行う。
そして、圧電素子1は、振動板2との組み合わせにより、携帯端末50における音響出力デバイスとして動作する。なお、圧電素子1は、電子回路60の制御部60aに接続されており、制御部60aによって制御された電圧の印加を受けて音響を発することとなる。
このような携帯端末50は、振動板が割れるのを抑制し、かつ振動板および圧電素子の固定力低下を抑制することのできる音響発生装置を用いて構成されていることから、耐久性に優れた高音質の携帯端末とすることができる。
1:圧電素子
11:圧電体層
12:電極層
120:共通電極層
121:第一の電極層
122:第二の電極層
13:第一の領域
14:第二の領域
15:積層体
160、161、162:側面電極
170、171、172:表面電極
2:振動板
3:筐体
4:温度センサ
51、52:接合材
53:ディスプレイ
50:携帯端末
60:電子回路
60a:制御部
60b:送受信部
60c:キー入力部
60d:マイク入力部
60e:表示部
60f:アンテナ

Claims (4)

  1. 圧電素子と、該圧電素子の主面に接合されて当該圧電素子の振動によって振動する振動板と、少なくとも前記圧電素子を収容する筐体と、前記振動板に取り付けられて前記筐体の内部の温度を測定する温度センサと、該温度センサにより測定された前記筐体の内部の温度に応じて前記振動板の振幅を変化させるように、前記圧電素子の振動を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記温度センサにより測定された温度が高くなるに従って、前記振動板の振幅が漸次小さくなるように、前記圧電素子の振動を制御することを特徴とする音響発生装置。
  2. 前記筺体の内部の温度について複数の温度域が設定されており、該複数の温度域に対応して前記振動板の振幅が複数設定されているとともに、前記制御部は、前記振動板の振幅が、前記温度センサにより測定された前記筐体の内部の温度が該当する前記温度域に対応した振幅となるように、前記圧電素子の振動を制御することを特徴とする請求項1に記載の音響発生装置。
  3. 前記振動板が前記筐体に固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響発生装置。
  4. 請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載の音響発生装置と、通信手段とを備えていることを特徴とする携帯端末。
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