JP6466552B1 - 磁気共鳴イメージング装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ECGプローブやPGプローブなどのプローブを用いずに、所望の心拍同期撮影を行うことが可能な技術を提供する。【解決手段】MRI装置は、励起された部位のSI方向における信号値の変化を表すプロファイルを生成するプロファイル生成手段と、プロファイルごとに心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号Shb1を生成する心拍信号生成手段と、心拍信号Shb1の極小値を探索する探索手段と、心拍信号Shb1が単調増加している間における極小点からの心拍信号Shb1の増加分SBと、イメージングシーケンスを実行するためのトリガとなる心位相を検出するための閾値th_cardとを比較し、増加分SBが閾値th_cardを越えたときの被検体の心位相を、イメージングシーケンスを実行するためのトリガとなる心位相として検出する検出手段とを有する。【選択図】図31

Description

本発明は、被検体の画像を取得するための磁気共鳴イメージング装置、および磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムに関する。
被検体の体内の画像を取得する医用装置として、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置が知られている。MRI装置は、被検体の画像を非侵襲的に取得することができるので、被検体の画像診断に欠かせない装置として普及している。
一方、MRI装置の撮影において知られている問題として、心拍動によるアーチファクトがある。被検体の画像診断をする場合、心拍動によるアーチファクトができるだけ軽減された画像を得ることが重要となる。そこで、心拍動によるアーチファクトを軽減するために、被検体の心拍に同期して撮影を行うことが行われている(特許文献1参照)。
特開2017−140532号公報 特開2016−189938号公報
特許文献1では、ECG信号又はPG信号を取得し、ECG信号又はPG信号に基づいて、心拍同期撮影を行っている。したがって、心拍の影響が軽減された画像を取得することが可能となる。しかし、特許文献1の方法では、ECGプローブ又はPGプローブを用いてECG信号又はPG信号を取得する必要がある。このようなプローブを用いる方法は、プローブを被検体に取り付ける必要があるので、撮影技師にとっては手間がかかるという問題がある。また、プローブにはECG信号又はPG信号を取り出すためのケーブルが取り付けられているので、撮影中の被検体の快適性を損なうという問題もある。
そこで、ECGプローブやPGプローブなどのプローブを用いずに、MR信号に基づいて心拍信号を取得することが試みられている(特許文献2参照)。特許文献2では、プレナビゲータスキャンにより得られた心拍信号から、本スキャンにおいて心拍同期撮影を行うための閾値を計算し、本スキャンでは、心拍信号が閾値を越えたか否かに基づいて、イメージングシーケンスを実行するか否かを判定している。したがって、ECGプローブやPGプローブなどのプローブを用いずに、心拍同期撮影を行うことが可能である。しかし、特許文献2の手法では、プレナビゲータスキャンではイメージングシーケンスを実行せずにナビゲータシーケンスが実行されるが、本スキャンではイメージングシーケンスとナビゲータシーケンスとの両方が実行されるので、プレナビゲータスキャンと本スキャンとの間ではナビゲータシーケンスの実行される条件に違いがある。したがって、プレナビゲータスキャンと本スキャンとを比較すると、同じ条件下で心拍信号を取得することができない。このため、プレナビゲータスキャンの心拍信号に基づいて計算された閾値を用いて、本スキャンにおけるイメージングシーケンスを実行するか否かを判定しても、本スキャンにおいて所望の心拍同期撮影をすることができないことがあるという問題がある。
したがって、ECGプローブやPGプローブなどのプローブを用いなくても、所望の心拍同期撮影をすることが可能な技術が望まれている。
本発明の第1の観点は、第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成手段と、
前記プロファイル生成手段により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成手段と、
前記心拍信号の極小点を探索する探索手段と、
前記心拍信号が単調増加している間における前記極小点からの前記心拍信号の増加分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記増加分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出手段と、
を有する磁気共鳴イメージング装置である。
本発明の第2の観点は、第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成手段と、
前記プロファイル生成手段により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成手段と、
前記心拍信号の極大点を探索する探索手段と、
前記心拍信号が単調減少している間における前記極大点からの前記心拍信号の減少分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記減少分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出手段と、
を有する磁気共鳴イメージング装置である。
本発明の第3の観点は、第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行する磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムであって、
前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成処理と、
前記プロファイル生成処理により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成処理と、
前記心拍信号の極小点を探索する探索処理と、
前記心拍信号が単調増加している間における前記極小点からの前記心拍信号の増加分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記増加分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明の第4の観点は、第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行する磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムであって、
前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成処理と、
前記プロファイル生成処理により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成処理と、
前記心拍信号の極大点を探索する探索処理と、
前記心拍信号が単調減少している間における前記極大点からの前記心拍信号の減少分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記減少分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
スキャンを実行することにより得られたナビゲータデータに基づいてプロファイルを生成し、プロファイルに基づいて心拍信号が生成される。したがって、心拍信号を計測するための専用のプローブを用いなくても、心拍信号を生成することができる。また、心拍信号の極小点又は極大点を探索し、極小点からの心拍信号の増加分又は極大点からの心拍信号の減少分と閾値とを比較し、所定の心位相を検出している。したがって、心拍信号の極小点又は極大点を基準にして所定の心位相が検出されるので、所定の心位相の検出精度を高めることができる。
本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。 プロセッサ9が実行する処理を示す図である。 本形態において実行されるスキャンを概略的示す図である。 トレーニングスキャンSC2の説明図である。 トレーニングスキャンSC2によりMR信号が収集される部位を概略的に示す図である。 ナビゲータシーケンスN〜Nにより発生するMR信号Aを示す図である。 プロファイルの例を概略的に示す図である。 スキャンSC1〜SC3を実行するためのフローを示す図である。 ローカライザスキャンSC1により取得された画像LDを概略的に示す図である。 被検体の撮影部位の範囲を概略的に示す図である。 ナビゲータシーケンスNの説明図である。 プロセッサ9で実行されるデータ処理のフローの一例を示す図である。 ナビゲータデータNDから得られたプロファイルFの一例を概略的に示す図である。 検出された肝臓のエッジの位置を示す図である。 ステップST33の説明図である。 ナビゲータシーケンスNの説明図である。 ナビゲータシーケンスN〜Nまでが実行されたときの様子を示す図である。 トレーニングスキャンSC2により得られた呼吸信号Sresと心拍信号Shbとを概略的に示す図である。 ウインドウW1の一例を示す図である。 信号部分SPの最小値bおよび最大値aを用いて閾値を求める方法の一例を示す図である。 心拍信号Shbの中から検出された信号値の最大値および最小値を示す図である。 ウインドウW2の決定方法の説明図である。 呼吸信号Sresのうち、ウインドウW2に含まれている信号部分の時間範囲TW1、TW2、およびTW3を示す図である。 心拍信号Shbのうち、呼吸信号Sresの時間範囲TW1、TW2、およびTW3に対応する信号部分TB1、TB2、およびTB3を示す図である。 心拍信号Shbの信号部分TB1、TB2、およびTB3の中から検出された心拍信号Shbの最大値max_cnavおよび最小値min_cnavを示す図である。 本スキャンSC3の説明図である。 ナビゲータシーケンスN〜N17およびイメージングシーケンスIMが実行される部分の拡大図である。 呼吸信号Sres1および心拍信号Shb1に基づいてイメージングシーケンスIMを実行するか否かを判定するためのフローを示す図である。 ナビゲータシーケンスN13により得られた呼吸信号Sres1の信号値P13および心拍信号Shb1の信号値B13を示す図である。 ナビゲータシーケンスN14〜N16の説明図である。 ナビゲータシーケンスN17により得られた呼吸信号Sres1の信号値P17および心拍信号Shb1の信号値B17を示す図である。 検証結果を示す図である。 図32に示すプロファイルデータD1から得られた心拍信号を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴装置の概略図である。
磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI装置」と呼ぶ。)1は、マグネット2、テーブル3、受信RFコイル(以下、「受信コイル」と呼ぶ)4などを有している。
マグネット2は、被検体13が収容される収容空間21を有している。また、マグネット2は、静磁場を発生させるための超伝導コイル、勾配磁場を印加するための勾配コイル、およびRFパルスを送信するためのRFコイルなどを有している。超伝導コイルの代わりに、永久磁石を用いてもよい。
テーブル3は、クレードル3aを有している。クレードル3aは、収容空間21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体13は収容空間21に搬送される。
受信コイル4は、被検体13の腹部に取り付けられている。受信コイル4は、被検体13からの磁気共鳴信号を受信する。
MRI装置1は、更に、送信器5、勾配磁場電源6、受信器7、制御部8、操作部11、および表示部12などを有している。
送信器5はRFコイルに電流を供給し、勾配磁場電源6は勾配コイルに電流を供給する。受信器7は、受信コイル4から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。尚、マグネット2、受信コイル4、送信器5、勾配磁場電源6、および受信器7を合わせたものがスキャン手段に相当する。
制御部8は、表示部12に必要な情報を伝送したり、画像を再構成するなど、MRI装置1の各種の動作を実現するように、MRI装置1の各部の動作を制御する。制御部8は、プロセッサ9および記憶部10などを含むコンピュータを有している。
記憶部10には、プロセッサ9により実行されるプログラムなどが記憶されている。尚、記憶部10は、コンピュータで読取り可能な非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体としては、例えば、CD−ROMを用いることができる。プロセッサ9は、記憶部10に記憶されているプログラムを読み出し、プログラムに記述されている処理を実行する。図2に、プロセッサ9が実行する処理を示す。プロセッサ9は、記憶部10に記憶されているプログラムを読み出すことにより、プロファイル生成手段91〜検出手段103として機能する。
プロファイル生成手段91は、後述するナビゲータデータに基づいて、励起された部位のSI方向における信号値の変化を表すプロファイルを生成する。
呼吸信号生成手段92は、プロファイル生成手段91により生成されたプロファイルに基づいて、被検体の呼吸信号を生成する。
心拍信号生成手段93は、プロファイルに基づいて、被検体の心拍信号を生成する。
第1のウインドウ決定手段94は、本スキャンにおいてイメージングシーケンスの実行が可能な呼吸位相の範囲を表すウインドウW1を決定する。
第2のウインドウ決定手段95は、本スキャンにおいて被検体の呼吸動の影響が少ない心拍信号を取得することが可能な呼吸位相の範囲を表すウインドウW2を決定する。
時間範囲特定手段96は、呼吸信号のうち、ウインドウW2に含まれている信号部分の時間範囲を特定する。
信号部分特定手段97は、心拍信号のうち、呼吸信号の時間範囲に対応する信号部分を特定する。
閾値計算手段98は、後述する式(1)を用いて、本スキャンにおいてイメージングシーケンスを実行するためのトリガとなる心位相を検出するための閾値th_cardを計算する。
信号値判定手段99は、呼吸信号の信号値がウインドウW2の内側に含まれているか否かを判定する。また、信号値判定手段99は、呼吸信号の信号値がウインドウW1の内側に含まれているか否かも判定する。
探索手段100は、心拍信号の中から極小点を探索する。
差分手段101は、心拍信号の最新の信号値から心拍信号の極小点の信号値を減算し、極小点からの信号値の増加分SBを計算する。また、差分手段101は、心拍信号の最新の信号値から直前の時点における信号値を減算し、信号値の変化量ΔVも計算する。信号値の増加分SBおよび信号値の変化量ΔVについては後述する。
単調増加判定手段102は、心拍信号が単調増加していか否かを判定する。この判定方法については後述する。
検出手段103は、閾値に基づいて、イメージングシーケンスを実行するためのトリガとなる心位相を検出する。
プロセッサ9は、プロファイル生成手段91〜比較手段103を構成する一例であり、記憶部10に記憶されたプログラムを実行することによりこれらの手段として機能する。
尚、図2に示す機能の詳細は、MRI装置における処理の流れを説明する際に併せて説明する。
操作部11は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部8に入力する。表示部12は種々の情報を表示する。
MRI装置1は、上記のように構成されている。
図3は、本形態において実行されるスキャンを概略的示す図である。
ローカライザスキャンSC1は、撮影部位を設定するために使用される画像を取得するためのスキャンである。
トレーニングスキャンSC2は、呼吸信号および心拍信号を求めるために実行されるスキャンであり、後述する閾値th_cardを求めるために実行されるs重キャンである。
本スキャンSC3は、呼吸信号および心拍信号に同期して撮影部位の画像を取得するためのスキャンである。本形態では、本スキャンSC3は、撮影部位の3D画像を取得するためのスキャンであるが、撮影部位の2D画像を取得するスキャンとすることもできる。
本形態において、トレーニングスキャンSC2は、上記のように、呼吸信号および心拍信号を求めるために実行されるスキャンである。トレーニングスキャンSC2により得られた呼吸信号および心拍信号は、本スキャンSC3を実行する上で必要となるウインドウおよび閾値を求めるために使用されるものであり、本形態において重要な役割を有している。そこで、本スキャンSC3の説明を行う前に、トレーニングスキャンSC2について、図4および図5を参照しながら説明する。
図4は、トレーニングスキャンSC2の説明図、図5は、トレーニングスキャンSC2によりMR信号が収集される部位を概略的に示す図である。
トレーニングスキャンSC2では、複数のナビゲータシーケンスN〜Nが実行される。以下、各ナビゲータシーケンスについて説明する。尚、ナビゲータシーケンスN〜Nは同じシーケンスチャートで表されるので、以下では、ナビゲータシーケンスN〜Nのうち、代表してナビゲータシーケンスNを取り上げて、ナビゲータシーケンスについて説明する。
ナビゲータシーケンスNは、励起パルスEXおよび読出し勾配パルスREを有している。励起パルスEXはRFコイルにより印加され、読出し勾配パルスREは勾配コイルにより印加される。本形態では、励起パルスEXが印加されている間、勾配パルスは印加されていない。したがって、励起パルスEXは、スライス選択を行わずに被検体を励起するための非選択RFパルスである。励起パルスEXは非選択RFパルスであるので、励起パルスEXを印加することにより、肝臓および心臓を含む広範囲の部位を励起することができる。励起パルスEXを印加した後、読出し勾配パルスREが印加される。読出し勾配パルスREが印加されることにより、k空間kx−ky平面の中心のデータを表すMR信号Aが収集される。
図4では、ナビゲータシーケンスNにより得られるMR信号Aについて説明したが、他のナビゲータシーケンスN〜Nも、ナビゲータシーケンスNと同じシーケンスチャートで表される。したがって、他のナビゲータシーケンスN〜Nを実行した場合も、MR信号Aが発生する。図6に、ナビゲータシーケンスN〜Nにより発生するMR信号Aを示す。尚、図6では、ナビゲータシーケンスN〜Nにより発生するMR信号Aを区別するために、符号Aに添え字「1」、「2」、「3」、・・・「a−1」、「a」が付されている。
本形態では、肝臓および心臓を含む部位を励起し、励起された部位から収集されたMR信号に基づいて、肝臓および心臓を含む部位のSI方向の各位置における信号値を表すプロファイルを生成する(図7参照)。
図7は、プロファイルの例を概略的に示す図である。
ナビゲータシーケンスを繰り返し時間TR(例えば、TR=50msec)で実行し、ナビゲータシーケンスごとにプロファイルを生成すると、得られるプロファイルは、大きく2種類に分けられる。2種類のプロファイルを図7(a)および図7(b)に概略的に示してある。
図7(a)のプロファイルf1は、肝臓側(I側)の信号値が大きく、心臓側(S側)の信号値は十分に小さくなっている。
一方、図7(b)のプロファイルf2は、プロファイルf1と同様に、肝臓側(I側)の信号値は大きい。しかし、プロファイルf2の心臓側(S側)の範囲RAには、プロファイルf1の心臓側の範囲RAの信号値よりも大きい信号値が現れている。
ナビゲータシーケンスの非選択RFパルスEXにより励起される部位には肝臓および肺が含まれている。肝臓は比較的高信号となるが、肺は空気を含んでいるので、肺は肝臓よりも低信号となる。したがって、プロファイルf1およびf2の中から信号値が急激に変化する位置を検出することにより、肝臓の肺側のエッジ13aの位置を検出することができる。肝臓は被検体の呼吸に応じてSI方向に移動する。したがって、肝臓のエッジ13aの検出位置は、時間とともに変動するので、この検出位置の時間変化を求めることにより、呼吸信号を取得することができる。
また、非選択RFパルスEXにより励起される部位には心臓が含まれている。心臓は拍動するので、非選択RFパルスEXにより励起される部位のうちの心臓が占める割合は時間とともに変化する。したがって、心臓から収集されるMR信号の信号値は、心臓の動きに応じて増減する。このため、ある時刻では、プロファイルの心臓側の範囲RAの信号値は十分に小さいが(図7(a)参照)、別の時刻では、プロファイルの心臓側の範囲RAの信号値は大きい値になる(図7(b)参照)。このように、プロファイルの心臓側の範囲の信号値は、心臓の動きを反映して増減するので、プロファイルの心臓側の範囲の信号値に基づいて、心拍信号を取得することが可能となる。
本形態では、上記の考え方に基づいて、呼吸信号と心拍信号を取得している。
以下に、図3に示すスキャンSC1〜SC3を実行し、被検体の画像を取得する手順について説明する。
図8は、スキャンSC1〜SC3を実行するためのフローを示す図である。
ステップST1では、ローカライザスキャンSC1を実行する。図9に、ローカライザスキャンSC1により取得された画像LDを概略的に示す。ローカライザスキャンSC1を実行した後、ステップST2に進む。
ステップST2では、スキャン条件が設定される。スキャン条件には、本スキャンSC3における被検体の撮影部位の範囲などが含まれる。図10に、設定された被検体の撮影部位の範囲を概略的に示す。スキャン条件を設定した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、トレーニングスキャンSC2が実行される。
トレーニングスキャンSC2では、被検体から呼吸情報及び心拍情報を取得するためのナビゲータシーケンスN〜Nが順に実行される。以下、ナビゲータシーケンスN〜Nについて説明する。
先ず、ナビゲータシーケンスNが実行される。ナビゲータシーケンスNは非選択RFパルスEX(図4参照)を用いて励起を行うので、ナビゲータシーケンスNが実行されることにより、広範囲の部位(例えば、肝臓および肺を含む胴部)を励起することができる。励起された部位から発生したMR信号Aは受信コイル4(図1参照)で受信される。受信コイル4で受信されたMR信号は受信器7(図1参照)に供給される。受信器7は、受信コイル4から受け取った信号に対して検波などの信号処理を行い、信号処理により得られたデータを出力する。したがって、ナビゲータシーケンスNを実行することにより、呼吸情報および心拍情報を含むナビゲータデータNDを得ることができる(図11参照)。ナビゲータデータNDは、制御部8(図1参照)に供給される。
ナビゲータデータNDが制御部8に供給された後、プロセッサ9は以下のようなデータ処理を実行する(図12参照)。
図12は、プロセッサ9で実行されるデータ処理のフローの一例を示す図である。
ステップST31では、プロファイル生成手段91(図2参照)が、受信器7から受け取ったナビゲータデータNDに基づいて、励起された部位のSI方向における信号値の変化を表すプロファイルFを生成する。図13に、ナビゲータデータNDから得られたプロファイルFの一例が概略的に示してある。プロファイルFを求めた後、ステップST32に進む。
ステップST32では、呼吸信号生成手段92(図2参照)が、プロファイルFに基づいて、肝臓のエッジ13aの位置を検出する。図7を参照しながら説明したように、プロファイルの肝臓側の信号は、プロファイルの肺側の信号よりも高くなる。したがって、プロファイルFには、肺と肝臓との間に、信号強度の段差が現れる。呼吸信号生成手段92は、この信号強度の段差を検出することにより、肝臓のエッジ13aの位置を検出することができる。図14に、検出された肝臓のエッジの位置を示す。図14では、検出された肝臓のエッジの位置を符号「P」で示してある。呼吸信号生成手段92は、検出した肝臓のエッジの位置を、呼吸信号の信号値として求める。肝臓のエッジの位置Pを検出した後、ステップST33に進む(図15参照)。
図15はステップST33の説明図である。
ステップST33では、心拍信号生成手段93(図2参照)が、プロファイルの中から、心拍情報を反映した信号値を含む範囲RAを決定する。この範囲RAは、心臓の位置を含むように決定されることが望ましい。ここでは、心拍信号生成手段93は、ステップST32で求めた肝臓のエッジの位置Pに基づいて、プロファイルの心臓の位置における信号値を含む範囲RAを決定する。図15には、範囲RAが概略的に示されている。ここでは、肝臓のエッジの位置PからS側に所定距離Δd1離れた点Pdを範囲RAの一端とし、範囲RAの一端からS側に所定距離Δd2離れた点Prを範囲RAの他端としている。ここでは、Δd1およびΔd2の値は、肝臓と心臓との標準的な位置関係を考慮して、範囲RAに心臓のSI方向における位置が含まれるように予め設定されている。尚、範囲RAは、心拍情報を反映した信号値を含んでいるのであれば、必ずしも心臓を含んでいる必要は無く、心臓の位置を含むように範囲RAを設定する代わりに、心臓の拍動の影響を受けて動く部位(例えば、心臓に繋がる血管)を含むように範囲RAを設定してもよい。
尚、範囲RAのI側の位置Pdが、肝臓のエッジの検出位置Pに近すぎると、範囲RA内に肝実質の信号が含まれる可能性が高くなり、高品質な心拍信号を得ることができない恐れがある。そこで、本形態では、肝臓のエッジの位置Pの近傍の信号を、心拍信号の信号値を求めるための範囲RAから外すことができるように、Δd1の値が予め設定されている。Δd1は数cm程度の値に設定することができる。
また、範囲RAのS側の位置Prが位置Pdに近すぎると範囲RAが狭くなってしまい、心拍情報を得ることが難しくなることが考えられ、一方、範囲RAのS側の位置Prが位置PdからS側に離れすぎると範囲RAが広くなりすぎ、心拍情報とは別の不要な情報の影響を受けてしまい、やはり心拍情報を得ることが難しくなることが考えられる。したがって、範囲RAの距離Δd2も、心拍情報を取得するのに適した値に設定することが望ましい。Δd2は、例えば、5cm程度の値にすることができる。
範囲RAを決定した後、心拍信号生成手段93は、範囲RAにおける信号の加算値Aを求める。図7を参照しながら説明したように、プロファイルの心臓側の範囲RAの信号値は、心臓の動きに応じて増減する。したがって、プロファイルの心臓側の範囲RAの信号を加算することにより、心拍情報を得ることができる。心拍信号生成手段93は、この加算値を心拍信号の信号値として求める。
ナビゲータシーケンスNを実行した後、次のナビゲータシーケンスNが実行される。
図16は、ナビゲータシーケンスNの説明図である。
ナビゲータシーケンスNが実行されることにより、心臓および肝臓を含む広範囲の部位が励起される。励起された部位から発生したMR信号は受信コイル4(図1参照)で受信される。受信コイル4で受信されたMR信号は受信器7(図1参照)に供給される。受信器7は、受信コイル4から受け取った信号に対して検波などの信号処理を行い、信号処理により得られたデータを出力する。したがって、ナビゲータシーケンスNを実行することにより、呼吸情報および心拍情報を含むナビゲータデータNDが得られる。ナビゲータデータNDは、制御部8(図1参照)に供給される。
ナビゲータデータNDを得た後、図12に示すフローが実行される。具体的には、ステップST31において、プロファイル生成手段91が、励起された部位のSI方向における信号値の変化を表すプロファイルFを生成する。そして、ステップST32において、呼吸信号生成手段92が、プロファイルFに基づいて、肝臓のエッジの位置Pを検出し、呼吸信号の信号値を求める。呼吸信号の信号値を求めた後、ステップST33において、心拍信号生成手段93が、プロファイルFの心臓側の範囲RAの信号の加算値Aを算出し、心拍信号の信号値を求める。尚、心拍信号生成手段93は、プロファイルFの心臓側の範囲RAを求める場合、プロファイルFにおいて得られた範囲RAと同様に、プロファイルFにおける肝臓のエッジ位置Pを基準にして、心臓側の範囲RAを決定する。
ナビゲータシーケンスNが実行された後、ナビゲータシーケンスNが実行される。
図17は、ナビゲータシーケンスN〜Nまでが実行されたときの様子を示す図である。
ナビゲータシーケンスNが実行された後、ナビゲータシーケンスNが実行される。ナビゲータシーケンスNを実行することにより、プロファイルFが得られる。
呼吸信号生成手段92は、プロファイルFに基づいて、肝臓のエッジの位置Pを検出し、呼吸信号の信号値を求める。また、心拍信号生成手段93は、プロファイルFに基づいて、肝臓のエッジ位置Pを基準にして心臓側の範囲RAを決定し、範囲RAの加算値Aを、心拍信号の信号値として求める。
図17には、加算値A〜Aの大きさの違いを分かりやすくするために、プロファイルF〜Fの下側に、加算値A〜Aの時間変化を表す曲線(心拍信号)が概略的に示されている。この心拍信号から、心臓の動きに応じて加算値が変化していることがわかる。また、図17の下段には、肝臓のエッジの位置P〜Pの時間変化を表す曲線(呼吸信号)も示されている。被検体の呼吸に応じて、肝臓のエッジの位置が変化していることがわかる。
ナビゲータシーケンスN〜Nを実行した後、以下同様に、ナビゲータシーケンスN〜Nが順に実行され、ナビゲータシーケンスが実行されるたびに、プロファイルが生成され、プロファイルごとに、肝臓のエッジの位置と範囲RAを求め、範囲RAの信号値を加算する。したがって、トレーニングスキャンSC2を実行することにより、肝臓のエッジの位置を検出することができるので、呼吸信号を取得することができる。また、トレーニングスキャンSC2を実行することにより、加算値が得られるので、心拍信号を取得することができる。図18に、トレーニングスキャンSC2により得られた呼吸信号Sresと心拍信号Shbとを概略的に示す。
心拍信号Shbを参照すると、心周期Tbごとに、心拍信号Shbが急激に増加する信号部分SP〜SPが現れていることがわかる。Tbは、Tb≒1secであるので、Tbは、一般的な心周期にほぼ等しい値を有している。したがって、上記の方法により、被検体の心拍情報を反映した心拍信号Shbが得られることがわかる。トレーニングスキャンSC2を実行した後、ステップST4(図8参照)に進む。
ステップST4では、後述するステップST5において本スキャンSC3を実行するために使用されるウインドウW1、ウインドウW2、および閾値th_cardを求める。
ウインドウW1は、本スキャンSC3においてイメージングシーケンスの実行が可能な呼吸位相の範囲を表している。また、ウインドウW2は、本スキャンSC3において被検体の呼吸動の影響が少ない心拍信号を取得することが可能な呼吸位相の範囲を表している。閾値th_cardは、本スキャンSC3においてイメージングシーケンスを実行するためのトリガとなる心位相を検出するための値である。
以下では、ウインドウW1を求める方法の一例について先に説明し、次に、ウインドウW2および閾値th_cardを求める方法の一例について説明する。
(1)ウインドウW1の求め方の一例
図19に、ウインドウW1の一例を示す。ウインドウW1は、本スキャンSC3においてイメージングシーケンスの実行が可能な呼吸位相の範囲を表している。以下に、ウインドウW1を決定する方法の一例について簡単に説明する。
第1のウインドウ決定手段94(図2参照)は、呼吸信号Sresに基づいて、被検体の呼吸による体動ができるだけ小さい呼吸位相の範囲を、ウインドウW1として決定する。被検体の呼吸による体動は、例えば、被検体が息を吐き終わる前後で比較的小さい。したがって、被検体が息を吐き終わる呼吸位相を基準にして、被検体の呼吸による体動ができるだけ小さい呼吸位相の範囲を特定することができる。被検体が息を吐いている間、肝臓のエッジ13aの位置はS方向に移動するが、被検体が息を吸い始めると、エッジ13aの位置はI方向に移動し始める。したがって、エッジの位置の極大値を検出することにより、被検体の息の吐き終わりの呼吸位相に対応した肝臓のエッジ13aの位置Pを求めることができる。本形態では、位置P1、P2、およびP3において、呼吸信号Sresが極大値となっているので、位置P1、P2、又はP3を被検体の息の吐き終わりの呼吸位相に対応する位置として決定する。ここでは、位置P1、P2、およびP3のうち、エッジ位置の値が一番大きい位置P=P3を、被検体の息の吐き終わりの呼吸位相に対応する位置とする。位置P3を決定した後、第1のウインドウ決定手段94は、この位置P3を基準にして、本スキャンSC3においてイメージングシーケンスの実行が可能な呼吸位相の範囲を表すウインドウW1を決定する。ウインドウW1は、位置P3に対して+側に距離Δr1および−側に距離Δr2だけ離れた範囲とすることができる。距離Δr1およびΔr2は、数mm程度の値に設定することができる。また、Δr1およびΔr2は、Δr1=Δr2でもよいし、Δr1≠Δr2でもよい。
尚、ここでは、被検体が息を吐き終わる呼吸位相に基づいて、ウインドウW1を決定している。しかし、被検体の呼吸による体動アーチファクトが軽減できるのであれば、必ずしも、被検体が息を吐き終わる呼吸位相に基づいてウインドウW1を決定する必要は無く、被検体が息を吐き終わる呼吸位相とは別の呼吸位相に基づいてウインドウW1を決定してもよい。例えば、被検体が息を吸い終わる呼吸位相や、被検体の息の吐き終わりと息の吸い終わりとの間の中間の呼吸位相を基準にしてウインドウW1を決定してもよい。
ウインドウW1が本スキャンSC3を実行するときにどのように使用されるかについては後述する。
(2)ウインドウW2および閾値th_cardの求め方の一例
先に説明したように、心拍信号は、心周期ごとに信号値が急激に増加する。したがって、本形態では、心拍信号が急激に増加する信号部分における心位相を、本スキャンSC3においてイメージングシーケンスを実行するためのトリガとなる心位相として求める。心拍信号Shbが急激に増加する信号部分を検出する方法の一例としては、図20に示すように、心周期ごとに現れる信号部分SP〜SPのうちのいずれか一つの信号部分の最大値aと最小値bとの差を求め、その差の半分の値を閾値th_cardとすることが考えられる。図20では、信号部分SPの最大値aと最小値bとの差Δdを求め、この差Δdの半分の値を閾値th_cardとして求めた例が示されている。閾値th_cardを求めることにより、最大値aと最小値bとの差Δdが閾値th_cardを越えている場合は信号値が急激に増加していると判定することができるので、信号値が急激に増加する信号部分を検出することが可能となる。
しかし、心拍信号Shbの信号部分SP〜SPごとに、信号の最大値aと最小値bは異なるので、実際には、心拍信号Shbの中から閾値th_cardを求めるための信号部分を特定することは難しいという問題がある。また、心拍信号Shbには、周期Tbごとに現れる信号部分SP〜SPの他に、信号部分SP〜SPよりも信号値の増加量は小さいが、信号値が急激に増加する信号部分が現れる(例えば、信号部分SQおよびSQ)。これらの信号部分SQおよびSQは、周期Tbに現れる信号部分SP〜SPとは異なる。したがって、閾値th_cardを求める場合、これらの信号部分SQおよびSQは、閾値th_cardを求めるための検出対象から外すことが重要となる。しかし、信号部分SQおよびSQを信号部分SP〜SPと区別することは難しいという問題もある。
そこで、本形態では、心拍信号Shbの信号部分SP〜SPの中から閾値th_cardを求めるための信号部分を特定することはせずに、心拍信号Shbの全範囲の中から、信号値が最大となる点と信号値が最小となる点を1点づつ検出し、閾値th_cardを求める(図21参照)。
図21は、心拍信号Shbの中から検出された信号値の最大値および最小値を示す図である。
閾値計算手段98(図2参照)は、信号値の最大値と最小値とに基づいて閾値th_cardを計算する。具体的には、以下の式を用いて閾値th_cardを計算する。
th_card=(max_cnav−min_cnav)*cnav_detect_factor ・・・(1)
ここで、max_cnavは最大値、min_cnavは最小値、およびcnav_detect_factorは係数を表している。
心拍信号Shbの最大値max_cnavおよび最小値min_cnavは心拍信号Shbの各時点における信号値に基づいて簡単に特定することができる。したがって、最大値max_cnavと最小値min_cnavとの差(max_cnav−min_cnav)を求めることにより、心周期Tbごとに現れる信号部分SP〜SPの最大値aと最小値bとの差Δd(図20参照)の大まかな値を求めることができる。しかし、最大値max_cnavは、信号部分SPの最大値であり、最小値min_cnavは信号部分SPの最小値であるので、最大値max_cnavおよび最小値min_cnavは異なる信号部分から検出されたものである。したがって、差(max_cnav−min_cnav)自体は、各信号部分SP〜SPの最大値aと最小値bとの差Δdよりも、大きい値になる。このため、差(max_cnav−min_cnav)自体の値を閾値th_cardとして使用しても、心拍信号が最小値bから最大値aに変化しているか否かを判定することはできないと考えられる。そこで、本形態では、式(1)に示すように、差(max_cnav−min_cnav)に係数を乗算したものを閾値th_cardとしている。係数cnav_detect_factorは1よりも小さい正の値であり、心周期Tごとに現れる信号部分SP〜SPを検出するのに適した値に固定されている。差(max_cnav−min_cnav)に係数を乗算することにより、差(max_cnav−min_cnav)よりも小さい値を、閾値th_cardとして計算することができるので、周期Tごとに現れる心位相を検出することが可能となる。
しかし、心拍信号は、被検体の呼吸動の影響を受けやすく、心拍信号には、心拍の信号成分だけでなく、呼吸の信号成分も含まれることが多い。例えば、図21では、信号部分SP〜SPのうち、信号部分SPは、呼吸動の影響を受けて、他の信号部分よりも信号値が大きくなっている。このような信号部分SPの信号値を用いて閾値th_cardを求めてしまうと、場合によっては、心周期ごとに現れる信号値の急激な増加を検出することができないという恐れがある。したがって、閾値th_cardを求める場合は、心拍信号Shbのうち、呼吸動の影響ができるだけ少ない信号部分の信号値を用いて、閾値th_cardを計算することが望ましい。そこで、本形態では、心拍信号Shbの中から、呼吸動の影響ができるだけ少ない信号部分を特定し、閾値th_cardを決定する(図22〜図25参照)。
図22〜図25は、心拍信号Shbの中から、呼吸動の影響ができるだけ少ない信号部分を特定し、閾値th_cardを決定するときの説明図である。
心拍信号Shbの中から、呼吸動の影響が少ない信号部分を特定するためには、先ず、呼吸信号Sresに基づいて、被検体の呼吸動の影響が少ない心拍信号を取得することが可能な呼吸位相の範囲を表すウインドウW2を決定する必要がある。そこで、本形態では、第2のウインドウ決定手段95(図2参照)が、被検体の呼吸動の影響が少ない心拍信号を取得することが可能な呼吸位相の範囲を表すウインドウW2を決定する。図22は、ウインドウW2の決定方法の説明図である。
被検体の呼吸動の影響が少ない心拍信号を取得することが可能な呼吸位相は、ウインドウW1の決定方法で説明したように、例えば、被検体が息を吐き終わる呼吸位相である。したがって、本形態では、図22に示すように、ウインドウW1と同様に、被検体が息を吐き終わる呼吸位相に対応する位置P3を基準にして、被検体の呼吸動の影響が少ない心拍信号を取得することが可能な呼吸位相の範囲を表すウインドウW2を決定する。ウインドウW2は、位置P3に対して+側に距離Δs1および−側に距離Δs2だけ離れた範囲とすることができる。距離Δs1およびΔs2は、数mm程度の値に設定することができる。また、Δs1およびΔs2は、Δs1=Δs2でもよいし、Δs1≠Δs2でもよい。更に、本形態では、Δs1>Δr1に設定されており、Δs2>Δr2に設定されている。
ウインドウW2を決定した後、時間範囲特定手段96(図2参照)は、図23に示すように、呼吸信号Sresのうち、ウインドウW2に含まれている信号部分の時間範囲TW1、TW2、およびTW3を特定する。
次に、信号部分特定手段97(図2参照)は、図24に示すように、心拍信号Shbのうち、呼吸信号Sresの時間範囲TW1、TW2、およびTW3に対応する信号部分TB1、TB2、およびTB3を特定する。
次に、閾値計算手段98は、心拍信号Shbの信号部分TB1、TB2、およびTB3の中から、心拍信号Shbの最大値max_cnavおよび最小値min_cnavを検出する。図25に、心拍信号Shbの信号部分TB1、TB2、およびTB3の中から検出された心拍信号Shbの最大値max_cnavおよび最小値min_cnavを示す。最大値max_cnavおよび最小値min_cnavを検出した後、閾値計算手段98は、最大値max_cnavおよび最小値min_cnavを式(1)に代入することにより、閾値th_cardを計算することができる。
このように、呼吸動の影響が小さい心拍信号の信号値に基づいて閾値th_cardを求めることにより、本スキャンSC3においてイメージングシーケンスを実行するためのトリガとなる心位相を検出するのに適した閾値th_cardを求めることができる。
尚、先に述べたように、心拍信号Shbには、周期Tbごとに現れる信号部分SP〜SPの他に、信号部分SP〜SPよりも信号値の増加量は小さいが、信号値が急激に増加する信号部分SQおよびSQが現れる(図20参照)。これらの信号部分SQおよびSQは、周期Tbに現れる信号部分SP〜SPとは異なるので、これらの信号部分SQおよびSQは検出対象から外した上で閾値th_cardを求めることが重要となる。しかし、式(1)の係数cnav_detect_factorの値が小さすぎると、周期Tbごとに現れる信号部分SP〜SPに対応する心位相だけでなく、周期Tbからずれた位置に現れる信号部分SQおよびSQに対応する心位相も、検出してしまう恐れがある。したがって、係数cnav_detect_factorは、周期Tbごとに現れる信号部分SP〜SPに対応する心位相は検出するが、周期Tbからずれた位置に現れる信号部分SQおよびSQに対応する心位相は検出しないような値に設定する必要がある。係数cnav_detect_factorの値としては、例えば、0.5とすることができる。
このようにして、ステップST4において、ウインドウW1、ウインドウW2、および閾値th_cardが求められる。ウインドウW1、ウインドウW2、および閾値th_cardを求めた後、ステップST5に進む。
ステップST5では、本スキャンSC3が実行される。
図26は、本スキャンSC3の説明図である。
図26には、本スキャンSC3で実行されるナビゲータシーケンスおよびイメージングシーケンスと、ナビゲータシーケンスを実行することにより得られた呼吸信号Sres1および心拍信号Shb1とが概略的示されている。
本スキャンSC3では、先ず、ナビゲータシーケンスN〜N17が実行され、ナビゲータシーケンスN17が実行された後に、イメージングシーケンスIMが実行される(図27参照)。
図27は、ナビゲータシーケンスN〜N17およびイメージングシーケンスIMが実行される部分の拡大図である。以下、ナビゲータシーケンスN〜N17およびイメージングシーケンスIMについて、図27を参照しながら説明する。
本スキャンSC3では、先ず、ナビゲータシーケンスNが実行される。ナビゲータシーケンスNが実行されると、プロファイル生成手段91がプロファイルを生成し、呼吸信号生成手段92が肝臓のエッジ13aの位置を検出し、呼吸信号Sres1の信号値Pを求める。
呼吸信号Sres1の信号値Pが求められたら、信号値判定手段99(図2参照)は、呼吸信号Sres1の信号値PがウインドウW2の内側にあるのか外側にあるのかを判定する。呼吸信号Sres1の信号値がウインドウW2の内側にある場合、心拍信号生成手段93は心拍信号の信号値を求める処理を実行するが、呼吸信号Sres1の信号値がウインドウW2の外側にある場合、心拍信号生成手段93は、呼吸信号Sres1の信号値がウインドウW2の内側に入るまで、心拍信号の信号値を求める処理を実行しないようにする。図27では、呼吸信号Sres1の信号値PはウインドウWの外側であるので、心拍信号の信号値は求められることなく、次のナビゲータシーケンスNが実行される。
ナビゲータシーケンスNが実行されると、プロファイル生成手段91がプロファイルを生成し、呼吸信号生成手段92が肝臓のエッジ13aの位置を検出し、呼吸信号Sres1の信号値Pを求める。
呼吸信号Sres1の信号値Pが求められたら、信号値判定手段99は、呼吸信号Sres1の信号値PがウインドウW2の内側にあるのか外側にあるのかを判定する。図27では、呼吸信号Sres1の信号値PはウインドウW2の外側である。したがって、心拍信号の信号値は求められることなく、次のナビゲータシーケンスNが実行される。
以下同様に、呼吸信号Sres1の信号値がウインドウW2の外側にある場合は、心拍信号の信号値を求めることなく、ナビゲータシーケンスが繰返し実行される。
図27では、ナビゲータシーケンスN〜Nにより求められた呼吸信号Sres1の信号値P〜PはウインドウW2の外側にある。したがって、ナビゲータシーケンスN〜Nが実行された場合、呼吸信号Sres1の信号値は求められるが、心拍信号の信号値は求められない。
しかし、ナビゲータシーケンスNにより求められた呼吸信号Sres1の信号値PはウインドウW2の内側にある。したがって、信号値判定手段99は、呼吸信号Sres1の信号値PがウインドウW2の内側に入ったと判定する。呼吸信号Sres1の信号値PがウインドウW2の内側にあるので、心拍信号生成手段93は、心拍信号Shb1の信号値Bを計算する。心拍信号Shb1の信号値は、トレーニングスキャンSC2において得られた心拍信号Shbの信号値と同じ方法で計算される。
以下同様に、ナビゲータシーケンスが実行されるたびに、呼吸信号Sres1の信号値だけでなく、心拍信号Shb1の信号値も求める。図27では、ナビゲータシーケンスN〜N12が実行されることにより得られた呼吸信号Sres1の信号値が、「P」、「P」、・・・「P12」で示されており、心拍信号Shb1の信号値が、「B」、「B」、・・・「B12」で示されている。
本形態では、呼吸信号Sres1および心拍信号Shb1に基づいて、イメージングシーケンスIMを実行するか否かを判定するためのフローが実行される。以下、このフローについて説明する。
図28は、呼吸信号Sres1および心拍信号Shb1に基づいてイメージングシーケンスIMを実行するか否かを判定するためのフローを示す図である。
ステップST51では、呼吸信号Sres1の信号値がウィンドウW2の内側に入った後に、探索手段100(図2参照)が、心拍信号Shb1(図27参照)の中から極小点を探索するための処理を開始する。探索処理が開始されたら、ステップST52に進む。
ステップST52では、呼吸信号Sres1の信号値がウィンドウW2の内側に入っている間に心拍信号Shb1の極小点が検出されたか否かを判定する。
図27を参照すると、呼吸信号Sres1の時点t〜t12における信号値B〜B12はウィンドウW2の内側に入っている。
一方、心拍信号Shb1を参照すると、心拍信号Shb1の時点t〜t11における信号値B〜B11は連続的に減少しているが、時点t12において信号値B12が信号値B11よりも増加している。したがって、時点t〜t11までは心拍信号Shb1の極小点は検出されないが、心拍信号Shb1の時点t12における信号値B12が生成された直後に、探索手段100は、呼吸信号Sres1の時点t12における点M1を極小点として検出する。極小点の探索方法としては、例えば、心拍信号Shb1の各時点における信号値が生成されるたびに、心拍信号Shb1の時間方向の一次微分を行い、一次微分の値がマイナスからプラスに転じる時点を特定することにより、呼吸信号Sres1の極小点を探索する方法などが考えられる。したがって、呼吸信号Sres1の信号値がウィンドウW2の内側に入っている間に心拍信号Shb1の極小点M1を検出することができる。極小点M1を検出した後、ステップST53に進む。
ステップST53では、以下の2つの条件が満たされているか否かを判定する。
(条件1)呼吸信号Sres1の最新の信号値がウィンドウW2の内側に入っている。
(条件2)心拍信号Shb1の極小点が現れた時点と最新の信号値が計算された時点との間において、心拍信号Shb1が単調増加をしている。
図27では、呼吸信号Sres1および心拍信号Shb1の最新の信号値が計算された時点は、時点t12である。呼吸信号Sres1の時点t12における信号値P12はウィンドウW2の内側に入っているので、信号値判定手段は、呼吸信号Sres1の時点t12における信号値P12はウィンドウW2の内側に入っていると判定する。したがって、条件1は満たされている。
また、差分手段101(図2参照)は、心拍信号Shb1の時点t12における信号値B12から、極小点M1の信号値B11を減算し、極小点M1からの信号値の増加分SB(=B12−B11)を計算する。図27では、SB=B12−B11>0であるので、単調増加判定手段102(図2参照)は、心拍信号Shb1に極小点M1が現れた時点t11と時点t12との間において、心拍信号Shb1は単調増加していると判定する。したがって、条件2は満たされている。
このため、時点t12では、条件1および条件2の両方が満たされている。条件1と条件2との両方が満たされている場合、ステップST54に進む。
ステップST54では、検出手段103(図2参照)が、信号値の増加分SBが、トレーニングスキャンSC2において計算した閾値th_cardを超えているか否かを判定する。信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えている場合、検出手段103は、信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えた時点における被検体の心位相を、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相として検出する。この心位相が検出された場合、ステップST55に進む。一方、信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えていない場合、検出手段103は、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相はまだ検出されていないと判定する。この心位相が検出されていない場合、ステップST53に戻る。ここでは、信号値の増加分SBは閾値th_cardを越えていない。したがって、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相はまだ検出されていないので、ステップST53に戻る。
ステップST53では、ナビゲータシーケンスが実行され、プロファイル生成手段91は、ナビゲータシーケンスにより得られたナビゲータデータに基づいて、励起された部位のSI方向における信号値を表すプロファイルを生成する。ここでは、ナビゲータシーケンスN13が実行される。したがって、プロファイル生成手段91は、ナビゲータシーケンスN13により得られたナビゲータデータに基づいてプロファイルを生成する。
プロファイルが生成された後、呼吸信号生成手段92が、プロファイルに基づいて肝臓のエッジの位置を検出し、呼吸信号Sres1の信号値を求め、更に、心拍信号生成手段93が、心拍信号Shb1の信号値を求める。ここでは、ナビゲータシーケンスN13に対応した呼吸信号Sres1の信号値P13および心拍信号Shb1の信号値B13が求められる。図29に、ナビゲータシーケンスN13により得られた呼吸信号Sres1の信号値P13および心拍信号Shb1の信号値B13を示す。
次に、信号値判定手段99が、呼吸信号Sres1の信号値P13がウインドウW2の中に入っているか否かを判定する。呼吸信号Sres1の信号値P13がウインドウW2の中に入っていない場合、フローを抜ける。
一方、呼吸信号Sres1の信号値P13がウインドウW2の中に入っていた場合、差分手段101が、心拍信号Shb1の時点t13における最新の信号値B13から、心拍信号Shb1の直前の時点t12における信号値B12を減算し、時点t12と時点t13との間の信号値の変化量ΔV(=B13−B12)を計算する。ΔV>0の場合、単調増加判定手段102は、心拍信号Shb1に極小点M1が現れた時点t11と時点t13との間において、心拍信号Shb1は単調増加していると判定する。この場合、ステップST54に進む。一方、変化量ΔV≦0の場合、これは、心拍信号Shb1に極小点M1が現れた時点t11と時点t13との間において、心拍信号Shb1は単調増加していない(つまり、心拍信号Shb1が、時点t12において、単調増加から単調減少に変化した)ことを意味する。したがって、ΔV≦0の場合、単調増加判定手段102は、心拍信号Shb1に極小点M1が現れた時点t11と時点t13との間において、心拍信号Shb1は単調増加していないと判定する。心拍信号Shb1は単調増加していないと判定された場合、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相を検出するための基準となる極小点を新たに探索するために、ステップST51に戻る。
ここでは、呼吸信号Sres1の信号値P13がウインドウW2の中に入っている。しかし、心拍信号Shb1の時点t13における信号値B13は、直前の時点t12における信号値B12よりも減少しているので、信号値の変化量ΔVは、ΔV<0である。したがって、単調増加判定手段102は、心拍信号Shb1は単調増加していないと判定するので、ステップST51に戻る。
ステップST51では、ナビゲータシーケンスN14〜N16が実行され、ナビゲータシーケンスが実行されるたびに、プロファイルが生成され、プロファイルに基づいて呼吸信号Sres1の信号値が求められ、Sres1の信号値がウインドウW2内に入っている限りは、心拍信号Shb1の信号値が求められる。図30には、ナビゲータシーケンスN14〜N16が実行されることにより得られた呼吸信号Sres1の信号値が、「P14」、「P15」、および「P16」で示されており、心拍信号Shb1の信号値が、「B14」、「B15」、および「B16」で示されている。
探索手段100は、心拍信号Shb1の中から新たな極小点を探索するための処理を開始する。探索処理が開始されたら、ステップST52に進む。
ステップST52では、呼吸信号Sres1の信号値がウィンドウW2の内側に入っている間に心拍信号Shb1の新たな極小点が検出されたか否かを判断する。
図30を参照すると、呼吸信号Sres1の時点t14〜t16における信号値B14〜B16はウィンドウW2の内側に入っている。
一方、心拍信号Shb1を参照すると、心拍信号Shb1の時点t15における信号値B15は、時点t14における信号値B14よりも減少しているが、時点t16における信号値B16は、時点t15における信号値B15よりも増加している。したがって、時点t15までは心拍信号Shb1の新たな極小点M2は検出されないが、心拍信号Shb1の時点t16における信号値B16が生成された直後に、探索手段100は、呼吸信号Sres1の時点t15における点M2を新たな極小点として検出する。したがって、呼吸信号Sres1の信号値がウィンドウW2の内側に入っている間に心拍信号Shb1の新たな極小点M2を検出することができる。新たな極小点M2を検出した後、ステップST53に進む。
ステップST53では、以下の2つの条件が満たされているか否かを判定する。
(条件1)呼吸信号Sres1の最新の信号値がウィンドウW2の内側に入っている。
(条件2)心拍信号Shb1の極小点が現れた時点と最新の信号値が計算された時点との間において、心拍信号Shb1が単調増加をしている。
図30では、呼吸信号Sres1および心拍信号Shb1の最新の信号値が計算された時点は、時点t16である。呼吸信号Sres1の時点t16における信号値P16はウィンドウW2の内側に入っているので、信号値判定手段は、呼吸信号Sres1の時点t16における信号値P16はウィンドウW2の内側に入っていると判定する。したがって、条件1は満たされている。
また、差分手段101は、心拍信号Shb1の時点t16における信号値B16から、極小点M2の信号値B16を減算し、極小点M2からの信号値の増加分SB(=B16−B15)を計算する。図30では、SB=B16−B15>0であるので、単調増加判定手段102は、心拍信号Shb1に極小点M2が現れた時点t15と時点t16との間において、心拍信号Shb1は単調増加していると判定する。したがって、条件2は満たされている。
このため、時点t16では、条件1および条件2の両方が満たされているので、ステップST54に進む。
ステップST54では、検出手段103が、信号値の増加分SBが、トレーニングスキャンSC2において計算した閾値th_cardを超えているか否かを判定する。信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えている場合、検出手段103は、信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えた時点における被検体の心位相を、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相として検出する。この心位相が検出された場合、ステップST60に進む。一方、信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えていない場合、検出手段103は、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相はまだ検出されていないと判定する。この心位相が検出されていない場合、ステップST54に進む。ここでは、信号値の増加分SBは閾値th_cardを越えていない。したがって、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相はまだ検出されていないので、ステップST53に戻る。
ステップST53では、ナビゲータシーケンスが実行され、プロファイル生成手段91は、ナビゲータシーケンスにより得られたナビゲータデータに基づいて、励起された部位のSI方向における信号値を表すプロファイルを生成する。ここでは、ナビゲータシーケンスN17が実行される。したがって、プロファイル生成手段91は、ナビゲータシーケンスN17により得られたナビゲータデータに基づいてプロファイルを生成する。
プロファイルが生成された後、呼吸信号生成手段92が、プロファイルに基づいて肝臓のエッジの位置を検出し、呼吸信号Sres1の信号値を求め、更に、心拍信号生成手段93が、心拍信号Shb1の信号値を求める。ここでは、ナビゲータシーケンスN17に対応した呼吸信号Sres1の信号値P17および心拍信号Shb1の信号値B17が求められる。図31に、ナビゲータシーケンスN17により得られた呼吸信号Sres1の信号値P17および心拍信号Shb1の信号値B17を示す。
次に、信号値判定手段99が、呼吸信号Sres1の信号値P17がウインドウW2の中に入っているか否かを判定する。呼吸信号Sres1の信号値P17がウインドウW2の中に入っていない場合、フローを抜ける。
一方、呼吸信号Sres1の信号値P17がウインドウW2の中に入っていた場合、差分手段101が、心拍信号Shb1の時点t17における最新の信号値B17から、心拍信号Shb1の直前の時点t16における信号値B16を減算し、時点t16と時点t17との間の信号値の変化量ΔV(=B17−B16)を計算する。ΔV>0の場合、単調増加判定手段102は、心拍信号Shb1に極小点M2が現れた時点t15と時点t17との間において、心拍信号Shb1は単調増加していると判定する。この場合、ステップST54に進む。一方、変化量ΔV≦0の場合、これは、心拍信号Shb1に極小点M2が現れた時点t15と時点t17との間において、心拍信号Shb1は単調増加していない(つまり、心拍信号Shb1が、時点t15において、単調増加から単調減少に変化した)ことを意味する。したがって、ΔV≦0の場合、単調増加判定手段102は、心拍信号Shb1に極小点M2が現れた時点t15と時点t17との間において、心拍信号Shb1は単調増加していないと判定する。心拍信号Shb1は単調増加していないと判定された場合、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相を検出するための基準となる極小点を新たに探索するために、ステップST51に戻る。
ここでは、呼吸信号Sres1の信号値P17がウインドウW2の中に入っている。また、心拍信号Shb1の時点t17における信号値B17は、直前の時点t16における信号値B16よりも増加しているので、信号値の変化量ΔVは、ΔV>0である。している。したがって、単調増加判定手段102は、心拍信号Shb1の極小点M2が現れた時点t15と最新の信号値B17が計算された時点t17との間において、心拍信号Shb1は単調増加をしていると判定する。
このため、時点t17では、上記の条件1(呼吸信号Sres1の最新の信号値がウィンドウW2の内側に入っている)と条件2(心拍信号Shb1の極小点が現れた時点と最新の信号値が計算された時点との間において、心拍信号Shb1が単調増加をしている)との両方が満たされている。したがって、ステップST54に進む。
ステップST54では、差分手段101が、心拍信号Shb1の最新の信号値から、極小点M2の信号値を減算し、信号値の増加分SBを求める。図31では、心拍信号Shb1の最新の信号値は、時点t17における信号値B17である。したがって、差分手段101は、心拍信号Shb1の最新の信号値B17から、極小点M2の信号値B15を減算し、信号値の増加分SBを求める。
信号値の増加分SBを計算した後、検出手段103が、信号値の増加分SBが、トレーニングスキャンSC2において計算した閾値th_cardを超えているか否かを判定する。信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えている場合、検出手段103は、信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えた時点における被検体の心位相を、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相として検出し、ステップST55に進む。一方、信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えていない場合、検出手段103は、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相はまだ検出されていないと判定し、ステップST53に戻る。ここでは、信号値の増加分SBは閾値th_cardを越えている。したがって、検出手段103は、信号値の増加分SBが閾値th_cardを越えた時点t17における被検体の心位相を、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相として検出する。イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相が検出されたので、ステップST55に進む。
ステップST55では、信号値判定手段99が、呼吸信号Sres1の最新の信号値P17がウインドウW1に入っているか否かを判定する。呼吸信号Sres1がウインドウW1に入っている場合、これは、被検体の呼吸位相がイメージングシーケンスIMの実行可能な呼吸位相の範囲内に含まれていることを意味している。したがって、呼吸信号Sres1がウインドウW1に入っている場合、ステップST61に進み、イメージングシーケンスIMが実行される。
一方、呼吸信号Sres1がウインドウW1に入っていない場合、これは、被検体の呼吸位相がイメージングシーケンスIMの実行可能な呼吸位相の範囲内に含まれていないことを意味している。したがって、呼吸信号Sres1がウインドウW1に入っていない場合、イメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相を検出するための基準となる極小点を新たに探索するために、ステップST51に戻る。
ここでは、呼吸信号Sres1がウインドウW1に入っているので、ステップST61に進み、イメージングシーケンスIMが実行され、フローが終了する。
イメージングシーケンスIMが実行された後は、ナビゲータシーケンスが再び繰返し実行され、ナビゲータシーケンスが実行されるたびにプロファイルが生成され、被検体の呼吸信号Sres1の信号値が求められる。そして、呼吸信号Sres1の信号値が再びウインドウW2の中に入るのを待ち、呼吸信号Sres1の信号値が再びウインドウW2の中に入ったら、心拍信号Shb1の極小値の探索を実行するために、図28のフローが再び実行される。そして、画像再構成に必要なデータが収集されるまで、図28のフローに従ってイメージングシーケンスIMが実行される。尚、高品質な画像を得るためには、本スキャンSC3の実行中は、イメージングシーケンスの繰返し時間TRはできるだけ変動しないことが望ましい。したがって、イメージングシーケンスを実行した後、次のイメージングシーケンスを実行する場合、ステップST55とステップST56との間に、直前のイメージングシーケンスを開始してから所定の時間TW(図26参照)が経過しているか否かを判定するステップを実行し、所定の時間TWが経過している場合、次のイメージングシーケンスが実行されるようにしてもよい。所定の時間TWが経過しているか否かを判定するステップを実行することにより、所定の時間TWが経過していない場合には、次のイメージングシーケンスは実行されないようにすることができるので、本スキャンSC3の実行中におけるイメージングシーケンスの繰返し時間TRのばらつきを軽減できるので、高品質な画像を取得することができる。
画像再構成に必要な全データが収集されたら、本スキャンSC3が終了する。
本形態では、ナビゲータシーケンスを実行し、被検体から心拍情報を含むナビゲータデータを収集している。したがって、ナビゲータデータをフーリエ変換することにより得られたプロファイルには、肝臓のエッジの位置を反映した信号値の急激な変化が現れるだけでなく、心臓側に、心臓の動きを反映した信号成分が現れる。したがって、被検体の呼吸信号を取得するための専用のプローブ(例えば、ベローズ)や、心拍信号を取得するための専用のプローブ(例えば、ECGプローブやPCプローブ)を用いなくても、ナビゲータシーケンスを実行することにより、呼吸信号と心拍信号の両方の信号が得られるので、オペレータの作業負担を軽減することができる。
また、本形態では、トレーニングスキャンSC2を実行することにより得られた心拍信号に基づいて、本スキャンSC3におけるイメージングシーケンスIMを実行するためのトリガとなる心位相を検出するための閾値th_cardを求めている。そして、本スキャンSC3では、本スキャンSC3中に得られた心拍信号の極小値を探索し、極小点を基準にして心拍信号が単調増加する時間範囲における心拍信号の増加分SBを求め、増加分SBと閾値th_cardを比較している。したがって、トレーニングスキャンSC2で得られた心拍信号Shbと、本スキャンSC3で得られた心拍信号Shb1との間に、被検体の位置ずれによる信号値の変動が生じても、心拍信号Shb1と閾値th_cardとの比較は、本スキャンSC3における心拍信号Shb1の極小点を基準にして行われるので、心位相の検出精度を高めることができる。
尚、ナビゲータシーケンスを実行することにより呼吸信号および心拍信号が得られることを検証するために、実際にナビゲータシーケンスを実行した。そして、ナビゲータシーケンスを実行することにより得られたデータに基づいてプロファイルを生成した。以下に、検証結果について説明する。
図32は、検証結果を示す図である。
図32は、時系列に並べられた多数のプロファイルを表すプロファイルデータD1を示している。データD1の横軸は時間を表しており、データD1の縦軸はSI方向の位置を表している。図32では、プロファイルの信号値の大きさの違いを、白黒の濃淡で示してある。白に近いほど、信号値は大きいことを意味しており、黒に近いほど、信号値は小さいことを意味している。
データD1内に示されている実線Lは、最初のプロファイルで検出された肝臓のエッジの位置を表しており、範囲RAは、呼吸信号の信号値を求めるために信号値が加算される範囲を表している。
図32から、時間と共に肝臓のエッジの位置がSI方向に移動していることが分かる。また、プロファイルデータD1の心臓側では、信号の増減が周期的に現れており、心拍信号が得られることがわかる。
図33は、図32に示すプロファイルデータD1から得られた心拍信号を示す図である。尚、図33には、心拍信号の他に、比較例として、PGプローブを用いて計測されたPG信号も示されている。図33から、心拍信号はPG信号と同様に周期的に信号値が増減しており、心拍情報が得られていることがわかる。
尚、本形態では、範囲RAの信号の加算値を求めることにより、心拍信号を得ている。しかし、心拍信号を得ることができるのであれば、必ずしも範囲RAの信号の加算値を求める必要はない。例えば、範囲RAの信号の加算値の代わりに、範囲RA内の最大値を心拍信号の信号値として求めてもよいし、範囲RAの信号値の最大値と最小値との差を心拍信号の信号値としてもよい。
本形態では、自由呼吸下で被検体をスキャンする方法について説明されている。しかし、本発明は、自由呼吸下でのスキャンだけでなく、息止めスキャンにも適用することができる。息止めスキャンの場合、心拍信号が受ける呼吸の影響は少ないと考えられるので、心拍信号の中から、呼吸の影響が少ない信号部分を特定するためのステップ(図22〜図24)は省略し、心拍信号の全範囲の中から、式(1)で使用される信号値の最大値max_cnavと最小値min_cnavを決定することができる。
また、本形態では、心拍信号を得るために、心臓を含む部位を励起し、ナビゲータデータを収集している。しかし、心臓の代わりに、心臓の拍動の影響を受けて動く部位(例えば、心臓に繋がる血管)を含む部位を励起し、ナビゲータデータを収集してもよい。励起された部位に、心臓の拍動の影響を受けて動く部位が含まれていれば、プロファイルに、心臓の動きを反映した信号が現れると考えられる。したがって、心臓の代わりに、心臓の拍動の影響を受けて動く部位(例えば、心臓に繋がる血管)を含む部位を励起しても、心拍信号を得ることが可能となる。また、心臓と心臓の拍動の影響を受けて動く部位との両方を含む部位を励起してもよい。
本形態では、呼吸同期撮影と心拍同期撮影とが併用されている。しかし、呼吸同期撮影は行わずに、心拍同期撮影を行ってもよい。
本形態では、呼吸信号はプロファイルごとに肝臓のエッジの位置を検出することにより求めている。しかし、肝臓のエッジの位置を検出する代わりに、呼吸信号を生成するための基準のプロファイルを決めておき、LSQ(Least SQuare)法を用いて、この基準のプロファイルと他のプロファイルとの相関が最大となるときのプロファイルの移動量を求め、この移動量に基づいて、呼吸信号を生成してもよい。
本形態では、心拍信号の単調増加の時間範囲における信号の増加分に基づいて、イメージングシーケンスIMを開始するためのトリガとなる心位相を検出している。しかし、心拍信号の単調減少の時間範囲における信号の減少分に基づいて、イメージングシーケンスIMを開始するためのトリガとなる心位相を検出することも可能である。心拍信号の単調減少に基づいて心位相を検出する場合は、探索手段100が心拍信号の極大値を探索し、検出手段103が、心拍信号が単調減少している間における極大点からの心拍信号の減少分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、減少分が前記閾値以上又は閾値を越えたときの被検体の心位相を、所定の心位相として検出すればよい。尚、心拍信号の単調減少に基づいて心位相を検出する場合は、単調増加判定手段102の代わりに、極大値に基づいて心拍信号が単調減少しているか否かを判定する単調減少判定手段を備えればよい。
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル
5 送信器
6 勾配磁場電源
7 受信器
8 コンピュータ
9 プロセッサ
10 記憶部
11 操作部
12 表示部
13 被検体
21 収容空間
91 プロファイル生成手段
92 呼吸信号生成手段
93 心拍信号生成手段
94 第1のウインドウ決定手段
95 第2のウインドウ決定手段
96 時間範囲特定手段
97 信号部分特定手段
98 閾値計算手段
99 信号値判定手段
100 探索手段
101 差分手段
102 単調増加判定手段
103 検出手段

Claims (16)

  1. 被検体の第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
    前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成手段と、
    前記プロファイル生成手段により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成手段と、
    前記心拍信号の極小点を探索する探索手段と、
    前記心拍信号が単調増加している間における前記極小点からの前記心拍信号の増加分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記増加分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記心拍信号の最新の時点における信号値から、前記心拍信号の直前の時点における信号値を減算し、信号値の変化量を求める差分手段と、
    前記信号値の変化量に基づいて、前記心拍信号が単調増加しているか否かを判定する単調増加判定手段と、
    を有する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記差分手段は、
    前記心拍信号の最新の時点における信号値から、前記心拍信号の極小点が現れた時点における信号値を減算し、前記心拍信号の増加分を求める、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記探索手段は、
    前記心拍信号が単調増加していないと判定された場合、前記心拍信号に現れる新たな極小点を探索し、
    前記検出手段は、
    前記心拍信号が単調増加している間における前記新たな極小点からの前記心拍信号の増加分と、前記閾値とを比較し、前記増加分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 被検体の第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行するスキャン手段と、
    前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成手段と、
    前記プロファイル生成手段により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成手段と、
    前記心拍信号の極大点を探索する探索手段と、
    前記心拍信号が単調減少している間における前記極大点からの前記心拍信号の減少分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記減少分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記心拍信号の最新の時点における信号値から、前記心拍信号の直前の時点における信号値を減算し、信号値の変化量を求める差分手段と、
    前記信号値の変化量に基づいて、前記心拍信号が単調減少しているか否かを判定する単調減少判定手段と、
    を有する、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記スキャン手段は、
    前記所定の心位相が検出された場合、第2の部位のイメージングデータを取得するためのイメージングシーケンスを実行する、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記スキャン手段は、
    前記閾値を求めるための第1のスキャンと、前記被検体の撮影部位の画像を取得するための第2のスキャンとを実行し、
    前記第2のスキャンでは、前記複数のナビゲータデータを取得するための複数のナビゲータシーケンスと前記イメージングシーケンスとが実行される、請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記第1のスキャンでは、前記第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するための他の複数のナビゲータシーケンスが繰り返し実行される、請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記第1のスキャンにより得られたナビゲータデータに基づいて、被検体の呼吸信号を生成する呼吸信号生成手段を有する、請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記第1のスキャンにより得られた呼吸信号に基づいて、前記イメージングシーケンスを実行することが可能な呼吸位相の範囲を表す第1のウインドウを決定するウインドウ決定手段を有する、請求項10に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記第1のスキャンにより得られた呼吸信号に基づいて、被検体の呼吸動の影響が少ない心拍信号を取得することが可能な呼吸位相の範囲を表す第2のウインドウを決定する第2のウインドウ決定手段と、
    前記呼吸信号のうち、前記第2のウインドウに含まれている信号部分の時間範囲を特定する時間範囲特定手段と、
    前記心拍信号のうち、前記時間範囲に対応する信号部分を特定する信号部分特定手段と、
    前記信号部分特定手段により特定された信号部分の信号値に基づいて、前記閾値を計算する閾値計算手段と、
    を有する、請求項11に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記呼吸信号生成手段は、
    前記プロファイルの中から、前記被検体の呼吸により動く部位のエッジの位置を求める、請求項10〜12のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記心拍信号生成手段は、
    前記エッジの位置に基づいて、前記プロファイルの中から、心拍信号の信号値を求めるための範囲を求め、前記範囲に含まれる信号値に基づいて、前記心拍情報を反映した信号値を求める、請求項13に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行する磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムであって、
    前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成処理と、
    前記プロファイル生成処理により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成処理と、
    前記心拍信号の極小点を探索する探索処理と、
    前記心拍信号が単調増加している間における前記極小点からの前記心拍信号の増加分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記増加分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 第1の部位から心拍情報を含む複数のナビゲータデータを取得するためのスキャンを実行する磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムであって、
    前記複数のナビゲータデータの各々から、前記第1の部位の第1の方向における位置の信号値を表すプロファイルを生成するプロファイル生成処理と、
    前記プロファイル生成処理により得られた各プロファイルから、心拍情報を反映した信号値を求め、前記信号値が時系列的に並ぶ心拍信号を生成する心拍信号生成処理と、
    前記心拍信号の極大点を探索する探索処理と、
    前記心拍信号が単調減少している間における前記極大点からの前記心拍信号の減少分と、所定の心位相を検出するための閾値とを比較し、前記減少分が前記閾値以上又は前記閾値を越えたときの前記被検体の心位相を、前記所定の心位相として検出する検出処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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