JP6466536B1 - パラレルリンク機構を用いた作業装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンドエフェクタの作業点が移動せず、姿勢のみが変更される場合や、エンドエフェクタの作業点の移動が微小で、かつエンドエフェクタの姿勢を大きく変更する場合でも、作業装置全体が急に高速で動くことを防止でき、作業経験が少ない作業者でも安心して扱うことができるようにする。【解決手段】リンク作動装置7と他のアクチュエータ71とを組み合わせた作業装置1に適用される。制御装置2の複数の作業座標を記憶する記憶部3に、エンドエフェクタ6の目標速度である作業点移動速度と、前記エンドエフェクタ6の姿勢を変更するために設定する目標角速度である姿勢変更速度とを記憶する。制御部4は、各姿勢制御用のアクチュエータ111,112,113の移動速度および前記組み合わせ側のアクチュエータ71の移動速度を計算するときに用いる目標速度を、作業点移動速度と前記姿勢変更速度とに切り替える切替え機能部4aを有する。【選択図】図1

Description

この発明は、産業機器等の精密で広範な作動範囲を必要とする機器等に用いられるパラレルリンク機構を用いた作業装置に関する。
コンパクトな構成でありながら、精密で広範な作動範囲の動作が可能なリンク作動装置として、例えば、特許文献1に示されるような構成が提案されている。
このようなリンク作動装置の先端にエンドエフェクタを搭載し、エンドエフェクタが作業を行う作業空間上の複数の作業点を連続的に移動させる際の制御方法として、特許文献2に示される構成が提案されている。
また、特許文献2に示されるようなリンク作動装置と直動機構を組み合わせた特許文献3に示される構成が提案されている。
この他に、特許文献4に、多関節のロボットの制御装置として、監視点情報を記憶するパラメータ記憶部と、移動指令に基づいて支柱や各関節点等の動作を生成する軌跡生成部と、支柱や各関節点等の制御点の速度を求める制御点速度制御部と、制御点の動作速度から発生する監視点の速度を求める監視点速度制御部と、制御点の速度と監視点の速度から最大速度を選択し、指令速度と比較して、最大速度が指令速度を超えた場合に、制御点の速度を指令速度に変更制御する動作指令部とを備えた構成が提案されている。
特許5785055号公報 特開2015−155124号公報 特開2015−188945号公報 国際公開WO02/066210
特許文献3で示されるような、リンク作動装置と1軸以上のアクチュエータを組み合わせたパラレルリンク機構を用いた作業装置では、エンドエフェクタの作業点が移動せず、エンドエフェクタの姿勢のみが変更される場合がある。しかし、特許文献2で示されている制御方法は、複数のエンドエフェクタの作業点を連続的に等速で移動させるものであり、エンドエフェクタ6の作業点が移動せず、エンドエフェクタの姿勢のみが変更される場合には適用できない。
また、複数のエンドエフェクタの作業点を連続的に等速で移動させていく場合に、経路の途中に、先端位置の移動量が微小で姿勢だけを大きく変更する区間が存在する場合があるが、このような場合に、先端位置の速度を指令するのでは、その区間では移動時間が短くなることで、多関節ロボットの特異姿勢のように作業装置全体が急に高速で動きだし、モータが破損するだけでなく、作業者に危害を与える可能性がある。
この発明の目的は、エンドエフェクタの作業点が移動せず、エンドエフェクタの姿勢のみが変更される場合や、エンドエフェクタの作業点の移動が微小で、かつエンドエフェクタの姿勢を大きく変更する場合でも、作業装置全体が急に高速で動くことを防止でき、作業経験が少ない作業者でも安心して扱うことができるパラレルリンク機構を用いた作業装置を提供することである。
この発明のパラレルリンク機構10を用いた作業装置1は、基端側のリンクハブ12に対し先端側のリンクハブ13が3組以上のリンク機構14を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構14は、それぞれ前記基端側のリンクハブ12および前記先端側のリンクハブ13に一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構14のうち2組以上のリンク機構14に、前記基端側のリンクハブ12に対する前記先端側のリンクハブ13の姿勢を変更させる姿勢制御用のアクチュエータ11(11,11,11)が設けられたリンク作動装置7と、
前記先端側のリンクハブ13に取付けられたエンドエフェクタ6と、
前記リンク作動装置7と組み合わせられて前記エンドエフェクタ6の作業点Pと前記リンク作動装置7の基準位置とを相対的に変更する1軸以上の組み合わせ側のアクチュエータ71〜73,85〜87,95〜97と、
前記姿勢制御用のアクチュエータ11および前記組み合わせ側のアクチュエータ71〜73,85〜87,95〜97を制御する制御装置2とを備えたパラレルリンク機構10を用いた作業装置であって、
前記制御装置2は、
前記エンドエフェクタ6が作業する作業空間上の各作業点P(i=0,1,2,…)の座標である複数の作業座標(XPi,YPi,ZPi)を記憶しておく記憶部3と、
この記憶部3に記憶された前記作業座標(XPi,YPi,ZPi)から、前記各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動量および作業座標((XPi,YPi,ZPi)間の距離を計算、さらに所定の目標速度を用いて前記各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動速度とを計算し、計算された前記各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動量および移動速度で前記各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97を動作させる制御部4とを有し、
前記記憶部3に、前記目標速度として、前記作業座標(XPi,YPi,ZPi)間を連続的に等速で移動するために設定する所定の作業点移動速度と、前記エンドエフェクタ6の姿勢を所定の角速度で変更するために設定する姿勢変更速度とを記憶し、
前記制御部4は、前記目標速度を、前記作業点移動速度と前記姿勢変更速度とに切り替える切替え機能部4aを有する。
なお、前記「作業点移動速度」および「姿勢変更速度」は、設計により任意に定められる値である。
上記構成の作業装置を動作させる場合において、エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が微小で、かつエンドエフェクタ6の姿勢を大きく変更する場合、エンドエフェクタ6の作業点Pを連続的に移動する際の所定の目標速度である作業点移動速度で動作させようとすると、エンドエフェクタ6の姿勢を変更するための速度が過大となってしまい、作業装置全体が急に高速で動く恐れがある。しかし、この作業装置1は、前記切替え機能部を有していて、作業点移動速度から姿勢変更速度に切り替えることができ、その切り替を行って作業点移動速度よりも遅い姿勢変更速度とすることで、作業装置全体が急に高速で動くことを防止できる。
例えば、前記パラレルリンク機構10と1軸以上の組み合わせ側のアクチュエータ71〜73,85〜87,95〜97とを組み合わせた前記作業装置1の構成において、姿勢を姿勢Aから姿勢Bへ変更し、前記組み合わせ側のアクチュエータ71〜73,85〜87,95〜97の位置を位置Cから位置Dへ変更するとき、リンク作動装置7の先端に搭載したエンドエフェクタ6の作業点がPからQに変更されるとする。なお、前記作業点Pのうちの任意の一つを「P」と称し、他の一つを「Q」と称している。また、位置を特定せずに作業点を言う場合に「作業点P」と称する場合がある。
この過程で、エンドエフェクタ6の作業点Pが変化せず(P=Q)、パラレルリンク機構10の姿勢が変更される(A≠Bとなる)場合に、所定の角速度である前記姿勢変更速度で姿勢を変更するように、前記パラレルリンク機構10の持つアクチュエータ11と前記組み合わせ側のアクチュエータ71〜73,85〜87,95〜97の移動量を制御する。
具体的には、∠APB(=∠AQB)とオペレータが予め設定する姿勢変更速度から姿勢変更にかかる時間(1) を計算し、姿勢Aから姿勢Bに姿勢変更(同時に位置Cから位置Dへ移動)する際の各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動量(2) をそれぞれ求め、各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動速度を計算する。(移動速度=移動量÷時間=(2) ÷(1) )
これにより、エンドエフェクタ6の複数の作業点Pを連続的に移動させる途中に、エンドエフェクタ6の作業点Pが移動せず、エンドエフェクタ6の姿勢のみが変更される区間が存在する場合でも各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動速度を制御できる。
この発明において、前記切替え機能部4aは、前記目標速度を、前記エンドエフェクタ6の移動距離が移動距離閾値を上回る場合は前記作業点移動速度とし、前記移動距離閾値を下回る場合は前記姿勢変更速度とするようにしてもよい。上回るか下回るかは、「以上,未満」で判断しても、また「超える,以下」で判断してもよい。
ここで、エンドエフェクタ6の作業点Pが移動しないもしくは移動が微小であるとは、エンドエフェクタ6の作業点Pの移動距離が、予め規定しておいた前記「移動距離閾値」の範囲内であるかどうかで判断する。
エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が微小で、かつエンドエフェクタ6の姿勢を大きく変更する場合、エンドエフェクタ6の作業点Pを連続的に移動する際の所定の目標速度(前記「作業点移動速度」)で動作させようとすると、エンドエフェクタ6の姿勢を変更するための速度が過大となってしまい、作業装置全体が急に高速で動く恐れがある。しかし、この移動距離閾値を用いて作業点移動速度から姿勢変更速度に自動で切り替えることで、経験が浅い作業者でも作業装置全体が急に高速で動くことを防止できる。
この発明において、前記切替え機能部4aは、前記目標速度を、前記作業点移動速度から計算した前記各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動速度のうちの少なくとも一つが速度閾値を上回ると言う速度条件を満足する場合は前記姿勢変更速度とし、前記速度条件を満足しない場合は前記作業点移動速度とするようにしてもよい。
すなわち、作業点移動速度から姿勢変更速度に自動で切り替える方法として、作業点移動速度から計算した各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の移動速度が各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97の定格速度を超えてしまう場合に、自動で切り替えるようにしてもよい。これにより、作業装置1の全体が急に高速で動くことを防止するだけでなく、各アクチュエータ11,71〜73,85〜87,95〜97が破損することを防止できる。
この発明において、前記目標速度として前記作業点移動速度と前記姿勢変更速度とをオペレータの操作で任意に切り替え可能とする切替スイッチ5を有するようにしてもよい。 作業点移動速度から姿勢変更速度に自動で切り替える構成として、オペレータが任意で切り替えることのできる切替スイッチ5を設けることによって、エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が移動距離閾値の範囲外であった場合にも姿勢変更速度へ変更可能とすることで、オペレータが任意で作業点移動速度と姿勢変更速度とを切り替えることができる。
この発明のパラレルリンク機構を用いた作業装置は、基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端
部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうち2組以上のリンク機構に、前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を変更させる姿勢制御用のアクチュエータが設けられたリンク作動装置と、前記先端側のリンクハブに取付けられたエンドエフェクタと、前記リンク作動装置と組み合わせられて前記エンドエフェクタの作業点と前記リンク作動装置の基準位置とを相対的に変更する1軸以上の組み合わせ側のアクチュエータと、前記姿勢制御用のアクチュエータおよび前記組み合わせ側のアクチュエータを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記エンドエフェクタが作業する作業空間上の各作業点の座標である複数の作業座標を記憶しておく記憶部と、この記憶部に記憶された前記作業座標から、前記各アクチュエータの移動量および作業座標間の距離を計算し、さらに所定の目標速度を用いて前記各アクチュエータの移動速度を計算し、計算された前記各アクチュエータの移動量および移動速度で前記各アクチュエータを動作させる制御部とを有し、前記記憶部に、前記目標速度として、前記作業座標間を連続的に等速で移動するために設定する所定の作業点移動速度と、前記エンドエフェクタの姿勢を所定の角速度で変更するために設定する姿勢変更速度とを記憶し、前記制御部は、前記目標速度を、前記作業点移動速度と前記姿勢変更速度とに切り替える切替え機能部を有するため、エンドエフェクタの作業点が移動せず、エンドエフェクタの姿勢のみが変更される場合や、エンドエフェクタの作業点の移動が微小で、かつエンドエフェクタの姿勢を大きく変更する場合でも、作業装置全体が急に高速で動くことを防止でき、作業経験が少ない作業者でも安心して扱うことができる。また、アクチュエータの破損も防止できる。
この発明の第1の実施形態に係るパラレルリンク機構を用いた作業装置の斜視図に制御装置のブロック図を組み合わせた説明図である。 同作業装置の動作の説明図である。 同作業装置の他の動作の説明図である。 同作業装置における制御装置が行う制御の一例を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る作業装置における制御装置が行う制御の他の例を示すフロー図である。 第3の実施形態に係る作業装置における制御装置が行う制御のさらに他の例を示すフロー図である。 第4の実施形態に係る作業装置における制御装置が行う制御のさらに他の例を示すフロー図である。 さらに他の実施形態に係るパラレルリンク機構を用いた作業装置の斜視図である。 さらに他の実施形態に係るパラレルリンク機構を用いた作業装置の斜視図である。 さらに他の実施形態に係るパラレルリンク機構を用いた作業装置の斜視図である。 さらに他の実施形態に係るパラレルリンク機構を用いた作業装置の斜視図である。 さらに他の実施形態に係るパラレルリンク機構を用いた作業装置の斜視図である。 さらに他の実施形態に係るパラレルリンク機構を用いた作業装置の斜視図である。 第1の実施形態に係る作業装置におけるリンク作動装置の一部を示す正面図である。 同リンク作動装置の一つの動作状態を示す斜視図である。 同リンク作動装置の他の動作状態を示す斜視図である。 図14のXVII−XVII断面図である。 同リンク作動装置を直線で示すモデル図である。
この発明の実施形態を図面と共に説明する。
〔第1の実施形態〕
図1〜図4、および図14〜18は、この発明の第1の実施形態を示す。このパラレルリンク機構を用いた作業装置1は、パラレルリンク機構10およびその姿勢制御用のアクチュエータ11(11,11,11)により構成されるリンク作動装置7と、このリンク作動装置7と組み合わせられる組み合わせ機構70を構成する1軸の組み合わせ側のアクチュエータ71と、エンドエフェクタ6と、制御装置2とを備える。前記姿勢制御用のアクチュエータ11は、図1では模式的に示している。
前記組み合わせ側のアクチュエータ71は、単独で前記組み合わせ機構70を構成する1軸の直動アクチュエータであり、架設されたレール71bに沿って左右方向(X軸方向)に移動台71cを進退自在に設置し、この移動台71cを駆動源となるモータ71aで進退させる。モータ71aの回転は、ボールねじまたはラック・ピニオン機構等の回転・直線運動変換機構(図示せず)を介して、前記移動台71cとレール71b間に伝達される。モータ71aは、移動台71cに搭載されていても、レール71に設置されていてもよい。前記移動台71cの下面に、前記リンク作動装置7がその基端側リンクハブ12を固定して設置されている。
リンク作動装置7について詳しく説明する。リンク作動装置7のパラレルリンク機構10は、図15,16に示すように、基端側のリンクハブ12に対し先端側のリンクハブ13を、3組のリンク機構14を介して姿勢変更可能に連結してなる。リンク機構14の数は、4組以上であってもよい。
各リンク機構14は、その一つを図14に示すように、基端側の端部リンク部材15、先端側の端部リンク部材16、および中央リンク部材17で構成され、4つの回転対偶からなる4節連鎖のリンク機構をなす。基端側および先端側の端部リンク部材15,16はL字状をなし、一端がそれぞれ基端側のリンクハブ12および先端側のリンクハブ13に回転自在に連結されている。中央リンク部材17は、両端に基端側および先端側の端部リンク部材15,16の他端がそれぞれ回転自在に連結されている。
パラレルリンク機構10は、2つの球面リンク機構を組み合わせた構造であって、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16の各回転対偶、および端部リンク部材15,16と中央リンク部材17の各回転対偶の中心軸が、基端側と先端側においてそれぞれの球面リンク中心PA,PBで交差している。また、基端側と先端側において、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じであり、端部リンク部材15,16と中央リンク部材17の各回転対偶とそれぞれの球面リンク中心PA,PBからの距離も同じである。端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との各回転対偶の中心軸は、ある交差角γを持っていてもよいし、平行であってもよい。
図17は図14のXVII−XVII断面図であって、同図に、基端側のリンクハブ12と基端側の端部リンク部材15の各回転対偶の中心軸O1と、中央リンク部材17と基端側の端部リンク部材15の各回転対偶の中心軸O2と、基端側の球面リンク中心PAとの関係が示されている。つまり、中心軸O1と中心軸O2とが交差する点が球面リンク中心PAである。先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16の形状ならびに位置関係も図15と同様である(図示せず)。図の例では、リンクハブ12(13)と端部リンク部材15(16)との各回転対偶の中心軸O1と、端部リンク部材15(16)と中央リンク部材17との各回転対偶の中心軸O2とが成す角度αが90°とされているが、前記角度αは90°以外であってもよい。
3組のリンク機構14は、幾何学的に同一形状をなす。幾何学的に同一形状とは、図18に示すように、各リンク部材15,16,17を直線で表現した幾何学モデル、すなわち各回転対偶と、これら回転対偶間を結ぶ直線とで表現したモデルが、中央リンク部材17の中央部に対する基端側部分と先端側部分が対称を成す形状であることを言う。図18は、一組のリンク機構14を直線で表現した図である。この実施形態のパラレルリンク機構10は回転対称タイプで、基端側のリンクハブ12および基端側の端部リンク部材15と、先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16との位置関係が、中央リンク部材17の中心線Cに対して回転対称となる位置構成になっている。各中央リンク部材17の中央部は、共通の軌道円上に位置している。
基端側のリンクハブ12と先端側のリンクハブ13と3組のリンク機構14とで、基端側のリンクハブ12に対し先端側のリンクハブ13が直交2軸回りに回転自在な2自由度機構が構成される。言い換えると、基端側のリンクハブ12に対して先端側のリンクハブ13を、回転が2自由度で姿勢変更自在な機構である。この2自由度機構は、コンパクトでありながら、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の可動範囲を広くとれる。
例えば、球面リンク中心PA,PBを通り、リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16の各回転対偶の中心軸O1(図18)と直角に交わる直線をリンクハブ12,13の中心軸QA,QBとした場合、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとの折れ角θの最大値を約±90°とすることができる。また、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の旋回角φを0°〜360°の範囲に設定できる。折れ角θは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが傾斜した垂直角度のことであり、旋回角φは、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが傾斜した水平角度のことである。
基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢変更は、基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBとの交点Oを回転中心として行われる。基端側のリンクハブ12の中心軸QAと先端側のリンクハブ13の中心軸QBが同一線上にある原点位置の状態(図15)では、先端側のリンクハブ13は真下を向く。図1,図16は、基端側のリンクハブ12の中心軸QAに対して先端側のリンクハブ13の中心軸QBが或る作動角をとった状態を示す。姿勢が変化しても、基端側と先端側の球面リンク中心PA,PB間の距離L(図18)は変化しない。
各リンク機構14が次の各条件を満たす場合、幾何学的対称性から基端側のリンクハブ12および基端側の端部リンク部材15と、先端側のリンクハブ13および先端側の端部リンク部材16とは同じに動く。よって、パラレルリンク機構10は、基端側から先端側へ回転伝達を行う場合、基端側と先端側は同じ回転角になって等速で回転する等速自在継手として機能する。
条件1:各リンク機構14におけるリンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との回転対偶の中心軸O1の角度および長さが互いに等しい。
条件2:リンクハブ12,13と端部リンク部材15,16との回転対偶の中心軸O1および端部リンク部材15,16と中央リンク部材17との回転対偶の中心軸O2が、基端側および先端側において球面リンク中心PA,PBで交差する。
条件3:基端側の端部リンク部材15と先端側の端部リンク部材16の幾何学的形状が等しい。
条件4:中央リンク部材17における基端側部分と先端側部分の幾何学的形状が等しい。
条件5:中央リンク部材17の対称面に対して、中央リンク部材17と端部リンク部材15,16との角度位置関係が基端側と先端側とで同じである。
図15に示すように、基端側のリンクハブ12は、基端部材20と、この基端部材20と一体に設けられた3個の回転軸連結部材21とで構成される。基端部材20は中央部に円形の貫通孔20a(図17参照)を有し、この貫通孔20aの周囲に3個の回転軸連結部材21が円周方向に等間隔で配置されている。貫通孔20aの中心は、基端側のリンクハブ12の中心軸QA(図14)上に位置する。各回転軸連結部材21には、軸心が基端側のリンクハブ12の中心軸QAと交差する回転軸22が回転自在に連結されている。この回転軸22に、基端側の端部リンク部材15の一端が連結される。
図15に示すように、先端側のリンクハブ13は、平板状の先端部材50と、この先端部材50の内面に円周方向等配で設けられた3個の回転軸連結部材51とで構成される。3個の回転軸連結部材51が配置される円周の中心は、先端側のリンクハブ13の中心軸QB上に位置する。各回転軸連結部材51は、軸心が先端側のリンクハブ13の中心軸QBと交差する回転軸52が回転自在に連結されている。この先端側のリンクハブ13の回転軸52に、先端側の端部リンク部材16の一端が連結される。先端側の端部リンク部材16の他端には、中央リンク部材17の他端に回転自在に連結された回転軸55が連結される。先端側のリンクハブ13の回転軸52および中央リンク部材17の回転軸55も、前記回転軸35と同じ形状であり、かつ2個の軸受(図示せず)を介して回転軸連結部材51および中央リンク部材17の他端にそれぞれ回転自在に連結されている。
リンク作動装置7の姿勢制御用のアクチュエータ11は、減速機構62を備えたロータリアクチュエータであり、基端側のリンクハブ12の基端部材20の下面に、前記回転軸22と同軸上に設置されている。姿勢制御用アクチュエータ11と減速機構62は一体に設けられ、モータ固定部材63により減速機構62が基端部材20に固定されている。この例では、3組のリンク機構14の全てに姿勢制御用アクチュエータ11が設けられているが、3組のリンク機構14のうち少なくとも2組に姿勢制御用アクチュエータ11を設ければ、基端側のリンクハブ12に対する先端側のリンクハブ13の姿勢を確定することができる。
リンク作動装置7は、各姿勢制御用アクチュエータ11を回転駆動することで、パラレルリンク機構10が作動する。詳しくは、姿勢制御用アクチュエータ11を回転駆動すると、その回転が減速機構62を介して減速して回転軸22に伝達される。それにより、基端側のリンクハブ12に対する基端側の端部リンク部材15の角度が変わり、基端側のリンクハブ2に対する先端側のリンクハブ3の姿勢が変更される。
図1において、エンドエフェクタ6は、この作業装置1により対象物(図示せず)に対して作業を行う装置であって、例えば、塗布ノズル、エアーノズル、溶接トーチ、カメラ、把持機構等とされる。
エンドエフェクタ6は、同図の例では、先端側のリンクハブ13に中心軸QBに沿って突出して設けられ、先端が作業点Pとなる装置、例えば塗布ノズルとされている。エンドエフェクタ6は、作業点Pがこのエンドエフェクタ6の先端から中心軸QBの延長方向に離れていてもよい。
制御装置2は、前記姿勢制御用のアクチュエータ11(11〜11)および前記組み合わせ側のアクチュエータ71を制御する装置であって、コンピュータおよびこれに実行されるプログラム、並びに電子回路等からなり、記憶部3、制御部4、および切替スイッチ5を有する。制御部4は切替え機能部4aを有する。
記憶部3は、エンドエフェクタ6が作業する作業空間S上の作業点P(i=0,1,2,3,…)の座標である複数の作業座標(XPi,YPi,ZPi)を記憶しておく手段であり、これに加えて作業点移動速度および姿勢変更速度を記憶する。
作業点移動速度は、エンドエフェクタ6が作業する作業空間S上の前記座標(XPi,YPi,ZPi)を連続的に等速で移動するために設定する所定の目標速度であり、任意の値に設定される。
姿勢変更速度は、前記エンドエフェクタ6の姿勢を所定の速度で変更するために設定する所定の目標角速度であり、任意の値に設定される。
制御部4は、記憶部3に記憶された作業座標から、各姿勢制御用のアクチュエータ11および前記組み合わせ側のアクチュエータ71の移動量および作業座標間の距離を計算し、かつ所定の目標速度から前記各アクチュエータ11,71の移動速度を計算し、計算された前記各アクチュエータ11,71の移動量および移動速度で前記各アクチュエータ11,71を動作させる。
切替え機能部4aは、前記各姿勢制御用のアクチュエータ11の移動速度および前記組み合わせ側のアクチュエータ71の移動速度を計算するときに用いる前記所定の目標速度を、前記作業点移動速度と前記姿勢変更速度とに、定められた条件に応じて自動で切り替える手段である。
切替え機能部4aは、例えば、前記目標速度を、エンドエフェクタ6の移動距離が、判断基準距離として定められた移動距離閾値を上回る場合は前記作業点移動速度とし、前記移動距離閾値を下回る場合は前記姿勢変更速度とするようにしてもよい。
また、切替え機能部4aは、前記目標速度を、前記作業点移動速度から計算した前記各アクチュエータ11,71の移動速度のうちの少なくとも一つが判断基準速度として定められた速度閾値を上回ると言う速度条件を満足する場合は前記姿勢変更速度とし、前記速度条件を満足しない場合は前記作業点移動速度とするようにしてもよい。
切替スイッチ5は、目標速度として前記作業点移動速度と前記姿勢変更速度とをオペレータの操作で任意に切り替え可能とするための入力操作手段である。
以下、上記構成の動作例、および構成の補足説明を行う。
図1は、リンク作動装置7と前記他の直動1軸のアクチュエータ71とを組み合わせたときの構成例である。この構成において、リンク作動装置7の姿勢A(θa ,φa )のときの姿勢変更用の3つの各アクチュエータ11(11,11,11)の位置を(β1a,β2a,β3a)とする。また、前記組み合わせ側のアクチュエータ71の位置C(図2参照)における移動量をMcとする。このとき、リンク作動装置7の先端に配置したエンドエフェクタ6の作業点Pの作業空間Sにおける座標を(Xp,Yp,Zp)とする。
なお、説明の簡明のために、前記作業点Pのうちの任意の一つを「P」と称し、他の一つを「Q」と称して図上に示している。また、特にどの作業点Pであるかを特定しない場合において、単に「作業点P」と称することがある。
図2にリンク作動装置7の姿勢を姿勢A(θa,φa)から姿勢B(θb,φb)へ変更し、他の直動1軸のアクチュエータ71位置を位置C(Mc)から位置D(Md)へ変更したとき、エンドエフェクタ6の作業点Pが座標(X,Y,Z)から(X,Y,Z)に移動する場合を示す。
このときの座標移動距離L、所定の作業点移動速度をV1とすると、移動する際にかかる時間T1は次の(式1)で表せる。
Figure 0006466536
よって、各アクチュエータ11,11,11,71の移動量を、Δβ1、Δβ2 、Δβ3 、ΔMとすると、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度は以下の(式2)で表せる。
Figure 0006466536
図3に、リンク作動装置7の姿勢を姿勢A(θa,φa)から姿勢B(θb,φb)へ変更し、他の直動1軸のアクチュエータ71の位置を位置C(Mc)から位置D(Md)へ変更したとき、エンドエフェクタ6の作業点がPのまま移動しなかった(PとQが一致する)場合を示す。このときの姿勢Aと姿勢Bがなす角度をγ、所定の姿勢変更速度をV2とすると、移動する際にかかる時間T2は次の(式3)で表せる。
Figure 0006466536
よって、各アクチュエータ11,11,11,71の移動量を、Δβ1、Δβ2 、Δβ3 、ΔMとすると、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度は以下の(式4)で表せる。
Figure 0006466536
(式1)、(式2)と(式3)、(式4)とを切り替えることで、エンドエフェクタ6の作業点Pを所定の作業点移動速度で移動させる動作と、エンドエフェクタ6の姿勢を所定の姿勢変更速度で変更する動作を連続的な動作の中で切り替えることができる。
図4〜図7に、図1の制御部4が切替え機能部4aを用いて各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を切り替えるフローの各例を示す。
図4において、判断基準となる所定の速度、つまり速度閾値を上回る速度で作業点を移動させるか否かを判断し(ステップR1)、条件を満足する場合は作業点移動速度を目標速度(ステップR2)とする。
この後、制御部4は、作業点移動距離から前記作業点移動速度で移動させる場合の時間を求め(ステップR3)、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を計算する(ステップR4)。
ステップR1の判断時に、速度閾値を上回る速度で作業点Pを移動させない場合は、姿勢変更速度を目標速度とする(ステップR5)。姿勢変更角度から前記姿勢変更速度で姿勢変更した場合の時間を求め(ステップR6)、各アクチュエータ11,11,11
,71の移動速度を計算する(ステップR4)。
<実施形態2、図5>
ここで、厳密には作業点Pと作業点Qが一致していなくても、(式1)に示す作業点Pと作業点Qの間の座標移動距離Lが所定の移動距離閾値Th_pos の範囲内にある場合、すなわち(式5)を満たす場合には、エンドエフェクタ6の作業点がPから移動しないとみなし、姿勢変更速度で各アクチュエータ11,11,11,71の速度を計算する。
L≦Th_pos ・・・(式5)
エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が微小で、かつエンドエフェクタ6の姿勢を大きく変更する場合、エンドエフェクタ6の作業点Pを連続的に移動する際の所定の作業点移動速度で動作させようとすると、エンドエフェクタ6の姿勢を変更するための速度が過大となってしまい、作業装置1の全体が急に高速で動く恐れがある。しかし、この移動距離閾値を設けることで作業点移動速度から姿勢変更速度に自動で切り替えることができ、作業装置1の全体が急に高速で動くことを防止できる。
図5に、移動距離閾値Th_pos を用いて各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を切り替えるフローを示す。
作業点移動距離Lを計算し(ステップU1)、作業点移動距離Lが移動距離閾値Th_pos 以下であるかを判断し(ステップU2)、条件満足の場合は姿勢変更速度を目標速度とする(ステップ3)。姿勢変更角度から、前記姿勢変更速度で動作させた場合の時間を求め(ステップU4)、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を計算する(ステップU5)。
ステップU2の判断で条件を満足しない場合は、ステップU6に進んで作業点移動速度を目標速度とする。この後、作業点移動距離から、前記作業点移動速度で動作させた場合の時間を求め(ステップU7)、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を計算する(ステップU5)。
<実施形態3、図6>
作業点Pと作業点Qの間の座標移動距離L、所定の作業点移動速度V1、および各アクチュエータ11,11,11,71の移動量から計算された各アクチュエータ11,11,11,71のうちのいずれかのアクチュエータ11,11,11,71の移動速度が所定の速度閾値Th_vel を超える場合に、姿勢変更速度から各アクチュエータ11,11,11,71の速度を計算する。これにより、作業点Pと作業点Qの間の座標移動距離Lが所定の移動距離閾値Th_pos の範囲外であっても、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度が過大となることを防止することができる。仮に所定の速度閾値を各アクチュエータ11,11,11,71の定格速度とすれば、作業装置全体が急に高速で動くことを防止するだけでなく、アクチュエータの破損も防止できる。
図6に、上記のように速度閾値Th_vel を用いて各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を切り替えるフローを示す。
作業点移動速度V1を目標速度とし(ステップW1)、作業点移動距離(座標移動距離L)から、前記作業点移動速度V1で動作した場合の時間を求め(ステップW2)、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度Vact を計算する(ステップW3)。
全アクチュエータ11,11,11,71において、移動速度Vact ≦Th_vel を満たすかを判断し(ステップW4)、満たす場合は前記移動速度Vact で各アクチュエータ11,11,11,71を動作させる。
前記判断ステップW4で条件を満たさない場合は、ステップW5に進んで姿勢変更速度を目標速度とする。姿勢変更角度から前記姿勢変更速度で動作させた場合の時間を求め(W6)、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を計算する(ステップW7)。
<実施形態4、図7>
オペレータが操作することが可能な前記切替スイッチ5を前述のように設け、制御部4は、この切替スイッチ5により作業点移動速度と姿勢変更速度を任意に切り替え可能として、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を切り替えられるようにしてもよい。この場合に、作業点Pごとに切替スイッチ5による切り替えを可能として各作業点Pにおける切り替え結果を記憶するようにしてもよい。
これにより、作業点Pを連続的に移動する途中の区間でエンドエフェクタ6の姿勢を所定の角速度で変更したい場合にも、容易に変更できる。
図7に、切替スイッチ5を用いて各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を切り替えるフローを示す。
ステップN1では所定の角速度で姿勢を変更させることが選択されているか、つまり切替スイッチ5で姿勢変更速度とすることが選択された切替状態となっているかを判断し、条件満足の場合は姿勢変更速度を目標速度とする(ステップN2)。姿勢変更角度から、姿勢変更速度で動作させた場合の時間を求め(ステップN3)、各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を計算する(ステップN4)。
ステップN1で姿勢変更速度とすることが選択されていないと判断された場合は、ステップN5に進み、作業点移動速度を目標速度とする。作業点移動距離から前記目標速度で動作させた場合の時間を求め(ステップN6)、各アクチュエータ11,11,11
,71の移動速度を計算する(ステップN4)。
<作用、効果>
以上の実施形態1〜4の作業装置1によると、次の作用、効果が得られる。
制御部4が、各姿勢制御用のアクチュエータ11,11,11の移動速度および前記組み合わせ側のアクチュエータ71の移動速度を計算するときに用いる目標速度を、作業点移動速度と姿勢変更速度とに切り替える切替え機能部4aを有するため、エンドエフェクタ6の作業点Pが移動せず、エンドエフェクタ6の姿勢のみが変更される場合でも各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を制御できる。
実施形態2のように予め移動距離閾値を規定しておき、作業点Pの移動距離が移動距離閾値の範囲内であるときには、作業点移動速度ではなく、姿勢変更速度から各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を求める場合は、エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が微小で、かつエンドエフェクタ6の姿勢を大きく変更する場合でも、エンドエフェクタ6の姿勢を変更するための速度が過大とならず、作業装置1の全体が急に高速で動くことを防止できる。そのため、作業経験が少ない作業者でも安心して作業装置1を扱うことができる。
さらに、実施形態3のように作業点移動速度から計算した各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度がこれらのアクチュエータ11,11,11,71の定格速度を超えてしまう場合に、作業点移動速度からではなく、姿勢変更速度から各アクチュエータ11,11,11,71の移動速度を計算するようにした場合は、作業装置1の全体が急に高速で動くことを防止できるだけでなく、各アクチュエータ11,11,11,71の破損も防止できる。
また、実施形態4のように作業点移動速度から姿勢変更速度に自動で切り替える方法として、オペレータが任意で切り替えることのできる切替スイッチ5を設けることによって、エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が移動距離閾値の範囲外であった場合にも姿勢変更速度へ変更可能とすることで、オペレータが任意で作業点移動速度と姿勢変更速度とを切り替えることができるようになり、作業点Pが連続的に移動する場合にも、ある区間において姿勢変更速度を一定として動作させることが可能となる。
以下、図8〜図12と共に他の各実施形態につき、説明する。これらの実施形態において、特に説明した事項の他は、第1の実施形態と同様である。
<実施形態5>
図8は第5の実施形態を示す。第1の実施形態では、前記組み合わせ機構70が1軸の直動アクチュエータで構成された例につき説明したが、図8に示すように、直動型の2つのアクチュエータ71,72を直交配置した2軸の組み合わせ機構70Aを前記リンク作動装置7と組み合わせてもよい。この構成の作業装置1においても、第1の実施形態と同様に前記制御装置2を構成される。ただし、制御装置2は、組み合わせ機構70Aにおける各アクチュエータ71,72を取り扱う構成とされる。
エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が微小で、かつエンドエフェクタ6の姿勢を大きく変更する場合、エンドエフェクタ6の作業点Pを連続的に移動する際の所定の作業点移動速度で動作させようとすると、エンドエフェクタ6の姿勢を変更するための速度が過大となってしまい、作業装置1の全体が急に高速で動く恐れがある。しかし、目標速度を作業点移動速度から姿勢変更速度に切り替えて各アクチュエータ11,11,11,71、72の移動速度を計算することで、この実施形態においても、作業装置1の全体が急に高速で動くことを防止できる。
<実施形態6>
図9はさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、リンク作動装置7と組み合わせる組み合わせ機構80が垂直多関節ロボットである場合の例である。この組み合わせ機構80は、ベースユニット81上に上方へ垂直に延びる第1のアーム82が、垂直軸心回りに回転自在に設置され、第1のアクチュエータ85により回転させられる。第1のアーム82の先端に第2のアーム83が水平軸心回りに回動自在に設置され、第2のアクチュエータ86により回動させられる。第2のアーム83の先端に第3のアーム84が前記水平軸心と平行な水平軸心回りに回動自在に設置され、第3のアクチュエータ87により回動させられる。第3のアーム84の先端に前記リンク作動装置7が設置されている。前記第1ないし第3のアクチュエータ85〜87が、特許請求の範囲で言う組み合わせ側のアクチュエータである。
制御装置2は、第1の実施形態に係る作業装置1の制御装置2と同様の構成とされる。ただし、制御装置2は、組み合わせ機構80における各アクチュエータ85〜87を取り扱う構成とされる。
この構成の場合も、エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が微小で、かつエンドエフェクタ6の姿勢を大きく変更する場合、エンドエフェクタ6の作業点Pを連続的に移動する際の所定の作業点移動速度で動作させようとすると、エンドエフェクタ6の姿勢を変更するための速度が過大となってしまい、作業装置1の全体が急に高速で動く恐れがある。しかし目標速度を作業点移動速度から姿勢変更速度に切り替えて各アクチュエータ11,11,11,85〜87の移動速度を計算することで、作業装置1の全体が急に高速で動くことを防止できる。
<実施形態7>
図10はさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、リンク作動装置7と組み合わせる組み合わせ機構90が水平多関節ロボットである場合の例である。この組み合わせ機構90は、ベースユニット91上に上方へ垂直に延びる第1のアーム92が水平旋回自在に設置されている。第1のアーム92は上端に水平アーム部92aを有していて、その先端に第2のアーム93が垂直軸心回りに回転自在に設置されている。第2のアーム93は上端に水平アーム部93aを有し、先端に第3のアーム94が上下移動自在な直動機構として構成されている。第1のアーム92を旋回駆動するアクチュエータ95、第2のアーム93を旋回駆動するアクチュエータ95、および第3のアーム94を上下動させる直動アクチュエータ97が、それぞれリンク作動装置7に対する組み合わせ側のアクチュエータである。
制御装置2は、第1の実施形態に係る作業装置1の制御装置2と同様の構成とされる。ただし、制御装置2は、組み合わせ機構90における各アクチュエータ95〜97を取り扱う構成とされる。
この構成の場合においても、エンドエフェクタ6の作業点Pの移動が微小で、かつエンドエフェクタ6の姿勢を大きく変更する場合、エンドエフェクタ6の作業点Pを連続的に移動する際の所定の作業点移動速度で動作させようとすると、エンドエフェクタ6の姿勢を変更するための速度が過大となってしまい、作業装置1の全体が急に高速で動く恐れがある。しかし、目標速度を作業点移動速度から姿勢変更速度に切り替えて各アクチュエータ11,11,11,94〜96の移動速度を計算することで、各作業装置1の全体が急に高速で動くことを防止できる。
<実施形態8>
図11はさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、エンドエフェクタ6としてカメラ6Aおよびレンズ6Bをリンク作動装置7の先端に搭載した外観検査装置に適用した例である。リンク作動装置7は、3つの直動型のアクチュエータ71〜73が互いに直交して組み合わされた3次元型の組み合わせ機構70Bにおける第3の直動型のアクチュエータ73に搭載されている。
この実施形態の場合、エンドエフェクタ6の作業点はレンズ6Bの焦点Pとなる。ワークWの外観を連続的に撮影している途中で、検査するポイントが固定であり複数の方向から撮影する場合には、作業点移動速度ではなく姿勢変更速度を用いることで一定の速度での撮影が可能となる。
<実施形態9>
図12はさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、作業装置1が、エンドエフェクタとしてエアーノズル6Cをリンク作動装置の先端に搭載した洗浄装置である場合を示す。リンク作動装置7と組み合わせる組み合わせ機構70Bは、この例では、図11と共に前述した直交する第1ないし第3の直動型のアクチュエータ71,72,73で構成されている。
洗浄装置に適用した場合、作業点は洗浄位置Pであり、エアーノズル6Cのノズル口6Caの軸上の規定の距離だけ離れた点となる。洗浄したいポイントである洗浄位置PWが固定であって複数の方向から洗浄する場合には、作業点移動速度ではなく姿勢変更速度を用いることで一定の速度での洗浄が可能となる。洗浄位置Pが移動する場合は、作業点移動速度とすることで効率的に洗浄できる。
<実施形態10>
図12はさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、作業装置1が、エンドエフェクタとして把持機構6Mをリンク作動装置7の先端に搭載したマニピュレータとされた例である。把持機構6Mは、把持機構本体6Maから一対のチャック爪6Mb,6Mbが突出し、これらチャック爪6Mb,6Mbを駆動源(図示せず)の駆動により開閉させる構成である。リンク作動装置7と組み合わせる組み合わせ機構70Bは、この例では、図11と共に前述した直交する第1ないし第3の直動型のアクチュエータ71,72,73で構成されている。
このようなマニピュレータの場合、作業点は把持機構6Mの作用点Pとなる。ワークWを把持した状態で、作用点Pを中心にワークWを回転させる場合には、作業点移動速度ではなく姿勢変更速度を用いることで一定の速度での回転が可能となる。ワークWを移動させる場合は、作業点移動速度とすることで効率的に移動させることができる。
以上、実施形態に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…作業装置
2…制御装置
3…記憶部
4…制御部
4a…切替え機能部
5…切替スイッチ
6…エンドエフェクタ
6A…カメラ(エンドエフェクタ)
6B…レンズエンドエフェクタ)
6C…エアーノズル(エンドエフェクタ)
6M…把持機構(エンドエフェクタ)
7…リンク作動装置
10…パラレルリンク機構
11,11,11,11…姿勢制御用アクチュエータ
12…基端側のリンクハブ
13…先端側のリンクハブ
14…リンク機構
15…基端側の端部リンク部材
16…先端側の端部リンク部材
17…中央リンク部材
70,70A,70B…組み合わせ機構
71,72,73…組み合わせ側のアクチュエータ
76…回転中心
80,90…組み合わせ機構
85〜87,95〜97…組み合わせて側のアクチュエータ
O…交点
O1…リンクハブと端部リンク部材の回転対偶の中心軸
O2…端部リンク部材と中央リンク部材の回転対偶の中心軸
,P、Q…作業点
QA…基端側のリンクハブの中心軸
QB…先端側のリンクハブの中心軸

Claims (4)

  1. 基端側のリンクハブに対し先端側のリンクハブが3組以上のリンク機構を介して姿勢を変更可能に連結され、前記各リンク機構は、それぞれ前記基端側のリンクハブおよび前記先端側のリンクハブに一端が回転可能に連結された基端側および先端側の端部リンク部材と、これら基端側および先端側の端部リンク部材の他端に両端がそれぞれ回転可能に連結された中央リンク部材とを有し、前記3組以上のリンク機構のうち2組以上のリンク機構に、 前記基端側のリンクハブに対する前記先端側のリンクハブの姿勢を変更させる姿勢制御用のアクチュエータが設けられたリンク作動装置と、
    前記先端側のリンクハブに取付けられたエンドエフェクタと、
    前記リンク作動装置と組み合わせられて前記エンドエフェクタの作業点と前記リンク作動装置の基準位置とを相対的に変更する1軸以上の組み合わせ側のアクチュエータと、
    前記姿勢制御用のアクチュエータおよび前記組み合わせ側のアクチュエータを制御する制御装置とを備えたリンク作動装置を用いた作業装置であって、
    前記制御装置は、
    前記エンドエフェクタが作業する作業空間上の各作業点の座標である複数の作業座標を記憶しておく記憶部と、
    この記憶部に記憶された前記作業座標から、前記各アクチュエータの移動量および作業座標間の距離を計算し、さらに所定の目標速度を用いて前記各アクチュエータの移動速度を計算し、計算された前記各アクチュエータの移動量および移動速度で前記各アクチュエータを動作させる制御部とを有し、
    前記記憶部に、前記目標速度として、前記作業座標間を連続的に等速で移動するために設定する所定の作業点移動速度と、前記エンドエフェクタの姿勢を所定の角速度で変更するために設定する姿勢変更速度とを記憶し、
    前記制御部は、前記目標速度を、前記作業点移動速度と前記姿勢変更速度とに切り替える切替え機能部を有する、
    パラレルリンク機構を用いた作業装置。
  2. 請求項1に記載のパラレルリンク機構を用いた作業装置において、前記切替え機能部は、前記目標速度を、前記エンドエフェクタの移動距離が移動距離閾値を上回る場合は前記作業点移動速度とし、前記移動距離閾値を下回る場合は前記姿勢変更速度とするパラレルリンク機構を用いた作業装置。
  3. 請求項1に記載のパラレルリンク機構を用いた作業装置において、前記切替え機能部は、前記目標速度を、前記作業点移動速度から計算した前記各アクチュエータの移動速度のうちの少なくとも一つが速度閾値を上回ると言う速度条件を満足する場合は前記姿勢変更速度とし、前記速度条件を満足しない場合は前記作業点移動速度とするパラレルリンク機構を用いた作業装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のパラレルリンク機構を用いた作業装置において、前記目標速度として前記作業点移動速度と前記姿勢変更速度とをオペレータの操作で任意に切り替え可能とする切替スイッチを有するパラレルリンク機構を用いた作業装置。
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