JP6465583B2 - タイミングコントローラおよびそれを用いたディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイパネルの駆動技術に関し、特にスキャンドライバ(ゲートドライバ)とデータドライバ(ソースドライバ)に信号を供給するタイミングコントローラ(LCDコントローラ)に関する。
図1は、本発明者が検討した液晶ディスプレイ装置(以下、単にディスプレイ装置ともいう)300のブロック図である。ディスプレイ装置300は、LCDパネル302、ソースドライバ304、ゲートドライバ306、タイミングコントローラ200を備える。LCDパネル302は、複数のデータ線DLと、データ線DLと直交するように配置される複数の走査線SLと、データ線DLおよび走査線SLの交点にマトリクス状に配置された複数のTFT(Thin Film Transistor)を備える。ソースドライバ304は、複数のデータ線DLに輝度に応じた電圧を印加する。ゲートドライバ306は、複数の走査線SLを順に選択する。
タイミングコントローラ200は、画像ソース308からLCDパネル302に表示すべき画像データを受ける。そしてパネルの解像度に応じたドライバ制御信号(タイミング信号)を発生し、画像データとともにソースドライバ304およびゲートドライバ306へと供給する。
ドライバ制御信号としては、以下のものが例示される。
・スタートパルス(STH)
・ラッチパルス(LOAD)
・交流化信号(POL)
・垂直シフト方向入出力信号(STV)
・垂直転送クロック(CPV)
・出力イネーブル(OE)
近年のLCDパネル302の大型化、高解像度化にともない、ソースドライバ304の個数が増加し、ひとつのタイミングコントローラ200では、すべてのソースドライバ304を制御することが難しくなっている。そこで、複数のソースドライバ304を、LCDパネル302の第1領域に割り当てられるソースドライバ群304_1と、LCDパネル302の第2領域に割り当てられるソースドライバ群304_2と、に分割し、ソースドライバ群304_1、304_2ごとに、タイミングコントローラ200_1、200_2が設けられる。タイミングコントローラ200_1は、ソースドライバ群304_1に加えて、ゲートドライバ306を制御する。
特開2007−206231号公報 特開2000−314868号公報
本発明者は、このようなディスプレイ装置300において、2つのタイミングコントローラ200_1、200_2の間で、複数の制御パラメータを共有することを検討した。複数の制御パラメータは、上述したドライバ制御信号とは別の信号である。
第1のアプローチは、2つのタイミングコントローラ200_1、200_2がそれぞれ独立して、共通の入力信号を利用して同じ方法により、複数の制御パラメータを生成するものである。たとえば画像ソース308からタイミングコントローラ200_1、200_2それぞれに対して、RGBデータと、データイネーブルDEが入力される場合、各タイミングコントローラ200は、RGBデータあるいはデータイネーブルDEにもとづいて、複数の制御パラメータを生成しうる。
第1のアプローチでは、2つのタイミングコントローラ200_1、200_2が非同期で動作するため、2つのタイミングコントローラ200_1、200_2の間で、対応する制御パラメータが更新されるタイミングが揃わないおそれがあり、あるいは同じ制御パラメータについて、2つのタイミングコントローラ200_1、200_2で異なる値が生成されるおそれがある。
第2のアプローチは、一方のタイミングコントローラ200_1において、複数の制御パラメータを生成し、それを他方のタイミングコントローラ200_2に送信するものである。ただしこの手法では、複数の制御パラメータそれぞれを伝送するための複数の配線310が必要となり、またタイミングコントローラ200のピン数(端子数)が増加するため、回路面積やコストが増大するという問題が生ずる。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、回路面積の増大を抑制しつつ、2つのタイミングコントローラの間で、複数の制御パラメータを共有可能なディスプレイ装置の提供にある。
本発明のある態様は、ディスプレイ装置に関する。ディスプレイ装置は、ディスプレイパネルと、ディスプレイパネルの走査線を駆動するゲートドライバと、ディスプレイパネルのデータ線を駆動する複数のソースドライバと、画像ソースからのデータを受け、複数のソースドライバのうちディスプレイパネルの第1領域に割り当てられた第1ソースドライバ群と、ゲートドライバと、を制御するマスタータイミングコントローラと、画像ソースからのデータを受け、複数のソースドライバのうちディスプレイパネルの第2領域に割り当てられた第2ソースドライバ群を制御するスレーブタイミングコントローラと、を備える。マスタータイミングコントローラは、N個の制御パラメータ(N≧2)を生成する制御パラメータ発生器と、N個の制御パラメータをエンコードし、コマンドに変換するエンコーダと、コマンドを、単一の共通の信号線を介して、スレーブタイミングコントローラに出力するトランスミッタと、を含む。スレーブタイミングコントローラは、マスタータイミングコントローラから信号線を介して、コマンドを時分割で受信するレシーバと、レシーバが受信したコマンドをデコードし、もとのN個の制御パラメータを復元するデコーダと、を含む。
この態様によると、単一の信号線を利用して、マスタータイミングコントローラとスレーブタイミングコントローラの間で、複数の制御パラメータを共有することができ、かつそれらを実質的に同じタイミングで更新することができる。
制御パラメータ発生器は、N個の制御パラメータそれぞれを、1フレーム内、あるいは1ライン内の所定の異なるタイミングで更新するように構成されてもよい。エンコーダは、i番目(1≦i≦N)の制御パラメータが更新されると、それをエンコードしてコマンドを生成し、トランスミッタは、コマンドが生成されるごとに、コマンドを送信してもよい。
N個の制御パラメータの更新タイミングを異ならせることにより、単一の信号線で伝送することが容易となる。
デコーダは、N個の制御パラメータそれぞれが更新されるべきタイミングを知っており、レシーバがコマンドを受信したタイミングに応じて、コマンドが何番目の制御パラメータを含むかを判定してもよい。
これにより、何番目の制御パラメータであるかを示す識別子を、コマンドに埋め込む必要がなくなるため、コマンドのビット数を減らすことができる。
デコーダは、N個の制御パラメータそれぞれが更新されるべきタイミングに応じた受信タイミングにアサートされるN個の選択信号を生成するセレクタコントローラを含んでもよい。デコーダは、i番目の選択信号がアサートされる期間に入力されたコマンドを、i番目の制御パラメータに対応づけてもよい。
コマンドは、何番目の制御パラメータであるかを示す識別子と、その制御パラメータの値を示すデータと、を含む形式でエンコードされてもよい。
デコーダは、コマンドに含まれる識別子にもとづいて、それに付随するデータが、何番目の制御パラメータの値を示すものか判定してもよい。
これにより、コマンド長は長くなるが、スレーブタイミングコントローラにおいて受信したコマンドが、何番目の制御パラメータに対応するかを簡易に判定できる。
N個の制御パラメータの少なくともひとつは、ソースドライバに送信されるべきデータであってもよい。N個の制御パラメータの少なくともひとつは、タイミングコントローラにおいて使用されるべきデータであってもよい。
本発明の別の態様は、ディスプレイ装置に使用されるタイミングコントローラに関する。ディスプレイ装置は、ディスプレイパネルと、ディスプレイパネルの走査線を駆動するゲートドライバと、ディスプレイパネルのデータ線を駆動する複数のソースドライバと、複数のソースドライバのうちディスプレイパネルの第1領域に割り当てられた第1ソースドライバ群と、ゲートドライバとに接続される第1のタイミングコントローラと、複数のソースドライバのうちディスプレイパネルの第2領域に割り当てられた第2ソースドライバ群とに接続される第2のタイミングコントローラと、を備える。第1、第2のタイミングコントローラは同一の構成を有する。タイミングコントローラは、(i)画像ソースからのデータを受け、ゲートドライバおよび第1ソースドライバ群を制御するマスターモードと、(ii)画像ソースからのデータを受け、第2ソースドライバ群を制御するスレーブモードと、が切りかえ可能に構成される。タイミングコントローラは、マスターモードに設定されたときアクティブとなり、N個の制御パラメータ(N≧2)を生成する制御パラメータ発生器と、マスターモードに設定されたときアクティブとなり、N個の制御パラメータをエンコードし、コマンドに変換するエンコーダと、マスターモードに設定されたときアクティブとなり、コマンドを、単一の共通の信号線を介して、スレーブモードに設定されたタイミングコントローラに出力するトランスミッタと、スレーブモードに設定されたときアクティブとなり、マスターモードに設定されたタイミングコントローラから信号線を介して、コマンドを時分割で受信するレシーバと、スレーブモードに設定されたときアクティブとなり、レシーバが受信したコマンドをデコードし、もとのN個の制御パラメータを復元するデコーダと、を備える。タイミングコントローラは、(i)マスターモードに設定されたとき、制御パラメータ発生器が生成したN個の制御パラメータをソースドライバに送信し、(ii)スレーブモードに設定されたとき、デコーダにより復元されたN個の制御パラメータをソースドライバに送信する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、回路面積の増大を抑制しつつ、2つのタイミングコントローラの間で、複数の制御パラメータを共有できる。
本発明者が検討した液晶ディスプレイ装置のブロック図である。 実施の形態に係るディスプレイ装置のブロック図である。 マスタータイミングコントローラ、スレーブタイミングコントローラの具体的な構成例を示す回路図である。 マスタータイミングコントローラおよびスレーブタイミングコントローラの動作波形図である。 実施の形態に係るタイミングコントローラのブロック図である。 図5のタイミングコントローラの具体的な構成例を示す回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係るディスプレイ装置1のブロック図である。ディスプレイ装置1は、LCDパネル2、複数のソースドライバ4、ゲートドライバ6、画像ソース8、2つのタイミングコントローラ100a、100bを備える。
LCDパネル2は、複数のデータ線DLと、データ線DLと直交するように配置される複数の走査線SLと、データ線DLおよび走査線SLの交点にマトリクス状に配置された複数のTFT(Thin Film Transistor)を備える。ソースドライバ4は、複数のデータ線DLに輝度に応じた電圧を印加する。ゲートドライバ6は、複数の走査線を順に選択する。
ディスプレイ装置1は、パーソナルコンピュータのグラフィックスプロセッサや、テレビ受像器のチューナユニットをはじめとする画像ソース8と、HDMI(登録商標)規格、DVI規格、DisplayPort規格などのデジタルインタフェースを介して接続されている。そして前述のデジタルインタフェースを介して、LCDパネル2に表示すべき画像データが画像ソース8からディスプレイ装置1へと伝送される。
ディスプレイ装置1のタイミングコントローラ100は、画像ソース8からLCDパネル2に表示すべき画像データを受ける。タイミングコントローラ100は、LCDパネル2の解像度に応じたドライバ制御信号(タイミング信号TMGと総称する)を発生し、画像データとともにゲートドライバ6およびソースドライバ4へと供給する。
LCDパネル2は、2つの領域に分割されている。複数のソースドライバ4は、LCDパネル2の第1領域に割り当てられた第1ソースドライバ群4_1と、LCDパネル2の第2領域に割り当てられた第2ソースドライバ群4_2と、を含む。
第1のタイミングコントローラ100aは、画像ソース8からの画像データを受け、第1ソースドライバ群4_1と、ゲートドライバ6と、を制御する。第2のタイミングコントローラ100bは、画像ソース8からの画像データを受け、第2ソースドライバ群4_2を制御する。なお、第1ソースドライバ群4_1、第2ソースドライバ群4_2はそれぞれ、ひとつ、あるいは複数のソースドライバを含んでもよい。
第1のタイミングコントローラ100aを、マスタータイミングコントローラとも称し、第2のタイミングコントローラ100bを、スレーブタイミングコントローラとも称する。
はじめに、タイミングコントローラ100a、100bに共通の構成を説明する。タイミングコントローラ100は、入力I/F(インタフェース)102、ロジック部104、タイミング信号発生器106、タイミング信号用の出力インタフェース108、画像用の出力インタフェース110、を備える。
入力インタフェース102は、画像ソース8からの画像データを受け、RGBの画像データRGBと、ピクセルクロックCLK、データイネーブル信号DE等を取得して、それらをロジック部104へと出力する。ロジック部104は、画像データRGBに必要な信号処理を施し、出力インタフェース110へと出力する。
画像用の出力インタフェース110は、ソースドライバ4とRSDS規格(Reduced Swing Differential Signaling)やLVDS規格(Low Voltage Differential Signaling)等のバスを介して接続されており、画素ごとの画像データ(RGBデータ)を順に出力する。
ロジック部104は入力された信号にもとづいて、各フレームの所定のタイミングにおいてアサートされる基準信号REFを発生し、タイミング信号発生器106および後述の制御パラメータ発生器120へと出力する。
タイミング信号発生器106は、以下のドライバ制御信号を発生する。当業者には各ドライバ制御信号の名称および記号が、メーカによって異なる場合があることが理解される。
1.ソースドライバに対するドライバ制御信号
1.1 スタートパルス(STH)
ソースドライバ4およびゲートドライバ6はそれぞれ、LCDパネル2のパネルサイズ(解像度)に応じて、複数個がカスケード接続される。タイミングコントローラ100から出力された画像データおよびドライバ制御信号は、複数のソースドライバ4を順に経由していく。複数のソースドライバ4は、スタートパルスSTHをシフトレジスタのように順に先送りする。スタートパルスSTHが入力されているソースドライバ4が、画像データを取り込む。
1.2 ラッチパルス(LOAD)
ラッチパルスLOADは、1走査ラインごとにアサートされる。ソースドライバ4は、ラッチパルスLOADがアサートされると、1走査線分の画像データを取り込む。
1.3 交流化信号(POL)
ソースドライバ4は、極性を交互に反転しながらLCDパネル2を駆動する。交流化信号POLによってソースドライバ4の極性が決定される。
2.ゲートドライバに対するドライバ制御信号
2.1 垂直シフト方向入出力信号(STV)
カスケード接続された複数のゲートドライバ6へと供給される。垂直シフト方向入出力信号STVは、複数のゲートドライバ6によって順にシフトされる。
2.2 垂直転送クロック(CPV)
各ゲートドライバ6は、入力された上述の垂直シフト方向入出力信号STVを、この垂直転送クロックCPVのポジティブエッジのタイミングで取り込む。
2.3 出力イネーブル(OE)
ゲートドライバ6の出力端子の状態を制御するデータである。出力イネーブルOEがアサートされると、走査線SLに駆動電圧が印加され、ネゲートされると走査線SLの電位が固定される。
ドライバ制御信号のパルス幅や発生タイミングは、パネルの解像度に応じて固有の値に定められる。ドライバ制御信号は、出力インタフェース108を介して、ソースドライバ4およびゲートドライバ6へと供給される。
マスタータイミングコントローラ100aとスレーブタイミングコントローラ100bは、N個の制御パラメータ(N≧2)を共有する。N個の制御パラメータのひとつ、あるいは複数は、ソースドライバ4に送信され、ソースドライバ4において利用されるデータであってもよい。またN個の制御パラメータの別のひとつ、あるいは複数は、タイミングコントローラ100a、100b自身において利用されるデータであってもよい。
たとえばソースドライバ4が、ある時間ごとに、データ線DLに印加すべき駆動電圧の極性を反転する反転駆動を行う場合に、極性を示すデータは、制御パラメータのひとつでありえる。またソースドライバ4のモードが複数から選択可能である場合に、モードの切りかえのトリガーとなる信号、あるいはモードを指示する信号は、制御パラメータのひとつでありえる。あるいはタイミングコントローラ100の動作モードが複数から選択可能である場合に、モードの切りかえのトリガーとなる信号、あるいはモードを指示する信号は、制御パラメータのひとつでありえる。制御パラメータPRMのいくつかは、出力I/F108から第1ソースドライバ群4_1に送信される。
マスタータイミングコントローラ100aは、制御パラメータ発生器120、エンコーダ122、トランスミッタ124、通信端子126を備える。
通信端子126は、タイミングコントローラ100b側の通信端子128と単一の信号線127を介して接続される。なお「単一の信号線」とは、1本のバスとも捕らえることができる。したがって、単一の信号線は、(i)シングルエンドのデータ線とクロック線のペアであって2本の配線を含んでもよいし、(ii)差動データ線とクロック線のペアであって3本の配線を含んでもよいし、(iii)クロック埋め込み型(CDR方式ともいう)のシングルエンドのデータ線であって1本の配線を含んでもよいし、(iv)クロック埋め込み型の差動データ線であって2本の配線を含んでもよい。
制御パラメータ発生器120は、N個の制御パラメータPRM1〜PRMNを生成する。N個の制御パラメータPRM1〜PRMNはそれぞれ、1フレーム内あるいは1ライン内において、所定の異なるタイミングで更新される。
エンコーダ122は、N個の制御パラメータPRM1〜PRMNをエンコードし、コマンドCMDに変換する。トランスミッタ124は、コマンドCMDを、単一の共通の信号線127を介して、スレーブタイミングコントローラ100bに出力する。
スレーブタイミングコントローラ100bは、レシーバ130、デコーダ132を備える。
レシーバ130は、マスタータイミングコントローラ100aから信号線127を介して、コマンドCMDを時分割で受信する。デコーダ132は、レシーバ130が受信したコマンドCMDをデコードし、もとのN個の制御パラメータPRM1〜PRMNを復元する。復元された複数の制御パラメータPRMの一部は、出力I/F108から第2ソースドライバ群4_2に送信される。
以上がディスプレイ装置1の全体構成である。
図3は、マスタータイミングコントローラ100a、スレーブタイミングコントローラ100bの具体的な構成例を示す回路図である。
制御パラメータ発生器120は、N個の制御パラメータPRM1〜PRMNそれぞれを、1フレーム内、あるいは1ライン内の所定の異なるタイミングで更新する。
そしてエンコーダ122は、i番目(1≦i≦N)の制御パラメータPRMiが更新されると、それをエンコードしてコマンドCMDを生成する。トランスミッタ124は、エンコーダ122によりコマンドCMDが生成されるごとに、コマンドCMDをレシーバ130に送信する。
デコーダ132は、1フレーム内あるいは1ライン内において、N個の制御パラメータPRM1〜PRMNそれぞれが更新されるべきタイミングを知っている。そしてデコーダ132は、レシーバ130がコマンドCMDを受信したタイミングに応じて、そのコマンドCMDが何番目の制御パラメータPRMiを含むかを判定する。
たとえばエンコーダ122は、コマンド変換部140、マルチプレクサ142、セレクタコントローラ144を含む。コマンド変換部140は、制御パラメータPRM1〜PRMNを受け、それぞれを所定の形式のコマンドCMD1〜CMDNに変換する。コマンドCMDの形式は特に限定されない。
たとえばコマンドCMDは、以下のフォーマットに準拠してもよい。
コマンドCMDのヘッダ部分には、命令の種類を示すシンボルが挿入され、それに続いて、送信すべきデータが挿入される。
たとえば、タイミングコントローラ100aとタイミングコントローラ100bの間で、リード命令とライト命令がサポートされているとする。タイミングコントローラ100aからタイミングコントローラ100bへの制御パラメータPRM1〜PRMNの送信は、ライト命令によりサポートされる。したがって、コマンド変換部140は、コマンドCMDの先頭にライト命令を示すシンボルを付加する。
そしてコマンド変換部140は、送信すべき制御パラメータPRMを所定のフォーマットで符号化し、および/またはパリティビットを付加したビット列を、コマンドCMDのデータ部分に挿入する。
マルチプレクサ142は、あるコマンドCMDiが更新されると、それを選択し、トランスミッタ124へと出力する。セレクタコントローラ144は、各制御パラメータPRMが更新されるタイミングを知っており、適切なタイミング、期間において、マルチプレクサ142に、更新される制御パラメータPRMに対応するコマンドCMDを選択させる。
なお、コマンド変換部140における変換処理が、すべての制御パラメータPRM1〜PRMNに対して共通である場合、コマンド変換部140とマルチプレクサ142を入れ替えてもよい。
トランスミッタ124は、マルチプレクサ142により選択されたコマンドCMDをレシーバ130に送信する。トランスミッタ124は、パラレルシリアル変換器であってもよい。
レシーバ130は、トランスミッタ124から送信されるコマンドCMDを受信し、デマルチプレクサ150へ出力する。レシーバ130は、シリアル形式のコマンドCMDをパラレル形式に変換するシリアルパラレル変換器であってもよい。
デコーダ132は、デマルチプレクサ150、コマンド逆変換部152、セレクタコントローラ154を含む。
セレクタコントローラ154は、N個の制御パラメータPRM1〜PRMNそれぞれが更新されるべきタイミングに応じた受信タイミングにおいてアサートされるN個の選択信号SEL1〜SELNを生成する。デコーダ132は、i番目の選択信号がアサートされる期間に入力されたコマンドを、i番目の制御パラメータに対応づける。
具体的には、デマルチプレクサ150の制御端子には、セレクタコントローラ154が生成する選択信号SEL1〜SELNが入力される。デマルチプレクサ150は、i番目の選択信号SELiがアサートされるとき、入力されたコマンドを、i番目の出力端子からCMDiとして出力する。
コマンド逆変換部152は、デマルチプレクサ150からのコマンドCMD1〜CMDNを受ける。コマンド逆変換部152は、コマンドCMD1〜CMDNそれぞれをデコードし、制御パラメータPRM1〜PRMNを取得する。
たとえばコマンド逆変換部152は、コマンドCMDのヘッダに含まれるシンボルを抽出し、ライト命令であるか、リード命令であるかを判定する。そしてあるコマンドCMDiが、そしてライト命令であり、かつi番目の選択信号SELiがアサートされるときに受信されたものであるときに、そのコマンドCMDiに含まれるデータ部分をコマンド変換部140と逆の手順で復号し、制御パラメータPRMiを取り出す。
以上がタイミングコントローラ100の構成である。続いてその動作を説明する。
図4は、マスタータイミングコントローラ100aおよびスレーブタイミングコントローラ100bの動作波形図である。
図4には上から順に、ドライバ制御信号のひとつであるvblank、マスタータイミングコントローラ100aが生成する制御パラメータPRM1〜PRM3(ここでは、N=3)、タイミングコントローラ100aにおける選択信号SEL1〜SEL3、信号線127を介して伝送されるコマンドCMD、スレーブタイミングコントローラ100bにおける選択信号SEL1〜SEL3、スレーブタイミングコントローラ100bにおいて再生された制御パラメータPRM1〜PRM3が示される。
vblank信号は、1フレーム内において、画像データが存在しない上部および下部の走査ラインにわたりアサート(ハイレベル)となる信号であり、マスタータイミングコントローラ100a、スレーブタイミングコントローラ100bそれぞれにおいて、タイミング信号発生器106により生成される。
はじめに、マスタータイミングコントローラ100aの動作を説明する。
たとえば制御パラメータPRM1は、vblank信号がローレベル(ネゲート)される期間、つまり有効な画像データが含まれる期間において、所定の時間間隔で更新される。制御パラメータPRM2も、vblank信号がローレベル(ネゲート)される期間、所定の時間間隔で、制御パラメータPRM1と異なるタイミングで更新される。制御パラメータPRM3は、vblank信号がハイレベル(アサート)される期間に、所定のタイミングで更新される。なお、制御パラメータPRM1〜PRM3の更新タイミングは例示に過ぎず、本発明において特に限定されるものではない。
コマンド変換部140は、制御パラメータPRM1〜PRM3を、コマンドCMD1〜CMD3に変換する。マスタータイミングコントローラ100aのセレクタコントローラ144は、制御パラメータPRM1〜PRM3それぞれが更新されるタイミングにおいてアサート(ハイレベル)される選択信号SEL1〜SEL3を生成する。i番目の選択信号SELiがアサートされているとき、それに対応する制御パラメータPRMiがマルチプレクサ142により選択され、トランスミッタ124から送信される。
続いてスレーブタイミングコントローラ100bの動作を説明する。
レシーバ130は、トランスミッタ124からのコマンドCMDを受信する。セレクタコントローラ154は、スレーブタイミングコントローラ100bに入力される画像データと同期して、マスタータイミングコントローラ100aの選択信号SEL1〜SEL3と同じタイミングでアサートされる選択信号SEL1〜SEL3を生成する。マスタータイミングコントローラ100aとスレーブタイミングコントローラ100bには、同じ画像データが入力されるため、マスタータイミングコントローラ100a、スレーブタイミングコントローラ100bそれぞれにおいて生成される選択信号SEL1〜SEL3は、同じ波形とすることができる。
デマルチプレクサ150は、i番目の選択信号SELiがアサートされる期間、その期間に受信したコマンドCMDを、i番目のコマンドCMDiに割り当てて出力する。コマンド逆変換部152は、i番目のコマンドCMDiをデコードし、制御パラメータPRMiとして出力する。
以上がディスプレイ装置1の動作である。
このディスプレイ装置1によれば、マスタータイミングコントローラ100aとスレーブタイミングコントローラ100bの間で、複数の制御パラメータPRM1〜PRMNを値を同一として共有することができ、またそれらを同じタイミングで更新することができる。マスタータイミングコントローラ100aとタイミングコントローラ100bの間は、単一の信号線127で結線すればよいため、図1の構成に比べて回路面積の増大を抑制できる。
また、スレーブタイミングコントローラ100bにおいて、マスタータイミングコントローラ100aが制御パラメータPRMを更新するタイミングを予測することにより、信号線127を伝送するコマンドCMDの中に、何番目の制御パラメータかを示す識別子を埋め込む必要がないため、コマンドCMDのデータ長を短くすることができる。
マスタータイミングコントローラ100a、スレーブタイミングコントローラ100bを設計、製造するチップベンダーにとっては、マスタータイミングコントローラ100aとスレーブタイミングコントローラ100bを異なる製品としてラインナップすることは無駄となる。またマスタータイミングコントローラ100a、スレーブタイミングコントローラ100bのユーザにとっても、単一のタイミングコントローラ100を、マスタータイミングコントローラ100aとスレーブタイミングコントローラ100bで切りかえて使用することができれば、設計上、製造上の観点から便宜である。
以下、マスタータイミングコントローラ100aとスレーブタイミングコントローラ100bの機能を切りかえ可能なタイミングコントローラ100について説明する。
図5は、実施の形態に係るタイミングコントローラ100のブロック図である。
タイミングコントローラ100は、図2のマスタータイミングコントローラ100aとして動作するマスターモードと、図2のスレーブタイミングコントローラ100bとして動作するスレーブモードが切りかえ可能に構成される。
たとえばタイミングコントローラ100は、モード制御ピンMODEを備え、外部から制御可能な電気的状態(ハイレベル、ローレベル、ハイインピーダンスなど)に応じて、モードが選択可能であってもよい。あるいは、外部のプロセッサからのコマンドに応じてモードが選択可能であってもよい。
タイミングコントローラ100は、入力I/F102、ロジック部104、タイミング信号発生器106、出力I/F108、出力I/F110、制御パラメータ発生器120、エンコーダ122、トランスミッタ124、レシーバ130、デコーダ132を備える。それぞれの基本動作については図2を参照して説明した通りである。また通信端子129は、図3の通信端子126と127の機能を兼ねる。
制御パラメータ発生器120、エンコーダ122、トランスミッタ124は、マスターモードに設定されたときにアクティブとなり、スレーブモードに設定されると非アクティブとなる。
レシーバ130、デコーダ132は、スレーブモードに設定されたときにアクティブとなり、マスターモードに設定されると非アクティブとなる。
タイミングコントローラ100は、マスターモードに設定されたときには、制御パラメータ発生器120が生成する制御パラメータPRM1〜PRMNにもとづいて動作し、スレーブモードに設定されたときには、デコーダ132が生成する制御パラメータPRM1〜PRMNにもとづいて動作する。また出力I/F108は、マスターモードに設定されたときには、制御パラメータ発生器120が生成する制御パラメータPRM1〜PRMNの一部を、第1ソースドライバ群4_1に送信してもよく、スレーブモードに設定されたときには、デコーダ132が生成する制御パラメータPRM1〜PRMNの一部を、第2ソースドライバ群4_2に送信してもよい。
図6は、図5のタイミングコントローラ100の具体的な構成例を示す回路図である。
この構成例では、エンコーダ122のセレクタコントローラ144と、エンコーダ122のセレクタコントローラ154が共有されている。これにより回路面積を削減できる。さらにマルチプレクサ142とデマルチプレクサ150は、双方向スイッチを用いて構成することにより、共有してもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1変形例)
エンコーダ122は、ある制御パラメータPRMiを、何番目の制御パラメータであるか(つまりi)を示す識別子と、その制御パラメータPRMiの値を示すデータと、を含む形式でエンコードを行い、コードCODEを生成してもよい。一方、デコーダ132は、コマンドCMDに含まれる識別子にもとづいて、それに付随するデータが、何番目の制御パラメータの値を示すものか判定してもよい。
この変形例によれば、識別子のビット数分、コードCODEのデータ長が長くなるが、マスタータイミングコントローラ100a、スレーブタイミングコントローラ100bにおけるマルチプレクサ142、セレクタコントローラ144が不要となるため、回路面積を小さくできる場合がある。
(第2変形例)
実施の形態では、液晶ディスプレイについて説明をしたが、本発明はそれに類するマトリクス型ディスプレイに広く適用できる。またドライバ制御信号の種類は上述のそれらに限定されない。データドライバおよびスキャンドライバの種類に応じて、供給すべきドライバ制御信号の種類は異なるが、これらも当然に本発明の範囲に含まれる。
(用途)
ディスプレイ装置100は、テレビ受像器に搭載されてもよいし、コンピュータに外付けされるモニタであってもよい。あるいはノート型コンピュータや、タブレット端末、携帯電話端末、カーナビゲーションシステムなどの電子機器に搭載されてもよく、その形態は特に限定されない。
以上、実施の形態にもとづき、本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎないことはいうまでもなく、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能であることはいうまでもない。
1…ディスプレイ装置、2…LCDパネル、4…ソースドライバ、6…ゲートドライバ、8…画像ソース、100…タイミングコントローラ、100a…マスタータイミングコントローラ、100b…スレーブタイミングコントローラ、102…入力I/F、104…ロジック部、106…タイミング信号発生器、108,110…出力I/F、120…制御パラメータ発生器、122…エンコーダ、124…トランスミッタ、126…通信端子、127…信号線、128,129…通信端子、130…レシーバ、132…デコーダ、140…コマンド変換部、142…マルチプレクサ、144…セレクタコントローラ、150…デマルチプレクサ、152…コマンド逆変換部、154…セレクタコントローラ、PRM…制御パラメータ。

Claims (6)

  1. ディスプレイ装置であって、
    ディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの走査線を駆動するゲートドライバと、
    前記ディスプレイパネルのデータ線を駆動する複数のソースドライバと、
    画像ソースからの画像データを受け、前記複数のソースドライバのうち前記ディスプレイパネルの第1領域に割り当てられた第1ソースドライバ群と、前記ゲートドライバと、を制御するマスタータイミングコントローラと、
    前記画像ソースからの前記画像データを受け、前記複数のソースドライバのうち前記ディスプレイパネルの第2領域に割り当てられた第2ソースドライバ群を制御するスレーブタイミングコントローラと、
    を備え、
    前記マスタータイミングコントローラは、
    N個(N≧2)の制御パラメータを生成する制御パラメータ発生器と、
    前記N個の制御パラメータをエンコードし、コマンドに変換するエンコーダと、
    前記コマンドを、単一の共通の信号線を介して、前記スレーブタイミングコントローラに出力するトランスミッタと、
    を含み、
    前記スレーブタイミングコントローラは、
    前記マスタータイミングコントローラから前記信号線を介して、前記コマンドを時分割で受信するレシーバと、
    前記レシーバが受信した前記コマンドをデコードし、もとの前記N個の制御パラメータを復元するデコーダと、
    を含み、
    前記制御パラメータ発生器において、前記N個の制御パラメータは、前記画像データの1フレーム内、あるいは1ライン内における異なる複数の所定タイミングで更新され、
    前記エンコーダは、i番目(1≦i≦N)の制御パラメータが更新されると、それをエンコードして前記コマンドを生成し、前記トランスミッタは、前記コマンドが生成されるごとに、前記コマンドを送信し、
    前記デコーダは、前記複数の所定タイミングを知っており、前記レシーバが前記コマンドを受信したタイミングが、前記スレーブタイミングコントローラが受信した前記画像データの1フレーム内、あるいは1ライン内における前記複数の所定タイミングのいずれであるかに応じて、前記コマンドが何番目の制御パラメータを含むかを判定することを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 前記デコーダは、前記N個の制御パラメータそれぞれが更新されるべきタイミングに応じた受信タイミングにアサートされるN個の選択信号を生成するセレクタコントローラを含み、i番目の選択信号がアサートされる期間に入力されたコマンドを、i番目の制御パラメータに対応づけることを特徴とする請求項に記載のディスプレイ装置。
  3. 前記N個の制御パラメータの少なくともひとつは、前記ソースドライバに送信されるべきデータであることを特徴とする請求項1または2に記載のディスプレイ装置。
  4. ディスプレイ装置に使用されるタイミングコントローラであって、
    前記ディスプレイ装置は、
    ディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルの走査線を駆動するゲートドライバと、
    前記ディスプレイパネルのデータ線を駆動する複数のソースドライバと、
    前記複数のソースドライバのうち前記ディスプレイパネルの第1領域に割り当てられた第1ソースドライバ群と、前記ゲートドライバとに接続される第1のタイミングコントローラと、
    前記複数のソースドライバのうち前記ディスプレイパネルの第2領域に割り当てられた第2ソースドライバ群とに接続される第2のタイミングコントローラと、
    を備え、
    前記第1、第2のタイミングコントローラは同一の構成を有し、
    前記タイミングコントローラは、(i)画像ソースからの画像データを受け、前記ゲートドライバおよび前記第1ソースドライバ群を制御するマスターモードと、(ii)前記画像ソースからの前記画像データを受け、前記第2ソースドライバ群を制御するスレーブモードと、が切りかえ可能に構成され、
    前記タイミングコントローラは、
    前記マスターモードに設定されたときアクティブとなり、N個(N≧2)の制御パラメータを生成する制御パラメータ発生器と、
    前記マスターモードに設定されたときアクティブとなり、前記N個の制御パラメータをエンコードし、コマンドに変換するエンコーダと、
    前記マスターモードに設定されたときアクティブとなり、前記コマンドを、単一の共通の信号線を介して、前記スレーブモードに設定されたタイミングコントローラに出力するトランスミッタと、
    前記スレーブモードに設定されたときアクティブとなり、前記マスターモードに設定されたタイミングコントローラから前記信号線を介して、前記コマンドを時分割で受信するレシーバと、
    前記スレーブモードに設定されたときアクティブとなり、前記レシーバが受信した前記コマンドをデコードし、もとの前記N個の制御パラメータを復元するデコーダと、
    を備え、
    (i)前記マスターモードに設定されたとき、前記制御パラメータ発生器が生成した前記N個の制御パラメータにもとづいて動作し、(ii)前記スレーブモードに設定されたとき、前記デコーダにより復元された前記N個の制御パラメータにもとづいて動作し、
    前記マスターモードに設定されたとき、前記制御パラメータ発生器において、前記N個の制御パラメータは、前記画像データの1フレーム内、あるいは1ライン内における異なる複数の所定タイミングで更新され、
    前記マスターモードに設定されたとき、前記エンコーダは、i番目(1≦i≦N)の制御パラメータが更新されると、それをエンコードして前記コマンドを生成し、前記トランスミッタは、前記コマンドが生成されるごとに、前記コマンドを送信し、
    前記スレーブモードに設定されたとき、前記デコーダは、前記複数の所定タイミングを知っており、前記レシーバが前記コマンドを受信したタイミングが、前記スレーブタイミングコントローラが受信した前記画像データの1フレーム内、あるいは1ライン内における前記複数の所定タイミングのいずれであるかに応じて、前記コマンドが何番目の制御パラメータを含むかを判定することを特徴とするタイミングコントローラ。
  5. 前記デコーダは、前記N個の制御パラメータそれぞれが更新されるべきタイミングに応じた受信タイミングにアサートされるN個の選択信号を生成するセレクタコントローラを含み、i番目の選択信号がアサートされる期間に入力されたコマンドを、i番目の制御パラメータに対応づけることを特徴とする請求項に記載のタイミングコントローラ。
  6. 前記N個の制御パラメータの少なくともひとつは、前記ソースドライバに送信されるべきデータであることを特徴とする請求項4または5に記載のタイミングコントローラ。
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