JP6464368B2 - 薄膜トランジスタ基板 - Google Patents

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Description

本開示は、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を有する薄膜トランジスタ基板に関する。
液晶表示装置や有機EL表示装置等のアクティブマトリクス方式の表示装置は、マトリクス状に配置された複数の画素を有する。複数の画素の各々には、スイッチングトランジスタ又は駆動トランジスタとして形成されるTFTと、蓄積容量として形成される容量素子とが設けられている。
TFTは、ゲート電極と、ゲート電極に対向して形成されたチャネル層と、チャネル層に接続されたソース電極及びドレイン電極とによって構成されている。TFTの構造には、ゲート電極がチャネル層の下方(基板側)に形成されたボトムゲート構造と、ゲート電極がチャネル層の上方に形成されたトップゲート構造とが知られている。例えば、特許文献1には、ボトムゲート構造のTFTが開示されている。また、容量素子は、絶縁膜を挟む一対の電極によって構成されている。
特開平7−273347号公報
近年、表示装置の高精細化に伴って画素面積が小さくなっている。このため、一画素に、TFTとともに十分な蓄積容量を有する容量素子を配置することが難しい。
本開示の技術は、一画素あたりの蓄積容量を十分かつ簡単に確保することができる薄膜トランジスタ基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、薄膜トランジスタ基板の一態様は、一対の電極からなる容量素子及び薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタ基板であって、基板の上方に位置する第1電極と、前記第1電極の上方に位置する第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜の上方に位置する第2電極と、前記第2電極の上方に位置する第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜の上方に位置する半導体層とを有し、前記容量素子は、前記第1電極を前記一対の電極の一方とし、前記第2電極を前記一対の電極の他方としており、前記薄膜トランジスタは、前記第2電極をゲート電極とし、前記第2絶縁膜をゲート絶縁膜とし、前記半導体層をチャネル層としていることを特徴とする。
一画素あたりの蓄積容量を十分かつ簡単に確保することができる
実施の形態に係る有機EL表示装置の一部切り欠き斜視図である。 実施の形態に係る有機EL表示装置における画素回路の構成を示す電気回路図である。 実施の形態に係るTFT基板の部分断面図である。 比較例1のTFT基板の部分断面図である。 比較例2のTFT基板の部分断面図である。
以下、本開示の一実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、薄膜トランジスタ基板(TFT基板)が用いられる表示装置の一例として、有機EL表示装置の構成について説明する。
[有機EL表示装置]
図1は、実施の形態に係る有機EL表示装置の一部切り欠き斜視図である。また、図2は、図1に示す有機EL表示装置における画素回路の電気回路図である。なお、図2に示す画素回路は、一例であって、図2に示される構成に限定されるものではない。
図1に示すように、有機EL表示装置100は、TFTが形成されたTFT基板110と、TFT基板110の上方に形成された有機EL素子130(発光部)とを有する。
有機EL素子130は、下部電極である陽極131と、有機EL層(発光層)132と、上部電極である陰極133との積層構造である。
本実施の形態におけるTFT基板110は、複数のTFTを有するTFTアレイ基板である。有機EL素子130は、複数のTFTを覆うように形成された層間絶縁膜(平坦化層)の上に形成されている。
有機EL表示装置100は、有機EL素子130の光をTFT基板110側とは反対側から出射させるトップエミッション型である。この場合、下部電極である陽極131は、金属等からなる反射電極であり、また、上部電極である陰極133は、ITO等からなる透明電極である。なお、有機EL表示装置100は、トップエミッション型に限るものではなく、有機EL素子130の光をTFT基板110側から出射させるボトムエミッション型であってもよい。
TFT基板110は、マトリクス状の複数の画素120を有している。複数の画素120の各々には、1つ以上のTFTや容量素子等の回路素子によって構成された画素回路が設けられている。複数の画素120の各々は、画素120毎に設けられた画素回路によって駆動制御される。
有機EL素子130は、複数の画素120の各々に対応して形成されており、各画素120に設けられた画素回路によって各有機EL素子130の発光の制御が行われる。有機EL素子130は、陽極131と陰極133との間に有機EL層132が配置された構成となっている。陽極131と有機EL層132との間にはさらに正孔輸送層が設けられ、有機EL層132と陰極133との間にはさらに電子輸送層が設けられている。なお、陽極131と陰極133との間には、その他の機能層が設けられていてもよい。
また、TFT基板110には、画素120の行方向に沿って配置された複数のゲート配線(走査線)140と、ゲート配線140と交差するように画素120の列方向に沿って配置された複数のソース配線(信号配線)150と、ソース配線150と平行に配置された複数の電源配線160(図1では省略)とが形成されている。各画素120は、例えば直交するゲート配線140とソース配線150とによって区画されている。
ゲート配線140は、各画素回路に含まれるスイッチングトランジスタSwTrのゲート電極G2と行毎に接続されている。ソース配線150は、各画素回路に含まれるスイッチングトランジスタSwTrのソース電極S2と列毎に接続されている。電源配線160は、各画素回路に含まれる駆動トランジスタDrTrのドレイン電極D1と列毎に接続されている。
図2に示すように、各画素回路は、駆動トランジスタDrTrとして形成されたTFTと、スイッチングトランジスタSwTrとして形成されたTFTと、データ電圧を記憶する蓄積容量(保持容量)として形成された容量素子Cs(キャパシタ)とで構成される。本実施の形態において、駆動トランジスタDrTrは、有機EL素子130を駆動するためのTFTであり、スイッチングトランジスタSwTrは、発光させる画素120を選択するためのTFTである。
スイッチングトランジスタSwTrは、ゲート配線140に接続されるゲート電極G2と、ソース配線150に接続されるソース電極S2と、容量素子Csの一方の電極及び駆動トランジスタDrTrのゲート電極G1に接続されるドレイン電極D2と、チャネル層として機能する半導体層(図示せず)とを備える。スイッチングトランジスタSwTrは、接続されるゲート配線140及びソース配線150に所定の電圧が印加されると、当該ソース配線150に印加された電圧がデータ電圧として容量素子Csに保持される。
駆動トランジスタDrTrは、スイッチングトランジスタSwTrのドレイン電極D2及び容量素子Csの他方の電極に接続されるゲート電極G1と、電源配線160に接続されるドレイン電極D1と、有機EL素子130の陽極131及び容量素子Csの他方の電極に接続されるソース電極S1と、チャネル層として機能する半導体層(図示せず)とを備える。駆動トランジスタDrTrは、容量素子Csが保持しているデータ電圧に対応する電流を電源配線160からソース電極S1を通じて有機EL素子130の陽極131に供給する。これにより、有機EL素子130では、陽極131から陰極133へと駆動電流が流れて有機EL層が発光する。
なお、上記構成の有機EL表示装置100では、ゲート配線140とソース配線150との交差点に位置する画素120毎に表示制御を行うアクティブマトリクス方式が採用されている。これにより、各画素120におけるスイッチングトランジスタSwTr及び駆動トランジスタDrTrによって、対応する有機EL素子130が選択的に発光し、所望の画像が表示される。
[TFT基板]
次に、実施の形態に係るTFT基板110の断面構成について、図3を用いて説明する。図3は、実施の形態に係るTFT基板110の部分断面図である。
TFT基板110は、上述のとおり、マトリクス状に区画された複数の画素を有している。図3に示すように、複数の画素の各々は、TFTが形成された領域であるTFT部と、一対の電極からなる容量素子Csが形成された領域である蓄積容量部とを有する。なお、図3では、TFTとして駆動トランジスタDrTrが図示されている。
図3に示すように、TFT基板110は、基板10の上方に位置する第1電極21と、第1電極21の上方に位置する第1絶縁膜31と、第1絶縁膜31の上方に位置する第2電極22と、第2電極22の上方に位置する第2絶縁膜32と、第2絶縁膜32の上方に位置する半導体層40と、半導体層40の上方に位置する第3絶縁膜33と、第3絶縁膜33の上方に位置する、ソース電極23S、ドレイン電極23D、第1配線23L1及び第2配線23L2と、ソース電極23S、ドレイン電極23D、第1配線23L及び第2配線23L2の上方に位置する第4絶縁膜34とを有する。
また、TFT基板110は、配線層(導電層)と絶縁層との積層構造であり、図3に示すように、本実施の形態では、第1配線層WL21、第1絶縁層IL31、第2配線層WL22、第2絶縁層IL32、第3絶縁層IL33、第3配線層WL23、及び、第4絶縁層IL34を有する。なお、第2絶縁層IL32と第3絶縁層IL33との間には、半導体層40が形成されている。
第1配線層WL21、第2配線層WL22及び第3配線層WL23には、TFTの電極、容量素子Csの電極及び各種配線等の導電部材が同一の導電膜をパターニングすることで形成される。第1絶縁層IL31、第2絶縁層IL32、第3絶縁層IL33及び第4絶縁層IL34は、層間絶縁膜又はパッシベーション膜である。
容量素子Csは、第1電極21を一方の電極とし、第2電極22を他方の電極としている。第1電極21と第2電極22とは、断面視において、第1絶縁膜31を介して対向して配置されている。また、第2電極22と第1電極21とは、平面視において、重なっている重なり領域を有しており、この重なり領域が蓄積容量として機能する。
駆動トランジスタDrTrは、ボトムゲート構造のTFTであり、第2電極22をゲート電極とし、第2絶縁膜32をゲート絶縁膜とし、半導体層40をチャネル層としている。本実施の形態において、駆動トランジスタDrTrは、チャネル保護型(チャネルエッチングストッパ型)のTFTである。また、駆動トランジスタDrTrでは、ソース電極23S及びドレイン電極23Dがトップコンタクト構造となっている。
以下、TFT基板110における各層の構成部材について詳細に説明する。
[基板]
基板10は、例えば、ガラス基板であるが、ガラス基板に限らず、樹脂基板等であってもよい。また、基板10は、リジッド基板ではなく、フレキシブル基板であってもよい。なお、基板10の表面には、窒化シリコン又は酸化シリコンによって構成されたアンダーコート層が形成されていてもよい。
[第1配線層]
第1配線層WL21は、複数の配線層のうちの最下層の配線層であり、基板10上の層に位置する。第1配線層WL21には、第1電極21が形成されている。
第1配線層WL21を構成する導電部材は、金属等の導電性材料又はその合金等からなる導電膜の単層構造又は多層構造であり、例えば、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、チタン(Ti)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、銀(Ag)、金(Au)、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、インジウム(In)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)等の金属、又は、これらの中から選ばれる金属の合金(モリブデンタングステン(MoW)等)によって構成されている。なお、第1配線層WL21を構成する導電部材の材料は、これらの材料に限るものではなく、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電性金属酸化物、又は、導電性高分子材料等によって構成されていてもよい。
本実施の形態において、第1配線層WL21を構成する導電部材は、モリブデン膜と銅膜との積層構造である。つまり、第1電極21は、モリブデン膜と銅膜との積層構造である。
第1電極21は、基板10上に所定形状で形成されている。例えば、基板10上に導電膜をスパッタ法によって成膜し、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチング法を用いて導電膜を加工することにより、所定形状の第1電極21を形成することができる。
上述のとおり、第1電極21は、容量素子Csを構成する一対の電極のうちの一方の電極である。具体的には、第1電極21は、容量素子Csの下部電極である。
また、第1電極21とソース電極23Sとを第1配線23L1を介して接続するために、第1電極21の幅は、第2電極22の幅よりも大きくしている。つまり、第1電極21は、第1配線23L1とのコンタクト部を確保するために、第2電極22よりも幅を大きくしている。
なお、本実施の形態において、第1配線層WL21には、第1電極21のみが形成されているが、他の電極や配線が形成されていてもよい。
[第1絶縁層]
第1絶縁層IL31は、複数の絶縁層のうちの最下層の絶縁層である。第1絶縁層IL31は、第1配線層WL21と第2配線層WL22(第2電極22)との間の層であり、第1配線層WL21上に位置する。
第1絶縁層IL31には、第1絶縁膜31が形成されている。第1絶縁膜31は、第1電極21と第2電極22との間に形成されている。なお、第1絶縁膜31は、第1電極21と第2絶縁膜32との間、及び、基板10と第2絶縁膜32との間にも形成されている。
例えば、第1絶縁膜31は、第1配線層WL21を構成する導電部材を覆うように基板10上に形成されている。具体的には、第1絶縁膜31は、第1電極21を覆うように基板10上に形成されている。
第1絶縁膜31(第1絶縁層IL31)は、電気絶縁性を有する材料によって構成されており、一例として、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、酸化アルミニウム膜、酸化タンタル膜又は酸化ハフニウム膜等の単層膜、あるいは、これらの膜を複数積層した積層膜からなる絶縁膜である。
第1絶縁膜31としてシリコン酸化膜を形成する場合、例えば、シランガス(SiH)及び亜酸化窒素ガス(NO)を導入ガスに用いて、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によってシリコン酸化膜を成膜することができる。なお、シリコン窒化膜は、例えば、シランガス(SiH)、アンモニアガス(NH)及び窒素ガス(N)を導入ガスに用いて、プラズマCVD法によって成膜することができる。
第1絶縁膜31は、少なくとも第1電極21と第2電極22との間に形成されている。つまり、第1絶縁膜31は、容量素子Csにおける第1電極21と第2電極22との間の誘電体(誘電体膜)である。したがって、第1絶縁膜31の材料は、要求される容量素子Csの容量に応じて適宜選択してもよい。
[第2配線層]
第2配線層WL22は、複数の配線層のうちの下から2番目の配線層である。第2配線層WL22は、第1絶縁層IL31と第2絶縁層IL32との間の層であり、第1絶縁層IL31上に位置する。第2配線層WL22には、第2電極22が形成されている。
第2配線層WL22を構成する導電部材は、金属等の導電性材料又はその合金等からなる導電膜の単層構造又は多層構造であり、第1配線層WL21と同様の材料を用いることができる。
本実施の形態において、第2配線層WL22を構成する導電部材の材料は、第1配線層WL21を構成する導電部材の材料と同じである。つまり、第2配線層WL22の部材は、モリブデン膜と銅膜との積層構造である。したがって、第2電極22は、モリブデン膜と銅膜との積層構造である。
第2電極22は、第1絶縁層IL31上に所定形状で形成されている。例えば、第1絶縁層IL31上に導電膜をスパッタ法によって成膜し、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチング法を用いて導電膜を加工することにより、所定形状の第2電極22を形成することができる。
第2電極22は、駆動トランジスタDrTrのゲート電極(図2のG2)である。つまり、第2配線層WL22は、ゲートメタル層である。
また、第2電極22は、容量素子Csを構成する一対の電極のうちの他方の電極でもある。具体的には、第2電極22は、容量素子Csの下部電極である。
このように、第2電極22は、駆動トランジスタDrTrのゲート電極(図2のG2)であり、かつ、容量素子Csを構成する一対の電極のうちの他方の電極である。つまり、第2電極22は、容量素子Csの容量電極と駆動トランジスタDrTrのゲート電極とを兼用する電極である。
また、第2電極22の幅は、第1電極21の幅よりも小さくなっている。つまり、蓄積容量部において、容量素子Csの上部電極(第2電極22)の幅が容量素子Csの下部電極(第1電極21)の幅よりも小さくなっている。これにより、蓄積容量部におけるショートの発生を抑制することができる。
なお、第2配線層WL22(ゲートメタル層)には、スイッチングトランジスタSwTrのゲート電極(図2のG2)及びゲート配線(図1、図2の140)も形成されている。さらに、第2配線層WL22(ゲートメタル層)には、その他の電極や配線が形成されていてもよい。
[第2絶縁層]
第2絶縁層IL32は、複数の絶縁層のうちの下から2番目の絶縁層である。第2絶縁層IL32は、第2配線層WL22と半導体層40との間の層であり、第2配線層WL22上に位置する。
第2絶縁層IL32には、第2絶縁膜32が形成されている。第2絶縁膜32は、第2電極22と半導体層40との間に形成されている。なお、第2絶縁膜32は、第1絶縁膜31と第3絶縁膜33との間にも形成されている。
第2絶縁膜32は、駆動トランジスタDrTrのゲート電極として機能する第2電極22と、駆動トランジスタDrTrのチャネル層として機能する半導体層40との間に形成されている。つまり、第2電極22と半導体層40との間の第2絶縁膜32は、駆動トランジスタDrTrのゲート絶縁膜として機能する。
例えば、第2絶縁膜32は、第2配線層WL22を構成する導電部材を覆うように第1絶縁膜31上に形成されている。具体的には、第2絶縁膜32は、第2電極22を覆うように第1絶縁膜31上に形成されている。
第2絶縁膜32(第2絶縁層IL32)は、電気絶縁性を有する材料によって構成されており、第1絶縁膜31(第1絶縁層IL31)と同様の材料を用いて、第1絶縁膜31(第1絶縁層IL31)と同様の方法で形成することができる。
[半導体層]
半導体層40は、第2絶縁層IL32の上に所定形状で形成されている。例えば、半導体層40は、ゲート絶縁膜である第2絶縁膜32上に島状に形成されている。半導体層40は、駆動トランジスタDrTrのチャネル層であり、第2絶縁膜32を介して第2電極22(ゲート電極)と対向するように形成されている。
半導体層40は、例えば、InGaZnO(IGZO)等の透明アモルファス酸化物半導体(TAOS:Transparent Amorphous Oxide Semiconductor)によって構成された酸化物半導体層である。酸化物半導体層の材料は、IGZOに限らず、InWZnOやInSiO等であってもよい。また、半導体層40は、酸化物半導体層に限らず、結晶質シリコン又は非晶質シリコンによって構成されたシリコン半導体層等であってもよい。
半導体層40がIGZOによって構成されている場合、例えば、第2絶縁層IL32上にIGZO膜をスパッタ法等によって成膜し、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチング法を用いてIGZO膜を加工することにより、所定形状の半導体層40を形成することができる。
[第3絶縁層]
第3絶縁層IL33は、複数の絶縁層のうちの下から3番目の絶縁層である。第3絶縁層IL33は、半導体層40と第3配線層WL23との間の層であり、半導体層40上に位置する。
第3絶縁層IL33には、第3絶縁膜33が形成されている。第3絶縁膜33は、半導体層40と第3配線層WL23を構成する導電部材との間に形成されている。なお、第3絶縁膜33は、第2絶縁膜32と第4絶縁膜34との間にも形成されている。例えば、第3絶縁膜33は、半導体層40を覆うように第2絶縁膜32上に形成されている。
半導体層40上の第3絶縁膜33は、半導体層40のチャネル領域を保護するチャネル保護膜(チャネルエッチングストッパ)として機能する。具体的には、半導体層40上の第3絶縁膜33は、半導体層40の上方にソース電極23S及びドレイン電極23Dをエッチングによってパターン形成する際に半導体層40がエッチングされることを防止する。
第3絶縁膜33(第3絶縁層IL33)は、電気絶縁性を有する材料によって構成されており、第1絶縁膜31(第1絶縁層IL31)と同様の材料を用いて、第1絶縁膜31(第1絶縁層IL31)と同様の方法で形成することができる。
なお、シリコン酸化膜は、シリコン窒化膜と比べて成膜時における水素の発生量が少ない。したがって、半導体層40の材料として水素ダメージを受けやすい酸化物半導体を用いる場合、第3絶縁膜33としてシリコン酸化膜を用いることによって、半導体層40の性能劣化を抑制できる。さらに、第3絶縁膜33として酸化アルミニウム膜を形成することによって、上層で発生する水素や酸素を酸化アルミニウム膜によってブロックすることができる。これらのことから、第3絶縁膜33としては、例えば、シリコン酸化膜、酸化アルミニウム膜及びシリコン酸化膜の3層構造の積層膜を用いるとよい。
また、第3絶縁膜33には、当該第3絶縁膜33を貫通するように形成された第1貫通孔(コンタクトホール)が形成されている。この第1貫通孔を介して、半導体層40とソース電極23S及びドレイン電極23Dとが接続されている。なお、半導体層40とソース電極23S及びドレイン電極23Dとは、直接接続されている場合に限るものではなく、導電性材料又は半導体材料を介して間接的に接続されていてもよい。
[第3配線層]
第3配線層WL23は、複数の配線層のうちの下から3番目の配線層である。第3配線層WL23は、第3絶縁層IL33と第4絶縁層IL34との間の層であり、第3絶縁層IL33上に位置する。第3配線層WL23には、ソース電極23S(図2のS1)、ドレイン電極23D(図2のD1)、第1配線23L1及び第2配線23L2が形成されている。
ソース電極23Sは、駆動トランジスタDrTrのソース電極(図2のS1)であり、ドレイン電極23Dは、駆動トランジスタDrTrのドレイン電極(図2のD1)である。つまり、第3配線層WL23は、駆動トランジスタDrTrのソースドレインメタル層である。また、ソース電極23S及びドレイン電極23Dは、第3絶縁層IL33に設けられた第1貫通孔(コンタクトホール)を介して半導体層40に接続されている。なお、ソース電極23S及びドレイン電極23Dは、半導体層40に直接接続されていなくてもよく、導電性材料又は半導体材料を介して間接的に半導体層40に接続されていてもよい。
第1配線23L1は、ソース電極23Sと第1電極21とを接続するための配線である。第1配線23L1は、第1絶縁層IL31、第2絶縁層IL32及び第3絶縁層IL33の3層分の絶縁層を貫通する第2貫通孔(コンタクトホール)を介して第1電極21と接続されている。
第2配線23L2は、第2配線層WL22における第2電極22と図示しないスイッチングトランジスタのドレイン電極(図2のD2)とを接続するための配線である。第2配線23L2は、第2絶縁層IL32及び第3絶縁層IL33の2層分の絶縁層を貫通する第3貫通孔(コンタクトホール)を介して第2電極22と接続されている。
第3配線層WL23を構成する導電部材は、金属等の導電性材料又はその合金等からなる導電膜の単層構造又は多層構造であり、第1配線層WL21と同様の材料を用いることができる。
本実施の形態において、第3配線層WL23を構成する導電部材の材料は、第1配線層WL21を構成する導電部材の材料と同じである。つまり、第3配線層WL23の部材は、モリブデン膜と銅膜との積層構造である。したがって、ソース電極23S、ドレイン電極23D、第1配線23L1及び第2配線23L2は、モリブデン膜と銅膜との積層構造である。
ソース電極23S、ドレイン電極23D、第1配線23L1及び第2配線23L2は、第3絶縁層IL33上に所定形状で形成されている。例えば、第3絶縁層IL33上に導電膜をスパッタ法によって成膜し、フォトリソグラフィ法及びウェットエッチング法を用いて導電膜を加工することにより、ソース電極23S、ドレイン電極23D、第1配線23L1及び第2配線L2等を所定形状で形成することができる。
この場合、導電膜を成膜する前に、ソース電極23S及びドレイン電極23Dと半導体層40とを接続するための第1貫通孔と、第1配線23L1と第1電極21とを接続するための第2貫通孔と、第2配線23L2と第2電極22とを接続するための第3貫通孔を形成している。
なお、第3配線層WL23(ソースドレインメタル層)には、スイッチングトランジスタSwTrのソース電極(図2のS2)及びドレイン電極(図2のD2)、並びに、ソース配線(図1、図2の150)及び電源配線(図2の160)も形成されている。さらに、第3配線層WL23(ソースドレインメタル層)には、その他の電極や配線が形成されていてもよい。
[第4絶縁層]
第4絶縁層IL34は、複数の絶縁層のうちの下から4番目の絶縁層である。
第4絶縁層IL34には、第4絶縁膜34が形成されている。第4絶縁膜34は、第3配線層WL23を構成する導電部材を覆うように第3絶縁膜33上に形成されている。具体的には、第4絶縁膜34は、パッシベーション層であり、ソース電極23S、ドレイン電極23D、第1配線23L1及び第2配線23L2を覆うように、第3絶縁膜33上に形成されている。
第4絶縁膜34(第4絶縁層IL34)は、電気絶縁性を有する材料によって構成されており、第1絶縁膜31(第1絶縁層IL31)と同様の材料を用いて、第1絶縁膜31(第1絶縁層IL31)と同様の方法で形成することができる。
[作用効果等]
以下、本実施の形態に係るTFT基板110の作用効果について、本開示の技術に至った経緯も含めて説明する。
近年、表示装置の高精細化に伴って画素面積が小さくなっている。このため、一画素に、TFTとともに十分な蓄積容量を有する容量素子を配置することが難しい。
例えば、図4に示される比較例1のTFT基板210では、容量素子Csが形成された領域(蓄積容量部)と駆動トランジスタDrTrが形成された領域(TFT部)とが平面的に分離して配置されている。
具体的には、図4において、駆動トランジスタDrTrは、基板10上に形成された第1電極221をゲート電極とし、第1電極221上に形成された第1絶縁膜231をゲート絶縁膜とし、第1絶縁膜231上に形成された半導体層240をチャネル層とし、半導体層240を覆うように形成された第2絶縁膜232を介して形成された電極をソース電極222S及び222Dとしている。
また、容量素子Csは、駆動トランジスタDrTrのゲート電極と同層(ゲートメタル層)の第1電極221を下部電極とし、駆動トランジスタDrTrのソース電極及びドレイン電極と同層(ソースドレインメタル層)の電極222Cを上部電極としている。
しかしながら、比較例1のTFT基板210では、容量素子Csを構成する一対の電極(第1電極221、電極222C)の各々が、駆動トランジスタDrTrのゲートメタル層及びソースドレインメタル層の各々に形成されている。このため、限られた一画素では、容量素子Csを構成する一対の電極のパターンの十分な大きさにすることが難しい。また、容量素子Csを構成する一対の電極のレイアウトの自由度も小さい。
そこで、図5に示される構成のTFT基板310も検討されている。図5に示される比較例2のTFT基板310では、容量素子Csの一方の電極である下部電極(電極322C)が駆動トランジスタDrTrのソースドレインメタル層に形成されているが、容量素子Csの他方の電極である上部電極(電極323C)は駆動トランジスタDrTrのソースドレインメタル層よりも上層の配線層に形成されている。
なお、比較例2の駆動トランジスタDrTrは、比較例1の駆動トランジスタDrTrと同様に、基板10上に形成された第1電極321をゲート電極とし、第1電極321上に形成された第1絶縁膜331をゲート絶縁膜とし、第1絶縁膜331上に形成された半導体層340をチャネル層とし、半導体層340を覆うように形成された第2絶縁膜332を介して形成された電極をソース電極322S及び322Dとしている。
しかしながら、比較例1のTFT基板210及び比較例2のTFT基板310では、蓄積容量部とTFT部とが平面的に分離して配置されているので、一画素あたりの蓄積容量を大きくすることができない。
しかも、比較例2では、容量素子Csの一方の電極322C(下部電極)が駆動トランジスタのソースドレインメタル層で形成されおり、かつ、容量素子Csの他方の電極323C(上部電極)が駆動トランジスタのソースドレインメタル層よりも上層の配線層で形成されている。このため、蓄積容量部には、配線と電極とを接続するためのコンタクト部や下層配線の乗り上げ部が存在することとなり、図5の領域Sで示されるように、ソースドレインメタル層における配線や電極の段差によって容量素子Cを構成する電極322C及び323Cに段差が生じる。このため、容量素子を構成する電極322C及び323Cの耐圧が低下し、ショート不良等が発生するおそれがある。
これに対して、本実施の形態におけるTFT基板110では、図3に示すように、容量素子Csを構成する一方の電極が第1電極21であり、容量素子Csを構成する他方の電極が駆動トランジスタDrTrのゲート電極でもある第2電極22である。つまり、第2電極22は、駆動トランジスタDrTrのゲートメタル層に形成されており、容量素子Csの上部電極と駆動トランジスタDrTrのゲート電極とを兼用する電極である。
さらに、第2電極22をゲート電極とする駆動トランジスタDrTrは、ボトムゲート構造であり、容量素子Csの上方に形成されている。
したがって、本実施の形態におけるTFT基板110では、駆動トランジスタDrTrが形成された領域であるTFT部が、容量素子Csが形成された領域である蓄積容量部の上方に配置されている。つまり、蓄積容量部は、TFT部の下方に形成されており、平面視において、TFT部と蓄積容量部とが重なっている。
この構成により、容量素子Csの下部電極である第1電極21の大きさ(面積)や形状の自由度が大きくなる。したがって、本実施の形態におけるTFT基板110によれば、比較例1及び比較例2と比べて、容量素子Csの電極パターンの面積を簡単に大きくすることができるので、一画素あたりの蓄積容量を十分かつ簡単に確保することができる。
また、本実施の形態では、第2電極22が、駆動トランジスタDrTrのゲート電極と容量素子Csの上部電極とを兼用しているので、駆動トランジスタDrTrのゲート電極と容量素子Csの上部電極とを別々に形成する場合と比べて、フォトリソ工程(マスク数)を少なくすることができる。
また、本実施の形態では、容量素子Csの下部電極である第1電極21を最下層の第1配線層WL21に形成しているので、第1電極21の面積を大きくしたとしても第1電極21に段差を生じさせることなく第1電極21を形成することができる。さらに、容量素子Csの上部電極である第2電極22を下から2番目目の配線層(第2配線層WL22)に形成しているので、第2電極22の表面形状の影響を受ける下地となる層は、表面が平坦な第1電極21上に形成された第1絶縁膜31のみとなる。このため、第1絶縁膜31を厚膜化しなくても、段差を生じさせることなく大きな面積の第2電極22を容易に形成することができる。
しかも、本実施の形態では、第1配線層WL21には、容量素子Csの下部電極である第1電極21のみが形成されている。これにより、第1電極21の形状や大きさを容量素子Csのみを考慮して決定することができる。
また、本実施の形態では、第1絶縁層IL31(第1絶縁膜31)は、容量素子Csにおける誘電体(誘電体膜)としてのみ機能させることができる。したがって、第1絶縁膜31の材料は、要求される容量素子Csの容量に応じて自由に選択することができる。
また、本実施の形態におけるTFT基板110では、ソース電極23S及びドレイン電極23Dは、第1絶縁膜31のみを貫通する第1貫通孔を介して半導体層40に接続されている。さらに、ソース電極23Sについては、ゲートメタル層よりも下層の配線層に形成された第1電極21に接続されている。具体的には、ソース電極23Dは、第1配線23L1によって、第1絶縁膜31、第2絶縁膜32及び第3絶縁膜33の3つの積層膜を貫通する第2貫通孔を介して第1電極21に接続されている。
この場合、第1貫通孔は、第3絶縁膜33の1層のみをエッチングすることで形成されるが、第2貫通孔は、第1絶縁膜31、第2絶縁膜32及び第3絶縁膜33の3層をエッチングすることで形成される。この場合、1回のエッチングで第2貫通孔を形成すると、第2貫通孔は、第1貫通孔よりも深くなるために孔径が大きくなる。そこで、第1貫通孔及び第2貫通孔を複数回(2段階又は3段階)のエッチングに分けて形成することによって、寸法広がりを抑制して第2貫通孔の孔径を小さくすることができるとともに、コンタクト部における導電材料(メタル)のカバレッジを良化させることができる。
また、本実施の形態におけるTFT基板110では、第2電極22の幅は、第1電極21の幅よりも小さい。
これにより、容量素子Csが形成された領域(蓄積容量部)においてショートが発生することを抑制できる。
(変形例等)
以上、薄膜トランジスタ基板及び有機EL表示装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示の技術は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、TFT部に形成されるTFTは駆動トランジスタDrTrとしたが、TFT部に形成されるTFTはスイッチングトランジスタSwTrであってもよい。つまり、本開示の技術は、スイッチングトランジスタSwTrと容量素子Csとの組み合わせにも適用することができる。なお、スイッチングトランジスタSwTrの構成は、駆動トランジスタDrTrの構成と同じである。
また、上記実施の形態において、第1電極21に接続される駆動トランジスタDrTrの電極はソース電極23Sとしたが、画素回路の構成や駆動トランジスタDrTrの種類によっては、ドレイン電極23Dが第1電極21に接続される場合もある。
また、上記実施の形態において、駆動トランジスタDrTr及びスイッチングトランジスタSwTrは、チャネルエッチングストッパ型(チャネル保護型)としたが、チャネルエッチング型としても構わない。
また、上記実施の形態において、一画素における画素回路は、2つのTFT(駆動トランジスタDrTr、スイッチングトランジスタSwTr)と1つの容量素子Csとで構成された2Tr1Cの構成としたが、これに限らない。例えば、一画素に、3つ以上のTFTが設けられていてもよいし、2つ以上の容量素子が形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、薄膜トランジスタ基板を用いた表示装置として有機EL表示装置について説明したが、上記実施の形態における薄膜トランジスタ基板は、液晶表示装置等、アクティブマトリクス基板が用いられる他の表示装置にも適用することもできる。
また、以上説明した有機EL表示装置等の表示装置(表示パネル)については、例えば、テレビジョンセット、パーソナルコンピュータ、携帯電話又は携帯端末等、表示パネルを有するあらゆる電子機器に適用することができる。
その他、上記の実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示の技術は、TFT基板を用いた有機EL表示装置等の表示装置等において広く利用することができる。
100 有機EL表示装置
10 基板
21、221、321 第1電極
22 第2電極
23S、S1、S2、222S、322S ソース電極
23D、D1、D2、222D、322D ドレイン電極
23L1 第1配線
23L2 第2配線
31、231、331 第1絶縁膜
32、232、332 第2絶縁膜
33 第3絶縁膜
34 第4絶縁膜
40、240、340 半導体層
110、210、310 TFT基板
120 画素
130 有機EL素子
131 陽極
132 有機EL層
133 陰極
140 ゲート配線
150 ソース配線
160 電源配線
222C、322C、323C 電極
DrTr 駆動トランジスタ
SwTr スイッチングトランジスタ
Cs 容量素子
G1、G2 ゲート電極
WL21 第1配線層
WL22 第2配線層
WL23 第3配線層
IL31 第1絶縁層
IL32 第2絶縁層
IL33 第3絶縁層
IL34 第4絶縁層

Claims (4)

  1. 一対の電極からなる容量素子及び薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタ基板であって、
    基板の上方に位置する第1配線層に形成された第1電極と、
    前記第1電極の上方に位置する第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜の上方に位置する第2配線層に形成された第2電極と、
    前記第2電極の上方に位置する第2絶縁膜と、
    前記第2絶縁膜の上方に位置する半導体層とを有し、
    前記容量素子は、前記第1電極を前記一対の電極の一方とし、前記第2電極を前記一対の電極の他方としており、
    前記薄膜トランジスタは、前記第2電極をゲート電極とし、前記第2絶縁膜をゲート絶縁膜とし、前記半導体層をチャネル層としており、
    前記薄膜トランジスタは、さらに、前記半導体層の上方に位置するソース電極及びドレイン電極を有し、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極の一方は、前記第1電極に直接接続されており、
    前記第1配線層には、前記第1電極のみが含まれている
    薄膜トランジスタ基板。
  2. 一対の電極からなる容量素子及び薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタ基板であって、
    基板の上方に位置する第1電極と、
    前記第1電極の上方に位置する第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜の上方に位置する第2電極と、
    前記第2電極の上方に位置する第2絶縁膜と、
    前記第2絶縁膜の上方に位置する半導体層と、
    前記半導体層の上方に位置する第3絶縁膜を有し、
    前記容量素子は、前記第1電極を前記一対の電極の一方とし、前記第2電極を前記一対の電極の他方としており、
    前記薄膜トランジスタは、前記第2電極をゲート電極とし、前記第2絶縁膜をゲート絶縁膜とし、前記半導体層をチャネル層としており、
    前記薄膜トランジスタは、さらに、前記半導体層の上方に位置するソース電極及びドレイン電極を有し、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、前記第3絶縁膜を貫通する第1貫通孔を介して前記半導体層に直接接続されており、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極の一方は、前記第1絶縁膜、前記第2絶縁膜及び前記第3絶縁膜を貫通する第2貫通孔を介して前記第1電極に直接接続されており、
    前記第2貫通孔の孔径は、前記1貫通孔の孔径よりも大きい
    膜トランジスタ基板。
  3. 一対の電極からなる容量素子及び薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタ基板であって、
    基板の上方に位置する第1電極と、
    前記第1電極の上方に位置する第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜の上方に位置する第2電極と、
    前記第2電極の上方に位置する第2絶縁膜と、
    前記第2絶縁膜の上方に位置する半導体層とを有し、
    前記容量素子は、前記第1電極を前記一対の電極の一方とし、前記第2電極を前記一対の電極の他方としており、
    前記薄膜トランジスタは、前記第2電極をゲート電極とし、前記第2絶縁膜をゲート絶縁膜とし、前記半導体層をチャネル層としており、
    前記薄膜トランジスタは、さらに、前記半導体層の上方に位置するソース電極及びドレイン電極を有し、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極の一方は、前記第1電極に直接接続されており、
    前記第2電極の幅は、前記第1電極の幅よりも小さい
    膜トランジスタ基板。
  4. 前記薄膜トランジスタ基板は、マトリクス状に配置された複数の画素を有し、
    前記複数の画素の各々は、前記容量素子と、駆動トランジスタとして前記薄膜トランジスタとを有する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタ基板。
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