JP6461876B2 - 野菜洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、野菜洗浄装置に係り、特にかぶや聖護院大根など、根が球形に肥大した根菜を洗浄する野菜洗浄装置に関する。
圃場で栽培している野菜等の作物を収穫した後、出荷する前には作物に付着している泥土を洗い落とす洗浄作業が行われている。例えば、かぶや大根等の根菜類の洗浄を機械で行う場合には、収穫物の葉を落とした後、残りの可食部(根部、根基部、葉基部など)をベルトコンベア上に横一列に並べ、搬送しつつ上下から高圧水を噴射して行っていた(特許文献1)。
また、近年、かぶや大根等は葉がついた状態の方が消費者に好まれる傾向にあるため、消費者側からの要請により、葉を落とさずに洗浄する必要があった。同一出願人の青森県においてもこの葉付きこかぶがブランド品として評価され、鮮度を保持するため夜明け前の早朝から収穫し、その日のうちに出荷する体系となり、しかも洗浄においては可食部である葉を痛めないように洗浄したいとの要請により「葉付きこかぶの球形に肥大した根部と葉部からなる野菜の前記根部が上になるように前記根部を支持し、かつ前記葉部を垂下した状態で前記野菜を回転させつつ連続して搬送する搬送手段と、前記搬送手段に取り付けられて前記根部と葉部の付け根部をこする基部洗浄ブラシと、前記根部に洗浄水を吹き付ける根部洗浄手段とを備えてなる野菜洗浄装置」(文献2)を提供し、野菜全体の損傷を抑えながら、容易かつ確実に野菜全体をも新鮮なまま洗うことのできる野菜洗浄装置を提案した。
実用新案公報 公告昭和58−11190号公報 特許登録 第3549875号公報
前記した、従来技術の特許文献1における洗浄装置による洗浄では、高圧水が直接に可食部である葉に噴射され、また可食部の葉を押圧することによって葉が痛むため、商品価値が下がる原因となっていた。
また同一出願による特許文献2における洗浄機では、葉付きこかぶの比較的小さいサイズに適するもので大径の聖護院大根の場合等には対抗する搬送コンベヤが形成する搬送路のすき間を機械的に変更調整する必要があって不便であった。また葉の挟持部のすき間を、日日変化する生育形態に適合させるための微調整は困難であった。
そこで、本発明は野菜洗浄機の茎葉部を挟持する搬送路のすき間幅の調整手段を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、請求項1記載の、球形に肥大した根部と葉部からなる野菜の前記根部が上になるように前記根部を支持し、かつ前記葉部を垂下した状態で前記野菜を回転させつつ連続して搬送する搬送手段と、前記搬送手段に取り付けられて前記根部と葉部の付け根部をこする基部洗浄ブラシと、前記根部に洗浄水を吹き付ける根部洗浄手段とを備えてなる野菜洗浄装置において、
前記搬送手段は、搬送ベルトを備えた対向する左右一対の搬送手段で構成されるとともに前記の対向する左右一対の搬送ベルトにはそれぞれ独立的に操作する駆動部を備え、前記搬送ベルトは搬送路を形成するとともに、この搬送路の搬送すき間可変手段はねじ軸による無断調整を特徴とし、前記ねじ軸による無断調整が可能な前記搬送すき間可変手段は、少なくとも、サイドステイと、前記ねじ軸と、受けパイプと、ハンドルと、からなり、前記サイドステイは、搬送手段支持用フレームから、前記搬送路とは外方に突設されると共に、前記搬送路とは外方の端部に設けられた雌ねじ部を有し、前記ねじ軸は、前記サイドステイの内側から前記雌ねじ部を介して前記搬送路から外方側に、前記サイドステイの前記雌ねじと螺合するようにして設けられており、前記受けパイプは、前記受けパイプの内側の前記搬送路の側からは、前記サイドステイがスライド自在に嵌合されると共に、前記搬送路の外方側では、前記ねじ軸のうち前記搬送路とは外方の側が貫通するように設けられており、前記ハンドルは、前記ねじ軸の前記搬送路とは外方の側に固着されていて、前記ハンドルを回転すると前記ねじ軸が前記サイドステイの前記雌ねじ部を介して前記サイドステイを移動させることにより、前記搬送路の幅を可変するようになっている、野菜洗浄装置である。
また、請求項2記載の、前記搬送手段は、前記野菜洗浄装置本体の上部に支持柱によって水平方向に支持されるとともに、左右一対の前記搬送手段支持用フレームにそれぞれ支持された2つのプーリと前記2つのプーリに巻き掛けられた搬送ベルトとから構成され、前記左右一対それぞれの搬送手段の前記2つのプーリの一つには、それぞれ独立的に操作する前記駆動部が配置され、前記対向する左右一対の搬送ベルトの間の部分には前記搬送路が形成され、前記ねじ軸による無断調整が可能な搬送路のすき間可変手段は、前記対向する左右一対の搬送手段に、前記搬送路とは逆側に向けて、前記ねじ軸を回転させるハンドルが設けられており、前記左右一対の搬送手段をそれぞれ支持する搬送手段支持用フレームの両端側から内側にそれぞれ一つずつ設けられていることを特徴とする野菜洗浄装置である。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、野菜は搬送されながら、根部全体に洗浄水が吹き付けられ、根部全体の泥土を落とすことができる。また、洗浄水と根部と葉部の付け根部をこする基部洗浄ブラシによって、根基部、葉基部及び葉部内に入り込んでいる泥土を洗い出すことができる。更に、直接葉に洗浄水が吹き付けられないため、葉が痛むことがなく、搬送路の搬送すき間可変手段によって生育の異なる大径サイズからこかぶの小さいサイズまで任意の搬送路を形成できるので洗浄機の汎用性が大きくなり経済的である。
また請求項2記載の、対抗する左右一対の搬送ベルトにはそれぞれ独立的に操作する駆動部を備えたので、左右の搬送手段の動力伝導も分離されて,且つ野菜のサイズごとに搬送速度調整も任意に選べて便利である。また、すき間可変手段はねじ軸による無断調整が可能となり、かぶの葉部の生育形態に合わせられるので痛みは最小限とどまる。
また、左右一対の搬送ベルトの搬送すき間可変手段には対抗方向に弾性体を介装したので、洗浄されるロッドに紛れた異なるサイズに対しても弾性体が感知して吸収し葉の傷を緩和する。
本発明に係る野菜洗浄装置の実施の形態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る搬送手段を示す概要斜視図である。 野菜洗浄装置の使用状態を示す、図2のII−II線に沿って切断した断面説明図である。 すき間調整手段の説明図である。 すき間調整手段のその他の説明図である。
以下、本発明の野菜洗浄装置の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る野菜洗浄装置1を示す斜視図であり、図2は図1の要部を示す斜視図であり、図3は野菜洗浄装置1の使用状態を示す図2のII−II線に沿って切断した断面図である。図4はすき間調整手段の説明図であり、図5はすき間調整手段のその他の説明図である。
図1に示すように、野菜洗浄装置1は、本体2と、本体2上部の幅方向に並列配置され、洗浄する野菜Kを回転させつつ連続して搬送する搬送手段3とから大略構成されている。図2に示すように、搬送手段3には、搬送手段3に取り付けられて野菜Kの根基部K2と葉基部K3をこする基部洗浄ブラシ46と、根部K1に洗浄水を吹き付ける噴射ノズル26,45を備えている。また、図3に示すように、搬送手段3は、対向する一対の搬送ベルト17,36と、これらの搬送ベルト17,36を駆動する駆動部19,38とを備えている。
本体2は、図1に示すように、4本の支持部材4と、支持部材4の下端に接続され、他端にキャスター5が取り付けられた4本の脚6と、貯水槽7とから構成されている。貯水槽7は、野菜Kを洗浄した後の廃液を溜めるために設けられている。貯水槽7は、開口部が長方形で底部が谷型に凹んだ形状であり、支持部材4の下方に設置されている。
支持部材4の上端には、略同一形状の一対の搬送手段支持用フレーム10,11が接続されている。搬送手段支持用フレーム10,11は本体2の幅方向に並列して配置されており、本体2の長手方向の所定の長さ分突出させて固定されている。搬送手段3は、略同一形状の一対の右側搬送手段12と左側搬送手段13を有し、右側搬送手段支持用フレーム10には右側搬送手段12、左側搬送手段支持用フレーム11には左側搬送手段13がそれぞれ支持されている。右側搬送手段12と左側搬送手段13の互いに対向している箇所は、洗浄する野菜Kを回転させながら搬送する搬送路14となっている。
搬送路14のすき間幅は左側搬送手段13を支持している支持部材4の上端に設けたすき間調整手段8のハンドル9の回転操作によって、野菜の種類や生育のサイズに合わせて調整される。
図2に示すように、右側搬送手段12は、回転自在な右側前プーリ15と、右側前プーリ15に対して野菜搬出側3bに配置された回転自在な右側後プーリ16と、右側前プーリ15と右側後プーリ16との間に巻き掛けられている右側搬送ベルト17とを備えている。右側前プーリ15と右側後プーリ16は略同一形状であり、それぞれ右側搬送手段支持用フレーム10の野菜投入側3aと野菜搬出側3bに、対向して支持されている。図3に示すように、右側後プーリ16の上部には、回転軸18を介して駆動部19が配置されている。
駆動部19は、駆動モータ20と、駆動モータ20の駆動力を伝達する中間軸21と、中間軸21の両側に配置され、駆動モータ20を保持する一対の保持部材22からなる。中間軸21の下方には、回転軸18が接続されている。
右側搬送手段支持用フレーム10の上側には、野菜Kの根部K1に洗浄水を吹き付けるための右側上洗浄パイプ24が係止具によって支持されている。右側上洗浄パイプ24の左側搬送手段13に対向する側には、搬送路14に向けて開口する複数の噴射ノズル26,26,・・・が配設されている。これらの噴射ノズル26,26,・・・は搬送路14を搬送される野菜Kの根部K1に洗浄水が吹き付けられるように、角度が設定されている。
更に、右側搬送手段支持用フレーム10には、右側搬送ベルト17の位置を規制する一対の受け用ローラ29,29が、ブラケット30,30を介して設けられている。受け用ローラ29,29は、右側搬送ベルト17内周に接するように設置されている。もう一方の受け用ローラ29は、右側搬送手段支持用フレーム10の中心を対称の中心として、一方の受け用ローラ29と点対称となる箇所に設置されている。
次に、右側搬送手段支持用フレーム10の下側には、野菜Kの根基部K2に洗浄水を吹き付けるための右側下洗浄パイプ31が複数の係止具によって支持されている。右側下洗浄パイプ31の左側搬送手段13に対向する側には、搬送路14に向けて開口する多数の噴射ノズル33,33,・・・が配設されている。これらの噴射ノズル33,33,・・・は、搬送路14を搬送される野菜Kの根基部K2に洗浄水が吹き付けられるように、角度が設定されている。
一方、左側搬送手段13は、回転自在な左側前プーリ34と、左側前プーリ34に対して搬出側に配置された回転自在な左側後プーリ35と、左側前プーリ34と左側後プーリ35との間に巻き掛けられている左側搬送ベルト36とを備えている。左側前プーリ34と左側後プーリ35は略同一形状となっており、それぞれ左側搬送手段支持用フレーム11の野菜投入側3aと野菜搬出側3bに、対向して支持されている。図3に示すように、左側後プーリ35の上部には、回転軸37を介して駆動部38が配置されている。
駆動部38は、右側搬送手段12の駆動部19と略同一の構造である。駆動部38は、駆動モータ39と、駆動モータ39の駆動力を伝達する中間軸41と、中間軸40の両側に配置され、駆動モータ39を保持する一対の保持部材40からなる。中間軸40の下方には、回転軸37が接続されている。回転軸37は、左側後プーリ35の中心に軸止されている。
駆動モータ39はそれぞれ独立して電流を無段可変して速度が任意に設定される。
左側搬送手段支持用フレーム11の上側には、右側搬送手段12と同様の構造を有し、野菜Kの根部K1に洗浄水を吹き付けるための左側上洗浄パイプ43が係止具によって支持されている。左側上洗浄パイプ43の右側搬送手段12に対向する側には、搬送路14に向けて開口する複数の噴射ノズル45,45,・・・が配設されている。これらの噴射ノズル45,45,・・・は搬送路14を搬送される野菜K根部K1に洗浄水が吹き付けられるように、角度が設定されている。
左側搬送手段支持用フレーム11の外方に向けて一対のサイドステイ11aが突設されてすき間調整手段8を介して本体左側の支持部材4に固着される。
また、左側搬送手段支持用フレーム11の下方には、野菜Kの根基部K2及び葉基部K3をこする一対の長尺状の扁平な根基部洗浄ブラシ46,46がブラケット47,47を介して左側搬送手段支持用フレーム11に支持されている。根基部洗浄ブラシ46,46は、長尺状の板部46aと、紐等の柔らかい素材の毛を束ねて板部46aに植設して形成された毛部46b,からなる。根基部洗浄ブラシ46,46は、搬送路14を搬送される野菜Kの根基部K2及び葉基部K3をこするように、搬送路14に対して所定の角度をもって設置されている。なお、根基部洗浄ブラシ46,46は、上記した受け用ローラ29,29と対向する位置に設けられている。
上述した右側搬送ベルト17及び左側搬送ベルト36は同形状である。搬送ベルト17,36は、ゴムなどの弾性を有した素材で形成された環状の無端のVベルトと、Vベルトの外周に貼着されており、野菜Kを搬送する軟性ベルトからなる。軟性ベルトは、野菜Kの根基部K2及び葉基部K3を回転させながら搬送し、なおかつ野菜Kへの影響を少なくするために、スポンジ状の柔らかい素材で形成されている。
なお、右側上洗浄パイプ24、右側下洗浄パイプ31及び左側上洗浄パイプ43の始端部には、一端が洗浄水分岐部48に接続された送水ホース49,49,49が接続されている。
洗浄水分岐部48は支持部材4右上部に設置されており、図示しない動力噴射機から高圧洗浄水が供給されている。そして、洗浄水は分水されて、各洗浄パイプ24,31,43に水を供給している。
図4はすき間調整手段を示したもので、11の左側支持部材の外方にサイドステイ11aが突設される。支持部材4の上部に設けた受けパイプ11bにサイドステイ11aがスライド自在に嵌合されている。9aはねじ軸で前記したサイドステイ11aのメスネジ部11cに螺合されている。ねじ軸9aの他端は受けパイプ11bを貫通して先端にハンドル9を固着してなる。したがってハンドル9を回転するとねじ軸9aがメスネジ部11cを回転してサイドステイ11aを伸縮することにより左側搬送ベルト36を移動(f1、f2)させて図3に示した搬送路の幅(L)を可変する。
図5はすき間調整手段のその他の実施例を示したもので図4のネジ軸9aに変えてガイド棒27を貫通させてコイルばねの弾性体28を装備したものである。搬送路を移動中に野菜のサイズムラがあるときはその大きい分だけ弾性体が吸収して葉の痛みを緩和してくれる更に、搬送手段3上部には、図示しない半円柱のカバーが右側搬送手段支持用フレーム10と左側搬送手段支持用フレーム11に取り付けられている。
次に、上記した構成の野菜洗浄装置1によって、野菜を洗浄する動作、及び作用について説明する。
まず、搬送手段3の野菜投入側3aに野菜の根部K1を上に、葉部を下に垂らした状態で、右側搬送ベルト17及び左側搬送ベルト36の軟性ベルト上に野菜Kの根部K1を載置する。このとき、図示してないが装備したカッタによって根部K1の先端が切り落とされる。
ここで、駆動モータ20,39の回転駆動力は、中間軸21、40を介して回転軸18,37に伝達される。そして、回転軸18,37は右側後プーリ16及び左側後プーリ35を回転させる。次に、右側後プーリ16及び左側後プーリ35の回転によって、右側搬送ベルト17は右側前プーリ15と右側後プーリ16との間を周回し、左側搬送ベルト36は左側前プーリ34と左側後プーリ35との間を周回する。なお、右側前プーリ15は、右側搬送ベルト17の周回に従動して回転し、左側前プーリ34は、左側搬送ベルト36の周回に従動して回転する。
このとき、搬送ベルト17,36の搬送速度が互いに異なるように設定している。このため、軟性ベルトに載せられた野菜Kは、軟性ベルトとの摩擦抵抗により回転されながらがら、野菜搬出側3bに向かって搬送される。
野菜Kが搬送路14を搬送される間、右側上洗浄パイプ24に配設されている噴射ノズル26,26,・・・と、左側上洗浄パイプ43に配設されている複数の噴射ノズル45,45,・・・から、野菜Kの根部K1に向けて洗浄水が吹き付けられる。また、右側下洗浄パイプ31に配設されている複数の噴射ノズル33,33,・・・から、野菜Kの根基部K2に向けて洗浄水が吹き付けられる。
また、野菜Kが搬送路14を搬送される間に、根基部洗浄ブラシ46,46の毛部46b,46bは根部K1とベルト17b,36bとの間に入り込む。野菜Kは回転されているため、根基部K2及び葉基部K3全体は、毛部46b,46bによってこすられ、搬送される。したがって、洗浄水と基部洗浄ブラシ46によって、根部K1、根基部K2、葉基部K3及び葉部K4内に入り込んでいる泥土を十分に洗い出すことができる。このとき、右側搬送ベルト17の位置を規制する一対の受け用ローラ29,29が、右側搬送ベルト17内周17cに接するように設けられているため、ブラシの毛部が野菜Kをこすり続けても、搬送ベルト17,36は各プーリ15,16,34,35から外れることがない。
次に、根部K1及び根基部K2に吹き付けられた洗浄水は、根部K1、根基部K2、葉基部K3の汚れを落としながら、葉部を伝って下方に流れ落ち、貯水槽7に溜まる。このときに、葉部の汚れを落とす。
また、野菜の生育状態や、品種の違う大径の野菜を洗浄するときは、一対のすき間調整手段11のハンドル9を回転するとねじ軸9aがメスネジ部11cを回転してサイドステイ11aを伸縮することにより左側搬送ベルト36を移動(f1、f2)させて搬送路の幅(L)を可変する。したがって、すき間調整手段を活用すると本発明の洗浄装置使用の汎用性をまして経済的である。
また、すき間調整手段のその他の実施例に示したものは、ネジ軸9aに変えたガイド棒27にコイルばねの弾性体28を装備したもので、搬送路を移動中に野菜のサイズムラがあるときはその大きい分だけ弾性体が吸収して葉の痛みを緩和して品質を向上する。
産業上の利用分野
近年、かぶや大根等の葉がついた状態の方が消費者に好まれる嗜好にあり、葉を落とさずに新鮮なまま洗浄する要請がある。同一出願人の青森県においてもこの葉付きこかぶがブランド品(野辺地葉つきこかぶ)として評価されに至り、生産地では鮮度を保持するため夜明け前の早朝から収穫し、その日のうちに出荷する体系となっている。特に洗浄においては可食部である葉を痛めないように洗浄したいとの要請がり、これらの葉付き野菜分野の根部の肌を傷めず、さらに茎葉部にもやさしく高品質な農産物出荷に貢献できるものである。
1 野菜洗浄装置
2 本体
3 搬送手段
3a 野菜の投入側
3b 野菜の排出側
4 支持部材
5 キャスター
6 脚
7 貯水槽
8 すき間調整手段
9 ハンドル
9a ねじ軸
9b 段部
10 右側支持用フレーム
11 左側支持用フレーム
11a サイドステイ
11b 受けパイプ
11c メスネジ部
12 右側搬送手段
13 左側搬送手段
14 搬送路
15 右側前プーリ
16 左前プーリ
17 右側搬送ベルト
18 回転軸
19 駆動部
20 駆動モータ
21 中間軸
22 保持部材
24 右側上洗浄水パイプ
26 噴射ノズル(根部洗浄手段)
27 ガイド棒
28 弾性体
29 受け用ローラ
30 ブラケット
31 右側下洗浄パイプ
33 噴射ノズル
34 左側前プーリ
35 左側後プーリ
36 左側搬送ベルト
37 回転軸
38 駆動部
39 駆動モータ
40 保持部材
41 中間軸
43 左側上洗浄パイプ
45 噴射ノズル(根部洗浄手段)
46 基部洗浄ブラシ
47 ブラケット
48 洗浄水分岐部
K 野菜
K1 根部
K2 根基部
K3 葉基部

Claims (2)

  1. 球形に肥大した根部と葉部からなる野菜の前記根部が上になるように前記根部を支持し、かつ前記葉部を垂下した状態で前記野菜を回転させつつ連続して搬送する搬送手段と、前記搬送手段に取り付けられて前記根部と葉部の付け根部をこする基部洗浄ブラシと、前記根部に洗浄水を吹き付ける根部洗浄手段とを備えてなる野菜洗浄装置において、
    前記搬送手段は搬送ベルトを備えた対向する左右一対の搬送手段で構成されるとともに前記の対向する左右一対の搬送ベルトにはそれぞれ独立的に操作する駆動部を備え、前記搬送ベルトは搬送路を形成するとともに、この搬送路の搬送すき間可変手段はねじ軸による無断調整を特徴とし、
    前記ねじ軸による無断調整が可能な前記搬送すき間可変手段は、
    少なくとも、サイドステイと、前記ねじ軸と、受けパイプと、ハンドルと、からなり、
    前記サイドステイは、搬送手段支持用フレームから、前記搬送路とは外方に突設されると共に、前記搬送路とは外方の端部に設けられた雌ねじ部を有し、
    前記ねじ軸は、前記サイドステイの内側から前記雌ねじ部を介して前記搬送路から外方側に、前記サイドステイの前記雌ねじと螺合するようにして設けられており、
    前記受けパイプは、前記受けパイプの内側の前記搬送路の側からは、前記サイドステイがスライド自在に嵌合されると共に、前記搬送路の外方側では、前記ねじ軸のうち前記搬送路とは外方の側が貫通するように設けられており、
    前記ハンドルは、前記ねじ軸の前記搬送路とは外方の側に固着されていて、
    前記ハンドルを回転すると前記ねじ軸が前記サイドステイの前記雌ねじ部を介して前記サイドステイを移動させることにより、前記搬送路の幅を可変するようになっている、野菜洗浄装置。
  2. 前記搬送手段は、前記野菜洗浄装置本体の上部に支持柱によって水平方向に支持されるとともに、左右一対の前記搬送手段支持用フレームにそれぞれ支持された2つのプーリと前記2つのプーリに巻き掛けられた搬送ベルトとから構成され、
    前記左右一対それぞれの搬送手段の前記2つのプーリの一つには、それぞれ独立的に操作する前記駆動部が配置され、
    前記対向する左右一対の搬送ベルトの間の部分には前記搬送路が形成され、
    前記ねじ軸による無断調整が可能な搬送路のすき間可変手段は、前記対向する左右一対の搬送手段に、前記搬送路とは逆側に向けて、前記ねじ軸を回転させるハンドルが設けられており、前記左右一対の搬送手段をそれぞれ支持する搬送手段支持用フレームの両端側から内側にそれぞれ一つずつ設けられている、請求項1に記載の野菜洗浄装置。
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