JP6461875B2 - 通信端末装置、音声通信中継装置及び通信システム - Google Patents

通信端末装置、音声通信中継装置及び通信システム Download PDF

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Description

本発明は、パケットデータ網を介して音声通信可能な通信端末装置、音声通信中継装置及び通信システムに関するものである。
従来、移動体通信網のパケットデータ網を介した音声通信機能を有する通信端末装置が知られている(例えば非特許文献1参照)。パケットデータ網を介した音声通信は、LTE(ロング・ターム・エボルーション)標準に準拠した通信技術を利用して音声通信サービスが提供されるため、VoLTE(ボイス・オーバー・LTE)とも呼ばれている。
従来のパケットデータ網を介した音声通信(VoLTE)では、ガイダンス等のサービスを提供している音声通信先との間で通話回線が確立されていない状態で、ガイダンス項目選択等に用いられるDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を音声通信先に送信できないおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、移動体通信網のパケットデータ網を介した音声通信において、通信端末装置と音声通信先との間で双方向の通話回線が確立されていないときに音声通信先にDTMF信号を確実に送信することができる通信端末装置、音声通信中継装置及び通信システムを提供することである。
本発明の一態様に係る通信システムは、移動体通信網のパケットデータ網を介して音声通信可能な通信端末装置と、前記通信端末装置による音声通信を中継する音声通信中継装置と、を備える。前記音声通信中継装置は、前記通信端末装置と音声通信先との間のベアラ確立処理が完了した後、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を生成するためのDTMF用データを前記通信端末装置から受け付け可能にする処理を実行し、前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を前記通信端末装置に送信する。前記通信端末装置は、前記音声通信中継装置から前記応答信号を受信した後、DTMF送信操作があったとき、前記音声通信中継装置を介して前記音声通信先に前記DTMF用データを送信する。
また、本発明の他の態様に係る音声通信中継装置は、移動体通信網のパケットデータ網を介した通信端末装置による音声通信を中継する音声通信中継装置であって、前記通信端末装置と音声通信先との間のベアラ確立処理が完了した後、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を生成するためのDTMF用データを前記通信端末装置から受け付け可能にする処理を実行する手段と、前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を前記通信端末装置に送信する手段と、を備える。
また、本発明の更に他の態様に係る通信端末装置は、移動体通信網のパケットデータ網を介して音声通信可能な通信端末装置であって、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を生成するためのDTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を、音声通信中継装置から受信する手段と、前記応答信号を受信した後、DTMF送信操作があったとき、前記音声通信中継装置を介して前記音声通信先に前記DTMF用データを送信する手段と、を備える。
前記通信システム、前記音声通信中継装置及び前記通信端末装置において、前記音声通信中継装置から前記通信端末装置に送信される前記応答信号は、IMS(IP Multimedia Subsystem)上の音声通信サービスのセッション進捗状況メッセージを受信できた旨を示す信号に対する成功応答信号であってもよく、前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報は、前記成功応答信号に含まれるアーリー・メディア機能のヘッダフィールドに設定された双方向メディア指定情報であってもよい。
本発明によれば、移動体通信網のパケットデータ網を介した音声通信において、通信端末装置と音声通信先との間で双方向の通話回線が確立されていないときに音声通信先にDTMF信号を確実に送信することができる。
本発明の実施形態に係る通信端末装置によって通信可能な通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図。 本実施形態に係る通信端末装置の概略構成の一例を示すブロック図。 本実施形態の通信端末装置に装着されているUICCの主要構成の一例を示すブロック図。 3Gの回線交換網を介してガイダンス接続した際にDTMF送信が可能な状態になるまでの処理手順の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係る通信端末装置において4Gのパケットデータ網を介した音声通信(VoLTE)でガイダンス接続した際にDTMF送信が可能な状態になるまでの処理手順の一例を示すシーケンス図。 音声通信(VoLTE)でガイダンス接続した際のDTMF送信における通信端末装置内の制御を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る通信端末装置によって通話(音声通信)や各種メッセージのメール送受信が可能な通信システム全体の概略構成の一例を示す説明図である。本実施形態の通信システムでは、複数の通信端末装置10から電話サービスやメール送受信等のメール通信サービスを利用することができる。
本実施形態の通信端末装置10は、LTEの標準規格に準拠した移動体通信網20上でパケットデータ網を介した音声通信であるVoLTEに対応した通信端末装置であり、ユーザ装置(UE)とも呼ばれる。また、本実施形態の通信端末装置10は、3Gの移動体通信網上で回線交換網を介した通話機能も有し、VoLTEに対応していない通信端末装置との間では回線交換網を介して通話を行うことができる。
移動体通信網20は、基地局や無線ネットワーク制御装置等を含む無線アクセスネットワーク(RAN)210と、W−CDMA(広帯域符号分割多重アクセス)等の3G(第3世代)無線通信方式に対応したコアネットワーク220と、LTEの標準規格に準拠した無線通信方式(以下「LTE無線通信方式」という。)に対応したコアネットワーク(EPC:エボルブド・パケット・コア)240とを備えている。更に、移動体通信網20は、PDN(パケットデータ網)として、移動体通信網20内に構築された専用パケットデータ網230とIMS網250とを備えている。
また、移動体通信網20は、各利用者による通信サービスの利用を管理する通信サービス利用管理装置としてのRADIUS(リモート認証ダイヤルイン・ユーザー・サービス)サーバを備えている。RADIUSサーバは、通信端末装置10を用いた通信サービスの利用者を識別する認証処理、認証済みの利用者に対して通信サービスを提供するか否かを判断する処理、実際の通信サービスの利用情報を記録するアカウンティング等を行う。
無線アクセスネットワーク210は、W−CDMA等の3G無線通信方式の基地局(NodeB)211と、LTE無線通信方式の基地局(eNodeB)212とを備えている。各基地局211、212はそれぞれ、管轄対象のセルごとに設けられ、移動体通信網20内の有線回線からのデータを無線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、管轄対象のセル内に在圏している通信端末装置10に所定の無線周波数で送信する。逆に無線周波数で送信される通信端末装置10からのデータを受信して有線インタフェースに合うデータフォーマットに変換し、移動体通信網20内の有線回線部分に転送する。
3Gのコアネットワーク220は、回線交換網、パケット交換網、位置登録管理装置としてのHLR(ホーム・ロケーション・レジスタ)221、認証センター等を備え、各通信端末装置10間の通信等を中継するように通信制御を行う。更に、コアネットワーク220は、各通信端末装置10と、移動体通信網20内の構成要素との間における通信を中継するように通信制御を行う。また、コアネットワーク220は、各通信端末装置10と他の通信網との間における通信を中継するように通信制御を行う。
また、3Gのコアネットワーク220に含まれるパケット交換網は、SGSN(サービング・GPRS・サポート・ノード)222やGGSN(ゲートウェイ・GPRS・サポート・ノード)223等のノードを有している。SGSN222は、基地局211が接続されているRNC(無線ネットワーク制御装置)215とコアネットワーク220側のパケット交換網との間のゲートウェイ機能と、各通信端末装置10の位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御を行う機能とを有している。また、GGSN223は、コアネットワーク220側のパケット交換網と専用パケットデータ網230との間のゲートウェイ機能を有している。
また、3Gのコアネットワーク220に含まれる回線交換網は、MSC(モバイル交換機)224と、GMSC(ゲートウェイMSC)225等のノードを有している。交換機224は、通信端末装置10が在圏するセルで通信端末装置10の位置情報を登録し管理するVLR(在圏・ロケーション・レジスタ)の機能と、呼制御機能とサービス制御機能との間で行なわれるインタラクションのための一連のプロセスを実行するSSF(サービス交換機能)の機能も有している。また、外部の回線交換電話網60との間の音声通信などは関門交換機225を介して行うことができる。
専用パケットデータ網230は、プロキシ(Proxy)サーバ231、ゲートウェイ(GW)サーバ232、WEBサーバ233、加入者情報データベース等を備えている。プロキシサーバ231は、通信端末装置10と、専用パケットデータ網230内に設けられたWEBサーバ233等の各種サーバ及びインターネット70上のWEBサーバやダウンロードサーバ等の各種サーバ71との間の通信を中継する処理を行う。また、プロキシサーバ231は、3Gコアネットワーク220における通信プロトコルと専用パケットデータ網230やインターネット70における通信プロトコルが異なる場合に、両通信プロトコルを合わせるためのプロトコル変換機能も有している。ゲートウェイサーバ232は、移動体通信網20内の専用パケットデータ網230とインターネット70との間のゲートウェイ機能とファイヤウォール機能とを有している。
LTEのコアネットワーク(EPC)240は、HSS(ホーム加入者サーバ)241と、MME(モビリティ・管理・エンティティ)242と、SGW(サービング・ゲートウェイ)243と、PGW(パケットデータ網・ゲートウェイ)244と、ポリシー課金制御装置であるPCRF(ポリシー課金ルール機能)245とを備えている。HSS241は、加入者情報の管理やサービス制御などを行うサーバである。MME242は、基地局(eNodeB)212を収容し、モビリティ制御などを提供する論理ノードである。また、SGW243は、MME242とPGW244との間でユーザデータを中継したり3Gのコアネットワーク220側にユーザデータを転送したりする在圏パケットゲートウェイ(在圏パケット交換機)である。また、PGW244は、IMS網250やインターネット70との接続点に設置され、IPアドレスの割当てやSGW243へのパケット転送などを行うゲートウェイである。また、PCRF245は、ユーザデータ転送のQoS(通信サービス品質)及び課金のための制御を行う論理ノードである。
IMS網250は、音声セッション制御を行うことができるパケットデータ網であり、P−CSCF(プロキシ−呼/セッション・制御機能)251と、S−CSCF(サービング−呼/セッション・制御機能)252と、I−CSCF(問い合わせ・呼/セッション・制御機能)253と、AS(アプリケーション・サーバ)254と、XDM(XMLドキュメント管理)サーバ256とを備える。P−CSCF251は、コアネットワーク(EPC)240との接続点に設置されるSIP中継サーバであり、SIP信号の転送だけでなく、コアネットワーク(EPC)240と連携してQoS制御を起動させる機能を有している。また、S−CSCF252は、端末のセッション制御及びユーザ認証を行うSIPサーバである。また、I−CSCF253は、相互接続・ローミングの際、外部の他のIMS網80から接続する最初の関門SIPサーバであり、S−CSCF252を特定する機能と信号を中継する機能を有している。
AS254は、IMS等のサービスを提供するためのサーバであり、ユーザのログイン登録により加入者識別情報に基づいて、音声やビデオなどのマルチメディア・アプリケーションを各通信端末装置10に提供する。また、AS254は、通信端末装置10からのIMSサービスの登録解除要求や登録要求を受信する手段、登録解除要求に基づき利用者の利用登録を解除する処理を実行する手段、登録要求に基づき利用者の利用登録の処理を実行する手段、これらの処理が完了した旨の情報を含む登録解除完了応答又は登録完了応答を通信端末装置10に送信する手段等の機能を備えている。
XDMサーバ256は、通信端末装置ごとに又はそのユーザごとに、IMSで提供される各種サービスで用いられる設定情報をXCAP文書(XML文書)として格納して管理するサーバである。例えば、XDMサーバ256は、通信端末装置ごとに又はそのユーザごとに、IMSで提供されるVoLTEサービス及びその付加サービス(例えば、VoLTEの発着信、割り込み着信、着信転送)で用いられる設定情報をXCAP文書(XML文書)として格納して管理する。
上記通信システムでは、通信端末装置10を用いて通信サービスを利用するための複数の識別情報が所定のサーバやデータベースに登録されて管理される。例えば、移動体通信網20での電話、メッセージ、メール、インターネットアクセス等の通信サービスを利用するための識別情報であるIMSI(加入者識別子)、MSISDN(電話番号)、IMEI(インターナショナル・モバイル・イクイップメント・アイデンティファイア:端末識別情報)等が、加入者情報データベースであるHLR(ホーム・ロケーション・レジスタ)221に登録されて管理される。また、移動体通信網20上に構築されたIPネットワークであるIMS(IP・マルチメディア・サブシステム)ネットワークにおけるVoLTE等の通信サービスを利用するための識別情報であるIMPU、IMPI等が、IMSの加入者情報管理サーバであるHSS241に登録されて管理される。これらのHLR221及びHSS241は、移動体通信網20を介して所定の通信プロトコルにより通信端末装置10と通信できるように構成されている。
ここで、IMPUは、IMSネットワーク内でSIPメッセージ信号を宛先の通信端末装置(IMS端末)までルーティングするための一意に識別可能な識別子であり、例えばMSISDNに基づいて生成することができる(非特許文献2の第13章参照)。また、IMPIは、IMSの加入契約の識別やIMSへのアクセス時の認証のために使用される一意に識別可能な識別子であり、例えばIMSIに基づいて生成することができる(非特許文献2の第13章参照)。
通信端末装置10は、移動体通信網20の基地局(NodeB)211を介してHLR221と通信することができ、基地局(eNodeB)212を介してHSS241と通信することができる。この通信端末装置10には、3G,4G,LTE(ロング・ターム・エボルーション)等の移動体通信網20での電話、メッセージ、メール、インターネットアクセス等の通信サービス(以下、「移動体通信サービス」という。)やIMSネットワークにおけるVoLTE等の通信サービス(以下、「IMS通信サービス」という。)を利用するためのソフトウェアであるアプリケーションプログラムが組み込まれている。また、通信端末装置10には、上記IMSI、MSISDN、IMEI、IMPU、IMPI等の複数の識別情報が格納される汎用統合ICカードであるUICC(ユニバーサル・ICカード)15を備えている。このUICC15には、上記通信サービスで使用される各種データやカード内で所定の動作や処理を行うための個別プログラムであるアプレットも格納されている。なお、本実施形態の通信端末装置10は、利用者の作業によってUICCを着脱できるように構成されているが、利用者が容易に取り外せないようにUICCを内部に組み込むように構成してもよい。
上記アプリケーションプログラム(以下、適宜「アプリケーション」と略す。)やアプレットは、通信ネットワーク上のサーバから適宜ダウンロードして通信端末装置10内に登録することができ、それらの中から利用者が選択して実行することができる。アプリケーションプログラムやアプレットは、通信端末装置10に構築されたJAVA(登録商標)実行環境などのアプリケーション実行環境上で実行される。
図2は、本実施形態の通信端末装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。この通信端末装置10は、主制御部110と無線通信部111とベースバンド処理部112と音入出力部113と表示部114と操作手段としての操作部115とを備える。また、通信端末装置10は、装置本体に対して着脱可能なUICC15が装着されている。UICC15は、移動体通信サービスで用いられるUSIMとしての機能が組み込まれている。
主制御部110は、MPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)、RAM、ROM等を備え、所定の基本OSやミドルウェア等のプログラムが実行されることにより、ベースバンド処理部112等の各部を制御したり、ソフトウェア構成上のネイティブプラットフォーム環境やアプリケーション実行環境を構築したりする。
主制御部110は、他の無線通信部111等の各部と連携することにより、次の(1)及び(2)の各手段として機能することができる。
(1)DTMF信号を生成するためのDTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を、後述の音声通信中継装置96から受信する手段。
(2)前記応答信号を受信した後、DTMF送信操作があったとき、音声通信中継装置96を介して音声自動応答装置などの音声通信先にDTMF用データを送信する手段。
無線通信部111は、移動体通信網20を介して通信するネットワーク通信手段として機能し、例えばシンセサイザ、周波数変換器、高周波増幅器などにより構成され、移動体通信網20の基地局(NodeB)211及び基地局(eNodeB)212との間で無線通信するための高周波信号処理を実行する。
ベースバンド処理部112は、他の携帯電話機等の通信端末装置や各種サーバとの間で音声通信やデータ送受信の通信を行うためのデジタル処理を実行する。このベースバンド処理部112と上記無線通信部111との間はD/A変換器やA/D変換器を介して接続されている。
音入出力部113は、マイク、スピーカ、音信号処理部等で構成されている。マイクから出力されるアナログの音声信号は、音信号処理部でデジタル信号に変換され、主制御部110やベースバンド処理部112等に送られる。スピーカは、音信号処理部でデジタル信号から変換されたアナログ信号が入力され、通話中の音声を出力したり、メールの着信音、電話の呼び出し音、音楽などを出力したりする。なお、スピーカは、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
表示部114は、LCD(液晶ディスプレイ)等で構成され、主制御部110からの指令に基づいて各種画像を表示する。操作部115は、表示部114に組み込まれたタッチパネルや、各種の操作キーやボタン、電源ON/OFF手段としての電源スイッチなどで構成されている。この操作部115は、利用者が、通信端末装置10の本体電源をON/OFFしたり、通話開始、終話、メニュー選択、画面切り換え等を指示したり、情報を入力したりするときに用いられる。
また、通信端末装置10は、位置情報取得手段としてのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)部117、撮像手段としてのカメラ部118、センサー部119、電源供給手段としての電源供給部120、図示しない時計部等も備えている。
GPS部117は、GPS受信モジュールやGPSアンテナ等で構成され、地球の周りに配置されている複数のGPS衛星から電波を受信し、その受信結果に基づいて通信端末装置10が位置する緯度、経度及び高度のデータを算出する。カメラ部118は、レンズや撮像デバイス等で構成され、人物や風景等を撮影する時に用いられる。撮像デバイスとしては、CCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOSカメラを用いることができる。センサー部119は、加速度センサー及び/又は地磁気センサー等で構成されている。加速度センサーは、1軸の加速度センサーであっていいし、2軸や3軸等の複数軸の加速度センサーであってもよい。また、地磁気センサーも、1軸の地磁気センサーであっていいし、2軸や3軸等の複数軸の地磁気センサーであってもよい。このセンサー部119の出力に基づいて、通信端末装置10の位置、向き、姿勢及び動きを示すデータを算出することができる。また、センサー部119の出力に基づいて、所定高度における基準位置から利用者の通信端末装置10が移動したときの加速度データや地磁気データの時間変化の情報である履歴情報から、通信端末装置10が位置している高度、角度等を示すデータを算出することができる。
電源供給部120は、充電可能なバッテリー、バッテリーから各部に所定電圧の電力を供給する電力供給回路、バッテリーを充電する充電回路などを備えている。また、電源供給部120は、通信端末装置10における主要部すなわち音入出力部113、表示部114、操作部115の一部、GPS部117、カメラ部118及びセンサー部119への電力供給については、前述の利用者が操作可能な電源スイッチによりON/OFFできるように構成されている。なお、電源スイッチのOFF時に一部の機能を動作させるために、電源供給部120は、電源スイッチのOFF時においても無線通信部111、ベースバンド処理部112及びUICC15への電力供給を継続して行うように構成してもよい。
時計部はクロック回路等で構成され、正確な日時を計数し、例えば各種の更新処理等のための時刻情報を生成する。
図3は、本実施形態の通信端末装置10に装着されているUICC15の主要構成の一例を示すブロック図である。UICC15は、例えばICモジュールで構成され、CPUなどからなる制御部150と、ROMやRAMなどからなる記憶手段としての記憶部151と、通信端末装置本体と通信するためのI/Oインターフェース部152とを備えている。
記憶部151は、主に制御部150が制御に用いる基本プログラム、アプレット、データ等が格納されたシステム領域151aと、第1の記憶手段としてのUSIM領域151bととを有している。
USIM領域151bには、前述のIMSI、MSISDN及びIMEI等の複数の識別情報や電話・アドレスブック等の、移動体通信サービスのUSIM機能を実現するための各種情報やデータが記憶されている。
また、記憶部151には、IMS通信サービスの利用登録が完了したときに、前述のHSS241等で設定されて払い出されるIMPU及びIMPI等の複数の識別情報や通信端末装置10が接続すべきSIP(セッション・イニシエーション・プロトコル)中継サーバであるP−CSCF251のアドレス等の、IMS通信サービスのISIM機能を実現するための情報やデータ等が一時的に記憶される領域を有する。この領域としては、USIM領域151bを兼用してもよい。
また、記憶部151のシステム領域151aには、UICC15での処理に用いられる比較的小さなサイズのプログラムであるアプレットも記憶されている。例えば、システム領域151aには、USIM領域151bに格納された加入者識別情報であるIMSI又はMSISDNに基づいて、XDMサーバ256内の設定情報の書き換えや読み出しに一時的に用いられるテンポラリーIMPUを生成してISIM領域151cに格納する処理を行うアプレットが記憶されている。
なお、UICC15は、USIM領域151bとは別にISIM領域を有してもよい。ISIM領域には、IMS通信サービスの利用登録が完了したときに、前述のIMPU及びIMPI等の複数の識別情報や通信端末装置10が接続すべきP−CSCF251のアドレス等の、IMS通信サービスのISIM機能を実現するための情報やデータ等が記憶される。また、USIM及びISIMをそれぞれ別々のICカードで構成して通信端末装置10の本体に対して個別に着脱できるようにしてもよい。
上記構成の通信端末装置10では、IMSで提供されるVoLTEの通話サービス、及び、着信転送や割り込み着信などのVoLTEによる付加サービスを利用することができる。これらのVoLTEやその付加サービスの制御は、XDMサーバ256にXCAP文書(XML文書)として格納されている設定情報を利用して実現される。また、XDMサーバ256にXCAP文書として格納されている設定情報は、通信端末装置10からXDMサーバ256にアクセスし、XCAPメッセージを用いて書き換えたり読み出したりすることができる。しかも、その設定情報の書き換え及び読み出しは、通信端末装置ごとに又はそのユーザごとに行うことができる。
次に、移動体通信網20を介して通信端末装置10から音声自動応答装置などの音声通信先へDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を送信するときの処理について説明する。
図4は、通信端末装置10における3Gのコアネットワーク220の回線交換網を介して音声自動応答装置との間でガイダンス音声によるガイダンス接続した際にDTMF送信が可能な状態になるまでの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
図4において、まず、通信端末装置10がガイダンス等のサービスを提供している音声通信先の電話番号に発呼し、通信端末装置10と3Gのコアネットワーク220との間で無線通信(RRC Connection Procedure)が確立される(S1)。そして、通信端末装置10から、音声通信中継装置95にサービス利用要求(CM Service Request)が送信される(S2)。更に、通信端末装置10から音声通信中継装置95に音声発信要求(SETUP)が送信される(S3)。ここで、音声通信中継装置95は、例えば、3Gのコアネットワーク220の回線交換網に設けられたMSC(モバイル交換機)224である。
音声通信中継装置95は、これらのサービス利用要求と音声発信要求とを受信すると、音声通話処理を行い、通信端末装置10に音声通話処理中(Call Proceeding)の応答を送信する(S4)。そして、音声通信中継装置95を介して通信端末装置10と音声通信先との間にベアラ(Radio Bearer SETUP Procedure)が確立する(S5)。その後、音声通信中継装置95から通信端末装置10にProgressメッセージ(Progress Indicator #8)が送信され(S6)、例えば音声通信先として外部の回線交換電話網60の自動音声応答装置との間でガイダンス接続がなされ、音声パスが開き、DTMF送信が可能となる(S7)。
図4のシーケンスにより、例えば、通信端末装置10からコールセンターに発呼して自動音声応答装置に接続したときに、DTMF送信が可能となる。具体的には、自動音声応答装置の音声ガイダンスに従って、通信端末装置10の操作部115に表示された番号又は記号のいずれかを選択すると、その番号又は記号に割り当てられた所定周波数の信号が、通信端末装置10から自動音声応答装置に送信される。自動音声応答装置では、受信した信号に基づいて、オペレータに繋いだり、選択された音声サービスを行ったりすることができる。なお、通常の音声通話の場合には音声通信中継装置95からConnectが送信されるが、ガイダンス接続の場合には、音声通信中継装置95からConnectが送信されない。
次に、本実施形態に係る通信端末装置10が、第4世代(4G)の移動体通信網のパケットデータ網を介した音声通信(VoLTE)でガイダンス接続した際にDTMF送信が可能になる状態までの処理について説明する。パケットデータ網を介した音声通信(VoLTE)では、DTMF送信を可能とする標準規定が存在しない。そこで、本実施形態では、次の図5に示すシーケンスを用いて通信端末装置10と自動音声応答装置などの音声通信先との間で双方向の通話回線が確立されていないときに音声通信先にDTMF信号を確実に送信できるようにしている。
図5は、本実施形態に係る通信端末装置10において、4GのIMS網250のパケットデータ網を介した音声通信(VoLTE)でガイダンス接続した際にDTMF送信が可能な状態になるまでの処理手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図5における通信端末装置10の処理及び後述の図6の制御は、例えば、通信端末装置10の主制御部110に所定のプログラムが読み込まれて実行されることにより実現可能である。また、図5における音声通信中継装置96の処理は、例えば、音声通信中継装置96を構成するコンピュータ装置などのハードウェアに所定のプログラムが読み込まれて実行されることにより実現可能である。また、音声通信中継装置96は、例えば単数又は複数のコンピュータ装置で構成することができ、前述の図1に示したP−CSCF251又はS−CSCF252であってもよい。
図5において、まず、通信端末装置10とLTEのコアネットワーク(EPC)240への位置登録及びIMS網250への登録がされ、無線通信が確立される(S10)。そして、ユーザが通信端末装置10を操作してガイダンス等のサービスを提供している音声通信先に音声通信(VoLTE)のための発信の操作を行うと、通信端末装置10は音声通信中継装置96に向けてINVITE信号を送信する(S11)。INVITE信号は、着信側の外部のIMS網80に届けられる。INVITE信号には、発信側ユーザの識別子、着信側ユーザの識別子、preconditionを利用すること、及び、発信側の通信端末装置10のコーデック能力などが設定されている。
着信側のIMS網80は、INVITE信号に対する応答として、100 Trying信号とセッション進捗状況メッセージ(183・セッション・プログレス)とを音声通信中継装置96に送信する。音声通信サービスのセッション確立の成功応答であるセッション進捗状況メッセージには、着信側の自動音声応答装置のコーデック等の情報が設定されている。
音声通信中継装置96は、着信側のIMS網80側から100 Trying信号を受信すると、その信号を発信側の通信端末装置10に送信する(S12)。また、音声通信中継装置96は、着信側のIMS網80側からセッション進捗状況メッセージ(183・セッション・プログレス)を受信すると、そのメッセージを発信側の通信端末装置10に送信する(S13)。
また、音声通信中継装置96は、ベアラの構築を指示するサービス通知をPCRF245に送信する。するとPCRF245は、コアネットワーク240のPGW244やSGW243等と連携して、ベアラ(Activate Dedicated EPS Bearer Context Procedure)の確立を行う(S14)。
通信端末装置10は、音声通信中継装置96からのセッション進捗状況メッセージ(183・セッション・プログレス)を受けると、自身の能力と着信側の音声自動応答装置とを比較して音声通信に利用するコーデックを決定する。そして、通信端末装置10は、その決定したコーデックの情報とセッション進捗状況メッセージ(183・セッション・プログレス)を受信した旨の情報とを、PRACK(Provisional Response ACKnowledgement)信号を用いて音声通信中継装置96に送信する(S15)。音声通信中継装置96はPRACK信号を受信すると、そのPRACK信号を着信側の自動音声応答装置などの音声通信先に送信する。
音声通信中継装置96は、PRACK信号に対する成功応答信号であって所定のヘッダ情報(P−Early−Media Header:sendrecv)が含まれる200OK(PRACK)信号を、通信端末装置10に送信する(S16)。これにより、通信端末装置10と自動音声応答装置などの音声通信先との間の音声パスが確立され、通信端末装置10から音声通信先にDTMF送信が可能となる(S17)。ここで、上記200OK(PRACK)信号に含まれる「P−Early−Media Header」は、メディア通信の方向を指定する情報が書き込まれるアーリー・メディア機能のヘッダフィールドである。このフィールドに書き込まれる情報の一つである「sendrecv」は双方向のメディア通信を指定する双方向メディア指定情報であり、この双方向メディア指定情報がDTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報として用いられる。
図5のシーケンスにより、例えば、通信端末装置10からVoLTEで音声通信先のコールセンターに発呼して自動音声応答装置に接続したときに、DTMF送信が可能となる。具体的には、自動音声応答装置の音声ガイダンスに従って、通信端末装置10の操作部115に表示された番号又は記号のいずれかを選択すると、その番号又は記号に割り当てられた信号(DTMF用データ)が、通信端末装置10からアプリケーションサーバや音声メディアゲートウェイ(MGW)等の所定のノードに送信される。アプリケーションサーバなどの所定のノードでは、受信した信号(DTMF用データ)を所定周波数のDTMF信号に変換して自動音声応答装置などの音声通信先に送信する。自動音声応答装置などの音声通信先では、受信したDTMF信号で特定される数字などの情報に基づいて、オペレータに繋いだり、選択された音声サービスを行ったりすることができる。
図6は、音声通信(VoLTE)でガイダンス接続した際のDTMF送信における通信端末装置10内の制御を示すフローチャートである。
図6において、まず、通信端末装置10がVoLTEの音声発信をしたか否かを判断する(S20)。VoLTEの音声発信をしない場合(S20でNo)には、VoLTEにおけるDTMF送信は実行されずに終了する。一方、VoLTEの音声発信する場合(S20でYes)には、P−Early−Media Header:sendrecv付きの200OK(PRACK)の受信の有無を判断する(S21)。そして、P−Early−Media Header:sendrecv付きの200OK(PRACK)を受信した場合(S21でYes)、DTMF信号を送信できるDTMF送信可能状態になる(S22)。一方、P−Early−Media Header:sendrecv付きの200OK(PRACK)を受信しない場合(S21でNo)は、DTMF信号を送信できないDTMF送信不可状態になる(S23)。
以上、本実施形態によれば、音声通信中継装置96が、通信端末装置10と音声通信先との間のベアラ確立処理が完了した後、DTMF用データを通信端末装置10から受け付け可能にする処理を実行し、DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報(P−Early−Media Header:sendrecv)を含む応答信号(200OK)を通信端末装置10に送信する。この応答信号(200OK)を受信した通信端末装置10では、上記応答信号に含まれる情報に基づいてDTMF信号を送信するユーザによるDTMF送信操作を受け付けるように制御することができる。そして、ユーザによるDTMF送信操作があると、通信端末装置10は、音声通信中継装置96を介して音声通信先にDTMF用データを送信することができる。従って、移動体通信網20のパケットデータ網を介したVoLTEの音声通信において、通信端末装置10と自動音声応答装置などの音声通信先との間で双方向の通話回線が確立されていないときに音声通信先にDTMF信号を確実に送信することができる。
特に、本実施形態によれば、音声通信中継装置96から通信端末装置10に送信される上記応答信号が、IMS上の音声通信サービスのセッション進捗状況メッセージを受信できた旨を示すPRACK信号に対する成功応答信号としての200OK(PRACK)信号であり、DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報として、その200OK(PRACK)信号に含まれるアーリー・メディア機能のヘッダフィールドに設定された双方向メディア指定情報としてのP−Early−Media Header:sendrecvを流用している。これにより、IMS上の音声通信サービスのセッション確立を行うための処理において、DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を音声通信中継装置96から通信端末装置10に伝えることができ、通信端末装置10においてIMS上の音声通信サービスの利用開始から速やかにDTMF信号を送信可能な状態にすることができる。また、DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を別途定義して通信端末装置への応答に含める必要がない。
10 通信端末装置
20 移動体通信網
60 外部の回線交換電話網
70 インターネット
80 外部のIMS網
95,96 音声通信中継装置
210 無線アクセスネットワーク
211 3Gの基地局(NodeB)
212 LTEの基地局(eNodeB)
220 3Gのコアネットワーク
221 HLR(位置登録装置)
224 MSC(交換機)
225 GMSC(関門交換機)
230 専用パケットデータ網
240 LTEのコアネットワーク(EPC)
241 HSS(ホーム加入者サーバ)
242 MME(モビリティ管理エンティティ)
243 SGW(サービング・ゲートウェイ)
244 PGW(パケットデータ網・ゲートウェイ)
245 PCRF(ポリシー課金制御装置)
250 IMS(IP・マルチメディア・サブシステム)網
251 P−CSCF(プロキシ−呼/セッション・制御機能)
252 S−CSCF(サービング−呼/セッション・制御機能)
253 I−CSCF(問い合わせ・呼/セッション・制御機能)
254 AS(アプリケーション・サーバ)
256 XDM(XMLドキュメント管理)サーバ

Claims (6)

  1. 移動体通信網のパケットデータ網を介して音声通信可能な通信端末装置と、前記通信端末装置による前記パケットデータ網を介した音声通信を中継する音声通信中継装置と、前記音声通信中継装置を介して前記通信端末装置からDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を生成するためのDTMF用データを受信し、前記DTMF用データを所定周波数のDTMF信号に変換して回線交換網を介して自動音声応答装置に送信するノード装置と、を備える通信システムであって、
    前記音声通信中継装置は、前記通信端末装置から前記自動音声応答装置への発信に基づいて、前記通信端末装置と前記自動音声応答装置との間のベアラ確立処理が完了した後、前記DTMF用データを前記通信端末装置から受け付けて前記ノード装置へ転送可能にする処理を実行し、前記通信端末装置から前記自動音声応答装置への発信に対する応答信号として、前記ノード装置を介した前記自動音声応答装置への前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を前記通信端末装置に送信し、
    前記通信端末装置は、前記自動音声応答装置への発信に対する応答信号として、前記ノード装置を介した前記自動音声応答装置への前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を受信したとき、前記自動音声応答装置へのDTMF送信が可能と判断し、前記判断の後、DTMF送信操作があったとき、前記DTMF送信操作に対応する前記自動音声応答装置へのDTMF用データを前記音声通信中継装置に送信し、
    前記音声通信中継装置は、前記通信端末装置から受信した前記DTMF送信操作に対応するDTMF用データを前記ノード装置に転送し、
    前記ノード装置は、前記音声通信中継装置を介して前記通信端末装置から前記DTMF送信操作に対応するDTMF用データを受信したとき、前記DTMF用データを所定周波数のDTMF信号に変換して前記回線交換網を介して前記自動音声応答装置に転送することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1の通信システムにおいて、
    前記音声通信中継装置から前記通信端末装置に送信される前記応答信号は、IMS(IP Multimedia Subsystem)上の音声通信サービスのセッション進捗状況メッセージを受信できた旨を示す信号に対する成功応答信号であり、
    前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報は、前記成功応答信号に含まれるアーリー・メディア機能のヘッダフィールドに設定された双方向メディア指定情報であることを特徴とする通信システム。
  3. 移動体通信網のパケットデータ網を介した通信端末装置による音声通信を中継する音声通信中継装置であって、
    前記通信端末装置から自動音声応答装置への発信に基づいて、前記通信端末装置と前記自動音声応答装置との間のベアラ確立処理が完了した後、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を生成するためのDTMF用データを前記通信端末装置から受け付け、前記DTMF用データを所定周波数のDTMF信号に変換して回線交換網を介して前記自動音声応答装置に送信するノード装置へ前記DTMF用データを転送可能にする処理を実行する手段と、
    前記通信端末装置から前記自動音声応答装置への発信に対する応答信号として、前記ノード装置を介した前記自動音声応答装置への前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を前記通信端末装置に送信する手段と、
    前記通信端末装置から受信したDTMF送信操作に対応するDTMF用データを、前記ノード装置に転送する手段と、を備えることを特徴とする音声通信中継装置。
  4. 請求項3の音声通信中継装置において、
    前記通信端末装置に送信される前記応答信号は、IMS(IP Multimedia Subsystem)上の音声通信サービスのセッション進捗状況メッセージを受信できた旨を示す信号に対する成功応答信号であり、
    前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報は、前記成功応答信号に含まれるアーリー・メディア機能のヘッダフィールドに設定された双方向メディア指定情報であることを特徴とする音声通信中継装置。
  5. 移動体通信網のパケットデータ網を介して音声通信可能な通信端末装置であって、
    前記通信端末装置から自動音声応答装置への発信に対する応答信号として、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号を生成するためのDTMF用データを所定周波数のDTMF信号に変換して回線交換網を介して前記自動音声応答装置に送信するノード装置に前記DTMF用データを転送する音声通信中継装置から、前記ノード装置を介した前記自動音声応答装置への前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報を含む応答信号を受信したとき、前記自動音声応答装置へのDTMF送信が可能と判断する手段と、
    前記判断の後、DTMF送信操作があったとき、前記DTMF送信操作に対応する前記自動音声応答装置へのDTMF用データを前記音声通信中継装置に送信する手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  6. 請求項5の通信端末装置において、
    前記通信端末装置に送信される前記応答信号は、IMS(IP Multimedia Subsystem)上の音声通信サービスのセッション進捗状況メッセージを受信できた旨を示す信号に対する成功応答信号であり、
    前記DTMF用データの送信を中継可能な旨を示す情報は、前記成功応答信号に含まれるアーリー・メディア機能のヘッダフィールドに設定された双方向メディア指定情報であることを特徴とする通信端末装置。
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