JP6461871B2 - 変換器 - Google Patents

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Description

実施形態は、ストリップ線路と同軸コネクタとを接続する変換器関する。
平面アンテナ等のアンテナ基板は、積層構造を有する。積層構造は導体板および誘電体基板からなるストリップ線路を含み、ストリップ線路はその内部に信号線を含む。ストリップ線路内の信号線に高周波信号を給電するために、同軸−ストリップ線路変換器が提案されている。この変換器は、ストリップ線路内の信号線と同軸コネクタの内部導体とを接続する。具体的には、ストリップ線路の積層構造に、これを貫通するスルーホールが設けられる。そして、スルーホール内に導電体のビアが設けられる。このビアを介して、ストリップ線路内の信号線と同軸コネクタの内部導体とが電気的に接続される。
このとき、ビアの中央部付近(一端と他端の間)が信号線に接続され、ビアの一端が同軸コネクタの内部導体に接続される。一方、ビアの他端は、いずれにも接続されない。すなわち、ビアの他端はオープンスタブになる。オープンスタブが存在することで、不整合損失が増加してしまう。
また、誘電体基板の熱膨張係数とビア材料の熱膨張係数との差が大きいと、これらの温度変化による体積膨張が異なる。このため、長期間の使用によってビアが断線し、変換器の伝送損失が増加してしまう。すなわち、ビアの信頼性が劣化する。この問題は、ストリップ線路の積層構造の積層数(誘電体基板数)が多くなり、スルーホール(ビア)のアスペクト比が大きくなると、顕著になる。
一方、ビルドアップ法によって多層基板が生成され、基板内の一部にビアが設けられる方法がある。これにより、オープンスタブの問題を回避することができる。しかし、ビルドアップ法において、例えば誘電体基板としてPTFE(ポリテトラフルエチレン)が用いられる場合、製造が困難であり、製造コストが増加してしまう。
特開2005−183890号公報 特開2011−187683号公報 実開平02−079603号公報
以上のように、従来の同軸−ストリップ線路変換器では、不整合損失の増加、信頼性の劣化、および製造コストの増加といった問題が生じていた。
実施形態では、不整合損失の増加を回避しつつ、信頼性の劣化の抑制および製造コストの増加の抑制を図る変換器提供する。
実施形態による変換器は、第1誘電体基板と、前記第1誘電体基板の上方に、第1接着層を介して設けられる第2誘電体基板と、前記第1誘電体基板と前記第2誘電体基板との間に設けられる第1信号線と、前記第1誘電体基板を貫通し、上方側で前記第1信号線に接続される第1ビアと、前記第1誘電体基板の下方よび前記第2誘電体基板の上方の少なくともいずれか一方に設けられた第1導体板と、前記第1誘電体基板を貫通し、前記第1ビアの周囲に設けられた複数の第2ビアと、前記第1誘電体基板の上面に形成され、前記複数の第2ビアと接続される複数の第1ランドと、前記第2誘電体基板を貫通し、前記複数の第2ビアと対応する位置に設けられた複数の第3ビアと、前記第2誘電体基板の下面に形成され、前記複数の第3ビアと接続される複数の第2ランドと、を具備する。
第1実施形態に係る変換器を示す平面図。 第1実施形態に係る変換器を示す断面図。 第1実施形態に係る変換器の製造工程を示す図。 図3に続く、第1実施形態に係る変換器の製造工程を示す図。 図4に続く、第1実施形態に係る変換器の製造工程を示す図。 図5に続く、第1実施形態に係る変換器の製造工程を示す図。 第2実施形態に係る変換器を示す断面図。 第2実施形態に係る変換器の変形例を示す断面図。 第3実施形態に係る変換器を示す平面図。 第3実施形態に係る変換器を示す断面図。
本実施形態を以下に図面を参照して説明する。図面において、同一部分には同一の参照符号を付す。
<第1実施形態>
以下に図1乃至図6を用いて、第1実施形態に係る変換器について説明する。以下の説明において、変換器は、同軸−ストリップ線路変換器であり、同軸線路(同軸コネクタ)とストリップ線路との接続部分を示す。
(第1実施形態における構成)
図1は、第1実施形態に係る変換器を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る変換器を示す断面図であり、図1のA−A線に沿った断面図である。
以下の説明において、上方とはZ方向の上方側を示し、下方とはZ方向の下方側を示す。また、上面とはZ方向の上方側の面を示し、下面とはZ方向の下方側の面を示す。また、これらの上下関係は入れ替えてもよい。
図1および図2に示すように、第1実施形態における変換器は、積層構造100および同軸コネクタ200を備える。
同軸コネクタ200は、図示せぬ内部導体、外部導体、およびこれらの間の誘電体を含む。内部導体はZ方向に延びる円柱状である。外部導体は、Z方向に延びる円筒状であり、内部導体および誘電体の周囲を覆う。外部導体は、グランドに接続され、内部導体から外部への高周波信号の漏洩を防ぐ。
積層構造100は、例えば平面アンテナであり、ストリップ線路を備える。積層構造100は、誘電体基板10,20を含む。誘電体基板10,20はそれぞれ、X方向およびY方向に拡がる平板である。また、誘電体基板10,20は、Z方向に積層される。
誘電体基板10の下面上には、導体板11が設けられる。導体板11は、X方向およびY方向に拡がる平板である。導体板11は、グランドに接続され、信号線13から外部への無線信号(高周波信号、高周波電流)の漏洩を防止する。誘電体基板10の上面上には、信号線13が設けられる。信号線13は、X方向に延びる線状である。信号線13は、例えば図示せぬ放射素子に接続される。信号線13は、導電体を含み、高周波信号を伝搬する。
誘電体基板10内には、これを貫通するビア10Vが設けられる。ビア10Vは、円柱状の導電体である。ビア10Vは、一端(上方側)で信号線13に接続され、他端(下方側)でランド12に接続される。ランド12は、導体板11の開口部に設けられる。ランド12は、導体板11と同一の層であり、導体板11から絶縁分離される。ビア10Vは、ランド12を介して、同軸コネクタ200の内部導体に接続される。すなわち、同軸コネクタ200の内部導体からランド12およびビア10Vを介して信号線13に高周波信号が給電される。
誘電体基板20の上面上には、導体板21が設けられる。導体板21は、X方向およびY方向に拡がる平板である。導体板21は、グランドに接続され、信号線13から外部への高周波信号の漏洩を防止する。
誘電体層10の上方側(上面側)と誘電体層20の下方側(下面側)とは、接着層30によって接着される。接着層30は、絶縁体である。
なお、信号線13に対応する導体板11,21は、少なくともいずれか一方が設けられればよい。
(第1実施形態における製造方法)
図3乃至図6は、第1実施形態に係る変換器の製造工程を示す図である。第1実施形態では、誘電体基板10,20ごとに、ビアが形成される。
まず、図3に示すように、両面に銅の導体板が設けられた誘電体基板10,20が用いられる。より具体的には、誘電体基板10の下面上には導体板11が設けられ、上面上には導体板13が設けられる。また、誘電体基板20の下面上には導体板26が設けられ、上面上には導体板基板21が設けられる。
次に、図4に示すように、誘電体基板10および導体板11,13に、これを貫通するホール10Hが形成される。ホール10Hは、例えば円柱状である。ホール10Hは、例えばドリル加工により形成されるが、これに限らず、レーザ加工によって形成されてもよい。
次に、図5に示すように、誘電体基板10のホール10H内に、例えば銅等の導電体のビア10Vが形成される。ビア10Vは、例えばめっきによって形成される。なお、図面において、ビア10Vがホール10H内に充填されているが、これに限らない。ビア10Vは、ホール10H内の内面のみに形成されてもよい。この場合、ホール10H内のビア10Vの内側には、例えば導電性樹脂または非導電性樹脂等が充填される。また、ホール10H内は、充填されず、空洞であってもよい。その後、ビア10Vの両面に後にランドとなる導電体が設けられる。この導電体は、図面において、導体板11,13の一部として示している。
次に、図6に示すように、誘電体基板10の上面上の導体板13がエッチングによりパターニングされることで、信号線13が形成される。また、誘電体基板10の下面上の導体板11がエッチングによりパターニングされることで、導体板11とランド12とが絶縁分離される。このとき、必要に応じて、導体板11の不要箇所もエッチングにより除去されてもよい。
一方、誘電体基板20の下面上の導体板26は、エッチングにより除去される。このとき、必要に応じて、誘電体基板20の上面上の導体板21の不要箇所もエッチングにより除去されてもよい。
なお、導体板11,13,21,26のエッチング順は、特に限定されない。
その後、誘電体基板10の上方側と誘電体基板20の下方側とが、接着層30によって接着される。これらは、例えば加熱プレスによって接着される。このとき、ホール10H内が充填されていない場合、ホール10H内の一部に接着層30が形成されてもよい。
このようにして、第1実施形態における変換器が形成される。
(第1実施形態における効果)
上記第1実施形態によれば、積層構造100は、誘電体基板10,20を含む。誘電体基板10と誘電体基板20との間に、信号線13が設けられる。そして、誘電体基板10を貫通するビア10Vが設けられ、ビア10Vは信号線13と同軸コネクタ200との間に位置する。すなわち、ビア10Vの一端が信号線13に接続され、他端がランド12を介して同軸コネクタに接続される。このため、ビア10Vの一端および他端がショートスタブとなり、オープンスタブが存在しない。これにより、オープンスタブに伴う不整合損失の問題を回避することができる。
また、上記第1実施形態によれば、積層構造100のうち誘電体基板10のみに、ビア10Vが設けられる。すなわち、ビア10VのZ方向の寸法は、積層構造100のZ方向の寸法の半分程度である。このため、第1実施形態では、ビア10Vが積層構造100のZ方向のすべてを貫通する場合と比べて、ビア10Vのアスペクト比が小さくなる。したがって、誘電体基板材料の熱膨張係数とビア材料の熱膨張係数とが異なる場合のビアのアスペクト比の増加に伴うビアの信頼性の劣化を抑制することができる。
さらに、上記第1実施形態によれば、誘電体基板10にビア10Vが形成された後に、誘電体10と誘電体基板20とが接着層30によって接着される。このため、製造工程が容易であり、製造コストの増加を抑制することができる。
<第2実施形態>
以下に図7および図8を用いて、第2実施形態に係る変換器について説明する。第2実施形態において、上記第1実施形態と異なる点は、3層以上の誘電体基板10,20,40,50が積層される(多層基板が形成される)点である。
なお、第2実施形態では、上記第1実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。
(第2実施形態における構造)
図7は、第2実施形態に係る変換器を示す断面図である。
図7に示すように、第1実施形態における変換器は、積層構造100および同軸コネクタ200を備える。
積層構造100は、誘電体基板10,20,40,50を含む。誘電体基板10,20,40,50はそれぞれ、X方向およびY方向に拡がる平板である。また、誘電体基板10,20,40,50は、Z方向に積層される。
誘電体基板10の下面上には、導体板11が設けられる。導体板11は、X方向およびY方向に拡がる平板である。導体板11は、グランドに接続される。誘電体基板10内には、これを貫通するビア10Vが設けられる。ビア10Vは、一端(上方側)でランド14に接続され、他端(下方側)でランド12に接続される。ランド12は、導体板11の開口部に設けられる。ランド12は、導体板11と同一の層であり、導体板11から絶縁分離される。ビア10Vは、ランド12を介して、同軸コネクタ200の内部導体に接続される。
誘電体基板20内には、これを貫通するビア20Vが設けられる。ビア20Vは、一端(上方側)でランド22に接続され、他端(下方側)でランド27に接続される。ビア20Vは、X方向およびY方向に拡がる平面においてビア10Vに対応する位置に設けられる。言い換えると、ビア20Vは、ビア10VをZ方向に投影した位置に設けられる。
誘電体層10の上方側と誘電体層20の下方側とは、接着層30Aによって接着される。接着層30Aは、絶縁体である。
誘電体基板40の下面上には、導体板41が設けられる。導体板41は、X方向およびY方向に拡がる平板である。導体板41は、グランドに接続され、信号線43から外部への高周波信号の漏洩を防止する。誘電体基板40の上面上には、信号線43が設けられる。信号線43は、X方向に延びる線状である。信号線43は、例えば図示せぬ放射素子に接続される。信号線43は、導電体を含み、高周波信号を伝搬する。
誘電体基板40内には、これを貫通するビア40Vが設けられる。ビア40Vは、一端(上方側)で信号線43に接続され、他端(下方側)でランド42に接続される。ランド42は、導体板41の開口部に設けられる。導体板41と同一の層であり、導体板41から絶縁分離される。ビア40Vは、X方向およびY方向に拡がる平面においてビア10V,20Vに対応する位置に設けられる。言い換えると、ビア40Vは、ビア10V,20VをZ方向に投影した位置に設けられる。
誘電体層20の上方側と誘電体層40の下方側とは、接着層30Bによって接着される。接着層30Bは、絶縁体である。
誘電体基板50の上面上には、導体板51が設けられる。導体板51は、X方向およびY方向に拡がる平板である。導体板51は、グランドに接続され、信号線43から外部への高周波信号の漏洩を防止する。
誘電体層40の上方側と誘電体層50の下方側とは、接着層30Cによって接着される。接着層30Cは、絶縁体である。
上述したように、第2実施形態では、ビア10V,20V,40V、およびランド12,14,22,27,42がX方向およびY方向に拡がる平面において対応する位置に設けられる。
このとき、ランド14とランド27との間には接着層30Aが設けられる。すなわち、ランド14とランド27とは、直接接していない。このため、ランド14とランド27との間には、直流電流は流れない。しかしながら、発明者らは、ランド14とランド27との間に交流電流である高周波信号が流れることを見出した。これは、ランド14、ランド27、およびこれらの間の接着層30Aによってコンデンサが構成され、このコンデンサの容量結合によって高周波信号が流れるためである。ランド22、ランド42、およびこれらの間の接着層30Bにおいても、同様の現象が生じる。これにより、同軸コネクタ200の内部導体からビア10V,20V,40V、およびランド12,14,22,27,42を介して信号線43に高周波信号が給電される。
ここで、高周波信号とは、周波数1GHz以上程度の信号を示す。
なお、加熱プレスの積層工程においてランド14とランド27との間の接着層30Aが破断し、ランド14とランド27とが直接接してもよい。この場合であっても、ランド14とランド27との間に、高周波信号は流れる。ランド22とランド42との間についても同様である。
また、誘電体基板10の上面上には、信号線17が設けられる。信号線17は、X方向に延びる線状である。信号線17は、例えば図示せぬ放射素子に接続される。信号線17は、導電体を含み、高周波信号を伝搬する。誘電体基板10内には、これを貫通するビア10V_2が設けられる。ビア10V_2は、一端(上方側)で信号線17に接続され、他端(下方側)でランド16に接続される。
ランド16は、導体板11の開口部に設けられる。ランド16は、導体板11と同一の層であり、導体板11から絶縁分離される。ビア10V_2は、ランド16を介して、同軸コネクタ200とは別の図示せぬ同軸コネクタの内部導体に接続される。すなわち、図示せぬ同軸コネクタの内部導体からランド16およびビア10V_2を介して信号線17に高周波信号が給電される。
なお、信号線43に対応する導体板41,51は、少なくともいずれか一方が設けられればよい。同様に、信号線23に対応する導体板11,41は、少なくともいずれか一方が設けられればよい。
(第2実施形態における効果)
上記第2実施形態によれば、積層構造100は、誘電体基板10,20,40,50を含む。誘電体基板40と誘電体基板50との間に、信号線43が設けられる。そして、誘電体基板10を貫通するビア10V、誘電体基板20を貫通する20V、および誘電体基板40を貫通するビア40Vが設けられる。ビア10V,20V,40Vは、信号線43と同軸コネクタ200との間に位置する。ビア10Vの一端はランド12に接続され、ビア10Vの他端はランド14に接続される。また、ビア20Vの一端はランド27に接続され、ビア20Vの他端はランド22に接続される。ビア40Vの一端はランド42に接続される。
このとき、ランド14とランド27との間に、接着層30A(絶縁体)が設けられる。これらランド14、ランド27、および接着層30Aによってコンデンサが構成されるため、ランド14とランド27との間に高周波信号を流すことができる。ランド22とランド42との間についても同様である。これにより、積層構造100の積層数が多くなった場合であっても、信号線43と同軸コネクタ200との間にビア10V,20V,40Vおよびランド12,14,21,22,42を介して高周波信号を流すことができる。これにより、積層構造100の積層数が多くなった場合であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態における変形例)
図8は、第2実施形態に係る変換器の変形例を示す断面図である。
図8に示すように、変形例では、導体板51に開口部が設けられ、誘電体基板50にホール50Hが設けられる。ホール50Hは、X方向およびY方向に拡がる平面においてビア10V,20V,40Vに対応する位置に設けられる。ホール50H内の一部には、接着層30Cが充填される。
ホール50Hは、製造工程において、ビア10V,20V,40Vが設けられるホールとともに形成される。すなわち、誘電体基板10,20,40,50の共通位置に、例えばドリルにより一括してホールが形成される。そして、誘電体基板10,20,40,50のホール内にビアが形成される。このとき、ホール50Hには、ビアが不要である。このため、次に、エッチングにより導体板51に開口部が形成され、ホール50H内のビアが除去される。その後、各誘電体基板間が接着層を介して接着される際、ホール50H内の一部に接着層30Cが充填される。このとき、誘電体基板10,20,40のホールがビアによって充填されていない場合、誘電体基板10,20,40のホール内の一部にも接着層が形成されてもよい。
上述したように、誘電体基板10,20,40,50の共通位置に例えばドリルにより一括してホールが形成されることで、製造プロセスを容易にし、製造コストを低減することができる。
<第3実施形態>
以下に図9および図10を用いて、第3実施形態に係る変換器について説明する。第3実施形態において、上記第1実施形態と異なる点は、ビア10VA,20VAがさらに設けられる点である。
なお、第3実施形態では、上記第1実施形態と同様の点については説明を省略し、主に異なる点について説明する。
(第3実施形態における構成)
図9は、第3実施形態に係る変換器を示す平面図である。図10は、第3実施形態に係る変換器を示す断面図であり、図9のB−B線に沿った断面図である。
図9および図10に示すように、誘電体基板10内にこれを貫通する複数のビア10VAが設けられる。複数のビア10VAはそれぞれ、円柱状の導電体である。複数のビア10VAはそれぞれ、一端(上方側)でランド15に接続され、他端(下方側)で導体板11を介して同軸コネクタの外部導体に接続される。複数のビア10VAは、X方向およびY方向において、ビア10Vの周囲を囲うように設けられる。
誘電体基板20内にこれを貫通する複数のビア20VAが設けられる。複数のビア20VAはそれぞれ、円柱状の導電体である。複数のビア20VAはそれぞれ、一端(上方側)で導体板21に接続され、他端(下方側)でランド27に接続される。複数のビア20VAはそれぞれ、X方向およびY方向に拡がる平面において複数のビア10VAのそれぞれに対応する位置に設けられる。
このとき、ランド15とランド27との間には接着層30が設けられる。すなわち、ランド15とランド27とは、直接接していないが。これらの間に高周波信号が流れる。これにより、同軸コネクタ200の外部導体(グランド)から複数のビア10VAおよび複数のビア20VAに高周波信号が給電される。これら複数のビア10VAおよび複数のビア20VAは、ビア10Vから外部への高周波信号の漏洩を防ぐ。すなわち、ビア10Vに対して、疑似的な同軸コネクタ200の外部導体が設けられる。
(第3実施形態における効果)
上記第3実施形態によれば、ビア10Vの周囲に、複数のビア10VAおよび複数のビア120VAが設けられる。複数のビア10VAおよび複数のビア120VAは、同軸コネクタ200の外部導体(グランド)に接続される。これにより、ビア10Vのビア10Vから外部への高周波信号の漏洩を防ぐことができる。
上記各実施形態は、適宜組み合わせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,20,40,50…誘電体基板、30,30A,30B,30C…接着層、11,21,26,41,51…導体板、10V,20V,10V_2,40V,10VA,20VA…ビア、12,14,15,16,22,25,27,42…ランド,10H,50H…ホール、13…信号線、100…積層構造、200…同軸コネクタ。

Claims (9)

  1. 第1誘電体基板と、
    前記第1誘電体基板の上方に、第1接着層を介して設けられる第2誘電体基板と、
    前記第1誘電体基板と前記第2誘電体基板との間に設けられる第1信号線と、
    前記第1誘電体基板を貫通し、上方側で前記第1信号線に接続される第1ビアと、
    前記第1誘電体基板の下方および前記第2誘電体基板の上方の少なくともいずれか一方に設けられた第1導体板と、
    前記第1誘電体基板を貫通し、前記第1ビアの周囲に設けられた複数の第2ビアと、
    前記第1誘電体基板の上面に形成され、前記複数の第2ビアと接続される複数の第1ランドと、
    前記第2誘電体基板を貫通し、前記複数の第2ビアと対応する位置に設けられた複数の第3ビアと、
    前記第2誘電体基板の下面に形成され、前記複数の第3ビアと接続される複数の第2ランドと、
    を具備する変換器。
  2. 前記第1導体板は、前記第1誘電体基板の下方に設けられ、
    前記複数の第2ビアは、下方側で前記第1導体板を介して同軸コネクタの外部導体に接続される請求項1の変換器。
  3. 第1誘電体基板と、
    前記第1誘電体基板の上方に、第1接着層を介して設けられる第2誘電体基板と、
    前記第2誘電体基板の上方に、第2接着層を介して設けられる第3誘電体基板と、
    前記第2誘電体基板と前記第3誘電体基板との間に設けられる第1信号線と、
    前記第1誘電体基板を貫通する第1ビアと、
    前記第2誘電体基板を貫通し、前記第1ビアと対応する位置に設けられ、上方側で前記第1信号線に接続される第2ビアと、
    前記第1誘電体基板の下方、前記第1誘電体基板と前記第2誘電体基板との間、および前記第3誘電体基板の上方の少なくともいずれか1つに設けられた第1導体板と、
    を具備し、
    前記第3誘電体基板を貫通し、前記第2ビアと対応する位置にホールが設けられ、
    前記第2接着層は、前記ホールの一部に充填される、変換器。
  4. 第1誘電体基板と、
    前記第1誘電体基板の上方に、第1接着層を介して設けられる第2誘電体基板と、
    前記第2誘電体基板の上方に、第2接着層を介して設けられる第3誘電体基板と、
    前記第2誘電体基板と前記第3誘電体基板との間に設けられる第1信号線と、
    前記第1誘電体基板を貫通する第1ビアと、
    前記第2誘電体基板を貫通し、前記第1ビアと対応する位置に設けられ、上方側で前記第1信号線に接続される第2ビアと、
    前記第1誘電体基板の下方、前記第1誘電体基板と前記第2誘電体基板との間、および前記第3誘電体基板の上方の少なくともいずれか1つに設けられた第1導体板と、
    前記第1誘電体基板の上面に形成され、前記1ビアと接続される第1ランドと、
    前記第2誘電体基板の下面に形成され、前記2ビアと接続される第2ランドと、
    を具備する変換器。
  5. 前記第1ビアは、下方側で同軸コネクタの内部導体に接続される請求項4の変換器。
  6. 前記第1誘電体基板を貫通し、前記第1ビアの周囲に設けられた複数の第3ビアと、
    前記第2誘電体基板を貫通し、前記複数の第3ビアと対応する位置に設けられた複数の第4ビアと、
    前記第3誘電体基板を貫通し、前記複数の第4ビアと対応する位置に設けられた複数の第5ビアと、
    をさらに具備する請求項4または請求項5の変換器。
  7. 前記第1誘電体基板の上面に形成され、前記複数の第3ビアと接続される複数の第3ランドと、
    前記第2誘電体基板の下面に形成され、前記複数の第4ビアと接続される複数の第4ランドと、
    前記第2誘電体基板の上面に形成され、前記複数の第4ビアと接続される複数の第5ランドと、
    前記第3誘電体基板の下面に形成され、前記複数の第5ビアと接続される複数の第6ランドと、
    をさらに具備する請求項6の変換器。
  8. 前記第1導体板は、前記第1誘電体基板の下方に設けられ、
    前記複数の第3ビアは、下方側で前記第1導体板を介して同軸コネクタの外部導体に接続される請求項6または請求項7の変換器。
  9. 前記第1接着層は、前記第1ビアと前記第2ビアとの間に設けられる請求項4乃至請求項8のいずれか1項の変換器。
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