JP6460938B2 - 測定対象物計測プログラム、測定対象物計測方法および拡大観察装置 - Google Patents

測定対象物計測プログラム、測定対象物計測方法および拡大観察装置 Download PDF

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Description

本発明は、CADデータと他の画像データとを比較可能な測定対象物計測プログラム、測定対象物計測方法および拡大観察装置に関する。
三角測距方式等を利用して、対象物の一方向における基準位置からの距離情報(例えば、高さまたは奥行き)を含む画像データ(以下、距離画像データと呼ぶ)を取得することができる。特許文献1および特許文献2には、このような距離画像データと、予め生成されたCADデータとを比較する技術が記載されている。
特許文献1の計測装置においては、距離画像センサにより対象物の3次元座標値が取得され、その3次元座標値がCADモデル座標系に変換されて対象物モデルがモデリングされ、その対象物モデルから模擬画像が生成される。一方、メモリに記憶された対象物のCADデータからCADモデルがモデリングされ、そのCADモデルからCADモデル模擬画像が生成される。対象物モデル模擬画像の奥行き情報とCADモデル模擬画像の奥行き情報とが比較されることにより、CADモデルと対象物モデルとの位置ずれ量が計測される。
特許文献2の位置姿勢計測装置においては、距離センサにより対象物体の距離画像が3次元情報として計測され、距離画像に含まれる奥行き値が基準座標系における3次元座標に変換され、変換された3次元点群から必要な計測データがサンプリングされる。保存される対象物体の3次元モデルが、選択された計測データに当てはめられることにより、対象物体の位置および姿勢が計測される。
特開2002−46087号公報 特開2012−26895号公報
上記特許文献1および2に記載される技術は、対象物の位置計測等には使用可能である。しかしながら、対象物の特定部分の寸法誤差等を調べることはできない。また、ユーザの煩雑な操作等を要することなく、容易にかつ直感的に距離画像データとCADデータとを比較可能であることが求められる。
本発明の目的は、測定対象物の特定の部分について実高さ画像データとCADデータとのずれを容易にかつ直感的に認識することが可能な測定対象物計測プログラム、測定対象物計測方法および拡大観察装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る測定対象物計測プログラムは、測定対象物を表す3次元の基本CADデータを取得するステップと、一方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報として含む実高さ画像データを取得するステップと、基本CADデータに基づいて、複数の方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報としてそれぞれ含む複数のCAD高さ画像データを生成するステップと、複数のCAD高さ画像データのうち実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データを基準高さ画像データとして選択するステップと、実高さ画像データに基づく第1の画像または第1の画像に対応する第2の画像を対象画像として表示し、基準高さ画像データに基づく第3の画像または第3の画像に対応する第4の画像を基準画像として表示するステップと、パターンマッチングによって対象画像と基準画像との位置合わせを第1の位置合わせとして行うステップと、測定対象物の計測箇所を指定するステップと、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報を表示するステップとを、コンピュータに実行させる。
この測定対象物計測プログラムによれば、基本CADデータに基づいて生成される複数のCAD高さ画像データのうち、実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データが基準高さ画像データとして選択される。この基準高さ画像データに基づくまたはそれに対応する基準画像が、実高さ画像データに基づくまたはそれに対応する対象画像とともに表示され、かつパターンマッチングにより対象画像と基準画像との位置合わせが行われる。これにより、ユーザは、煩雑な操作を行うことなく、対象画像と基準画像との比較を容易に行うことができる。
また、測定対象物の計測箇所が指定されると、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報が表示される。この場合、ユーザは、互いに位置合わせされた対象画像および基準画像に基づいて、容易にかつ精度良く計測箇所を指定することができる。また、ユーザは、測定対象物の特定の部分について実高さ画像データとCADデータとのずれを容易にかつ直感的に認識することができる。
(2)複数の方向は、第1、第2、第3、第4、第5および第6の方向を含み、第1および第2の方向は、互いに平行でかつ互いに逆向きであり、第2および第3の方向は、互いに平行でかつ逆向きであり、第5および第6の方向は、互いに平行でかつ逆向きであり、第3および第4の方向は、第1および第2の方向にそれぞれ直交し、第5および第6の方向は、第1および第2の方向にそれぞれ直交しかつ第3および第4の方向にそれぞれ直交してもよい。この場合、第1〜第6の方向に対応する6つのCAD高さ画像データに基づいて、基準高さ画像データを適切に選択することができる。
(3)基本CADデータに対応する3次元座標系において第1、第2および第3の軸が設定され、第1および第2の方向は、第1の軸に平行であり、第3および第4の方向は、第2の軸に平行であり、第5および第6の方向は、第3の軸に平行であってもよい。この場合、第1〜第6の方向が基本CADデータの第1〜第3の軸とそれぞれ対応するので、6つのCAD高さ画像データを生成しやすくなる。
(4)測定対象物計測プログラムは、基準画像を表示するステップを、第1の位置合わせを行うステップの前に、コンピュータに実行させてもよい。この場合、ユーザが第1の位置合わせ前の基準画像を確認することができる。
(5)測定対象物計測プログラムは、第1の位置合わせを行うステップの前に、対象画像に対して基準画像を移動させ、第1の位置合わせを行うステップにおいて、基準画像に対して対象画像を移動させてもよい。この場合、ユーザに違和感を与えることなく、位置合わせを行うことができる。
(6)測定対象物計測プログラムは、対象画像の向きを変更するステップを、コンピュータにさらに実行させてもよい。この場合、ユーザが対象画像の向きを適宜変更することができる。
(7)実高さ画像データおよび基準高さ画像データに対応する3次元座標系において、一方向または基準高さ画像データに対応する方向に平行な第4の軸、ならびに第4の軸に垂直な面上で互いに直交する第5および第6の軸がそれぞれ定義され、第1の位置合わせを行うステップは、第5および第6の軸に平行な方向の位置合わせ、ならびに第4の軸に平行な軸を中心とする回転方向の位置合わせを行う平行位置調整ステップと、平行位置調整ステップの後に、第4の軸に平行な方向の位置合わせを行う高さ調整ステップとを含んでもよい。この場合、第4の軸に垂直な面上での位置合わせが行われた後に第4の軸に平行な方向の位置合わせが行われる。これにより、対象画像と基準画像との位置合わせを効率良く行うことができる。
(8)測定対象物計測プログラムは、基準高さ画像データを選択するステップの前に、基本CADデータに基づくCAD画像を表示するステップを、コンピュータにさらに実行させてもよい。この場合、ユーザがCAD画像を見ながら、基本CADデータの正誤確認および基準高さ画像データの正誤確認等を行うことができる。
(9)測定対象物計測プログラムは、第1の位置合わせを行うステップの後に、測定対象物の基準位置を指定し、基準位置を基準に対象画像と基準画像との位置合わせを第2の位置合わせとして行うステップを、コンピュータにさらに実行させてもよい。この場合、測定対象物の特定の部分について、より正確に位置合わせを行うことができる。
(10)実高さ画像データおよび基準高さ画像データに対応する3次元座標系において、一方向または基準高さ画像データに対応する方向に平行な第4の軸、ならびに第4の軸に垂直な面上で互いに直交する第5および第6の軸がそれぞれ定義され、第2の位置合わせを行うステップにおいて、第4の軸に交差する軸を中心とする回転方向の位置合わせ、第5および第6の軸に平行な方向の位置合わせ、ならびに第4の軸に平行な方向の位置合わせのうち、少なくとも1つの位置合わせを行ってもよい。この場合、測定対象物の特定の部分について、目的に応じた位置合わせを高精度に行うことができる。
(11)測定対象物計測プログラムは、基準画像を表示するステップにおいて、対象画像に合わせて向きが調整された基準画像を最初に表示してもよい。この場合、ユーザが不要な画像を見ることがないので、ユーザの負担が低減され、かつ不要な時間の消費が抑制される。
(12)測定対象物計測プログラムは、一方向における撮像により得られる測定対象物の外観を表す実外観画像データを取得するステップを、コンピュータにさらに実行させ、第2の画像は、実外観画像データに基づく画像である。この場合、第2の画像が対象画像として表示されることにより、ユーザが測定対象物の外観を容易に視認することができる。
(13)第2の発明に係る測定対象物計測方法は、測定対象物を表す3次元の基本CADデータを取得するステップと、一方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報として含む実高さ画像データを取得するステップと、基本CADデータに基づいて、複数の方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報としてそれぞれ含む複数のCAD高さ画像データを生成するステップと、複数のCAD高さ画像データのうち実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データを基準高さ画像データとして選択するステップと、実高さ画像データに基づく第1の画像または第1の画像に対応する第2の画像を対象画像として表示し、基準高さ画像データに基づく第3の画像または第3の画像に対応する第4の画像を基準画像として表示するステップと、パターンマッチングによって対象画像と基準画像との位置合わせを第1の位置合わせとして行うステップと、測定対象物の計測箇所を指定するステップと、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報を表示するステップとを含む。
この測定対象物計測方法によれば、ユーザは、測定対象物の特定の部分について実高さ画像データとCADデータとのずれを容易にかつ直感的に認識することができる。
(14)第3の発明に係る拡大観察装置は、測定対象物が載置されるステージと、一方向における基準位置からステージに載置された測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報として含む実高さ画像データを取得する高さ画像データ取得手段と、測定対象物を表す3次元の基本CADデータを記憶する記憶部と、表示部と、ユーザにより操作される操作部と、情報処理部とを備え、情報処理部は、記憶部に記憶される基本CADデータを取得する基本CADデータ取得手段と、実高さ画像データを取得するように高さ画像データ取得手段に指令を与える取得指令手段と、基本CADデータに基づいて、複数の方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報としてそれぞれ含む複数のCAD高さ画像データを生成するCAD高さ画像データ生成手段と、複数のCAD高さ画像データのうち実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データを基準高さ画像データとして選択する基準高さ画像データ選択手段と、実高さ画像データに基づく第1の画像または第1の画像に対応する第2の画像を対象画像として表示部により表示し、基準高さ画像データに基づく第3の画像または第3の画像に対応する第4の画像を基準画像として表示部により表示する画像表示手段と、パターンマッチングによって対象画像と基準画像との位置合わせを行う位置合わせ実行手段と、操作部の操作に基づいて測定対象物の計測箇所を指定する計測箇所指定手段と、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報を表示部により表示するずれ情報表示手段とを含む。
この拡大観察装置においては、基本CADデータに基づいて生成される複数のCAD高さ画像データのうち、実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データが基準高さ画像データとして選択される。この基準高さ画像データに基づくまたはそれに対応する基準画像が、実高さ画像データに基づくまたはそれに対応する対象画像とともに表示され、かつパターンマッチングにより対象画像と基準画像との位置合わせが行われる。これにより、ユーザは、煩雑な操作を行うことなく、対象画像と基準画像との比較を容易に行うことができる。
また、測定対象物の計測箇所が指定されると、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報が表示される。この場合、ユーザは、互いに位置合わせされた対象画像および基準画像に基づいて、容易にかつ精度良く計測箇所を指定することができる。また、ユーザは、測定対象物の特定の部分について実高さ画像データとCADデータとのずれを容易にかつ直感的に認識することができる。
本発明によれば、定対象物の特定の部分について実高さ画像データとCADデータとのずれを容易にかつ直感的に認識することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る拡大観察装置の構成を示すブロック図である。 図1の拡大観察装置の測定部の構成を示す模式図である。 三角測距方式の原理を説明するための図である。 投光部から出射される測定光のパターンの例を示す図である。 測定対象物の一例を示す外観斜視図である。 図5の測定対象物のテクスチャ画像を示す図である。 図5の測定対象物の高さ画像を示す図である。 図5の測定対象物のCADデータについて説明するための図である。 図8のCADデータに基づいて生成される複数のCAD高さ画像データについて説明するための図である。 図1の表示部による各画像の表示例を示す図である。 図1の表示部による各画像の表示例を示す図である。 簡易位置合わせについて説明するための図である。 簡易位置合わせについて説明するための図である。 簡易位置合わせについて説明するための図である。 詳細位置合わせについて説明するための図である。 詳細位置合わせについて説明するための図である。 詳細位置合わせについて説明するための図である。 詳細位置合わせについて説明するための図である。 比較計測について説明するための図である。 比較計測について説明するための図である。 拡大観察装置の機能的な構成を示すブロック図である。 測定対象物計測処理の一例を示すフローチャートである。 測定対象物計測処理の一例を示すフローチャートである。
(1)拡大観察装置の構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る拡大観察装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1の拡大観察装置500の測定部の構成を示す模式図である。以下、本実施の形態に係る拡大観察装置500について、図1および図2を参照しながら説明する。図1に示すように、拡大観察装置500は、測定部100、PC(パーソナルコンピュータ)200、制御部300および表示部400を備える。
図1に示すように、測定部100は、例えば顕微鏡であり、投光部110、受光部120、照明光出力部130、ステージ装置140および制御基板150を含む。投光部110、受光部120および照明光出力部130により測定ヘッド100Hが構成される。図2に示すように、投光部110は、測定光源111、パターン生成部112および複数のレンズ113,114,115を含む。受光部120は、カメラ121および複数のレンズ122,123を含む。
図1に示すように、ステージ装置140は、ステージ141、ステージ操作部142およびステージ駆動部143を含む。ステージ141には、測定対象物Sが載置される。図2に示すように、ステージ141は、X−Yステージ10、Zステージ20およびθステージ30により構成される。ステージ141は、測定対象物Sが載置される面(以下、載置面と呼ぶ。)に測定対象物Sを固定する図示しない固定部材(クランプ)をさらに含んでもよい。
図2に示すように、投光部110は、ステージ141の斜め上方に配置される。測定部100は、複数の投光部110を含んでもよい。図2の例においては、測定部100は2つの投光部110を含む。以下、2つの投光部110を区別する場合は、一方の投光部110を投光部110Aと呼び、他方の投光部110を投光部110Bと呼ぶ。投光部110A,110Bは受光部120の光軸を挟んで対称に配置される。
各投光部110A,110Bの測定光源111は、例えば白色光を出射するハロゲンランプである。測定光源111は、白色光を出射する白色LED(発光ダイオード)等の他の光源であってもよい。測定光源111から出射された光(以下、測定光と呼ぶ。)は、レンズ113により適切に集光された後、パターン生成部112に入射する。
パターン生成部112は、例えばDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)である。パターン生成部112は、LCD(液晶ディスプレイ)、LCOS(Liquid Crystal on Silicon:反射型液晶素子)またはマスクであってもよい。パターン生成部112に入射した測定光は、予め設定されたパターンおよび予め設定された強度(明るさ)に変換されて出射される。以下、強度が所定の値以上の測定光の部分を明部分と呼び、強度が所定の値より小さい測定光の部分を暗部分と呼ぶ。
パターン生成部112により出射された測定光は、複数のレンズ114,115により比較的大きい径を有する光に変換された後、ステージ141上の測定対象物Sに照射される。受光部120は、ステージ141の上方に配置される。測定対象物Sによりステージ141の上方に反射された測定光は、受光部120の複数のレンズ122,123により集光および結像された後、カメラ121により受光される。
カメラ121は、例えば撮像素子121aおよびレンズを含むCCD(電荷結合素子)カメラである。撮像素子121aは、例えばモノクロCCD(電荷結合素子)である。撮像素子121aは、カラーCCDであってもよいし、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサ等の他の撮像素子であってもよい。撮像素子121aの各画素からは、受光量に対応するアナログの電気信号(以下、受光信号と呼ぶ。)が制御基板150に出力される。
制御基板150には、図示しないA/D変換器(アナログ/デジタル変換器)およびFIFO(First In First Out)メモリが実装される。カメラ121から出力される受光信号は、制御部300による制御に基づいて、制御基板150のA/D変換器により一定のサンプリング周期でサンプリングされるとともにデジタル信号に変換される。A/D変換器から出力されるデジタル信号は、FIFOメモリに順次蓄積される。FIFOメモリに蓄積されたデジタル信号は画素データとして順次PC200に転送される。
図1に示すように、PC200は、CPU(中央演算処理装置)210、ROM(リードオンリメモリ)220、RAM(ランダムアクセスメモリ)230、記憶装置240および操作部250を含む。また、操作部250は、キーボードおよびポインティングデバイスを含む。ポインティングデバイスとしては、マウスまたはジョイスティック等が用いられる。
ROM220には、システムプログラムおよび測定対象物計測プログラム等のコンピュータプログラムが記憶される。RAM230は、種々のデータの処理のために用いられる。記憶装置240は、ハードディスク等からなる。記憶装置240には、制御基板150から与えられる画素データ等の種々のデータを保存するために用いられる。また、記憶装置240には、1または複数の測定対象物Sの3次元のCADデータが記憶される。また、測定対象物計測プログラムが記憶装置240に記憶されてもよい。
CPU210は、制御基板150から与えられる画素データに基づいて画像データを生成する。また、CPU210は、生成した画像データにRAM230を用いて各種処理を行うとともに、画像データに基づく画像を表示部400に表示させる。さらに、CPU210は、ステージ駆動部143に駆動パルスを与える。表示部400は、例えばLCDパネルまたは有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルにより構成される。
制御部300は、制御基板310および照明光源320を含む。制御基板310には、図示しないCPUが実装される。制御基板310のCPUは、PC200のCPU210からの指令に基づいて、投光部110、受光部120および制御基板150を制御する。
照明光源320は、例えば赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ出射する3つのLEDを含む。各LEDから出射される光の輝度を制御することにより、照明光源320から任意の色の光を発生することができる。照明光源320から発生される光(以下、照明光と呼ぶ。)は、導光部材(ライトガイド)を通して測定部100の照明光出力部130から出力される。なお、制御部300に照明光源320を設けずに、測定部100に照明光源320を設けてもよい。この場合、測定部100には照明光出力部130が設けられない。
図2の照明光出力部130は、円環形状を有し、受光部120のレンズ122を取り囲むようにステージ141の上方に配置される。これにより、影が発生しないように照明光出力部130から測定対象物Sに照明光が照射される。照明光は測定対象物Sの略真上から照射されるので、測定対象物Sが孔部を有する場合でも、照明光は孔部の底部にまで到達する。したがって、照明光により測定対象物Sの表面だけでなく、孔部の底部も観察することができる。
測定部100においては、照明光出力部130からの照明光が測定対象物Sに照射された状態で、一方向に見た測定対象物Sの外観を表すテクスチャ画像データが生成される。テクスチャ画像データは、実外観画像データの例である。また、測定部100においては、測定対象物Sの高さ情報を含む実高さ画像データが生成される。実高さ画像データの詳細については後述する。表示部400には、テクスチャ画像データに基づくテクスチャ画像または実高さ画像データに基づく実高さ画像が表示される。また、テクスチャ画像データと実高さ画像データとの合成画像を示す合成画像データが生成され、その合成画像データに基づく合成画像が表示されてもよい。なお、高さ画像(実高さ画像および後述のCAD高さ画像)は、距離画像とも呼ばれる。
(2)ステージの構成
測定部100には、装置固有の3次元座標系(以下、実座標系と呼ぶ。)と原点位置とが定義されている。本例の実座標系は、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を有する。図2においては、X軸に平行な方向をX方向として矢印Xで示し、Y軸に平行な方向をY方向として矢印Yで示し、Z軸に平行な方向をZ方向として矢印Zで示す。また、Z方向に平行な軸を中心に回転する方向をθ方向と定義し、矢印θで示す。
ステージ141の載置面はX方向およびY方向に平行な面に含まれる。X−Yステージ10は、X方向移動機構およびY方向移動機構を有する。Zステージ20は、Z方向移動機構を有する。θステージ30は、θ方向回転機構を有する。
受光部120の焦点に位置しかつ受光部120の光軸に垂直な平面を受光部120の焦点面と呼ぶ。投光部110A,110B、受光部120およびステージ141の相対的な位置関係は、投光部110Aの光軸、投光部110Bの光軸および受光部120の光軸が受光部120の焦点面で互いに交差するように設定される。
また、投光部110の焦点(測定光のパターンが結像する点)に位置しかつ投光部110の光軸に垂直な平面を投光部110の焦点面と呼ぶ。各投光部110A,110Bは、投光部110Aの焦点面および投光部110Bの焦点面が受光部120の焦点を含む位置で交差するように構成される。
θステージ30のθ方向の回転軸の中心は、受光部120の光軸と一致している。そのため、θステージ30をθ方向に回転させた場合に、測定対象物Sを視野から外すことなく、回転軸を中心に視野内で回転させることができる。また、X−Yステージ10およびθステージ30は、Zステージ20により支持されている。
ステージ141のX方向移動機構、Y方向移動機構、Z方向移動機構およびθ方向回転機構には、それぞれステッピングモータが用いられる。ステージ141のX方向移動機構、Y方向移動機構、Z方向移動機構およびθ方向回転機構は、図1のステージ操作部142またはステージ駆動部143により駆動される。
ユーザは、図1のステージ操作部142を手動で操作することにより、ステージ141の載置面を受光部120に対して相対的にX方向、Y方向もしくはZ方向に移動させるか、またはθ方向に回転させることができる。ステージ駆動部143は、PC200より与えられる駆動パルスに基づいて、ステージ141のステッピングモータに電流を供給することにより、ステージ141を受光部120に相対的にX方向、Y方向もしくはZ方向に移動させるか、またはθ方向に回転させることができる。
なお、本実施の形態では、ステージ141はステッピングモータにより駆動することが可能であるとともに手動により操作することが可能な電動ステージであるが、これに限定されない。ステージ141はステッピングモータでのみ駆動することが可能な電動ステージであってもよいし、手動でのみ操作することが可能な手動ステージであってもよい。また、X−Yステージ10、Zステージ20およびθステージ30の配置は、上記の例に限定されない。例えば、図2の例では、θステージ30上にX−Yステージ10が配置されるが、これに限定されず、X−Yステージ10上にθステージ30が配置されてもよい。
(3)測定対象物の形状測定
測定部100においては、三角測距方式により測定対象物Sの高さ情報が取得される。高さ情報は、一方向(Z方向)における基準位置から測定対象物Sの表面の各部までの距離(高さ)を表す。基準位置は、例えば、実座標系の原点である。図3は、三角測距方式の原理を説明するための図である。図3に示すように、投光部110から出射される測定光の光軸と受光部120に入射する測定光の光軸(受光部120の光軸)との間の角度αが予め設定される。角度αは、0度よりも大きく90度よりも小さい。
ステージ141上に測定対象物Sが載置されない場合、投光部110から出射される測定光は、ステージ141の載置面の点Oにより反射され、受光部120に入射する。一方、ステージ141上に測定対象物Sが載置される場合、投光部110から出射される測定光は、測定対象物Sの表面の点Aにより反射され、受光部120に入射する。
点Oと点Aとの間のX方向における距離をdとすると、ステージ141の載置面に対する測定対象物Sの点Aの高さhは、h=d÷tan(α)により与えられる。図1のPC200のCPU210は、制御基板150により与えられる測定対象物Sの画素データに基づいて、X方向における点Oと点Aとの間の距離dを測定する。また、CPU210は、測定された距離dに基づいて、測定対象物Sの表面の点Aの高さhを算出する。測定対象物Sの表面の全ての点の高さを算出することにより、測定対象物Sの高さ情報が取得される。
測定対象物Sの表面の全ての点に測定光を照射するために、図1の投光部110からは種々のパターンを有する測定光が出射される。図4は、投光部110から出射される測定光のパターンの例を示す図である。測定光のパターンは、図1のパターン生成部112により制御される。
図4(a)の測定光をライン状測定光と呼ぶ。ライン状測定光は、一の方向に平行な直線状の断面を有する測定光である。図4(b)の測定光を正弦波状測定光と呼ぶ。正弦波状測定光は、一の方向に平行な直線状の断面を有しかつ当該一の方向に直交する他の方向に強度が正弦波状に変化するパターンを有する測定光である。
図4(c)の測定光を縞状測定光と呼ぶ。縞状測定光は、一の方向に平行でかつ当該一の方向に直交する他の方向に並ぶような直線状の断面を有する測定光である。図8(d)の測定光をコード状測定光と呼ぶ。コード状測定光は、一の方向に平行な直線状の断面を有し、かつ明部分と暗部分とが当該一の方向に直交する他の方向に並ぶ測定光である。
ライン状測定光を測定対象物S上で走査する方法は一般に光切断法と呼ばれる。一般の光切断法に従ってライン状測定光の明部分が測定光の照射範囲の全体に少なくとも1回照射されるようにライン状測定光を走査することにより、測定対象物Sの実高さ画像データが生成される。
一方、正弦波状測定光、縞状測定光またはコード状測定光を測定対象物Sに照射する方法は、パターン投影法に分類される。また、パターン投影法の中でも、正弦波状測定光または縞状測定光を測定対象物Sに照射する方法は位相シフト法に分類され、コード状測定光を測定対象物Sに照射する方法は空間コード法に分類される。
一般の位相シフト法に従って正弦波状測定光または縞状測定光の明部分が測定光の照射範囲の全体に少なくとも1回照射されるように正弦波状測定光または縞状測定光を走査することにより、測定対象物Sの実高さ画像データが生成される。また、一般の空間コード法に従って、互いに異なるパターンを有する複数のコード状測定光を順次測定対象物Sに照射することにより、測定対象物Sの実高さ画像データが生成される。
(4)テクスチャ画像および実高さ画像
図5は、測定対象物Sの一例を示す外観斜視図である。図6は、図5の測定対象物Sのテクスチャ画像を示し、図7は、図5の測定対象物Sの実高さ画像を示す。上記のように、テクスチャ画像はテクスチャ画像データに基づいて表示され、実高さ画像は実高さ画像データに基づいて表示される。
図6に示すように、テクスチャ画像は、一方向(本例では、Z方向)に見た測定対象物Sの外観を表す画像である。図7に示すように、実高さ画像は、測定対象物Sの表面の各部の高さを色で表す。図7においては、色の違いがドットパターンの違いで表される。例えば、高さが最も小さい部分が青色で表され、高さが最も大きい部分が赤色で表される。測定対象物Sの他の部分は、高さが大きいほど赤色に近づき、高さが小さいほど青色に近づくように、高さに応じた色で表される。テクスチャ画像には、測定対象物Sの表面上の文字および模様等が表されるが、実高さ画像には、このような表面上の文字および模様等は表されない。
また、実高さ画像データでは、一方向において視認可能な部分の高さが表されるが、その方向において視認できない部分の高さは表されない。例えば、側方からのみ視認される測定対象物Sの部分の高さは、実高さ画像データに表されない。
(5)CADデータ
上記のように、図1の記憶装置240には、1または複数の測定対象物Sの3次元のCADデータが予め記憶される。CADデータは、測定対象物Sの設計寸法を表す。図8は、図5の測定対象物SのCADデータについて説明するための図である。図8に示すように、CADデータに対応する3次元座標系(以下、CAD座標系と呼ぶ。)においては、互いに直交するX’軸、Y’軸およびZ’軸が設定されている。X’軸、Y’軸およびZ’軸は、第1、第2および第3の軸の例である。本例において、X’軸、Y’軸およびZ’軸は、測定対象物Sの3つの辺とそれぞれ平行である。X’軸、Y’軸およびZ’軸は、ユーザの操作によって適宜変更可能であってもよい。以下、CADデータにより表される画像をCAD画像と呼ぶ。
本実施の形態では、CADデータに基づいて、複数の方向における基準位置から測定対象物Sの表面の各部までの高さを表す高さ情報を含む複数のCAD高さ画像データが生成される。本例では、X’軸に平行で互いに逆向きの2方向、Y’軸に平行で互いに逆向きの2方向およびZ’軸に平行で互いに逆向きの2方向の計6方向にそれぞれ対応する6つのCAD高さ画像データが生成される。この6方向は、第1〜第6の方向の例である。基準位置は、例えば、CAD座標系の原点である。
図9は、図8のCADデータに基づいて生成される複数のCAD高さ画像データについて説明するための図である。図9(a)〜図9(f)には、複数のCAD高さ画像データに基づく複数のCAD高さ画像が示される。図9(a)および図9(b)のCAD高さ画像は、X’軸に平行で互いに逆向きの2方向にそれぞれ対応し、図9(c)および図9(d)のCAD高さ画像は、Y’軸に平行で互いに逆向きの2方向にそれぞれ対応し、図9(e)および図9(f)のCAD高さ画像は、Z’軸に平行で互いに逆向きの2方向にそれぞれ対応する。
生成された複数のCAD高さ画像データのうち、実高さ画像データと最も一致度が高いCAD高さ画像データが基準高さ画像データとして選択される。例えば、図7の実高さ画像に対して、図9(a)〜図9(f)のCAD高さ画像のうち、図9(b)のCAD高さ画像の一致度が最も高い。そのため、図9(b)のCAD高さ画像を表すCAD高さ画像データが、基準高さ画像データとして選択される。各CAD高さ画像データと実高さ画像データとの一致度は、例えば、パターンマッチングによって求められる。以下、基準高さ画像データにより表されるCAD高さ画像を基準高さ画像と呼ぶ。
また、CADデータに基づいて、基準高さ画像に対応する方向と同じ方向に見た測定対象物Sの外観を表す基準外観画像データが取得される。以下、基準外観画像データにより表されるCAD画像を基準外観画像と呼ぶ。基準外観画像は、第4の画像の例である。基準外観画像データは、CADデータと別個に生成されてもよく、あるいはCADデータが基準外観画像データとして用いられてもよい。
(6)各画像の表示
図10および図11は、図1の表示部400による各画像の表示例を示す図である。図1の測定部100においてテクスチャ画像データおよび実高さ画像データが生成された後、例えば、図10の基準データ設定画面DS1が表示される。基準データ設定画面DS1は、画像表示領域410、高さ表示領域420a,420bおよび設定表示領域430を含む。画像表示領域410には、生成されたテクスチャ画像データまたは実高さ画像データに基づいて、測定対象物Sのテクスチャ画像または実高さ画像が表示される。テクスチャ画像の表示および実高さ画像の表示がユーザの操作に基づいて任意に切り替えられてもよい。以下、テクスチャ画像データおよび実高さ画像データを実画像データと総称し、テクスチャ画像および実高さ画像を対象画像と総称する。
また、画像表示領域410には、横方向に延びる直線状のカーソルCS1および縦方向に延びる直線状のカーソルCS2が表示される。高さ表示領域420aには、カーソルCS1と重なる対象画像の部分の高さ情報を表す高さ表示線D1が表示され、高さ表示領域420bには、カーソルCS2と重なる対象画像の部分の高さ情報を表す高さ表示線D2が表示される。高さ表示線D1,D2は、実高さ画像データに基づいてそれぞれ生成され、測定対象物Sの断面プロファイルを表す。設定表示領域430には、各種設定を行うためのボタン、チェックボックスおよびプルダウンメニュー等が表示される。
ユーザは、例えば設定表示領域430において、図1の記憶装置240に記憶されるCADデータから該当のCADデータを選択する。選択されたCADデータに基づいて、上記のように、複数のCAD高さ画像データが生成される。生成された複数のCAD高さ画像データのうち、生成された実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データが基準高さ画像データとして選択される。また、CADデータに基づいて、基準高さ画像データに対応する方向に見た測定対象物Sの外観を表す基準外観画像データが取得される。
基準高さ画像データが選択されると、例えば図11の方向設定画面DS2が表示される。方向設定画面DS2は、画像表示領域411,412を含む。画像表示領域411には、対象画像(テクスチャ画像または実高さ画像)が表示される。画像表示領域412には、基準高さ画像データまたは基準外観画像データに基づいて、基準外観画像または基準高さ画像が表示される。以下、基準外観画像データおよび基準高さ画像データを基準画像データと総称し、基準外観画像および基準高さ画像を基準画像と総称する。
基準外観画像の表示と基準高さ画像の表示とがユーザの操作により任意に切替可能であってもよい。例えば、外観上の比較を行う場合には、テクスチャ画像および基準外観画像が表示され、高さ情報を含めて比較を行う場合には、実高さ画像および基準高さ画像が表示される。
画像表示領域412に表示される基準画像の向き(回転位置)は、画像表示領域411に表示される対象画像の向きと略一致するように調整される。例えば、パターンマッチングにより基準画像の向きが調整される。また、ユーザの操作に基づいて、基準画像の向きが適宜調整されてもよい。また、誤ったCAD高さ画像データが基準高さ画像データとして選択された場合、あるいは基準高さ画像データの選択に失敗した場合には、ユーザが複数のCAD高さ画像データから適切な基準高さ画像データを適宜指定可能であってもよい。
該当のCADデータが選択された後、最初に表示される基準画像は、向きが調整された基準画像であることが好ましい。ここで、「最初に表示される」とは、内部処理中に瞬間的に表示されることは除き、上記一連の処理が終了して最初に静止状態で表示されることを意味する。通常、対象画像との比較のためにCADデータを用いる場合には、対象画像と異なる方向に測定対象部物Sを見た画像は必要でない。また、基準画像の向きと対象画像の向きとが異なっていると、これらを比較しにくい。そのため、他の画像が表示されることなく、向きが調整された基準画像が最初に表示されることにより、その後の処理を円滑に進めることができる。したがって、ユーザの負担が軽減され、処理効率が高められる。なお、ユーザの操作に基づいて、測定対象物Sの立体形状を表すCAD画像が適宜表示可能であってもよい。
(7)位置合わせ
次に、画像表示領域410に表示される対象画像の位置合わせについて説明する。本実施の形態では、位置合わせとして簡易位置合わせおよび詳細位置合わせを行うことができる。実高さ画像データおよび基準高さ画像データに対応する3次元座標系(以下、高さ画像座標系と呼ぶ。)においては、互いに直交するx軸、y軸およびz軸が定義される。z軸は、第4の軸の例であり、x軸およびy軸は、第5および第6の軸の例である。以下の説明において、x軸、y軸およびz軸に平行な方向をそれぞれx方向、y方向およびz方向と呼ぶ。また、z方向の軸を中心とする回転方向をφ方向と定義する。x方向、y方向、z方向およびφ方向は、上記のX方向、Y方向、Z方向およびφ方向とそれぞれ対応する。画面上では、x方向が横方向に相当し、y方向が縦方向に相当し、z方向が奥行き方向に相当する。図中においては、x方向、y方向、z方向およびφ方向を矢印x,y,z,φで示す。
(7−1)簡易位置合わせ
図12〜図14は、簡易位置合わせについて説明するための図である。簡易位置合わせは、第1の位置合わせの例である。簡易位置合わせは、自動位置合わせおよび点指定位置合わせを含む。自動位置合わせおよび点指定位置合わせのうち一方のみが選択的に行われてもよく、自動位置合わせおよび点指定位置合わせの両方が順に行われてもよい。
上記のようにして、基準画像の向きが調整された後、例えば、図12に示すように、基準データ設定画面DS1の画像表示領域410に、対象画像と基準画像とが重ねて表示される。図12の例では、対象画像としてテクスチャ画像とが表示され、基準画像として基準外観画像が表示される。この場合、ユーザは、対象画像と基準画像とのずれを直感的に認識することができる。また、対象画像が表す測定対象物Sと基準画像が表す測定対象物Sとが異なる場合において、対象画像と基準画像とが並べて表示されるだけではその違いにユーザが気付きにくくても、これらが重ねて表示されることによりその違いにユーザが気付きやすくなる。
高さ表示領域420aには、高さ表示線D1に加えて、カーソルCS1と重なる基準画像の部分の高さ情報を表す高さ表示線E1が表示され、高さ表示領域420bには、高さ表示線D2に加えて、カーソルCS2と重なる基準画像の部分の高さ情報を表す高さ表示線E2が表示される。高さ表示線E1,E2は、基準高さ画像データに基づいてそれぞれ生成される。対象画像の高さ情報と基準画像の高さ情報とを容易に判別するため、高さ表示線D1,D2と高さ表示線E1,E2とが異なる色で表されることが好ましい。
基準データ設定画面DS1上に、自動位置合わせを行うか否かを選択するためのダイアログボックスDBが表示される。ダイアログボックスDBにおいて、“YES”が選択されると、自動位置合わせが行われる。自動位置合わせでは、実高さ画像データと基準高さ画像データとの間でパターンマッチングが行われる。そのパターンマッチングの結果に基づいて、対象画像のx方向、y方向およびz方向の位置ならびにφ方向の向きが調整される。パターンマッチングの対象範囲は、ユーザが設定可能であってもよく、または対象画像の全体であってもよい。また、高速化のためにデータを間引いてパターンマッチングが行われてもよい。さらに、基準高さ画像データの選択時に行われるパターンマッチングの結果を用いて自動位置合わせが行われてもよい。自動位置合わせを効率良く行うためには、位置合わせの順序として、x方向、y方向およびφ方向の位置合わせの後に、z方向の位置合わせが行われることが好ましい。z方向の位置合わせは、例えば、パターンマッチングの対象範囲において実高さ画像データにより表される平均高さと基準高さ画像データにより表される平均高さとが一致するように行われる。画面上では、対象画像のz方向の移動によって対象画像が拡大または縮小される。
図13には、自動位置合わせ後の基準データ設定画面DS1が示される。自動位置合わせにより、図13の例のように、画像表示領域410に表示される対象画像と基準画像との一致度が高くなる。また、高さ表示領域420aに表示される高さ表示線D1と高さ表示線E1との一致度が高くなり、高さ表示領域420bに表示される高さ表示線D2と高さ表示線E2との一致度が高くなる。
点指定位置合わせでは、対象画像および基準画像の各々において複数の点が指定され、これらの複数の点に基づいて、対象画像の位置合わせが行われる。例えば、図14の点位置合わせ設定画面DS3が表示される。点位置合わせ設定画面DS3は、画像表示領域413,414を含む。画像表示領域413に対象画像が表示され、画像表示領域414に基準画像が表示される。図14の例では、対象画像としてテクスチャ画像が表示され、基準画像として基準外観画像が表示される。本例では、対象画像および基準画像の各々において3つの点が指定される。具体的には、画像表示領域413の対象画像において点Pa1,Pa2,Pa3が指定され、画像表示領域414の基準画像において点Pb1,Pb2,Pb3が指定される。点Pa1,Pa2,Pa3は点Pb1,Pb2,Pb3とそれぞれ対応する。これらの点は、測定対象物Sの特徴的な点であることが好ましい。これらの点は、ユーザにより指定されてもよく、あるいは実高さ画像データおよび基準高さ画像データに基づいて自動的に指定されてもよい。
また、画像表示領域413には、点Pa1,Pa2を通る直線LA、および点Pa1から点Pa2に向かう矢印RAが表示され、画像表示領域414には、点Pb1,Pb2を通る直線LB、および点Pb1から点Pb2に向かう矢印RBが表示される。
これらの点が指定されると、まず、点Pa1が点Pb1と一致するように、対象画像がx方向およびy方向に移動される。続いて、直線LAが直線LBと一致し、かつ矢印RAの向きが矢印RBの向きと一致するように、対象画像がφ方向に回転される。最後に、点Pa1,Pa2,Pa3を含む平面が、点Pb1,Pb2,Pb3を含む平面と一致するように、対象画像のz方向における位置および傾きが調整される。具体的には、高さ画像座標系において、点Pa1,Pa2,Pa3を含む平面が、点Pb1,Pb2,Pb3を含む平面と一致するように、対象画像が補正される。点Pa1,Pa2,Pa3の各々の高さ(z座標)は、実高さ画像データにより表され、点Pb1,Pb2,Pb3の各々の高さ(z座標)は、基準高さ画像データにより表される。これにより、図13の例と同様に、画像表示領域410に表示される対象画像と基準画像との一致度が高くなる。
(7−2)詳細位置合わせ
詳細位置合わせでは、測定対象物Sに基準位置が指定され、その基準位置を基準に位置合わせが行われる。詳細位置合わせは、第2の位置合わせの例である。図15〜図18は、詳細位置合わせについて説明するための図である。詳細位置合わせは、傾き合わせ、xy位置合わせおよび高さオフセット合わせを含む。傾き合わせ、xy位置合わせおよび高さオフセット合わせのうち1つまたは2つが選択的に行われてもよく、これらの全てが順に行われてもよい。傾き合わせ、xy位置合わせおよび高さオフセット合わせが順に行われる場合、最初に傾き合わせが行われ、次にxy位置合わせが行われ、最後に高さオフセット合わせが行われることが好ましい。
図15には、上記の簡易位置合わせが行われた後の基準データ設定画面DS1の例が示される。図15の例では、画像表示領域410に、実高さ画像データと基準高さ画像データとの差分を表す高さ画像(以下、差分高さ画像と呼ぶ。)が表示される。差分高さ画像は、実高さ画像データの高さ情報と基準高さ画像データとの差分を色で表す。例えば、差分が最も大きい部分が赤色で表され、差分が最も小さい部分が青色で表される。他の部分は、差分に応じて赤色と青色の中間の色で表される。ユーザは、差分高さ画像を見て、基準画像に対する対象画像の傾きを認識することができる。
傾き合わせでは、例えば、図16の傾き合わせ設定画面DS4が表示される。傾き合わせ設定画面DS4は、画像表示領域415を含む。画像表示領域415には、基準画像が表示される。図16の例では、基準画像として基準外観画像が表示される。基準画像上で、基準位置として領域BR1が設定される。図16においては、領域BR1にハッチングが付される。領域BR1が設定されると、その領域BR1と重なる対象画像の領域(以下、重複領域と呼ぶ)が特定される。なお、本例とは逆に、対象画像上で基準位置としての領域が設定されてもよい。その場合、設定された領域と重なる基準画像の領域が特定される。
実高さ画像データおよび基準高さ画像データに基づいて、重複領域の高さと領域BR1の高さとの一致度が高くなるように、対象画像のz方向の位置が調整される。具体的には、z軸に交差する軸を中心とする回転方向における対象画像の位置が調整される。なお、対象画像の重複領域に成形上の歪み(例えば、ヒケ)等があると、その歪みの分だけ領域BR1と重複領域との間に差分が残る。
xy位置合わせでは、例えば、図17のxy位置合わせ設定画面DS5が表示される。xy位置合わせ設定画面DS5は、画像表示領域416,417を含む。画像表示領域416に対象画像が表示され、画像表示領域417に基準画像が表示される。図17の例では、対象画像としてテクスチャ画像が表示され、基準画像として基準外観画像が表示される。
例えば、基準位置として、対象画像上で円弧CA1および円CB1が指定され、基準画像上で円弧CA2および円CB2が指定される。円弧CA1,CA2は、測定対象物Sの共通の円形の部分に重なり、円CB1,CB2は、測定対象物Sの他の共通の円形の部分に重なる。
また、円弧CA1の中心点Px1および円CB1の中心点Py1を通る直線Lx1が設定され、円弧CA2の中心点Px2および円CB2の中心点Py2を通る直線Lx2が設定される。また、直線Lx1上で一方向に向かう矢印Rx1が設定され、直線Lx2上で一方向に向かう矢印Rx2が設定される。
このような設定が行われた場合、例えば、点Px1と点Px2とが一致するように対象画像のx方向およびy方向の位置が調整される。また、直線Lx1と直線Lx2が一致し、かつ矢印Rx1の向きが矢印Rx2の向きと一致するように、対象画像がφ方向に回転される。
高さオフセット合わせでは、例えば、図18の高さオフセット合わせ設定画面DS6が表示される。高さオフセット合わせ設定画面DS6は、画像表示領域418を含む。画像表示領域418には、基準画像が表示される。図18の例では、基準画像として基準高さ画像が表示される。基準画像上において、3つの点Pc1,Pc2,Pc3が指定されることにより、基準位置として円形の領域BR2が指定される。領域BR2は、図17の円弧CA2が設定された測定対象物Sの円形の部分である。また、領域BR2と重なる対象画像の領域(重複領域)が特定される。なお、本例とは逆に、対象画像上で基準位置としての領域が設定されてもよい。その場合、設定された領域と重なる基準画像の領域が特定される。実高さ画像データおよび基準高さ画像データに基づいて、領域BR2の高さと重複領域の高さとの一致度が高くなるように、対象画像のz方向の位置が調整される。
このようにして、傾き合わせ、xy位置合わせおよび高さオフセット合わせが順に行われることにより、測定対象物Sの特定の部分について非常に高い精度で位置合わせを行うことができる。本例においては、図18の領域BR2が特定の部分に該当する。
(8)比較計測
上記のようにして対象画像と基準画像との位置合わせが行われた後、対象画像データおよび基準画像データに基づいて、測定対象物Sの実際の寸法とCADデータにより表される設計寸法との比較計測が行われる。図19および図20は、比較計測について説明するための図である。
例えば、図19の比較計測画面DS7が表示される。比較計測画面DS7は、画像表示領域421,422および比較結果表示領域423を含む。画像表示領域421に対象画像が表示され、画像表示領域422に基準画像が表示される。図19の例では、対象画像としてテクスチャ画像が表示され、基準画像として基準外観画像が表示される。
対象画像および基準画像の各々において、計測箇所が指定される。例えば、対象画像上に線分Ld1が設定され、基準画像上に線分Ld2が設定される。線分Ld1,Ld2は、測定対象物Sの共通の計測箇所を表す。この場合、一方の画像において計測箇所が指定されると、他方の画像の対応する箇所に自動的に計測箇所が指定されてもよい。例えば、対象画像上で線分Ld1が設定されると、基準画像上で自動的に線分Ld2が設定される。また、図20の比較計測画面DS8が表示されてもよい。図20の比較計測画面DS8は、画像表示領域424,425を含む。画像表示領域424に実高さ画像データに基づく3次元画像が表示され、画像表示領域425に基準高さ画像データに基づく3次元画像が表示される。比較計測画面DS8において、計測箇所の設定および確認等が行われてもよい。
図19の比較結果表示領域423には、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報(以下、ずれ情報と呼ぶ。)が表示される。図19の例では、ずれ情報として、線分Ld1と重なる対象画像の部分の高さ情報を表す高さ表示線Dd1および線分Ld2と重なる基準画像の部分の高さ情報を表す高さ表示線Dd2が表示される。高さ表示線Dd1は実高さ画像データに基づいて生成され、高さ表示線Dd2は基準高さ画像データに基づいて生成される。例えば、高さ表示線Dd1と高さ表示線Dd2とは、異なる色で表される。図19においては、高さ表示線Dd1が点線で表され、高さ表示線Dd2が実線で表される。
また、高さ表示線Dd1と高さ表示線Dd2とのずれを容易に認識することができるように、高さ表示線Dd1と高さ表示線Dd2との間に色が付されてもよい。また、高さ表示線Dd1により表される高さが高さ表示線Dd2により表される高さよりも大きい部分(高さ表示線Dd1が高さ表示線Dd2よりも上側に位置する部分)と、高さ表示線Dd1により表される高さと高さ表示線Dd2により表される高さよりも小さい部分(高さ表示線Dd1が高さ表示線Dd2よりも下側に位置する部分)とで、異なる色が付されてもよい。図19においては、高さ表示線Dd1と高さ表示線Dd2との間の部分にハッチングが付される。また、高さ表示線Dd1により表される高さが高さ表示線Dd2により表される高さよりも大きい部分と、高さ表示線Dd1により表される高さと高さ表示線Dd2により表される高さよりも小さい部分とで、異なるハッチングが付される。
ずれ情報として、実高さ画像データおよび基準高さ画像データの各々により表される高さの最大値および最小値が表示されてもよく、これら最大値と最小値との差分が表示されてもよく、実高さ画像データおよび基準高さ画像データの各々により表される高さの平均値が表示されてもよい。また、高さ表示線Dd1と高さ表示線Dd2との差分の最大値、最小値または平均値等が表示されてもよい。
(9)測定対象物計測処理
図21は、拡大観察装置500の機能的な構成を示すブロック図である。図21に示すように、拡大観察装置500は、CADデータ取得手段501、テクスチャ画像データ取得指令手段502、実高さ画像データ取得指令手段503、CAD高さ画像データ生成手段504、基準高さ画像データ選択手段505、基準外観画像データ取得手段506、対象画像表示手段507、基準画像表示手段508、簡易位置合わせ手段509、詳細位置合わせ手段510、計測箇所指定手段511およびずれ情報表示手段512を含む。これらの機能は、図1のCPU210がROM220または記憶装置240に記憶された測定対象物計測プログラムを実行することにより実現される。
CADデータ取得手段501は、図1の記憶装置240に記憶される測定対象物SのCADデータ(以下、基本CADデータと呼ぶ。)を取得する。テクスチャ画像データ取得指令手段502は、測定対象物Sのテクスチャ画像データが取得されるように、図1の測定部100および制御部300に指令を与える。実高さ画像データ取得指令手段503は、実高さ画像データが取得されるように、図1の測定部100および制御部300に指令を与える。CAD高さ画像データ生成手段504は、基本CADデータに基づいて、複数のCAD高さ画像データ(図9参照)を生成する。基準高さ画像データ選択手段505は、複数のCAD高さ画像データから基準高さ画像データを選択する。基準外観画像データ取得手段506は、基準高さ画像データに対応する基準取得画像を取得する。
対象画像表示手段507は、図1の表示部400により対象画像を表示し、基準画像表示手段508は、図1の表示部400により基準画像を表示する。簡易位置合わせ手段509は、対象画像および基準画像の簡易位置合わせを行い、詳細位置合わせ手段510は、対象画像および基準画像の詳細位置合わせを行う。計測箇所指定手段511は、図1の操作部250の操作に基づいて、測定対象物Sの計測箇所を指定する。ずれ情報表示手段512は、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報(ずれ情報)を図1の表示部400により表示する。
以下、CPU210の制御動作について説明する。CPU210がROM220または記憶装置240に記憶された測定対象物計測プログラムを実行することにより測定対象物計測処理が行われる。図22および図23は、測定対象物計測処理の一例を示すフローチャートである。
まず、CPU210は、測定部100および制御部300に指令を与えることより、テクスチャ画像データを取得するとともに(ステップS1)、実高さ画像データを取得する(ステップS2)。次に、CPU210は、取得された実画像データ(テクスチャ画像データまたは実高さ画像データ)に基づいて、対象画像(テクスチャ画像または実高さ画像)を表示部400により表示する(ステップS3)。続いて、CPU210は、測定対象物Sの基本CADデータを記憶装置240から取得し(ステップS4)、その基本CADデータに基づいて、複数のCAD高さ画像データを生成する(ステップS5)。なお、各基本CADデータに対応する複数のCAD高さ画像データが予め生成され、それらのCAD高さ画像データが記憶装置240に記憶されていてもよい。
次に、CPU210は、複数のCAD高さ画像データのうち、実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データを基準高さ画像データとして選択する(ステップS6)。次に、CPU210は、基本CADデータに基づいて、選択された基準高さ画像データに対応する方向に見た測定対象物Sの外観を表す基準外観画像データを取得する(ステップS7)。
次に、CPU210は、基準画像データ(基準外観画像データまたは基準高さ画像データ)に基づいて、基準画像(基準外観画像または基準高さ画像)を表示部400により表示する(ステップS8)。この場合、対象画像に合わせて向きが調整された基準画像が表示されることが好ましい。
次に、CPU210は、ユーザの操作に基づいて、簡易位置合わせとしての自動位置合わせを行うか否かを判定する(ステップS9)。例えば、図12のダイアログボックスDSで“Yes”が選択された場合、CPU210は、パターンマッチングによる自動位置合わせを行い(ステップS10)、“No”が選択された場合、CPU210は、ステップS10をスキップする。続いて、CPU210は、ユーザの操作に基づいて、簡易位置合わせとしての点指定位置合わせを行うか否かを判定する(ステップS11)。例えば、図12の例と同様に、点指定位置合わせを行うか否かを選択するためのダイアログボックスが表示される。あるいは、基準データ設定画面DS1の設定表示領域430において、点指定位置合わせを行うか否かの選択が行われてもよい。点指定位置合わせを行う場合、CPU210は、上記の対象画像および基準画像上でユーザにより指定される複数の点を受け付け、その複数の点に基づいて上記の点指定位置合わせを行う(ステップS12)。点指定位置合わせを行わない場合、CPU210は、ステップS12をスキップする。
次に、CPU210は、ユーザの操作に基づいて、詳細位置合わせを行うか否かを判定する(ステップS13)。例えば、基準データ設定画面DS1の設定表示領域430において、点指定位置合わせを行うか否かの選択が行われる。詳細位置合わせを行う場合、CPU210は、指定された基準位置を基準として、上記の傾き合わせ、XY位置合わせおよび高さオフセット合わせを順に行う(ステップS14〜S16)。なお、傾き合わせ、XY位置合わせおよび高さオフセット合わせのうち1つのみまたは2つのみが選択的に行われてもよい。詳細位置合わせを行わない場合、CPU210は、ステップS14〜S16をスキップする。
次に、CPU210は、ユーザの操作に基づいて、測定対象物Sの計測箇所を指定する(ステップS17)。続いて、CPU210は、実高さ画像データおよび基準高さ画像データに基づいて、表示部400によりずれ情報を表示する(ステップS18)。これにより、測定対象物計測処理が終了する。
(10)効果
本実施の形態に係る拡大観察装置500においては、基本CADデータに基づいて生成される複数のCAD高さ画像データのうち、実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データが基準高さ画像データとして選択され、その基準高さ画像データに対応する基準外観画像データが取得される。この基準高さ画像データおよび基準外観画像データの一方に基づく基準画像が、テクスチャ画像データおよび実高さ画像データの一方に基づく対象画像とともに表示され、かつ自動位置合わせとしてパターンマッチングによる対象画像と基準画像との位置合わせが行われる。この場合、ユーザは、基本CADデータ上で方向の指定等を行う必要がない。それにより、ユーザは、煩雑な操作を行うことなく、対象画像と基準画像との比較を容易に行うことができる。
また、測定対象物の計測箇所が指定されると、実高さ画像データにより表される計測箇所と基準高さ画像データにより表される計測箇所とのずれを示す情報が表示される。この場合、ユーザは、互いに位置合わせされた対象画像および基準画像に基づいて、容易にかつ精度良く計測箇所を指定することができる。また、ユーザは、測定対象物の特定の部分について実高さ画像データとCADデータとのずれを容易にかつ直感的に認識することができる。
(11)他の実施の形態
(11−1)
上記実施の形態では、対象画像が表示された後にパターンマッチングによる自動位置合わせが行われるが、本発明はこれに限らない。内部的に自動位置合わせが行われた後に対象画像が表示されてもよい。この場合、処理効率のさらなる向上が可能となる。
(11−2)
上記実施の形態では、1つのCADデータから6つのCAD高さ画像が生成されるが、生成されるCAD高さ画像データの数はこれに限らず、5つ以下または7つ以上のCAD高さ画像データが生成されてもよい。例えば、見る方向が限られるような単純な形状を有する測定対象物Sについては、生成されるCAD高さ画像データの数が少なくてもよく、あらゆる方向に見ることを想定されたような複雑な形状を有する測定対象物Sについては、生成されるCAD高さ画像データの数が多いことが好ましい。
また、上記実施の形態では、CADデータに対応するX’軸、Y’軸、およびZ’軸と平行な方向に見た測定対象物SのCAD高さ画像データが生成されるが、これらの軸と無関係にCAD高さ画像データが生成されてもよい。
(11−3)
上記実施の形態では、簡易位置合わせの前に、対象画像に対して基準画像が移動され、簡易位置合わせおよび詳細位置合わせにおいて、基準画像に対して対象画像が移動されるが、本発明はこれに限らない。簡易位置合わせの前に、基準画像に対して対象画像が移動されてもよく、簡易位置合わせおよび詳細位置合わせにおいて、対象画像に対して基準画像が移動されてもよい。ただし、ユーザに違和感を与えないためには、上記実施の形態のように対象画像および基準画像が移動されることが好ましい。
(11−4)
上記実施の形態では、対象画像の表示のためにテクスチャ画像データおよび実高さ画像データが取得され、基準画像の表示のために基準外観画像データおよび基準高さ画像データが取得されるが、本発明はこれに限らず、テクスチャ画像データおよび基準外観画像データが取得されなくてもよい。この場合、テクスチャ画像および基準外観画像が表示されることなく、実高さ画像および基準高さ画像のみが表示される。
(11−5)
上記実施の形態では、光切断方式またはパターン投影法を用いた三角測距方式により測定対象物Sの高さ情報を含む実高さ画像データが取得されるが、本発明はこれに限らず、他の方式により実高さ画像データが取得されてもよい。例えば、タイムオブフライト法、共焦点法、照度差ステレオ法、キャリブレート済みステレオ法、フォトグラメトリ法またはレンズ焦点法等により実高さ画像データが取得されてもよい。
(12)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各構成要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、拡大観察装置500が拡大観察装置の例であり、測定対象物Sが測定対象物の例であり、ステージ141がステージの例であり、測定ヘッド100Hが高さ画像データ取得手段の例であり、記憶装置240が記憶部の例であり、表示部400が表示部の例であり、操作部250が操作部の例であり、CPU210が情報処理部の例であり、CADデータ取得手段501がCADデータ取得手段の例であり、実高さ画像データ取得指令手段503が取得指令手段の例であり、CAD高さ画像データ生成手段504がCAD高さ画像データ生成手段の例であり、基準高さ画像データ選択手段505が基準高さ画像データ選択手段の例であり、対象画像表示手段507が対象画像表示手段の例であり、基準画像表示手段508が基準画像表示手段の例であり、簡易位置合わせ手段509が位置合わせ実行手段の例であり、計測箇所指定手段511が計測箇所指定手段の例であり、ずれ情報表示手段512がずれ情報表示手段の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の構成要素を用いることもできる。
本発明は、CADデータと他の画像データとの比較に有効に利用することができる。
100 測定部
100H 測定ヘッド
110 投光部
120 受光部
130 照明光出力部
140 ステージ装置
150 制御基板
200 PC
210 CPU
220 ROM
230 RAM
240 記憶装置
250 操作部
300 制御部
400 表示部
500 拡大観察装置
501 CADデータ取得手段
502 テクスチャ画像データ取得指令手段
503 実高さ画像データ取得指令手段
504 CAD高さ画像データ生成手段
505 基準高さ画像データ選択手段
506 基準外観画像データ取得手段
507 対象画像表示手段
508 基準画像表示手段
509 簡易位置合わせ手段
510 詳細位置合わせ手段
511 計測箇所指定手段
512 ずれ情報表示手段

Claims (14)

  1. 測定対象物を表す3次元の基本CADデータを取得するステップと、
    一方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報として含む実高さ画像データを取得するステップと、
    前記基本CADデータに基づいて、複数の方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報としてそれぞれ含む複数のCAD高さ画像データを生成するステップと、
    前記複数のCAD高さ画像データのうち前記実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データを基準高さ画像データとして選択するステップと、
    前記実高さ画像データに基づく第1の画像または前記第1の画像に対応する第2の画像を対象画像として表示し、前記基準高さ画像データに基づく第3の画像または前記第3の画像に対応する第4の画像を基準画像として表示するステップと、
    パターンマッチングによって前記対象画像と前記基準画像との位置合わせを第1の位置合わせとして行うステップと、
    測定対象物の計測箇所を指定するステップと、
    前記実高さ画像データにより表される前記計測箇所と前記基準高さ画像データにより表される前記計測箇所とのずれを示す情報を表示するステップとを、
    コンピュータに実行させる、測定対象物計測プログラム。
  2. 前記複数の方向は、第1、第2、第3、第4、第5および第6の方向を含み、
    前記第1および第2の方向は、互いに平行でかつ互いに逆向きであり、前記第2および第3の方向は、互いに平行でかつ逆向きであり、前記第5および第6の方向は、互いに平行でかつ逆向きであり、
    前記第3および第4の方向は、前記第1および第2の方向にそれぞれ直交し、
    前記第5および第6の方向は、前記第1および第2の方向にそれぞれ直交しかつ前記第3および第4の方向にそれぞれ直交する、請求項1記載の測定対象物計測プログラム。
  3. 前記基本CADデータに対応する3次元座標系において第1、第2および第3の軸が設定され、
    前記第1および第2の方向は、前記第1の軸に平行であり、前記第3および第4の方向は、前記第2の軸に平行であり、前記第5および第6の方向は、前記第3の軸に平行である、請求項2記載の測定対象物計測プログラム。
  4. 前記基準画像を表示するステップを、前記第1の位置合わせを行うステップの前に、コンピュータに実行させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の測定対象物計測プログラム。
  5. 前記第1の位置合わせを行うステップの前に、前記対象画像に対して前記基準画像を移動させ、前記第1の位置合わせを行うステップにおいて、前記基準画像に対して前記対象画像を移動させる、請求項4記載の測定対象物計測プログラム。
  6. 前記対象画像の向きを変更するステップを、コンピュータにさらに実行させる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の測定対象物計測プログラム。
  7. 前記実高さ画像データおよび前記基準高さ画像データに対応する3次元座標系において、前記一方向または前記基準高さ画像データに対応する方向に平行な第4の軸、ならびに前記第4の軸に垂直な面上で互いに直交する第5および第6の軸がそれぞれ定義され、
    前記第1の位置合わせを行うステップは、
    前記第5および第6の軸に平行な方向の位置合わせ、ならびに前記第4の軸に平行な軸を中心とする回転方向の位置合わせを行う平行位置調整ステップと、
    前記平行位置調整ステップの後に、前記第4の軸に平行な方向の位置合わせを行う高さ調整ステップとを含む、請求項1〜6のいずれかに記載の測定対象物計測プログラム。
  8. 基準高さ画像データを選択するステップの前に、前記基本CADデータに基づくCAD画像を表示するステップを、コンピュータにさらに実行させる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の測定対象物計測プログラム。
  9. 前記第1の位置合わせを行うステップの後に、測定対象物の基準位置を指定し、前記基準位置を基準に前記対象画像と前記基準画像との位置合わせを第2の位置合わせとして行うステップを、コンピュータにさらに実行させる、請求項1〜8のいずれかに記載の測定対象物計測プログラム。
  10. 前記実高さ画像データおよび前記基準高さ画像データに対応する3次元座標系において、前記一方向または前記基準高さ画像データに対応する方向に平行な第4の軸、ならびに前記第4の軸に垂直な面上で互いに直交する第5および第6の軸がそれぞれ定義され、
    前記第2の位置合わせを行うステップにおいて、前記第4の軸に交差する軸を中心とする回転方向の位置合わせ、前記第5および第6の軸に平行な方向の位置合わせ、ならびに前記第4の軸に平行な方向の位置合わせのうち、少なくとも1つの位置合わせを行う、請求項9記載の測定対象物計測プログラム。
  11. 前記基準画像を表示するステップにおいて、前記対象画像に合わせて向きが調整された前記基準画像を最初に表示する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の測定対象物計測プログラム。
  12. 前記一方向における撮像により得られる測定対象物の外観を表す実外観画像データを取得するステップを、コンピュータにさらに実行させ、
    前記第2の画像は、前記実外観画像データに基づく画像である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の測定対象物計測プログラム。
  13. 測定対象物を表す3次元の基本CADデータを取得するステップと、
    一方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報として含む実高さ画像データを取得するステップと、
    前記基本CADデータに基づいて、複数の方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報としてそれぞれ含む複数のCAD高さ画像データを生成するステップと、
    前記複数のCAD高さ画像データのうち前記実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データを基準高さ画像データとして選択するステップと、
    前記実高さ画像データに基づく第1の画像または前記第1の画像に対応する第2の画像を対象画像として表示し、前記基準高さ画像データに基づく第3の画像または前記第3の画像に対応する第4の画像を基準画像として表示するステップと、
    パターンマッチングによって前記対象画像と前記基準画像との位置合わせを第1の位置合わせとして行うステップと、
    測定対象物の計測箇所を指定するステップと、
    前記実高さ画像データにより表される前記計測箇所と前記基準高さ画像データにより表される前記計測箇所とのずれを示す情報を表示するステップとを含む、測定対象物計測方法。
  14. 測定対象物が載置されるステージと、
    一方向における基準位置から前記ステージに載置された測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報として含む実高さ画像データを取得する高さ画像データ取得手段と、
    測定対象物を表す3次元の基本CADデータを記憶する記憶部と、
    表示部と、
    ユーザにより操作される操作部と、
    情報処理部とを備え、
    前記情報処理部は、
    前記記憶部に記憶される前記基本CADデータを取得する基本CADデータ取得手段と、
    前記実高さ画像データを取得するように前記高さ画像データ取得手段に指令を与える取得指令手段と、
    前記基本CADデータに基づいて、複数の方向における基準位置から測定対象物の表面の各部までの距離を高さ情報としてそれぞれ含む複数のCAD高さ画像データを生成するCAD高さ画像データ生成手段と、
    前記複数のCAD高さ画像データのうち前記実高さ画像データとの一致度が最も高いCAD高さ画像データを基準高さ画像データとして選択する基準高さ画像データ選択手段と、
    前記実高さ画像データに基づく第1の画像または前記第1の画像に対応する第2の画像を対象画像として前記表示部により表示し、前記基準高さ画像データに基づく第3の画像または前記第3の画像に対応する第4の画像を基準画像として前記表示部により表示する画像表示手段と、
    パターンマッチングによって前記対象画像と前記基準画像との位置合わせを行う位置合わせ実行手段と、
    前記操作部の操作に基づいて測定対象物の計測箇所を指定する計測箇所指定手段と、
    前記実高さ画像データにより表される前記計測箇所と前記基準高さ画像データにより表される前記計測箇所とのずれを示す情報を前記表示部により表示するずれ情報表示手段とを含む、拡大観察装置。
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