JP6460653B2 - 画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関する。
光学系により結像された光学像を電気信号に変換する撮像素子において、一部の画素が焦点検出のための信号を出力するように構成された撮像素子が知られている。例えば特許文献1には、一部の画素に瞳位相差方式による測距機能を持たせるため、当該画素の受光面の一部が遮光されている撮像素子に係る技術が開示されている。このような測距機能を有する位相差画素によって取得された情報は、例えば光学系を合焦位置に駆動させるオートフォーカス処理に用いられる。また、特許文献2には、位相差画素の情報に対してゲイン補正演算を行い、位相差画素によって取得した情報を表示用や記録用の画像作成のために用いる技術が開示されている。
位相差画素では、測距のために適切な露出制御が行われることが望ましい。このため、暗所など位相差情報が取得しにくい状況では、位相差画素についてのみ、画像信号を取得するための通常画素よりも露光時間を長くする手法が提案されている。しかしながら、位相差画素と通常画素の露光時間が異なると、動体撮影などが行われた際に、露光時間の違いから位相差画素で取得した像と通常画素で取得した像とで像ブレ量に違いが生じ得る。特許文献2に開示されている技術のように、位相差画素で取得した情報が表示用や記録用の画像に用いられると、像ブレ量の違いが生成される画像に反映されることによる画像劣化が生じ得る。
特開2000−156823号公報 特開2011−124704号公報
本発明は、画素に応じて少なくとも2種類の異なる露光時間が適用される撮像素子を用いて得られた画像について、画像劣化を低減させる画像処理を施す画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
前記目的を果たすため、本発明の一態様による、画像処理装置は、焦点検出機能が付与される機能画素である第1の画素と、前記焦点検出機能が付与されていない非機能画素である第2の画素とからなる複数の画素を含み、前記機能画素と前記非機能画素とでは、互いに異なる2種類の露光時間が適用される撮像素子を用いて得られた画像データに対して画像処理を施す画像処理装置であって、前記画像データに存在する像ブレ量を推定するブレ量推定部と、前記画像データに含まれる前記第1の画素の露光時間と前記第2の画素の露光時間との差である露光時間差を算出する露光時間差算出部と、前記露光時間差と前記像ブレ量とに基づいて、対象となる前記第1の画素が検出した光量を用いる第1の割合と、前記対象となる前記第1の画素の周辺に位置する前記第2の画素が検出した光量を用いる第2の割合とを決定する混合割合算出部と、前記第1の割合と、前記第2の割合とに基づいて、前記画像データに対して補正を施す補正部とを備える。
前記目的を果たすため、本発明の一態様によれば、撮像装置は、前記撮像素子と、前記画像処理装置とを備える。
前記目的を果たすため、本発明の一態様によれば、画像処理方法は、焦点検出機能が付与される機能画素である第1の画素と、前記焦点検出機能が付与されていない非機能画素である第2の画素とからなる複数の画素を含む撮像素子であって、前記機能画素と前記非機能画素とでは、互いに異なる露光時間が適用される前記撮像素子を用いて得られた画像データに対する画像処理方法であって、前記画像データに存在する像ブレ量を推定する工程と、前記画像データに含まれる前記第1の画素の露光時間と前記第2の画素の露光時間との差である露光時間差を算出する工程と、前記露光時間差と前記像ブレ量とに基づいて、対象となる前記第1の画素が検出した光量を用いる第1の割合と、前記対象となる前記第1の画素の周辺に位置する前記第2の画素が検出した光量を用いる第2の割合とを決定する工程と、前記第1の割合と、前記第2の割合とに基づいて、前記画像データに対して補正を施す工程とを含む。
前記目的を果たすため、本発明の一態様によれば、画像処理プログラムは、焦点検出機能が付与される機能画素である第1の画素と、前記焦点検出機能が付与されていない非機能画素である第2の画素とからなる複数の画素を含む撮像素子であって、前記機能画素と前記非機能画素とでは、互いに異なる露光時間が適用される前記撮像素子を用いて得られた画像データに対する画像処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムであって、前記画像データに存在する像ブレ量を推定する工程と、前記画像データに含まれる前記第1の画素の露光時間と前記第2の画素の露光時間との差である露光時間差を算出する工程と、前記露光時間差と前記像ブレ量とに基づいて、対象となる前記第1の画素が検出した光量を用いる第1の割合と、前記対象となる前記第1の画素の周辺に位置する前記第2の画素が検出した光量を用いる第2の割合とを決定する工程と、前記第1の割合と、前記第2の割合とに基づいて、前記画像データに対して補正を施す工程とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、画素に応じて少なくとも2種類の異なる露光時間が適用される撮像素子を用いて得られた画像について、画像劣化を低減させる画像処理を施す画像処理装置、それを備えた撮像装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供できる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の構成例の概略を示すブロック図。 一実施形態に係る撮像素子の構成例の概略を示す図。 一実施形態に係る撮像素子を用いた位相差法による焦点検出の原理について説明するための図。 一実施形態に係る撮像素子を用いた位相差法による焦点検出の原理について説明するための図。 一実施形態に係るライブビュー表示時に行われる独立電子シャッタについて説明するためのタイミングチャート。 一実施形態に係るライブビュー表示時に行われる独立電子シャッタについて説明するためのタイミングチャート。 比較例に係るライブビュー表示時に行われる電子シャッタについて説明するためのタイミングチャート。 一実施形態に係る画像処理部の構成例の概略を示すブロック図。 一実施形態に係る動画記録処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る画素補正処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る動体の移動量と第1の利用割合との関係の一例を示す図。 一実施形態に係る露光時間差と第2の利用割合との関係の一例を示す図。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。ここで、図1において、矢印付き実線はデータの流れを示し、矢印付き破線は制御信号の流れを示す。
図1に示すデジタルカメラ1は、撮影レンズ11と、絞り13と、メカシャッタ15と、駆動部17と、操作部19と、撮像素子21と、撮像制御回路23と、A−AMP25と、アナログデジタル変換器(ADC)27と、CPU(Central Processing Unit)29と、画像処理部31と、露光制御部として機能する露出制御回路33と、ビデオエンコーダ35と、表示部37と、バス39と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)41と、ROM(Read Only Memory)43と、記録媒体45と、ジャイロセンサ47と、加速度センサ49とを有する。
撮影レンズ11は、被写体900の像を撮像素子21に形成するための単一又は複数のレンズから構成された光学系である。撮影レンズ11は、単焦点レンズでもズームレンズでもよい。絞り13は、撮影レンズ11の光軸上に配置され、その口径が変化し得るように構成されている。絞り13は、撮影レンズ11を通過した被写体900からの光束の量を制限する。メカシャッタ15は、絞り13の後方に配置され、開閉自在に構成されている。メカシャッタ15は、その開放時間が調節されることにより、被写体900から到来する被写体光束の撮像素子21への入射時間を調節する。すなわち、メカシャッタ15は、撮像素子21の露光時間を調整する。メカシャッタ15としては、公知のフォーカルプレーンシャッタ、レンズシャッタ等が採用され得る。駆動部17は、CPU29からの制御信号に基づいて、撮影レンズ11の焦点調節、絞り13の開口径制御、及びメカシャッタ15の開閉制御を行う。
操作部19は、電源ボタン、レリーズボタン、再生ボタン、メニューボタンといった各種の操作ボタン及びタッチパネル等の各種の操作部材を含む。この操作部19への入力は、CPU29による処理によって認識され得る。
撮像素子21は、撮影レンズ11の光軸上であって、メカシャッタ15の後方で、かつ撮影レンズ11によって被写体光束が結像される位置に配置されている。撮像素子21は、画素を構成するフォトダイオードが二次元的に配置されて構成されている。撮像素子21を構成するフォトダイオードは、受光量に応じた電荷を生成する。フォトダイオードで発生した電荷は、各フォトダイオードに接続されているキャパシタに蓄積される。このキャパシタに蓄積された電荷が画像信号として読み出される。ここで、本実施形態における撮像素子21は、複数の異なる電荷の読み出し方式を有している。撮像素子21に蓄積された電荷は、撮像制御回路23からの制御信号に従って読み出される。
画素を構成するフォトダイオードの前面には、例えばベイヤ配列のカラーフィルタが配置されている。ベイヤ配列は、水平方向にR画素とG(Gr)画素が交互に配置されたラインと、G(Gb)画素とB画素が交互に配置されたラインとを有している。
また、本実施形態における撮像素子21では、一部に位相差検出画素が配置されている。すなわち、撮像素子21には、記録や表示のための画像を取得するための撮像画素の他に、位相差検出画素が設けられている。位相差検出画素では、他の画素と異なり、一部の領域が遮光されている。この位相差検出画素は、焦点検出に用いられる焦点検出画素として機能する。
図2を用いて、撮像素子21の構成について説明する。図2は、撮像素子21の画素配列を示した模式図である。図2において、「R」は、赤色のカラーフィルタが設けられたR画素を示し、「G」は、緑色のカラーフィルタが設けられたG画素を示し、「B」は、青色のカラーフィルタが設けられたB画素を示す。また、黒色に塗りつぶされた領域は、遮光されている領域を示す。図2は、ベイヤ配列の例を示しているが、カラーフィルタの配列はベイヤ配列に限るものではなく、種々の配列が用いられ得る。
前述したように、ベイヤ配列の撮像素子21は、水平方向にR画素とG(Gr)画素が交互に配置されたラインと、G(Gb)画素とB画素が交互に配置されたラインとを有している。言い換えれば、ベイヤ配列の撮像素子21は、Gr画素と、R画素、Gb画素、B画素の4画素の組が水平及び垂直方向に繰り返して配置されている。
本実施形態においては、赤色フィルタ、緑色フィルタ又は青色フィルタが設けられた通常画素21aに混じって、遮光膜が設けられた位相差検出画素21bが配置されている。位相差検出画素は、例えば左右の何れかの領域が遮光膜によって遮光された画素である。図2の例では、左半面を遮光した位相差検出画素(以下、右開口位相差検出画素と言う)が設けられている行と、右半面を遮光した位相差検出画素(以下、左開口位相差検出画素と言う)が設けられている行とが交互に配置されている。
高画素数の撮像素子の場合には個々の画素の面積が小さくなるので、近接して配置される画素にはほぼ同じ像が結像すると考えられる。したがって、図2に示すように位相差検出画素が配置されることにより、近接する右開口位相差検出画素と左開口位相差検出画素との対で位相差が検出され得る。
ここで、図2の例では、位相差検出画素中の遮光する領域は、左右何れかの領域とされている。この場合、水平位相差が検出され得る。これに対し、遮光する領域が上下何れかの領域とされたり、斜め方向の領域とされたりすることで、垂直位相差や斜め方向の位相差が検出され得る。また、ある程度の面積を有していれば遮光面積も画素領域の1/2でなくともよい。さらに、図2に示した例では位相差検出画素がG画素に配置されているが、G画素以外の、R画素、B画素の何れかに配置されてもよい。
また、図2の例は、位相差検出画素の一部領域を遮光することによって瞳分割をする例を示しているが、位相差検出画素は、撮影レンズ11の異なる瞳領域を通過した対をなす被写体光束のうちの一方を選択的に受光できればよい。このため、一部領域を遮光する構成とせず、例えば瞳分割用のマイクロレンズによって瞳分割がされてもよい。
図2に示したような撮像素子を用いた位相差法による焦点検出の原理について図3A及び図3Bを参照して説明する。ここで、図3Aは、通常画素21aにおける結像状態を示す。図3Bは、位相差検出画素21bにおける結像状態を示す。
被写体が点光源であるとすると、撮影レンズ11が合焦状態であるとき、被写体から出射され、撮影レンズ11の光軸中心に対して対称な異なる瞳領域を通過した対をなす被写体光束は、撮像素子21上の同一の位置に結像する。
一方、撮影レンズ11が非合焦状態であるとき、被写体から出射され、撮影レンズ11の異なる瞳領域を通過した対をなす被写体光束は、撮像素子21上の異なる位置に結像する。言い換えれば、これらの対をなす被写体光束によって形成される像の間には位相差が生じる。この位相差を、右開口位相差検出画素と左開口位相差検出画素とでそれぞれ検出される像の相関関係から検出することにより、撮影レンズ11のデフォーカス量及びデフォーカス方向が検出され得る。
なお、位相差検出画素21bは、一部の領域が遮光されているので、光量の低下が発生する。この光量の低下は、位相差検出画素21bに形成された遮光膜の面積の他、遮光膜の位置、位相差検出画素21bに入射する光の角度、像高によっても異なるものである。
撮像制御回路23は、CPU29からの制御信号に従って、撮像素子21の読み出し方式を設定し、設定した読み出し方式に従って撮像素子21からの画像信号の読み出しを制御する。撮像素子21からの画素データの読み出し方式は、デジタルカメラ1の動作状態に応じて設定されるものである。例えば、撮像素子21からの画素データの読み出しにリアルタイム性が求められる場合(例えばライブビュー表示時や動画記録時)には、画素データの読み出しを高速に行えるよう、複数の同色画素からの画素データを混合して読み出したり、特定の画素の画素データを間引いて読み出したりする。一方、リアルタイム性よりも画質が求められる場合(例えば静止画像の記録時)には、混合読み出しや間引き読み出しをせずに全画素の画素データを読み出すことで解像力を維持する。
A−AMP25は、撮像素子21から出力された画像信号のアナログゲイン調整を行う。ADC27は、アナログデジタル変換器であり、A−AMP25によってアナログゲイン調整された画像信号を、デジタル形式の画像信号(画素データ)に変換する。以下、本明細書においては、複数の画素データの集まりを撮像データと記す。
CPU29は、後述するROM43に記憶されているプログラムに従って、デジタルカメラ1の全体制御を行う。また、CPU29は、ジャイロセンサ47や加速度センサ49の出力に基づいて、デジタルカメラ1の移動量を算出し、算出結果をDRAM41に保存する。
画像処理部31は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成される。画像処理部31は、撮像データに対して各種の画像処理を施して画像データを生成する。例えば画像処理部31は、静止画像の記録の際には、静止画記録用の画像処理を施して静止画像データを生成する。同様に、画像処理部31は、動画像の記録の際には、動画記録用の画像処理を施して動画像データを生成する。さらに、画像処理部31は、ライブビュー表示時には、表示用の画像処理を施して表示用画像データを生成する。また、画像処理部31は、DRAM41から画像データとデジタルカメラ1の移動量を読み出して、画像処理を行い、画像処理後のデータを記録用画像データとしてDRAM41に書き戻す。
露出制御回路33は、例えばASICによって構成される。露出制御回路33は、例えば撮像データに基づいて、露出値を算出し、算出した露出値に基づいて、シャッタスピードや絞り値や感度を調整する。
本実施形態に係る通常画素と位相差画素とは、電子シャッタにより、異なるシャッタ速で制御されている。すなわち、位相差画素は通常画素と比べて開口面積が小さいため、位相差画素と通常画素とで同じ露光時間で得られたデータを用いて画像を作成しようとすると、位相差画素の部分で光量不足となる。そこで、位相差画素と通常画素とで同等の露光量を得る際には、位相差画素の露光時間は通常画素の露光時間よりも長くなるように調整される。このような、位相差画素と通常画素とを異なるシャッタ速で制御する機構を独立電子シャッタと称することにする。露出制御回路33は、独立電子シャッタに係るシャッタ速の設定も行う。
本実施形態では、位相差検出のために画素の一部が覆われている位相差画素が設けられる例が示されている。独立電子シャッタは、このような位相差画素を有する撮像素子で用いられるに限らず、種々の用途で用いられ得る。例えば、ダイナミックレンジを拡大するために、一部の画素とその他の画素とで露光時間が異なるように調整され得る。画素毎に露光時間が異なる撮像データに基づいて、ハイダイナミックレンジな画像データの取得が実現され得る。このように、独立電子シャッタによれば、種々の機能が実現され得る。以降の説明では、所定の機能を実現するために他の画素と異なる露光時間が適用される画素を機能画素と称し、それ以外の通常画素を非機能画素と称することにする。本実施形態に係る技術は、位相差検出に係る技術に限らず、機能画素と非機能画素とが存在する種々の技術に用いられ得る。
本実施形態でライブビュー表示時に行われる独立電子シャッタについて図4A及び図4Bに示すタイミングチャートを参照して説明する。図4Aは低輝度時の動作のタイミングチャートを示し、図4Bは高輝度時の動作のタイミングチャートを示す。本実施形態では、機能画素と非機能画素とは、それぞれ独立に制御される。図4A及び図4Bにおいて、それぞれ上段は通常画素等の非機能画素の動作を示し、下段は例えば位相差画素のような機能画素の動作を示す。
図4Aに示す低輝度時の動作について説明する。非機能画素のタイミングチャートと機能画素のタイミングチャートのそれぞれ1段目の「VD」と示したのは制御カウンタを表す。本実施形態では、30フレーム/秒の場合を表し、制御カウンタは33ms毎にパルスが発生する。非機能画素のタイミングチャートと機能画素のタイミングチャートのそれぞれ2段目は、撮像素子21で行われる露光のタイミングを示す。非機能画素のタイミングチャートと機能画素のタイミングチャートのそれぞれ3段目は、露光データの読み出しのタイミングを示す。
非機能画素の露光の終了は、制御カウンタが変化するタイミングに一致するように調整される。機能画素の露光の終了は、非機能画素の露光の終了と同時になるように調整される。したがって、非機能画素の露光の開始と機能画素の露光の開始とのタイミングは異なることになる。低輝度時は、暗所で焦点検出が可能なように、機能画素の露光時間は非機能画素の露光時間よりも長くなるように調整されている。非機能画素の読み出しと機能画素の読み出しとは、それぞれ制御カウンタが変化した後に行われる。
図4Bに示す高輝度時も低輝度時の場合と同様に、非機能画素及び露光画素の露光の終了はともに制御カウンタが変化するタイミングと一致するように調整されている。また、非機能画素の読み出しと機能画素の読み出しとは、それぞれ制御カウンタが変化した後に行われる。高輝度時は、例えば逆光でも焦点検出が可能なように、機能画素の露光時間は非機能画素の露光時間よりも短くなるように調整されている。
比較例として、非機能画素の露光と機能画素の露光とを順次に切り替える場合のタイミングチャートを図4Cに示す。図4Cに示すように、比較例の場合は、非機能画素用の露光の後、その読み出しと同時にモード切替を行い、続いて機能画素用の露光を行い、その後に読み出しと同時にモード切替を行う。この比較例のような動作では、画像取得が不連続となり、滑らかな動画が得られない。これに対して本実施形態に係る独立電子シャッタによれば、滑らかな画像を得ながら機能画素の機能の輝度ロバスト性が大幅に高くなる。
露出制御回路33は、DRAM41から画素データを取得し、機能画素と非機能画素との電子シャッタ速を算出する。露出制御回路33は、算出した機能画素と非機能画素との電子シャッタ速をDRAM41に保存する。CPU29は、この電子シャッタ速に基づいて、撮像制御回路23に異なるシャッタ速による撮像を行わせる。
ビデオエンコーダ35は、画像処理部31によって生成されDRAM41に一時記憶された表示用画像データを読み出し、読み出した表示用画像データを表示部37に出力する。
表示部37は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイといった表示部であって、例えばデジタルカメラ1の背面等に配置される。この表示部37は、ビデオエンコーダ35から入力されてきた表示用画像データに従って画像を表示する。表示部37は、ライブビュー表示や記録済み画像の表示等に使用される。
バス39は、ADC27、CPU29、画像処理部31、露出制御回路33、ビデオエンコーダ35、DRAM41、ROM43、記録媒体45、ジャイロセンサ47、及び加速度センサ49に接続されている。これら各部で発生した各種のデータは、バス39を介して転送される。
DRAM41は、電気的に書き換え可能なメモリであり、前述した撮像データ(画素データ)、記録用画像データ、表示用画像データ、デジタルカメラ1の移動量データ、CPU29における処理データといった各種データを一時的に記憶する。なお、一時記憶用としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が用いられてもよい。
記憶部の一例として機能するROM43は、マスクROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。ROM43は、CPU29で使用するプログラム、デジタルカメラ1の調整値等の各種データを記憶している。
記録媒体45は、デジタルカメラ1に内蔵又は装填自在に構成されており、記録用画像データを所定の形式の画像ファイルとして記録する。
ジャイロセンサ47は、デジタルカメラ1の姿勢変化に伴う角速度を検出するためのセンサである。ジャイロセンサ47は、検出した角速度を表すデータをDRAM41に保存する。加速度センサ49は、デジタルカメラ1の姿勢変化に伴う加速度を検出するためのセンサである。加速度センサ49は、検出した加速度を表すデータをDRAM41に保存する。前述のとおり、これらのデータは、CPU29で処理される。
本実施形態では、デジタルカメラ1及び被写体が静止しているときは、独立電子シャッタを用いた撮影によっても画像に支障はない。しかしながら、例えば被写体が移動しているとき、機能画素と非機能画素とで露光時間が異なると、機能画素の部分のみで像ブレに差異が発生し、不自然な画像となる。本実施形態では、この局所的な像ブレの差異を防ぐため、局所的な像ブレが発生する状況では、機能画素の情報が周辺の非機能画素の情報で補間される。一方、局所的な像ブレが発生しない状況では、機能画素の情報が画像情報として用いられる。このような像ブレの差異を防ぐための動作を画像処理部31が行う。
図5は、画像処理部31の詳細な構成を示す図である。図5では、画像処理部31以外のブロックについては図示を省略している。画像処理部31は、ホワイトバランス(WB)補正処理部102と、ブレ量推定部104と、露光時間差算出部106と、補正方法判断部108と、ゲイン補正/周辺補間部122と、同時化処理部124と、輝度特性変換部126と、エッジ強調処理部128と、ノイズ低減(NR)処理部130と、色再現処理部132とを有している。この他、図示を省略しているが、画像処理部31は、圧縮伸張処理部等も有している。
WB補正処理部102は、撮像データの各色成分を所定のゲイン量で増幅することにより、画像の色バランスを補正する。
ブレ量推定部104は、ジャイロセンサ47及び加速度センサ49が取得した情報に基づいて算出された角速度及び加速度から算出されたデジタルカメラ1の像移動量を取得する。また、ブレ量推定部104は、公知のブロックマッチング等の演算から算出される画像内の領域毎の動きベクトルを取得する。ブレ量推定部104は、デジタルカメラ1の移動量と画像内の領域毎の動きベクトルとに基づいて、領域毎の像移動する量である像ブレ量を算出する。
露光時間差算出部106は、機能画素と非機能画素をそれぞれの用途に応じて適切な露光条件で駆動させる制御において、機能画素と非機能画素のシャッタ速度の差分である露光時間差を算出する。
補正方法判断部108は、手法判断部112と、混合割合算出部114とを有する。手法判断部112は、ブレ量推定部104が算出した領域毎のブレ量と露光時間差算出部106が算出した機能画素と非機能画素の露光時間差に基づいて、機能画素を周辺画素値を用いて補正するか否か判断する。手法判断部112が機能画素を周辺画素値を用いて補正すると判断した場合、混合割合算出部114は、機能画素自身の画素値と周辺画素の画素値とを重みづけした混合を行う際に用いられる重みづけを、ブレ量推定部104が算出したブレ量と露光時間差算出部106が算出した露光時間差とに基づいて決定する。
ゲイン補正/周辺補間部122は、画像に対して補正を施す補正部として機能する。ゲイン補正/周辺補間部122は、混合割合算出部114が算出した重みづけに基づいて、機能画素自身の画素値と周辺画素の画素値とを重みづけした混合を行う。
同時化処理部124は、例えばベイヤ配列に対応して撮像素子21を介して出力される撮像データ等の、1つの画素が1つの色成分に対応している撮像データを、1つの画素が複数の色成分に対応している画像データに変換する。
輝度特性変換部126は、同時化処理部124で生成された画像データの輝度特性を、表示や記録に適するように変換する。エッジ強調処理部128は、画像データからバンドパスフィルタ等を用いて抽出したエッジ信号にエッジ強調係数を乗じ、この結果をもとの画像データに加算することによって、画像データにおけるエッジ(輪郭)成分を強調する。NR処理部130は、コアリング処理等を用いて、画像データにおけるノイズ成分を除去する。
色再現処理部132は、画像の色再現を適切なものとするための各種の処理を行う。この処理としては、例えばカラーマトリクス演算処理がある。このカラーマトリクス演算処理は、画像データに対して、例えばホワイトバランスモードに応じたカラーマトリクス係数を乗じる処理である。この他、色再現処理部132は、彩度・色相の補正を行う。
本実施形態に係るデジタルカメラ1の動作を説明する。本実施形態に係るデジタルカメラ1による動画記録の処理の一例を図6に示すフローチャートを参照して説明する。動画記録は、例えば動画撮影モード中にレリーズボタンが押圧されたときに開始する。また、ここでは、動画記録の処理について説明するが、静止画記録の動作においても同様の処理が行われ得る。なお、図6を参照して説明する処理はROM43に記憶されているプログラムに従ってCPU29が実行したり、ASICが実行したりする。これら処理に係るプログラムは、光ディスクや磁気ディスクや半導体メモリ等、各種記録媒体にも記録され得る。
S101において、CPU29は、撮像データの取り込みを開始する。ここでは、CPU29は、撮像制御回路23に現在の動作モードに応じた設定データを入力する。また、露出制御回路33は、前フレームで取得した撮像データに基づいて決定された独立電子シャッタに係る露出時間を撮像制御回路23に入力する。撮像制御回路23は、これらの設定データに従って撮像素子21からの画素データの読み出しを制御する。撮像制御回路23に読み出し方式が設定されると、撮像制御回路23に設定された読み出し方式に従って、撮像素子21から画素混合又は画素間引きされた状態の画像信号が読み出される。撮像素子21から読み出された画像信号は、ADC27においてデジタル化された後、撮像データとしてDRAM41に一時記憶される。
S102において、露出制御回路33は、撮像データから次フレームに係る露光条件を決定する。ここで、露出制御回路33は、機能画素と非機能画素とのそれぞれについて、適切なシャッタ速を算出する。ここで、機能画素のシャッタ速と非機能画素のシャッタ速は、異なっていてよい。
S103において、露出制御回路33は、機能画素と非機能画素のそれぞれのシャッタ速を独立に設定する。設定されたシャッタ速は、DRAM41に一時記憶される。このシャッタ速は、撮像制御回路23によって読み出される。撮像制御回路23は、撮像素子21を決定したシャッタ速で駆動することになる。
S104において、CPU29は、ジャイロセンサ47の出力と加速度センサ49の出力とを取得する。CPU29は、ジャイロセンサ47の出力に基づいて、デジタルカメラ1に係る角速度を算出し、加速度センサ49の出力に基づいてデジタルカメラ1に係る加速度を算出する。すなわち、CPU29は、デジタルカメラ1の移動量を算出する。ここで、ジャイロセンサ47の出力に基づいて算出される値を第1の移動量mov_sum_oとする。また、加速度センサ49の出力に基づいて算出される値を第2の移動量mov_sum_iとする。
また、画像処理部31は、撮像した画像に含まれる被写体の移動量mov_sum_vを画像領域ごとに算出する。被写体の移動量の算出には、例えばブロックマッチングによる相関演算など、既知の動きベクトル算出方法が用いられ得る。
S105において、画像処理部31は、本実施形態に係る画素補正処理を行う。この画素補正処理は、非機能画素のシャッタ速と機能画素のシャッタ速との差異による画像の劣化を補正する処理である。この画素補間処理については、後に詳述する。
S106において、画像処理部31は、画素補正処理で補正された撮像データを記録用に画像処理する。S107において、画像処理部31は、画像処理を施した画像データを記録媒体に記録する。
S108において、CPU29は、動画記録停止の指示が入力されたか否かを判定する。動画記録停止の指示は、例えば、動画記録動作中にレリーズボタンが押圧されることで入力される。動画記録停止の指示が入力されていないとき、処理はステップS101に戻る。一方、動画記録停止の指示が入力されたとき、本動画記録処理は終了する。
次に画素補正処理について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。ステップS201において、ブレ量推定部104は、DRAM41から、ジャイロセンサ47の出力に基づいてステップS104で算出されたデジタルカメラ1の第1の移動量mov_sum_oを取得する。また、ブレ量推定部104は、DRAM41から、加速度センサ49の出力に基づいて算出されたデジタルカメラ1の第2の移動量mov_sum_iを取得する。
ステップS202において、ブレ量推定部104は、第1の移動量mov_sum_oは、第2の移動量mov_sum_iよりも大きいか否かを判定する。第1の移動量mov_sum_oが第2の移動量mov_sum_iよりも大きいとき、処理はステップS203に進む。ステップS203において、ブレ量推定部104は、最終的に決定されるデジタルカメラ1の第3の移動量mov_sum_fを第1の移動量mov_sum_oに決定する。その後、処理はステップS205に進む。
ステップS202の判定において、第1の移動量mov_sum_oが第2の移動量mov_sum_iよりも大きくないと判定されたとき、処理はステップS204に進む。ステップS204において、ブレ量推定部104は、最終的に決定されるデジタルカメラ1の第3の移動量mov_sum_fを第2の移動量mov_sum_iに決定する。その後、処理はステップS205に進む。
ステップS201乃至ステップS204の処理により、第3の移動量mov_sum_fは、ジャイロセンサ47で取得されたデジタルカメラ1の移動量と加速度センサ49で取得されたデジタルカメラ1の移動量とのうち大きい方に設定される。
ステップS205乃至ステップS215の処理は、全機能画素について順に行われるループ処理である。ステップS205において、ブレ量推定部104は、DRAM41から、ステップS104のブロックマッチングを用いた動きベクトル算出処理で算出された被写体の移動量mov_sum_vを取得する。
ステップS206において、ブレ量推定部104は、第3の移動量mov_sum_fは、被写体の移動量mov_sum_vよりも大きいか否かを判定する。第3の移動量mov_sum_fが被写体の移動量mov_sum_vよりも大きいと判定されたとき、処理はステップS207に進む。ステップS207において、ブレ量推定部104は、最終的に算出された補正対象領域の移動量movを第3の移動量mov_sum_fに決定する。その後、処理はステップS209に進む。
ステップS206の判定において、第3の移動量mov_sum_fが被写体の移動量mov_sum_vよりも大きくないと判定されたとき、処理はステップS208に進む。ステップS208において、ブレ量推定部104は、最終的に算出された補正対象領域の移動量movを被写体の移動量mov_sum_vに決定する。その後、処理はステップS209に進む。
ステップS205乃至ステップS208の処理により、補正対象領域の移動量movは、第3の移動量mov_sum_fと被写体の移動量mov_sum_vとのうち大きい方に設定される。このように、補正対象領域の移動量movは、対象領域ごとに、デジタルカメラ1の動きによるブレと被写体の動きによるブレとが考慮された、対象領域に含まれ得るブレ量を表す値となる。
ステップS209において、露光時間差算出部106は、DRAM41から非機能画素の露光時間tv_normalと機能画素の露光時間tv_functionalとを取得する。ステップS210において、露光時間差算出部106は、非機能画素の露光時間tv_normalと機能画素の露光時間tv_functionalとの差の絶対値である露出時間差tv_difを算出する。
ステップS211において、手法判断部112は、露出時間差tv_difが第1の閾値より大きいか否かを判定する。露出時間差tv_difが第1の閾値より大きくないと判定されたとき、処理はステップS216に進む。一方、露出時間差tv_difが第1の閾値より大きいと判定されたとき、処理はステップS212に進む。
ステップS212において、手法判断部112は、補正対象領域の移動量movが第2の閾値より大きいか否かを判定する。補正対象領域の移動量movが第2の閾値より大きくないと判定されたとき、処理はステップS216に進む。一方、補正対象領域の移動量movが第2の閾値より大きいと判定されたとき、処理はステップS213に進む。
ステップS213において、混合割合算出部114は、補正対象領域の移動量movと露出時間差tv_difとに基づいて、機能画素の利用割合を表す係数kを決定する。係数kの決定方法の一例について説明する。
図8Aは、補正対象領域の移動量movと移動量movに基づいて決定される機能画素の利用割合である第1の利用割合k1との関係を示す。この図に示すように、補正対象領域の移動量movが所定の値よりも小さいとき、第1の利用割合k1は、0.5に設定される。補正対象領域の移動量movが大きくなる程、第1の利用割合k1は減少する。図8Bは、露出時間差tv_difと露出時間差tv_difに基づいて決定される機能画素の利用割合である第2の利用割合k2との関係を示す。この図に示すように、露出時間差tv_difが所定の値よりも小さいとき、第2の利用割合k2は、0.5に設定される。露出時間差tv_difが大きくなる程、第2の利用割合k2は減少する。機能画素の利用割合kは、k=k1+k2によって決定される。
補正対象領域の移動量movと露出時間差tv_difとが十分に小さいとき、機能画素の利用割合kは1に設定される。補正対象領域の移動量movがわずかであるとき、画像に与える影響は十分に小さいことが考えられるので、図8Aに示すように、補正対象領域の移動量movがわずかであるときは、第1の利用割合k1は0.5に設定される。同様に、露出時間差tv_difがわずかであるとき、画像に与える影響は十分に小さいことが考えられるので、図8Bに示すように、露出時間差tv_difがわずかであるときは、第2の利用割合k2は0.5に設定される。
ここで、図8A及び図8Bに示した関係はもちろん一例である。これらの関係は他の関係でもよい。例えばこれらの関係が線形的な関係を有しておらず、非線形な関係を有していてもよい。補正対象領域の移動量と露光時間差とは同程度の重みづけをもっておらず、どちらか一方が重視されていてもよい。すなわち、例えば補正対象領域の移動量が0のときの第1の利用割合が0.7であり、露光時間差が0のときの第2の利用割合が0.3といったような組み合わせでもよい。
図7に戻って説明を続ける。ステップS214において、混合割合算出部114は、機能画素の利用割合kを用いて、次の式に基づいて、補正画素値Iを決定する。
I=(1−k)×c_pix+k×g_pix
ここで、g_pixは、補正対象である機能画素の出力値又はゲイン調整された補正対象である機能画素の出力値である。また、c_pixは、補正対象画素近傍の画素値の加算平均値である。すなわち、対象となっている機能画素の座標を[0][0]とし、その座標の画素値をpix[0][0]としたときに、c_pixは例えば次の式で与えられる。
c_pix=(pix[−1][0]+pix[0][−1]
+pix[+1][0]+pix[0][+1])/4
ここで、座標[−1][0]は座標[0][0]の画素の左隣の画素の座標を表し、座標[0][−1]は座標[0][0]の画素の下隣の画素の座標を表し、座標[+1][0]は座標[0][0]の画素の右隣の画素の座標を表し、座標[0][+1]は座標[0][0]の画素の上隣の画素の座標を表す。
ステップS215において、混合割合算出部114は、補正対象画素の値を補正画素値Iに置換する。
ステップS216において、混合割合算出部114は、補正を行わない、又はゲインの調整のみを行う。露出時間差tv_difが十分に小さいとき、補正を行う必要がないので、ステップS216の処理が行われる。また、補正対象領域の移動量mov、すなわちブレが十分に小さいとき、補正を行う必要がないので、ステップS216の処理が行われる。
以上、ステップS205乃至ステップS216の処理が、全ての機能画素を対象として繰り返し行われる。
以上の動作によれば、デジタルカメラ1や被写体に動きがないときや、機能画素と非機能画素とで露出時間に差がないときには、機能画素の出力自身がゲイン調整されて用いられることで解像劣化が防止される。また、デジタルカメラ1や被写体に動きがあるときや、機能画素と非機能画素とで露光時間に差があるときには、機能画素と非機能画素とで生じ得るブレ量の差による画質劣化が補正される。したがって、本実施形態に係るデジタルカメラ1によれば、機能画素と非機能画素とで露光時間が異なることによって生じ得る画質の劣化が低減されて絵柄への影響についてもロバスト性が高い補正が実現され得る。
以上の説明では、機能画素と非機能画素とで2種類の異なる露光時間が用いられる場合を例に挙げて説明したが、画素毎に2種類以上の異なる露光時間が用いられる場合に、本実施形態に係る画像劣化を補正する画像処理は効果を奏する。
1…デジタルカメラ、11…撮影レンズ、13…絞り、15…メカシャッタ、17…駆動部、19…操作部、21…撮像素子、21a…画素、21b…位相差検出画素、23…撮像制御回路、27…アナログデジタル変換器(ADC)、29…CPU、31…画像処理部、33…露出制御回路、35…ビデオエンコーダ、37…表示部、39…バス、43…ROM、45…記録媒体、47…ジャイロセンサ、49…加速度センサ、102…WB補正処理部、104…ブレ量推定部、106…露光時間差算出部、108…補正方法判断部、112…手法判断部、114…混合割合算出部、122…ゲイン補正/周辺補間部、124…同時化処理部、126…輝度特性変換部、128…エッジ強調処理部、130…NR処理部、132…色再現処理部。

Claims (12)

  1. 焦点検出機能が付与される機能画素である第1の画素と、前記焦点検出機能が付与されていない非機能画素である第2の画素とからなる複数の画素を含み、前記機能画素と前記非機能画素とでは、互いに異なる2種類の露光時間が適用される撮像素子を用いて得られた画像データに対して画像処理を施す画像処理装置であって、
    前記画像データに存在する像ブレ量を推定するブレ量推定部と、
    前記画像データに含まれる前記第1の画素の露光時間と前記第2の画素の露光時間との差である露光時間差を算出する露光時間差算出部と、
    前記露光時間差と前記像ブレ量とに基づいて、対象となる前記第1の画素が検出した光量を用いる第1の割合と、前記対象となる前記第1の画素の周辺に位置する前記第2の画素が検出した光量を用いる第2の割合とを決定する混合割合算出部と、
    記第1の割合と、前記第2の割合とに基づいて、前記画像データに対して補正を施す補正部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記混合割合算出部は、前記露光時間差が大きい程、前記第2の割合を高くする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記混合割合算出部は、前記像ブレ量が大きい程、前記第2の割合を高くする、請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記ブレ量推定部が算出する前記像ブレ量と、前記第1の画素の露光時間及び前記第2の画素の露光時間とに基づいて、前記補正の内容を決定する補正方法判断部をさらに備え、
    前記補正部は、前記補正の内容に基づいて、前記画像データに対して前記補正を施す、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正方法判断部は、前記露光時間差があり、かつ、前記像ブレ量があると判断したときに、補正を行うと決定し、
    前記補正部は、前記補正方法判断部が前記補正を行うと決定したときに、対象となる前記第1の画素が検出した光量と、前記対象となる前記第1の画素の周辺に位置する前記第2の画素が検出した光量とを用いて前記対象となる前記第1の画素が検出した光量について補正を行う、
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記ブレ量推定部は、前記画像データの全体に均一に生じている像ブレと、前記画像データの一部に局所的に生じている像ブレとに基づいて、前記像ブレ量を推定する、請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮像素子と、
    請求項1乃至6のうち何れか1項記載の画像処理装置と
    を備える撮像装置。
  8. 前記機能画素と前記非機能画素とで異なる露光時間で露光制御を行う露光制御部をさらに備える請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記露光制御部は、被写体の輝度に応じて、前記機能画素の露光時間と前記非機能画素の露光時間とを異ならせる請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記露光制御部は、前記被写体が低輝度であれば前記非機能画素の前記露光時間よりも前記機能画素の前記露光時間を長くし、前記被写体が高輝度であれば、前記非機能画素の前記露光時間よりも前記機能画素の前記露光時間を短くする、請求項9に記載の撮像装置。
  11. 焦点検出機能が付与される機能画素である第1の画素と、前記焦点検出機能が付与されていない非機能画素である第2の画素とからなる複数の画素を含む撮像素子であって、前記機能画素と前記非機能画素とでは、互いに異なる露光時間が適用される前記撮像素子を用いて得られた画像データに対する画像処理方法であって、
    前記画像データに存在する像ブレ量を推定する工程と、
    前記画像データに含まれる前記第1の画素の露光時間と前記第2の画素の露光時間との差である露光時間差を算出する工程と、
    前記露光時間差と前記像ブレ量とに基づいて、対象となる前記第1の画素が検出した光量を用いる第1の割合と、前記対象となる前記第1の画素の周辺に位置する前記第2の画素が検出した光量を用いる第2の割合とを決定する工程と、
    記第1の割合と、前記第2の割合とに基づいて、前記画像データに対して補正を施す工程と
    を含む画像処理方法。
  12. 焦点検出機能が付与される機能画素である第1の画素と、前記焦点検出機能が付与されていない非機能画素である第2の画素とからなる複数の画素を含む撮像素子であって、前記機能画素と前記非機能画素とでは、互いに異なる露光時間が適用される前記撮像素子を用いて得られた画像データに対する画像処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムであって、
    前記画像データに存在する像ブレ量を推定する工程と、
    前記画像データに含まれる前記第1の画素の露光時間と前記第2の画素の露光時間との差である露光時間差を算出する工程と、
    前記露光時間差と前記像ブレ量とに基づいて、対象となる前記第1の画素が検出した光量を用いる第1の割合と、前記対象となる前記第1の画素の周辺に位置する前記第2の画素が検出した光量を用いる第2の割合とを決定する工程と、
    記第1の割合と、前記第2の割合とに基づいて、前記画像データに対して補正を施す工程と
    をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
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