JP2008227838A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体像のぶれがない撮影画像を得ることができるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】CPU32により合焦時のフォーカス評価値を第2メモリ40に記憶し、合焦された状態で被写体像の撮影の実行指示が入力されたときにCCD14により取得された画像情報を撮影画像情報として記録メディア42Aに記憶し、第2メモリ40に記憶した合焦時のフォーカス評価値と撮影画像情報に基づいてAF検出回路34により検出された撮影時のフォーカス評価値との比較結果に基づいて、撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したか否かを判定し、ぶれが発生したと判定した場合に、所定期間内にCCD14により取得された画像情報を再撮影画像情報として記録メディア42Aに記憶させる制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像手段により取得された画像情報に基づいて自動で合焦制御を行うデジタルカメラに関するものである。
近年、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxid Semiconductor)イメージ・センサ等の撮像素子の高解像度化に伴い、デジタル電子スチルカメラやデジタルビデオカメラ等のデジタルカメラの需要が急増している。
ところで、この種の従来のデジタルカメラとして、撮影指示、すなわち撮像デバイスにより取り込まれた撮影画像を記録媒体に記録する指示がなされると、撮影画像を記録媒体に記録するとともに、撮影画像のハイパスフィルタ処理出力値の積算処理結果と撮影画像の直前の撮像デバイスにより取り込まれた画像のハイパスフィルタ処理出力値の積算処理結果とを比較し、その比較結果に基づいて撮影時にぶれが発生したことを報知するものが知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
特開2004−147185公報
しかしながら、上記従来のデジタルカメラでは、撮影によって得られた被写体像にぶれが発生したことを報知することはできるものの、結果的に被写体像のぶれた撮影画像しか得ることができないという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、被写体像のぶれがない撮影画像を得ることができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、結像レンズを透過した被写体像を撮像することにより当該被写体像を示す画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記結像レンズによる合焦の度合を示す物理量を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記物理量に基づいて自動で合焦制御を行う自動合焦手段と、前記自動合焦手段による合焦時の前記物理量である合焦時物理量を記憶する第1記憶手段と、前記自動合焦手段により合焦された状態で前記被写体像の撮影の実行指示が入力されたときに前記撮像手段により取得された前記画像情報を撮影画像情報として記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記合焦時物理量と前記撮影画像情報に基づいて前記検出手段により検出された前記物理量である撮影時物理量との比較結果に基づいて、前記撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したか否かを判定し、前記ぶれが発生したと判定した場合に、所定期間内に前記撮像手段により取得された前記画像情報を再撮影画像情報として前記第2記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、撮像手段により、結像レンズを透過した被写体像が撮像されることにより当該被写体像を示す画像情報が取得される。なお、上記撮像手段には、CCD、CMOSイメージ・センサ等の固体撮像素子が含まれる。
ここで、本発明では、検出手段により、撮像手段によって取得された画像情報に基づいて結像レンズによる合焦の度合を示す物理量が検出され、自動合焦手段により、検出手段によって検出された物理量に基づいて自動で合焦制御が行われる。なお、上記物理量には、撮像によって得られた画像の輝度の高周波成分を示すフォーカス評価値(所謂コントラスト値)などの合焦の度合を評価することができるあらゆる物理量が含まれる。
また、本発明では、第1記憶手段により、自動合焦手段による合焦時の物理量である合焦時物理量が記憶される一方、第2記憶手段により、自動合焦手段により合焦された状態で被写体像の撮影の実行指示が入力されたときに撮像手段により取得された画像情報が撮影画像情報として記憶される。
そして、本発明では、制御手段により、第1記憶手段に記憶された合焦時物理量と、撮影画像情報に基づいて検出手段により検出された物理量である撮影時物理量との比較結果に基づいて、撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したか否かが判定され、ぶれが発生したと判定された場合に、所定期間内に撮像手段により取得された画像情報が再撮影画像情報として第2記憶手段に記憶させる制御が行われる。
このように、本発明によれば、撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したと判定した場合に、所定期間内に再撮影を行っているので、被写体像のぶれがない撮影画像を得ることができる。
なお、請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、前記撮影画像情報から人の顔の画像を検出する顔検出手段を更に備え、前記制御手段が、前記顔検出手段によって前記顔の画像が検出された場合に限り、前記ぶれが発生したか否かを判定することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、画像データ内に人物の顔が検出された場合に限ってぶれが発生したか否かを判定するようにしている。これにより、人を含む被写体像についてぶれのないものを得ることができ、人の撮影を重視するユーザにとっての利便性を向上できる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記制御手段による前記ぶれが発生したか否かの判定結果を報知する報知手段を更に備えたことを特徴としている。これにより、ユーザは当該判定結果を把握することができ、ユーザにとっての利便性を向上できる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記検出手段が、前記撮像手段による撮像範囲を複数の区分領域に分割し、各区分領域毎に前記物理量を検出し、前記制御手段が、前記各区分領域毎に前記合焦時物理量と前記撮影時物理量との差分が所定値以上であるか否かを判定し、予め定められた数以上の前記区分領域における前記差分が前記所定値以上であった場合には、撮影中にデジタルカメラが揺れてしまうことによって前記撮影画像情報により示される被写体像全体がぶれる現象である手ぶれが発生したと判定し、前記予め定められた数未満の前記区分領域における前記差分が前記所定値以上であった場合には、撮影中に主要被写体が動くことによって前記撮影画像情報により示される被写体像の一部がぶれる現象である被写体ぶれが発生したと判定することを特徴としている。これにより、ユーザはぶれの種類を容易に把握することができる。
また、請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記報知手段は、前記制御手段により前記再撮影画像情報を記憶させる制御が行われた場合に再撮影が実行されたことを更に報知することを特徴としている。これにより、ユーザは撮影時にぶれが発生したと判定され、再撮影が実行されたことを把握することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の発明において、前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像とを並べて表示する画像表示手段を更に備えたことを特徴としている。これにより、ユーザはぶれが発生したと判定された被写体像と、ぶれが発生したとの判定に応じた再撮影により得られた被写体像とを容易に比較することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記画像表示手段が、前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像との少なくとも一方の一部領域を拡大して表示することを特徴としている。これにより、ユーザは拡大表示した一部領域の合焦状態を詳細に確認することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の発明において、前記画像表示手段によって表示された前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像との少なくとも一方を選択するための選択指示を受け付ける受付手段を更に備え、前記制御手段が、前記受付手段によって受け付けられた前記選択指示により選択された被写体像を示す画像情報のみを前記第2記憶手段に残す制御を更に行うことを特徴としている。これにより、ユーザは、ぶれが発生したと判定された被写体像と、再撮影で得た被写体像とのうち、必要な被写体像のみを選ぶことができる。つまり、2つの被写体像のうち、鮮明に写っている(ぶれの少ない又はぶれの無い)被写体像を選択して記憶することができる。
ところで、撮影画像情報により示される被写体像は再撮影画像情報により示される被写体像よりもぶれが発生している可能性が高いことは言うまでもない。
そこで、請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の発明において、前記撮影画像情報を前記第2記憶手段から消去するための指示を入力する入力手段を更に備え、前記制御手段が、前記入力手段により前記消去するための指示が入力されたとき、前記撮影画像情報を前記第2記憶手段から消去する制御を更に行うことを特徴としている。これにより、第2記憶手段から撮影画像情報を消去することにより、第2記憶手段から無駄な画像情報を無くすことができる。
本発明に係るデジタルカメラによれば、撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したと判定した場合に、所定期間内に再撮影を行っているので、被写体像のぶれがない撮影画像を得ることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、図1を参照して本実施形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるための結像レンズとしてのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施形態に係るレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、本実施形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するためにスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、LCD30の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成された十字カーソルボタン56Dと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、LCD30にメニュー画面を表示する際に押圧操作されるメニューキー56Eと、メニュー画面で指定された処理を実行する際に押圧操作される実行キー56Fと、各種操作を中止(キャンセル)する際に押圧操作されるキャンセルキー56Gと、が備えられている。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ10の電気系の要部構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されており、CCD14の出力端子はCDS16の入力端子に、CDS16の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する表示制御回路28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端子はADC18の出力端子に接続されている。
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の明るさを示す量)を検出するAE・AWB検出回路36と、デジタルカメラ10の各種機能を実現するためのプログラムとデータが格納されている不揮発性のメモリ、例えばフラッシュROMにより構成された第1メモリ38と、撮像することにより得られた被写体像を示す画像情報としてのデジタル画像データを一時的に記憶したり、各種処理の実行時のワークエリア等として用いられる、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第2メモリ40と、この第2メモリ40に記憶されたデジタル画像データから人の顔の有無を検出し、検出結果を示す情報(以下、「顔検出情報」という。)を出力する顔検出回路52と、を含んで構成されている。
本実施形態に係る顔検出回路52は、例えば、予め人物の肌色に対応する輝度信号及び色信号(クロマ信号)の範囲を決定しておき、CCD14による撮像によって得られた被写体像を示す画像データの各画素の輝度信号及び色信号がその範囲内にあるか否かを判定し、肌色を有する1まとまりの領域を肌色領域として抽出する。次いで、抽出した肌色領域内に目、鼻、口、眉などの肌色でないパターンが含まれるか否かを判定し、これらのパターンが含まれている場合に、該肌色領域を顔領域と判定する。なお、処理の簡素化のため、パターン判定を行わず、単に肌色領域を顔領域と判定しても良い。また、特開平5−100328号公報や特開平5−165120号公報に記載されているように、色相や彩度の2次元ヒストグラムからクラスターを求め、クラスターの内部構造、形状、接続する外部構造から顔領域を判定する方法などを利用しても良い。
また、本実施形態に係るAF検出回路34では、上記AF機能を働かせるために必要とされる物理量として、一例として図3に示すように、CCD14による撮像領域の中央部に位置された矩形状の領域であり、AF機能を実行しているときに焦点を合わせる対象となる領域(以下、「フォーカスエリア」という。)における、CCD14による撮像によって得られた画像データの輝度信号の高周波成分を示すフォーカス評価値を適用しているが、これに限らず、合焦の度合を示す物理量であれば如何なるものも適用できる。
一方、デジタルカメラ10は、可搬型の記録メディア42Aをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42を含んで構成されている。なお、本実施形態に係るデジタルカメラ10では、記録メディア42Aとして、xDピクチャカード(登録商標)を用いているが、これに限らず、光磁気ディスクやスマートメディア(登録商標)等の他の記憶手段を用いても良い。
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、表示制御回路28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40、顔検出回路52、及びメディアコントローラ42は、各々バスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU32は、第1メモリ38に格納された所定のプログラムに従って、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、及び表示制御回路28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38、第2メモリ40、及び記録メディア42Aへのアクセスと、顔検出回路52からの顔検出情報の取得とを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられている。当該タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU32に、出力端子はCCD14に各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
更に、CPU32はモータ駆動部50の入力端子に接続され、モータ駆動部50の出力端子は光学ユニット13に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ、及び絞り駆動モータに接続されている。
本実施形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズ12の焦点距離を変化させる。
また、CPU32は、CCD14で撮像することにより得られた被写体像を示す画像データのフォーカス評価値が最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のフォーカス評価値が最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
一方、レリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、メニューキー56E、実行キー56F、及びキャンセルキー56Gを含む操作部56はCPU32に接続されており、CPU32は、これら操作部56の各々に対する操作状態を常時把握できる。
なお、本実施形態に係るデジタルカメラ10はExif(Exchangeable Image File Format)規格に対応しており、撮影することにより得られた画像データは、一例として図4に模式的に示すように、Exif規格の電子化ファイル(以下、「画像ファイル」と称する)60として記録メディア42Aに記憶される。そして、メニューキー56Eの押圧操作に応じてLCD30に表示されるメニュー画面上でExif規格の画像ファイル60に含まれるタグ領域60Bに記憶したい情報を予め設定しておくことにより、それ以降の撮影によって得られた画像ファイル60のタグ領域60Bに当該情報を記憶することができる。
すなわち、図4に示すように、本実施形態に係るデジタルカメラ10において、撮影により得られて記録メディア42Aに記憶される画像ファイル60はExif規格に対応しているため、スタートコード領域60A、タグ領域60B、サムネイル画像領域60C、及び主画像領域60Dが含まれている。ここで、タグ領域60Bには、メニュー画面上で予め設定された各種情報が記憶されることになる。
なお、タグ領域60Bに記憶可能な情報として、本実施形態では、画像ファイル60を得るための撮影条件に関する撮影情報(ストロボの発光/未発光を示す情報、絞りの状態を示す情報、撮影日時を示す情報等)や、デジタルカメラ10で設定されていた撮影条件(マニュアル撮影、オート撮影、プログラム撮影、マクロ撮影、移動体撮影、夜景撮影、人物撮影等)を示す情報、撮影によって得られた被写体像にぶれが発生していることを示す情報等が予め設定できるものとして構成されている。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。先ず、撮影モードが設定されている場合の全体的な処理の流れについて簡単に説明する。
先ず、CCD14による光学ユニット13を介した撮像が行われ、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)の各色毎の信号がCCD14から順次出力される。そして、CCD14から出力された信号は順次CDS16に入力されて各色毎に相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR、G、Bの各色毎の信号を各々12ビットのデジタル画像データに変換して画像入力コントローラ20に出力する。
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU32による制御下で画像信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって所定ビット(一例として8ビット)のデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、表示制御回路28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施形態では、JPEG形式)で圧縮した後に記録メディア42AにExifフォーマットの画像ファイル60として記憶する。この際、当該画像ファイル60のタグ領域60Bには、予めメニュー画面上で当該タグ領域60Bに記憶すべき情報として設定された情報が記憶されることになる。
次に、図5を参照して、撮影モードが設定されているときのデジタルカメラ10の作用を、本発明に特に関係する処理を含めたものとして詳細に説明する。なお、図5は、撮影モードが設定されているときに所定期間毎(本実施形態では、0.1秒毎)にCPU32により実行される撮影モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムは第1メモリ38の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ100では、レリーズボタン56Aが半押し状態となるまで待機し、次のステップ102にて、前述したAE機能及びAWB機能を働かせ、次のステップ104にて、前述したAF機能を働かせる。本ステップ104の処理により、前述したフォーカスエリア内の画像に焦点が合った状態(合焦状態)となる。
そこで、次のステップ106では、上記AF機能の実行による合焦時のフォーカス評価値を第2メモリ40に記憶させる。
次のステップ108では、レリーズボタン56Aが全押し状態とされたか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ111へ移行して、レリーズボタン56Aが開放されたか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ108へ戻る一方、肯定判定となった場合は上記ステップ100へ戻る。
一方、ステップ108において肯定判定となった場合はステップ110へ移行し、前述したように画像ファイル60を作成して記録メディア42Aに記憶することにより、撮影を実行する。
次のステップ112では、顔検出回路52から顔検出情報を取得し、次のステップ114にて、取得した顔検出情報が人の顔が存在することを示すものであるか否かを判定することにより、撮影された画像に顔が存在するか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ116へ移行して、通常プレビューを実行し、その後に本撮影モード処理プログラムを終了する。なお、上記ステップ116では、上記通常プレビューとして、直近の撮影により得られた画像ファイル60を記録メディア42Aから読み出し、当該画像ファイル60により示される被写体像、すなわち撮影画像をLCD30に表示する。
一方、上記ステップ114において肯定判定となった場合にはステップ118へ移行し、AF検出回路34に対し、上記ステップ110の撮影によって記憶された画像ファイル60に基づいて、フォーカスエリアのフォーカス評価値、すなわち撮影時のフォーカス評価値を検出させる。
次のステップ120では、上記ステップ118の処理によりAF検出回路34に対して検出させたフォーカス評価値をAF検出回路34から取得し、次のステップ122にて、上記ステップ106の処理により記憶したフォーカス評価値を第2メモリ40から読み出した後、当該フォーカス評価値(合焦時のフォーカス評価値)と、上記ステップ120の処理により取得したフォーカス評価値(撮影時のフォーカス評価値)との差分値を算出する。
次のステップ124では、上記ステップ122の処理によって算出した差分値が所定値以上であるか否かを判定し、肯定判定された場合は撮影された画像にぶれが発生していると見なしてステップ126へ移行し、後述する再撮影処理ルーチン・プログラムを実行した後に本撮影モード処理プログラムを終了する一方、否定判定された場合には上記ステップ116へ移行し、上述した通常プレビューを実行した後に本撮影モード処理プログラムを終了する。
なお、本実施形態に係る撮影モード処理プログラムでは、上記所定値として、上記差分値が超えたときに撮影画像にぶれが生じたものと見なすことのできる値として予め多人数の官能試験等により得られた値を適用しているが、これに限らず、例えば、ユーザに設定させる形態等、他の形態とすることもできる。
次に、図6を参照して、本実施形態に係る再撮影処理のルーチン・プログラムについて説明する。なお、図6は、再撮影処理ルーチン・プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムも第1メモリ38の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ200では、この時点から所定期間内(例えば1秒以内)に撮影を再び実行する。
次のステップ202では、撮影画像にぶれが発生したことを示すぶれ発生情報を上記ステップ110の処理により記録メディア42Aに記憶された画像ファイル60(以下、「撮影画像ファイル」という。)のタグ領域60Bに記憶する。
次のステップ204では、再撮影が実行されたことを示す再撮影情報を上記ステップ200の処理により記録メディア42Aに記憶された画像ファイル60(以下、「再撮影画像ファイル」という。)のタグ領域60Bに記憶する。
次のステップ206では、予め定められた再撮影報知画面をLCD30により表示させ、次のステップ208にて所定情報の入力待ちを行う。図7には、本実施形態に係る再撮影報知画面の表示例が示されている。同図に示されるように、この再撮影報知画面では、ぶれが発生したために再撮影を行った旨のメッセージと、撮影画像ファイルにより示される被写体像である撮影画像(図7では「画像1」と表記。)及び再撮影画像ファイルにより示される被写体像である再撮影画像(図7では「画像2」と表記。)と、撮影画像と再撮影画像の記録として残す画像の選択を促すメッセージとが表示される。なお、このとき、撮影画像及び再撮影画像は並べて表示され、且つ、それぞれの画像の中央部(ここでは、フォーカスエリアに対応する領域)が拡大されて表示される。同図に示されるような再撮影報知画面が表示されると、ユーザは撮影画像のみを記録する場合は「画像1」を、再撮影画像のみを記録する場合は「画像2」を、撮影画像と再撮影画像の両方を記録する場合は「両方」を各々指定する。
ステップ210では、「画像1」が指定されたか否かを判定することにより、撮影画像が選択されたか否かを判定し、肯定判定された場合にはステップ212へ移行して、記録メディア42Aから上記ステップ200の処理により記録メディア42Aにて記憶された画像ファイル60を消去し、その後に本再撮影処理ルーチン・プログラムを終了する。
一方、上記ステップ210において否定判定された場合にはステップ214へ移行し、「画像2」が指定されたか否かを判定することにより、再撮影画像が選択されたか否かを判定して、肯定判定された場合にはステップ216へ移行し、記録メディア42Aから上記ステップ110の処理により記録メディア42Aに記憶された画像ファイル60を消去し、その後に本再撮影処理ルーチン・プログラムを終了する。なお、上記ステップ214において否定判定された場合には、何れの画像ファイル60も消去することなく本再撮影処理ルーチン・プログラムを終了する。
次に、図8を参照して、再生モードが設定されており、記録メディア42Aに記憶されている、ぶれが発生している撮影画像を消去する際のデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図8は、この際にCPU32により実行される撮影画像消去処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムも第1メモリ38の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ300では、記録メディア42Aに画像ファイル60が記憶されているか否かを判定し、否定判定となった場合には本撮影画像消去処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合にはステップ302へ移行して、記録メディア42Aから直近の撮影で記憶された画像ファイル60を読み出す。
次のステップ304では、上記ステップ302で読み出された画像ファイル60が撮影画像ファイルであるか否かを判定し、否定判定となった場合には本撮影画像消去処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合にはステップ306へ移行して、当該撮影画像ファイル(以下、「処理対象画像ファイル」という。)にぶれ発生情報が記憶されているか否かを判定する。
ステップ306において否定判定となった場合は後述するステップ316へ移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ308へ移行し、予め定められた画像消去指示画面をLCD30により表示させ、次のステップ310にて所定情報の入力待ちを行う。
図9には、本実施形態に係る画像消去指示画面の表示例が示されている。同図に示されるように、この画像消去指示画面では、処理対象画像ファイルにより示される撮影画像と、この撮影画像にぶれが発生した可能性が高いことを示すメッセージと、表示されている撮影画像を消去するか否かの指定を入力するためのメニューとが表示される。同図に示されるような画像消去指示画面が表示されると、ユーザは表示されている撮影画像を消去する場合は「消去する」を、消去せずに残す場合は「消去しない」を各々指定する。これに応じて上記ステップ310が肯定判定となってステップ312に移行する。
次のステップ312では、画像消去指示画面上で「消去する」が指定されたか否かを判定し、否定判定となった場合は後述するステップ316に移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ314に移行し、処理対象画像ファイルを記録メディア42Aから消去する。
次のステップ316では、記録メディア42Aに記憶されている全ての画像ファイル60について上記ステップ302〜314の処理が終了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ302に戻る一方、肯定判定となった時点で本撮影画像消去処理プログラムを終了する。なお、上記ステップ302〜316の処理を繰り返し実行する際には、それまでに処理対象としなかった画像ファイル60を処理対象とするようにする。
なお、上記ステップ104が本発明の自動合焦手段に相当し、上記ステップ114、上記ステップ122、上記ステップ124、上記ステップ200、上記ステップ210、上記ステップ212、上記ステップ214、上記ステップ216、上記ステップ312、及び上記ステップ314が本発明の制御手段に相当する。
〔第2の実施形態〕
上記第1の実施形態では、CCD14による撮像領域の中央部のみを対象として合焦制御を行うデジタルカメラ10に本発明を適用した場合の形態を例に挙げて説明したが、本第2の実施形態では、当該撮像領域全体を複数の区分領域に分割して各区分領域毎のフォーカス評価値に基づいて合焦制御を行うデジタルカメラ10に本発明を適用した場合の形態例について説明する。
本第2の実施形態に係るAF検出回路34は、CCD14による撮像領域を複数の区分領域に分割し、各区分領域毎にAF機能を働かせるために必要とされる物理量(ここでは、フォーカス評価値)を検出している。なお、本第2の実施形態に係るAF検出回路34では、一例として図10に示すように、上記撮像領域を水平方向に10分割で、垂直方向に10分割の計100分割の各区分領域毎にフォーカス評価値を検出するように構成されている。
なお、第2の実施形態に係るデジタルカメラの構成は、AF検出回路34の構成を除いて上述した第1の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1及び図2参照)と同様であるので、AF検出回路34以外の部分のここでの説明は省略し、以下、図10〜図17を参照して本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。
先ず、図11を参照して、撮影モードが設定されているときのデジタルカメラ10の作用を、本発明に特に関係する部分を含めたものとして詳細に説明する。なお、図11は、撮影モードが設定されているときに所定期間毎(本実施形態では、0.1秒毎)にCPU32により実行される撮影モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムは第1メモリ38の所定領域に予め記憶されている。また、図11における図5と同一の処理を行うステップについては図5と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
同図のステップ100において肯定判定となった場合にはステップ102に移行し、ステップ102において前述した処理を実行する。次にステップ104において前述した処理を実行する。
次のステップ106bでは、ステップ104のAF機能の実行による合焦時の各区分領域毎のフォーカス評価値を第2メモリ40に記憶させる。
次のステップ108において否定判定となった場合はステップ111に移行し、ステップ111において前述した処理を実行する。一方、ステップ108において肯定判定となった場合にはステップ110に移行し、ステップ110、ステップ112において前述した処理を実行する。次のステップ114において肯定判定となった場合はステップ118bに移行する一方、否定判定となった場合にはステップ116に移行し、前述した処理を実行する。
ステップ118bでは、AF検出回路34に対して、上記ステップ110の撮影によって記憶された画像ファイル60に基づいて、図10に示す区分領域毎のフォーカス評価値、すなわち撮影時の区分領域毎のフォーカス評価値を検出させる。
次のステップ120bでは、上記ステップ118bの処理によりAF検出回路34に対して検出させた区分領域毎のフォーカス評価値をAF検出回路34から取得し、次のステップ122bにて、上記ステップ106bの処理により記憶した撮影時の区分領域毎のフォーカス評価値を第2メモリ40から読み出した後、当該フォーカス評価値(合焦時の区分領域毎のフォーカス評価値)と、上記ステップ120bの処理により取得した区分領域毎のフォーカス評価値(撮影時の区分領域毎のフォーカス評価値)との差分値を算出する。
次のステップ124bでは、全区分領域のうちの1つでも上記ステップ122bの処理によって算出した差分値が所定値以上であるか否かを判定し、肯定判定された場合は撮影画像にぶれが発生していると見なしてステップ126bへ移行し、後述する再撮影処理ルーチン・プログラムを実行した後に本撮影モード処理プログラムを終了する一方、否定判定された場合には上記ステップ116へ移行し、前述した通常プレビューを実行した後に本撮影モード処理プログラムを終了する。
なお、本実施形態に係る撮影モード処理プログラムでは、上記所定値として、上記差分値が超えたときに撮影画像にぶれが生じたものと見なすことのできる値として予め多人数の官能試験等により得られた値を適用しているが、これに限らず、例えば、ユーザに設定させる形態等、他の形態とすることもできる。
次に、図12を参照して、本実施形態に係る再撮影処理のルーチン・プログラムについて説明する。なお、図12は、再撮影処理ルーチン・プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムも第1メモリ38の所定領域に予め記憶されている。また、図12における図6と同一の処理を行うステップについては図6と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
同図のステップ200において前述した処理を実行した後にステップ204に移行し、ステップ204において前述した処理を実行し、ステップ204の処理が終了すると、ステップ127に移行する。
ステップ127では、フォーカス評価値の差分値が所定値以上となる区分領域数が所定数以上であるか否か判定し、肯定判定された場合は撮影画像に手ぶれが発生していると見なしてステップ202bへ移行し、撮影画像に手ぶれが発生したことを示す手ぶれ発生情報を上記ステップ110の処理により記録メディア42Aに記憶された撮影画像ファイルのタグ領域60Bに記憶する。
次のステップ206bでは、予め定められた手ぶれ用再撮影報知画面をLCD30により表示させ、次のステップ208にて所定情報の入力待ちを行う。図13には、本実施形態に係る手ぶれ用再撮影報知画面の表示例が示されている。同図に示されるように、この手ぶれ用再撮影報知画面では、手ぶれが発生したために再撮影を行った旨のメッセージと、撮影画像ファイルにより示される被写体像である撮影画像(図13では「画像1」と表記。)及び再撮影画像ファイルにより示される被写体像である再撮影画像(図13では「画像2」と表記。)と、撮影画像と再撮影画像の記録として残す画像の選択を促すメッセージとが表示される。なお、このとき、撮影画像及び再撮影画像は並べて表示され、且つ、それぞれの画像の中央部(ここでは、フォーカスエリアに対応する領域)が拡大されて表示される。
上記ステップ127において否定判定された場合には撮影画像に被写体ぶれが発生していると見なしてステップ202cへ移行し、撮影画像に被写体ぶれが発生したことを示す被写体ぶれ発生情報を上記ステップ110の処理により記録メディア42Aに記憶された撮影画像ファイルのタグ領域60Bに記憶する。
次のステップ206cでは、予め定められた被写体ぶれ用再撮影報知画面をLCD30により表示させ、次のステップ208にて所定情報の入力待ちを行う。図14には、本実施形態に係る被写体ぶれ用再撮影報知画面の表示例が示されている。同図に示されるように、この被写体ぶれ用再撮影報知画面では、被写体ぶれが発生したために再撮影を行った旨のメッセージと、撮影画像ファイルにより示される被写体像である撮影画像(図13では「画像1」と表記。)及び再撮影画像ファイルにより示される被写体像である再撮影画像(図14では「画像2」と表記。)と、撮影画像と再撮影画像の記録として残す画像の選択を促すメッセージとが表示される。なお、このとき、撮影画像及び再撮影画像は並べて表示され、且つ、それぞれの画像の中央部(ここでは、フォーカスエリアに対応する領域)が拡大されて表示される。
上記ステップ206b又は上記ステップ206cの処理が終了するとステップ208に移行する。ステップ208において肯定判定された場合にはステップ210に移行し、ステップ210において肯定判定された場合にはステップ212に移行し、ステップ212において前述した処理を実行し、本再撮影処理ルーチン・プログラムを終了する。
上記ステップ210において否定判定された場合にはステップ214に移行し、ステップ214において肯定判定された場合にはステップ216に移行し、ステップ216において前述した処理を実行し、本再撮影処理ルーチン・プログラムを終了する。一方、上記ステップ214において否定判定された場合には本再撮影処理ルーチン・プログラムを終了する。なお、上記ステップ127が本発明の制御手段に相当する。
次に、図15を参照して、再生モードが設定されており、記録メディア42Aに記憶されている、ぶれが発生している撮影画像を消去する際のデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図15は、この際にCPU32により実行される撮影画像消去処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プログラムも第1メモリ38の所定領域に予め記憶されている。また、図15における図8と同一の処理を行うステップについては図8と同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
同図のステップ300において否定判定となった場合には本撮影画像消去処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合にはステップ302へ移行して前述した処理を実行する。次のステップ304において否定判定となった場合には本撮影画像消去処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合にはステップ306bに移行する。
ステップ306bでは、撮影画像ファイル(以下、「処理対象画像ファイル」という。)に被写体ぶれ発生情報又は手ぶれ発生情報が記憶されているか否かを判定する。ステップ306bにおいて否定判定となった場合は上記ステップ316へ移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ307に移行する。
ステップ307では処理対象画像ファイルに被写体ぶれ発生情報が記憶されているか否かを判定する。ステップ307において否定判定となった場合にはステップ308bへ移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ308cへ移行する。
ステップ308bでは、予め定められた手ぶれ用画像消去指示画面をLCD30により表示させ、次のステップ310にて所定情報の入力待ちを行う。
図16には、本実施形態に係る手ぶれ用画像消去指示画面の表示例が示されている。同図に示されるように、この手ぶれ用画像消去指示画面では、処理対象画像ファイルにより示される撮影画像と、この撮影画像に手ぶれが発生した可能性が高いことを示すメッセージと、表示されている撮影画像を消去するか否かの指定を入力するためのメニューとが表示される。
ステップ308cでは、予め定められた被写体ぶれ用画像消去指示画面をLCD30により表示させ、次のステップ310にて所定情報の入力待ちを行う。
図17には、本実施形態に係る被写体ぶれ用画像消去指示画面の表示例が示されている。同図に示されるように、この被写体ぶれ用画像消去指示画面では、処理対象画像ファイルにより示される撮影画像と、この撮影画像に被写体ぶれが発生した可能性が高いことを示すメッセージと、表示されている撮影画像を消去するか否かの指定を入力するためのメニューとが表示される。
ステップ308b又はステップ308cの処理が終了するとステップ310に移行し、ステップ310において肯定判定となった場合はステップ312に移行する。ステップ312において否定判定となった場合はステップ316に移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ314に移行し、前述した処理を実行する。ステップ314での処理が終了すると、ステップ316に移行する。ステップ316において否定判定となった場合はステップ302に戻る一方、肯定判定となった時点で本撮影画像消去処理プログラムを終了する。
以上詳細に説明したように、上記各実施形態によれば、撮像手段(ここでは、CCD14)により、結像レンズ(ここでは、レンズ12)を透過した被写体像が撮像されることにより当該被写体像を示す画像情報が取得され、検出手段(ここでは、AF検出回路34)により、撮像手段によって取得された画像情報に基づいて結像レンズによる合焦の度合を示す物理量(ここでは、フォーカス評価値)が検出され、自動合焦手段(ここでは、CPU32)により、検出手段によって検出された物理量に基づいて自動で合焦制御が行われ、第1記憶手段(ここでは、第2メモリ40)により、自動合焦手段による合焦時の物理量である合焦時物理量が記憶される一方、第2記憶手段(ここでは、記録メディア42A)により、自動合焦手段により合焦された状態で被写体像の撮影の実行指示が入力されたときに撮像手段により取得された画像情報が撮影画像情報として記憶され、制御手段(ここでは、CPU32)により、第1記憶手段に記憶された合焦時物理量と、撮影画像情報に基づいて検出手段により検出された物理量である撮影時物理量との比較結果に基づいて、撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したか否かが判定され、ぶれが発生したと判定された場合に、所定期間内に撮像手段により取得された画像情報が再撮影画像情報として第2記憶手段に記憶させる制御が行われるので、撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したと判定した場合に、所定期間内に再撮影を行って、被写体像のぶれがない撮影画像を得ることができる。
また、上記各実施形態によれば、前記撮影画像情報から人の顔の画像を検出する顔検出手段(ここでは、顔検出回路52)を備え、前記顔検出手段によって前記顔の画像が検出された場合に限り、前記ぶれが発生したか否かを判定しているので、人を含む被写体像についてぶれのないものを得ることができ、人の撮影を重視するユーザにとっての利便性を向上できる。
また、上記各実施形態によれば、前記ぶれが発生したか否かの判定結果を報知する報知手段(ここでは、LCD30)を備えたので、当該判定結果を把握することができ、ユーザにとっての利便性を向上できる。
また、上記第2の実施形態によれば、撮像手段(ここでは、CCD14)による撮像範囲を複数の区分領域に分割し、各区分領域毎に前記物理量を検出し、前記各区分領域毎に前記合焦時物理量と前記撮影時物理量との差分が所定値以上であるか否かを判定し、予め定められた数以上の前記区分領域における前記差分が前記所定値以上であった場合には、撮影中にデジタルカメラが揺れてしまうことによって前記撮影画像情報により示される被写体像全体がぶれる現象である手ぶれが発生したと判定し、前記予め定められた数未満の前記区分領域における前記差分が前記所定値以上であった場合には、撮影中に主要被写体が動くことによって前記撮影画像情報により示される被写体像の一部がぶれる現象である被写体ぶれが発生したと判定しているので、ユーザはぶれの種類を容易に把握することができる。
また、上記各実施形態によれば、前記再撮影画像情報を記憶させる制御が行われた場合に再撮影が実行されたことを更に報知するので、ユーザは撮影時にぶれが発生したと判定され、再撮影が実行されたことを把握することができる。
また、上記各実施形態によれば、前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像とを並べて表示する画像表示手段(ここでは、LCD30)を更に備えたので、ぶれが発生したと判定された被写体像と、ぶれが発生したとの判定に応じた再撮影により得られた被写体像とを容易に比較することができる。
また、上記各実施形態によれば、前記画像表示手段によって表示された前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像との少なくとも一方を選択するための選択指示を受け付ける受付手段(ここでは、十字カーソルボタン56D及び実行キー56F)に備え、前記受付手段によって受け付けられた前記選択指示により選択された被写体像を示す画像情報のみを前記第2記憶手段に残す制御を更に行っているので、ユーザは、ぶれが発生したと判定された被写体像と、再撮影で得た被写体像とのうち、必要な被写体像のみを選ぶことができる。つまり、2つの被写体像のうち、鮮明に写っている(ぶれの少ない又はぶれの無い)被写体像を選択して記憶することができる。
また、上記各実施形態によれば、前記撮影画像情報を前記第2記憶手段から消去するための指示を入力する入力手段(ここでは、十字カーソルボタン56D及び実行キー56F)を更に備え、前記制御手段が、前記入力手段により前記消去するための指示が入力されたとき、前記撮影画像情報を前記第2記憶手段から消去する制御を更に行うので、第2記憶手段から撮影画像情報を消去することにより、第2記憶手段から無駄な画像情報を無くすことができる。
なお、上記第2の実施形態では、撮像領域の全領域を複数の区分領域に分割する形態を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像領域の一部分を複数の区分領域に分割し、個々の区分領域毎に合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分を算出し、全区分領域に関する差分が所定値以上の場合には手ぶれが発生していると見なし、全区分領域に満たない数の区分領域に関して合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分が所定値以上の場合には被写体ぶれが発生していると見なすようにしても良い。ここで、撮像領域の一部分を複数の区分領域に分割するとしたが、撮像領域において区分領域を設定する箇所は適宜に変更可能である。例えば、矩形状の撮像領域の中央部を水平方向に6分割、垂直方向に6分割の計36分割とし、各区分領域毎にフォーカス評価値を検出するようにしても良い。この場合、36個の各区分領域毎に合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分を算出し、その36個の区分領域に関する差分が所定値以上の場合には手ぶれが発生していると判定し、36個未満の区分領域に関する差分が所定値以上の場合には被写体ぶれが発生していると判定するようにしても良い。また、撮像領域の中央部に区分領域を設けるのではなく、撮像領域の隅に区分領域を設けるようにしても良い。このように、撮像領域における区分領域を設ける位置は適宜に変更可能である。
上記第2の実施形態では、矩形状の撮像領域を100個の区分領域に分割し、個々の区分領域毎に合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分を算出し、全区分領域に関する差分が所定値以上の場合には手ぶれが発生していると見なし、全区分領域に満たない数の区分領域に関して合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分が所定値以上の場合には被写体ぶれが発生していると見なすようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、撮像領域の全領域を複数の区分領域に分割し、それらの区分領域の一部分を利用して手ぶれと被写体ぶれとを判別するようにしても良い。例えば、撮像領域を100個の区分領域に分割し、個々の区分領域毎に合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分を算出し、合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分が所定値以上の区分領域数が80以上の場合には手ぶれが発生していると見なし、合焦時のフォーカス評価値と撮影時のフォーカス評価値との差分が所定値以上の区分領域数が80未満の場合には被写体ぶれが発生していると見なすことができる。
上記の各実施形態では、撮影画像及び再撮影画像の双方において中央部が拡大されて表示される例を挙げて説明しているが、撮影画像及び再撮影画像のいずれか一方において中央部が拡大されて表示されるようにしても良い。また、画像の中央部ではなく画像の中央部以外の一部領域を拡大して表示するようにしても良い。この場合、前記一部領域をユーザによって指定するようにしても良い。
上記の各実施形態では、被写体ぶれや手ぶれが発生したことをLCD30を用いて報知するようにしたが、デジタルカメラ10に予め搭載されている再生状態を表示するためのLEDを点滅させたり、各種音声を出力するためのスピーカを利用しても良い。なお、この場合、被写体ぶれが発生したのか、あるいは手ぶれが発生したのかをユーザが識別することができるようにLEDの点滅スピードをぶれの種類毎に設定したり、スピーカから発する音声の種類もぶれの種類毎に設定することが好ましい。また、LCD30とは別個にLCDを設け、このLCDに被写体ぶれや手ぶれが発生したことを表示するようにしても良い。このように被写体ぶれや手ぶれが発生したことを報知する手段は適宜に変更可能である。
上記の各実施形態では、再撮影を実行したことをLCD30を用いて報知するようにしたが、デジタルカメラ10に予め搭載されている再生状態を表示するためのLEDを点滅させたり、各種音声を出力するためのスピーカを利用しても良い。また、LCD30とは別個にLCDを設け、このLCDに再撮影を実行したことを表示するようにしても良い。このように再撮影を実行したことを報知する形態は適宜に変更可能である。
上記の各実施形態では、再生モードにおいて、LCD30に画像とともにメッセージを表示するようにしたが、LCD30に画像を表示したときに前記メッセージを各種音声を出力するためのスピーカを利用して出力するようにしても良い。また、LCD30とは別個にLCDを設け、このLCDに前記メッセージを表示するようにしても良い。
上記の各実施形態では、Exif規格の画像ファイル60のタグ領域60Bに手ぶれ発生情報や被写体ぶれ発生情報、再撮影情報を記憶しておく場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、手ぶれ発生情報や被写体ぶれ発生情報、再撮影情報を画像ファイルのファイル名に含めておく形態や、画像ファイルとは別の電子化ファイル(一例としてテキスト・ファイル)により、対応する画像ファイルに関連付けて記憶しておく形態とすることもできる。この場合も上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記の各実施形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1、図2参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
上記の各実施形態において説明した撮影モード処理プログラム(図5及び図11参照)、再撮影処理ルーチン・プログラム(図6及び図12参照)、及び撮影画像消去処理プログラム(図8及び図15参照)の処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る撮像領域とフォーカスエリアとを示す概略図である。 実施形態に係る画像ファイルの構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る撮影モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る再撮影処理ルーチン・プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る再撮影報知画面の表示状態例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る撮影画像消去処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像消去指示画面の表示状態例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る撮像領域と区分領域とを示す概略図である。 第2の実施形態に係る撮影モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る再撮影処理ルーチン・プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る手ぶれ用再撮影報知画面の表示状態例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る被写体ぶれ用再撮影報知画面の表示状態例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る撮影画像消去処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る手ぶれ用画像消去指示画面の表示状態例を示す概略図である。 第2の実施形態に係る被写体ぶれ用画像消去指示画面の表示状態例を示す概略図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 レンズ(結像レンズ)
14 CCD(撮像手段)
30 LCD(報知手段)(画像表示手段)
32 CPU(自動合焦手段)(制御手段)
34 AF検出回路(検出手段)
40 第2メモリ(第1記憶手段)
42A 記録メディア(第2記憶手段)
52 顔検出回路(顔検出手段)
56D 十字カーソルボタン(受付手段)(入力手段)
56F 実行キー(受付手段)(入力手段)

Claims (9)

  1. 結像レンズを透過した被写体像を撮像することにより当該被写体像を示す画像情報を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記結像レンズによる合焦の度合を示す物理量を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記物理量に基づいて自動で合焦制御を行う自動合焦手段と、
    前記自動合焦手段による合焦時の前記物理量である合焦時物理量を記憶する第1記憶手段と、
    前記自動合焦手段により合焦された状態で前記被写体像の撮影の実行指示が入力されたときに前記撮像手段により取得された前記画像情報を撮影画像情報として記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前記合焦時物理量と前記撮影画像情報に基づいて前記検出手段により検出された前記物理量である撮影時物理量との比較結果に基づいて、前記撮影画像情報により示される被写体像にぶれが発生したか否かを判定し、前記ぶれが発生したと判定した場合に、所定期間内に前記撮像手段により取得された前記画像情報を再撮影画像情報として前記第2記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記撮影画像情報から人の顔の画像を検出する顔検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記顔検出手段によって前記顔の画像が検出された場合に限り、前記ぶれが発生したか否かを判定することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記制御手段による前記ぶれが発生したか否かの判定結果を報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記検出手段は、前記撮像手段による撮像範囲を複数の区分領域に分割し、各区分領域毎に前記物理量を検出し、
    前記制御手段は、前記各区分領域毎に前記合焦時物理量と前記撮影時物理量との差分が所定値以上であるか否かを判定し、予め定められた数以上の前記区分領域における前記差分が前記所定値以上であった場合には、撮影中にデジタルカメラが揺れてしまうことによって前記撮影画像情報により示される被写体像全体がぶれる現象である手ぶれが発生したと判定し、前記予め定められた数未満の前記区分領域における前記差分が前記所定値以上であった場合には、撮影中に主要被写体が動くことによって前記撮影画像情報により示される被写体像の一部がぶれる現象である被写体ぶれが発生したと判定することを特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラ。
  5. 前記報知手段は、前記制御手段により前記再撮影画像情報を記憶させる制御が行われた場合に再撮影が実行されたことを更に報知することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のデジタルカメラ。
  6. 前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像とを並べて表示する画像表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  7. 前記画像表示手段は、前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像との少なくとも一方の一部領域を拡大して表示することを特徴とする請求項6に記載のデジタルカメラ。
  8. 前記画像表示手段によって表示された前記撮影画像情報により示される被写体像と前記再撮影画像情報により示される被写体像との少なくとも一方を選択するための選択指示を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記受付手段によって受け付けられた前記選択指示により選択された被写体像を示す画像情報のみを前記第2記憶手段に残す制御を更に行うことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のデジタルカメラ。
  9. 前記撮影画像情報を前記第2記憶手段から消去するための指示を入力する入力手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記入力手段により前記消去するための指示が入力されたとき、前記撮影画像情報を前記第2記憶手段から消去する制御を更に行うことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
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