JP6460504B1 - 油中水型エマルション組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
項1.次の構成(A)〜(C)を有する、油中水型エマルション組成物、
構成(A)非架橋型シリコーン乳化剤を含まず、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー及びシリコーン油を含有し、組成物中、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーの含有量が2.5〜4質量%、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーの含有量が0.5〜1.5質量%であり、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー及びシリコーン油の合計量が12〜14質量%である、
構成(B)1,3−ブチレングリコール及びグリセリンを含む2種以上の多価アルコールを含有し、組成物中、多価アルコールの含有量が7〜9質量%である、ならびに
構成(C)無機塩及び分子量50〜300且つ炭素数1〜8の有機酸塩を含有し、組成物中、無機塩及び分子量50〜300且つ炭素数1〜8の有機酸塩の合計量が0.6〜0.8質量%である。
項2.前記乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーが、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーとジメチコンの混合物、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーとシクロペンタシロキサンとの混合物及び(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマーとジメチコンとの混合物からなる群より選択される少なくとも1種である、項1に記載の組成物。
項3.前記非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーが、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとジメチコンとの混合物及び(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとシクロペンタシロキサンとの混合物からなる群より選択される少なくとも1種である、項1または2に記載の組成物。
項4.前記シリコーン油が、ジメチコン及びシクロペンタシロキサンからなる群より選択される少なくとも1種である、項1〜3のいずれかに記載の組成物。
項5.前記1,3−ブチレングリコール及びグリセリン以外の多価アルコールが、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール及びポリプロピレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種である、項1〜4のいずれかに記載の組成物。
項6.更に、保湿剤及び美白剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、項1〜5のいずれかに記載の組成物。
構成(A)非架橋型シリコーン乳化剤を含まず、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー及びシリコーン油を含有し、組成物中、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーの含有量が2.5〜4質量%、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーの含有量が0.5〜1.5質量%であり、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー及びシリコーン油の合計量が12〜14質量%である。
構成(B)1,3−ブチレングリコール及びグリセリンを含む2種以上の多価アルコールを含有し、組成物中、多価アルコールの含有量が7〜9質量%である。
構成(C)無機塩及び分子量50〜300且つ炭素数1〜8の有機酸塩を含有し、組成物中、無機塩及び分子量50〜300且つ炭素数1〜8の有機酸塩の合計量が0.6〜0.8質量%である。
高温安定性:ガラススクリュー瓶(50mL)に、約9割の容量になるように約45gの組成物を入れ、スクリューキャップで封をして密閉する。このように密閉したガラススクリュー瓶を、45℃に設定した恒温室(インキュベータ MIR−253、三洋電機バイオメディカ社製)に入れ、3ヶ月間静置保管後、組成物の粘度、比重、外観に異常がないかどうかについて観察、評価する。
○:粘度、比重、外観のいずれにも異常がない(これを高温で粘度、比重及び外観の安定性に優れると評価する)。
△:外観に異常はないが、粘度及び/または比重に異常がある。
×:粘度、比重、外観の全てに異常がある。
試験例1
組成物の調製
表1及び2に従い各成分を混合し、実施例1〜4及び比較例1〜26の油中水型エマルション組成物を調製した。具体的には、室温(30℃)で、表に示す油相部の成分を混合して油相部の混合物を調製し、これとは別に、表に示す水相部の成分を混合して水相部の混合物を調製し、次いで、油相部の混合物と水相部の混合物とを混合して、均一になるまで撹拌し、各組成物を調製した。
調製した各組成物について、次の手順に従って、水吐き力、45℃での安定性(高温安定性)、0℃での安定性(低温安定性)を評価した。
・水吐き力:組成物0.2gを片方の手の甲に取り、人差し指で半径約1cmの円を描くように組成物を塗り広げた際の水吐きの速さと量に基づき評価した。評価は、官能評価の専門パネラー5名により、次の基準に従い行った。まず、本試験例で調製した比較例22の組成物を甲に取り、塗り広げたところ、10周以上塗り広げても十分な水分が放出されなかった。そこで、比較例22の組成物で得られた結果を基準にして、次のように評価を行った。
1点:比較例22の組成物と同じく、10周以上塗り広げても十分な水分が吐き出されない、または水分が吐き出されない。
2点:塗り広げた際、4〜9周以内に多量の水分が吐き出される。
3点:塗り広げた際、3周以内に多量の水分が吐き出される。
○:粘度、比重、外観のいずれにも異常がない(これを高温で粘度、比重及び外観の安定性に優れると評価した)。
△:外観に異常はないが、粘度及び/または比重に異常がある。
×:粘度、比重、外観の全てに異常がある。
結果を表1及び2に示す。
組成物の調製
表3に従い各成分を混合し、実施例5〜10の油中水型エマルション組成物を調製した。具体的には、室温(30℃)で、油相部の成分を混合して油相部の混合物を調製し、これとは別に水相部の成分を混合して水相部の混合物を調製し、次いで、油相部の混合物と水相部の混合物とを混合して、均一になるまで撹拌し、各組成物を調製した。
調製した各組成物について、次の手順に従って、保湿感を評価した。
・保湿感:組成物0.2gを片方の手の甲に取り、人差し指で半径約1cmの円を描くように組成物を塗布後、べたつきすぎず適度なしっとり感が得られるかどうかについて、次の基準に従い評価した。
3点:べたつかず、しっとり感を感じる。
2点:どちらかといえば、しっとり感が得られる。
1点:べたつきを強く感じる、もしくはしっとり感を感じない
パネラーの合計点から求めた平均値が、1以上1.6未満の場合を×、1.6以上2.6未満の場合を△、2.6以上〜3の場合を○とした。
結果を表3に示す。
Claims (4)
- 次の構成(A)〜(C)を有する、油中水型エマルション組成物、
構成(A)非架橋型シリコーン乳化剤を含まず、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー及びシリコーン油を含有し、組成物中、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーの含有量が2.5〜4質量%、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーの含有量が0.5〜1.5質量%であり、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマー及びシリコーン油の合計量が12〜14質量%であり、乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーが、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーとジメチコンとの混合比率(質量比)が1:2.5〜1:3.5の混合物であり、非乳化性部分架橋型シリコーンエラストマーが、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとジメチコンとの混合比率(質量比)が1:2.5〜1:3.5の混合物である、
構成(B)1,3−ブチレングリコール及びグリセリンを含む2種以上の多価アルコールを含有し、組成物中、多価アルコールの含有量が7〜9質量%である、ならびに
構成(C)無機塩及び分子量50〜300且つ炭素数1〜8の有機酸塩を含有し、組成物中、無機塩及び分子量50〜300且つ炭素数1〜8の有機酸塩の合計量が0.6〜0.8質量%である。 - 前記シリコーン油が、ジメチコン及びシクロペンタシロキサンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の組成物。
- 前記1,3−ブチレングリコール及びグリセリン以外の多価アルコールが、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール及びポリプロピレングリコールからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1または2に記載の組成物。
- 更に、保湿剤及び美白剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
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