JP2023083730A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】保存安定性、使用感にすぐれ、化粧料粉体を配合しなくても肌に塗布した後の凹凸を補正する効果のある化粧料を提供する。【解決手段】化粧料は、(A)架橋型シリコーンを含む非乳化型シリコーンポリマーと、(B)部分架橋型変性シリコーンを含む乳化型シリコーンポリマーと、(C)ポリエーテル変性シリコーンを含む乳化型シリコーンと、(D)非極性油又は極性油と、(E)水性成分と、を含む。【選択図】なし
Description
本発明は、油性成分と水性成分とを備える化粧料に関する。
油中水型乳化化粧料は、液状、クリーム状(半固形状)等の使用目的に応じた様々な化粧料が知られており、日焼け止め効果、下地効果、美白効果、保湿効果、補正効果といった皮膚に対する各種有用作用を備える化粧料が数多く上市されている。
油中水型乳化化粧料の特徴として、保湿感・落ちにくさ・補正効果が好まれることが多い。その中でも、油中水型乳化化粧料の補正効果は、顔料・着色料を配合していることが多い。その場合、日焼け止めや下地等の日中使用化粧料に応用される。しかし、これらは顔料・着色料を配合することで、補正効果が得られるものであって、油中水型乳化そのものに補正効果があるものではない。
また、油中水型乳化化粧料は、外相にシリコーンが配置されることで、べたつきにくさを実現しているが温度等の保存条件によっては、離水が起こり保存安定性に課題があった。
これまでに、優れた使用感の補正用途の半固形状の油中水型乳化化粧料に関する技術(特許文献1)や、油中水型エマルション組成物に関する技術(特許文献2)等が開示されている。
しかし、これらの技術をもってしても、保存安定性に優れ、保湿感とべたつきの無さを両立し、さらには顔料・着色料を配合せず肌の補正効果を充分に実現できる油中水型乳化化粧料を開発するには至っていないのが現状である。
本発明は、保存安定性、使用感にすぐれ、化粧料粉体を配合しなくても肌に塗布した後の凹凸を補正する効果のある化粧料を提供する。
本発明による化粧料は、
(A)架橋型シリコーンを含む非乳化型シリコーンポリマーと、
(B)部分架橋型変性シリコーンを含む乳化型シリコーンポリマーと、
(C)ポリエーテル変性シリコーンを含む乳化型シリコーンと、
(D)非極性油又は極性油と、
(E)水性成分と、
を含んでもよい。
(A)架橋型シリコーンを含む非乳化型シリコーンポリマーと、
(B)部分架橋型変性シリコーンを含む乳化型シリコーンポリマーと、
(C)ポリエーテル変性シリコーンを含む乳化型シリコーンと、
(D)非極性油又は極性油と、
(E)水性成分と、
を含んでもよい。
本発明による化粧料において、
架橋型シリコーンを2質量%以上50質量%以下で含んでもよい。
架橋型シリコーンを2質量%以上50質量%以下で含んでもよい。
本発明による化粧料において、
部分架橋型変性シリコーンを0.005質量%以上20質量%以下で含み、
ポリエーテル変性シリコーンを0.2質量%以上10質量%以下で含んでもよい。
部分架橋型変性シリコーンを0.005質量%以上20質量%以下で含み、
ポリエーテル変性シリコーンを0.2質量%以上10質量%以下で含んでもよい。
本発明による化粧料において、
架橋型シリコーンは、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー及び(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーのいずれか1つ以上を含んでもよい。
架橋型シリコーンは、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー及び(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーのいずれか1つ以上を含んでもよい。
本発明による化粧料において、
部分架橋型変性シリコーンは、(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー及び(PEG-10/ラウリルジメチコン)クロスポリマーのいずれか1つ以上を含んでもよい。
部分架橋型変性シリコーンは、(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー及び(PEG-10/ラウリルジメチコン)クロスポリマーのいずれか1つ以上を含んでもよい。
本発明による化粧料において、
ポリエーテル変性シリコーンは、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン又はビス(PEG/PPG-14/14)ジメチコンを含んでもよい。
ポリエーテル変性シリコーンは、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン又はビス(PEG/PPG-14/14)ジメチコンを含んでもよい。
本発明によれば、保存安定性、使用感にすぐれ、化粧料粉体を配合しなくても肌に塗布した後の凹凸を補正する効果のある化粧料を提供できる。
本実施の化粧料は、一例として、油中水型乳化化粧料である。本実施の化粧料は、(A)非乳化型シリコーンポリマーと、(B)乳化型シリコーンポリマー(乳化剤)と、(C)乳化型シリコーン(乳化剤)と、(D)油性成分と、(E)水性成分と、を含んでいる。
(A)非乳化型シリコーンポリマーとしては、架橋型シリコーンを用いることができる。架橋型シリコーンとしては、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等を用いることができる。
(B)乳化型シリコーンポリマーとしては、部分架橋型変性シリコーンを用いることができる。部分架橋型変性シリコーンとしては、(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG-10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等を用いることができる。
(C)乳化型シリコーンとしては、ポリエーテル変性シリコーンを用いることができる。ポリエーテル変性シリコーンとしては、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、ビス(PEG/PPG-14/14)ジメチコン、PEG-11メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG-20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG-3ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-32メチルエーテルジメチコン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等を用いることができる。
(A)非乳化型シリコーンポリマー、(B)乳化型シリコーンポリマー及び(C)乳化型シリコーンの各々は、油性成分と混合されもよい。(A)非乳化型シリコーンポリマー、(B)乳化型シリコーンポリマー又は(C)乳化型シリコーンが油性成分と混合されることで、ゲル状とすることができる。油性成分として、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、イソドデカン、ミネラルオイル、トリエチルヘキサノイン、スクワラン等を含んでもよい。このように架橋型シリコーンが油性成分と混合されることで、ゲル状とすることができる。
(D)油性成分としては、非極性油、極性油、又は非極性油及び極性油の両方を用いることができる。
非極性油としてはスクワラン、ミネラルオイル、シリコーン油、流動イソパラフィン、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、重質流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、水添ポリオレフィン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン等を用いてもよい。
極性油としては、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリエチルヘキサノイン、ジメチコン、ジカプリリルエーテル等を用いてもよい。
(E)水性成分としては、精製水の他、多価アルコール、防腐剤、増粘剤等を含んでもよい。多価アルコールとしてはグリセリン、1,3-ブチレングリコール(BG)、ジプロピレングリコール(DPG)、ペンタエリスリトール等が用いられてもよい。防腐剤としてはメチルパラベン、エチルパラベン等が用いられてもよい。増粘剤としてはキサンタンガム等が用いられてもよい。
(A)非乳化型シリコーンポリマーに含まれる架橋型シリコーンは、化粧料全体に対して、2質量%以上50質量%以下で含まれてもよい。架橋型シリコーンの含有量の下限値は、化粧料全体に対して、3質量%としてもよく、5質量%とすることが好ましく、6質量%とすることがより好ましく、7質量%とすることがさらにより好ましい。架橋型シリコーンの含有量の上限値は、化粧料全体に対して、20質量%とすることが好ましく、15質量%とすることがより好ましく、13質量%とすることがさらにより好ましい。
(B)乳化型シリコーンポリマーに含まれる部分架橋型変性シリコーンは、化粧料全体に対して、0.005質量%以上20質量%以下で含まれてもよい。部分架橋型変性シリコーンの含有量と部分架橋型変性シリコーンに混合される油性成分の含有量の合計値の下限値は、化粧料全体に対して、0.01質量%としてもよく、0.02質量%とすることが好ましく、0.15質量%とすることがより好ましく、0.3質量%とすることがさらにより好ましい。部分架橋型変性シリコーンの含有量と部分架橋型変性シリコーンに混合される油性成分の含有量の合計値の上限値は、化粧料全体に対して、15質量%としてもよく、10質量%とすることが好ましく、9.0質量%とすることがより好ましく、8.0質量%とすることがさらにより好ましく、4.0質量%とすることがさらにより一層好ましい。
(C)乳化型シリコーンに含まれるポリエーテル変性シリコーンは、化粧料全体に対して、0.2質量%以上10質量%以下で含まれてもよい。ポリエーテル変性シリコーンの含有量とポリエーテル変性シリコーンに混合される油性成分の含有量の合計値の下限値は、化粧料全体に対して、0.3質量%としてもよく、0.6質量%とすることが好ましく、1.75質量%とすることがより好ましく、2.0質量%とすることがさらにより好ましい。ポリエーテル変性シリコーンの含有量とポリエーテル変性シリコーンに混合される油性成分の含有量の合計値の上限値は、化粧料全体に対して、8.0質量%としてもよく、5.0質量%とすることが好ましく、4.5質量%とすることがより好ましく、4.0質量%とすることがさらにより好ましく、3.5質量%とすることがさらにより一層好ましい。
(D)油性成分に含まれる非極性油及び極性油は、化粧料全体に対して、0.3質量%以上10質量%以下で含まれてもよい。非極性油及び極性油の含有量の下限値は、化粧料全体に対して、0.5質量%としてもよく、1.0質量%とすることが好ましく、1.75質量%とすることがより好ましく、2.0質量%とすることがさらにより好ましい。非極性油及び極性油の含有量の上限値は、化粧料全体に対して、8.0質量%としてもよく、5.0質量%とすることが好ましく、3.0質量%とすることがより好ましく、2.5質量%とすることがさらにより好ましく、2.0質量%とすることがさらにより一層好ましい。
(E)水性成分に含まれる1,3-ブチレングリコール(BG)は、化粧料全体に対して、0質量%以上30質量%以下で含まれてもよい。なお、0質量%の場合には、1,3-ブチレングリコールは化粧料に含まれないことになる。1,3-ブチレングリコールの含有量の下限値は、5.0質量%とすることが好ましく、7.0質量%とすることがより好ましい。1,3-ブチレングリコールの含有量の上限値は、化粧料全体に対して、20質量%としてもよく、15質量%とすることが好ましく、13質量%とすることがより好ましく、10質量%とすることがさらにより一層好ましい。
(E)水性成分に含まれるジプロピレングリコール(DPG)は、化粧料全体に対して、0質量%以上30質量%以下で含まれてもよい。なお、0質量%の場合には、ジプロピレングリコールは化粧料に含まれないことになる。ジプロピレングリコールの含有量の下限値は、6.0質量%とすることが好ましく、7.0質量%とすることがより好ましい。ジプロピレングリコールの含有量の上限値は、化粧料全体に対して、20質量%としてもよく、15質量%とすることが好ましく、13質量%とすることがより好ましく、11質量%とすることがさらにより好ましく、10質量%とすることがさらにより一層好ましい。
本実施の形態による化粧料は、添加剤等の成分を含有してもよい。このような添加剤としては、前述した増粘剤及び防腐剤の他、界面活性剤、保存剤、pH調整剤、キレート剤、安定剤、刺激軽減剤、着色剤、分散剤、香料、酸化防止剤、植物抽出液、ビタミン類、アミノ酸等を挙げることができる。但し、これらは任意の成分であり、化粧料に含まれていなくてもよい。
本実施の形態の油中水型乳化化粧料は一般的な乳化物を得る調製方法により得ることができる。乳化方法としては、油相に水相を加えて、プロペラ撹拌機やパドルミキサー等の機械力を用いて乳化する方法等を例示することができる。
[実施例]
実施例及び比較例のW/Si型の乳化型化粧料は、下記で示す(A)、(B)、(C)及び(D)成分を混合加熱した油相に、(E)成分を精製水と混合加熱した水相を加え、撹拌混合して乳化後、室温付近まで撹拌冷却して油中水型乳化化粧料を得た。
(A)非乳化型シリコーンポリマー:表中では「架橋型シリコーン」として示している。
(B)乳化型シリコーンポリマー(乳化剤):表中では「部分架橋型変性シリコーン」として示している。
(C)乳化型シリコーン(乳化剤):表中では「ポリエーテル変性シリコーン」として示している。
(D)油性成分:表中では「非極性油」又は「極性油」として示している。
(E)水性成分:表中では「多価アルコール」、「防腐剤」及び「増粘剤」として示している。
実施例及び比較例のW/Si型の乳化型化粧料は、下記で示す(A)、(B)、(C)及び(D)成分を混合加熱した油相に、(E)成分を精製水と混合加熱した水相を加え、撹拌混合して乳化後、室温付近まで撹拌冷却して油中水型乳化化粧料を得た。
(A)非乳化型シリコーンポリマー:表中では「架橋型シリコーン」として示している。
(B)乳化型シリコーンポリマー(乳化剤):表中では「部分架橋型変性シリコーン」として示している。
(C)乳化型シリコーン(乳化剤):表中では「ポリエーテル変性シリコーン」として示している。
(D)油性成分:表中では「非極性油」又は「極性油」として示している。
(E)水性成分:表中では「多価アルコール」、「防腐剤」及び「増粘剤」として示している。
実施例及び比較例を示した表の「乳化の可否」では、上記製造方法により調製した各試料に対して、調製直後に乳化状態を保っていたものは良好「〇」、調製中又は調製直後に分離した場合を乳化不良「×」とした。
実施例及び比較例を示した表の「保存安定性」では、上記製造方法により調製した各試料を無色透明のガラス容器に充填して密封し、50℃の恒温槽に2か月、5℃の恒温槽に6か月静置保管した。2か月後(50℃の恒温槽)と6か月後(5℃の恒温槽)の状態を目視観察により分離の有無を評価した。評価基準は下記のとおりである。
「◎」まったく分離が見られない
「○」ごくわずかな分離(液滴)
「△」明らかな分離(分離層)
「×」著しく分離(分離層が大きい)
なお、2か月後(50℃の恒温槽)と6か月後(5℃の恒温槽)の状態において、いずれか悪い方の結果を表で示している。
「◎」まったく分離が見られない
「○」ごくわずかな分離(液滴)
「△」明らかな分離(分離層)
「×」著しく分離(分離層が大きい)
なお、2か月後(50℃の恒温槽)と6か月後(5℃の恒温槽)の状態において、いずれか悪い方の結果を表で示している。
実施例及び比較例を示した表の「官能評価」では、パネル5名に、出願人が製造販売している化粧水・美容液を塗布した後、油中水型乳化化粧料1gを用いて塗布してもらい、官能評価を実施した結果を示せいている。「官能評価」は、「重厚感(重さ)」、「さらさら感(べたつきの無さ)」、「保湿感」、「補正効果」について各項目の基準にて評価した。評価基準は下記のとおりである。
重厚感(重さ)に関し、各パネルが下記の基準で評価を行った。
「4」:重厚感がある
「3」:やや重厚感がある
「2」:やや重厚感がない(少し軽い)
「1」:重厚感がない(軽い)
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
「4」:重厚感がある
「3」:やや重厚感がある
「2」:やや重厚感がない(少し軽い)
「1」:重厚感がない(軽い)
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
使用感(塗布後のさらさら感)に関し、各パネルが下記の基準で評価を行った。
「4」:さらさら感がある
「3」:ややさらさら感がある
「2」:ややさらさら感ない(少しべたつく)
「1」:さらさら感ない(べたつく)
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
「4」:さらさら感がある
「3」:ややさらさら感がある
「2」:ややさらさら感ない(少しべたつく)
「1」:さらさら感ない(べたつく)
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
使用感(塗布後の保湿感)に関し、各パネルが下記の基準で評価を行った。
「4」:保湿感がある
「3」:やや保湿感がある
「2」:やや保湿感がない
「1」:保湿感がない
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
「4」:保湿感がある
「3」:やや保湿感がある
「2」:やや保湿感がない
「1」:保湿感がない
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
効果実感(凹凸を補正する効果の実感)に関し、各パネルが下記の基準で評価を行った。
「4」:補正効果がある
「3」:やや補正効果がある
「2」:やや補正効果がない
「1」:補正効果がない
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
「4」:補正効果がある
「3」:やや補正効果がある
「2」:やや補正効果がない
「1」:補正効果がない
そして、5名のパネルの平均値の結果から評価を行った。
「◎」:平均値が3.5以上
「〇」:平均値が2.5以上3.5未満
「△」:平均値が1.5以上2.5未満
「×」:平均値が1.5未満
実施例1乃至8では、
「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-016F」を用い、
「(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、ジメチコン」として、「信越化学工業株式会社 KSG-210」を用い、
「セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン」として、「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 90」を用い、
「スクワラン」として、「マルハニチロ株式会社 岸本特殊肝油工業所 スクワラン」を用い、「BG」として、「株式会社ダイセル 1,3ブチレングリコール(13BGUK)」を用い、
「DPG」として、「株式会社ADEKA DPG-RF」を用い、
「メチルパラベン」として、「上野製薬株式会社 メッキンス-M」を用い、
「キサンタンガム」として、「DSP五協フード&ケミカル株式会社 ラボールガムCG-SFT」を用いた。
実施例1乃至8では、「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」である「信越化学工業株式会社 KSG-016F」の含有量を変化させた。なお、「信越化学工業株式会社 KSG-016F」は、シリコーン系溶剤であるジメチコンを75重量%で含有し、架橋型シリコーンである(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーを25重量%で含有している。
「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-016F」を用い、
「(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、ジメチコン」として、「信越化学工業株式会社 KSG-210」を用い、
「セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン」として、「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 90」を用い、
「スクワラン」として、「マルハニチロ株式会社 岸本特殊肝油工業所 スクワラン」を用い、「BG」として、「株式会社ダイセル 1,3ブチレングリコール(13BGUK)」を用い、
「DPG」として、「株式会社ADEKA DPG-RF」を用い、
「メチルパラベン」として、「上野製薬株式会社 メッキンス-M」を用い、
「キサンタンガム」として、「DSP五協フード&ケミカル株式会社 ラボールガムCG-SFT」を用いた。
実施例1乃至8では、「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」である「信越化学工業株式会社 KSG-016F」の含有量を変化させた。なお、「信越化学工業株式会社 KSG-016F」は、シリコーン系溶剤であるジメチコンを75重量%で含有し、架橋型シリコーンである(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーを25重量%で含有している。
実施例9乃至23では、実施例1乃至8と同じ成分を含有させ、「(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、ジメチコン」である「信越化学工業株式会社 KSG-210」の含有量を変化させた。なお、「信越化学工業株式会社 KSG-210」は、シリコーン系溶剤であるジメチコンを75.28重量%で含有し、部分架橋型変性シリコーンである(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマーを24重量%で含有している。
実施例62乃至72では、実施例1乃至8等で用いた「架橋型シリコーン」の一種である「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」としての「信越化学工業株式会社 KSG-016F」を用いる代わりに、下記の「架橋型シリコーン」を用いた。それ以外は、実施例4と同じである。
実施例62では「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-016」を用いた。
実施例63では「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-19」を用いた。
実施例64では「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキサン」として「信越化学工業株式会社 KSG-15」を用いた。
実施例65では「(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-18A」を用いた。
実施例66では「(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-048Z」を用いた。
実施例67では「(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキサン」として信越化学工業株式会社 KSG-045Z」を用いた。
実施例68では「(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、イソドデカン」として「信越化学工業株式会社 KSG-042Z」を用いた。
実施例69では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、ミネラルオイル」として「信越化学工業株式会社 KSG-41A」を用いた。
実施例70では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、イソドデカン」として「信越化学工業株式会社 KSG-42A」を用いた。
実施例71では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、トリエチルヘキサノイン」として「信越化学工業株式会社 KSG-43」を用いた。
実施例72では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、スクワラン」として「信越化学工業株式会社 KSG-44」を用いた。
なお、各製品に含まれる組成は表9で示すとおりである。
実施例62では「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-016」を用いた。
実施例63では「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-19」を用いた。
実施例64では「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキサン」として「信越化学工業株式会社 KSG-15」を用いた。
実施例65では「(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-18A」を用いた。
実施例66では「(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KSG-048Z」を用いた。
実施例67では「(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、シクロペンタシロキサン」として信越化学工業株式会社 KSG-045Z」を用いた。
実施例68では「(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー、イソドデカン」として「信越化学工業株式会社 KSG-042Z」を用いた。
実施例69では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、ミネラルオイル」として「信越化学工業株式会社 KSG-41A」を用いた。
実施例70では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、イソドデカン」として「信越化学工業株式会社 KSG-42A」を用いた。
実施例71では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、トリエチルヘキサノイン」として「信越化学工業株式会社 KSG-43」を用いた。
実施例72では「(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、スクワラン」として「信越化学工業株式会社 KSG-44」を用いた。
なお、各製品に含まれる組成は表9で示すとおりである。
実施例73乃至76では、実施例1乃至8等で用いた「部分架橋型変性シリコーン」の一種である「(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、ジメチコン」としての「信越化学工業株式会社 KSG-210」を用いる代わりに、下記の「部分架橋型変性シリコーン」を用いた。それ以外は、実施例4と同じである。
実施例73では「(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、ミネラルオイル」として「信越化学工業株式会社 KSG-310」を用いた。
実施例74では「(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、イソドデカン」として「信越化学工業株式会社 KSG-320」を用いた。
実施例75では「(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、トリエチルヘキサノイン」として「信越化学工業株式会社 KSG-330」を用いた。
実施例76では「(PEG-10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、スクワラン」として「信越化学工業株式会社 KSG-340」を用いた。
なお、各製品に含まれる組成は表12で示すとおりである。また、「(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、シクロペンタシロキサン」として「信越化学工業株式会社 KSG-240」を用いた場合には実施例62乃至64と同様の結果を得ることができた。
実施例73では「(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、ミネラルオイル」として「信越化学工業株式会社 KSG-310」を用いた。
実施例74では「(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、イソドデカン」として「信越化学工業株式会社 KSG-320」を用いた。
実施例75では「(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、トリエチルヘキサノイン」として「信越化学工業株式会社 KSG-330」を用いた。
実施例76では「(PEG-10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、スクワラン」として「信越化学工業株式会社 KSG-340」を用いた。
なお、各製品に含まれる組成は表12で示すとおりである。また、「(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、シクロペンタシロキサン」として「信越化学工業株式会社 KSG-240」を用いた場合には実施例62乃至64と同様の結果を得ることができた。
実施例77及び78では、実施例1乃至8等で用いた「ポリエーテル変性シリコーン」の一種である「セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン」としての「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 90」を用いる代わりに、下記の「ポリエーテル変性シリコーン」を用いた。それ以外は、実施例4と同じである。
実施例77では「セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン」として「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 180」を用いた。
実施例78では「ビス(PEG/PPG-14/14)ジメチコン、ジメチコン」として「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 97S」を用いた。
実施例77では「セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン」として「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 180」を用いた。
実施例78では「ビス(PEG/PPG-14/14)ジメチコン、ジメチコン」として「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 97S」を用いた。
実施例79乃至82では、実施例1乃至8等で用いた「非極性油」の一種である「スクワラン」としての「マルハニチロ株式会社 岸本特殊肝油工業所 スクワラン」を用いる代わりに、下記の「非極性油」又は「極性油」を用いた。それ以外は、実施例4と同じである。
実施例79では「非極性油」の一種である「ミネラルオイル」として「島貿易株式会社 Carnation」を用いた。
実施例80では「極性油」の一種である「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル」として「日本サーファクタント工業株式会社 NIKKOL トリエスター F-810」を用いた。
実施例81では「極性油」の一種である「日本サーファクタント工業株式会社 NIKKOL Trifat S-308」を用いた。
実施例82では「極性油」の一種である「ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KF-96A-6CS」を用いた。
実施例79では「非極性油」の一種である「ミネラルオイル」として「島貿易株式会社 Carnation」を用いた。
実施例80では「極性油」の一種である「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル」として「日本サーファクタント工業株式会社 NIKKOL トリエスター F-810」を用いた。
実施例81では「極性油」の一種である「日本サーファクタント工業株式会社 NIKKOL Trifat S-308」を用いた。
実施例82では「極性油」の一種である「ジメチコン」として「信越化学工業株式会社 KF-96A-6CS」を用いた。
比較例1及び2では、実施例1乃至8等で用いた「架橋型シリコーン」の一種である「(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ジメチコン」としての「信越化学工業株式会社 KSG-016F」を用いる代わりに、下記の「非乳化型シリコーンポリマー」を用いた。それ以外は、実施例4と同じである。
比較例1では「(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー」として「Lubrizol Advanced Materials PemulenTM TR-1 Polymeric Emulsifier」を用いた。
比較例2では「カルボキシビニルポリマー」として「Lubrizol Advanced Materials CarbopolR 940 Polymer」を用いた。
比較例1では「(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー」として「Lubrizol Advanced Materials PemulenTM TR-1 Polymeric Emulsifier」を用いた。
比較例2では「カルボキシビニルポリマー」として「Lubrizol Advanced Materials CarbopolR 940 Polymer」を用いた。
比較例3及び4では、実施例1乃至8等で用いた「部分架橋型変性シリコーン」の一種である「(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、ジメチコン」としての「信越化学工業株式会社 KSG-210」を用いる代わりに、下記の「乳化型シリコーンポリマー」を用いた。それ以外は、実施例4と同じである。
比較例3では「(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、イソヘキサデカン、ポリソルベート80、水、オレイン酸ソルビタン」として「株式会社成和化成 SIMULGEL EG」を用いた。
比較例4では「イソステアリン酸PEG-10グリセリル」として「日本エマルジョン株式会社 EMALEX GWIS-110」を用いた。
比較例3では「(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、イソヘキサデカン、ポリソルベート80、水、オレイン酸ソルビタン」として「株式会社成和化成 SIMULGEL EG」を用いた。
比較例4では「イソステアリン酸PEG-10グリセリル」として「日本エマルジョン株式会社 EMALEX GWIS-110」を用いた。
比較例5では、実施例1乃至8等で用いた「ポリエーテル変性シリコーン」の一種である「セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン」としての「エボニックジャパン株式会社 ABIL EM 90」を用いる代わりに、「乳化型シリコーン」の一種である「PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン」として「日油株式会社 ウィルブライド S-753D」を用いた。
実施例83乃至91では、実施例1乃至8等で用いた「防腐剤」としての「メチルパラベン」と増粘剤である「キサンタンガム」を取り除いたこと以外は、実施例1乃至8と同じ材料を用いた。なお、各材料の含有量は適宜変更している。
上述した実施の形態及び実施例の記載は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎない。また、出願当初の特許請求の範囲の記載は本件特許明細書の範囲内で適宜変更することもでき、その範囲を拡張及び変更することもできる。
Claims (6)
- (A)架橋型シリコーンを含む非乳化型シリコーンポリマーと、
(B)部分架橋型変性シリコーンを含む乳化型シリコーンポリマーと、
(C)ポリエーテル変性シリコーンを含む乳化型シリコーンと、
(D)非極性油又は極性油と、
(E)水性成分と、
を含む化粧料。 - 架橋型シリコーンを2質量%以上50質量%以下で含む、請求項1に記載の化粧料。
- 部分架橋型変性シリコーンを0.005質量%以上20質量%以下で含み、
ポリエーテル変性シリコーンを0.2質量%以上10質量%以下で含む、請求項1又は2のいずれかに記載の化粧料。 - 架橋型シリコーンは、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー及び(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーのいずれか1つ以上を含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の化粧料。
- 部分架橋型変性シリコーンは、(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー、(PEG-15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー及び(PEG-10/ラウリルジメチコン)クロスポリマーのいずれか1つ以上を含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の化粧料。
- ポリエーテル変性シリコーンは、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン又はビス(PEG/PPG-14/14)を含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の化粧料。
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- 2021-12-06 JP JP2021197588A patent/JP2023083730A/ja active Pending
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