JP6459657B2 - ベルト搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

ベルト搬送装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ベルト搬送装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、トナー画像が定着された用紙を冷却する冷却装置を備えている。そして、この冷却装置は、ヒートシンクと、ヒートシンクに形成された支持面と接触する無端状のベルトと、無端状のベルトを周回させる駆動ロールと、無端状のベルトが巻き掛けられる複数の従動ロールとを備えている。この構成において、駆動ロールから伝達される駆動力によって、無端状のベルトが、ヒートシンクに形成された支持面と摺接しながら周回し、無端状のベルトと接触する用紙が冷却されながら搬送されるようになっている。
特開2009−161347号公報
ヒートシンク(機能部材)は、板状のフレーム(支持部材)に取り付けられており、駆動ロール(駆動部材)もこの支持部材に取り付けられている。これにより、駆動ロールは、この支持部材を介して、ヒートシンクに位置決めされている。
この構成において、駆動ロールから伝達される駆動力により無端状のベルトをヒートシンクの支持面と摺接させながら周回させると、周回する無端状のベルトが、ベルト幅方向にずれてしまうことがある(ベルトウォーク)。
これは、駆動ロールが一以上の部材(支持部材)を介してヒートシンクに位置決めされているため、駆動ロールとヒートシンクとの相対的な位置関係(アライメント)が、予め決められた基準の位置関係に対してずれていることが要因であると考えられる。
本発明の課題は、駆動部材が一以上の部材を介して機能部材に位置決めされている場合と比して、周回する無端状のベルトがベルト幅方向にずれるのを抑制することである。
本発明の第1態様に係るベルト搬送装置は、被搬送部材と表面で接触する無端状の無端ベルトと、前記無端ベルトと接触し、前記無端ベルトが周回するように駆動する駆動部材と、前記無端ベルトにおいて前記被搬送部材と接する部分の裏面を支持し、周回する前記無端ベルトと摺動し、前記被搬送部材に対して予め定められた機能を発揮する機能部材と、前記駆動部材を前記機能部材に直接位置決めする駆動位置決め機構と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2態様に係るベルト搬送装置は、第1態様に記載のベルト搬送装置において、前記無端ベルトを挟んで前記駆動部材と対向し、回転する対向部材と、前記対向部材を前記機能部材に直接位置決めする対向位置決め部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3態様に係るベルト搬送装置は、第1又は第2態様に記載のベルト搬送装置において、前記機能部材に直接取り付けられ、駆動源から前記駆動部材に駆動力を伝達する伝達部材を備えることを特徴とする。
本発明の第4態様に係る画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、被搬送媒体としての記録媒体に前記画像形成部で形成された画像を転写する転写部と、前記画像形成部によって画像が形成される記録媒体を搬送する第1〜第3態様の何れか1態様に記載のベルト搬送装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1態様のベルト搬送装置によれば、駆動部材が一以上の部材を介して機能部材に位置決めされている場合と比して、周回する無端状のベルトがベルト幅方向にずれるのを抑制することができる。
本発明の第2態様のベルト搬送装置によれば、対向部材が一以上の部材を介して機能部材に位置決めされている場合と比して、周回する無端状のベルトがベルト幅方向にずれるのを抑制することができる。
本発明の第3態様のベルト搬送装置によれば、駆動源から駆動部材に駆動力を伝達する伝達部材が、機能部材とは異なる部材に取り付けられている場合と比して、回転する伝達部材が駆動部材に駆動力を伝達する際に生じる異音を抑制することができる。
本発明の第4態様の画像形成装置によれば、第1〜第3態様の何れか1態様に記載のベルト搬送装置を備えていない場合と比して、装置外への記録媒体の排出位置がずれるのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた冷却部を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた冷却部を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた冷却部を一方側から示した側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた冷却部を他方側から示した拡大側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着部を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着部を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた冷却部に対する比較形態に係る冷却部を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられた定着部に対する比較形態に係る定着部を示した分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るベルト搬送装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図9に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
画像形成装置10は、電子写真方式の画像形成装置である。そして、画像形成装置10は、図7に示されるように、被搬送部材の一例としてのシート部材Pが収められる用紙ユニット12と、シート部材Pにトナー画像を形成するための主な動作を行う主動作部14とを備えている。さらに、画像形成装置10は、シート部材Pを搬送する搬送部18と、トナー画像が形成されたシート部材Pに対して後処理を行う後処理部22と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20とを備えている。
〔用紙ユニット〕
用紙ユニット12は、シート部材Pを収容する第1収容部24、第2収容部26、及び第3収容部28を備えている。
〔搬送部〕
搬送部18は、用紙ユニット12のシート部材Pを、シート部材Pの搬送経路32に沿って、用紙ユニット12から後述する転写位置T及び ニップ位置Nを通して装置外まで搬送する複数の搬送ロール(符号省略)及び 搬送ベルト36を備えている。
〔主動作部〕
主動作部14は、トナー画像を形成する画像形成部30と、画像形成部30で形成されたトナー画像を搬送されるシート部材Pに転写位置Tで転写する転写部34とを備えている。さらに、主動作部14は、シート部材Pに転写されたトナー画像をシート部材Pにニップ位置N(図6参照)で定着するベルト搬送装置の一例としての定着部40を備えている。なお、定着部40については、後述する要部構成で詳細を説明する。
〔後処理部〕
後処理部22は、画像が形成されたシート部材Pを冷却するベルト搬送装置の一例としての冷却部60と、シート部材Pの湾曲を矯正する矯正部58と、シート部材Pに形成された画像を検査する画像検査部56と、を備えている。なお、冷却部60については、後述する要部構成で詳細を後述する。
(要部構成)
次に、定着部40、及び冷却部60について説明する。
〔定着部〕
定着部40は、図6に示されるように、シート部材Pに転写されたトナー画像を加熱する加熱ベルト機構120と、搬送されるシート部材Pを加熱ベルト機構120の定着ベルト126に向けて加圧する駆動部材の一例としての加圧ロール124とを備えている。
加熱ベルト機構120は、無端ベルトの一例としての定着ベルト126と、装置奥行方向に延びる機能部材の一例としての定着パッド128と、2個の従動ロール130、132とを備えている。そして、定着ベルト126は、定着パッド128、及び2個の従動ロール130、132に巻き掛けられている。
この定着パッド128は、2個の従動ロール130、132に比して、下方側に配置され、装置奥行方向から見て、定着パッド128、従動ロール130、及び従動ロール132は、逆三角形を構成するように配置されている。そして、定着パッド128は、逆三角形の下端部の頂点を構成する位置に配置されている。
さらに、定着パッド128の内部には、加熱源であるハロゲンランプ138が配置され、従動ロール130の内部には、加熱源であるハロゲンランプ140が配置され、従動ロール132の内部には、加熱源であるハロゲンランプ142が配置されている。
また、定着パッド128には、定着ベルト126において巻き掛けられた部分の裏面(シート部材Pと接触する面とは反対側の面)を支持する支持面128Aが形成されている。この支持面128Aは、装置奥行方向から見て、定着ベルト126側に突出する湾曲状とされている。
ここで、図5には、図6のS3−S3線断面図が示されている。なお、図5においては、加圧ロール124の構成が容易に分かるように加圧ロール124を側面図として示している。
加圧ロール124は、図5、図6に示されるように、定着ベルト126を挟んで定着パッド128の反対側に配置されている。そして、加圧ロール124は、円柱状の軸部材124Aと、内部に軸部材124Aが貫通する弾性部材で形成されたロール部124Bと、軸部材124Aの両端側の部分に取り付けられる一対の軸受124Cとを備えている。また、軸部材124Aの一端側(図中右側)の部分には、図示せぬモータから駆動力が伝達されるギア148が取り付けられている。
さらに、加圧ロール124を定着パッド128に位置決めする駆動位置決め部材の一例としての位置決め機構150が設けられている。
位置決め機構150は、図5に示されるように、定着パッド128と一体的に形成された位置決め部128Cと、軸部材124Aに取り付けられた軸受124Cを位置決め部78Cに向けて付勢するスプリング154とを備えている。
位置決め部128Cは、定着パッド128の装置奥行方向の両端側であって、かつ、定着ベルト126の外側の部分から軸受124C側に夫々突出して形成されており、位置決め部128Cの端面129は、軸受124Cの外周形状に沿った円弧状とされている(図6参照)。
また、スプリング154は、軸受124C毎に設けられ、軸受124Cを挟んで位置決め部128Cの反対側に配置されている。そして、スプリング154の一端が軸受124Cに接触し、スプリング154の他端がフレーム155に支持されている。
この構成において、夫々のスプリング154が、軸受124Cを位置決め部128Cに付勢することで、加圧ロール124が、定着パッド128に直接位置決めされるようになっている。つまり、直接位置決めされるとは、加圧ロール124を構成する軸受124Cが定着パッド128を構成する位置決め部128Cに接触することで、加圧ロール124が定着パッド128に位置決めされることである。
なお、位置決めされた状態で、ロール部124Bは、定着ベルト128を介して定着パッド128によって押圧され、弾性変形している。
また、加圧ロール124と定着パッド128との間で、定着ベルト126を挟み込むようになっており、図示せぬモータからの駆動力によって加圧ロール124が定着ベルト126を駆動するようになっている。また、定着ベルト126が周回する際に、定着パッド128の支持面128Aが、定着ベルト126においてシート部材Pと接する部分を含む裏面と摺動するようになっている。
さらに、定着パッド128、従動ロール130、及び従動ロール132によって、定着ベルト126が加熱されるようになっている。そして、定着ベルト126と加圧ロール124との間で、定着部40が、トナー画像が転写されたシート部材Pを搬送することで、定着部40がシート部材Pを加熱・加圧して、トナー画像をシート部材Pに定着するようになっている。このように、定着パッド128は、シート部材Pに対して定着ベルト126を介して熱を伝達する機能を発揮するようになっている。
〔冷却部〕
冷却部60は、図3に示されるように、シート部材Pの熱を吸収する吸熱装置70と、シート部材Pを吸熱装置70に押し付ける押付装置72とを備えている。そして、吸熱装置70は、搬送経路32に対して上方側に配置され、押付装置72は、搬送経路32に対して下方側に配置されている。
[吸熱装置]
吸熱装置70は、無端状の無端ベルト82と、無端ベルト82を周回させる駆動部材の一例としての駆動ロール84と、複数の従動ロール86と、無端ベルト82の内部に配置されている機能部材の一例としての放熱用のヒートシンク74とを備えている。さらに、吸熱装置70は、ヒートシンク74を放熱するためのファン80を備えている。
〈無端ベルト・駆動ロール・従動ロール〉
無端ベルト82は、外周面でシート部材Pと接触するようになっている。
駆動ロール84は、ヒートシンク74に対してシート部材Pの搬送方向(以下「シート搬送方向」)の下流側に配置され、駆動ロール84には、無端ベルト82が巻き掛けられている。
ここで、図1には、図3のS1−S1線断面図が示されている。なお、図1においては、駆動ロール84の構成が容易に分かるように駆動ロール84を平面図として示している。
駆動ロール84は、図1に示されるように、円柱状の軸部材84Aと、内部に軸部材84Aが貫通するロール部84Bと、軸部材84Aの両端側の部分に配置される一対の軸受84Cとを備えている。また、軸部材84Aの一端側(図中上側)の部分には、図示せぬモータから駆動力が伝達されるギア92が取り付けられている。そして、駆動ロール84は、図示せぬモータからの駆動力によって無端ベルト82に駆動するようになっている。
従動ロール86は、図3に示されるように、本実施形態では、4個設けられ、夫々の従動ロール86には、無端ベルト82が巻き掛けられている。また、従動ロール86Aが、駆動ロール84に対して無端ベルト82の周回方向(図中矢印方向、反時計方向)の下流側に配置されている。
さらに、従動ロール86A、従動ロール86B、従動ロール86C、及び従動ロール86Dが、無端ベルト82の周回方向においてこの順番で配置されている。そして、従動ロール86Dは、ヒートシンク74に対してシート搬送方向の上流側に配置されている。
なお、本実施形態では、従動ロール86Bは、所謂ステアリングロールとされており、従動ロール86Bの回転軸方向が、周回する無端ベルト82のベルト幅方向の位置に応じて傾斜するようになっている。
〈ヒートシンク・ファン〉
ヒートシンク74は、板面が装置幅方向を向いた複数の放熱板76Aを含んで構成される放熱部76と、放熱部76の下方側に取り付けられる伝熱ブロック78とを備えている。伝熱ブロック78は、放熱部76と無端ベルト82との間に配置され、無端ベルト82を介してシート部材Pから受け取った熱を放熱部76に伝達するようになっている。
伝熱ブロック78は、アルミニウムを用いて形成され、伝熱ブロック78には、無端ベルト82の裏面(シート部材Pと接触する面とは反対側の面)を支持する支持面78Aが形成されている。
支持面78Aは、装置奥行方向から見て、無端ベルト82側に突出する湾曲状され、周回する無端ベルト82においてシート部材Pと接する部分の裏面と摺動しながら無端ベルト82を支持するようになっている。そして、無端ベルト82において支持面78Aに支持されている部分が、搬送経路32の一部を規定している。
ファン80は、放熱部76に対して装置奥行方向の奥側(図3の紙面裏側)に配置されており、隣り合う放熱板76Aの間に空気を送り込み、放熱部76を冷却するようになっている。
〈位置決め機構〉
また、冷却部60には、駆動ロール84をヒートシンク74に位置決めする駆動位置決め機構の一例としての位置決め機構90が設けられている。
位置決め機構90は、図1に示されるように、伝熱ブロック78に一体的に形成された位置決め部78Bと、軸部材84Aに取り付けられた軸受84Cを位置決め部78Bに向けて付勢するスプリング94とを備えている。
位置決め部78Bは、伝熱ブロック78の装置奥行方向の両端側の部分から軸受84C側に夫々突出して形成されており、位置決め部78Bの端面79は、軸受84Cの外周形状に沿った円弧状とされている(図3参照)。
また、スプリング94は、軸受84C毎に設けられ、軸受84Cを挟んで位置決め部78Bの反対側に配置されている。そして、スプリング94の一端が軸受84Cに接触し、スプリング94の他端がフレーム95に支持されている。
この構成において、夫々のスプリング94が、軸受84Cを位置決め部78Bに夫々付勢することで、駆動ロール84が、ヒートシンク74に直接位置決めされるようになっている。つまり、直接位置決めされるとは、駆動ロール84を構成する軸受84Cがヒートシンク74を構成する位置決め部78Cに接触することで、駆動ロール84がヒートシンク74に位置決めされることである。
さらに、図示せぬ駆動源からの駆動力を、ギア92を介して駆動ロール84に伝達する伝達部材の一例としての伝達ギア96が、図1、図4に示されるように、複数設けられている。そして、この複数の伝達ギア96は、伝熱ブロック78において装置奥行方向の奥側の面に、直接取り付けられている。つまり、直接取り付けられているとは、伝達ギア96を構成する軸部材が、伝熱ブロック78に支持されていることである。
[押付装置]
押付装置72は、図3に示されるように、無端状の無端ベルト102と、無端ベルト102を周回させる対向部材の一例としての対向ロール104と、複数の従動ロール106とを備えている。
〈無端ベルト・対向ロール・従動ロール〉
無端ベルト102は、外周面でシート部材Pと接触し、シート部材Pを吸熱装置70側に押し付けるようになっている。
ここで、図2には、図3のS2−S2線断面図が示されている。なお、駆動ロール84、及び 対向ロール104の構成が容易に分かるように駆動ロール84、及び 対向ロール104を側面図として示している。
対向ロール104は、図2に示されるように、無端ベルト82、102を挟んで駆動ロール84と対向して配置されている。さらに、対向ロール104は、円柱状の軸部材104Aと、内部に軸部材104Aが貫通する弾性部材で形成されたロール部104Bと、軸部材104Aの両端側の部分に配置される一対の軸受104Cとを備えている。また、軸部材104Aの一端側(図中右側)の部分には、図示せぬモータから駆動力が伝達されるギア112が取り付けられている。そして、対向ロール104は、図示せぬモータからの駆動力が伝達されて回転するようになっている。
従動ロール106は、図3に示されるように、本実施形態では、4個設けられ、夫々の従動ロール106には、無端ベルト102が巻き掛けられている。また、従動ロール106Aが、対向ロール104に対して無端ベルト82の周回方向(時計方向)の下流側に配置されている。そして、従動ロール106A、従動ロール106B、従動ロール106C、及び従動ロール106Dが、無端ベルト102の周回方向においてこの順番で配置されている。
そして、夫々の従動ロール106が周回する無端ベルト82と接触しながら従動回転することで、無端ベルト82の周回経路の一部が規定されるようになっている。また、従動ロール106Dに巻き掛けられた部分と対向ロール104に巻き掛けられた部分の間の無端ベルト102が、搬送経路32の一部を規定し、無端ベルト82の一部と接触している。さらに、対向ロール104は、無端ベルト102の周速度が、無端ベルト82の周速度と同様の周速度になるように、無端ベルト102を周回させるようになっている。
なお、本実施形態では、従動ロール106Bは、所謂ステアリングロールとされており、従動ロール106Bの回転軸方向が、周回する無端ベルト102のベルト幅方向の位置に応じて傾斜するようになっている。
〈位置決め機構〉
また、冷却部60には、対向ロール104をヒートシンク74に位置決めする対向位置決め機構の一例としての位置決め機構110が設けられている。
位置決め機構110は、図2、図3に示されるように、伝熱ブロック78に一体的に形成される位置決め部78Cと、対向ロール104の軸部材104Aに取り付けられた軸受104Cを位置決め部78Cに向けて付勢するスプリング114とを備えている。
位置決め部78Cは、伝熱ブロック78の装置奥行方向の両端側の部分から軸受104C側に夫々突出して形成されており、位置決め部78Cの端面81は、軸受104Cの外周形状に沿った円弧状とされている(図3参照)。
また、スプリング114は、軸受104C毎に設けられ、軸受104Cを挟んで位置決め部78Cの反対側に配置されている。そして、スプリング114の一端が軸受104Cに接触し、スプリング114の他端がフレーム115に支持されている。
この構成において、夫々のスプリング114が、軸受104Cを位置決め部78Cに夫々付勢することで、対向ロール104が、ヒートシンク74に直接位置決めされるようになっている。つまり、直接位置決めされるとは、対向ロール104を構成する軸受104Cがヒートシンク74を構成する位置決め部78Cに接触することで、対向ロール104がヒートシンク74に位置決めされることである。
この構成において、図3に示されるように、無端ベルト82において伝熱ブロック78の支持面78Aに支持される部分と、無端ベルト102において従動ロール106Dに巻き掛けられた部分と対向ロール104に巻き掛けられた部分との間のが接触するようになっている。そして、図示せぬモータからの駆動力が伝達されて駆動ロール84が回転すると、無端ベルト82が周回するようになっている。また、図示せぬモータからの駆動力が伝達されて対向ロール104が回転すると、無端ベルト82と同様の周速度で無端ベルト102が周回するようになっている。
そして、無端ベルト82と無端ベルト102との間で、トナー画像が定着されたシート部材Pが搬送されることで、定着部40によって加熱されたシート部材Pの熱が、ヒートシンク74によって吸収され、シート部材Pが冷却されるようになっている。このように、ヒートシンク74は、無端ベルト102を介してシート部材Pの熱を吸収し、シート部材を冷却する機能を発揮するようになっている。
(要部構成の作用)
次に、定着部40の作用と、冷却部60の作用とについて説明する。
〔定着部〕
先ず、本実施形態に係る定着部40に対する比較形態に係る定着部300について説明する。比較形態に係る定着部300の構成については、本実施形態の定着部40と異なる部分を主に説明する。
比較形態に係る定着部300では、図9に示されるように、定着部300の定着パッド302は、定着部300に対して装置奥行方向の奥側に配置された支持板304に形成された取付孔304Aに図示せぬ支持手段で位置決めされて支持されている。また、加圧ロール124に備えられた一方側の軸受124Cは、支持板304に形成された取付孔304Bに図示せぬ支持手段で位置決めされて支持されている。このように、比較形態の定着部300では、加圧ロール124が支持板304を介して定着パッド302に位置決めされている。
一方、本実施形態に係る定着部40では、前述したように、加圧ロール124が、定着パッド128に直接位置決めされている。このため、加圧ロール124と定着パッド128との相対的な位置関係が、比較形態に係る定着部300と比して、予め決められた基準の位置関係に対してずれるのが抑制されている。
〔冷却部〕
先ず、本実施形態に係る冷却部60に対する比較形態に係る冷却部350について説明する。比較形態に係る冷却部350の構成については、本実施形態の冷却部60と異なる部分を主に説明する。
比較形態に係る冷却部350では、図8に示されるように、ヒートシンク352は、冷却部350に対して装置奥行方向の奥側に配置された支持板354に形成された取付孔354Aに図示せぬ支持手段で位置決めされて支持されている。また、駆動ロール84に備えられた一方側の軸受84Cは、支持板354に形成された取付孔354Bに図示せぬ支持手段で位置決めされて支持されている。さらに、対向ロール104に備えられた一方側の軸受104Cは、支持板354に形成された取付孔354Cに図示せぬ支持手段で位置決めされて支持されている。
このように、比較形態の冷却部350では、駆動ロール84が支持板354を介してヒートシンク352に位置決めされている。同様に、対向ロール104が支持板354を介してヒートシンク352に位置決めされている。
一方、本実施形態に係る冷却部60では、前述したように、駆動ロール84が、ヒートシンク74に直接位置決めされている。このため、駆動ロール84とヒートシンク74との相対的な位置関係が、比較形態に係る冷却部350と比して、予め決められた基準の位置関係に対してずれているのが抑制されている。
同様に、本実施形態に係る冷却部60では、対向ロール104が、ヒートシンク74に直接位置決めされている。このため、対向ロール104とヒートシンク74との相対的な位置関係が、比較形態に係る冷却部350と比して、予め決められた基準の位置関係に対してずれているのが抑制されている。
また、ギア92を介して駆動ロール84に駆動力を伝達する伝達ギア96は、ヒートシンク74に備えられた伝熱ブロック78に直接取り付けられている。そして、前述したように、本実施形態に係る冷却部60では、駆動ロール84が、ヒートシンク74に直接位置決めされている。このため、ギア92と伝達ギア96との相対的な位置関係が、比較形態に係る冷却部350と比して、予め決められた基準の位置関係に対してずれているのが抑制されている。
(まとめ)
〔定着部〕
定着部40においては、前述したように、比較形態に係る定着部300と比して、加圧ロール124と定着パッド128との相対的な位置関係が、予め決められた基準の位置関係に対してずれているのが抑制されている。これにより、定着部40においては、比較形態に係る定着部300と比して、周回する定着ベルト126がベルト幅方向にずれるのが抑制される。
画像形成装置10においては、定着部40において定着ベルト126がベルト幅方向にずれるのが抑制されることで、比較形態と比して、シート部材Pがベルト幅方向にずれて搬送されるのが抑制される。
〔冷却部〕
冷却部60においては、前述したように、駆動ロール84とヒートシンク74との相対的な位置関係が、比較形態に係る冷却部350と比して、予め決められた基準の位置関係に対してずれているのが抑制されている。これにより、冷却部60においては、比較形態に係る冷却部350と比して、周回する無端ベルト82がベルト幅方向にずれるのが抑制される。
また、冷却部60においては、前述したように、対向ロール104とヒートシンク74との相対的な位置関係が、比較形態に係る冷却部350と比して、予め決められた基準の位置関係に対してずれているのが抑制されている。ここで、駆動ロール84に近い位置に配置されている対向ロール104の位置精度は、駆動ロール84に対して遠い位置に配置されている他のロールの位置精度と比して、ベルトずれに寄与する寄与度が高い。これにより、冷却部60においては、比較形態に係る冷却部350と比して、周回する無端ベルト82がベルト幅方向にずれるのがさらに抑制される。
また、冷却部60においては、前述したように、ギア92と伝達ギア96との相対的な位置関係が、予め決められた基準の位置関係に対してずれているのが抑制されている。これにより、冷却部60においては、比較形態に係る冷却部350と比して、回転するギア92と伝達ギア96との間で生じる異音が抑制される。
画像形成装置10においては、比較形態と比して、冷却部60において無端ベルト82がベルト幅方向にずれるのが抑制されることで、装置外へのシート部材Pの排出位置がずれるのを抑制することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、対向ロール104は所謂駆動ロールであったが、所謂従動ロールであってもよい。
また、上記実施形態では、無端ベルト102を用いてシート部材Pを、無端ベルト82に接触させたが、複数のロールを用いてシート部材Pを無端ベルト82に接触させてもよい。
また、上記実施形態では、冷却部60は、無端ベルト82、102を挟んで駆動ロール84と対向して配置されている対向ロール104を備えたが、特に対向ロール104を備えていなくてもよい。
また、上記実施形態では、伝達部材としてギアを用いたが、ベルト等であってもよい。
また、上記実施形態では、ベルト搬送機構として、定着部40と冷却部60とを用いて説明したが、どちらか一方であってもよい。
10 画像形成装置
30 画像形成部
34 転写部
40 定着部(ベルト搬送装置)
60 冷却部(ベルト搬送装置)
74 ヒートシンク(機能部材の一例)
78A 支持面
82 無端ベルト
84 駆動ロール(駆動部材の一例)
90 位置決め機構(駆動位置決め機構の一例)
96 伝達ギア(伝達部材の一例)
104 対向ロール(対向部材の一例)
110 位置決め機構(対向位置決め機構の一例)
124 加圧ロール(駆動部材の一例)
126 定着ベルト(無端ベルトの一例)
128 定着パッド(機能部材の一例)
128A 支持面
150 位置決め機構(駆動位置決め機構の一例)

Claims (3)

  1. 被搬送部材と表面で接触する無端状の無端ベルトと、
    前記無端ベルトと接触し、前記無端ベルトが周回するように駆動する駆動部材と、
    前記無端ベルトにおいて前記被搬送部材と接する部分の裏面を支持し、周回する前記無端ベルトと摺動し、前記被搬送部材に対して予め定められた機能を発揮する機能部材と、
    前記駆動部材を前記機能部材に直接位置決めする駆動位置決め機構と、
    前記無端ベルトを挟んで前記駆動部材と対向し、回転する対向部材と、
    前記対向部材を前記機能部材に直接位置決めする対向位置決め部材と、
    を備えるベルト搬送装置。
  2. 被搬送部材と表面で接触する無端状の無端ベルトと、
    前記無端ベルトと接触し、前記無端ベルトが周回するように駆動する駆動部材と、
    前記無端ベルトにおいて前記被搬送部材と接する部分の裏面を支持し、周回する前記無端ベルトと摺動し、前記被搬送部材に対して予め定められた機能を発揮する機能部材と、
    前記駆動部材を前記機能部材に直接位置決めする駆動位置決め機構と、
    前記機能部材に直接取り付けられ、駆動源から前記駆動部材に駆動力を伝達する伝達部材と、
    を備えるベルト搬送装置。
  3. 画像を形成する画像形成部と、
    被搬送媒体としての記録媒体に前記画像形成部で形成された画像を転写する転写部と、
    前記画像形成部によって画像が形成される記録媒体を搬送する請求項1又は2に記載のベルト搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
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