JP6459619B2 - 媒体収納庫及び媒体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は媒体収納庫及び媒体処理装置に関するものであり、例えば、収納している紙幣の量に応じて移動するステージを有する紙幣カセットに適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置は、顧客に出金する紙幣や、顧客から入金された紙幣などを金種ごとに収納する紙幣カセットを有している。
紙幣カセットには、紙幣を収納する収納空間と、収納空間に収納している紙幣の量に応じて収納空間内を移動するステージが設けられ、現金自動取引装置は、このステージの位置を検知することで、ステージが紙幣カセットの排出口に最も近い位置にあり紙幣が無い状態(これをエンドと呼ぶ)や、ステージが排出口から少し離れた位置にあり紙幣の量が少ない状態(これをニアエンドと呼ぶ)、ステージが排出口から最も離れた位置にあり紙幣が満杯である状態(これをフルと呼ぶ)などを検出できるようになっている(例えば特許文献1及び2参照)。
ステージの位置を検知する検知部は、例えば、ステージとともに移動する遮光部としてのステージディテクタと、このステージディテクタの移動方向(すなわちステージの移動方向)と直交する方向に光軸を形成する光センサとで構成される。
検知部は、光センサの光軸の位置と、光センサの光軸がステージディテクタによって遮られているかどうかとによって、ステージの位置を検知する。したがって、例えば、光センサの1本の光軸を、紙幣カセットの排出口から少し離れた位置に配置すれば、検知部では、この1本の光軸がステージディテクタによって遮られたときに、ステージが紙幣カセットの排出口から少し離れた位置にあること、すなわちニアエンドの位置にあることを検知できる。
特願2012−46301号公報 特願2012−53637号公報
ところで、従来の検知部を用いて、ステージが収納空間の所定の範囲内に位置していることを検知しようとすると、ステージがこの範囲内に位置する間、常に、ステージディテクタが光センサの1本の光軸を遮り続けなくてはならない。したがって、例えばエンド位置からニアエンド位置までの範囲内にステージが位置していることを検知する為には、検知部として、エンド位置からニアエンド位置までの距離以上の長さでなるステージディテクタが必要となってくる。
しかしながら、実際、紙幣カセットのサイズによっては、エンド位置からニアエンド位置までの距離以上の長さでなるステージディテクタを内部に設けることができない場合があり、この場合、ステージがエンド位置からニアエンド位置までの範囲内に位置しているかどうかを検知することはできない。
このように、従来の紙幣カセットでは、ステージが所定の範囲内に位置していることを検知する為には、ステージディテクタ(遮光部)の長さを、この範囲以上の長さにしなければならないという問題を有していた。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ステージが所定の範囲内に位置していることを、この範囲よりも短い遮光部を用いても検知できるようにした媒体収納庫及び媒体処理装置を提案するものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、装置に装着され、当該装置で取り扱う媒体を収納する収納空間を有する媒体収納庫に、前記収納空間内を前記媒体の収納量に応じて移動可能なステージと、前記装置に設けられた第1の発光部から発せられた光を、前記装置に設けられ前記第1の発光部から前記ステージの移動方向に離れた位置にある第1の受光部へと反射する第1の反射部と、前記ステージと一体に移動する遮光部とを設け、前記第1の反射部は、光が入射される入射面と光を出射する出射面とを有するプリズムでなり、前記第1の発光部から前記入射面に入射された光を、前記プリズム内を通して、前記出射面から前記第1の受光部へ出射し、前記遮光部は、移動方向の長さが、前記第1の発光部及び前記第1の受光部と前記第1の反射部との間に形成される数の光軸の光軸間の距離以上でなり、前記ステージが前記収納空間内の当該収納空間内に収納されている前記媒体が所定枚数以下のときのステージ位置であるニアエンド位置から、前記収納空間内に前記媒体が無いときのステージの位置であるエンド位置までの範囲内に位置するときに、常に前記数の光軸のうちの少なくとも1本を遮るようにした。
本発明は、遮光部の移動方向の長さを、第1の発光部及び第1の受光部と第1の反射部との間に形成される数の光軸の光軸間の距離以上とし、ステージが収納空間内のニアエンド位置からエンド位置までの範囲内に位置するときに、常に遮光部が数の光軸のうちの少なくとも1本を遮るようにした。これにより、最大で、遮光部の移動方向の長さに光軸間の距離を足した長さでなる範囲内に、ステージが位置しているかどうかを検知できる。
本発明によれば、ステージが収納空間内のニアエンド位置からエンド位置までの範囲内にあることを、この範囲の長さよりも短い遮光部を用いても検知できる媒体収納庫及び媒体処理装置を実現できる。
紙幣出金機の構成を示す側面図である。 紙幣カセットの構成を示す図である。 紙幣カセットの動作を示す図である。 繰り出しローラを逆回転させて残留紙幣を元の位置に戻すときの動作を示す図である。 ステージ位置検知センサの発光部及び受光部とプリズムとの間に形成される光軸間の距離と、ステージディテクタの長さと、ステージの位置を検知する範囲との関係を示す図である。 他の実施の形態によるプリズムを複数設けた構成及びプリズムの代わりにミラーを設けた構成を示す図である。 他の実施の形態による紙幣カセットの構成を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.紙幣出金機の構成]
図1に模式的な側面図を示すように、紙幣出金機1は、例えば金融機関等に設置され、利用者(すなわち金融機関の顧客)の操作に応じて紙幣を出金するようになっている。この紙幣出金機1は、大きく分けて下側の収納ユニット2及び上側の束搬送ユニット3により構成されており、さらに全体を制御する制御部4が組み込まれている。
以下では、紙幣出金機1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
収納ユニット2は、直方体状の収納筐体10を有し、この収納筐体10に、紙幣に関する種々の処理を行う複数の部分が組み込まれている。具体的には、収納筐体10に、複数(例えば4個)の紙幣カセット11(11A〜11D)を装着可能なカセット装着部12と、搬送部13と、鑑別部14と、切替部15と、集積部16と、リジェクトカセット17とが設けられている。
収納筐体10は、上側の一部と後側の一部を除く部分がカセット装着部12となっている。このカセット装着部12に、4個の紙幣カセット11が上下方向に並ぶようにして装着される。
各紙幣カセット11は、内部に収納空間が設けられ、この収納空間内に紙幣を前後方向に重ねるように集積した状態で収納する。また、各紙幣カセット11の内部には、収納空間内に収納されている紙幣の量に応じて、収納空間内を移動するステージ19が設けられている。
また、図中省略しているが、カセット装着部12には、各紙幣カセット11の収納空間内のステージ19の位置を検知するステージ位置検知センサが設けられている。各ステージ位置検知センサの検知結果は、制御部4に送られる。制御部4は、各ステージ位置検知センサから送られてくる検知結果をもとに、各紙幣カセット11に収納されている紙幣の量を把握するようになっている。
搬送部13は、図示しないローラやベルト、或いはこれらを駆動するモータ等により、紙幣を搬送する経路である搬送路を構成している。この搬送路は、カセット装着部12に装着された各紙幣カセット11と接続されている。
鑑別部14は、搬送路の途中に設けられている。この鑑別部14は、搬送される紙幣の金種や走行状態等を鑑別し、その鑑別結果を制御部4へ供給する。制御部4は、得られた鑑別結果を基に、各紙幣カセット11から排出された紙幣のうち、出金すべき正常な紙幣の搬送先を集積部16に、出金すべきでない紙幣(以下これをリジェクト紙幣と呼ぶ)の搬送先をリジェクトカセット17に、それぞれ決定する。
切替部15は、集積部16とリジェクトカセット17との間に設けられ、制御部4の制御に基づき、搬送部13によって搬送されてきた紙幣の進行方向を、集積部16又はリジェクトカセット17に切り替える。
集積部16は、カセット装着部12より上側に位置しており、内部に紙幣を集積するための集積空間を形成している。この集積部16は、切替部15から搬送され放出部16Rにより集積空間内へ放出された紙幣を、ステージ16T上に集積させることができる。さらに集積部16は、ステージ16T上に集積させた紙幣を、集積部16の上側に位置する束搬送ユニット3へ繰り出すことができるようにもなっている。
リジェクトカセット17は、集積部16の前側に位置しており、内部に紙幣を収納する収納部を有している。リジェクトカセット17は、切替部15から搬送され放出部17Rにより収納部内へ放出された紙幣(すなわちリジェクト紙幣)を収納することができる。さらに、リジェクトカセット17は、リジェクトカセット17の上側に位置する束搬送ユニット3から落とされる、顧客が取り忘れた紙幣を収納部内に収納することができるようにもなっている。
一方、束搬送ユニット3は、直方体状の束搬送筐体20内に、紙幣を束ねた状態で搬送して出金口21から排出するための種々の機構が設けられている。
紙幣出金機1は、このような構成でなり、図示しない操作部により利用者から出金の指示及び出金額を受け付けると、制御部4の制御に基づいて、出金処理を行うようになっている。
[2.紙幣カセットの構成]
ここで、紙幣カセット11の構成について詳しく説明する。尚、紙幣カセット11A〜11Dは、同一の構成である為、ここでは紙幣カセット11Aについて説明する。
図2(A)及び(B)に、カセット装着部12に装着された状態の紙幣カセット11Aの内部構造を示す。尚、図2(A)には、紙幣カセット11Aとともに、紙幣カセット11Aの外部(カセット装着部12)に設けられたステージ位置検知センサ30と、紙幣有無検知センサ31も示している。ステージ位置検知センサ30と、紙幣有無検知センサ31は、それぞれ発光部30A及び受光部30Bと、発光部31A及び受光部31Bとで構成される。また、図2(B)は、主要部の寸法を示している。
図2(A)に示すように、紙幣カセット11Aは、前後方向に長い直方体形状の筐体32を有している。紙幣カセット11Aは、カセット装着部12に対し、この筐体32の前面から後面に向かう方向に装着されるようになっている。
筐体32の内部には、前後方向に長い直方体形状の収納空間33が設けられ、この収納空間33内に、収納空間33の後面と対向する板状のステージ19が設けられている。このステージ19は、前面側に設けられたステージスプリング34によって、収納空間33の後面に近づく方向に付勢されている。このステージ19と収納空間33の後面との間に紙幣BLが収納され、ステージ19は、収納されている紙幣BLの量に応じて、前後方向に移動するようになっている。
さらに、収納空間33の後面下部の後方には、繰り出しローラ35が設けられている。この繰り出しローラ35は、一部が、収納空間33の後面下部から、収納空間33内に突出するようになっている。つまり、紙幣BLは、繰り出しローラ35と、ステージ19との間に挟まれた状態で、収納空間33内に収納されている。
さらに、収納空間33の底面の後端には、スリット状の開口36が形成されている。この開口36は、筐体32の後面下部に形成された排出口37と繋がっている。さらに、開口36の下方には、開口36を前後に挟むようにして、後側に駆動ローラ38、前側にアイドルローラ39が設けられている。
紙幣カセット11Aは、繰り出しローラ35と駆動ローラ38が図中時計まわり方向に回転するとともに、これにともなってアイドルローラ39が図中反時計まわりに回転することにより、繰り出しローラ35と接触している一番後側の紙幣BLから順に、収納空間33の開口36から排出口37へと繰り出され、排出口37から排出されるようになっている。排出口37から排出された紙幣BLは、紙幣出金機1の搬送部13によって搬送される。
尚、図2(A)に示すように、収納空間33に収納されている紙幣BLの量が最大のとき(満杯のとき)のステージ19の後面の位置をフル位置、図3(A)に示すように、収納空間33に収納されている紙幣BLの量が残りわずか(例えば所定枚数以下)となったときのステージ19の後面の位置をニアエンド位置、図3(B)に示すように、収納空間33に収納されている紙幣BLが無いときのステージ19の後面の位置をエンド位置とする。これらのうち、ニアエンド位置は、所望の位置に設定できるが、ここでは、図3(A)に示すように、エンド位置から距離d1だけ離れた位置に設定されているものとする。ここで、エンド位置からフル位置までの距離をd2(図2(B))とすると、ニアエンド位置からフル位置までの距離はd2−d1となる。
このような構成にくわえて、筐体32の内部には、ステージ19と一体に移動するステージディテクタ19Aが設けられている。ステージ19は、上端部が、収納空間33の壁面に形成された前後方向に延びる隙間(図示せず)から収納空間33の外側にはみ出していて、この上端部にステージディテクタ19Aが固定されている。ステージディテクタ19Aは、ステージ19の移動方向(すなわち前後方向)に長く、上下方向に薄い板状でなり、ステージ19が収納空間33の内側を前後方向に移動することにともなって、収納空間33の外側を前後方向に移動する。尚、このステージディテクタ19Aを、ステージ19と一体成型するようにしてもよい。
また、図2(B)に示すように、このステージディテクタ19Aは、後端の位置が、ステージ19の後面よりも、長さd3だけ前方に位置するようになっている。したがって、ステージ19の後面が、フル位置、ニアエンド位置、エンド位置のそれぞれにあるとき、ステージディテクタ19Aの後端は、これらの位置から長さd3だけ前方に位置することになる。ここで、ステージ19がフル位置、ニアエンド位置、エンド位置にあるときのステージディテクタ19Aの位置を、それぞれディテクタフル位置、ディテクタニアエンド位置、ディテクタエンド位置と呼ぶ。
さらに、紙幣カセット11Aの筐体32の外部(すなわちカセット装着部12)には、ディテクタニアエンド位置の真上に、ステージ位置検知センサ30の受光部30Bが設けられ、この受光部30Bの後方に距離bだけ離れた位置に発光部30Aが設けられている。尚、この距離bは、ニアエンド位置とエンド位置との距離d1以下となっている。発光部30Aは、下方に光を発する向きで設けられ、受光部30Bは、下方からの光を受光する向きで設けられている。
さらに、筐体32の内部には、収納空間33の外側で且つステージ位置検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bの下方となる位置にプリズム40が設けられている。このプリズム40は、コの字の開口を上側に向けた形状でなり、後側の上端面が発光部30Aの真下に位置するとともに、前側の上端面が受光部30Bの真下に位置するように配置されている。
プリズム40は、ステージ位置検知センサ30の発光部30Aから下方に発せられた光が、後側の上端面(すなわち入射面)から入射されると、内部を通して、前側の上端面(すなわち出射面)から上方の受光部30Bへと出射するようになっている。つまり、ステージ位置検知センサ30とプリズム40との間には、2本の光軸が、前後方向に距離bだけ離れた位置に形成される。ステージディテクタ19Aの前後方向の長さaは、この2本の光軸の距離b以上となっている。
このプリズム40と、ステージ位置検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bとの間をステージディテクタ19Aが通るようになっていて、このとき、ステージディテクタ19Aによって光軸が遮られるようになっている。
さらに、紙幣カセット11Aの筐体32の外部(すなわちカセット装着部12)には、収納空間33の後面上部の後方に、紙幣有無検知センサ31の発光部31Aと受光部31Bが上下方向に所定の間隔を隔てて設けられている。発光部31Aは、前方に光を発する向きで設けられ、受光部31Bは、前方からの光を受光する向きで設けられている。
さらに、ステージ19には、紙幣有無検知センサ31の発光部31A及び受光部31Bと対向する位置(すなわち収納空間33内に位置する部分の上部)に、プリズム41が設けられている。このプリズム41は、コの字の開口を後側に向けた形状でなり、上側の後端面と下側の後端面が、ステージ19の後面から露出するようにして設けられている。
プリズム41は、紙幣有無検知センサ31の発光部31Aから前方に発せられた光が、上側の後端面(すなわち入射面)から入射されると、これを反射して、下側の後端面(すなわち出射面)から後方の受光部31Bへと出射するようになっている。つまり、紙幣有無検知センサ31とプリズム41との間には、2本の光軸が、上下方向に所定の間隔だけ離れた位置に形成される。
図3(A)に示すように、収納空間33に紙幣BLが収納されている場合、収納されている紙幣BLが、このプリズム41と、紙幣有無検知センサ31の発光部31A及び受光部31Bとの間に介在するようになっていて、この紙幣BLにより光軸が遮られるようになっている。
尚、紙幣カセット11Aは、一例として、エンド位置からフル位置までの距離d2が330[mm]、エンド位置からニアエンド位置までの距離d1が24.3[mm]、ニアエンド位置からフル位置までの距離d2−d1が305.7[mm]、ステージディテクタ19Aの長さaが40.5[mm]、ステージ位置検知センサ30とプリズム40との間に形成される2本の光軸の距離bが14[mm]、ステージ19の後面の位置とステージディテクタ19Aの後端の位置との間隔d3が16.1[mm]に選定されている。
紙幣カセット11Aの構成は、このようになっている。ここで、紙幣カセット11Aに収納されている紙幣BLが、フル(満杯)からエンド(無し)になるまでの紙幣カセット11Aの動作について説明する。
[3.紙幣カセットの動作]
図2(A)に示すように、紙幣カセット11Aに紙幣BLがフルに収納されている状態で、繰り出しローラ35、駆動ローラ38、アイドルローラ39が回転すると、紙幣カセット11Aから紙幣BLが順に排出される。このとき、ステージ19は、ステージスプリング34のテンションによって、フル位置からエンド位置へ向かう方向(すなわち後方)に移動していく。
紙幣BLが排出されて残りわずかになると、図3(A)に示すように、ステージ19がニアエンド位置に到達する。このとき、ステージディテクタ19Aが、ディテクタニアエンド位置に到達して、ステージ位置検知センサ30とプリズム40との間の2本の光軸のうち、ディテクタフル位置側(すなわち前側)の光軸を遮る。これにより、ステージ位置検知センサ30の検知結果が『明』から『暗』に変わる。この検知結果から、制御部4は、ステージ19がニアエンド位置に到達したこと、すなわち紙幣カセット11Aに収納されている紙幣BLが残りわずかであることを認識する。そして、制御部4は、例えば、紙幣カセット11Aに収納されている紙幣BLが残りわずかであることを、図示しない表示部に表示するなどして通知する。
その後も紙幣BLが排出されて、ステージ19がエンド位置に近づいていくと、この間、ステージディテクタ19Aが、前側の光軸を遮り続けることにより、ステージ位置検知センサ30の検知結果は『暗』のままとなる。
そして、収納されている紙幣BLの全てが排出されると、図3(B)に示すように、ステージ19がエンド位置に到達するとともに、ステージディテクタ19Aが、ディテクタエンド位置に到達する。このとき、ステージディテクタ19Aは、前端が前側の光軸を抜ける前に後端が後側の光軸に到達することで、2本の光軸の両方を遮る。よって、このときもステージ位置検知センサ30の検知結果は『暗』のままとなる。
このように、ステージ19が、ニアエンド位置からエンド位置の範囲内に位置する間、ステージ位置検知センサ30の検知結果は『暗』となり続けるようになっている。これにより、制御部4は、ステージ19がニアエンド位置からエンド位置の範囲内に位置していることを認識できる。
また、図3(B)に示すように、収納されている紙幣BLの全てが排出されると、紙幣有無検知センサ31とプリズム41との間を遮っていた紙幣BLが無くなることにより、紙幣有無検知センサ31の検知結果が『暗』から『明』に変わる。この検知結果から、制御部4は、ステージ19がエンド位置に到達したこと、すなわち紙幣カセット11Aに収納されている紙幣BLが無くなったことを検知する。そして、制御部4は、例えば、紙幣カセット11Aに収納されている紙幣BLが無くなったことを、図示しない表示部に表示するなどして通知する。紙幣カセット11Aの動作は、このようになっている。
ところで、紙幣有無検知センサ31と対向するプリズム41はステージ19の上部に設けられている為、例えば、図4(A)に示すように、プリズム41より下方の駆動ローラ38と排出口37との間に紙幣BLが残留していると、紙幣BLがまだ残っているのにも関わらず、光軸を遮るものがなくなることで紙幣有無検知センサ31の検知結果が『明』となってしまう。
そこで、紙幣有無検知センサ31の検知結果が『明』となった後、繰り出しローラ35を、紙幣BLを繰り出すときとは逆方向(すなわち紙幣BLを収納空間33内に取り込む方向)に回転させるようにしてもよい。この制御は、例えば、制御部4が行うものとする。これにより、図4(B)に示すように、プリズム41より下方に紙幣BLが残留している場合に、この紙幣BLをプリズム41の位置まで戻すことができる。
この場合、制御部4は、繰り出しローラ35を逆方向に回転させた後、再度、紙幣有無検知センサ31の検知結果を確認して、『明』のままであれば、紙幣カセット11Aに収納されている紙幣BLが無くなったと判別する一方で、『暗』に変わったのであれば、まだ紙幣BLが残っていると判別する。
このようにすれば、制御部4は、紙幣カセット11Aに収納されていた紙幣BLが全て排出されたかどうかを、より確実に認識できる。尚、繰り出しローラ35を、紙幣BLを繰り出すときとは逆方向に回転させる際に、駆動ローラ38とアイドルローラ39についても、紙幣BLを繰り出すときとは逆方向に回転させるようにしてもよい。
[4.まとめと効果]
ここまで説明したように、本実施の形態では、紙幣カセット11の内部に、収納空間33に収納されている紙幣の量に応じて移動するステージ19と、このステージ19と一体に移動するステージディテクタ19Aと、紙幣カセット11の外部に設けられたステージ位置検知センサ30の発光部30Aから発せられた光を受光部30Bへと反射させるプリズム40とを設けた。
そして、ステージディテクタ19Aがステージ位置検知センサ30とプリズム40との間を通るようにして、ステージ19がニアエンド位置からエンド位置の範囲内に位置する間、ステージ位置検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bとプリズム40との間に形成される2本の光軸のうちの少なくとも1本が、ステージディテクタ19Aによって遮られるようにした。
これにより、紙幣カセット11のステージ19がニアエンド位置からエンド位置の範囲内に位置する間は、ステージ位置検知センサ30の検知結果が常に『暗』となり、紙幣出金機1は、この検知結果から、ステージ19がニアエンド位置からエンド位置の範囲内に位置していること、すなわち紙幣カセット11に収納されている紙幣が残りわずかであることを検知できる。
さらに、ステージ19に、紙幣カセット11の外部に設けられた紙幣有無検知センサ31の発光部31Aから発せられた光を受光部31Bへと反射させるプリズム41を設け、発光部31A及び受光部31Bとプリズム41との間に形成される2本の光軸が、収納空間33に収納されている紙幣によって遮られるようにした。
これにより、紙幣カセット11の収納空間33内に紙幣が残っている間は、紙幣有無検知センサ31の検知結果が『暗』となり、紙幣出金機1は、この検知結果から、紙幣カセット11内に紙幣が残っているかどうかを検知できる。
また、紙幣出金機1は、紙幣有無検知センサ31の検知結果が『暗』から『明』に変わると、繰り出しローラ35を、紙幣を繰り出す方向とは逆方向に回転させ、その後、再度、紙幣有無検知センサ31の検知結果を確認するようにした。
これにより、例えば、紙幣カセット11の繰り出しローラ35と排出口37との間、すなわち紙幣有無検知センサ31とプリズム41との間に形成される2本の光軸を遮らない位置に、紙幣が残留していた場合に、この紙幣を、光軸を遮る位置に戻して、紙幣有無検知センサ31の検知結果を『明』から『暗』に戻すことができる。
こうすることで、紙幣出金機1は、紙幣カセット11に収納されていた紙幣BLが全て排出されたかどうかを、より確実に判別できる。
さらに、本実施の形態では、ステージ検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bと、紙幣有無検知センサ31の発光部31A及び受光部31Bを、紙幣カセット11の外部に設けるようにした。これにより、例えば、紙幣カセット11のコストを下げることができ、また、紙幣カセット11の運搬中にセンサが破損するようなことが無いという利点を有する。
さらに、本実施の形態では、ステージディテクタ19Aの移動方向の長さaを、ステージ位置検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bとプリズム40との間に形成される2本の光軸の距離b以上として、ステージ19がニアエンド位置からエンド位置までの範囲内に位置するときに、ステージディテクタ19Aが、常に2本の光軸のうちの少なくとも1本を遮るようにした。
これにより、図5に示すように、2本の光軸のうちの少なくとも1本が遮られ続ける範囲、すなわちステージ19の位置を検知する範囲(例えばニアエンド位置からエンド位置までの範囲)Lを、最大で、ステージディテクタ19Aの移動方向の長さaに2本の光軸の距離bを足した長さa+bにまで延ばすことができる。
すなわち、上述した紙幣カセット11では、一例として、ニアエンド位置をエンド位置から24.3[mm]離れた位置に設定し、エンド位置から24.3[mm]の範囲にステージ19が位置するかどうかを検知するようにしたが、ニアエンド位置を、最大でエンド位置からa+b=40.5+14=54.5[mm]離れた位置まで離しても、ステージディテクタ19Aの長さa及び光軸の距離bは変えずに、エンド位置から54.5[mm]の範囲にステージ19が位置するかどうかを検知することができる。
このように、紙幣カセット11では、ステージディテクタ19Aの移動方向の長さaよりも、ステージ19の位置を検知する範囲Lを長くすることもできる。換言すれば、紙幣カセット11では、ステージ19がニアエンド位置からエンド位置までの範囲内にあることを、この範囲よりも短いステージディテクタ19Aを用いても検知することができる。
また、紙幣カセット11では、ステージ19の位置を検知する範囲よりも短いステージディテクタ19Aを用いて、この範囲内にステージ19が位置することを検知できるので、従来の紙幣カセットのように、ステージの位置を検知する範囲以上の長さでなるステージディテクタを用いなければならない場合と比べて、ステージディテクタの長さを短くすることができる。
これにより、紙幣カセット11の内部に、例えば、ニアエンド位置からエンド位置までの範囲以上の長さでなるステージディテクタ19Aを設けるスペースが無いような場合でも、ニアエンド位置からエンド位置までの範囲よりも短いステージディテクタ19Aを用いて、この範囲内にステージ19が位置することを検知できる。
[5.他の実施の形態]
[5−1.他の実施の形態1]
尚、上述した実施の形態では、ステージ位置検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bと1個のプリズム40との間に2本の光軸を形成するようにして、この光軸が、ステージディテクタ19Aに遮られているかどうかにより、ステージ19が、エンド位置からニアエンド位置の範囲内に位置するかどうかを検知するようにした。
これに限らず、例えば、図6(A)に示すように、発光部30A及び受光部30Bと複数のプリズム40(40A、40B)との間に、3本以上の光軸を形成するようにしてもよい。
この場合、例えば、発光部30Aと受光部30Bとの間の距離を延ばして、これらの間に、複数のプリズム40Bを設ける。複数のプリズム40Bは、それぞれコの字の開口を下側に向けた形状とする。一方、紙幣カセット11側には、発光部30A及び受光部30Bと複数のプリズム40Bの下方に、プリズム40Bの数+1の数のプリズム40Aを、プリズム40Bと千鳥配置になるように設ける。
こうすることで、発光部30Aから下方に発せられた光は、プリズム40Aとプリズム40Bとの間で反射されながら、最終的に受光部30Bへと導かれる。この場合に形成される光軸の数がn本(n>2)とすると、ステージ19の位置を検知する範囲Lは、a+(n−1)×bとなり、ステージディテクタ19Aの長さaの約n倍となる。このようにすれば、ステージディテクタ19Aの長さaを、ステージ19の位置を検知する範囲Lと比べてより短くすることができる。
尚、この場合、光軸間の距離bが、一定でなくてもよく、ステージディテクタ19Aの長さaについては、異なる距離bのうちの最大値以上とすればよい。
[5−2.他の実施の形態2]
また、上述した実施の形態では、コの字型のプリズム40を用いて、ステージ位置検知センサ30の発光部30Aから発せられた光を、受光部30Bへと反射するようにしたが、これに限らず、例えば、図6(B)に示すように、板状のミラー100によって、発光部30Aから発せられた光を、受光部30Bへと反射するようにしてもよい。
この場合、発光部30Aを、ミラー100に対し所定の入射角で光が入射するよう傾け、同様に、受光部30Bを、ミラー100によって反射された光を受光するよう傾けて配置すればよい。この場合も、発光部30A及び30Bとミラー100との間には、2本の光軸が形成され、ステージディテクタ19Aによって、この光軸が遮られるようにすればよい。
[5−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した実施の形態では、ステージ19の上部にステージディテクタ19Aを設けるようにした。これに限らず、図7に示すように、例えば、ステージ19の右端(もしくは左端)などに、ステージディテクタ19Aを設けるようにしてもよい。
この場合、ステージ位置検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bは、紙幣カセット11の右側(もしくは左側)に設けるようにして、さらにプリズム40を、紙幣カセット11の内部の発光部30A及び受光部30Bと対向する位置に設けるようにすればよい。すなわち、ステージディテクタ19A、ステージ位置検知センサ30、プリズム40は、ステージ19の移動を妨げることなくステージ19の位置を検知できるのであれば、上述した実施の形態とは異なる位置に設けるようにしてもよい。
同様に、紙幣有無検知センサ31の発光部31A及び受光部31Bとプリズム41とについても、ステージ19の移動を妨げることなく紙幣の有無を検知できるのであれば、上述した実施の形態とは異なる位置に設けるようにしてもよい。
[5−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した実施の形態では、ステージディテクタ19Aの後端の位置を、ステージ19の後面の位置から前方に距離d3だけずらすようにしたが、これに限らず、紙幣カセット11の内部構造に応じて、ステージディテクタ19Aの後端の位置を、ステージ19の後面の位置と一致させてもよく、また、ステージ19の後面の位置から後方にずらすようにしてもよい。
[5−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した実施の形態では、ステージ19の位置を検知する範囲を、ニアエンド位置からエンド位置までの範囲としたが、これに限らず、収納空間33内の範囲であれば、ステージ19の位置を検知する範囲を、ニアエンド位置からエンド位置までの範囲とは異なる範囲としてもよい。
[5−6.他の実施の形態6]
さらに、上述した実施の形態では、媒体収納庫としての紙幣カセット11に、第1の反射部としてのプリズム40、40Aや、ミラー100を設けた。これに限らず、第1の発光部としてのステージ位置検知センサ30の発光部30Aから発せられた光を、第1の受光部としての受光部30Bへと反射できるものであれば、プリズム40、40Aや、ミラー100とは異なる光学部品を用いるようにしてもよい。また、第2の反射部としてのプリズム41も同様に、第2の発光部としての紙幣有無検知センサ31の発光部31Aから発せられた光を、第2の受光部としての受光部31Bへと反射できるものであれば、プリズム41とは異なる光学部品を用いるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、紙幣カセット11に、遮光部としてのステージディテクタ19Aを設けた。これに限らず、ステージ位置検知センサ30の発光部30A及び受光部30Bとプリズム40との間に形成される光軸を遮ることができるものであれば、ステージディテクタ19とは異なる部材を用いるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、紙幣を収納する収納空間33を有する紙幣カセット11に本発明を適用した。また、媒体収納庫としての紙幣カセット11と、装置筐体としての収納筐体10とを有する媒体処理装置としての紙幣出金機1に本発明を適用した。これに限らず、媒体を収納する収納空間内を媒体の量に応じて移動するステージを有する媒体収納庫や媒体処理装置であれば、紙幣カセット11とは異なる媒体収納庫や、紙幣出金機1とは異なる媒体処理装置に適用してもよい。例えば、紙幣以外の媒体(切符、チケットなど)を収納する媒体収納庫や、紙幣以外の媒体を扱う媒体処理装置に適用してもよい。
[5−7.他の実施の形態7]
さらに本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、収納している紙幣の量に応じて移動するステージを有する紙幣カセットで広く利用できる。
1……紙幣出金機、10……収納筐体、11……紙幣カセット、12……カセット装着部、19……ステージ、30……ステージ位置検知センサ、30A、31A……発光部、30B、31B……受光部、31……紙幣有無検知センサ、33……収納空間、35……繰り出しローラ、37……排出口、40、41……プリズム、100……ミラー、BL……紙幣。

Claims (6)

  1. 装置に装着され、当該装置で取り扱う媒体を収納する収納空間を有する媒体収納庫であって、
    前記収納空間内を前記媒体の収納量に応じて移動可能なステージと、
    前記装置に設けられた第1の発光部から発せられた光を、前記装置に設けられ前記第1の発光部から前記ステージの移動方向に離れた位置にある第1の受光部へと反射する第1の反射部と、
    前記ステージと一体に移動する遮光部と
    を有し、
    前記第1の反射部は、
    光が入射される入射面と光を出射する出射面とを有するプリズムでなり、前記第1の発光部から前記入射面に入射された光を、前記プリズム内を通して、前記出射面から前記第1の受光部へ出射し、
    前記遮光部は、
    移動方向の長さが、前記第1の発光部及び前記第1の受光部と前記第1の反射部との間に形成される数の光軸の光軸間の距離以上でなり、前記ステージが前記収納空間内の当該収納空間内に収納されている前記媒体が所定枚数以下のときのステージ位置であるニアエンド位置から、前記収納空間内に前記媒体が無いときのステージの位置であるエンド位置までの範囲内に位置するときに、常に前記数の光軸のうちの少なくとも1本を遮る
    ことを特徴とする媒体収納庫。
  2. 前記ステージに設けられ、前記装置に設けられた第2の発光部から発せられた光を、前記収納空間内を経由して前記装置に設けられた第2の受光部へと反射する第2の反射
    さらに有し、
    前記第2の発光部及び前記第2の受光部と前記第2の反射部との間に形成される光軸が、前記収納空間内に収納されている紙幣によって遮られる
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体収納庫。
  3. 前記収納空間内の前記媒体を排出口へ繰り出す繰り出しローラ
    をさらに有し、
    前記第2の受光部が前記第2の反射部によって反射された光を受光した際に、前記繰り出しローラを、前記媒体を前記排出口へ繰り出すときの回転方向とは逆方向に回転させる
    ことを特徴とする請求項に記載の媒体収納庫。
  4. 前記第1の反射部は、
    前記ステージの移動方向に並べて配置された複数の前記プリズムでなり、前記第1の発光部から発せられた光を、前記第1の発光部と前記第1の受光部との間に設けられた装置側の1以上のプリズムとの間で反射して、前記第1の受光部へと導光する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の媒体収納庫。
  5. 装置に装着され、当該装置で取り扱う媒体を収納する収納空間を有する媒体収納庫であって、
    前記収納空間内を前記媒体の収納量に応じて移動可能なステージと、
    前記装置に設けられた第1の発光部から発せられた光を、前記装置に設けられ前記第1の発光部から前記ステージの移動方向に離れた位置にある第1の受光部へと反射する第1の反射部と、
    前記ステージと一体に移動する遮光部と
    を有し、
    前記第1の反射部は、
    前記第1の発光部から入射される光を反射して、前記第1の受光部へと出射するミラーでなり、
    前記遮光部は、
    移動方向の長さが、前記第1の発光部及び前記第1の受光部と前記第1の反射部との間に形成される偶数の光軸の光軸間の距離以上でなり、前記ステージが前記収納空間内の当該収納空間内に収納されている前記媒体が所定枚数以下のときのステージ位置であるニアエンド位置から、前記収納空間内に前記媒体が無いときのステージの位置であるエンド位置までの範囲内に位置するときに、常に前記偶数の光軸のうちの少なくとも1本を遮る
    ことを特徴とする媒体収納庫。
  6. 媒体を収納する収納空間を有する媒体収納庫と、
    前記媒体収納庫が装着される装置筐体と
    を有し、
    前記媒体収納庫は、
    前記収納空間内を前記媒体の収納量に応じて移動可能なステージと、
    前記装置筐体に設けられた第1の発光部から発せられた光を、前記装置筐体に設けられ前記第1の発光部から前記ステージの移動方向に離れた位置にある第1の受光部へと反射する第1の反射部と、
    前記ステージと一体に移動する遮光部と
    を有し、
    前記第1の反射部は、
    光が入射される入射面と光を出射する出射面とを有するプリズムでなり、前記第1の発光部から前記入射面に入射された光を、前記プリズム内を通して、前記出射面から前記第1の受光部へ出射し、
    前記遮光部は、
    移動方向の長さが、前記第1の発光部及び前記第1の受光部と前記第1の反射部との間に形成される数の光軸の光軸間の距離以上でなり、前記ステージが前記収納空間内の当該収納空間内に収納されている前記媒体が所定枚数以下のときのステージ位置であるニアエンド位置から、前記収納空間内に前記媒体が無いときのステージの位置であるエンド位置までの範囲内に位置するときに、常に前記数の光軸のうちの少なくとも1本を遮る
    ことを特徴とする媒体処理装置。
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