JP6459490B2 - バイアルインサート及びバイアルインサートシート - Google Patents

バイアルインサート及びバイアルインサートシート Download PDF

Info

Publication number
JP6459490B2
JP6459490B2 JP2014258632A JP2014258632A JP6459490B2 JP 6459490 B2 JP6459490 B2 JP 6459490B2 JP 2014258632 A JP2014258632 A JP 2014258632A JP 2014258632 A JP2014258632 A JP 2014258632A JP 6459490 B2 JP6459490 B2 JP 6459490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vial
vial insert
resin sheet
insert
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014258632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016118473A (ja
Inventor
和田 豊仁
豊仁 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2014258632A priority Critical patent/JP6459490B2/ja
Publication of JP2016118473A publication Critical patent/JP2016118473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459490B2 publication Critical patent/JP6459490B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

本発明は、バイアルインサートに関し、特に、オートサンプラを備えるクロマトグラフに用いられるバイアルインサートに関する。また、複数のバイアルインサートが形成されたバイアルインサートシートに関する。
ガスクロマトグラフで液体試料を分析する場合、ニードルを有するバレルとプランジャとを備えるシリンジで試料瓶(試料バイアル)内から一定量の液体試料を吸引した後、ニードルをガスクロマトグラフの試料気化室のセプタムに貫通させて、試料気化室内に液体試料を注入するという操作が行われている。なお、セプタムはシリコン製等であって弾力性を有しているので、ニードル挿入時に開いた穴は、ニードルが抜去されると即座に閉塞することになる。
また、ガスクロマトグラフで多数の液体試料を連続して自動的に分析するために、分析対象の液体試料が入れられた多数(例えば16個)の試料バイアルと、洗浄用溶媒が入れられた溶媒バイアルと、廃液が入れられる廃液バイアルとが一列に配置されたターレットを備えるガスクロマトグラフ用自動試料注入装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図3は、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC/MS)の一例を示す概略構成図であり、図4は、図3に示す10μlシリンジ11の断面図である。
GC/MS100は、ガスクロマトグラフ20と、MS部50と、ガスクロマトグラフ20の上部に配置されたガスクロマトグラフ用自動試料注入装置10と、制御部30とを備える。
ガスクロマトグラフ20は、立方体形状のハウジングを有するガスクロマトグラフ用オーブン21と、ハウジング21の内部に配置された試料ガスが通過する円管形状のカラム22と、ハウジング21の上部に配置され、カラム22と連結された試料気化室23とを備える。
MS部50は、直方体形状の真空室51と、真空室51の内部を真空にするための真空ポンプ56とを備え、真空室51の内部には、イオン化室52と、イオンレンズ53と、質量分離器としての四重極質量フィルタ54と、イオン強度信号を取得する検出器55とが、イオンの進行方向に沿ってこの順に配設されている。
制御部30は、CPU31と入力部32と表示部33とを備え、ガスクロマトグラフ20とMS部50とガスクロマトグラフ用自動試料注入装置10とを制御する。
ガスクロマトグラフ用自動試料注入装置10は、10μlシリンジ11と、シリンジ駆動部13と、ターレット12と、ターレット駆動部14と、直方体形状の筐体15とを備える。
10μlシリンジ11は、先端にニードル11aを有するバレル11bと、バレル11b内に摺動自在に嵌挿されたプランジャ11cとを備える。
シリンジ駆動部13は、10μlシリンジ11の筐体15に対する上下方向への移動を可能にしている。さらに、プランジャ11cをバレル11b内に押し入れたり、バレル11b内から引き出したりすることが可能となっている。
このような10μlシリンジ11とシリンジ駆動部13とによれば、液体試料をニードル11aからバレル11b内に吸引したり、バレル11b内の液体試料をニードル11aから排出したりすることができる。
ターレット12は、水平方向に長い平板形状であって、上面にはバイアル40が収容されるための16個(n個)の穴が水平に一列に並ぶように形成されている。これにより、16個のバイアル40を一列に配置することができるようになっている。
ターレット駆動部14は、円板状体が回転することによりターレット12を筐体15に対して水平方向に移動させることが可能となっている。
このようなターレット12とターレット駆動部14とによれば、10μlシリンジ11の下方に所望のバイアル40がくるように、ターレット12を移動させることができる。
バイアル40は、素材が透明なガラス、石英、プラスチック、金属からなり、円形状(例えば直径12mm)の底面と、円筒形状(例えば直径12mm、高さ32mm)の側壁部と、側壁部の上部に形成された円筒形状の広口ネジ部(例えば直径6mm)とを有する。
ところで、バイアル40を用いて少量の液体試料を分析する場合には、ニードル11aが液面まで届かないことがあるため、小容量専用のオートサンプラバイアルやバイアルインサートが用いられている。
図5(a)は、バイアル内に収容されるバイアルインサートの一例を示す斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のバイアルインサートをバイアル内に配置した状態を示す斜視図である。
バイアルインサート101は、透明なガラス製や石英製やプラスチック製であり、円形状(例えば直径5.5mm)の底面と、円筒形状(例えば直径5.5mm、高さ31mm)の側壁部とを有する。
図6(a)は、バイアルインサートの他の一例を示す斜視図であり、図6(b)は、図6(a)のバイアルインサートをバイアル内に配置した状態を示す斜視図である。
バイアルインサート201は、逆円錐形状(例えば直径5.5mm、高さ29mm)で、素材が透明なガラスや石英やプラスチックからなる側壁部201aと、先端部(底部)が尖った側壁部201aを自立させるための樹脂製の脚部201bとを有する。
なお、バイアルインサート101、201の内面は、液体試料中の化合物の吸着を防ぐため、不活性化処理が施される場合もある。
特開平10−104241号公報
しかしながら、小容量専用のオートサンプラバイアルやバイアルインサートは高価である。また、標準バイアルにおけるネジ部の口径は5mmであるのに対し、バイアル40の広口ネジ部の口径は6mmであるため、上述したようなバイアル40用のバイアルインサート101、201は標準バイアル内には入らない。一方、バイアル40用のバイアルインサートは、標準バイアル内には入るが、隙間ができるため中央に安定させづらく、専用のバイアルインサートを準備する必要がある。
さらに、分析終了後には液体試料Sとバイアルインサート101、201とを分別して廃棄することになるが、バイアルインサート101、201の口径が小さいことから、逆さに向けても廃液容器にバイアルインサート101、201内の液体試料Sがなかなか落ちないことがあった。
そこで、本発明は、種々のバイアルに使用することができるバイアルインサートの提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のバイアルインサートは、所定の口径の出入口が設けられたネジ部が形成されるとともに前記ネジ部から拡径し円筒状の側壁部が形成された有底のバイアルの内側に前記出入口から差し込んで用いられるバイアルインサートであって、
前記バイアルインサートは、第一の樹脂製シートと第二の樹脂製シートとが積層され、前記第一の樹脂製シートの内面と前記第二の樹脂製シートの内面との間に空気を入れることにより液体試料を収容可能な空間および当該空間の上端に前記液体試料を出し入れする開口が形成されるように、側壁を形成する左右一対の縦方向部分および底を形成する横方向部分からなる熱溶着部分が形成され、
さらに前記溶着部分の縦方向部分は前記液体試料を収容可能な空間が形成された状態の前記バイアルインサートの上端の最大幅を調整するための調整幅を含めた幅にして形成され、
前記バイアルインサートの上端の最大幅が前記バイアルのネジ部の出入口の内径と一致するように前記熱溶着部分の縦方向部分の幅を調整して前記バイアルインサートを前記バイアル内に差し込むことでバイアル中央に安定させることができるようにしてある。
本発明のバイアルインサートによれば、第一の樹脂製シートの内面と第二の樹脂製シートの内面とで囲まれた空間に空気を入れて円筒状にして、バイアル内に差し込む。このとき、熱溶着された所定部分が、バイアル内の隙間を埋めて中央に安定させる。そして、第一の樹脂製シートの内面と第二の樹脂製シートの内面とで囲まれた空間に液体試料を収容する。また、分析終了後には、バイアルインサートをバイアル内から抜き出して、廃液容器上でバイアルインサートを逆さに向けて絞れば、バイアルインサート内の液体試料が廃液容器に落ちることになる。
以上のように、本発明のバイアルインサートによれば、2枚の樹脂製シートを熱溶着するだけでよく、安価に作製することができる。また、分析終了後には液体試料とバイアルインサートとを容易に分別廃棄することができる。また、本発明のバイアルインサートは、安価に作製できるため、使い捨てとすることで、使用後の洗浄作業を不要とすることができる。
(その他の課題を解決するための手段及び効果)
また、本発明のバイアルインサートにおいて、前記熱溶着部分は、前記縦方向部分の下端から離れた位置に前記横方向部分が形成されるようにしてもよい。
そして、上記のバイアルインサートが、前記熱溶着部分の前記縦方向部分どうしが隣接するようにして複数並べて形成され、前記隣接する縦方向部分どうしが一体となった熱溶着部分が形成されるとともに、当該一体となった熱溶着部分の中央に切り取り線が形成されているバイアルインサート切り出し用のバイアルインサートシートとしてもよい。
本発明のバイアルインサートシートによれば、2枚の樹脂製シートを熱溶着して切り取り線を加工するだけで、複数のバイアルインサートを作製することができる。
さらに、本発明のバイアルインサート(及びバイアルインサートシート)において、前記第一の樹脂製シート及び前記第二の樹脂製シートは、フッ素樹脂製シート又はポリプロピレン製シートであるようにしてもよい。
本発明のバイアルインサートによれば、不活性で溶媒にも安定しており、液体試料中の化合物の吸着もほとんどなくすことが可能なものとすることができる。よって、バイアルには、ガラスや石英等の不活性素材からなるものもあれば、プラスチックや金属等の活性素材からなるものもあり、プラスチック製や金属製等のバイアル(オートサンプラバイアル以外も含む)に本発明のバイアルインサートを使用することで、不活性化アダプタとすることもできる。
本発明のバイアルインサート及びバイアルインサートシートの一例を示す図。 バイアルに対するバイアルインサート使用方法の説明図。 一般的なGC/MSの一例を示す概略構成図。 図3に示す10μlシリンジの断面図。 バイアルインサートの一例を示す斜視図。 バイアルインサートの他の一例を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
図1は、本発明のバイアルインサート及びバイアルインサートシートの一例を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は断面図である。なお、地面に水平な一方向をX方向とし、地面に水平でX方向と垂直な方向をY方向とし、X方向とY方向とに垂直な方向をZ方向とする。
バイアルインサートシート1は、第一の樹脂製シート2と、第二の樹脂製シート3とを備える。
第一の樹脂製シート2は、例えば厚さ(Z)、縦(Y)、横(X)の長方形体である。
上記厚さ(Z)は、0.05mm以上0.2mm以下であることが好ましく、0.1mmであることがより好ましい。また、上記縦(Y)は、バイアル口径や長さに合わせて適宜選択できるが、30mm以上37mm以下であることが好ましく、35mmであることがより好ましい。さらに、上記第一の樹脂としては、不活性で溶媒にも安定性を有し、液体試料中の化合物の吸着を防ぐ素材であればよく、例えばフッ素樹脂やポリプロピレン等が挙げられる。
第二の樹脂製シート3は、第一の樹脂製シート2と同じものである。よって、第二の樹脂製シート3は、フッ素樹脂やポリプロピレン等で形成された厚さ(Z)、縦(Y)、横(X)の長方形体となる。
そして、第一の樹脂製シート2と第二の樹脂製シート3とは積層され、第一の樹脂製シート2の所定部分と第二の樹脂製シート3の所定部分とが熱溶着されている。この所定部分は、例えば8個の縦方向部分4と1個の横方向部分5とからなる。
縦方向部分4は、第一の樹脂製シート2及び第二の樹脂製シート3の左端部の横(X/2)の第一縦方向部分と、第一縦方向部分の左端から所定間隔(X)を空けた横(X)の第二縦方向部分と、第二縦方向部分の左端から所定間隔(X)を空けた横(X)の第三縦方向部分と、・・・、第七縦方向部分の左端から所定間隔(X)を空けた横(X/2)の第八縦方向部分とで、第一の樹脂製シート2及び第二の樹脂製シート3の上端から下端まで伸びた部分となっている。
上記Xのサイズは、バイアル口径や長さに合わせて適宜選択できるが、6mm以上8mm以下であることが好ましく、7.5mmであることがより好ましい。また、上記Xのサイズは、バイアル口径や長さに合わせて適宜選択できるが、2mm以上4mm以下であることが好ましく、2mmであることがより好ましい。
また、横方向部分5は、第一の樹脂製シート2及び第二の樹脂製シート3の上端から縦(Y)28mm〜縦(Y+Y)30mmの部分で、第一の樹脂製シート2及び第二の樹脂製シート3の左端から右端まで伸びた部分となっている。
上記Yのサイズは、バイアル口径や長さに合わせて適宜選択できるが、1mm以上4mm以下であることが好ましく、2mmであることがより好ましい。また、上記Yのサイズは、バイアル口径や長さに合わせて適宜選択できるが、23mm以上30mm以下であることが好ましく、28mmであることがより好ましい。
そして、縦方向部分4において、第二縦方向部分と第三縦方向部分と、・・・、第七縦方向部分との中央には、第一の樹脂製シート2及び第二の樹脂製シート3の上端から下端まで一直線に伸びた切り取り線6が形成されている。
これにより、第二縦方向部分5の切り取り線6で切り取られたものが第一バイアルインサート1aとなり、さらに第三縦方向部分5の切り取り線6で切り取られたものが第二バイアルインサート1bとなり、7個のバイアルインサート1a、1b、・・・が作製される。
ここで、本発明のバイアルインサートシート1の使用方法について説明する。
(1)広口ネジ部を有するバイアルへの使用
図2は、バイアル40に本発明のバイアルインサートシート1を使用する際の使用方法について説明するための図である。
まず、測定者は、第二縦方向部分4の切り取り線6で切り取り、第一バイアルインサート1aを作製する(図2(a)参照)。次に、測定者は、第一バイアルインサート1aの第一縦方向部分4の上部と第二縦方向部分4の上部とを指先で掴んで内側に力を入れることで、第一の樹脂製シート2の内面と第二の樹脂製シート3の内面とで囲まれた空間に空気を入れて膨らませる(図2(b)参照)。次に、測定者は、第一バイアルインサート1aをバイアル40内に挿入する(図2(c)参照)。このとき、第一バイアルインサート1aの第一縦方向部分4と第二縦方向部分4とで、バイアル40内の隙間を埋めて中央に安定させる。次に、測定者は、第一バイアルインサート1aの第一の樹脂製シート2の内面と第二の樹脂製シート3の内面とで囲まれた空間に液体試料Sを入れる(図2(d)参照)。
そして、測定者は、ターレット12にバイアル40を配置する。その後、分析が終了すると、測定者は、ターレット12からバイアル40を取り出し、バイアル40内から第一バイアルインサート1aを取り出す。次に、測定者は、廃液容器上で第一バイアルインサート1aを逆さに向けて、指先で絞る。これにより、第一バイアルインサート1a内の液体試料Sが廃液容器に落ちる。最後に、測定者は、第一バイアルインサート1aを廃棄容器に廃棄する。したがって、バイアル40の洗浄作業を不要とすることができる。
(2)標準ネジ部を有する標準バイアルへの使用
まず、測定者は、第二縦方向部分4の切り取り線6で切り取り、第一バイアルインサート1aを作製する。次に、測定者は、第一バイアルインサート1aの第一縦方向部分4の上部と第二縦方向部分4の上部とを指先で掴んで内側に力を入れることで、第一の樹脂製シート2の内面と第二の樹脂製シート3の内面とで囲まれた空間に空気を入れて膨らませる。次に、測定者は、第一バイアルインサート1aを標準バイアル内に挿入する。このとき、第一バイアルインサート1aの第一縦方向部分4と第二縦方向部分4とで、標準バイアル内の隙間を埋めて中央に安定させる。次に、測定者は、第一バイアルインサート1aの第一の樹脂製シート2の内面と第二の樹脂製シート3の内面とで囲まれた空間に液体試料Sを入れる。
そして、測定者は、ターレット12に標準バイアルを配置する。その後、分析が終了すると、測定者は、ターレット12から標準バイアルを取り出し、標準バイアル内から第一バイアルインサート1aを取り出す。次に、測定者は、廃液容器上で第一バイアルインサート1aを逆さに向けて、指先で絞る。これにより、第一バイアルインサート1a内の液体試料Sが廃液容器に落ちる。最後に、測定者は、第一バイアルインサート1aを廃棄容器に廃棄する。したがって、標準バイアルの洗浄作業を不要とすることができる。
以上のように、本発明のバイアルインサートシート1によれば、2枚の樹脂製シート2、3を熱溶着するだけでよく、安価に作製することができる。また、バイアル40にも標準バイアルにも使用することができる。さらに、分析終了後には液体試料Sと第一バイアルインサート1aとを容易に分別廃棄することができる。
<他の実施形態>
上述したバイアルインサートシート1において、所定部分を8個の縦方向部分4と1個の横方向部分5とからなる構成としたが、これに代えて、所定部分の縦方向部分と横方向部分とをそれぞれ任意の個数からなるような構成としてもよい。
本発明は、オートサンプラを備えるクロマトグラフ等に利用することができる。
1: バイアルインサートシート
2: 第一の樹脂製シート
3: 第二の樹脂製シート
4: 縦方向部分(所定部分)
5: 横方向部分(所定部分)
40: バイアル

Claims (4)

  1. 所定の口径の出入口が設けられたネジ部が形成されるとともに前記ネジ部から拡径し円筒状の側壁部が形成された有底のバイアルの内側に前記出入口から差し込んで用いられるバイアルインサートであって、
    前記バイアルインサートは、第一の樹脂製シートと第二の樹脂製シートとが積層され、前記第一の樹脂製シートの内面と前記第二の樹脂製シートの内面との間に空気を入れることにより液体試料を収容可能な空間および当該空間の上端に前記液体試料を出し入れする開口が形成されるように、側壁を形成する左右一対の縦方向部分および底を形成する横方向部分からなる熱溶着部分が形成され、
    さらに前記溶着部分の縦方向部分は前記液体試料を収容可能な空間が形成された状態の前記バイアルインサートの上端の最大幅を調整するための調整幅を含めた幅にして形成され、
    前記バイアルインサートの上端の最大幅が前記バイアルのネジ部の出入口の内径と一致するように前記熱溶着部分の縦方向部分の幅を調整して前記バイアルインサートを前記バイアル内に差し込むことでバイアル中央に安定させることができるようにしてあることを特徴とするバイアルインサート。
  2. 前記第一の樹脂製シート及び前記第二の樹脂製シートは、フッ素樹脂製シート又はポリプロピレン製シートであることを特徴とする請求項1に記載のバイアルインサート。
  3. 前記熱溶着部分は、前記縦方向部分の下端から離れた位置に前記横方向部分が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバイアルインサート。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のバイアルインサートが、前記熱溶着部分の前記縦方向部分どうしが隣接するようにして複数並べて形成され、前記隣接する縦方向部分どうしが一体となった熱溶着部分が形成されるとともに、当該一体となった熱溶着部分の中央に切り取り線が形成されることを特徴とするバイアルインサート切り出し用のバイアルインサートシート。
JP2014258632A 2014-12-22 2014-12-22 バイアルインサート及びバイアルインサートシート Active JP6459490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014258632A JP6459490B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 バイアルインサート及びバイアルインサートシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014258632A JP6459490B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 バイアルインサート及びバイアルインサートシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016118473A JP2016118473A (ja) 2016-06-30
JP6459490B2 true JP6459490B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=56242976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014258632A Active JP6459490B2 (ja) 2014-12-22 2014-12-22 バイアルインサート及びバイアルインサートシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6459490B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11285081B2 (en) 2017-02-17 2022-03-29 Santen Pharmaceutical Co., Ltd. Sealed preparation container and use for same
US20190291070A1 (en) * 2018-03-23 2019-09-26 Cem Corporation Vessel and disposable inner sleeve for microwave assisted reactions

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4712957Y1 (ja) * 1968-03-04 1972-05-12
JPS6122536U (ja) * 1984-07-12 1986-02-10 株式会社 マルエム バイアル瓶
JPS61201137A (ja) * 1985-03-04 1986-09-05 Daiwa Spinning Co Ltd 液体用試料袋
JPH04197453A (ja) * 1990-11-29 1992-07-17 Atsunobu Sakamoto 袋状試験管、検査容器
JP3097574B2 (ja) * 1996-09-30 2000-10-10 株式会社島津製作所 自動試料注入装置
NL1016298C2 (nl) * 2000-09-29 2002-04-03 Sgt Exploitatie Bv Vial, werkwijze voor het gebruik van een vial ten behoeve van een analyse op een monster, alsmede een systeem voor het uitvoeren van de werkwijze volgens de uitvinding onder gebruikmaking van een vial volgens de uitvinding.
JP4813759B2 (ja) * 2003-03-05 2011-11-09 株式会社日研生物医学研究所 試験管代用袋
US20050065454A1 (en) * 2003-09-22 2005-03-24 Becton, Dickinson And Company Non-evacuated blood collection tube

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016118473A (ja) 2016-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9410974B2 (en) Gel card filling device comprising an ionizer
JP6459490B2 (ja) バイアルインサート及びバイアルインサートシート
EP1839756A1 (en) Apparatus for separating magnetic particles from liquids containing said particles, and an array of vessels suitable for use with such an apparatus
JP6002802B2 (ja) イオン化装置
WO2002071051A3 (en) Acoustic sample introduction for analysis and/or processing
EP2726841B1 (en) Syringeless filter device compressor
JP2004170089A (ja) 自動分注装置
CA3048331A1 (en) Tool for extracting soil plugs for analytical testing
CN111343919A (zh) 生物传感器
JP6187355B2 (ja) クロマトグラフ用試料注入装置
JP2006091006A (ja) チップ装置の製造装置及び方法
US20180059071A1 (en) Sample injector for chromatography
WO2008087138A8 (en) Collection of liquid analytical samples for clinical analytical purpose
WO2012111287A1 (ja) 検体容器およびノズルチップ容積調節体
WO2023273931A1 (zh) 一种预包装试剂板、取液装置、预包装方法和取液方法
US7434483B2 (en) Sample pipette
JP2008039674A (ja) ピペットチップの収納方法
CN105258816A (zh) 处置汞泄露的装置
EP3633365B1 (en) Sample plate for pesi ion source and mass spectrometer using said sample plate
JP2011133453A (ja) 被分析液抽出装置
JP7095796B2 (ja) 質量分析装置
KR100604145B1 (ko) 배지용기
CN211645264U (zh) 磁分离装置及磁珠处理装置
TW201937147A (zh) 自動取樣器
JP3194025U (ja) 固体分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180724

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6459490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151