JP6456743B2 - 内燃機関の冷却および潤滑装置 - Google Patents

内燃機関の冷却および潤滑装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6456743B2
JP6456743B2 JP2015064813A JP2015064813A JP6456743B2 JP 6456743 B2 JP6456743 B2 JP 6456743B2 JP 2015064813 A JP2015064813 A JP 2015064813A JP 2015064813 A JP2015064813 A JP 2015064813A JP 6456743 B2 JP6456743 B2 JP 6456743B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
lubricating oil
cooling water
temperature
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015064813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016183623A (ja
Inventor
秀彦 小屋敷
秀彦 小屋敷
貴俊 渡邊
貴俊 渡邊
小林 剛
剛 小林
淳 早川
淳 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Yamada Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamada Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015064813A priority Critical patent/JP6456743B2/ja
Publication of JP2016183623A publication Critical patent/JP2016183623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6456743B2 publication Critical patent/JP6456743B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、内燃機関の冷却および潤滑装置に関する。
例えば、特許文献1に、エンジンやトランスミッションの油温制御において潤滑油の昇温を効率的に行う技術が開示されている。具体的に、特許文献1に開示されたエンジンの冷却水路は、エンジン内を通過した冷却水が、エンジン出口からラジエータを経由してエンジン入り口に戻る主冷却水路と、主冷却水路から分岐してヒータコア又はオイルウォーマを経由してエンジン入り口に戻る副冷却水路とを含む。
副冷却水路は、途中でヒータコアにつながる水路とオイルウォーマにつながる水路とに分岐し、ヒータコア、オイルウォーマの下流で合流する。そして、副冷却水路の分岐部には、ヒータコア、オイルウォーマへの通水を遮断するかまたは流量を制御する制御弁が備わっており、主冷却水路にはラジエータへの通水量を制御する制御弁が備わっている。
特開2004−301041号公報
特許文献1に開示された技術によれば、車両(エンジン)の暖機時には、オイルウォーマに冷却水の全量を流すことができるため、冷却水の熱を効率よく使用することができる。しかしながら、暖機中、暖機後に関わらず、常時、オイルウォーマへ潤滑油を供給しているため、熱交換が必要のない状態においてオイルウォーマの潤滑油通路の抵抗によりエンジン各部への供給油圧が低下する。このため、オイルウォーマが無い場合と同等の油圧を確保するためにはオイルポンプの吐圧能力を増す必要があり、その場合、オイルポンプの大型化とオイルポンプの消費動力の増加を招き、その結果、特に、暖機後の燃費が悪くなる。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、特に、暖機終了後のオイルポンプの消費動力増加による燃費の悪化を抑制する、内燃機関の冷却および潤滑装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の内燃機関の冷却及び潤滑装置は、内燃機関を通過した冷却水をラジエータ経由で前記内燃機関に戻す第1冷却水路と、前記冷却水をヒータコア経由で前記内燃機関に戻す第2冷却水路と、前記冷却水をオイルウォーマ経由で前記内燃機関に戻す第3冷却水路と、前記冷却水を加圧して前記内燃機関内に循環させるウォータポンプと、少なくとも前記ラジエータの下流側と前記ヒータコアの下流側の冷却水を取り込み、前記ラジエータと前記ヒータコアとの間で前記ウォータポンプに供給する前記冷却水の流量を制御する水制御弁と、前記内燃機関を通過した潤滑油をオイルウォーマ経由で前記内燃機関に戻す第1潤滑油路と、前記潤滑油を前記オイルウォーマを迂回して前記内燃機関に戻す第2潤滑油路と、前記潤滑油を加圧して前記内燃機関に循環させるオイルポンプと、前記オイルウォーマと前記第2潤滑油路との間で前記潤滑油を前記内燃機関に供給するか否かを制御する油制御弁と、前記ヒータコアに対する作動要求があるか否かと測定される前記内燃機関の前記冷却水の温度が温度閾値を超えるか否かの4状態により、前記水制御弁と前記油制御弁とを制御する制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記冷却水の温度が前記温度閾値以上の場合に前記油制御弁を制御して、前記潤滑油の前記オイルウォーマへの供給を停止し、前記潤滑油を前記第2潤滑油路経由で前記内燃機関に供給することを特徴とする。
本発明の内燃機関の冷却および潤滑装置において、前記水制御弁は、更に、前記オイルウォーマの下流側の冷却水を取り込み、前記制御回路による制御の下で、前記ラジエータ、前記ヒータコア、前記オイルウォーマ間で前記ウォータポンプに供給する前記冷却水の流量を制御し、前記制御回路は、前記水制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記冷却水の供給を行う場合に、前記油制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記潤滑油の供給を行い、前記水制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記冷却水の供給を行わない場合に、前記油制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記潤滑油の供給を停止し、前記潤滑油を前記第2潤滑油路経由で前記内燃機関に供給することを特徴とする。
本発明の内燃機関の冷却および潤滑装置において、前記制御回路は、前記ヒータコアに対する作動要求の有無にかかわらず、前記冷却水の温度が前記温度閾値以上の場合に、前記冷却水の温度と、更に測定される前記内燃機関内における前記潤滑油の温度とを比較し、前記潤滑油の温度が前記冷却水の温度以上の場合に、前記油制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記潤滑油の供給を停止し、前記潤滑油を前記第2潤滑油路経由で前記内燃機関に供給することを特徴とする。
本発明によれば、特に、暖機終了後のオイルポンプの消費動力増加による燃費の悪化を抑制する、内燃機関の冷却および潤滑装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の制御例1を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の制御例2を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2の制御例1を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の制御例2を示すフローチャートである。
以下に説明する最良の実施の形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。したがって、当業者は、本発明が、以下に説明される実施の形態1,2(以下、単に本実施形態1,2という)によって不当に限定されないことを留意すべきである。
(実施形態1の構成)
図1は、本実施形態1にしたがう内燃機関の冷却および潤滑装置1Aの概略構成例を示す。図1に示されるように、本実施形態1にしたがう内燃機関の冷却及び潤滑装置1Aにおいて、内燃機関としてのエンジン10に、冷却水を加圧してエンジン10内に循環させるウォータポンプ17,および潤滑油を加圧してエンジン内に循環させるオイルポンプ19が設けられている。
エンジン10には、冷却水が循環する冷却水路が形成されている。この冷却水路は、エンジン10を通過した冷却水を放熱して冷却するラジエータ11を経由してエンジン10に戻す冷却水路12(第1冷却水路)と、冷却水をヒータコア13経由でエンジン10に戻す冷却水路14(第2冷却水路)と、冷却水をオイルウォーマ15経由でエンジン10に戻す冷却水路16(第3冷却水路)と、を含む。
なお、ヒータコア13は、ラジエータ11と同様に作用する熱交換機であって、冷却水がヒータコア13に流入すると冷却水の熱が奪われ、暖められた空気が車室内に供給されるようになっている。
冷却水路12のうち、ラジエータ11からエンジン10に向かう下流側と、冷却水路14のうち、ヒータコア13からエンジン10に向かう下流側が合流する箇所には、ラジエータ11とヒータコア13との間でウォータポンプ17に供給する冷却水の流量を制御する水制御弁18aが設置されている。なお、冷却水路16のうち、オイルウォーマ15からエンジン10に向かう下流側は、水制御弁18aを介することなく、直接、ウォータポンプ17へ合流している。したがって、冷却水はオイルウォーマ15へ常時供給される構造になっている。
エンジン10には、更に、潤滑油が循環する潤滑油路が形成されている。この潤滑油路は、オイルポンプ19から供給された潤滑油をオイルウォーマ15経由でエンジン10に戻す潤滑油路20(第1潤滑油路)と、潤滑油を、オイルウォーマ15を迂回してエンジン10に戻すバイパス潤滑油路21(第2潤滑油路)と、を含む。潤滑油路20のうち、オイルウォーマ15からエンジン10に向かう上流側と、バイパス潤滑油路21のうち、潤滑油がエンジン10に向かう上流側の分岐箇所には、オイルウォーマ15とバイパス潤滑油路21との間で潤滑油をエンジン10に供給するかを選択制御する油制御弁21aが設置されている。なお、油制御弁21aは、電動デバイスに制限されず冷却水あるいは潤滑油の温度に応じて作動する感温式デバイスでもよい。
なお、オイルウォーマ15も熱交換機であって、内部に、エンジン10の潤滑油が流通する図示省略した潤滑油路と冷却水路とが形成されている。潤滑油路と冷却水路とは互いに独立して形成され、潤滑油と冷却水との間で熱交換が可能なように熱伝導性の高い円盤状のプレートが多数重合された構造になっている。このように冷却水と潤滑油の流路は液密化されており両者が混ざり合うことはない。これにより、オイルウォーマ15は、潤滑油の温度が冷却水の温度よりも低ければ、冷却水の熱を潤滑油に伝達して潤滑油を加熱するオイルウォーマとして機能し、逆に、潤滑油の温度が冷却水の温度よりも高ければ、潤滑油の熱を冷却水で吸収して潤滑油を冷却するオイルクーラとして機能する。
ECU22(制御回路)は、ヒータコア13に対する作動要求があるか否かと、水温センサ23により測定されるエンジン10内における冷却水の温度が暖機後の温度閾値(後述するTw1)を超えるか否か、の4つの状態により、水制御弁18aと、油制御弁21aとを制御する。特徴的には、ECU22は、冷却水の温度が温度閾値以上の場合に油制御弁21aを制御して、潤滑油のオイルウォーマ15への供給を停止し、潤滑油をバイパス潤滑油路21経由でエンジン10に供給する。
また、ECU22は、ヒータコア13に対する作動要求の有無にかかわらず、冷却水の温度が温度閾値以上の場合に、水温センサ23により測定される冷却水の温度と油温センサ24により測定されるエンジン10の潤滑油の温度とを比較し、潤滑油の温度が冷却水の温度以上の場合に、油制御弁21aを制御してオイルウォーマ15への潤滑油の供給を停止し、潤滑油をバイパス潤滑油路21経由でエンジン10に供給してもよい。
なお、水温センサ23、油温センサ24は、例えば、いずれもエンジン10の出口に設置されるものとし、エンジン10出口における冷却水の温度、潤滑油の温度をそれぞれ測定してECU22に転送する。なお、水温センサ23、油温センサ24の設置場所は特に制限されず、エンジン10を流れる冷却水、潤滑油の温度を測定できる場所であればその設置場所は任意である。
(制御例1)
図2に、本実施形態1にしたがう内燃機関の冷却及び潤滑装置1AのECU22による制御例1がフローチャートで示されている。以下、図2のフローチャートを参照しながら、図1に示す実施形態1の動作について詳細に説明する。
ECU22は、エンジン10の冷却水温を監視するため、水温センサ23で測定された冷却水温(以下、単に水温という)の取り込みを行う(ステップS101)。また、ECU22は、ヒータコア13の作動要求の有無を常に監視している(ステップS102)。ステップS102でヒータコアの作動要求がない燃費優先の運転モードにおいて(ステップS102”NO”)、ECU22は、まず、測定された水温と温度閾値Tw1とを比較する(ステップS103)。ここで、温度閾値とはエンジン10の暖機終了後(運転中)の温度閾値のことをいう。
ステップS103で、水温が暖機中で温度閾値Tw1未満であれば(ステップS103”YES”)、エンジン10が未だ冷えている状態にあるため、冷却水の熱交換機から大気への放熱を抑制するため敢えて熱交換を行う必要はなく、したがって、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に閉じるように水制御弁18aを制御する(フローチャート中、○は開口が開いている状態を、×は開口が閉じている状態をそれぞれ示す)。同時に、ECU22は、オイルウォーマ15の潤滑油の開口を開いて、常時供給されている冷却水の熱を潤滑油に移動して潤滑油を加熱させ、バイパス潤滑油路21の開口を閉じるように油制御弁21aを制御する(ステップS104)。このことによりエンジン10に供給する潤滑油を暖めることができる。
また、ステップS103で、水温が上昇して温度閾値以上(暖機終了後の水温)になれば(ステップS103”NO”)、オーバヒート等の問題があるため、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18aを制御し、エンジン10で暖められた冷却水をラジエータ11とヒータコア13の双方に供給して熱交換を促す。同時に、ECU22は、オイルウォーマ15の開口を閉じてオイルウォーマ15への潤滑油の供給を停止し、バイパス潤滑油路21の開口を開き、潤滑油がオイルウォーマ15を迂回してエンジン10へ供給されるように油制御弁21aを制御する(ステップS105)。
ここで、オイルウォーマ15に対する潤滑油の供給を停止し、バイパス潤滑油路21を経由してエンジン10に潤滑油を供給するのは、熱交換が不要な状況においてオイルポンプ19の駆動トルクをオイルウォーマ15が無い状態と同等まで低くし、フリクション増加による燃費の悪化を抑制するためである。
一方、ステップS102で、ヒータコア13に対する作動要求が有り、暖房性能を優先するモードでは(ステップS102”YES”)、監視される水温が温度閾値未満の場合に(ステップS106”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口を閉じ、冷却水がヒータコア13に流入して暖められた空気が車室内に供給されるようにヒータコア13の開口を開くように水制御弁18aを制御する。このとき、油制御弁21aは、ECU22により、オイルウォーマ15の開口を開いてエンジン10内に潤滑油を供給し、バイパス潤滑油路21の開口が閉じるように制御される(ステップS107)。
また、ステップS106で、監視される水温が温度閾値以上の場合(ステップS106”NO”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18aを制御して冷却水と空気の熱交換を促し、同時に、オイルウォーマ15の開口を閉じてバイパス潤滑油路21の開口を開き、潤滑油がオイルウォーマ15を迂回してエンジン10内に供給されるように油制御弁21aを制御する(ステップS108)。
上記した制御例1によれば、ヒータコアに対する作動要求の有無にかかわらず、水温が温度閾値以上の場合のように(ステップS103”NO”,S106”NO”)、オイルウォーマ15の開口が閉じ熱交換が不要な状況では、オイルポンプ19の駆動トルクをオイルウォーマ15が無い状態と同等まで低くすることができ、したがって、暖機終了後のオイルポンプ19の消費動力増加による燃費の悪化を抑制することができる。
(制御例2)
図3に、本実施形態1にしたがう内燃機関の冷却及び潤滑装置1AのECU22による制御例2がフローチャートで示されている。図2に示す制御例1との差異は、ECU22が、水温以外に油温も監視することにより、水温が温度閾値以上の場合の水制御弁18aと油制御弁21aの木目細かな制御を実現したことにある。以下、図3のフローチャートを参照しながら、図1に示す本実施形態1の制御例2の動作について詳細に説明する。
ECU22は、まず、エンジン10の水温ならびに油温を監視するため、水温センサ23で測定された水温と、油温センサ24で測定された油温の取り込みを行う(ステップS111)。ECU22は、ヒータコア13の作動要求の有無を常に監視している(ステップS112)。ステップS112でヒータコアの作動要求がないと(ステップS112”NO”)、ECU22は、測定された水温と温度閾値Tw1とを比較する(ステップS113)。
ステップS113で、水温センサ23で測定された水温が温度閾値Tw1未満(暖機中)であれば(ステップS113”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に閉じるように水制御弁18aを制御する。なお、本実施形態1では、制御例1同様オイルウォーマ15に常時冷却水が供給される構造になっているため、ECU22は、オイルウォーマ15の潤滑油の開口を開き、バイパス潤滑油路21の開口を閉じるように油制御弁21aを制御する(ステップS114)。このことにより、オイルウォーマ15は、冷却水の熱を潤滑油に移動して潤滑油を加熱させることができる。
一方、ステップS113で、水温センサ23により測定された水温が上昇して温度閾値以上になれば(ステップS113”NO”)、ECU22は、水温センサ23により測定された水温と油温センサ24により測定された潤滑油の温度との温度比較を行う(ステップS115)。ここで、潤滑油の温度が水温未満の場合に(ステップS115”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口が開き、ヒータコア13の開口が閉じるように水制御弁18aを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口を閉じるように油制御弁21aを制御し、オイルウォーマ15による熱交換(冷却水の熱を潤滑油に移動)を促す。
また、潤滑油の温度が、オーバヒート閾値に満たず、且つ水温以上の場合に(ステップS115”NO”,S117”NO”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18aを制御して熱交換による冷却を促す。同時に、潤滑油が暖まって潤滑油と冷却水との熱交換が不要な状況になるため、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が閉じ、バイパス潤滑油路21の開口が開くように油制御弁21aを制御する(ステップS118)。潤滑油の温度が更にオーバヒート閾値以上になると(ステップS117”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18aを制御し、同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21開口が閉じるように油制御弁21aを制御してオイルウォーマ15による熱交換を促す(ステップS119)。
一方、ステップS112で、ヒータコア13に対する作動要求が有り(ステップS112”YES”)、水温センサ23により測定された水温が温度閾値未満の場合に(ステップS120”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口が閉じ、ヒータコア13の開口が開くように水制御弁18aを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口が閉じてオイルウォーマ15による熱交換(冷却水の熱を潤滑油に移動)を促すように制御する(ステップS121)。
ステップS120で、水温センサ23により測定された水温が上昇して温度閾値以上になれば(ステップS120“NO”)、ECU22は、水温と潤滑油の温度比較を行う(ステップS122)。ここで、潤滑油の温度が水温未満の場合に(ステップS122”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18aを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口を閉じるように油制御弁21aを制御して冷却水と潤滑油の熱交換を促す(ステップS123)。
また、潤滑油の温度が、オーバヒート閾値に満たず、且つ水温以上の場合(ステップS122”NO”,S124”NO”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18aを制御して熱交換による冷却を促し、同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が閉じ、バイパス潤滑油路21の開口が開くように油制御弁21aを制御して潤滑油のオイルウォーマ15への供給を停止する(ステップS125)。このことにより、オイルポンプ19の駆動トルクをオイルウォーマ15が無い状態と同等まで低くすることができる。潤滑油の温度が更にオーバヒート閾値以上の場合(ステップS124”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18aを制御してそれぞれの熱交換を促す。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口が閉じるように油制御弁21aを制御してオイルウォーマ15による冷却水と潤滑油の熱交換を促進する(ステップS126)。
上記した制御例2によれば、ECU22は、ヒータコア13に対する作動要求の有無にかかわらず、冷却水の水温が温度閾値(Tw1)以上の場合に、冷却水の温度と、更に測定されるエンジン10における潤滑油の温度とを比較し、潤滑油の温度が冷却水の温度以上の場合に油制御弁21aを制御してオイルウォーマ15への潤滑油の供給を停止し、潤滑油をバイパス潤滑油路21経由でエンジン10に供給する。このように制御することで、制御例1同様、オイルウォーマ15の開口が閉じて熱交換が不要な状況では、オイルポンプ19の駆動トルクをオイルウォーマ15が無い状態と同等まで低くすることができ、したがって、暖機終了後のエンジンフリクション増加による燃費の悪化を抑制することができる。
また、水温が温度閾値以上になった場合に、更に水温と油温を比較し、油温が水温未満の場合と、水温以上の場合のそれぞれにおいて水制御弁18aと油制御弁21aとを制御することにより、制御例1に比較して木目細かな水制御弁18aと油制御弁21aの制御、すなわち、ラジエータを経由した冷却水をウォータポンプ17へ供給するか、ヒータコアを経由した冷却水をウォータポンプ17へ供給するか、ならびに、オイルウォーマ15を経由した潤滑油をエンジン10に供給するか、オイルウォーマ19を迂回した潤滑油をエンジン10に供給するかの制御が可能になる。
(実施形態2の構成)
図4は、本実施形態2にしたがう内燃機関の冷却及び潤滑装置1Bの概略構成例を示す。図1に示す実施形態1では、冷却水路16のうち、オイルウォーマ15からエンジン10に向かう下流側は水制御弁18aを介さず、直接ウォータポンプ17へ合流する構成としたが、以下に説明する実施形態2では、オイルウォーマ15からエンジン10に向かう下流側も水制御弁18b(図4)に合流している点に差異がある。他に構成上の差異はない。
このため、冷却水は、エンジン10からラジエータ11を経由して水制御弁18bに合流してウォータポンプ17に至る冷却水路12と、エンジン10からヒータコア13を経由して水制御弁18bに合流してウォータポンプ17に至る冷却水路14と、エンジン10からオイルウォーマ15を経由して水制御弁18bに合流してウォータポンプ17に至る冷却水路16の四方弁として動作する。
(制御例1)
図5に、本実施形態2に従う内燃機関の冷却及び潤滑装置1BのECU22による制御例1がフローチャートで示されている。以下、図5のフローチャートを参照しながら、図4に示す実施形態2の制御例1の動作について詳細に説明する。
図5において、ECU22は、まず、エンジン10内における水温と油温を監視するため、水温センサ23、油温センサ24で測定された水温、油温のそれぞれの取り込みを行う(ステップS201)。また、ECU22は、ヒータコア13の作動要求の有無を常に監視している(ステップS202)。ステップS202でヒータコアの作動要求がない燃費優先のモードにおいて(ステップS202”NO”)、ECU22は、まず、測定された水温と暖機後の温度閾値Tw1とを比較する(ステップS203)。
ステップS203で、水温が温度閾値Tw1未満(暖機中)であれば(ステップS203”YES”)、エンジン10が冷えている状態であるため、冷却水の熱交換機から大気への放熱を抑制するため敢えて熱交換を行う必要はなく、したがって、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に閉じるように、オイルウォーマ15へのみ冷却水が供給されるように水制御弁18bを制御する。同時に、ECU22は、オイルウォーマ15の潤滑油の開口を開いて、供給された冷却水の熱を潤滑油に移動して潤滑油を加熱させ、バイパス潤滑油路21の開口を閉じるように油制御弁21bを制御する(ステップS204)。
また、ステップS203で、水温が上昇して温度閾値以上(暖機終了後の水温)になれば(ステップS203”NO”)、オーバヒート等を回避するため、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように、かつオイルウォーマ15の冷却水の開口を閉じるように水制御弁18bを制御し、エンジン10で暖められた冷却水をラジエータ11とヒータコア13の双方に供給して熱交換を促す。同時に、ECU22は、オイルウォーマ15の潤滑油の開口を閉じてオイルウォーマ15への潤滑油の供給を停止し、バイパス潤滑油路21の開口を開き、潤滑油がオイルウォーマ15を迂回してエンジン10内に供給されるように油制御弁21bを制御する(ステップS205)。
一方、ステップS202で、ヒータコア13に対する作動要求が有り、暖房性能を優先するモードで(ステップS202”YES”)、監視される水温が温度閾値未満の場合に(ステップS206”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口を閉じ、冷却水がヒータコア13に流入して暖められた空気が車室内に供給されるようにヒータコア13の開口およびオイルウォーマ15の開口を共に開くように水制御弁18bを制御する。このとき、油制御弁21bは、ECU22により、オイルウォーマ15の潤滑油の開口を開いてエンジン10内に潤滑油を供給させ、バイパス潤滑油路21の開口が閉じるように制御される(ステップS207)。
また、ステップS206で、監視される水温が温度閾値Tw1以上の場合(ステップS206”NO”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように水制御弁18bを制御する。このとき、オイルウォーマ15の冷却水の開口は閉じるように水制御弁18bを制御する。同時に、ECU22は、オイルウォーマ15の潤滑油の開口を閉じてオイルウォーマ15による熱交換を不要とし、バイパス潤滑油路21の開口を開いて潤滑油がオイルウォーマ15を迂回してエンジン10に供給されるように油制御弁21bを制御する(ステップS208)。
実施形態2によれば、ラジエータ11、ヒータコア13、オイルウォーマ15のそれぞれの水路を下流で合流させ、その合流箇所に1個の四方弁(3カ所の流入冷却水路、1カ所の流出冷却水路)としての水制御弁18bを使用することで、実装される制御弁が最小の1個で済み、実装容積の削減とコスト低廉化に寄与することができる。
また、エンジン始動直後において、エンジン10で温められた冷却水をヒータコア13に供給することなくオイルウォーマ15に供給するため、潤滑油の昇温を速やかに実現でき、これによりエンジン10のフリクションを低減して燃費の改善が図れる。すなわち、水温よりも油温が低い場合、水制御弁18bをオイルウォーマ15に切り替えることで速やかに潤滑油の昇温を図ることができる。
なお、上記した制御例1によれば、ヒータコア13に対する作動要求の有無にかかわらず、水温が温度閾値未満の場合(ステップS203”YES”,S206”YES”)のように、ECU22が水制御弁18bを制御してオイルウォーマ15への冷却水の供給を行う場合に、油制御弁21bを制御してオイルウォーマ15への潤滑油の供給を行なう(ステップS204,S207)。また、ヒータコア13に対する作動要求の有無にかかわらず、水温が温度閾値以上の場合(ステップS203”NO”,S206”NO”)のように、ECU22が水制御弁18bを制御してオイルウォーマ15への冷却水の供給を行わない場合に、油制御弁21bを制御してオイルウォーマ15への潤滑油の供給を停止し、潤滑油をバイパス潤滑油路21経由でエンジン10に供給する(ステップS205,S208)。
このように、潤滑油と冷却水との熱交換が不要な状況、すなわち、オイルウォーマ15に水を供給しない場合は、潤滑油のオイルウォーマ15への供給も停止し、バイパス潤滑油路21を通して潤滑油をエンジン10へ供給することで、オイルポンプ19の駆動トルク(フリクション)をオイルウォーマ15がない状態と同等になるまで低減することができる。したがって、特に、暖機終了後のオイルポンプ19の消費動力増加による燃費の悪化を抑制できる。
(制御例2)
図6に、本実施形態2にしたがう内燃機関の冷却及び潤滑装置1BのECU22による制御例2がフローチャートで示されている。制御例1との差異は、実施形態1同様、水温以外に油温も監視することにより、水温が温度閾値以上の場合の水制御弁18bと油制御弁21bの木目細かな制御を実現したことにある。以下、図6のフローチャートを参照しながら、図4に示す実施形態2の制御例2の動作について詳細に説明する。
図6において、ECU22は、エンジン10内の水温ならびに油温を監視するため、水温センサ23で測定された水温と、油温センサ24で測定された油温の取り込みを行う(ステップS211)。また、ECU22は、ヒータコア13の作動要求の有無を常に監視している(ステップS212)。ステップS212でヒータコアの作動要求がないと(ステップS212”NO”)、ECU22は、測定された水温と暖機終了後の温度閾値Tw1とを比較する(ステップS213)。
ステップS213で、水温センサ23で測定された冷却水温が温度閾値Tw1未満(暖機中)であれば(ステップS213”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に閉じ、オイルウォーマ15のみ開口を開いてオイルウォーマ15へのみ冷却水が供給されるように水制御弁18bを制御する。同時に油制御弁21bを制御してオイルウォーマ15の開口を開き、バイパス潤滑油路21の開口を閉じる(ステップS214)。このことにより、オイルウォーマ15は、冷却水の熱を潤滑油に移動して潤滑油を加熱させることができる。
また、ステップS213で、水温センサ23により測定された水温が上昇して温度閾値以上になれば(ステップS213”NO”)、ECU22は、先に取り込んだ水温と油温の温度比較を行う(ステップS215)。ここで、潤滑油の温度が水温未満の場合に(ステップS215”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とオイルウォーマ15の冷却水の開口が共に開き、ヒータコア13の開口が閉じるように水制御弁18bを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口を閉じるように油制御弁21bを制御し、オイルウォーマ15による熱交換(冷却水の熱を潤滑油に移動)を行わせる。
また、潤滑油の温度が、水温以上で、且つオーバヒート閾値に満たない場合に(ステップS215”NO”,S217”NO”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開くように、オイルウォーマ15の冷却水の開口が閉じるように水制御弁18bを制御する。同時に、潤滑油が暖まって潤滑油と冷却水との熱交換が不要な状況になるため、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が閉じ、バイパス潤滑油路21の開口が開くように油制御弁21bを制御する(ステップS218)。潤滑油の温度が更にオーバヒート閾値以上になると(ステップS217”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口、ヒータコア13の開口、オイルウォーマ15の冷却水の開口が共に開くように水制御弁18bを制御して熱交換による冷却を促す。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21開口が閉じるように油制御弁21bを制御してオイルウォーマ15による熱交換を促す(ステップS219)。
ここで、ラジエータ11の他にヒータコア13の開口も開く理由は、油温がオーバヒート閾値を超える状態では、エンジン10の負荷が大きく、エンジン10自体も高温になっていることから、エンジン10を通過する冷却水の量を増やすためである。ヒータコア13の開口を開いても、ラジエータ11やオイルウォーマ15の流量の変化が僅かであるため、ヒータコア13の流量分だけ流量がアップすることにより、ヒータコア13からも放熱されることになり、放熱効果が高まる。
一方、ステップS212で、ヒータコア13に対する作動要求が有り(ステップS212”YES”)、水温が温度閾値未満の場合に(ステップS220”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口が閉じ、ヒータコア13、オイルウォーマ15の冷却水の開口が開くように水制御弁18bを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口が閉じてオイルウォーマ15による熱交換(冷却水の熱を潤滑油に移動)を促すように制御する(ステップS221)。
ステップS220で、水温が上昇して温度閾値以上になれば(ステップS220”NO”)、ECU22は、水温と潤滑油の温度比較を行う(ステップS222)。ここで、潤滑油の温度が水温未満の場合に(ステップS222”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口、ヒータコア13の開口、オイルウォーマ15の冷却水の開口が共に開くように水制御弁18bを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口を閉じるように油制御弁21bを制御して冷却水と潤滑油の熱交換を促す(ステップS223)。
また、潤滑油の温度が、水温以上で、且つオーバヒート閾値に満たない場合(ステップS222”NO”,S224”NO”)、ECU22は、ラジエータ11の開口とヒータコア13の開口が共に開き、オイルウォーマ15の冷却水の開口が閉じるように水制御弁18bを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が閉じ、バイパス潤滑油路21の開口が開くように油制御弁21bを制御して潤滑油のオイルウォーマ15への供給を停止する(ステップS225)。このことにより、オイルポンプ19の駆動トルクをオイルウォーマ15が無い状態と同等まで低くすることができる。潤滑油の温度が更にオーバヒート閾値以上の場合(ステップS224”YES”)、ECU22は、ラジエータ11の開口、ヒータコア13の開口、オイルウォーマ15の冷却水の開口が共に開くように水制御弁18bを制御する。同時に、オイルウォーマ15の潤滑油の開口が開き、バイパス潤滑油路21の開口が閉じるように油制御弁21bを制御してオイルウォーマ15による熱交換(冷却水の熱を潤滑油に移動)を促すように制御する(ステップS226)。
上記した制御例2によれば、制御例1同様、エンジン10の始動直後において、エンジン10で温められた冷却水をヒータコア13に供給することなくオイルウォーマ15に供給するため、潤滑油の昇温を速やかに実現でき、これによりエンジン10のフリクションを低減して燃費の改善が図れる。すなわち、水温よりも油温が低い場合、水制御弁18bをオイルウォーマ15に切り替えることで速やかに潤滑油の昇温を図ることができる。また、水温より油温が高く、且つ油温がオーバヒート閾値以上である場合にもオイルウォーマ15に切り替えることで、高温になった潤滑油の温度を速やかに低下させることができる。この場合、オイルウォーマ15は、オイルクーラとして機能することになる。
また、ECU22は、ヒータコア13に対する作動要求の有無にかかわらず、冷却水の温度が温度閾値(Tw1)以上の場合であって、更に、潤滑油の温度が冷却水の温度以上の場合に油制御弁21bを制御してオイルウォーマ15への潤滑油の供給を停止し、潤滑油をバイパス潤滑油路21経由でエンジン10に供給する。このように制御することで、オイルウォーマ15の開口が閉じて熱交換が不要な状況では、オイルポンプ19の駆動トルクをオイルウォーマ15が無い状態と同等まで低くすることができ、したがって、暖機終了後のエンジンフリクション増加による燃費の悪化を抑制することができる。
また、水温が温度閾値以上になった場合に、更に水温と油温を比較し、油温が水温未満の場合と、水温以上の場合のそれぞれにおいて水制御弁18bと油制御弁21bとを制御することにより、制御例1に比較して木目細かな水制御弁18bと油制御弁21bの制御が可能になる。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
1A,1B・・・内燃機関の冷却および潤滑装置、11・・・ラジエータ、12・・・冷却水路(第1冷却水路)、13・・・ヒータコア、14・・・冷却水路(第2冷却水路)、15・・・オイルウォーマ、16・・・冷却水路(第3冷却水路)、17・・・ウォータポンプ、18a,18b・・・水制御弁、19・・・オイルポンプ、20・・・潤滑油路(第1潤滑油路)、21・・・バイパス潤滑油路(第2潤滑油路)、21a,21b・・・油制御弁、22・・・ECU(制御回路)

Claims (2)

  1. 内燃機関を通過した冷却水をラジエータ経由で前記内燃機関に戻す第1冷却水路と、
    前記冷却水をヒータコア経由で前記内燃機関に戻す第2冷却水路と、
    前記冷却水をオイルウォーマ経由で前記内燃機関に戻す第3冷却水路と、
    前記冷却水を加圧して前記内燃機関内に循環させるウォータポンプと、
    少なくとも前記ラジエータの下流側と前記ヒータコアの下流側の前記冷却水を取り込み、前記ラジエータと前記ヒータコアとの間で前記ウォータポンプに供給する前記冷却水の流量を制御する水制御弁と、
    前記内燃機関を通過した潤滑油を前記オイルウォーマ経由で前記内燃機関に戻す第1潤滑油路と、
    前記潤滑油を前記オイルウォーマを迂回して前記内燃機関に戻す第2潤滑油路と、
    前記潤滑油を加圧して前記内燃機関に循環させるオイルポンプと、
    前記オイルウォーマと前記第2潤滑油路との間で前記潤滑油を前記内燃機関に供給するか否かを制御する油制御弁と、
    前記ヒータコアに対する作動要求があるか否かと測定される前記内燃機関の前記冷却水の温度が温度閾値を超えるか否かの4状態により、前記水制御弁と前記油制御弁とを制御する制御回路と、を有し、
    前記制御回路は、
    前記冷却水の温度が前記温度閾値以上の場合に前記油制御弁を制御して、前記潤滑油の前記オイルウォーマへの供給を停止し、前記潤滑油を前記第2潤滑油路経由で前記内燃機関に供給し、
    前記水制御弁は、更に、前記オイルウォーマの下流側の前記冷却水を取り込み、前記制御回路による制御の下で、前記ラジエータ、前記ヒータコア、前記オイルウォーマ間で前記ウォータポンプに供給する前記冷却水の流量を制御し、
    前記制御回路は、
    前記水制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記冷却水の供給を行う場合に、前記油制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記潤滑油の供給を行い、
    前記水制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記冷却水の供給を行わない場合に、前記油制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記潤滑油の供給を停止し、前記潤滑油を前記第2潤滑油路経由で前記内燃機関に供給することを特徴とする内燃機関の冷却および潤滑装置。
  2. 前記制御回路は、
    前記ヒータコアに対する作動要求の有無にかかわらず、前記冷却水の温度が前記温度閾値以上の場合に、前記冷却水の温度と、更に測定される前記内燃機関内における前記潤滑油の温度とを比較し、前記潤滑油の温度が前記冷却水の温度以上の場合に、前記油制御弁を制御して前記オイルウォーマへの前記潤滑油の供給を停止し、前記潤滑油を前記第2潤滑油路経由で前記内燃機関に供給することを特徴とする請求項1載の内燃機関の冷却および潤滑装置。
JP2015064813A 2015-03-26 2015-03-26 内燃機関の冷却および潤滑装置 Active JP6456743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015064813A JP6456743B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 内燃機関の冷却および潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015064813A JP6456743B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 内燃機関の冷却および潤滑装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016183623A JP2016183623A (ja) 2016-10-20
JP6456743B2 true JP6456743B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=57242610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015064813A Active JP6456743B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 内燃機関の冷却および潤滑装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6456743B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6669131B2 (ja) * 2017-05-31 2020-03-18 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のオイル循環装置
CN114542263B (zh) * 2022-03-22 2023-04-18 潍柴动力股份有限公司 一种冷却水温度调控方法及控制系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6221690Y2 (ja) * 1980-03-07 1987-06-02
JPS5792815U (ja) * 1980-11-28 1982-06-08
JP4134787B2 (ja) * 2003-03-31 2008-08-20 三菱自動車工業株式会社 油温制御装置
JP5786329B2 (ja) * 2010-12-22 2015-09-30 いすゞ自動車株式会社 潤滑油の油温制御装置
CN105074301B (zh) * 2013-03-21 2016-11-23 日立汽车系统株式会社 流量控制阀
JP6051989B2 (ja) * 2013-03-21 2016-12-27 マツダ株式会社 エンジンの冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016183623A (ja) 2016-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8875820B2 (en) Hybrid construction machine
JP5240403B2 (ja) エンジンの冷却システム
RU2607201C2 (ru) Двигатель внутреннего сгорания с жидкостным охлаждением и способ его эсксплуатации
KR101592428B1 (ko) 통합 유량 제어 밸브 장치
JP2010163920A (ja) エンジンの冷却装置
WO2016143611A1 (ja) 車両用内燃機関の冷却装置及び制御方法
JP2015085699A (ja) ハイブリッド車両のエンジン冷却用冷媒液温度調節方法
JP2014037785A (ja) 冷却水制御装置
JP2014114739A (ja) エンジンの冷却装置
JP2011157035A (ja) ハイブリッド車両の冷却装置
JP6456743B2 (ja) 内燃機関の冷却および潤滑装置
JP3756502B2 (ja) ハイブリッド車両の冷却装置
JP5801593B2 (ja) 車両用蓄熱式加温装置
JP5633390B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP3818007B2 (ja) 車両用水冷式内燃機関の冷却システム
JP2014145326A (ja) 内燃機関
WO2020152734A1 (ja) ハイブリッド車両の冷却装置
US20190085751A1 (en) Vehicular cooling device
JP2010169010A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2016210298A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2016211482A (ja) エンジンの冷却装置
JP2016074380A (ja) 車両用暖房装置
JP2020090948A (ja) 車両用システムの制御装置
JP2015068180A (ja) 冷却水流通機構
JP5848906B2 (ja) 車両の熱交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6456743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250