JP6456192B2 - クッション - Google Patents

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Description

本発明はクッションに関する。
オフィスや自宅のパソコンデスクなど、長時間に亘り椅子に座ってデスクワークを続けると腰に大きな負担が掛かってしまう。特に椅子の背もたれによって腰の周辺が適切に支えられていないと、腰痛が発生する原因にもなってしまう。
そこで背もたれだけでは十分でない腰への支持力を補うために、布製のカバーの内部に化学繊維の中綿を詰め込んだ柔らかいインテリア用のクッションを腰当てとして活用することが、オフィスや自宅で手軽に直ぐできる腰痛予防策として、しばしば行われている。しかしながらインテリア用のクッションは、寄りかかったときの柔らかさによる心地よさを重視するものが殆どで、体重を掛けて腰を当てたときに柔らかすぎて深く沈み込んでしまう。こうしたインテリア用のクッションに替わるものとして、いわゆる健康グッズの分野では様々な腰への支持力を補うクッションが提案されている(一例として特許文献1参照。)。
実用登録第3007275号公報
確かにこのクッションであれば、腰の周辺に対して適切な支持力を発揮するために設計されていることから、腰への負担軽減に一定の効果を発揮することができる。しかしながら健康グッズとしてのクッションについては、インテリア用のクッションのように空間の雰囲気を演出したり、ユーザーの感性に響いて所有欲を満足させるようなデザイン性をも合わせ持つものはないに等しい。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。その目的は、デザイン性と支持力に優れるクッションを提供することにある。
上記目的を達成すべく本発明は以下のように構成される。
即ち、袋状のレザーカバーと、レザーカバーに収容されており中綿を詰めた内袋と、レザーカバーの一の外縁側からその反対の外縁側にかけて配置される硬質立体繊維構造体でなる弾性支持シートとを備えるクッションである。
クッションの外観に表れるのがレザーカバーであるため、インテリア用のクッションとしても高いデザイン性を発揮することができる。そのレザーカバーの内部には中綿を詰めた内袋が収容されている一方で、レザーカバーの一の外縁側からその反対の外縁側にかけて硬質立体繊維構造体でなる弾性支持シートが配置されている。この弾性支持シートを備えることで、本発明のクッションであれば、内袋が発揮する柔軟性の中にも、弾性支持シートが芯材となって硬さのある弾性を生み出し、腰を支える確実な支持力を発揮することができる。また、その確実な支持力については、変形容易で空気が容易に抜けてしまう布製のカバーと異なり、硬さがあり空気が抜けにくいレザーカバーによっても発揮される。さらに、レザーカバーと弾性支持シートによってクッション全体の型崩れによる支持力の低下も防ぐことが可能であり、適度な反発性のあるクッション性を発揮することができる。
前記レザーカバーは、一対のレザーシートと、レザーシートの外縁どうしを重ね合わせて縫合した封止部と、レザーカバーの外縁側に設けた通気孔とを有するものとすることができる。
レザーカバーに大きな開口部がなく、外縁が封止部によって略密閉状態で封止されることで、レザーカバーの内部と外部の空気の通りが低下し、クッションとして潰すのが困難であり、また潰れて一旦空気が抜けてしまうとなかなか元通りに復元できなくなる。しかしながら本発明であれば、レザーカバーに通気孔を備えるため、ゆっくり潰して数秒で元通りに復元させるように内外の空気の通りを制御することが可能である。そして通気孔はレザーカバーの外縁側にあることから、体や椅子によって塞いで通気を損ねてしまうような不都合もない。
前記レザーカバーは角部を有し、前記封止部は、該レザーカバーの角部に、隣接する各外縁に対応する縫い目が交差してその先の外縁の手前位置にてレザーカバーの内部で縫い糸をかがる井桁状かがり部を有する。
封止部の縫い目が外縁まで到達して縫い糸が露出すると、そこから糸が切れたりほつれたりする不都合が生じるが、本発明の井桁状かがり部はレザーカバーの内部で縫い糸をかがるので外部に糸が露出せず、前記不都合が起きないようにすることができる。また、井桁状かがり部では、隣接する外縁に対応する縫い目が交差するため、レザーカバーの角部や封止部の端部の強度を高めることができ、レザーカバーの外縁における型崩れを抑制することができる。
前記レザーカバーは、複数のレザー小片を隣接する外縁どうしを重ね合わせて縫合したあみだ状の継ぎ目を有することができる。
複数のレザー小片を継ぎ合わせて、踏桟の間隔が異なる梯子を並べたようなあみだ状の継ぎ目を有することで、レザー小片どうしが多重構造となり縫い糸で締められ、その継ぎ目がレザーカバーの表面を補強する補強桟として機能する。したがって、レザーカバーのへたりが少なく腰を支える支持力の発揮に寄与することができる。また、補強桟としての形状保持力によってクッション全体の型崩れも防止することができる。そしてあみだ状の継ぎ目ではレザー小片の外縁があみだ状に縦横に表れることで、使用時のすべり止め効果も発揮することができる。
レザーカバーは、前記通気孔をレザーカバーの中心を挟んで相互に反対側に位置する各外縁の隣接する部位にそれぞれ有することができる。
これによれば、腰を当ててクッションの中央を押し込んだ際に、クッションの内部で中央から相互に反対側に位置する外縁側に向かう大きな空気の流れを作ることができる。具体的に、例えばクッションが多角形状である場合、対角線上にある両角部にそれぞれ通気孔を設けることで、外縁側から対角線状にゆっくりと空気を吸い込み、内袋の中綿や弾性支持シートに十分に空気を通すことができる。これにより中綿の繊維どうしが絡み合ってクッション性が劣化する早さを抑えることができる。
内袋は、弾性支持シートを収容するポケット部を有することができる。
内袋のポケット部に弾性支持シートを収容するので、弾性支持シートを内袋の定位置からずれないように保持することができ、腰を支える支持力の発揮を長期に渡って安定して維持することができる。また、ポケット部に収容することで、弾性支持シートを構成する硬質立体繊維構造を形成する繊維がポケット部の外に散らばるのを抑制できる。したがってポケット部から出た繊維がレザーカバーの内部にたまり、通気孔を通じて外部に排出されるような不具合を防止できる。
前記弾性支持シートとしては乾燥へちまシートを使用することができる。
これによれば硬く型崩れしにくく、確実に腰に対する支持力を発揮することができる。また軽量である。
本発明のクッションによれば、空間の雰囲気を演出したり、ユーザーの感性に響いて所有欲を満足させるような高いデザイン性を有することに加えて、腰当てとして使用した際に腰が沈み込まずに確実に支える支持力を発揮することができる。即ち、インテリア性と使い心地を両立する新しいクッションを実現することができる。
一実施形態によるクッションの正面図。 図1のクッションに収容する内袋と弾性支持シートの正面図。 図2のA−A線断面図。 図1のレザーカバーを構成するレザーシートの分解図。 図1のクッションの機能説明図。
以下、本発明のクッションの一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では上・下・左・右、縦、横の用語を説明の便宜上使用するが、それによってクッションの使用方法等を限定するものではない。
クッション1は、図1で示すレザーカバー2と、図2で示す内袋3と、同図で示す「弾性支持シート」としてのへちまシート4と、図3で示す中綿5とを備える。クッション1は、椅子やソファに座ったときに、体と背もたれとの間に置いて腰当てとして使用するものであるが、使用方法はそれに限定するものではない。例えば枕として使用したり、座布団の代わりに使用してもよいが、そのように使用する場合には本発明のクッションが意図する腰に対する確実な支持力を発揮するという作用・効果を奏するものではない。
レザーカバー2は、一対のレザーシート6と、レザーシート6の外縁どうしを重ね合わせて縫合した封止部7とを有する。レザーシート6は、図1ではクッション1の一方面側のものだけを示しているが、図に表れないクッション1の他方面側にも同様のレザーシート6を備えている。
各レザーシート6は、図4で示すように、同じ長さの帯状レザー片6a(6a1、6a2、6a3、6a4、6a5)を製作し、隣接する帯状レザー片6aの外縁を重ね合わせて縫合することで形成される。本実施形態では5枚の帯状レザー片6a1〜6a5を使い、帯状レザー片(例えば6a1)の右側の外縁を、右隣の帯状レザー片(例えば6a2)の上に重ねて縫合している。これにより4本の縦方向継ぎ目6b1が形成されている。
それぞれの帯状レザー片6a1〜6a5は、図4で示すように、複数の四角形状のレザー小片6cの外縁を長さ方向に重ね合わせて縫合することで形成される。本実施形態では上側のレザー小片6cを下側のレザー小片6cの外縁に重ね合わせるようにしており、各帯状レザー片6aには横方向継ぎ目6b2が形成されている。各レザー小片6cは本実施形態のものは牛革にて形成されており、エイジングによって次第にその表情を変えていくことで、空間の雰囲気を演出するインテリア性に優れる外観を呈することとなる。
そして、隣り合う帯状レザー片6aの横方向継ぎ目6b2は、敢えて一直線状に並ばないように配置しており、そのため各レザーシート6には、縦方向継ぎ目6b1と横方向継ぎ目6b2によるあみだ状の継ぎ目6bが形成されることになる。これによって縦方向継ぎ目6b1と横方向継ぎ目6b2では、レザー小片6cが縫い糸で締められた多重構造を形成し、あみだ状の継ぎ目6bがレザーカバーの表面を補強する補強桟として機能して、レザーカバー2のへたりが少なく腰を支える支持力の発揮に寄与するようにしている。また、あみだ状の継ぎ目6bが補強桟として機能することで発揮される形状保持力によって、クッション1全体の型崩れも防止することができる。さらに、あみだ状の継ぎ目6bではレザー小片6cの外縁があみだ状に縦横に表れることで、使用時にユーザーの腰回りや椅子の背もたれに対するすべり止め効果も発揮できるようになっている。
以上のような構造のレザーシート6は、図1で示すように、その外縁どうしを重ね合わせ全周に亘って縫合した封止部7により、内部に内袋3、へちまシート4を封入した状態で、袋状に一体形成される。封止部7は2本の平行する縫い目7a(7a1〜7a4)によってレザーカバー2の内部を略密閉状態に封止する。したがって、縫い糸を切断してほどいたり、レザーシート6を切断しなければ、クッション1の内部構造は分からないようになっている。
そのレザーカバー2の4つの角部には、図1で拡大して示すように、隣接する縫い目7aが交差する井桁状かがり部7bが形成されている。井桁状かがり部7bは、縫い目7aどうしが直交し、その先の外縁の手前位置にてレザーカバー2の内部で縫い糸をかがる部位である。封止部7の縫い目7aがレザーカバー2の外縁まで到達して縫い糸が露出すると、そこから糸が切れたりほつれたりするおそれがある。しかしながら、井桁状かがり部7bでは、レザーカバー2の内部で縫い糸をかがるので外部に糸が露出せず、そうした不都合が起きないようにしている。また、井桁状かがり部7bでは、縫い目7aどうしが交差するため、レザーカバー2の角部や封止部7の端部の強度が高まり、クッション1の角部における型崩れを効果的に抑制している。
クッション1の角部には、複数の通気孔8が設けられている。図1では、レザーカバー2の右下と左上の対角線上に設けられており、図1に表れない反対面にも同じ位置に通気孔8が設けられている。レザーカバー2には大きな開口部がなく、外縁が封止部7によって略密閉状態で封止されることで、レザーカバー2の内部と外部の空気の通りが低下し、クッション1として使用が困難であり、また一旦、縫い目から徐々に空気が抜けてしまうとなかなか元通りに復元できなくなってしまう。しかしながら、レザーカバー2には通気孔8が形成されているので、クッション1は、ゆっくり空気が抜けていき、数秒で元通りに復元できるようになっている。通気孔8はレザーカバー2の外縁側にあることから、ユーザーの体や椅子の背もたれ等によって塞いで通気を損ねてしまうようなことがないようにされている。
こうした通気孔8は、レザーカバー2の中心を挟んで相互に反対側に位置する各外縁の隣接する部位、即ち四角形状のレザーカバー2の対角線上の位置にあり、これによって次のような作用・効果を発揮することができる。
ユーザーがクッション1に腰を当てて中央が押し込まれると、図5で示すように、クッション1の内部では中央から対角線上に沿って外縁の通気孔8に向かう大きな空気の流れが生じる。これによってクッション1は、押し込まれたところが部分的に沈み込んで潰れるように変形するのではなく、外縁の通気孔8への空気の流れによって全体的にゆっくり沈み込むように変形することができる。即ち、クッション1が部分的にへたらず、全体的に形状を保持したまま支持力を発揮してユーザーの腰を確実に受け止めることができる。
他方、復元する際には、外縁側の通気孔8から対角線上にゆっくりとクッション1の中に空気を吸い込み、内袋3の中綿5やへちまシート4に十分に空気を通すことができる。これによって中綿5の繊維どうしが絡み合ってクッション性が劣化する早さを抑えることができる。
レザーカバー2の内部に収容される内袋3は綿製である。化学繊維を使用すると、レザーシート6の内面に対して滑ってしまい偏って変形するおそれがあるが、綿製であればそうした不都合が生じない。内袋3に詰めた中綿5は天然のコットン綿(わた)である。合成繊維だと柔らかすぎてしまい、もたれると沈みっぱなしになってしまう。これに対して天然のコットン綿では、クッション本来の柔らかさと弾性を発揮することができ、もたれた際に安定感のあるクッション性を発揮することができる。
中綿5は、内袋3に適当に詰めるのではなく、薄く伸ばしたコットンシートを重ね合わせたものを内袋3一杯に詰めたものである。ちぎったコットン綿を適当に内袋3に詰めると、内袋3の中で中綿5に偏りが出てきて部分的に硬くなるおそれがある。しかしながらコットンシートを積層した中綿5であれば、そうした不都合がなく均一なクッション性を持続的に発揮することができる。また、内袋3とレザーカバー2の内面との間に隙間ができない程度に、内袋3に中綿5を詰めることで、長期間使用しても型崩れが起きず、クッション1としての形状保持性が高められている。
内袋3の外面には複数のポケット9が設けられており、それぞれ「弾性支持シート」としてのへちまシート4が収容される。ポケット9に収容することで、へちまシート4を内袋3の定位置からずれないように保持することができ、腰を支える支持力の発揮を長期に渡って安定して維持することができる。また、へちまシート4の繊維片がポケット9の外に散らばるのを抑制できる。したがってポケット9から出た繊維片がレザーカバー2の内部にたまり、通気孔8を通じて外部に排出されるような不具合を防止できるようにしている。
へちまシート4は、シート状の乾燥へちまにより形成されている。乾燥へちまは、ヘチマの果実を繊維だけにして乾燥したものであり、その構造は硬質な三次元網目状の立体繊維構造体を形成している。そして、適度なかさ高性を有し、吸湿性、通気性、クッション性、形体安定性に優れるものである。こうした素材としては、株式会社ワタセの商品名「ラファス」を使用することができる。
へちまシート4は、図3で示すようにアーチ状に緩やかに湾曲する形状となっており、突出する湾曲面がクッション1の外方に向くようにポケット9に収容される。これによって腰が後ろに丸くなることを防ぐように腰を支えることができ、クッション1全体として腰が沈み込まず張りを持たせることができる。即ち、内袋3に詰めた中綿5が発揮する柔らかいクッション性の中にも、へちまシート4が芯材として硬さのある弾性を生み出し、腰を支える確実な支持力を発揮することができる。
また、へちまシート4には、複数の孔4aが形成されている。これによってへちまシート4の全体が弾力性のあるばねの作用を発揮することができるので、前述した腰を支える確実な支持力を補強することができる。
さらに、へちまシート4は1枚でクッション1の一方側の面を幅方向に亘ってカバーするものではなく、複数枚のへちまシート4を並べることで、クッション1の一方側の面をカバーするようにしている。1枚ではなく複数枚を分割配置することで、クッション1の幅方向のどの位置からユーザーの腰が接触しても腰が斜めに沈み込まず真っ直ぐに受け止める支持力を発揮することができる。即ち、クッション1の幅方向に亘るような1枚物であると、へちまシートの外縁側にもたれると、へちまシート全体が斜めに傾斜して斜めに腰を支持してしまうおそれがあるが、分割配置により各へちまシート4が独立して支持・変位することが可能であるため、そうした不都合を抑制することができる。
また、へちまシート4は、その長手方向があみだ状の継ぎ目6bの縦方向継ぎ目6b1と合致するように配置している。これはクッション1の外観からでは分からないへちまシート4の配置の向きが縦方向継ぎ目6b1で分かるようにするためである。
以上の詳述してきたように、本実施形態のクッション1によれば、外観に表れるレザーカバー2が、インテリア用のクッションとして高いデザイン性を発揮することができ、エイジングの変化も楽しむことができ、ユーザーの所有欲を満足することができるものである。そして、レザーカバー2の内部には、クッション性のある中綿5を詰めた内袋3とともに、レザーカバー2の一の外縁側からその反対の外縁側にかけてへちまシート4が配置されているため、クッション性と腰を支える硬さと弾性のある確実な支持力を発揮することができる。その確実な支持力は、変形容易で空気が容易に抜けてしまう布製のカバーと異なり、硬さがあり空気が抜けにくいレザーカバー2によっても発揮される。さらに、レザーカバー2とへちまシート4によってクッション1全体の型崩れによる支持力の低下も防ぐことが可能であり、適度な反発性のあるクッション性を発揮することができる。
実施形態の変形例:
以上のクッション1については、その細部を変更して実施することが可能である。
例えば、クッション1は、略正方形のものを例示したが長方形や四角形以外の多角形、また円形でもよい。
レザーシート6として帯状レザー片6a1〜6a5が5枚のものを例示したが、それに限定するものではない。もちろんクッション1の形状・サイズによって帯状レザー片6aの数を増減してもよい。帯状レザー片6aを構成するレザー小片6cの枚数についても増減してもよい。また、複数の帯状レザー片6aの幾つかを1枚物のレザー小片6cとしてもよい。なお、帯状レザー片6aやレザー小片6cの数によって、あみだ状継ぎ目6bによる補強やすべり止め効果については異なるのは勿論である。
内袋3には3つのポケット9を設け、各々へちまシート4を収容する例を示したが、ポケット9の数とへちまシート4の数は2つ以上であればよい。なお、前述の分割配置による作用効果を考慮しなければ、それぞれ1つでもよい。
一つのポケット9に複数枚のへちまシートを上下に分けて配置してもよい。
内袋3の一方の面にポケット9を設けたが、内袋3の両面にポケット9を設けてへちまシート4を配置してもよい。
1 クッション
2 レザーカバー
3 内袋
4 へちまシート(弾性支持シート)
4a 孔
5 中綿
6 レザーシート
6a(6a1〜6a5) 帯状レザー片
6b あみだ状の継ぎ目
6b1 縦方向継ぎ目
6b2 横方向継ぎ目
6c レザー小片
7 封止部
7a(7a1〜7a4) 縫い目
7b 井桁状かがり部
8 通気孔
9 ポケット

Claims (7)

  1. 袋状のレザーカバーと、
    レザーカバーに収容されており中綿を詰めた内袋と、
    レザーカバーの一の外縁側からその反対の外縁側にかけて配置される硬質立体繊維構造体でなる弾性支持シートとを備えるクッション。
  2. レザーカバーが、
    一対のレザーシートと、
    レザーシートの外縁どうしを重ね合わせて縫合した封止部と、
    レザーカバーの外縁側に設けた通気孔とを有する
    請求項1記載のクッション。
  3. レザーカバーが角部を有し、
    封止部が、該レザーカバーの角部に、隣接する各外縁に対応する縫い目が交差してその先の外縁の手前位置にてレザーカバーの内部で縫い糸をかがる井桁状かがり部を有する請求項1又は請求項2記載のクッション。
  4. レザーカバーが、複数のレザー小片を隣接する外縁どうしを重ね合わせて縫合したあみだ状の継ぎ目を有する請求項1〜請求項3何れか1項記載のクッション。
  5. レザーカバーが、前記通気孔をレザーカバーの中心を挟んで相互に反対側に位置する各外縁の隣接する部位にそれぞれ有する請求項1〜請求項4何れか1項記載のクッション。
  6. 内袋が、弾性支持シートを収容するポケット部を有する請求項1〜請求項5何れか1項記載のクッション。
  7. 弾性支持シートが乾燥へちまシートである請求項1〜請求項6何れか1項記載のレザークッション。
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