JP6455890B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6455890B2
JP6455890B2 JP2016210097A JP2016210097A JP6455890B2 JP 6455890 B2 JP6455890 B2 JP 6455890B2 JP 2016210097 A JP2016210097 A JP 2016210097A JP 2016210097 A JP2016210097 A JP 2016210097A JP 6455890 B2 JP6455890 B2 JP 6455890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
panel
pads
pad
application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016210097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018074691A (ja
Inventor
誠二 梶原
誠二 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Recotek
Original Assignee
Recotek
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Recotek filed Critical Recotek
Priority to JP2016210097A priority Critical patent/JP6455890B2/ja
Publication of JP2018074691A publication Critical patent/JP2018074691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6455890B2 publication Critical patent/JP6455890B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本発明は、コーティング剤の塗布装置に関するものであり、特に屋外に設置された太陽光発電用のパネルの表面にコーティング剤をとする塗布装置に関するものである。
屋外に設置された太陽光発電用のパネル(以下、単に太陽光パネルと称する)については、安定した発電効率の確保等の観点から種々のメインテナンスが行われている。メインテナンスの内容としては、太陽光パネルの表面の洗浄あるいは洗浄後のパネル表面へのコーティング剤の塗布等を挙げることができる。
例えば、太陽光パネルの表面の洗浄については洗浄装置が提案されているが(特許文献1参照)、コーティングについては、手作業で行われる場合が少なくない(特許文献2参照)。
特開2016− 26861号公報 特開2015−199896号公報
ところで、手作業によるコーティングでは、作業中に作業者自身で未コーティング部分を認識し、未コーティング部分が生じないようにする必要があるところ、この認識は必ずしも容易でない場合がある。
コーティング剤の塗布は、太陽光パネル表面の保護が目的の一つであるが、未コーティング部分が生ずると、その汚れが付着して、太陽光パネルの保護が不十分になる。また、汚れが付着しやすい部分があると、汚れが付着している部分を起点として太陽光パネル全体に汚れが広がりやすい。太陽光パネル表面が汚れやすいと、発電効率が低下しやすい。
コーティング作業終了後に、コーティング状態を確認する作業を行うことも考えられるが、その分、手間がかかる。太陽光パネルの表面積が比較的広いことも、手間がかかる要因である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、太陽光パネルの表面に、迅速かつ確実にコーティング剤を塗布することができる塗布装置を提供することを目的としている。
本出願に係る発明は、屋外に設置された太陽光発電用のパネルに対して着脱自在に取付けられるフレーム部と、当該フレーム部に着脱可能に設置された移動体とを備えており、前記フレーム部は、前記パネルの表面の上側に配置されると共に当該パネルに対して水平方向に自走可能であり、前記移動体は、前記フレームに沿って上下方向に移動可能に設置されており、しかも、当該移動体には、前記パネル表面への塗布液の塗布に用いられる塗布ユニットが搭載されており、当該塗布ユニットは、前記パネル表面に接する塗布ポジションと、前記パネル表面から離れた退避ポジションとに移動可能な塗布部を備えており、当該塗布部が前記塗布ポジションに位置する状態で、前記塗布ユニットを移動させて前記パネル表面に塗布液を塗布する塗布装置である。
そして、前記フレーム部は、前記パネルの上端縁に着脱可能に引掛けられる上端係合部を備えており、当該上端係合部は、前記パネルの上端縁に、上端ローラを介して接するものである。
また、前記塗布部は、複数のパッドで構成されており、複数のパッドは、上下方向に延在する状態で直列に配置されている。
また、前記塗布ユニットは、前記複数のパッドの各パッドに対応した個別のパッド支持部を備えている。
また、前記各パッドは、当該パッドを支持する前記パッド支持部に対して揺動可能に支持されており、揺動によって当該パッドの両端部が前記パネル表面と直交する方向に移動可能になっている。
また、前記各パッドは、前記塗布液を含浸可能な弾性体で構成されたコア部と、当該コア部の外側に配置されていると共に当該パッドを前記塗布ポジションに位置させたときに前記パネル表面に接する塗工部材とを備えており、前記塗工部材は、前記パネル表面に接する状態で、前記コア部に含浸された塗布液の前記パネル表面側への滲み出しが可能な素材である。
また、前記塗工部材は、前記塗布部を構成する全てのパッドのコア部の前記パネル表面側に配置された一体の部材で構成されている。
また、前記塗布部は、隣接して配置された前記パッドの相互に隣接する端部同士を連結する連動部材を備えており、前記複数のパッドから任意に選択された一のパッドの揺動の動きが前記連動部材を介して当該一のパッドに隣接して配置されたパッドに伝達可能になっている。
また、前記パッドは、前記パネルに塗布装置を設置したときに当該パネルの表面に対向する配置になる稜線状の辺縁部を備える形状であり、前記塗布ユニットを前記塗布ポジションに位置させたときに当該辺縁部で前記パネルの表面に当接するものである。
また、前記フレーム部は、前記パネルの下端縁に当接される下端係合部とを備えており、当該下端係合部は、前記パネルの下端縁に、下端ローラを介して接するものであるり、しかも、当該下端係合部は、前記下端ローラが前記パネルの下端縁に当接するパネル当接位置と、前記下端ローラが前記パネルの下端縁から離れたパネル当接解除位置とに移動可能である。
本発明の塗布装置を用いれば、屋外に設置されており、しかも比較的広い表面積を有するものが多い太陽光パネルの表面に、迅速かつ確実にコーティングを塗布することができる。
本発明の塗布装置に係る実施形態の塗布装置を示す斜視図である。 図1の塗布装置のフレーム部の構成を示す斜視図である。 図1の塗布装置の移動体の構成及び塗布ユニットの構成の概要を示す斜視図である。 図1の塗布装置を示す平面図である。 (a)は、図3の移動体のA-A面における断面を示す断面図であり、(b)は、退避位置に位置する状態を示すA-A断面の断面図である。 図3の移動体の塗布ユニットの構成(揺動機構を除いた構成)を示す斜視図である。 (a)は、図3の移動体の塗布部の構成を示す斜視図であり、(b)は、図7(a)に示される塗布部の側面図である。 図7(b)に示される塗布部の別態様を示す側面図である。 図6の矢印Fの方向から見た塗布部を示す部分拡大図である。 図1の塗布装置のコントローラを示すブロック図である。
1…塗布装置、10…フレーム部、11…フレーム本体、11a,11b…レール部、
11c…ガイドレール、12…横移動用ローラ、
20…フレーム上端部、21…上端係合部、22…上端ローラ、25…自走用モータ、
30…フレーム下端部、31…下端係合部、32…下端ローラ、
40…移動体、40a…移動体本体、41…移動体本体、42…上下駆動ローラ、
43…従動ローラ、45…上下動モータ、60…塗布ユニット、
70,90…一対の塗布部、71〜74…パッド、
71a…コア部、71b…硬質のスポンジ部、71c…塗布側スポンジ部、
75…内側布部(塗工部材)、76…外側布部(塗工部材)、79…供給用ポンプ、
81〜84…パッド支持部、81a…第1支持部、81b…第2支持部、
85…揺動機構、85c…エアシリンダ、99…コントローラ、
P…パネル、s…パネル表面、X…幅方向(水平方向)、Y…長手方向(図1の上下方向)、
Pa…上端縁。
次に、本発明に係る塗布装置の実施形態について、詳細に説明する。
図1に示されるように、この塗布装置1は、屋外に設置された太陽光発電用のパネルP(以下、単に太陽光パネルPやパネルPと称することがある)の表面など、比較的広い平坦面表面に塗布液(コーティング剤)を塗布する場合に好適な装置である。
なお、太陽光パネルPは、屋外に並べて設置された多数のパネル板で構成されたものである。太陽光パネルPは、傾斜設置されているものが多い。傾斜角度は設置場所などの条件に応じて適宜設定されるものであり、一般的には10度〜45度といった範囲である。太陽光パネルPの設置構造は周知の構成であるので詳細説明を省略する。また、太陽光パネルPを構成する各パネル板は、例えば、一辺の長さが0.8m〜2m程度の矩形の枠体とその枠体の内側に広がる矩形のパネル表面sとを有する周知のものである。
図1に示されるように、塗布装置1は、屋外に設置された太陽光パネルPの上に着脱可能に取り付けられるフレーム部10と、フレーム部10に設置された移動体40とを備えている。そして、移動体40には、パネル表面sへの塗布液の塗布に用いられる塗布ユニット60(図3参照)が搭載されている。
フレーム部10は、パネル表面sの上側に配置される状態でパネルPに対して設置されるものである。そして、設置された状態では、上下方向(長手方向)Yに延在する状態になるフレーム本体11(図2参照)と、フレーム本体11の上端部に配置されたフレーム上端部20と、フレーム本体11の下端部に配置されたフレーム下端部30とを備えている。
図2に示されるように、フレーム本体11は、設置状態で長手方向Yに延在するレール部11a,11bと、設置状態でパネルPの上側の面(例えばパネル表面s)に接する複数の横移動用ローラ12,12とを備えている。
なお、移動用ローラ12,12は、パネルPを構成するパネル板の枠体表面又はパネル表面sなどの太陽光パネルPの上側面に接する状態で配置されるものであり、いずれの面に接する状態で配置されていてもよいが、転がり性能や塗布液の塗布品質等の観点からすると、パネル板の枠体に当接する位置に配置されていることがより好ましい。
フレーム上端部20は、上端係合部21を備えている(図2参照)。上端係合部21は、塗布装置1を設置する際、パネルPの枠の上端縁Pa(図1、図4参照)に配置され、パネルPの上端縁Paに引掛けられる部位であり、引掛けられたときにパネル上端縁Paの表面(上面)に接する上端ローラ(本実施形態では4つ)22を備えている。
パネルPの上端縁Paへの引掛けにより設置されるフレーム部10は、パネルPに対して着脱自在に設置可能であり、設置及び取外し作業が容易である。
フレーム上端部20には、上端ローラ22,22を駆動する自走用モータ25(図10にのみ図示)が設置されている。この自走用モータ25を作動させることで、フレーム部10をパネルPの幅方向X(水平方向、走行方向、図1参照)に走行(自走)させることができる。なお、図1等においてはフレーム部10の構成を明示するために、周知の構成である自走用モータ25及びその配電等について図示を省略し、その詳細な説明も省略した。
フレーム下端部30は、図2に示されるように、下端係合部31を備えている。下端係合部31は、塗布装置1を設置する際、パネルPの下端縁Pb(図1、図4参照)の下側に配置される部位であり、パネル下端縁Pbの表面(下面)に当接させた状態で用いることが可能な下端ローラ32,32を備えている。
フレーム下端部30は、フレーム本体11に対してその長手方向Y(上下方向Y、図1参照)に移動可能に設置されており、下端ローラ32,32がパネルPの下端縁Pbに当接した状態になるパネル当接位置(図1で実線で示されている位置参照)と、下端ローラ32,32がパネルPの下端縁から離れた状態になるパネル当接解除位置(図1で二点鎖線で示される位置参照)とに移動可能である。
なお、フレーム下端部30は、フレーム下端部30をフレーム本体11に対して所定の位置に固定するための固定具(不図示)を備えており、下端ローラ32,32がパネル下端縁Pbに当接するパネル当接位置に固定可能になっている。この固定具(不図示)は、周知のクランプ機構であるので、ここではその図示及び詳細な説明を省略する。
移動体40は、着脱可能な状態でフレーム部10のフレーム本体11の上に設置されるものであり、図3に示されるように、移動体本体41と、移動体本体41に対をなして設置された上下駆動ローラ42,42と、フレーム本体11のレール部11a,11bの上面に接する従動ローラ43,43と、パネル表面sへの塗布液の塗布に用いられる塗布ユニット60とを備えている。
上下駆動ローラ42,42は、移動体40を上下動させるためのものであり、フレーム本体11の中央のガイドレール11c(図2参照)を幅方向から挟み付ける一対のローラ42,42で構成されている。そして、移動体40には、上下駆動ローラ42,42を駆動するための上下動モータ45(図10にのみ図示)が設置されている。この上下動モータ45を作動させると、上下駆動ローラ42,42が回転してレール部11a,11bの上を走行し、移動体40をフレーム本体11に沿って長手方向Y(上下方向)に走行させることができる。
なお、図2等においては移動体40の構成を明示するために、周知の構成である上下動モータ45及びその配電等の構成については図示を省略し、その詳細な説明も省略した。また、一対のローラ42,42に、ガイドレール11cを挟み付ける力を付与するバネ等の付勢部材についても周知の構成であるので、図示及び説明を省略した。
塗布ユニット60は、移動体40に搭載されており、図3に示されるように、パネル表面sに塗布液を塗布する左右一対の塗布部70,70と、塗布ユニットに供給する塗布液のタンク77aを含む液供給部77を備えている。
なお、一対の塗布部70は、左右対称の構成であるので、ここでは一方の塗布部(図3において右側に示された塗布部)70のみについて説明し、他方の塗布部(図3において左側に示された塗布部)70にも同一の符号を付すこととして、その説明を省略した。
また、液供給部77も周知の構成であり、塗布部70の構成を明示するために、図3等においてはタンク77aと、タンク77aから塗布部70に塗布液を供給するチューブ77b(塗布部70に接続されたチューブ77bの先端部)のみを図示することとし(図6参照)、供給用ポンプ79(図10にのみ図示)等のその他の構成については図示を省略した。なお、各チューブ77bは、後述の硬質のスポンジ部71b〜74bに形成された穴(不図示)に挿し込まれており、当該穴を介して後述の塗布側スポンジ部71c〜74cに塗布液を供給できるようになっている。
図3に示されるように、一方の塗布部70は、複数(本実施形態では4体)のパッド71〜74と、各パッド毎に対応して個別に設置されているパッド支持部81〜84とを備えている。そして、複数のパッド71〜74は、フレーム本体11の長手方向Y(上下方向)に延在する状態で直列に配置されている。
各パッド71〜74は、スポンジで構成されたコア部71a〜74aを備えており(パッド71について図6、図7参照)、各コア部71a〜74aの外側には、それぞれ内側布部(塗工部材)75が巻かれている。そして、さらに、塗布部70は、直列に配置された全てのパッドの外側に巻かれた一体の外側布部(塗工部材)76を備えている。
コア部71a〜74aは、概略的には外形が直方体であり、後述の第2支持部81b〜84b側に配置された硬質のスポンジ部71b〜74bと、パネル表面s側に配置された直方体形状の塗布側スポンジ部71c〜74cとで構成されている。両スポンジ部は弾性体であるスポンジで構成されており、塗布側スポンジ部71c〜74cは、塗布液を含浸可能なスポンジで構成されている。各スポンジとしてはメラミン樹脂製のものなど適宜のスポンジを用いることができる。
内側布部75は、コア部71a〜74aを覆う状態でコア部71a〜74aの外側に配置されており、パッド71〜74を塗布ポジション(図5参照)に位置させたときに、外側布部76を介してパネル表面sに接するものである。
外側布部76は、内側布部75の外側(コア部71a〜74aの外側)に配置されており、パッド71〜74を塗布ポジション(図5参照)に位置させたときにパネル表面sに接するものである。
なお、後述のように、内側布部75及び外側布部76のうちのいずれか一方だけを用いる構成であってもよい(図8参照)。
各パッド支持部81〜84は、移動体本体40aに取り付けられており、図6に示されるように、移動体本体40aに対して揺動可能に取り付けられた第1支持部81a〜84aと、第1支持部81a〜84aの先端部に回転可能な状態で固定された第2支持部81b〜84bとを備えており、第2支持部81b〜84bの先端部に対応するパッド71〜74が取り付けられている。
各第1支持部81a〜84aは、いずれも、移動体本体40aに対してフレーム本体長手方向Yに延びる回転軸Ya回りに揺動可能であり、各第2支持部81b〜84bは、いずれも、第1支持部81a〜84aに対してフレーム本体長手方向Yの回転軸Yb回りに回転可能である。
そして、塗布ユニット60は、第1支持部81a〜84aを揺動させる揺動機構85(図5参照)を備えている。この揺動機構85を作動させることによって、塗布部70を、各パッド71〜74がパネル表面sに接する塗布ポジション(図5(a)参照)と、各パッド71〜74がパネル表面sから離れた退避ポジション(図5(b)参照)とに移動させることができる。
そして、第2支持部81b〜84bは、ボルトB及びナットN(図6参照)によって第1支持部81aから84aに固定されている。したがって、第1支持部81a〜84aに対して適宜の回転位置に位置させた状態で固定することができる。
なお、揺動機構85については、塗布ユニット60の構成を明示するため、便宜的に図5に示すのみとし、その他の図では図示を省略した。また、揺動機構85としては種々のものを用いることが可能であるが、ここでは全ての第1支持部81a〜84aに連結された連結棒85aと、この連結棒85aに伸縮ロッド85bの先端が連結されたエアシリンダ85c(図10参照)とを用いて揺動させる周知の機構であるので、その説明を省略した。また、本実施形態の塗布装置は、走行用モータ25、上下動モータ45、塗布液の供給用ポンプ79及び揺動機構85のエアシリンダ85c等の動作を制御するコントローラ99(図10参照)を備えているが、当該コントローラは周知の構成であるので、ここでは説明を省略した。
ところで、塗布部70の各パッド71〜74は、当接ポジションに位置するとき、パッドの先端側(パネル表面側)に位置する辺縁部(図5(a)に示されるパッドの角部)70aがパネル表面に当接する状態になる。この状態のパッドでパネル表面に塗布液を塗布すると、パッド表面に形成される塗膜の厚さがより安定するなど、塗布品質が安定する。
そして、各パッド71〜74は、パッド支持部81の第2支持部81b〜84bに対して揺動可能に支持されている(図7参照)。
より具体的に説明すると、パッド71〜74は、第2支持部81b〜84bに対して、フレーム本体11の走行方向(水平方向)Xに延びる揺動軸Xaまわりに揺動可能に支持されている。つまり、各パッド71〜74は、退避ポジションに位置する状態で揺動させたとき、パッド71〜74の両端部がパネル表面sに対して近接離間可能な揺動可能状態で第2支持部81b〜84bに支持されている。
このような状態で設置された各パッド71〜74は、当接ポジションに移動されて、パネル表面sに押し付けられたとき、パッド71〜74の幅方向の全体がパネル表面sに接する状態をより確実に実現できる構成であるということができる。
また、各パッド71〜74は、図9に示されるように、隣接するパッド(図9ではパッド71とパッド72)の間に隙間Cが確保された状態で配置されており、隣接する他方のパッドに対して独立して揺動可能である。
ところで、太陽光パネルPの表面は、一般的には平坦面であると言うことができ、そのように考えられている。ところが、ある程度の長さ(例えば、太陽パネルPを構成するパネル板の幅寸法程度の長さ)のパッドを用いて太陽光パネルPの表面に塗布液を塗布したときに未塗布部分が生じることがあった。
そこで、塗布テストを重ねて行ったところ、太陽光パネルPの表面は、詳細に見れば様々なスケールのうねりや凹凸を含む複雑な面(凹凸面またはうねった面)であるということができるものであり、このような状態であることに起因して、上述した未塗布部分が生じることがあると考えられることが解った。そこで、塗布パッドについてさらに検討を進め、本実施形態の塗布装置の塗布部70を用いることとした。この塗布部70は、複数のパッド71〜74で構成されており、しかも各パッド71〜74はそれぞれ独立に走行方向Xの揺動軸Xa(図7参照)まわりに揺動できるので、太陽光パネルPの表面の凹凸に対応して各パッド71〜74が揺動することにより、各パッドの幅方向の全体がより確実に太陽光パネルPの表面に当接する状態を維持維持することができ、未塗布部分が生じることがより確実に防止される。
そして、外側布部76は、上述したように、各パッド71〜74が備える全てのコア部のパネル表面側に配置された一体の布部で構成されている。より具体的に説明すると、本実施形態では、全てのパッドの外側を包む一体(一枚もの)の外側布部76を備える構成になっている。
各パッド71〜74は、それぞれ独立して揺動可能であるので、基本的には、そのパットが当接するパネル表面sの状態(凹凸やうねりの状態)に適した向きに向いた状態でパネル表面sに当接するが、本実施形態のように全てのパッド71〜74の外側を一体の布部76で巻いた構成の場合、この外側布部76は、隣接するパッド相互の隣接端部(図9の端部71e,72e参照)の位置のズレが生じることを抑制する部材として機能する。つまり、外側布部76は、隣接するパッドの揺動の向きが連続性を有するように調整する機能を有するということができる。これにより、独立して揺動可能に設置された直列配置のパッド71〜74について、それぞれ適した向きに揺動することを許容しつつ、パッド全体が滑らかに連なる向きに向く状態を実現することができる。これにより、太陽光パネルPの表面の様々なスケールの凹凸やうねりに対応しつつ、未塗布部分が生じることを防止することができる。このような外側布部76は、例えば、パッド71〜74の向きの修正部材(修正手段)ということができ、隣接するパッド71〜74の向きの連動部材(連動手段)ということができる。
内側布部75及び外側布部76は、パネル表面sに接する状態で、コア部71c〜74cに含浸された塗布液のパネル表面側への滲み出しが可能な素材である。本実施形態において、両布部75,76には同じ不織布が用いられている。
ここまで説明したような構成の塗布装置1によれば、太陽光発電用のパネルPに塗布装置を設置した後、塗布部70に塗布液を供給すると共に塗布部70のパッドを塗布ポジションに移動させてパッドをパネル表面sに当接させた状態で、フレーム部10を水平方向に移動させると、パネル表面sに塗布液を塗布することができる。
次に、上述した塗布装置を用いた塗布作業の手順について説明する。
塗布装置1を例えば屋外に設置された太陽光パネルPに取り付ける場合は、まず、フレーム部10を太陽光パネルPに取り付ける。具体的には、フレーム部10の上端係合部21を太陽光パネルPの上端縁Paに引掛ける(図1参照)。これにより、上端係合部21の上端ローラ22,22が上端縁Paに沿って走行方向Xに転がり可能な状態で、上端縁Paの上面に当接する状態になる。この状態で自走用モータを作動させると、フレーム部10を走行方向Xに移動させることができる。
次に、下端係合部31を移動させて、下端ローラ32,32をパネルPの下端縁Pbに当接させ、この位置(パネル当接位置)で下端係合部31を固定する。これにより、フレーム部10は、上端ローラ22と下端ローラ32で太陽光パネルPを挟み付けた状態であり、しかも走行方向Xに走行可能な状態に設置される。
次に、フレーム部10の上に移動体40を設置する。具体的には、上下駆動ローラ42,42でガイドレール11cを挟みつけ、従動ローラ43,43をフレーム本体11のレール部11a,11bの上面に当接させる。これにより、上下動モータを作動させると、移動体40をフレーム部10の長手方向に沿って上下方向Y(フレーム部10の走行方向と直交する方向)に移動させることができる。
次に、設置が完了した塗布装置による塗布動作について説明する。
まず、走行用モータを作動させて、フレーム部10を太陽パネルPの左端側の位置(図1に示される位置よりもさらに左側の位置)に移動させる。そして、上下動モータを作動させて、移動体40をフレーム部10の最上段の高さ位置(第1高さ位置、図1に示される移動体40の高さ位置参照)に移動させる。
次に、揺動機構85を作動させて、他方の塗布部(図3、図5において左側に配置されている塗布部)70を当接ポジションに移動させる(パッド当接工程、図5(a)参照)。
これにより、他方の塗布部70(の辺縁部70a)は太陽光パネルPの表面の左端の上端側の位置に接する状態になる。なお、塗布装置1の取付け完了後、塗布部70を太陽光パネルPの表面に当接させる前の所定のタイミングで、タンク77aからチューブ77bを介して塗布液を塗布部70の各パッド71〜74に供給しておく。
この状態で、走行用モータを作動させてフレーム部10を右側に走行させる。これにより、他方の塗布部70は右側に移動し、塗布部70によって太陽光パネルPの表面のうち、最上段の部分に塗布液が塗布される。フレーム部10が太陽光パネルPの右端側まで移動すると、走行用モータが停止され、フレーム部10は走行を停止する。
なお、このとき、他方の塗布部70は、太陽光パネルPの右端Pr(図5(a)参照)まで移動しておらず、太陽光パネルPの右端側に塗布作業が完了していない塗布前領域D(図5(a)参照)が生じる。この塗布前領域Dの塗布については後述する。
フレーム部10が停止すると、次に、他方の塗布部70を当接ポジションから退避ポジションに移動させる。
また、他方の塗布部70の移動開始後、上下動モータを作動させて移動体40を下方に移動させ、第2高さ位置に移動させる。
塗布部70の第2高さ位置とは、第2高さ位置の塗布部70の上端位置が、第1高さ位置における塗布部70の上端位置よりも低い位置であり、しかも第1高さ位置における塗布部70の下端位置によりも高い位置に位置する状態になる位置のことである。
次に、揺動機構85を作動させて、一方の塗布部(図3において右側の塗布部)70を当接ポジションに移動させる。
これにより、一方の塗布部70は太陽光パネル表面sの右端の第2高さ位置に当接する(図5(b)参照)。
この状態で、走行用モータを作動させてフレーム部10を左側に走行させる。これにより、一方の塗布部70は左側に移動し、一方の塗布部70によって太陽光パネルPの表面のうち、第2高さの部分に塗布液が塗布される。
塗布部70の第2高さ位置が上述したような位置であれば、第1高さ位置での塗布領域と第2高さ位置での塗布領域とで重なり部分が生ずることとなり、未塗布部分の発生が防止される。
フレーム部10が太陽光パネルPの左端側まで移動すると、走行用モータが停止され、フレーム部10は走行を停止する。
なお、第2高さ位置のフレーム部10の左側への走行中、上述した塗布前領域に手作業で塗布液を塗布することができる。この場合、手作業で塗布する領域の面積を最小限に抑制することができ、未塗布領域の発生をより確実に防止することができる。
フレーム部10が停止すると、次に、一方の塗布部70を当接ポジションから退避ポジションに移動させる。
また、一方の塗布部70の移動開始後、上下動モータを作動させて移動体40を下方に移動させ、第3高さ位置に移動させる。
そして、移動体40の移動が完了すると、揺動機構を作動させて、再び、他方の塗布部70を当接ポジションに移動させる(パッド当接工程)。
この後は、ここまで説明した一連の動作と同様の動作を、太陽光パネルPの表面の最も下側の領域の塗布が完了するまで繰り返す。
このように、本実施形態の塗布装置を用いれば、容易、迅速かつ確実に太陽光パネルPの表面前面に塗布液を塗布することができる。
ここまで説明した塗布作業は、一部の領域の塗布について、手作業による塗布を用いる方法である。
そして、本実施形態の塗布装置1によれば、次に説明するように、全ての領域を塗布装置で塗布する方法を実行することができる。
なお、最初のパッド当接工程までは上述した動作と同様であるので、説明を省略する。
上述した最初のパッド当接工程が完了した状態で、走行用モータを作動させてフレーム部10を右側に走行させる。これにより、他方の塗布部70は右側に移動し、塗布部70によって太陽光パネルPの表面のうち、最上段の部分に塗布液が塗布される。フレーム部10が太陽光パネルPの右端側まで移動すると、走行用モータが停止され、フレーム部10は走行を停止する。このとき、フレーム部10の下側には、塗布液が塗布されていない、上述した塗布前領域が存在する。
フレーム部10が停止すると、次に、揺動機構85を作動させて、他方の塗布部70を当接ポジションから退避ポジションに移動させる。
また、揺動機構85を作動させて、一方の塗布部70を当接ポジションに移動させる。これにより、一方の塗布部70が太陽光パネルPのパネル表面sの右端の上端部に当接する。この状態で、走行用モータを作動させてフレーム部10を左側に走行させる。これにより、上述した塗布前領域に塗布液が塗布される。
その後、フレーム部10が左端側まで移動すると、走行用モータが停止され、フレーム部10は走行を停止する。
フレーム部10が停止すると、一方の塗布部70を当接ポジションから退避ポジションに移動させる。
また、一方の塗布部70の移動開始後、上下動モータを作動させて移動体40を下方に移動させ、第2高さ位置に移動させる。
そして、移動体40の第2高さ位置への移動が完了すると、揺動機構を作動させて、再び、一方の塗布部70を当接ポジションに移動させる(パッド当接工程)。
この後は、ここまで説明した一連の動作と同様の動作を、太陽光パネルPの表面の最も下側の領域の塗布が完了するまで繰り返す。
このようにすれば、本実施形態の塗布装置を用い、手作業による塗布を行うことなく容易、迅速かつ確実に太陽光パネルPの表面前面に塗布液を塗布できる。
そして、上述したいずれの塗布手順を用いたとしても、本実施形態の塗布装置1では、パッド71〜74の角部70a(図5参照)を太陽光パネルPの表面に当接させた状態で塗布動作が行われるので、塗布品質が安定する。また、太陽光パネルPの表面sは、基本的には平坦面であるとは言え様々なスケールの凹凸やうねりを有するところ、本実施形態の塗布装置の塗布部70の各パッド71〜74は、それぞれ独立して揺動可能であるので、上述したうねりに対応した向きに揺動して太陽光パネルPの表面に当接することができるので、未塗布部分の発生がより確実に防止される。さらに、各塗布部70の複数のパッドは一枚の外側布部76で巻かれているので、直列配置された各パッド71〜74について、それぞれ適した向きへの揺動を許容しつつ、パッド全体が滑らかに連なる向きに向く状態を実現することができ、未塗布部分の発生がより確実に防止される。
なお、本発明に係る塗布装置は、実施形態で説明したものに限られるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された塗布装置は、本発明の範囲に含まれる。
例えば、支持部81〜84は、第1支持部と第2支持部で構成されたものであるが、塗布部を当接ポジションと退避ポジションに移動させることができる種々の支持構造を作用可能である。
また、本実施形態の塗布装置のパッド71〜74は、フレーム長手方向(上下方向)に直交する断面の形状が矩形であるが、稜線状の辺縁部を有する形状であれば、矩形には限られない。
そして、断面矩形のパッド71〜74は、その矩形の最下端に位置する辺縁部70a(図5の角部70a参照)においてパネル表面sに接するようになっている。このように、パッドを当接ポジションに位置させたときに、パッドのパネル表面との当接部分の幅がパッドの幅よりも短くなる構成が好ましい。そして、パッドのパネル表面との当接位置は、特に限定されるものではないが、パッドの幅方向の中央位置よりも、パッド進行方向の後方に位置することが好ましい。
一方の塗布部70のパッドの数は、2以上10以下が好ましく、4以上6以下がより好ましい。そして、パッドのフレーム長手方向の長さは、10cm以上1m以下が好ましい。
また、塗布部70は、本実施形態の塗布装置1では、左右一対の配置であるが、いずれか一方だけでも良い。塗布ユニットが1つの場合、1つの塗布ユニットは、本実施形態の一対の塗布ユニットのいずれか一方を備える構成でもよいし、別の部位に設置された塗布ユニットでもよい。
また、本実施形態の塗布装置1は、屋外設置された太陽光発電パネルPの表面sに塗布液を塗布する装置として好適であるが、屋内外に限らず、太陽光発電パネルのように比較的広い塗布対象面に対して塗布液を塗布する装置として使用可能である。また、本実施形態の塗布装置1は、太陽光パネルのように傾斜した平面に塗布液を塗布する塗布装置として好適であるが、水平に広がる塗布対象面に対して塗布液を塗布する装置として使用可能である。
上述した実施形態の塗布装置1は、フレーム下端部30を備えているものであるが、これを備えていない構成の塗布装置であっても良い。本実施形態の塗布装置は、フレーム下端部30を備えており、上下からパネルPを挟み付ける状態で設置可能であり、ガタが生じにくい状態で設置可能であると共に水平に広がる塗布面への塗布液の塗布にも対応可能という点で優れている。他方、フレーム下端部を備えていない構成の塗布装置は軽量で設置や撤去作業が容易であると共に、走行中のフレーム部10の下端部を作業者自身でパネル表面に押し付ける力を付与してパッド押付け圧力を付加したり、逆向きの力を付与してパッド押付け力を軽減させたり、パッド押付け力の調整が容易であるという点で優れているということができる。なお、フレーム下端部30を備えている場合は、フレーム下端部30を自走させるためのモータを備えてもよい。
また、本実施形態の塗布装置1では、パッド71〜74の外側を包むものとして内側布部75及び外側布部76の両方が用いられているが、いずれか一方だけを用いる構成であってもよい。
例えば、図8に示されるように、外側布部76だけを用いる場合は、上述した外側布部76の効果を損なうことなく、しかも、内側布部75が存在しない分だけ布部の厚みが薄くなるので、パッドを構成するスポンジの弾性をより効果的に利用できる点で好ましい。また、外側布部76だけになれば、内側布部75と外側布部76の間における摩擦の影響がなくなるので、内側布部75が存在する場合に比べて、隣接するパッド71〜74同士の連動性を維持しつつも各パッド71〜74の揺動域が広がり(揺動容易性がより向上し)、パネルP表面における多様なうねり形状等に、より柔軟に対応可能になる点で好ましい。
また、内側布部75だけを用いる場合、一体の布部で全てのパッドを巻く構成ではなくなるので、各パッドの独立した揺動がより容易になる。なお、内側布部(塗工部材)75だけを用いる場合は、隣接するパッドに巻かれた内側布部の端部どうしが接触する状態にすることがより好ましい。このような構成にすると、未塗布部の発生がより確実に防止され、しかも一体の布部で全てパッドを巻いている場合と同様、複数のパッドから任意に選択された一のパッドの揺動の動きが相互に接する内側布部75,75(連動部材)を介して当該一のパッドに隣接して配置されたパッドに伝達できる。

Claims (6)

  1. 屋外に設置された太陽光発電用のパネルに対して着脱自在に取付けられるフレーム部と、当該フレーム部に着脱可能に設置された移動体と、を備え、
    前記フレーム部は、前記パネルの表面の上側に配置されると共に当該パネルに対して水平方向に自走可能であり、
    前記移動体は、前記フレーム部に沿って上下方向に移動可能に設置されており、
    当該移動体には、前記パネル表面への塗布液の塗布に用いられる塗布ユニットが搭載されており、
    当該塗布ユニットは、前記パネル表面に接する塗布ポジションと、前記パネル表面から離れた退避ポジションとに移動可能な塗布部を備えており、
    当該塗布部は、複数のパッドと、各パッド毎に対応して設置されたパッド支持部と、を備えており、
    各パッド支持部は、前記移動体に取り付けられており、
    前記複数のパッドは、上下方向に延在する状態で直列に配置されており、
    前記各パッドは、当該パッドに対応して設置された前記パッド支持部に対して揺動可能に支持されており、
    前記塗布部は、直列に配置された前記複数のパッドの外側に巻かれた一体の外側布部を備えており、
    前記塗布部が前記塗布ポジションに位置する状態で、前記塗布ユニットを移動させて前記パネル表面に塗布液を塗布する塗布装置。
  2. 前記各パッドは、隣接するパッドとの間に隙間が確保された状態で配置されている、請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記パッドは、前記パネルに塗布装置を設置したときに当該パネルの表面に対向する配置になる稜線状の辺縁部を備える形状であり、前記塗布部を前記塗布ポジションに位置させたときに当該辺縁部で前記パネルの表面に当接する、請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  4. 屋外に設置された太陽光発電用のパネルに対して着脱自在に取付けられるフレーム部と、当該フレーム部に着脱可能に設置された移動体と、を備え、
    前記フレーム部は、前記パネルの表面の上側に配置されると共に当該パネルに対して水平方向に自走可能であり、
    前記移動体は、前記フレーム部に沿って上下方向に移動可能に設置されており、
    当該移動体には、前記パネル表面への塗布液の塗布に用いられる塗布ユニットが搭載されており、
    当該塗布ユニットは、前記パネル表面に接する塗布ポジションと、前記パネル表面から離れた退避ポジションとに移動可能な塗布部を備えており、
    当該塗布部は、複数のパッドと、各パッド毎に対応して設置されたパッド支持部と、を備えており、
    各パッド支持部は、前記移動体に取り付けられており、
    前記複数のパッドは、上下方向に延在する状態で直列に配置されており、
    前記各パッドは、当該パッドに対応して設置された前記パッド支持部に対して揺動可能に支持されており、
    前記塗布部は、直列に配置された前記複数のパッドの外側に巻かれた一体の外側布部を備えている塗布装置を用いて屋外に設置された太陽光発電用のパネルの表面に塗布液を塗布する塗布方法であって、
    直列に配置された前記複数のパッドの外側に巻かれた一体の外側布部を備える前記塗布部を前記塗布ポジションに位置させた状態で、前記塗布ユニットを移動させて前記パネル表面に塗布液を塗布する工程を有する、塗布方法。
  5. 前記各パッドは、隣接するパッドとの間に隙間が確保された状態で配置されている、請求項4に記載の塗布方法。
  6. 前記パッドは、前記パネルに塗布装置を設置したときに当該パネルの表面に対向する配置になる稜線状の辺縁部を備える形状であり、
    前記パネル表面に塗布液を塗布する工程は、前記辺縁部を前記パネルの表面に当接させた状態で塗布液を塗布する工程である、請求項4又は請求項5に記載の塗布方法。
JP2016210097A 2016-10-26 2016-10-26 塗布装置 Active JP6455890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016210097A JP6455890B2 (ja) 2016-10-26 2016-10-26 塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016210097A JP6455890B2 (ja) 2016-10-26 2016-10-26 塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018074691A JP2018074691A (ja) 2018-05-10
JP6455890B2 true JP6455890B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=62112914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016210097A Active JP6455890B2 (ja) 2016-10-26 2016-10-26 塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6455890B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113953153B (zh) * 2021-02-02 2022-10-11 江苏悦阳光伏科技有限公司 一种太阳能电池接线盒固定组件及其固定方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8771432B2 (en) * 2012-05-15 2014-07-08 Ecoppia Scientific, Ltd. Solar panel cleaning system and method
US9443992B2 (en) * 2012-08-09 2016-09-13 Jeffrey Scott Adler Solar panel autonomous cleaning device
JP2016067902A (ja) * 2014-10-01 2016-05-09 シャープ株式会社 太陽電池パネルの清掃装置
WO2016098140A1 (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社 スカイロボット 太陽光発電パネルの洗浄装置
JP2017135962A (ja) * 2016-01-22 2017-08-03 PV Japan株式会社 太陽光パネル保守装置
JP2017163828A (ja) * 2016-02-29 2017-09-14 PV Japan株式会社 太陽光パネルコーティング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018074691A (ja) 2018-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7076889B2 (ja) フィルム貼付装置及びフィルム貼付方法
KR101411938B1 (ko) 도포 장치
JP6455890B2 (ja) 塗布装置
JP3569150B2 (ja) 積層材の曲げ加工方法
CN105855110B (zh) 一种泡沫板自动喷涂覆膜设备
KR101851386B1 (ko) 도장 로울러 지지부재
KR100973636B1 (ko) 쏠림 방지기능을 갖는 트리플렉스 자동부착장치
KR20140132261A (ko) 부착 장치
JP2000107891A (ja) 溶接形鋼仮組み装置
JP3836618B2 (ja) 積層材の曲げ加工装置
CN104722451A (zh) 一种桥架式木皮涂漆装置
KR101007634B1 (ko) 시트 부착 장치
KR102203986B1 (ko) 반자동 접착 장치
JP3286632B2 (ja) 自動溶射装置及び複合被膜の形成方法
KR101596310B1 (ko) 하니컴 코팅장치
CN212945979U (zh) 一种适用于切割设备的辅助工装
JP2005329445A (ja) 自動溶接機および自動溶接方法
KR101580788B1 (ko) 자동 본딩 장치
JP2010042606A (ja) ラッピング装置およびラッピング方法
KR20190047816A (ko) 트리플렉스 자동접착장치
JP2002036402A (ja) 積層材の曲げ加工方法および積層材
KR101638075B1 (ko) 압연장치
JP3042203U (ja) 巻取機
KR101467878B1 (ko) 도포 장치
KR101540376B1 (ko) 코팅 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171215

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180704

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6455890

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250