JP6455257B2 - Fpcの引き出し構造,画像表示装置,及び撮像装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたFPC引き出し構造は、密閉性を維持すべき筐体に設けられた開口部から引き出されたFPCと、そのFPCを筐体表面に密着させて貼着する第1の接着テープ(両面粘着テープ)と、開口部,第1の接着テープ,及びFPCとを覆うように貼着された第2の接着テープ(片面粘着テープ)と、により構成されている。この構成では、第1及び第2の接着テープにより、開口部からの筐体内外の空気の出入りが防止される。
しかしながら、第2の接着テープにおける、FPC側縁の段差に対応した部分には、接着テープ自体の剛性によって、段差をなくす方向、すなわち貼着を引き剥がす方向の力(引き剥がし力)が常に生じる。
そのため、貼着後の時間経過に伴い、第2の接着テープは、貼着力が引き剥がし力に負けて浮き上がり、FPCの側縁部に沿って隙間が生じて外気と筐体内空間とが連通し、筐体の密閉性が維持できなくなる可能性が排除できない。
1)筐体の外面に開口して内外を連通する開口部と、圧縮弾性を有する第1の基材を含み両面に粘着性層を有して形成され、一面側が前記外面に対し前記開口部を一周取り囲んで貼着された両面粘着シール部材と、前記開口部を通して前記筐体の内部から外部に引き出され前記両面粘着シール部材の他面側に貼着されたFPCと、前記FPCと前記両面粘着シール部材との境界部分に形成され、前記FPCの側縁部に前記両面粘着シール部材の他面側に貼着された部分の幅方向に凹凸となる凹凸部を有する封止部と、圧縮弾性を有する第2の基材と、前記第2の基材の一面側に付着された樹脂シート及び他面側に形成された粘着層と、を含んで形成され、前記粘着層が、前記開口部と、前記FPCと、前記封止部と、を覆うように前記両面粘着シール部材の前記他面側に貼着された片面粘着シール部材と、 を備えたFPCの引き出し構造である。
2)筐体の外面に開口して内外を連通する開口部と、圧縮弾性を有する第1の基材を含み両面に粘着性層を有して形成され、一面側が前記外面に対し前記開口部を一周取り囲んで貼着された両面粘着シール部材と、前記開口部を通して前記筐体の内部から外部に引き出され前記両面粘着シール部材の他面側に貼着されたFPCと、前記FPCと前記両面粘着シール部材との境界部分に形成された封止部と、圧縮弾性を有する第2の基材と、前記第2の基材の一面側に付着された樹脂シート及び他面側に形成された粘着層と、を含んで形成され、前記粘着層が、前記開口部と、前記FPCと、前記封止部と、を覆うように前記両面粘着シール部材の前記他面側に貼着され、前記両面粘着シール部材よりも前記FPCの引き出し方向に突出し、前記筐体の外面に貼着された突出部を有している片面粘着シール部材と、を備えるFPCの引き出し構造である。
3)画像表示パネルと、前記画像表示パネルを収容した筐体と、一端側が前記画像表示パネルに電気的に接続され他端側が前記筐体の外部に所定の引き出し構造で引き出されたFPCと、を備え、 前記筐体を請求項1記載の筐体とし、前記FPCを請求項1記載のFPCとして、前記所定の引き出し構造を、1)または2)に記載のFPCの引き出し構造としたことを特徴とする画像表示装置である。
4)撮像素子を有する本体部と、前記撮像素子で撮像した画像を表示する画像表示装置と、を備え、 前記画像表示装置を、3)に記載の画像表示装置としたことを特徴とする撮像装置である。
画像表示装置52は、本体部54で撮像中の画像や記憶媒体等に記憶された画像などを表示する液晶表示パネル7を有している。
また、画像表示装置52は、閉状態で本体部54と意匠連続性をもつ形状で形成された外カバー3と、図1に示される開状態で、外カバー3に対し後方側から組み付けられている枠状の枠パネル4と、を有している。
図2は、画像表示装置52を左前斜め下方から見た斜視図であり、図3は、図2におけるS3−S3位置を下方側から見た断面図である。いずれも、前後左右上下の各方向は、閉状態にあるときの方向で示してある。
また、図2では、外カバー3及び枠パネル4を外した状態で示してある。外カバー3は概略外形を二点鎖線で示してある。
一方、図3では、外カバー3のみを外した状態での断面としてある。外カバー3の外形位置を二点鎖線で示してある。
内筐体部5は、枠パネル4と、枠パネル4に対し左方側から組み付けられた基体部6と、枠パネル4の開口部4aを通して表示画像が臨めるように取り付けられた液晶表示パネル7(ハッチング非付与)と、により概ね扁平箱状とされている。
内筐体部5の内部には、液晶表示パネル7を駆動する駆動回路などが搭載されたパネル基板8が固定されている。
枠パネル4と基体部6と液晶表示パネル7との境界部分は、シール構造(図示せず)により封止されている。
回動機構部2bの上下方向端部は、ヒンジ本体部2aの外部に露出して本体部54側に取り付ける取り付け部2b1,2b2とされている。
回動機構部2bは、ヒンジ本体部2aの後面における上下方向中央部から後方に突出するシャフト2c(図3参照)を有している。
詳しくは、シャフト2cの一端側(前方側)が回動機構部2bに連結しており、ヒンジ本体部2aから後方に突出した他端側には、図2及び図3において上下方向に長く延びる連結プレート2dが取り付けられている。
基体部6の左面前方側には、連結プレート2dを挿着するポケット部6pが形成されている。
ヒンジ部2と内筐体部5とは、連結プレート2dをポケット部6pに挿着し、挿着した連結プレート2dを、図示しないねじによって基体部6又は基体部6側の部材に固定することで一体化される。
これにより、取り付け部2b1,2b2が撮像装置51の本体部54に取り付けられた画像表示装置52は、内筐体部5が本体部54に対し開閉し、開状態において液晶表示パネル7に表示された画像を後方側から視認できる。
また、開状態において、内筐体部5は回動軸線CLbまわりに回動可能である。これにより、回動角度に応じて前方,上方,及び下方などからも液晶表示パネル7に表示された画像を視認できる。
また、パネル基板8に実装されたコネクタ8bには、フレキシブルプリント基板であるFPC9の一端側が接続される。FPC9の他端側は、本体部54内において、電気回路に接続されたコネクタ(図示せず)に接続される。これにより、本体部54と画像表示装置52とが電気的に接続される。
FPC9は、一般的なフレキシブルプリント基板であって、絶縁部がポリイミドで形成され、導体部が銅で形成されている。
すなわち、ヒンジ部2は、内筐体部5に対し、ヒンジ組立て体2Tとして組み付けられ一体化される。
図4に示されるように、FPC9は、複数の折れ曲がり部を有して概ね帯状に形成された基部9kと、基部9kに固定された補強板9fと、を有する。
基部9kの一方端には、本体部54側のコネクタに挿着される端子部9aが、他方端には、パネル基板8のコネクタ8bに挿着される端子部9bが設けられている。
ヒンジ組立て体2Tにおいて、ヒンジ本体部2aの前側面2a1からは端子部9aを有する前方延部9dが前方に延出し、後側面2a2からは端子部9bを有する後方延部9eが後方に延出している。
補強板9fは、後方延部9eにおいて、連結プレート2dの後方直近位置に、基部9kに対して上下方向に張り出すように接着剤で取り付けられている。
補強板9fは、上端側及び下端側それぞれに貫通孔9f1及び貫通孔9f2を有している。
貫通孔9f1,9f2は、基部9kから上下に張り出した部分に位置して基部9kで塞がれないようになっている。
これにより、シャフト2c及び連結プレート2dの、ヒンジ本体部2aに対する回動軸線CLbまわりに回動(矢印Db)において、後方延部9eは、ロール部9krの径が拡縮してシャフト2c及び連結プレート2dと共に回動可能となっている。
図2及び図3に示されるように、内筐体部5の基体部6の外面の一つである左側面6aには、上下方向に延びる細長の開口部6bが開口している。開口部6bは、内筐体部5の内外を連通する貫通孔である。
また、左側面6aにおける開口部6bに対する前方部位には、上下方向に離隔して左方側に突出する一対の円柱状の突起6c1,6c2が形成されている。以下、突起6c1と突起6c2とを纏めて突起6cとも称する。
また、基体部6の左側面6aの前方側には、アースプレート10が取り付けられている。アースプレート10により左側面6aの表面の一部が覆われている。
アースプレート10は、開口部6bと突起6cとを、上方,下方,及び後方の三方から囲む形状に、金属薄板で形成されている。
アースプレート10に上下後の三方から囲まれた部分は、開口部6b及び突起6cを含んで基体部6が矩形に露出した矩形領域ARaとされる。
そして、FPC9の後方延部9eは、基体部6の外側から開口部6bを通し内筐体部5の内部に引き込まれ、パネル基板8のコネクタ8bに挿着されている。
図5(a)は、中間シール部材11を説明するための斜視図であり、図5(b)は部分断面図である。
中間シール部材11は、発泡シートからなり圧縮弾性を有する基材11aと、基材11aの各面に形成された粘着層11b1,11b2と、を有する発泡性の防水両面粘着シール部材である。使用前において、粘着層11b1,11b2には、それぞれ剥離シートが付着している。以下、粘着層11b1,11b2は、便宜的に粘着性層11b1,11b2とも称する。
剥離シートは、基体部6に貼られる側の粘着層11b1側が紙材とされ、他方側の粘着層11b2側が、ある程度腰のある樹脂フィルム材とされる。
図5(b)は、剥離シートをはがした状態が示されている。
基材11aは、発泡樹脂で形成され厚さ方向に弾性圧縮可能で曲げに対し柔軟性を有する。
後方延部9eの、開口部6bから外部に引き出された部分は、中間シール部材11の粘着層11b2に密着貼付されている。
図6(a)は、外側シール部材12を説明するための斜視図であり、図6(b)は部分断面図である。
外側シール部材12は、発泡シートからなり圧縮弾性を有する基材12aと、基材12aの各面に形成された粘着層12b1,12b2と、一方の粘着層12b2に貼着された樹脂シート12cと、を有する発泡性の防水片面粘着シール部材である。
樹脂シート12cは、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂のシートであり、腰がある、という感触が得られる程度の曲げ剛性を有する。
使用前において、粘着層12b1には紙材の剥離シートが付着されている。
図6(b)は、剥離シートをはがした状態が示されている。
図2に示されるように、一対の突出部12e1,12e2は、貼り付け位置において中間シール部材11からはみ出しており、根本が中間シール部材11の厚み分だけ2段曲げされて基体部6の左側面6aに貼り付けられている(図2参照)。
外側シール部材12は、基体部6の開口部6bを塞ぎ、FPC9の後方延部9eにおける中間シール部材11に貼り付けられた部分と、中間シール部材11のFPC9が貼り付けられていない部分と、一対の接着剤硬化部13a,13bと、を覆うように貼り付けられている。
図7は、図2におけるS7−S7位置での断面図であり、図8は、図2におけるS8−S8位置での断面図である。
また、後方延部9eが存在する領域は、基体部6の左側面6aと中間シール部材11との貼着,中間シール部材11とFPC9との貼着,及びFPC9と外側シール部材12との貼着によって、開口部6bを介した内筐体部5の内外の流体流通が阻止される。
そこで、画像表示装置52では、側縁部9k1,9k2それぞれにおいて、中間シール部材11に貼り付けられた部分の少なくとも1ヶ所(例えば前後方向中央部)に、接着剤硬化部13a,13bを形成してある。
これにより、仮に空間Va,Vbが生じていても、それらを塞いで前後方向に貫通しないようになっている。すなわち、接着剤硬化部13a,13bは、FPC9と中間シール部材11との境界部分に形成された封止部SL(図11も参照)として機能する。
すなわち、空間Va,Vbが生じても、これらの空間Va,Vb及び開口部6bを介しての内筐体部5の内外の流体流通が阻止される。
これにより、空間Va,Vbが外空間と内筐体部5の内部空間とに連通することはない。従って、内筐体部5の密閉性が長期間維持される。
中間シール部材11の両面から剥離シートをはがし、図9(a)に示されるように、窓部11cの開口位置が基体部6の開口部6bに合致するように貼り付ける。貼り付け位置は、中間シール部材11の外形がアースプレート10の内縁に沿う形状とされているので、容易である。
後方延部9eの端子部9bが形成されている先端側を、窓部11c及び開口部6bから内筐体部5の内部に差し入れる。窓部11c及び開口部6bの開口幅Laは、後方延部9eの最大幅となる端子部9bの根本幅Lb(図4参照)よりも大きく形成されている。そのためFPC9の差し入れは容易である。
FPC9の補強板9fを、突起6c1,6c2がそれぞれ貫通孔9f1,9f2に挿通されるように嵌め込む。これにより、後方延部9eの前後上下方向の位置が決められる。
後方延部9eの位置が決まったら、後方延部9eの中間シール部材11を跨いでいる部分を押して(白矢印)、粘着層11b2にしっかりと貼り付ける。これによって後方延部9eの左右方向の位置も決まり、後方延部9eは、基体部6としっかりと一体化する。
後方延部9eの中間シール部材11に貼り付けられている部分の一対の側縁部9k1,9k2に、接着剤13を塗布する。詳しくは、基部9kと粘着層11b2とに跨るように点状に塗布する。
接着剤13は、例えば、硬化時間が数十秒程度のいわゆる瞬間接着剤が用いられる。
接着剤13は、ディスペンサDPなどの専用塗布具を用いて定量で点状に塗布される。
接着剤13を塗布したら、接着剤13が硬化する前に、剥離シートをはがした外側シール部材12を中間シール部材11に重ねるように貼り付ける。
詳しくは、外側シール部材12により、FPC9の後方延部9eにおいて中間シール部材11に貼り付けられた部分と、塗布された未硬化の接着剤13と、を覆うように中間シール部材11の粘着層11b2に貼り付ける。
外側シール部材12は、本体部12dの形状が中間シール部材11の外形と同じに形成されている。
従って、中間シール部材11に対し、アースプレート10の内側に沿って容易に位置決めして貼ることができる。
外側シール部材12を貼り付けると、図10(b)及び図10(c)に矢印で示されるように未硬化の接着剤13がつぶされて空間Va,Vb内を前後方向に広がって充填される。
これにより、接着剤13は、僅かな塗布量でも空間Va,Vb内に充填され、硬化後の接着剤硬化部13a,13bによって空間Va,Vbは確実に封止される。
従って、実施例のFPC9の引き出し構造は、内筐体部5の密閉性に優れ、しかも密閉性が長期間維持される。
例えば、作業者が外側シール部材12を指でつまんだ場合も、つまんだ反対側が大きく垂れ下がることなくある程度平面性を維持するので、貼り付け作業が容易となり、誤貼着の可能性が低くなっている。
すなわち、実施例のFPC9の引き出し構造は、製造が容易で生産効率が低下しにくい。
そのため、後方延部9eと基材11a,12aとの密着性が向上し、空間Va,Vbが形成されにくくなっている。また、空間Va,Vbが形成された場合も、容積は小さいものとなり、接着剤硬化部13kでの封止がより確実になる。
突出部12e1,12e2は、外側シール部材12を基体部6に直接貼り付ける部分であって、前方に突出し上下方向に離隔して設けられている。
画像表示装置52の組立て作業では、作業者の手の動きのばらつき、或いは作業者の習熟度によって、外側シール部材12の貼り付け後、FPC9の基部9kに基体部6から離隔させるように力を加えてしまう場合があり得る。
その際も、図10(b)に示されるように、FPC9が外側シール部材12及び中間シール部材11を持ち上げようとする前後方向の位置P1に対し、それよりも前方の位置P1から位置P2の範囲で突出部12e1,12e2が基体部6にしっかり貼着されている。
これにより、FPC9に対し基体部6から離隔する方向に力がかかったとしても、外側シール部材12が剥がれてしまうこと虞はほとんどない。
図11は、外側シール部材12の一部を破断線により不図示とした部分平面図である。平面視で円形に塗布された接着剤13は、外側シール部材12に貼り付けによって側縁部9k1,9k2に沿った細長状に硬化し、接着剤硬化部13a,13bを形成している。
凹凸部9gを設けることにより、中間シール部材11及び外側シール部材12の基材11a及び基材12aは、凹凸部9gにおいて局所的に他の部位よりもより密に圧縮される。
例えば、基材11a及び基材12aにおいて、凹凸部9gの上下方向に凸となっている凸部9gtに対応した部分は、圧縮比率が高くなる。
これにより、側縁部9k1,9k2に沿って空間Va,Vbが仮に生じても、凸部9gtにおいて、圧縮比率が高くなった基材11a及び基材12aの弾力性によって良好に封止される。
従って、凹凸部9gは、凸部9gtを複数個所有するように上下方向にジグザグ状に形成されることが好ましい。
凹凸部9gを形成することで、接着剤13を用いることなく実用上、支障ない封止性能が得られる。
もちろん、接着剤13を併用して接着剤硬化部13を形成してもよい。この場合は、特に外部気圧が通常より高い等の特殊な環境化での封止性を得たい場合に有効である。また、凹凸部9gを形成した場合は、塗布する接着剤13の量も、より少ない量で充分な封止効果を得ることができる。
実施例で説明したFPC9の引き出し構造は、もちろん画像表示装置52への適用に限定されるものではなく、ディスクドライブ装置や無線機など、種々の電子装置に適用できる。
同様に、外側シール部材12は、基材12aの各面に粘着層12b1,12b2が直接設けられているものに限定されない。基材12aと、粘着層12b1又は粘着性層12b2と、の間に別の層が介在していてもよい。
2a ヒンジ本体部、 2a1 前側面、 2a2 後側面
2b 回動機構部、 2b1,2b2 取り付け部、 2c シャフト
2d 連結プレート、 2T ヒンジ組立て体
3 外カバー 4 枠パネル、 4a 開口部
5 内筐体部
6 基体部
6a 左側面、 6b 開口部、 6c,6c1,6c2 突起
6p ポケット部
7 液晶表示パネル、 7a FPC
8 パネル基板、 8a、8b コネクタ
9 FPC
9a,9b 端子部、 9d 前方延部、 9e 後方延部
9f 補強板、 9f1,9f2 貫通孔、 9k 基部
9k1,9k2 側縁部、 9g,9g1,9g2 凹凸部
9gt 凸部、 9kr ロール部
10 アースプレート
11 中間シール部材
11a 基材、 11b1,11b2 粘着層(粘着性層)、 11c 窓部
12 外側シール部材
12a 基材、 12b1,12b2 粘着層、 12c 樹脂シート
12d 本体部、 12e1,12e2 突出部
13 接着剤、 13k,13a,13b 接着剤硬化部
51 撮像装置
52 画像表示装置
53 レンズ部
54 本体部
ARa 矩形領域、 CLa,CLb 回動軸線、 DP ディスペンサ
La 開口幅、 Lb 根本幅、 P1,P2 位置、 SL 封止部
SS 撮像素子、 Va,Vb 空間
Claims (6)
- 筐体の外面に開口して内外を連通する開口部と、
圧縮弾性を有する第1の基材を含み両面に粘着性層を有して形成され、一面側が前記外面に対し前記開口部を一周取り囲んで貼着された両面粘着シール部材と、
前記開口部を通して前記筐体の内部から外部に引き出され前記両面粘着シール部材の他面側に貼着されたFPCと、
前記FPCと前記両面粘着シール部材との境界部分に形成され、前記FPCの側縁部に前記両面粘着シール部材の他面側に貼着された部分の幅方向に凹凸となる凹凸部を有する封止部と、
圧縮弾性を有する第2の基材と、前記第2の基材の一面側に付着された樹脂シート及び他面側に形成された粘着層と、を含んで形成され、前記粘着層が、前記開口部と、前記FPCと、前記封止部と、を覆うように前記両面粘着シール部材の前記他面側に貼着された片面粘着シール部材と、
を備えたFPCの引き出し構造。 - 前記封止部は、前記FPCと前記両面粘着シール部材の他面側とに跨って形成された接着剤硬化部であることを特徴とする請求項1記載のFPCの引き出し構造。
- 筐体の外面に開口して内外を連通する開口部と、
圧縮弾性を有する第1の基材を含み両面に粘着性層を有して形成され、一面側が前記外面に対し前記開口部を一周取り囲んで貼着された両面粘着シール部材と、
前記開口部を通して前記筐体の内部から外部に引き出され前記両面粘着シール部材の他面側に貼着されたFPCと、
前記FPCと前記両面粘着シール部材との境界部分に形成された封止部と、
圧縮弾性を有する第2の基材と、前記第2の基材の一面側に付着された樹脂シート及び他面側に形成された粘着層と、を含んで形成され、前記粘着層が、前記開口部と、前記FPCと、前記封止部と、を覆うように前記両面粘着シール部材の前記他面側に貼着され、前記両面粘着シール部材よりも前記FPCの引き出し方向に突出し、前記筐体の外面に貼着された突出部を有している片面粘着シール部材と、
を備えるFPCの引き出し構造。 - 前記樹脂シートの曲げ剛性が、前記第2の基材の曲げ剛性よりも高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のFPCの引き出し構造。
- 画像表示パネルと、前記画像表示パネルが取り付けられた筐体と、一端側が前記画像表示パネルに電気的に接続され他端側が前記筐体の外部に所定の引き出し構造で引き出されたFPCと、を備え、
前記筐体を請求項1記載の筐体とし、前記FPCを請求項1記載のFPCとして、前記所定の引き出し構造を、請求項1〜4のいずれか1項に記載のFPCの引き出し構造としたことを特徴とする画像表示装置。 - 撮像素子を有する本体部と、前記撮像素子によって撮像した画像を表示する画像表示装置と、を備え、
前記画像表示装置を、請求項5記載の画像表示装置としたことを特徴とする撮像装置。
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