JP6455152B2 - 管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6455152B2
JP6455152B2 JP2015000941A JP2015000941A JP6455152B2 JP 6455152 B2 JP6455152 B2 JP 6455152B2 JP 2015000941 A JP2015000941 A JP 2015000941A JP 2015000941 A JP2015000941 A JP 2015000941A JP 6455152 B2 JP6455152 B2 JP 6455152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production
time
energy
unit
factor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015000941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016126608A (ja
Inventor
太郎 石見
太郎 石見
聡 西出
聡 西出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2015000941A priority Critical patent/JP6455152B2/ja
Publication of JP2016126608A publication Critical patent/JP2016126608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6455152B2 publication Critical patent/JP6455152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、生産設備が生産活動において消費する消費エネルギー量を管理するための管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体に関する。
近年、地球温暖化防止、コスト削減、改正省エネ法の要請等の観点から、オフィス、工場等に設置されている各種設備(照明設備、空調設備、生産設備等)の省エネルギー化が進められている。特に、生産設備のエネルギー消費の割合は極めて大きいため、生産設備の省エネルギー化が求められている。
生産設備の省エネルギー化を行うにあたり、改善点を把握することが重要である。例えば、特許文献1〜5には、生産設備のエネルギーの消費効率(エネルギー原単位)や、所定量の生産物を生成する時間効率(生産期間)に関する表示を行うことで、ユーザに改善点を把握させることのできる技術が開示されている。
特開2004−206216号公報(2004年7月22日公開) 特開2004−171443号公報(2004年6月17日公開) 特開2012−068878号公報(2012年4月5日公開) 特開2010−066991号公報(2010年3月25日公開) 特開2003−132119号公報(2003年5月9日公開)
しかしながら、上述のような従来技術は、消費効率および時間効率を別々に管理しており、これらの関係性をユーザが把握することが困難である。このため、消費効率と時間効率とを最適化することができないという問題がある。
具体的には、特許文献1に記載のエネルギー省力化システムは、生産数と使用エネルギー量とを表示している。また、特許文献2に記載の省エネルギー対策支援システムは、エネルギー原単位と生産量との関係をグラフとして表示する。しかしながらこれらの表示には時間の情報がなく、ユーザは消費効率と時間効率とのバランスを考察したり、最適化を図ったりすることができない。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、生産設備におけるエネルギーの消費効率と生産物を生成する時間効率との関係を把握することができる管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体を実現することにある。
前記の課題を解決するために、本発明に係る管理装置は、所定量の生産物の生産に要する時間間隔よりも短い時間間隔で計測される生産ラインが生産活動において消費する消費エネルギー量を示すエネルギーデータ、並びに、前記生産ラインによる所定量の生産物の生産開始時間および次の所定量の生産物の生産開始時間を示す生産時間データを取得するデータ取得部と、所定量の生産物の生産開始時間から次の所定量の生産開始時間までの期間である所定量生産期間の前記消費エネルギー量を積算した値であるエネルギー原単位を算出する原単位算出部と、前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを関連付けて出力する表示制御部と、を備えることを特徴としている。
前記の構成によれば、エネルギー原単位と所定量生産期間とを関連付けて出力するので、ユーザは、生産ライン(生産設備)におけるエネルギーの消費効率と生産物を生成する時間効率との関係を把握することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記エネルギー原単位と所定量生産期間とを、所定量の生産物ごとに関連付けて出力してもよい。
前記の構成によれば、エネルギー原単位と所定量生産期間とは、所定量の生産物単位で出力されるので、ユーザは、所定量の生産物の生産におけるエネルギーの消費効率と生産物を生産する時間効率との関係を把握することができる。よって、エネルギーの消費効率と生産物を生産する時間効率との関係をより詳細に把握することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを、前記所定量の生産物の生産を開始した時刻と終了した時刻とに関連付けて出力してもよい。
前記の構成によれば、エネルギー原単位と所定量生産期間とは、所定量の生産物の生産を開始した時刻と終了した時刻とに関連付けて出力されるので、ユーザは、所定量生産期間の始点と終点とを把握することができる。これにより、例えば、生産物の生産において異常が発生した場合、その異常の発生時刻および解決時刻を推定することができる。具体的には、異常が発生した場合、生産物のエネルギー原単位および所定量生産期間の少なくとも一方の値が大きくなる。つまりユーザは、他のデータと比べて値が大きくなっているエネルギー原単位や所定量生産期間を特定することで、当該データに関連付けられている生産を開始した時刻と終了した時刻とを把握することができる。よって、異常の発生時刻や終了時刻を推定することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、少なくとも2つの軸を含み、前記軸の1つが前記エネルギー原単位、他の1つが時刻を示すグラフであって、前記所定量生産期間を視覚的に示すグラフを表示してもよい。
前記の構成によれば、軸の1つがエネルギー原単位を示し、また、所定量生産期間を視覚的に示すグラフを表示するので、エネルギーの消費効率と生産物を生成する時間効率との関係を容易に把握することができる。
なお、グラフの具体例としては、後述する棒グラフをはじめ、折れ線グラフ、バブルチャートなどが挙げられる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記グラフとして、縦軸が前記エネルギー原単位、横軸が時刻を示す棒グラフであって、棒線の幅が前記所定量生産期間を示す棒グラフを表示してもよい。
前記の構成によれば、棒グラフの棒線の幅が生産物の所定量生産期間を示す。また、縦軸がエネルギー原単位の棒グラフであるので、棒線の高さは生産物のエネルギー原単位を示す。これにより、所定量の生産物ごとのエネルギー原単位と所定量生産期間とを同時に表示することができる。よってユーザは、エネルギーの消費効率と所定量の生産物を生成する時間効率との関係を容易に把握することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記エネルギー原単位が原単位基準値内の前記棒線と、原単位基準値外の前記棒線とを、識別可能に表示してもよい。
前記の構成によれば、高さが原単位基準値以下の棒線と、原単位基準値より高い棒線とを識別可能に表示するので、ユーザは、基準値以下の消費エネルギーで生産された所定量の生産物と、基準値より大きい消費エネルギーで生産された所定量の生産物とを容易に見分けることができる。よって、消費エネルギーの観点で問題のある部分を容易に発見することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記所定量生産期間が生産期間基準値内の前記棒線と、生産期間基準値外の前記棒線とを、識別可能に表示してもよい。
前記の構成によれば、幅が生産期間基準値以下の棒線と、生産期間基準値より広い棒線とを識別可能に表示するので、ユーザは、基準値以下の時間で生産された所定量の生産物と、基準値より長い時間で生産された所定量の生産物とを容易に見分けることができる。よって、生産にかかった時間の観点で問題のある部分を容易に発見することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記エネルギー原単位の基準値である原単位基準値を、前記グラフに重畳させて表示してもよい。
前記の構成によれば、原単位基準値をグラフに重畳させて表示する。これによりユーザは、所定量の生産物ごとに、原単位基準値内であるか、または原単位基準値外であるかを容易に見分けることができる。一例としては、前記棒グラフにおいて、原単位基準値の位置に直線を表示する。これによりユーザは、各棒線が原単位基準値内であるか、または原単位基準値外であるかを容易に見分けることができる。よって、消費エネルギーの観点で問題のある部分を容易に発見することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記所定量生産期間の基準値である生産期間基準値を、前記グラフに重畳させて表示してもよい。
前記の構成によれば、生産期間基準値をグラフに重畳させて表示する。これにより、所定量の生産物ごとに、原単位基準値内であるか、または原単位基準値外であるかを容易に見分けることができる。一例としては、リアルタイムで描画される前記棒グラフにおいて、時間の経過とともに移動する、生産期間基準値と同じ値の幅を有する2つの直線を表示する。これにより、ユーザは、各棒線が生産期間基準値内であるか、または生産期間基準値外であるかを容易に見分けることができる。よって、生産にかかった時間の観点で問題のある部分を容易に発見することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記表示制御部は、前記生産物の生産効率が悪化した要因と当該要因が発生していた要因発生期間とを対応付けた要因情報に基づいて、前記要因と前記要因発生期間との関係を前記グラフに重畳させて表示してもよい。
前記の構成によれば、生産効率が悪化した要因と前記グラフとを同時に表示するので、ユーザは、生産効率が悪化している部分、一例としては、前記棒グラフにおいて棒線の高さが高くなっている部分について、その要因を容易に確認することができる。
また、要因発生期間についても前記グラフと同時に表示するので、要因発生期間と消費エネルギー量との関係についても確認することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記要因が解消された要因解消時刻に基づいて、前記要因発生期間の開始時刻である要因開始時刻を決定する要因開始時刻決定部をさらに備えてもよい。
前記の構成によれば、要因解消時刻に基づいて、要因開始時刻を決定する。これにより、要因開始時刻が何らかの理由、例えばユーザの入力忘れなどで不明な状況であっても、要因開始時刻を決定することができる。よって、要因発生期間の開始時刻が不明であっても要因発生期間を特定することができる。
また、本発明に係る管理装置において、前記要因開始時刻決定部は、前記要因解消時刻までの所定の期間内において最大の前記エネルギー原単位を消費した前記生産物の生産開始時刻を、前記要因開始時刻として決定してもよい。
前記の構成によれば、要因解消時刻までの所定の期間内において最大のエネルギー原単位を消費した生産物の生産開始時刻を、要因開始時刻として決定する。生産効率が悪化する要因が発生した場合、エネルギー原単位が大きくなる。そのため、要因解消時刻までの所定の期間内においてエネルギー原単位が最大である生産は、前記要因が発生していた可能性が高い。よって、当該生産における生産開始時刻を要因開始時刻とみなせば、要因発生期間を精度よく特定することができる。
前記の課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、所定量の生産物の生産開始時間から次の所定量の生産物の生産開始時間までの期間である所定量生産期間の前記消費エネルギー量を積算した値であるエネルギー原単位を示すエネルギー原単位データを取得するデータ取得部と、前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを関連付けて表示する表示部と、を備えることを特徴としている。
前記の構成によれば、エネルギー原単位と所定量生産期間とを関連付けて表示するので、ユーザは、生産ライン(生産設備)におけるエネルギーの消費効率と生産物を生成する時間効率との関係を把握することができる。
前記の課題を解決するために、本発明に係る管理装置の制御方法は、所定量の生産物の生産に要する時間間隔よりも短い時間間隔で計測される生産ラインが生産活動において消費する消費エネルギー量を示すエネルギーデータ、並びに、前記生産ラインによる所定量の生産物の生産開始時間および次の所定量の生産物の生産開始時間を示す生産時間データを取得するデータ取得ステップと、所定量の生産物の生産開始時間から次の所定量の生産開始時間までの期間である所定量生産期間の前記消費エネルギー量を積算した値であるエネルギー原単位を算出する原単位算出ステップと、前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを関連付けて出力する表示制御ステップと、を含むことを特徴としている。
前記の構成によれば、前記管理装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る管理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記管理装置が備える各部として動作させることにより上記管理装置をコンピュータにて実現させる管理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は、エネルギーの消費効率と所定量の生産物を生成する時間効率との関係を把握することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る管理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 実施形態1に係る管理システムの概要の一例を示す図である。 図1に示す管理装置のデータ取得部が生成する消費エネルギー時系列データの一例を示す図である。 前記データ取得部が生成する生産日時データの一例を示す図である。 図1に示す管理装置の原単位算出部が生成するエネルギー原単位時系列データの一例を示す図である。 図1に示す管理装置の分類部が生成するエネルギー原単位分類時系列データの一例を示す図である。 図1に示す管理装置の表示部に表示される生産期間×エネルギー原単位グラフの一例を示す図である。 生産計画時間を示す生産計画時間データの一例を示す図である。 図1に示す管理装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 前記原単位算出部が実行するエネルギー原単位算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。 前記分類部が実行するエネルギー原単位分類処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示す管理装置の表示制御部が実行するグラフ生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る管理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 図13に示す管理装置の表示部に表示される生産期間×エネルギー原単位グラフの一例を示す図である。 図13に示す管理装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る管理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 図16に示す管理装置の表示部に表示される生産期間×エネルギー原単位グラフの一例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る管理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 図18に示す管理装置が実行する停止時刻決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
<実施形態1>
本発明の一実施形態(実施形態1)について図1から図12に基づいて説明すると以下の通りである。
〔管理システムの構成〕
図2に基づいて、本実施形態に係る管理システムについて説明する。図2は、本実施形態に係る管理システム9の概要の一例を示す図である。
管理システム9は、工場4等に設置された1または複数の生産設備2を含む生産ライン3の消費エネルギーを管理するシステムである。図2に示すように、管理システム9は、管理装置1、エネルギー計測センサ5および物体通過検知センサ(物体検知センサ)6を含む。
管理装置1は、工場4等に設置された1または複数の生産設備2を含む生産ライン3の消費エネルギーを管理する。本実施形態では、管理装置1は、1日単位で生産ライン3の消費エネルギーを管理する。ただし、これに限るものではなく、管理装置1は、30分単位、1時間単位、1週間単位等、任意の期間単位で生産ライン3の消費エネルギーを管理してよい。管理装置1の機能および処理の詳細については後述する。
ここで、生産ライン3とは、製品の生産工程を機能的に分割し、その分割された一工程を実行するものである。また、生産ライン3は、生産設備2を1または複数含む機能的な集合である。つまり、製品の生産工程は、1または複数の生産ライン3から成る。なお、製品の生産工程の分割単位は任意でよい。
また、生産設備2は、電気、ガス、熱等の任意のエネルギーを消費して動作するものであって、製品の生産活動に直接関係する設備である。生産設備2は、例えば、機械・装置類、治工具類、運搬・貯蔵施設等であり、1または複数のエネルギー消費機器から成るものである。本実施形態では、生産設備2は、電気エネルギーで動作するものとする。
なお、生産ライン3(生産設備2)が複数種類のエネルギー源で動作する場合、管理装置1は、国または機関等で定められた換算係数を用いて、各種エネルギー量を原油量またはCO量等の同単位に換算し、その換算後の合計値を生産ライン3の消費エネルギー量として管理してもよい。これにより、管理装置1は、生産ライン3(生産設備2)が消費する各種エネルギーを一元管理することができる。
また、生産、加工、運搬等の生産ライン3が実行する一工程により供給される物を生産物と称する。生産物とは、完成品である製品、製品の一部を構成する部品、および、製品または部品を生産するために使用する物等を含むものである。また、生産ライン3が供給した生産物の個数を生産数と称する。また、生産ライン3が実行する一工程にかかる(実際の)時間を工程時間と称する。工程時間は、例えば、数秒〜数時間などであり、生産ライン3によって様々である。
エネルギー計測センサ5は、生産設備2の消費エネルギーを生産ライン3単位で計測するものである。具体的に、エネルギー計測センサ5は、生産ライン3に含まれる1または複数の生産設備2の合計の消費エネルギーを所定期間毎に計測する。エネルギー計測センサ5は、計測した生産ライン3全体の所定期間の消費エネルギー量と、計測した日時とが対応付けられた消費エネルギーデータ(エネルギーデータ)を管理装置1に出力する。本実施形態では、エネルギー計測センサ5は、1秒毎に生産ライン3(生産設備2A〜2Dの合計)の消費電力を計測する。なお、エネルギー計測センサ5の測定間隔は1秒に限らず任意の期間でよい。また、エネルギー計測センサ5は、例えば、生産ライン3の生産設備2A〜2Dに電力を供給する分電盤等に設置される。なお、エネルギー計測センサ5は、所定量(本実施形態では「1つ」)の生産物の生産に要する時間間隔よりも短い時間間隔で消費エネルギーを計測する。
物体通過検知センサ6は、生産ライン3に含まれる何れかの生産設備2が供給する生産物または中間生産物を検知するものである。物体通過検知センサ6は、生産物または中間生産物を検知すると、生産物または中間生産物を検知した日時を示す生産トリガ(生産信号、検知信号)を管理装置1に出力する。物体通過検知センサ6は、生産ライン3上の任意の位置に設置されていればよい。本実施形態では、物体通過検知センサ6は、生産設備2Dの下流に設置され、生産設備2Dが供給する生産物を検知するが、これに限るものではない。例えば、物体通過検知センサ6は、生産設備2A、2Bまたは2Cの下流に設置され、生産設備2A、2Bまたは2Cが供給する中間生産物を検知してもよい。また、本実施形態では、物体通過検知センサ6は、1つの生産物または中間生産物を検知する毎に1つの生産トリガを出力するが、これに限るものではなく、所定量の生産物または中間生産物を検知する毎に1つの生産トリガを出力してもよい。
図2に示す例では、工場4に1つの生産ライン3のみが設置されているが、これに限るものではなく、工場4に複数の生産ライン3が設置されていてもよい。この場合、管理装置1は、複数の生産ライン3の消費エネルギーを管理する。また、図2に示す例では、管理装置1は、1つの工場4に設置されている生産ライン3の消費エネルギーを管理しているが、これに限るものではなく、複数の工場4にそれぞれ設置されている生産ライン3の消費エネルギーを管理してもよい。また、図2に示す例では、管理装置1は、生産設備2が設置されている工場4内に設置されているが、これに限るものではなく、工場4と異なる建屋(事務所等)に設置されていてもよい。
〔管理装置の構成〕
図1に基づいて、本実施形態に係る管理装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る管理装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、管理装置1は、制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14および入力部15を備える。
通信部13は、無線通信手段または有線通信手段によって、エネルギー計測センサ5および物体通過検知センサ6等の他の装置と通信を行い、制御部11の指示に従って、データのやりとりを行うものである。
表示部14は、制御部11の指示に従って画像を表示するものである。表示部14は、制御部11の指示に従って画像を表示するものであればよく、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイなどを適用することが可能である。なお、図1に示す例では、管理装置1が表示部14を備えているが、これに限らず、管理装置1が、管理装置1とは別体の表示装置に画像を表示してもよい。
入力部15は、ユーザが管理装置1を操作するためのものである。入力部15は、ユーザの操作に応じた操作信号を生成し、生成した操作信号を制御部11に出力する。入力部15は、キーボード、マウス、キーパッド、操作ボタンなどの入力機器等で構成されているものであってもよい。また、入力部15は、表示部14と一体となっているタッチパネルであってもよい。また、入力部15は、管理装置1と別体のリモートコントローラ等の遠隔制御装置であってもよい。
(制御部)
制御部11は、記憶部12から一時記憶部(不図示)に読み出されたプログラムを実行することにより、各種の演算を行うと共に、管理装置1が備える各部を統括的に制御するものである。
本実施形態では、制御部11は、機能ブロックとして、データ取得部21、原単位算出部22、分類部23、表示制御部24、および入力解析部25を備える構成である。これらの制御部11の各機能ブロックは、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)等で実現された記憶装置に記憶されているプログラムをRAM(random access memory)等で実現された一時記憶部に読み出して実行することで実現できる。
(データ取得部)
データ取得部21は、通信部13を介して、エネルギー計測センサ5から消費エネルギーデータを取得し、物体通過検知センサ6から生産トリガを取得する。データ取得部21は、取得した消費エネルギーデータを時系列に並べた消費エネルギー時系列データを生成する。また、データ取得部21は、取得した生産トリガの示す日時を時系列に並べた生産日時データを生成する。データ取得部21は、生成した消費エネルギー時系列データおよび生産日時データを原単位算出部22に出力する。なお、データ取得部21が取得する消費エネルギーデータおよび生産トリガを計測データと称する。
なお、管理装置1が複数の生産ライン3を管理する場合、データ取得部21は、生産ライン3毎に消費エネルギーデータおよび生産トリガを取得し、生産ライン3毎の消費エネルギー時系列データおよび生産日時データを生成する。
図3に本実施形態に係るデータ取得部21が生成する消費エネルギー時系列データの一例を示す。図3に示すように、消費エネルギー時系列データは、エネルギー計測センサ5が計測した日時と、1秒間の生産ライン3の消費エネルギー量とが対応付けられたデータである。
図4に本実施形態に係るデータ取得部21が生成する生産日時データの一例を示す。図4に示すように、生産日時データは、物体通過検知センサ6が生産物または中間生産物を検知した日時が時系列に並べられたデータである。図4に示す例では、生産日時データは、さらに、管理装置1の処理開始日時および処理終了日時も含む。本実施形態では、管理装置1は、1日単位で生産ライン3の消費エネルギーを管理するため、処理開始日時が毎日0時であり、処理終了日時は毎日24時である。
後述のように、原単位算出部22が生産トリガ間において生産ライン3が1つの生産物を生産したとみなすため、データ取得部21が取得する生産トリガは、生産ライン3が1つの生産物を生産するためにかかった期間(みなし期間)である生産期間を示す生産信号であると言える。なお、1つの生産トリガが所定量の生産物または中間生産物を示す場合、当該生産トリガは、生産ラインが所定量の生産物を生産するためにかかった期間である所定量生産期間を示す生産信号である。換言すると、データ取得部21が取得する生産トリガは、生産ライン3による所定量の生産物の生産開始時間および次の所定量の生産物の生産開始時間を示す生産時間データであると言える。
(原単位算出部)
原単位算出部22は、データ取得部21から消費エネルギー時系列データおよび生産日時データを受け取り、受け取った消費エネルギー時系列データおよび生産日時データに基づいて、エネルギー原単位を算出するものである。具体的には、原単位算出部22は、生産日時データの示す各時点間において生産ライン3が1つの生産物を生産したとみなして、生産日時データの示す或る日時から次の日時までの消費エネルギーを積算して、生産ライン3が1つの生産物を生産するために消費したエネルギーであるエネルギー原単位を算出する。原単位算出部22は、生産日時データの示す日時を生産開始日時とみなして、算出したエネルギー原単位に生産日時データの示す日時を対応付けたエネルギー原単位データを時系列に並べたエネルギー原単位時系列データを生成する。原単位算出部22は、生成したエネルギー原単位時系列データを分類部23に出力する。なお、以下では、エネルギー原単位データの示す日時を原単位開始日時(生産開始時刻)と称する。すなわち、原単位開始日時は、当該エネルギー原単位の示す消費エネルギーの計測が開始された日時である。また、生産日時データにおいて、原単位開始日時の次の日時が原単位終了日時である。原単位終了日時は、当該エネルギー原単位の示す消費エネルギーの計測が終了した日時である。
図5に本実施形態に係る原単位算出部22が生成するエネルギー原単位時系列データの一例を示す。図5に示すように、エネルギー原単位時系列データは、生産日時データの示す日時に、エネルギー原単位が対応付けられたデータである。
なお、生産トリガが所定量の生産物を生産するためにかかった期間である所定量生産期間を示す場合、原単位算出部22は、生産ライン3において所定量の生産物の生産で消費されたエネルギーであるエネルギー原単位を算出してよい。所定量生産期間は、生産日時データ(生産時間データ)の示す或る所定量の生産物の生産開始時間から次の所定量の生産物の生産開始時間までの期間である。
(分類部)
分類部23は、原単位算出部22からエネルギー原単位時系列データを受け取り、エネルギー原単位時系列データに含まれる各エネルギー原単位データを所定の基準で3種類(待機中(生産計画時間外)、基準内、基準外)に分類するものである。
具体的には、分類部23は、生産ライン3が生産物を生産するための生産活動を行う(予定の)時間である生産計画時間を示す生産計画時間データ31、および、エネルギー原単位の良し悪しを判定するための閾値であるエネルギー原単位基準値32を記憶部12から読み出す。分類部23は、エネルギー原単位データの示す原単位開始日時が生産計画時間データ31の示す生産計画時間内であるか否かを判定する。分類部23は、原単位開始日時が生産計画時間内ではない場合、当該エネルギー原単位データを「待機中(生産計画時間外)」に分類する。一方、分類部23は、原単位開始日時が生産計画時間内である場合、さらに、エネルギー原単位データの示すエネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32以下であるか否かを判定する。分類部23は、原単位開始日時が生産計画時間内であり、かつ、エネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32以下である場合、当該エネルギー原単位データを「基準内」に分類する。また、分類部23は、原単位開始日時が生産計画時間内であり、かつ、エネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32より大きい場合、当該エネルギー原単位データを「基準外」に分類する。
なお、以下では、「基準内」、「基準外」、「待機中」に分類されたエネルギー原単位を、それぞれ、基準内のエネルギー原単位、基準外のエネルギー原単位、待機中のエネルギー原単位と称する。換言すると、基準内のエネルギー原単位は、生産計画時間内に計測されかつ基準値内のエネルギー原単位であり、基準外のエネルギー原単位は、生産計画時間内に計測されかつ基準値外のエネルギー原単位であり、待機中のエネルギー原単位は、生産計画時間外に計測されたエネルギー原単位である。
分類部23は、分類したエネルギー原単位データの種類を示すフラグをエネルギー原単位データに付加したエネルギー原単位分類データを生成し、生成したエネルギー原単位分類データを時系列に並べたエネルギー原単位分類時系列データを生成する。分類部23は、生成したエネルギー原単位分類時系列データを表示制御部24に出力する。また、分類部23は、生成したエネルギー原単位分類時系列データを記憶部12に格納する。
図6に本実施形態に係る分類部23が生成するエネルギー原単位分類時系列データの一例を示す。図6に示すように、エネルギー原単位分類時系列データは、原単位開始日時、エネルギー原単位およびフラグが対応付けられたエネルギー原単位分類データが時系列に並べられたデータである。図6に示す例では、フラグは「−1」、「1」または「2」の値をとり、「−1」が「待機中」を示し、「1」が「基準内」を示し、「2」が「基準外」を示す。
なお、分類部23は、エネルギー原単位時系列データに含まれる各エネルギー原単位データを、少なくとも基準値内または基準値外に分類すればよい。この場合、分類部23は、エネルギー原単位データの示すエネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32以下である場合、当該エネルギー原単位データを基準値内に分類し、エネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32より大きい場合、当該エネルギー原単位データを基準値外に分類する。
(表示制御部)
表示制御部24は、エネルギー原単位と、生産物の生産にかかった時間である生産期間とを関連付けて表示部14に表示させる。具体的には、表示制御部24は、エネルギー原単位と生産物が生成された時刻との関係を示す、生産期間×エネルギー原単位グラフを表示部14に表示させる。
図7に表示制御部24が生成する生産期間×エネルギー原単位グラフの一例を示す。図7に示すグラフは、横軸が時刻、縦軸がエネルギー原単位となっており、当該グラフには複数の棒線が横軸に沿って棒線間に隙間が無いように表示されている。つまり、この棒線の左辺(或る棒線の縦軸と平行な辺のうち、図7において左側にある辺)は、或る生産物1つの生産を開始した時刻を示す。また、この棒線の右辺(或る棒線の縦軸と平行な辺のうち、図7において右側にある辺)は、生産開始時間が上記左辺によって示された生産物の、次の生産物1つの生産を開始した時刻、つまり、或る生産物1つの生産を終了した時刻を示す。これにより、この棒線の幅(横軸と平行な辺の長さ)は生産物1つの生産期間を示すこととなる。また、棒線の高さ(縦軸と平行な辺の長さ)は生産物1つの生産にかかったエネルギー原単位を示す。つまり表示部14は、エネルギー原単位と所定量生産期間とを、所定量の生産物の生産を開始した時刻と終了した時刻とに関連付けて表示している。以上より、ユーザは生産物1つにかかったエネルギー原単位と生産期間との関係を容易に把握することができる。
また、図7に示すように、横軸に平行な破線であるエネルギー原単位基準線111が、生産期間×エネルギー原単位グラフに重畳して表示されている。このエネルギー原単位基準線111は、エネルギー原単位基準値32が示す値に合わせて表示されている。すなわち、棒線がエネルギー原単位基準線111を超えていれば、当該棒線が示す生産物の生産にかかった原単位エネルギーは基準値(原単位基準値)外である。一方、棒線がエネルギー原単位基準線111以下であれば、当該棒線が示す生産物の生産にかかった原単位エネルギーは基準値内である。これにより、ユーザは生産物1つの生産にかかった原単位エネルギーが基準値内であるか否かを、容易に把握することができる。
また、図7に示すグラフの棒線は、3種類に色分けされている。まず、棒線101は、白抜きで表示されている。一方、棒線102および103は、それぞれ異なる色で塗られた状態で表示されている。ここで、図7に示すように、白抜きの棒線101は、エネルギー原単位が基準内の棒線である。また、色が塗られた棒線のうち、棒線102は、エネルギー原単位が基準外の棒線である。最後に、棒線103は、待機中を示す棒線である。このように棒線を分類部23の分類に応じて色分けすることにより、ユーザは生産物1つの生産にかかったエネルギー原単位が基準内であるか否かを、より容易に把握することができる。
続いて、表示制御部24の詳細について説明する。表示制御部24は、生産期間算出部241、グラフ生成部242、および基準線生成部243を含む。
生産期間算出部241は、生産期間を算出するものである。生産期間算出部241は、記憶部12からエネルギー原単位分類時系列データ33を読み出し、連続する2つのエネルギー原単位分類データから生産期間を算出する。具体的には、生産期間算出部241はまず、j番目のエネルギー原単位分類データおよびj+1番目のエネルギー原単位分類データの時刻をそれぞれ特定する。そして、j+1番目の時刻からj番目の時刻を減算することで、生産期間を算出する。そして、生産期間算出部241は算出した生産期間をj番目のエネルギー原単位分類データに対応付ける。すべてのエネルギー原単位分類データにおいて生産期間の算出が終了すると、生産期間算出部241は、生産期間を対応付けたエネルギー原単位分類時系列データ33をグラフ生成部242に出力する。
グラフ生成部242は、生産期間算出部241から生産期間が対応付けられたエネルギー原単位分類時系列データ33を受け取り、各エネルギー原単位分類データのエネルギー原単位および生産期間を特定する。そして、特定したエネルギー原単位の値を棒線の高さとし、特定した生産期間の値を棒線の幅として、棒グラフ(生産期間×エネルギー原単位グラフ)を生成する。
また、グラフ生成部242は、生成した生産期間×エネルギー原単位グラフの棒線をエネルギー原単位分類時系列データ33の「フラグ」に格納された情報に応じて色付けする。具体的には、グラフ生成部242は、フラグが「1」の棒線を、図7の棒線101のように白抜きにする。また、グラフ生成部242は、フラグが「2」の棒線を、図7の棒線102のように色付けする。また、グラフ生成部242は、フラグが「−1」の棒線を、図7の棒線103のように色付けする。なお、色付けはフラグの異なる棒線を識別可能なようにそれぞれ異なる色で色付けすればよく、図7の例に限定されない。
基準線生成部243は、記憶部12からエネルギー原単位基準値32を読み出して、エネルギー原単位基準線111を生成する。そして、基準線生成部243は、生産期間×エネルギー原単位グラフにエネルギー原単位基準線111を配置する。
そして、表示制御部24は、エネルギー原単位基準線111が配置された生産期間×エネルギー原単位グラフを表示部14に表示させる。
(入力解析部)
入力解析部25は、入力部15から操作信号を受け取り、受け取った操作信号を解析し、ユーザの操作に応じた処理を実行するものである。例えば、入力解析部25は、ユーザが入力した生産計画時間、およびエネルギー原単位基準値に基づいて、生産計画時間データ31、およびエネルギー原単位基準値32をそれぞれ生成し、生成したデータを記憶部12に格納する。
(記憶部)
記憶部12は、制御部11が参照するプログラムやデータ等を格納するものであり、例えば、前記の生産計画時間データ31、エネルギー原単位基準値32、およびエネルギー原単位分類時系列データ33等を格納している。
図8に生産計画時間データ31の一例を示す。図8に示す生産計画時間データ31は、生産開始日時(図8に示す「勤務開始」)および生産終了日時(図8に示す「勤務終了」)を含み、生産開始日時から生産終了日時までの期間が生産計画時間である。
〔管理装置の処理〕
図9に基づいて、管理装置1の処理の流れを説明する。図9は、管理装置1が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、データ取得部21は、通信部13を介して、エネルギー計測センサ5から消費エネルギーデータを取得し、物体通過検知センサ6から生産トリガを取得する(S1:データ取得ステップ)。データ取得部21は、取得したデータから消費エネルギー時系列データおよび生産日時データを生成する(S2)。
次に、原単位算出部22は、エネルギー原単位算出処理を実行し、エネルギー原単位を算出する(S3:原単位算出ステップ)。続いて、分類部23は、エネルギー原単位分類処理を実行し、エネルギー原単位が分類されたエネルギー原単位分類時系列データを生成する(S4)。これらのエネルギー原単位算出処理およびエネルギー原単位分類処理について、詳細は後述する。
表示制御部24は、分類部23からエネルギー原単位分類時系列データを受け取り、受け取ったエネルギー原単位分類時系列データに応じて、生産期間×エネルギー原単位グラフを生成する(S5)。このグラフ生成処理についても、詳細は後述する。そして、表示制御部24は、生成した生産期間×エネルギー原単位グラフを表示部14に表示させる(S6:表示制御ステップ)。
〔エネルギー原単位算出処理〕
図10に基づいて、原単位算出部22が実行するエネルギー原単位算出処理の流れを説明する。図10は、原単位算出部22が実行するエネルギー原単位算出処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図10に示す例では、原単位算出部22が図3に示す消費エネルギー時系列データおよび図4に示す生産日時データを受け取り、生産日時データの示す最初の日時から時間を進めて処理を行うものとする。
図10に示すように、原単位算出部22は、設定積算消費エネルギー量Es_oldを「0」にし、設定時間toldを現在の日時である生産日時データの示す最初の日時に設定して、データの初期化を行う(S11)。そして、原単位算出部22は、時間を進めて生産トリガを待つ(S12)。
次の生産トリガを検知した日時になると(S12でYES)、原単位算出部22は、現在の積算消費エネルギー量Eから設定積算消費エネルギー量Es_oldを減算して、エネルギー原単位Eを算出する(S13)。
原単位算出部22は、算出したエネルギー原単位Eを開始日時である設定日時toldに対応付けてエネルギー原単位データを生成し保存する(S14)。そして、原単位算出部22は、現在の日時tnowが生産日時データの示す最終日時であるか否かを判定する(S15)。最終日時ではない場合(S15でNO)、原単位算出部22は、設定積算消費エネルギー量Es_oldを現在の積算消費エネルギー量Eに設定し、設定日時toldを現在の日時tnowに設定し、設定データを更新する(S16)。そして、次の生産トリガの検知日時まで時間を進めて(S12)、同様の処理を繰り返す。
原単位算出部22は、前記の処理を繰り返し行い、現在の日時tnowが生産日時データの示す最終日時である場合(S15でYES)、原単位算出処理を終了する。
〔エネルギー原単位分類処理〕
図11に基づいて、分類部23が実行するエネルギー原単位分類処理の流れについて説明する。図11は、分類部23が実行するエネルギー原単位分類処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、分類部23は、まず、原単位算出部22からエネルギー原単位時系列データを取得する(S21)。分類部23は、取得したエネルギー原単位時系列データの中からエネルギー原単位データを1つ選択する(S22)。
次に、分類部23は、選択したエネルギー原単位データの示す原単位開始日時が生産計画時間データ31の示す生産計画時間内であるか否かを判定する(S23)。原単位開始日時が生産計画時間内ではない場合(S23でNO)、分類部23は、選択したエネルギー原単位データを「待機中」に分類し、フラグ「−1」と判定する(S24)。
一方、原単位開始日時が生産計画時間内である場合(S23でYES)、分類部23は、さらに、選択したエネルギー原単位データの示すエネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32以下であるか否かを判定する(S25)。エネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32以下である場合(S25でYES)、分類部23は、選択したエネルギー原単位データを「基準内」に分類し、フラグ「1」と判定する(S26)。一方、エネルギー原単位がエネルギー原単位基準値32より大きい場合(S25でNO)、分類部23は、選択したエネルギー原単位データを「基準外」に分類し、フラグ「2」と判定する(S27)。
分類部23は、判定を行った後、選択したエネルギー原単位データに判定結果(フラグ)を紐付けて保存する(S28)。そして、分類部23は、取得したエネルギー原単位時系列データに含まれる全てのエネルギー原単位データを分類したか否かを判定する(S29)。
未分類のエネルギー原単位データがある場合(S29でNO)、分類部23は、取得したエネルギー原単位時系列データの中から未分類のエネルギー原単位データを1つ選択して(S30)、S23以降の処理を実行する。一方、全てのエネルギー原単位データを分類した場合(S29でYES)、分類部23は、エネルギー原単位分類処理を終了する。
〔グラフ生成処理〕
図12に基づいて、表示制御部24が実行するグラフ生成処理の流れについて説明する。図12は、表示制御部24が実行するグラフ生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
表示制御部24の生産期間算出部241は、記憶部12からエネルギー原単位分類時系列データ33を読み出すと、図12に示すように、各エネルギー原単位に対応する生産期間を算出する(S31)。生産期間算出部241は、すべてのエネルギー原単位分類データにおいて生産期間を算出すると、エネルギー原単位分類時系列データ33をグラフ生成部242に出力する。
グラフ生成部242は、エネルギー原単位分類時系列データ33を受け取ると、エネルギー原単位と対応する生産期間とに基づいて、生産期間×エネルギー原単位グラフを生成する(S32)。そして、グラフ生成部242は、生成した生産期間×エネルギー原単位グラフの棒線を対応するフラグに応じて色付けする(S33)。
次に、基準線生成部243は、記憶部12からエネルギー原単位基準値32を読み出して、エネルギー原単位基準線111を生成する(S34)。そして、基準線生成部243は、生産期間×エネルギー原単位グラフにエネルギー原単位基準線111を配置する。以上で、表示制御部24は、グラフ生成処理を終了する。
なお本実施形態では、生産期間×エネルギー原単位グラフの棒線を対応するフラグに応じて色付けしていたが、この色付け処理は省略してもよい。つまり、生産期間×エネルギー原単位グラフは、エネルギー原単位基準線111のみで、各棒線が示すエネルギー原単位が、基準値内であるか基準値外であるかを示すグラフであってもよい。
<実施形態2>
本発明の他の実施形態(実施形態2)について図13から図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の管理装置1aは、実施形態1にて説明した管理装置1と異なり、生産期間×エネルギー原単位グラフをリアルタイムで描画する。つまり、本実施形態で生成される生産期間×エネルギー原単位グラフは、時間の経過とともに更新されていくこととなる。以下、実施形態2において、実施形態1と異なる点について主に説明する。
〔管理装置の構成〕
図13に基づいて、本実施形態に係る管理装置1aの構成について、説明する。図13は、実施形態2に係る管理装置1aの要部構成の一例を示すブロック図である。図13に示すように、管理装置1aは、実施形態1に係る管理装置1と比較して、制御部11に代えて制御部11aを備え、記憶部12に代えて記憶部12aを備えている。
本実施形態では、制御部11aは、実施形態1に係る制御部11と比較して、データ取得部21および表示制御部24に代えて、データ取得部21aおよび表示制御部24aを備え、さらに、消費エネルギー積算部26を備えている。
また、記憶部12aは、実施形態1に係る記憶部12と比較して、新たに生産期間基準値34を格納している。
(データ取得部)
データ取得部21aは、実施形態1に係るデータ取得部21の機能に加え、エネルギー計測センサ5から取得した消費エネルギーデータと、物体通過検知センサ6から取得した生産トリガとを消費エネルギー積算部26に出力する。
(消費エネルギー積算部)
消費エネルギー積算部26は、データ取得部21aから受け取った消費エネルギーデータを用いて、積算消費エネルギー量Eを算出する。具体的には、消費エネルギー積算部26は、まず積算消費エネルギー量Eを初期化して「0」にする。そして、データ取得部21aから消費エネルギーデータを受け取ると、当該消費エネルギーデータのエネルギー量を積算消費エネルギー量Eに加算して、加算後の積算消費エネルギー量Eを消費エネルギーデータの日時の情報とともに表示制御部24aに出力するという処理を繰り返す。
また、消費エネルギー積算部26は、データ取得部21aから消費エネルギーデータとともに生産トリガを受け取った場合、当該生産トリガを表示制御部24aに出力するとともに、当該消費エネルギーデータのエネルギー量を積算消費エネルギー量Eに加算して、加算後の積算消費エネルギー量Eを消費エネルギーデータの日時の情報とともに表示制御部24aに出力する。その後、消費エネルギー積算部26は、積算消費エネルギー量Eをリセットして「0」にする。そして、再び生産トリガを受け取るまで、消費エネルギーデータのエネルギー量を積算消費エネルギー量Eに加算して、加算後の積算消費エネルギー量Eを消費エネルギーデータの日時の情報とともに表示制御部24aに出力するという処理を繰り返す。
(表示制御部)
表示制御部24aは、実施形態1に係る表示制御部24の機能に加え、生産期間×エネルギー原単位グラフをリアルタイムで描画する。表示制御部24aは、実施形態1に係る表示制御部24と比較して、グラフ生成部242および基準線生成部243に代えて、グラフ生成部242aおよび基準線生成部243aを含む。
図14に表示制御部24aがリアルタイムで生成する生産期間×エネルギー原単位グラフの一例を示す。図14に示すグラフは、表示制御部24aが積算消費エネルギー量Eを受け取るたびに更新される。具体的には、表示制御部24aは、積算消費エネルギー量Eを受け取ると、中間棒線106を表示部14に表示させる。そして、積算消費エネルギー量Eを受け取るたびに、当該積算消費エネルギー量Eの値に応じて、中間棒線106を更新する。
また、表示制御部24aは、積算消費エネルギー量Eとともに、生産トリガを受け取ると、中間棒線106から棒線を生成して、生成した棒線を表示部14に表示させるとともに、新たな中間棒線106を表示させる。
また、表示制御部24aは、生産期間×エネルギー原単位グラフの縦軸に平行な破線である生産期間第1基準線112と生産期間第2基準線113とを表示部14に表示させる。生産期間第1基準線112は、現在時刻の位置に表示される基準線である。また、生産期間第2基準線113は、現在時刻から生産期間基準値34の値だけ遡った時刻の位置に表示される基準線である。すなわち、生産期間第1基準線112と生産期間第2基準線113とが作る幅は、生産期間基準値34の値と一致することとなる。生産期間第1基準線112および生産期間第2基準線113は、生産期間第1基準線が、常に現在時刻の位置に表示され、生産期間第1基準線112と生産期間第2基準線113とが作る幅が、常に生産期間基準値34の値と一致するように、時間の経過とともに動く。これにより、現在描画されている中間棒線106について、生産期間第2基準線113が、中間棒線106の生成開始時刻(図7における棒線の左辺が表示されている位置の時刻)を超えた場合、当該棒線の生産期間は、生産期間基準値34の値を超える(生産期間基準値外である)ということとなる。一方、生産期間第2基準線113が、生成開始時刻を超えずに棒線が表示された場合、当該棒線の生産期間は、生産期間基準値34の値以下である(生産期間基準値内である)ということとなる。このように、生産期間第1基準線112と生産期間第2基準線113とを表示することで、ユーザは生産物1つの生産にかかった生産期間が基準値内であるか否かを、容易に把握することができる。
また、表示制御部24aは、色分けされた棒線を表示部14に表示させる。具体的には、図14に示すように、棒線104のように白抜きで表示された棒線と、棒線105のように色付けされた棒線とを表示させる。ここで、棒線104は、生産期間が生産期間基準値34内の棒線を示し、棒線105は、生産期間が生産期間基準値34外の棒線を示す。これにより、ユーザは生産物1つの生産にかかった生産期間が基準値内であるか否かを、より容易に把握することができる。なお、「待機中」に分類される中間棒線を、生産期間基準値34外の棒線105とは別の色で色付けしてもよい。また、色付けはフラグの異なる棒線を識別可能なようにそれぞれ異なる色で色付けすればよく図14の例に限定されない。
グラフ生成部242aは、実施形態1に係るグラフ生成部242aの機能に加え、消費エネルギー積算部26から受け取った積算消費エネルギー量Eを用いて、リアルタイムで棒線を生成する。
具体的には、グラフ生成部242aはまず、積算消費エネルギー量Eが示す値の長さの直線を、消費エネルギー積算部26から受け取った時刻(棒線生成開始時刻)を示す位置に生成する。これにより、表示部14には図14における棒線の左辺が表示されることとなる。次に、グラフ生成部242aは、受け取った積算消費エネルギー量Eが示す値の高さの中間棒線106を生成する。ここで、中間棒線106の幅(図7に示す中間棒線106の上辺の長さ)が、受け取った時刻と棒線生成開始時刻との差と一致するように中間棒線106を生成する。そして、表示部14に表示されている中間棒線106を、生成した中間棒線106に更新する。以降、グラフ生成部242aは、消費エネルギー積算部26から生産トリガを受け取るまで、この処理を繰り返す。
生産トリガを受け取ると、グラフ生成部242aは、中間棒線106を更新した後、図14における中間棒線106に右辺を追加することで棒線を生成する。そして、当該棒線の右辺と同じ時刻を示す位置に、新たな図14における中間棒線106の左辺を生成する。
また、グラフ生成部242aは、基準線生成部243aから、生産期間第2基準線113の位置を示す情報を常に供給されている。そして、当該情報が示す位置が、中間棒線106の棒線生成開始時刻を超えると、当該中間棒線106を、棒線105の色に色づけする。
基準線生成部243aは、記憶部12から生産期間基準値34を読み出して、生産期間第1基準線112と生産期間第2基準線113とを生成して、生産期間×エネルギー原単位グラフに配置する。そして、時間の経過とともに、生産期間第1基準線112および生産期間第2基準線113の位置を、生産期間第1基準線112の位置が、常に現在時刻の位置となるように更新する。また、基準線生成部243aは、生産期間第2基準線113の位置を示す情報を、生産期間第2基準線113の位置が更新されるたびにグラフ生成部242aに供給する。
〔管理装置の処理〕
図15に基づいて、管理装置1aの処理の流れについて説明する。図15は、管理装置1が実行するリアルタイムグラフ描画処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図15に示すフローチャートは、中間棒線106を描画中の状態からスタートするものとして説明する。
図15に示すように、まず、データ取得部21aは、通信部13を介して、エネルギー計測センサ5から消費エネルギーデータを取得し、物体通過検知センサ6から生産トリガを取得する(S41)。データ取得部21は、取得した消費エネルギーデータおよび生産トリガを消費エネルギー積算部26に出力する。
次に、消費エネルギー積算部26は、取得した消費エネルギーデータを用いて、積算消費エネルギー量Eを算出する(S42)。そして、消費エネルギー積算部26は、算出した積算消費エネルギー量Eを、消費エネルギーデータの日時の情報とともに表示制御部24aに出力する。また、消費エネルギー積算部26は、生産トリガを受け取った場合、当該生産トリガを表示制御部24aに出力する。
次に、表示制御部24aのグラフ生成部242aは、受け取った日時の情報と積算消費エネルギー量Eとから中間棒線106を生成し、表示制御部24は、当該中間棒線106を表示することで、生産期間×エネルギー原単位グラフの中間棒線106を更新する(S43)。
ここで、基準線生成部243aは、時間の経過とともに、生産期間第1基準線112および生産期間第2基準線113の位置を、生産期間第1基準線112の位置が、常に現在時刻の位置となるように更新している。そして、基準線生成部243aは、生産期間第2基準線113の位置を示す情報を、生産期間第2基準線113の位置が更新されるたびにグラフ生成部242aに供給している。
グラフ生成部242aは、生産期間第2基準線113の位置が、棒線生成開始時刻を超えた場合(S46でYES)、現在描画中の中間棒線106を色付けする(S45)。
次に、グラフ生成部242aは、生産トリガを受け取ったか否かを確認する(S46)。受け取っていない場合(S46でNO)、生産トリガを受け取るまで前記ステップS41〜ステップS45までの処理を繰り返す。
これに対して、生産トリガを受け取っている場合(S46でYES)、グラフ生成部242aは、中間棒線106から棒線を生成し(図14における棒線の右辺を生成し)、表示制御部24は、当該棒線を表示する(S47)。
そして、データ取得部21aが受け取った消費エネルギーデータが所定期間(例えば本日中)において最後の消費エネルギーデータである場合(S48でYES)、リアルタイムグラフ描画処理を終了する。
これに対して、最後の消費エネルギーデータでない場合(S48でNO)、グラフ生成部242aは新たな中間棒線106を生成し、表示制御部24aは当該中間棒線を表示する(S49)。また、消費エネルギー積算部26は、積算消費エネルギー量Eをリセットして「0」にする(S50)。そして、ステップS41の処理に戻る。
なお、所定期間における最後の消費エネルギーデータには、例えば、エネルギー計測センサ5が当該消費エネルギーデータに最後であることを示すフラグを付して管理装置1aに送信すればよい。これにより、管理装置1aは、当該消費エネルギーデータが、所定期間における最後の消費エネルギーデータであることを特定できる。
なお、本実施形態では、生産期間基準値34内の棒線と、生産期間基準値34外の棒線とを異なる色で表示する構成、すなわち生産期間基準値34のみで棒線を分類する構成を説明した。しかしながら、棒線を分類する基準は生産期間基準値34のみに限定されない。例えば、エネルギー原単位基準値32と生産期間基準値34とで棒線を分類してもよい。この場合の分類は、「エネルギー原単位が基準内かつ生産期間が基準内」、「エネルギー原単位が基準外かつ生産期間が基準内」、「エネルギー原単位が基準内かつ生産期間が基準外」、「エネルギー原単位が基準外かつ生産期間が基準外」、および「待機中」の5つとなる。つまり、棒線に対して5種類の色付けを行なえばよい。
また、生産期間×エネルギー原単位グラフをリアルタイムで描画する他に、実施形態1で説明したように、過去のデータを用いて生産期間×エネルギー原単位グラフを生成してもよい。
<実施形態3>
本発明の他の実施形態(実施形態3)について図16および図17に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の管理装置1bは、実施形態1にて説明した管理装置1と異なり、生産期間×エネルギー原単位グラフに、生産ライン3が停止した要因(以下、停止要因)、および当該停止要因が発生していた期間(以下、要因発生期間)示す表示を行う。このような表示を行うことで、ユーザは生産期間やエネルギー原単位の増加要因、すなわち生産物の採算効率が悪化した要因を把握することができる。以下、実施形態3において、実施形態1と異なる点について主に説明する。
〔管理システムおよび管理装置の構成〕
図16に基づいて、本実施形態に係る管理システム、および管理装置1bの構成について説明する。図16は、実施形態3に係る管理装置1bの要部構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る管理システムは、実施形態1に係る管理システム9と比較して、新たに設備停止管理装置7を備えている。
また、図16に示すように、管理装置1bは、実施形態1に係る管理装置1と比較して、制御部11に代えて制御部11bを備えている。
本実施形態では、制御部11bは、実施形態1に係る制御部11と比較して、データ取得部21および表示制御部24に代えて、データ取得部21bおよび表示制御部24bを備えている。
(設備停止管理装置)
設備停止管理装置7は、生産設備2の停止要因と要因発生期間とを対応付けた要因データ(要因情報)を生成し、管理装置1bに送信する。なお、設備停止管理装置7は、生産設備2とは異なる装置であってもよいし、各生産設備2の内部に備えられていてもよい。
なお本実施形態では、生産設備2は複数のボタンを備えている。当該ボタンは、生産設備2が停止したときに押下される設備停止ボタンと、生産設備2が再稼働したときに押下される対応完了ボタンとであり、停止要因ごとに設備停止ボタンと対応完了ボタンとが1セットになっている。ユーザは、生産設備2が停止したとき、当該停止の要因に合致する設備停止ボタンを押下する。これにより、停止要因を示す停止要因情報と停止時刻(要因開始時刻)を示す停止時刻情報とが設備停止管理装置7に出力される。設備停止管理装置7は、受け取った情報を一時的に保持しておく。
またユーザは、停止していた生産設備2が再稼働するとき、当該停止の要因に合致する対応完了ボタンを押下する。これにより、生産設備2から停止要因情報と対応完了時刻(要因解消時刻)を示す完了時刻情報とが設備停止管理装置7に出力される。そして、設備停止管理装置7は、受信した完了時刻情報と、保持している停止時刻情報とに対応付けられた停止要因情報が一致する場合、停止要因情報、停止時刻情報、および完了時刻情報を対応付けた要因データを管理装置1bに送信する。
これに対して、停止要因情報が一致しない場合、停止要因情報と完了時刻情報とを対応付けた要因データを管理装置1bに送信する。
なお、本実施形態では1つの停止要因に対して、設備停止ボタンと対応完了ボタンとがある構成であるが、1つの停止要因に対して、ボタンが1つのみの構成であってもよい。つまり、生産設備2は、ボタンが押下されたとき当該ボタンが示す停止要因を示す情報と生産設備2の停止時刻を示す情報とを設備停止管理装置7に送信し、同じボタンが再度押下されたとき、当該ボタンが示す停止要因を示す情報と対応完了時刻を示す情報とを送信してもよい。
また、上述した設備停止管理装置7の機能を、管理装置1bが実行してもよい。例えば、データ取得部21bが生産設備2から停止要因情報、停止時刻情報、および完了時刻情報を受信して要因データを生成してもよい。また、入力部15を介して入力された停止要因情報、停止時刻情報、および完了時刻情報に基づいて、入力解析部25が要因データを生成してもよい。
(データ取得部)
データ取得部21bは、実施形態1に係るデータ取得部21の機能に加え、設備停止管理装置7から取得した複数の要因データから、複数の要因データが時系列順に並ぶ要因時系列データを生成する。データ取得部21bは、生成した要因時系列データおよび対応完了時系列データを表示制御部24bに出力する。なお、データ取得部21bは、複数の要因を要因別にソートしたデータを生成してもよい。
(表示制御部)
表示制御部24bは、実施形態1に係る表示制御部24の機能に加え、停止要因と要因発生期間との関係を生産期間×エネルギー原単位グラフに重畳させて表示する。
図17に表示制御部24bが生成する生産期間×エネルギー原単位グラフの一例を示す。図17に示すグラフの右端部には複数の停止要因を示す表示があり、当該グラフ中には、停止要因と時刻との関係を示すポイントが複数表示されている。
表示制御部24bは、データ取得部21bから設備停止時系列データを受け取ると、当該要因時系列データに基づいて生産期間×エネルギー原単位グラフに設備停止ポイント121および対応完了ポイント122を配置する。具体的には、表示制御部24bは、各要因データの停止要因情報および停止時刻情報に基づいて設備停止ポイント121を配置する。また、表示制御部24bは、各要因データの停止要因情報および完了時刻情報に基づいて対応完了ポイント122を配置する。
なお、設備停止ポイント121と対応完了ポイント122とは、図17に示すように異なる色とすることが好ましい。これにより、ユーザが停止時刻と対応完了時刻とを容易に見分けることができる。また、図17に示すように、設備停止ポイント121と、当該設備停止ポイント121が示す停止要因が解消したことを示す対応完了ポイント122とを直線で結ぶ表示を行ってもよい。これにより、要因発生期間をユーザが容易に把握することができる。
なお、図17に示す停止要因は一例であり、停止要因が図17の例に限定されるものではない。また、設備停止ポイント121および対応完了ポイント122の色は、図17の例に限定されるものではない。
<実施形態4>
本発明の他の実施形態(実施形態4)について図18および図19に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記の実施形態1において示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の管理装置1cは、実施形態3にて説明した管理装置1bと同様に、生産期間×エネルギー原単位グラフに、停止要因、および要因発生期間を示す表示(図17に示す設備停止ポイント121、対応完了ポイント122の表示)を行う。ただし、本実施形態の管理装置1cは、管理装置1bと異なり、対応完了時刻から停止時刻を決定する。これにより、停止時刻が入力されていない場合でも、停止時刻を生産期間×エネルギー原単位グラフにて示すことができる。
生産設備2が停止した場合、ユーザは当該停止からの復旧を行わなければならないため、設備停止情報を管理装置に送信するために設備停止ボタンを押下することを失念する可能性がある。これにより、管理装置は生産期間×エネルギー原単位グラフに設備停止ポイント121を表示することができず、ユーザが要因発生期間を把握できないおそれがある。
これに対して、管理装置1は、上述したように対応完了時刻から停止時刻を決定することができるので、ユーザが設備停止ボタンを押下することを失念していたとしても、生産期間×エネルギー原単位グラフに設備停止ポイント121を表示することができる。よって、ユーザは停止要因の解消にかかった時間を正しく把握することができる。
〔管理装置の構成〕
図18に基づいて、本実施形態に係る管理装置1cの構成について説明する。図18は、実施形態4に係る管理装置1cの要部構成の一例を示すブロック図である。本実施形態に係る管理装置1cは、実施形態1に係る管理装置1と比較して、制御部11に代えて制御部11cを備えている。
本実施形態では、制御部11cは、実施形態1に係る制御部11と比較して、データ取得部21、原単位算出部22、および表示制御部24に代えて、データ取得部21c、原単位算出部22c、および表示制御部24cを備えている。また、制御部11は、新たに停止時刻決定部27(要因開始時刻決定部)を備えている。なお、表示制御部24cは、実施形態3にて説明した表示制御部24bと同様の機能を有するため、ここでの説明を省略する。
(データ取得部)
データ取得部21cは、実施形態1に係るデータ取得部21の機能に加え、要因時系列データを生成する。なお、要因時系列データの詳細については、実施形態3にて既に説明しているため、ここでの説明を省略する。データ取得部21cは、生成した要因時系列データを停止時刻決定部27に出力する。
(原単位算出部)
原単位算出部22cは、実施形態1に係る原単位算出部22の機能に加え、生成したエネルギー原単位時系列データを停止時刻決定部27に出力する。
(停止時刻決定部)
停止時刻決定部27は、対応完了時刻から停止時刻を決定する。具体的には、停止時刻決定部27は、データ取得部21cから要因時系列データを受け取ると、停止時刻情報が対応付けられていない要因データを特定する。
続いて停止時刻決定部27は、特定した要因データのうちの1つについて、当該要因データが示す停止要因が発生した時刻(停止時刻)を決定する。具体的には、停止時刻決定部27は、原単位算出部22cから受け取ったエネルギー原単位時系列データを参照して、対応完了データが示す対応完了時刻に最も近いエネルギー原単位データを特定する。以降、このエネルギー原単位データを、「対応完了時刻から過去0番目のエネルギー原単位データ」と呼称する場合がある。また、「対応完了時刻から過去i番目のエネルギー原単位データ(iは自然数)」とは、エネルギー原単位時系列データにおいて、対応完了時刻から過去0番目のエネルギー原単位データよりi個分前のエネルギー原単位データである。
続いて停止時刻決定部27は、特定したエネルギー原単位データの日時を停止時刻として保持しておく。そして、対応完了時刻から過去1番目のエネルギー原単位データを特定し、日時を保持したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値と、特定したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値とを比較する。
特定したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値の方が大きい場合、当該エネルギー原単位データにおける日時を停止時刻として新たに保持する。
これに対して、日時を保持したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値の方が大きい場合、当該日時の保持を継続する。
停止時刻決定部27は、前記の比較処理が終了すると、前記iの値を1増やして、上述した処理を前記iの値が予め設定した数Nを超えるまで繰り返す。そして、停止時刻決定部27は、前記iの値がNの値を超えた時点で保持している日時を停止時刻として決定する。換言すれば、停止時刻決定部27は、対応完了時刻までの所定の期間内において、最大のエネルギー原単位を消費した生産物の原単位開始日時を停止時刻として決定する。
最後に、停止時刻決定部27は、決定した停止時刻を示す停止時刻情報を要因データ(停止要因情報および完了時刻情報)に対応付ける。停止時刻情報が対応付けられていないすべての要因データにおいて上述した処理が完了すると、停止時刻決定部27は、要因時系列データを表示制御部24cに出力する。
〔管理装置の処理〕
図19に基づいて、管理装置1cの処理の流れについて説明する。図19は、管理装置1c(停止時刻決定部27)が実行する停止時刻決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図19に示すように、まず、停止時刻決定部27は、データ取得部21cから要因時系列データを取得する(S61)。また、停止時刻決定部27は、原単位算出部22cからエネルギー原単位時系列データを取得する(S62)。
続いて、停止時刻決定部27は、要因時系列データのうち、停止時刻情報が対応付けられていない要因データを特定する(S63)。そして、特定した要因データから1つを選択し(S64)、当該要因データの対応完了時刻から過去i番目のエネルギー原単位データを特定する(S65)。ここで、初期値はi=0であるので、停止時刻決定部27は、当該要因データの対応完了時刻に最も近い日時に対応付けられたエネルギー原単位データを、エネルギー原単位時系列データから特定する。
続いて、停止時刻決定部27は、特定したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値が最大であるか否かを判定する(S66)。具体的には、停止時刻決定部27は、日時を保持したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値と、特定したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値とを比較する。ここでは、特定したエネルギー原単位データが、対応完了時刻から過去0番目のエネルギー原単位データであり、日時を保持したエネルギー原単位データがないため、特定したエネルギー原単位データが示すエネルギー原単位の値が最大であると判定する。
特定したエネルギー原単位データの値が最大である場合(S66でYES)、停止時刻決定部27は、特定したエネルギー原単位データの日時を停止時刻として保持する(S67)。これに対して、特定したエネルギー原単位データの値が最大でない場合(S66でNO)、ステップS67の処理を省略する。
そして、停止時刻決定部27は、iの値が所定の数Nの値を超えたか否かを判定する(S68)。超えていない場合(S68でNO)、停止時刻決定部27は、iの値をi=i+1に更新する(S69)。今はi=0なので、i=1に更新する。そして、ステップS65からステップS68までの処理を繰り返す。
ここで例えば、ステップS64の処理において、特定したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値が、保持している日時に対応付けられているエネルギー原単位の値より大きい場合は、特定したエネルギー原単位データの日時を新たな停止時刻として保持する(S65)。
これに対して、特定したエネルギー原単位データにおけるエネルギー原単位の値が、保持している日時に対応付けられているエネルギー原単位の値より小さい場合は、保持している日時の保持を継続する。
次に、iの値が所定の数Nの値を超えている場合(S68でYES)、停止時刻決定部27は、保持している日時を停止時刻として決定する(S70)。そして、決定した停止時刻を停止時刻情報として要因データ(停止要因情報、完了時刻情報)に対応付ける。続いて、停止時刻決定部27は、特定したすべての要因データの停止時刻を決定したか否かを判定する(S71)。決定していないと判定した場合(S71でNO)、停止時刻決定部27は次の要因データを選択し(S72)、ステップS65の処理に戻る。
これに対して、決定したと判定した場合(S68でYES)、停止時刻決定部27は停止時刻決定処理を終了する。
〔変形例〕
前記の各実施形態では、管理装置1、および管理装置1a〜1cが表示部を備える構成について説明した。しかしながら、管理装置は表示部を備えず、別の表示装置(不図示)にエネルギー原単位と生産期間との関係を示す画像を表示させてもよい。このとき、管理装置の表示制御部は、前述した棒グラフなどの画像を生成して、表示装置に当該画像を送信してもよいし、エネルギー原単位分類時系列データを読み出して表示装置に送信することで、表示装置に前記画像を生成させてもよい。
後者の場合、表示装置は以下のように表現できる。すなわち表示装置は、所定量の生産物の生産開始時間から次の所定量の生産物の生産開始時間までの期間である所定量生産期間の前記消費エネルギー量を積算した値であるエネルギー原単位を示すエネルギー原単位データを取得するデータ取得部と、前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを関連付けて出力する表示部と、を備える。
また、前記の各実施形態では、縦軸がエネルギー原単位、横軸が時刻の棒グラフであって、棒線の幅が生産期間を示す棒グラフを表示する構成を説明した。しかしながら、エネルギー原単位と生産期間とを関連付けたものであれば、表示されるものは前記棒グラフに限定されない。例えば、縦軸と横軸とが逆であってもよいし、生産期間を棒線の幅ではなく色や3次元軸の高さで表してもよい。また、棒グラフとは異なるグラフであって、生産時間を視覚的に表示するグラフ(例えば、生産時間をデータ要素の大きさで示すバブルチャートなど)を表示してもよい。
また、前記の各実施形態では、棒グラフの各棒線は、その高さが生産物1つのエネルギー原単位を示し、その幅が生産物1つの生産期間を示すものであった。しかしながら、棒線が示すデータはこの例に限定されるものではない。例えば、棒線の高さが所定時間に生産された複数の生産物のエネルギー原単位の平均値を示し、幅が生産期間の平均値を示すものであってもよい。この場合、管理装置の表示制御部は、エネルギー原単位分類時系列データからエネルギー原単位および生産期間の平均値を算出して、棒グラフを生成すればよい。なお、平均値には限定されず、例えば合計値であってもよい。また、棒グラフ以外のグラフで平均値や合計値を示してもよい。
また、前記の各実施形態では、エネルギー原単位または生産期間が基準値内の棒線と、基準値外の棒線とを異なる色で表示する構成を説明した。しかしながら、基準値内の棒線と、基準値外の棒線とを識別可能に表示できれば、色分けに限定されない。例えば、基準値内の棒線と、基準値外の棒線との形状を異ならせてもよい。
<ソフトウェアによる実現例>
管理装置1、1a、1b、および1cの制御ブロック(特に制御部11、11a、11b、および11c)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、管理装置1、1a、1b、および1cは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、工場等に設置された生産設備の消費エネルギーの管理に利用することができる。
1、1a〜1c 管理装置
3 生産ライン
21 データ取得部
22 原単位算出部
24 表示制御部
27 停止時刻決定部(要因開始時刻決定部)
S1 データ取得ステップ
S3 原単位算出ステップ
S6 表示制御ステップ

Claims (12)

  1. 所定量の生産物の生産に要する時間間隔よりも短い時間間隔で計測される生産ラインが生産活動において消費する消費エネルギー量を示すエネルギーデータ、並びに、前記生産ラインによる所定量の生産物の生産開始時間および次の所定量の生産物の生産開始時間を示す生産時間データを取得するデータ取得部と、
    所定量の生産物の生産開始時間から次の所定量の生産開始時間までの期間である所定量生産期間の前記消費エネルギー量を積算した値であるエネルギー原単位を算出する原単位算出部と、
    前記生産物の生産効率が悪化した要因が解消された要因解消時刻に基づいて、当該要因が発生していた要因発生期間の開始時刻である要因開始時刻を決定する要因開始時刻決定部と、
    前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを関連付けて出力する表示制御部と、を備え
    前記表示制御部は、
    少なくとも2つの軸を含み、前記軸の1つが前記エネルギー原単位、他の1つが時刻を示すグラフであって、前記所定量生産期間を視覚的に示すグラフを表示し、
    前記要因と前記要因発生期間とを対応付けた要因情報に基づいて、前記要因と前記要因発生期間との関係を前記グラフに重畳させて表示することを特徴とする管理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを、所定量の生産物ごとに関連付けて出力することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを、前記所定量の生産物の生産を開始した時刻と終了した時刻に関連付けて出力することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記グラフとして、縦軸が前記エネルギー原単位、横軸が時刻を示す棒グラフであって、棒線の幅が前記所定量生産期間を示す棒グラフを表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の管理装置。
  5. 前記表示制御部は、前記エネルギー原単位が原単位基準値内の前記棒線と、原単位基準値外の前記棒線とを、識別可能に表示することを特徴とする請求項に記載の管理装置。
  6. 前記表示制御部は、前記所定量生産期間が生産期間基準値内の前記棒線と、生産期間基準値外の前記棒線とを、識別可能に表示することを特徴とする請求項4または5に記載の管理装置。
  7. 前記表示制御部は、前記エネルギー原単位の基準値である原単位基準値を、前記グラフに重畳させて表示することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の管理装置。
  8. 前記表示制御部は、前記所定量生産期間の基準値である生産期間基準値を、前記グラフに重畳させて表示することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の管理装置。
  9. 前記要因開始時刻決定部は、前記要因解消時刻までの所定の期間内において最大の前記エネルギー原単位を消費した前記生産物の生産開始時刻を、前記要因開始時刻として決定することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の管理装置。
  10. 所定量の生産物の生産に要する時間間隔よりも短い時間間隔で計測される生産ラインが生産活動において消費する消費エネルギー量を示すエネルギーデータ、並びに、前記生産ラインによる所定量の生産物の生産開始時間および次の所定量の生産物の生産開始時間を示す生産時間データを取得するデータ取得ステップと、
    所定量の生産物の生産開始時間から次の所定量の生産開始時間までの期間である所定量生産期間の前記消費エネルギー量を積算した値であるエネルギー原単位を算出する原単位算出ステップと、
    前記生産物の生産効率が悪化した要因が解消された要因解消時刻に基づいて、当該要因が発生していた要因発生期間の開始時刻である要因開始時刻を決定する要因開始時刻決定ステップと、
    前記エネルギー原単位と前記所定量生産期間とを関連付けて出力する表示制御ステップと、を含み、
    前記表示制御ステップにおいて、
    少なくとも2つの軸を含み、前記軸の1つが前記エネルギー原単位、他の1つが時刻を示すグラフであって、前記所定量生産期間を視覚的に示すグラフを表示し、
    前記要因と前記要因発生期間とを対応付けた要因情報に基づいて、前記要因と前記要因発生期間との関係を前記グラフに重畳させて表示することを特徴とする管理装置の制御方法。
  11. 請求項1に記載の管理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記データ取得部、前記原単位算出部、前記要因開始時刻決定部、および前記表示制御部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  12. 請求項1に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2015000941A 2015-01-06 2015-01-06 管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 Active JP6455152B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000941A JP6455152B2 (ja) 2015-01-06 2015-01-06 管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000941A JP6455152B2 (ja) 2015-01-06 2015-01-06 管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016126608A JP2016126608A (ja) 2016-07-11
JP6455152B2 true JP6455152B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=56359448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015000941A Active JP6455152B2 (ja) 2015-01-06 2015-01-06 管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6455152B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7303419B2 (ja) * 2019-03-11 2023-07-05 オムロン株式会社 管理装置、管理装置の制御方法および制御プログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001356814A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Toyota Industries Corp エネルギー管理システム及びエネルギー消費管理方法
JP2002101577A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Sekisui Chem Co Ltd 電力管理システム
JP2002304207A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Honda Motor Co Ltd 工作機械の稼働状況管理方法
JP2006309325A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Ohrin Planning:Kk Co2削減、省電力監視モニタリング方法、及びそのシステム
JP5294146B2 (ja) * 2008-09-12 2013-09-18 横河電機株式会社 生産エネルギー管理システム
JP5517724B2 (ja) * 2010-04-22 2014-06-11 アズビル株式会社 施設管理装置および施設管理方法
JP5828822B2 (ja) * 2012-09-12 2015-12-09 株式会社日立製作所 作業管理システムおよびエネルギー管理システム
JP2013122107A (ja) * 2013-02-08 2013-06-20 Tsudakoma Corp 織機の緯入れ状況表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016126608A (ja) 2016-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11599080B2 (en) Automation management interface
Gong et al. Energy-and labor-aware flexible job shop scheduling under dynamic electricity pricing: A many-objective optimization investigation
Silbermayr et al. A multiple sourcing inventory model under disruption risk
JP5832362B2 (ja) エネルギー使用量可視化装置及び方法
JP6122967B2 (ja) 計画連携システムおよび計画連携方法
US20130173191A1 (en) Power curve correlation system
CN106185507B (zh) 电梯的保养维修作业辅助装置、系统以及方法
US11216995B2 (en) Visualization system
JP5735711B2 (ja) データ収集装置及びデータ収集プログラム
Teimoury et al. A queueing approach to production-inventory planning for supply chain with uncertain demands: Case study of PAKSHOO Chemicals Company
JP5585625B2 (ja) 電力量表示装置、電力量表示システム、電力量表示方法、制御プログラムおよび記録媒体
CN110283953A (zh) 冶炼控制方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
JP6451314B2 (ja) 管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP6459530B2 (ja) 管理装置、検出装置、管理システム、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP6455152B2 (ja) 管理装置、表示装置、管理装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
Boschian et al. Contribution of simulation to the optimization of maintenance strategies for a randomly failing production system
JP5689714B2 (ja) 生産または物流管理装置及び生産または物流管理方法
US10222788B2 (en) Plan generating device and plan generating method
JP2010237774A (ja) 消費エネルギー改善支援システム、消費エネルギー改善支援方法、消費エネルギー改善支援装置、消費エネルギー改善支援プログラム、および記録媒体
US20160093074A1 (en) Energy management system, display control apparatus, display method, and computer-readable storage medium
JP2014153942A (ja) エネルギー管理支援装置、エネルギー管理支援装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP7303419B2 (ja) 管理装置、管理装置の制御方法および制御プログラム
Çınar et al. An inventory model with capacity flexibility in the existence of advance capacity information
JP2007122252A (ja) 生産中止部品の代替検索並びに保守品の自動発注システム
JPWO2018079647A1 (ja) 工程管理装置、工程管理方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160527

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6455152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150