JP6454865B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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本発明は、スクロール圧縮機に関する。
近年、圧縮容器内に仕切板を設けるとともに、この仕切板で仕切られた低圧側の室に固定スクロール及び旋回スクロールを有した圧縮要素と、この旋回スクロールを旋回駆動する電動要素とを配置した密閉型スクロール圧縮機が知られている。この種の密閉型スクロール圧縮機では、仕切板の保持孔に固定スクロールのボス部を嵌合し、圧縮要素で圧縮した冷媒を、固定スクロールの吐出ポートを介して、仕切板で仕切られた高圧側の室に吐出する構成を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に代表されるようなスクロール圧縮機は、圧縮要素の周囲が低圧空間であるため、旋回スクロールと固定スクロールとにはお互いが離間する方向に力が加わる。
従って、旋回スクロールと固定スクロールとで形成される圧縮室の密閉性を高めるために、チップシールを用いる場合が多い。
しかし、高効率な運転を行うためには、旋回スクロール又は固定スクロールに背圧を加えることが好ましい。例えば、特許文献2は、固定スクロールに背圧を加えて、旋回スクロールに対して固定スクロールを押し付けることでチップシールを廃止しつつも圧縮室の密閉性を高めることを可能したものである。
特開平11−182463号公報 特開平4−255586号公報
しかし、従来のスクロール圧縮機においては、圧縮室内のガス力によって、固定スクロールが転覆してしまうという課題があった。
そこで、本発明は、密閉容器内を高圧空間と低圧空間に区画する仕切板と、仕切板に隣接すると共に、固定渦巻きラップを有する固定スクロールと、固定スクロールの固定渦巻きラップと噛み合わされた旋回渦巻きラップを有すると共に、それらのラップ間で圧縮室を形成する旋回スクロールと、旋回スクロールの自転を防止する自転抑制部材と、旋回スクロールを支持する主軸受とを有し、固定スクロール、旋回スクロール、自転抑制部材、及び主軸受を、低圧空間に配置するとともに、前記固定スクロールは前記仕切板側の面のボス部とその周りを囲む周壁との間にリング状の凹部を設けて当該凹部に前記圧縮室から吐出される吐出ポートと連通する吐出空間及び前記圧縮室で圧縮される冷媒の中間圧力が加わる中圧空間を形成することにより固定スクロールを旋回スクロールに押し付けるように構成し、かつ更に前記固定スクロールのボス部の外周面に押圧されて吐出空間をシールする第1シール部材と、固定スクロールの周壁の内周面に押圧されて前記中圧空間をシールする第2シール部材とを前記仕切板にかしめ固定した閉塞部材のリング状部材との間に挟み込んで固定保持し、固定スクロールが、仕切板と主軸受との間で軸方向に動くことができるスクロール圧縮機であって、固定スクロールの下面に形成したスクロール側凹部と、下端部が主軸受に支承され、上端部がスクロール側凹部に挿入される柱状部材とを備え、柱状部材とスクロール側凹部との嵌合部の下端と、固定スクロールの固定渦巻きラップの先端とを段違いにする。
本発明のスクロール圧縮機では、柱状部材上のガス圧縮力の作用点と支点との距離を小さくすることによって、転覆耐力を向上させることができ、高い信頼性を有することがで
きる。
本発明の実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の構成を示す縦断面図 (a)は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールを示す側面図、(b)は同図(a)のX−X線断面図 本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の固定スクロールを示す底面図 同固定スクロールを底面から見た斜視図 同固定スクロールを上面から見た斜視図 本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の主軸受を示す斜視図 本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の自転抑制部材を示す上面図 本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の仕切板と固定スクロールを示す要部断面図 本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の要部を示す一部断面斜視図 本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の各回転角度における旋回スクロールと固定スクロールとの相対位置を示す組合せ図 本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の嵌合位置と固定スクロール渦巻きラップとの位置関係を示す縦断面図 本実施の形態における回転軸の位相角と転覆反力との関係を示す図
本発明の第1態様は、密閉容器内を高圧空間と低圧空間に区画する仕切板と、仕切板に隣接すると共に、固定渦巻きラップを有する固定スクロールと、固定スクロールの固定渦巻きラップと噛み合わされた旋回渦巻きラップを有すると共に、それらのラップ間で圧縮室を形成する旋回スクロールと、旋回スクロールの自転を防止する自転抑制部材と、旋回スクロールを支持する主軸受とを有し、固定スクロール、旋回スクロール、自転抑制部材、及び主軸受を、低圧空間に配置するとともに、前記固定スクロールは前記仕切板側の面のボス部とその周りを囲む周壁との間にリング状の凹部を設けて当該凹部に前記圧縮室から吐出される吐出ポートと連通する吐出空間及び前記圧縮室で圧縮される冷媒の中間圧力が加わる中圧空間を形成することにより固定スクロールを旋回スクロールに押し付けるように構成し、かつ更に前記固定スクロールのボス部の外周面に押圧されて吐出空間をシールする第1シール部材と、固定スクロールの周壁の内周面に押圧されて前記中圧空間をシールする第2シール部材とを前記仕切板にかしめ固定した閉塞部材のリング状部材との間に挟み込んで固定保持し、固定スクロールが、仕切板と主軸受との間で軸方向に動くことができるスクロール圧縮機であって、固定スクロールの下面に形成したスクロール側凹部と、下端部が主軸受に支承され、上端部がスクロール側凹部に挿入される柱状部材とを備え、柱状部材とスクロール側凹部との嵌合部の下端と、固定スクロールの固定渦巻きラップの先端とを段違いにするものである。
第1態様によれば、柱状部材上のガス圧縮力の作用点と支点との距離を小さくすることで、転覆耐力を向上させることができ、高い信頼性を有することができる。
本発明の第2態様は、第1態様に加え、柱状部材とスクロール側凹部との嵌合部の下端が、固定渦巻きラップの先端から固定渦巻きラップの高さの1/4以上の高さにあるものである。
第2態様によれば、柱状部材上のガス圧縮力の作用点と支点との距離をさらに小さくなるので、転覆耐力を向上させることができ、高い信頼性を有することができる。
本発明の第3態様は、第1態様、第2態様に加え、柱状部材とスクロール側凹部との嵌合部の上端が、固定渦巻きラップの底面より下部にするものである。
第3態様によれば、柱状部材上のガス圧縮力の作用点と支点との距離を小さくすることで、転覆耐力を向上させることができ、高い信頼性を有することができる。
本発明の第4態様は、第1態様から第3態様に加え、固定スクロールの固定渦巻きラップの内壁を、旋回スクロールの旋回渦巻きラップの終端近くまで形成することで、固定渦
巻きラップの内壁と旋回渦巻きラップの外壁とで形成される一方の圧縮室の閉じ込み容積と、固定渦巻きラップの外壁と旋回渦巻きラップの内壁とで形成される他方の圧縮室の閉じ込み容積とを異ならせたものである。
第4態様によれば、最大限の吸入ガスの閉じ込み容積を確保することで、圧縮比を高めることができるので、渦巻きラップの高さを低くできる。従って、柱状部材上のガス圧縮力の作用点と支点との距離を小さくできるので、転覆耐力をさらに向上させることができる。
本発明の第5態様は、第1態様から第4態様に加え、固定スクロールに形成され、圧縮室を吐出空間に連通させるバイパスポートと、バイパスポートを閉塞自在なバイパス逆止弁とを備えたものである。
第5態様によれば、所定の圧力に到達した自転で吐出空間へと導くことができるため、ガス圧縮力を低減することができ、転覆耐力をさらに向上させることができる。
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の構成を示す縦断面図である。この密閉型スクロール圧縮機は、図1に示すように、上下方向に沿って延びる円筒状に形成された密閉容器10を備えている。
密閉容器10内の上部には、密閉容器10内を上下に仕切る仕切板20が設けられている。仕切板20は、密閉容器10内を高圧空間11と低圧空間12に区画している。
密閉容器10には、低圧空間12に冷媒を導入する冷媒吸込管13と、圧縮された冷媒を高圧空間11から吐出する冷媒吐出管14とを設けている。低圧空間12の底部は、潤滑油が貯留される油溜まり15を形成している。
低圧空間12には、圧縮機構として、固定スクロール30と旋回スクロール40とを備えている。固定スクロール30は仕切板20に隣接する。旋回スクロール40は固定スクロール30と噛み合わされて圧縮室50を形成する。
固定スクロール30及び旋回スクロール40の下方には、旋回スクロール40を支持する主軸受60を設けている。主軸受60の略中央には、軸受部61とボス収容部62とを形成している。主軸受60には、ボス収容部62に一端を開口し、主軸受60の下面に他端を開口した返送管63を形成している。なお、返送管63の一端は、主軸受60の上面に開口してもよい。また、返送管63の他端は、主軸受60の側面に開口してもよい。
軸受部61は、回転軸70を軸支する。
回転軸70は、軸受部61と副軸受16とで支持されている。回転軸70の上端には、回転軸70の軸心に対して偏心した偏心軸71を形成している。
回転軸70の内部には、潤滑油が通過する油路72を形成している。回転軸70の下端には、潤滑油の吸込口73を備えている。吸込口73の上部には、パドル74が形成されている。油路72は、吸込口73、パドル74と連通し、回転軸70の軸方向に形成される。油路72は、軸受部61に給油する給油口75、副軸受16に給油する給油口76、ボス収容部62に給油する給油口77を備えている。
電動要素80は、密閉容器10に固定されるステータ81と、このステータ81の内側に配置されたロータ82とから構成される。
ロータ82は、回転軸70に固定される。回転軸70には、ロータ82の上方と下方にバランスウェイト17a、17bを取り付けている。バランスウェイト17aとバランスウェイト17bとは、180°ずれた位置に配置している。バランスウェイト17a、17bによる遠心力と、旋回スクロール40の公転運動により発生する遠心力とでバランスを取っている。なお、バランスウェイト17a、17bは、ロータ82に固定してもよい。
自転抑制部材(オルダムリング)90は、旋回スクロール40の自転を防止する。旋回スクロール40は、自転抑制部材90を介して固定スクロール30に支持されている。これにより、旋回スクロール40は、固定スクロール30に対して、自転しないで旋回運動をする。
柱状部材100は、固定スクロール30の回転と半径方向の動きを阻止し、固定スクロール30の軸方向への動きを許容する。固定スクロール30は、柱状部材100によって主軸受60で支持され、仕切板20と主軸受60との間で軸方向に動くことができる。
固定スクロール30、旋回スクロール40、電動要素80、自転抑制部材90、及び主軸受60は、低圧空間12に配置され、固定スクロール30及び旋回スクロール40は、仕切板20と主軸受60との間に配置される。
電動要素80の駆動により、ロータ82とともに回転軸70が回転する。偏心軸71によって旋回スクロール40が旋回運動し、圧縮室50にて冷媒が圧縮される。
冷媒は、冷媒吸込管13から低圧空間12に導入される。圧縮室50には、旋回スクロール40外周の低圧空間12にある冷媒が導かれる。冷媒は、圧縮室50で圧縮された後に、高圧空間11を経由して、冷媒吐出管14から吐出される。
回転軸70の回転によって、油溜まり15に貯留されている潤滑油は、吸込口73から油路72に入り、この油路72のパドル74に沿って上方に汲み上げられる。汲み上げられた潤滑油は、各給油口75、76、77から軸受部61、副軸受16、及びボス収容部62に供給される。ボス収容部62まで汲み上げられた潤滑油は、主軸受60と旋回スクロール40との摺動面に導かれるとともに、返送管63を通じて排出されて再び油溜まり15に戻される。
図2(a)は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の旋回スクロールを示す側面図、図2(b)は同図(a)のX−X線断面図である。
旋回スクロール40は、円板状の旋回スクロール鏡板41と、この旋回スクロール鏡板41の上面に立設された渦巻状の旋回渦巻きラップ42と、旋回スクロール鏡板41の下面略中央に形成された円筒状のボス43とを備えている。
旋回渦巻きラップ42における内壁と外壁との厚みは、旋回渦巻きラップ42の巻き始め端42aから終端42bにかけて徐々に薄くなるように形成している。このように、旋回渦巻きラップ42を終端42bにかけて徐々に薄くすることで、吸入ガスの閉じ込み容積を大きくでき、また旋回渦巻きラップ42が軽量化できるために触れ回りの遠心力を小さくできる。
旋回スクロール鏡板41には、一対の第1のキー溝91を形成している。
図3は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の固定スクロールを示す底面図、図4は同固定スクロールを底面から見た斜視図、図5は同固定スクロールを上面から見た斜視図である。
固定スクロール30は、円板状の固定スクロール鏡板31と、この固定スクロール鏡板31の下面に立設された渦巻状の固定渦巻きラップ32と、この固定渦巻きラップ32の周囲を取り囲むように立設した周壁33と、この周壁33の周囲に設けられたフランジ34とを備えている。
固定渦巻きラップ32における内壁と外壁との厚みは、固定渦巻きラップ32の巻き始め端32aから終端32bにかけて徐々に薄くなるように形成している。ここでの終端32bは、内壁と外壁とから固定渦巻きラップ32が形成される部分であり、固定渦巻きラップ32は、終端32bから内壁最外周部32cまで更に340°程度内壁だけで延長されている。このように、固定渦巻きラップ32を終端32bにかけて徐々に薄くすることで、吸入ガスの閉じ込み容積を大きくでき、また固定渦巻きラップ32が軽量化できるために触れ回りの遠心力を小さくできる。
固定スクロール鏡板31の略中心部には、第1吐出ポート35を形成している。また、固定スクロール鏡板31には、バイパスポート36と中圧ポート37を形成している。バイパスポート36は、第1吐出ポート35近傍で、圧縮完了間際の高圧圧力領域に位置する。中圧ポート37は、終端32b近傍で、圧縮途中の中間圧力領域に位置する。
固定スクロール鏡板31は、フランジ34よりも上方に突出している。
固定スクロール30の周壁33及びフランジ34には、冷媒を圧縮室50に取り込むための吸入部38が形成されている。フランジ34には、第2のキー溝92を形成している。
また、フランジ34には、柱状部材100の上端部が挿入されるスクロール側凹部101を形成している。
図5に示すように、固定スクロール30の上面(仕切板20側の面)には、中央にボス部39を形成している。ボス部39には、凹部によって吐出空間30Hが形成され、第1吐出ポート35とバイパスポート36とは、この吐出空間30Hに形成している。
また、固定スクロール30の上面には、周壁33とボス部39との間に、リング状の凹部によって中圧空間30Mが形成される。中圧空間30Mには、中圧ポート37を形成している。中圧ポート37は、旋回渦巻きラップ42における内壁と外壁との厚みより小さい径で構成する。中圧ポート37の径を、旋回渦巻きラップ42における内壁と外壁との厚みより小さくすることで、旋回渦巻きラップ42の内壁側に形成される圧縮室50と、旋回渦巻きラップ42の外壁側に形成される圧縮室50との連通を防止できる。
吐出空間30Hには、バイパスポート36を閉塞自在なバイパス逆止弁121、及びバイパス逆止弁ストップ122を設ける。バイパス逆止弁121には、リードバルブを用いることで高さ方向をコンパクトにできる。また、バイパス逆止弁121は、V字型のリードバルブを用いることで、旋回渦巻きラップ42の外壁側に形成される圧縮室50と連通するバイパスポート36と、旋回渦巻きラップ42の内壁側に形成される圧縮室50と連
通するバイパスポート36とを閉塞することができる。
本発明では、固定渦巻きラップ32及び旋回渦巻きラップ42の巻き終り厚みを小さくすることができるので、固定スクロール30及び旋回スクロール40を軽量化することができる。特に旋回スクロール40は軽量化による旋回駆動時の遠心力低減効果によって軸受部61の負荷を軽減することができるのに加え、回転軸70に設けられるバランスウェイト17a、17bの小型化が可能となるため、設計自由度を向上させることができる。また、従来の渦巻きラップ形状と比べて伸開角を大きく設計できるため、高圧縮比化及び高容積化により、より高効率、小型化を実現することができる。
図6は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の主軸受を示す斜視図である。
軸受部61とボス収容部62とは、主軸受60の略中央に形成している。
主軸受60の外周部には、柱状部材100の下端部が挿入される軸受側凹部102を形成している。
軸受側凹部102の底面は、旋回スクロール40との摺動面に一端を開口した返送管63と連通している。従って、軸受側凹部102には、返送管63によって、潤滑油が供給される。
図7は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の自転抑制部材を示す上面図である。
自転抑制部材(オルダムリング)90には、第1のキー93と第2のキー94とが形成されている。第1のキー93は、旋回スクロール40の第1のキー溝91と係合し、第2のキー94は、固定スクロール30の第2のキー溝92と係合する。従って、旋回スクロール40は、固定スクロール30に対して自転することなく旋回運動が可能となる。また、図1に示すように、回転軸70の軸方向に、上方から固定スクロール30、旋回スクロール40、オルダムリング90の順に配置している。固定スクロール30、旋回スクロール40、オルダムリング90の順に配置するため、オルダムリング90の第1のキー93と第2のキー94とはリング部95の同一平面に形成している。このため、オルダムリング90の加工時に、第1のキー93と第2のキー94を同一方向から加工することが可能となり、加工装置からオルダムリング90を脱着する回数を減らすことができるので、加工精度の向上及び加工費の削減効果を得ることができる。
図8は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の仕切板と固定スクロールを示す要部断面図である。
仕切板20の中心部には、第2吐出ポート21を形成している。第2吐出ポート21には、吐出逆止弁131、及び吐出逆止弁ストップ132を設けている。
仕切板20と固定スクロール30との間には、第1吐出ポート35と連通する吐出空間30Hが形成される。第2吐出ポート21は、吐出空間30Hを高圧空間11に連通する。吐出逆止弁131は、第2吐出ポート21を閉塞する。
本実施形態によれば、仕切板20と固定スクロール30との間に形成された吐出空間30Hに高圧圧力が加わることで、固定スクロール30を旋回スクロール40に押し付けるため、固定スクロール30と旋回スクロール40との隙間を無くすことができ、高効率な運転を行うことができる。
また、本実施形態によれば、第1吐出ポート35とは別に、バイパスポート36によって圧縮室50と吐出空間30Hとを連通し、バイパスポート36にはバイパス逆止弁121を設けることで、吐出空間30Hからの逆流を防止しつつ、所定の圧力に到達した時点で吐出空間30Hへと導くことができるので、広い運転範囲で高効率を実現することができる。
吐出逆止弁131は、バイパス逆止弁121より厚く構成している。
第1吐出ポート35は、第2吐出ポート21よりも小さな容積としている。圧縮室50からの吐出圧力の損失を低減するためである。
また、第2吐出ポート21の流入側にテーパを形成することで、吐出圧力の損失を低減できる。
本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機は、仕切板20と固定スクロール30との間で、吐出空間30Hの外周に配置されるリング状の第1シール部材141と、仕切板20と固定スクロール30との間で、第1シール部材141の外周に配置されるリング状の第2シール部材142とを備えている。
第1シール部材141及び第2シール部材142には、例えばフッ素樹脂であるポリテトラフルオロエチレンが、シール性と組み立て性の面で適している。また、第1シール部材141及び第2シール部材142は、フッ素樹脂に繊維材を混合させることでシールの信頼性が向上する。
第1シール部材141と第2シール部材142とは、閉塞部材150によって仕切板20に挟み込まれる。閉塞部材150には、アルミ材を用いることで仕切板20とのかしめを行える。
第1シール部材141と第2シール部材142との間には中圧空間30Mが形成される。中圧空間30Mは、中圧ポート37によって、圧縮途中の中間圧力領域にある圧縮室50と連通しているため、吐出空間30Hの圧力より低く、低圧空間12の圧力よりも高い圧力が加わる。
本実施形態によれば、仕切板20と固定スクロール30との間に、高圧である吐出空間30H以外に、中圧空間30Mを形成することで、固定スクロール30の旋回スクロール40への押し付け力を調整しやすい。
また、本実施形態によれば、第1シール部材141と第2シール部材142とで吐出空間30Hと中圧空間30Mとを形成するため、高圧である吐出空間30Hから中圧空間30Mへの冷媒の漏れ、中圧空間30Mから低圧空間12への冷媒の漏れを低減できる。
また、本実施形態によれば、第1シール部材141と第2シール部材142とを閉塞部材150によって仕切板20に挟み込むため、仕切板20、第1シール部材141、第2シール部材142、及び閉塞部材150を組み立てた後に、密閉容器10内に配置できるので、少ない部品点数にできるとともに、スクロール圧縮機の組み立てが容易である。
図9は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の要部を示す一部断面斜視図である。
図8で説明した閉塞部材150は、図9に示すように、リング状部材151とリング状部材151の一方の面に形成される複数の突出部152とで構成されている。
第1シール部材141は、外周部をリング状部材151の内周側上面と仕切板20とで挟み込まれる。また、第2シール部材142は、内周部をリング状部材151の外周側上面と仕切板20とで挟み込まれる。
リング状部材151は、第1シール部材141と第2シール部材142とを挟み込んだ状態で仕切板20に取り付ける。
仕切板20への閉塞部材150の取り付けは、突出部152を仕切板20に形成した孔22に挿入して、リング状部材151を仕切板20の下面に押圧した状態で、突出部152の端部をかしめて固定する。
仕切板20に閉塞部材150を取り付けた状態では、第1シール部材141の内周部は、リング状部材151の内周側に突出し、第2シール部材142の外周部は、リング状部材151の外周側に突出している。
そして、閉塞部材150を取り付けた仕切板20を密閉容器10内に装着することで、第1シール部材141の内周部は、固定スクロール30のボス部39の外周面に押圧され、第2シール部材142の外周部は、固定スクロール30の周壁33の内周面に押圧される。
柱状部材100は、軸受側凹部102及びスクロール側凹部101の少なくとも一方と摺動自在とされ、また、スクロール側凹部101及び軸受側凹部102の少なくとも一方とは固定(圧入)される。
図10は、本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の各回転角度における旋回スクロールと固定スクロールとの相対位置を示す組合せ図である。
図10(a)は、旋回スクロール40の旋回渦巻きラップ42の外壁と、固定スクロール30の固定渦巻きラップ32の内壁とで形成される圧縮室50Aが吸入閉じ込み完了直後となった状態を示している。
図10(b)は図10(a)から90°回転が進んだ状態、図10(c)は図10(b)から90°回転が進んだ状態、図10(d)は図10(c)から90°回転が進んだ状態を示し、図10(d)から90°回転が進んで図10(a)の状態に戻る。
図10(c)は、旋回スクロール40の旋回渦巻きラップ42の内壁と、固定スクロール30の固定渦巻きラップ32の外壁とで形成される圧縮室50Bが吸入閉じ込み直後となった状態を示している。
図10(a)で吸入閉じ込みが完了した圧縮室50Aは、図10(b)、図10(c)、図10(d)に示すように、容積を減少させながら、固定スクロール30の中心に向かって移動し、540°回転が進んだ図10(c)から図10(d)に至るまでに第1吐出ポート35に連通する。バイパスポート36Aは、図10(a)で吸入閉じ込みが完了した圧縮室50Aが第1吐出ポート35に連通する前から圧縮室50Aを吐出空間30Hに連通させている。従って、圧縮室50A内の圧力が、バイパス逆止弁121を押し上げる圧力となった場合には、圧縮室50Aが第1吐出ポート35に連通する前に、圧縮室50A内の冷媒はバイパスポート36Aから吐出空間30Hに導出される。
図10(c)で吸入閉じ込みが完了した圧縮室50Bは、図10(d)、図10(a)、図10(b)に示すように、容積を減少させながら、固定スクロール30の中心に向かって移動し、360°回転が進んだ図10(c)から図10(d)に至るまでに第1吐出ポート35に連通する。バイパスポート36Bは、図10(c)で吸入閉じ込みが完了した圧縮室50Bが第1吐出ポート35に連通する前から圧縮室50Bを吐出空間30Hに連通させている。従って、圧縮室50B内の圧力が、バイパス逆止弁121を押し上げる圧力となった場合には、圧縮室50Bが第1吐出ポート35に連通する前に、圧縮室50B内の冷媒はバイパスポート36Bから吐出空間30Hに導出される。
このように、第1吐出ポート35とは別にバイパスポート36A、36Bによって圧縮室50A、50Bと吐出空間30Hとを連通し、バイパスポート36A、36Bにはバイパス逆止弁121を設けることで、吐出空間30Hからの逆流を防止しつつ、所定の圧力に到達した時点で吐出空間30Hへと導くことができるので、広い運転範囲で高効率を実現することができる。
図10(a)から(d)に示すように、中圧ポート37は、図10(a)で吸入閉じ込みが完了した後の圧縮室50A、又は図10(c)で吸入閉じ込みが完了した後の圧縮室50Bと連通する位置に設けている。
また、本実施形態では、固定スクロール30の固定渦巻きラップ32の内壁を、旋回スクロール40の旋回渦巻きラップ42の終端32b近くまで形成することで、固定渦巻きラップ32の内壁と旋回渦巻きラップ42の外壁とで形成される一方の圧縮室50Aの閉じ込み容積と、固定渦巻きラップ32の外壁と旋回渦巻きラップ42の内壁とで形成される他方の圧縮室50Bの閉じ込み容積とを異ならせている。
本実施形態によれば、最大限の吸入ガスの閉じ込み容積を確保することで、圧縮比を高めることができるので、固定渦巻きラップ32及び旋回渦巻きラップ42の高さを低くできる。従って、固定スクロール30が、仕切板20と主軸受60との間で軸方向に動くことができ、吐出空間30Hの圧力によって固定スクロール30を旋回スクロール40に押し付けて、固定スクロール30と旋回スクロール40との密閉性を確保するスクロール圧縮機においては、固定渦巻きラップ32及び旋回渦巻きラップ42の高さが低い方が固定スクロール30を安定させることができる。
また、本実施形態では、圧縮室50Aにおける吸入閉じ込み位置と、圧縮室50Bにおける吸入閉じ込み位置とを、吸入部38近傍に設けることで、吸入冷媒通路を最短化でき、受熱損失を低減できる。
図11は本実施形態にかかる密閉型スクロール圧縮機の嵌合位置と固定スクロール渦巻きラップとの位置関係を示す縦断面図である。
柱状部材100とスクロール側凹部101との嵌合部の下端と、固定渦巻きラップ32先端とが段違いである。柱状部材100上のガス圧縮力は渦巻きラップ高さの中心位置に作用する。そのガス圧縮力は固定スクロール30と柱状部材100の嵌合部で支持される。
そのため本実施形態では、柱状部材100上のガス圧縮力の作用点と支点との距離が短くなり転覆モーメントを小さくすることができため、転覆耐力を向上させることができる。
柱状部材とスクロール側凹部101の嵌合部との下端が固定渦巻きラップ32先端から固定渦巻きラップ32の高さの1/4以上の高さにある。
図12は、第一の圧縮室の閉じ込み時を0°とした回転軸70の位相角と転覆反力との関係を示したものである。この図に示すように柱状部材とスクロール側凹部101の嵌合部の下端が固定渦巻きラップ32先端から固定渦巻きラップ32の高さの1/4以上にすることで全位相角において転覆反力が正の値になる。すなわち、全位相角において固定スクロールが転覆しないことになる。
柱状部材100とスクロール側凹部101との嵌合部の上端が、固定渦巻きラップ32底面より下部にある。柱状部材100上のガス圧縮力の作用点と支点との距離が短くなり転覆モーメントを小さくすることができため、転覆耐力を向上させることができる。
固定スクロール30の固定渦巻きラップ32の内壁を、旋回スクロール40の旋回渦巻きラップ42の終端近くまで形成することで、固定渦巻きラップ32の内壁と旋回渦巻きラップ42の外壁とで形成される一方の圧縮室の閉じ込み容積と、固定渦巻きラップの外壁と旋回渦巻きラップの内壁とで形成される他方の圧縮室の閉じ込み容積とを異ならせたものである。これにより、最大限の吸入ガスの閉じ込み容積を確保することで、圧縮比を高めることができるので、渦巻きラップの高さを低くできる。従って、柱状部材100上のガス圧縮力の作用点と支点との距離を小さくできるので、転覆耐力をさらに向上させることができる。
固定スクロール30に形成され、圧縮室50を吐出空間30Hに連通するバイパスポート36と、バイパスポート36を閉塞自在なバイパス逆止弁121とを備えたものである。これによれば、所定の圧力に到達した時点で吐出空間へと導くことができるため、ガス圧縮力を低減することができ、転覆耐力をさらに向上させることができる。
本発明は、給湯機、温水暖房装置、空気調和装置などの電気製品に利用できる冷凍サイクル装置の圧縮機に有用である。
10 密閉容器
11 高圧空間
12 低圧空間
20 仕切板
21 第2吐出ポート
30 固定スクロール
30H 吐出空間
30M 中圧空間
31 固定スクロール鏡板
32 固定渦巻きラップ
33 周壁
34 フランジ
35 第1吐出ポート
36 バイパスポート
37 中圧ポート
38 吸入部
39 ボス部
40 旋回スクロール
41 旋回スクロール鏡板
42 旋回渦巻きラップ
43 ボス
44 エッジ部
50 圧縮室
60 主軸受
61 軸受部
62 ボス収容部
63 返送管
70 回転軸
71 偏心軸
72 油路
73 吸込口
74 パドル
75 給油口
80 電動要素
90 自転抑制部材(オルダムリング)
100 柱状部材
101 スクロール側凹部
102 軸受側凹部
121 バイパス逆止弁
131 吐出逆止弁
141 第1シール部材
142 第2シール部材
150 閉塞部材

Claims (5)

  1. 密閉容器内を高圧空間と低圧空間に区画する仕切板と、
    前記仕切板に隣接すると共に、固定渦巻きラップを有する固定スクロールと、
    前記固定スクロールの固定渦巻きラップと噛み合わされた旋回渦巻きラップを有すると共に、それらのラップ間で圧縮室を形成する旋回スクロールと、
    前記旋回スクロールの自転を防止する自転抑制部材と、
    前記旋回スクロールを支持する主軸受と
    を有し、
    前記固定スクロール、前記旋回スクロール、前記自転抑制部材、及び前記主軸受を、前記低圧空間に配置するとともに、
    前記固定スクロールは前記仕切板側の面のボス部とその周りを囲む周壁との間にリング状の凹部を設けて当該凹部に前記圧縮室から吐出される吐出ポートと連通する吐出空間及び前記圧縮室で圧縮される冷媒の中間圧力が加わる中圧空間を形成することにより固定スクロールを旋回スクロールに押し付けるように構成し、
    かつ更に前記固定スクロールのボス部の外周面に押圧されて吐出空間をシールする第1シール部材と、固定スクロールの周壁の内周面に押圧されて前記中圧空間をシールする第2シール部材とを前記仕切板にかしめ固定した閉塞部材のリング状部材との間に挟み込んで固定保持し、
    前記固定スクロールが、前記仕切板と前記主軸受との間で軸方向に動くことができるスクロール圧縮機であって、
    前記固定スクロールの下面に形成したスクロール側凹部と、
    下端部が前記主軸受に支承され、上端部が前記スクロール側凹部に挿入される柱状部材とを備え、
    前記柱状部材と前記スクロール側凹部との嵌合部の下端と、前記固定スクロールの固定渦巻きラップの先端とが段違いであることを特徴するスクロール圧縮機。
  2. 前記柱状部材と前記スクロール側凹部との嵌合部の下端が、
    前記固定渦巻きラップの先端から前記固定渦巻きラップの高さの1/4以上の高さにあることを特徴する請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記柱状部材と前記スクロール側凹部との嵌合部の上端が、
    前記固定渦巻きラップの底面より下部にあることを特徴する請求項1又は2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記固定スクロールの固定渦巻きラップの内壁を、前記旋回スクロールの旋回渦巻きラップの終端近くまで形成することで、前記固定渦巻きラップの内壁と前記旋回渦巻きラップの外壁とで形成される一方の圧縮室の閉じ込み容積と、前記固定渦巻きラップの外壁と前記旋回渦巻きラップの内壁とで形成される他方の圧縮機の閉じ込み容積を異ならせたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記固定スクロールに形成され、圧縮室を吐出空間に連通させるバイパスポートと前記バイパスポートを閉塞自在なバイパス逆止弁を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
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