JP6454412B2 - 制御メッセージの伝送方法、装置及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

Description

本発明は通信技術に関し、特に制御メッセージの伝送方法、装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。

ロングタームエボリューション（ＬＴＥ：Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）ネットワークはフルリンクのサービス品質（ＱｏＳ：Ｑｕａｌｉｔｙ ｏｆ Ｓｅｒｖｉｃｅ）保証メカニズムを提供している。具体的には、エアインターフェースに対し、一つの重要なパラメータとしてスケジュール優先度は相関プロトコルに明確的に指示されている。無線シグナリングベアラ（ＳＲＢ：Ｓｉｇｎａｌｌｉｎｇ Ｒａｄｉｏ Ｂｅａｒｅｒ）のメッセージが最高と設定されることが確認される。同時に、異なるサービスタイプ即ち異なるＱｏＳクラス識別子（ＱＣＩ：ＱｏＳ Ｃｌａｓｓ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）に対し、異なるスケジュール優先度が設定されている。

現在のスケジュール優先度において、保証ビットレート（ＧＢＲ：Ｇｕｒａｎｔｅｅｄ Ｂｉｔ Ｒａｔｅ）サービスが、エアインターフェース帯域幅の全体を占める、または間もなく全体を占める（各伝送時間間隔（ＴＴＩ：Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｔｉｍｅ Ｉｎｔｅｒｖａｌ）にいくつかのバイトが残っている）場合、ＮＧＢＲベアラ上のパケットデータ収束プロトコル（ＰＤＣＰ：Ｐａｃｋｅｔ Ｄａｔａ Ｃｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）と無線リンク制御（ＲＬＣ：Ｒａｄｉｏ Ｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ）プロトコルの制御メッセージは比較的に長い遅延で送信され、または送信されない。その時、伝送タイムアウトによる処理フローの異常、またはフロー遅延が長いことを招く。このように、サービスが大きいの場合、ＰＤＣＰ、ＲＬＣ制御メッセージ伝送の混雑という問題が必ず発生し、さらに、多くのエアインターフェースリソースを占用し、制御メッセージをスムーズに伝送することを保証することができなく、メッセージに呼び出される帯域幅がなく、メッセージ伝送の遅延が長く、さらにメッセージロスの問題が出てきた。そのため、上記問題を解決するため、新たな技術案を提出する必要がある。

従来の技術課題を解決するため、本発明の実施例は、制御メッセージの伝送方法、装置及びコンピュータ記憶媒体を提供する。

上記の目的を達するため、本発明の実施例の技術案は、下記のように実現している。

本発明の実施例は制御メッセージの伝送方法を提供し、前記方法は、
ＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信を検出した場合、現在のメッセージが制御メッセージであることを指示するための指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共に媒体アクセス制御（ＭＡＣ：Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ）層に送信することと、
ＭＡＣ層は制御メッセージを検出し、前記制御メッセージとその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、前記制御メッセージを優先的にスケジュールするように、帯域幅を確定しスケジューラに帯域幅要求を送信することと、を含む。

上記の技術案において、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信する時に、前記方法はさらに、
ＭＡＣ層がメッセージヘッダの第１バイト指示により制御メッセージであることが確定できるメッセージを、直接にＭＡＣ層に送信することを含む。

上記の技術案において、前記制御メッセージを検出することは、メッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または、現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであることを見なすことを含む。

上記の技術案において、基地局側について、前記帯域幅を確定しスケジューラに帯域幅要求を送信することは、前記制御メッセージのバイト数を最低保証帯域幅とし、最低保証帯域幅要求をスケジューラに送信し、前記制御メッセージのバイト数とその他のデータメッセージのバイト数との加算結果を最大需要満足帯域幅とし、最大需要満足帯域幅要求をスケジューラに送信することであり、
ユーザ装置（ＵＥ：Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）側について、前記帯域幅を確定しスケジューラに帯域幅要求を送信することは、前記制御メッセージのバイト数をＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、その他のデータメッセージのバイト数を元のロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、各ロジックチャネルグループの帯域幅要求を基地局に送信し、基地局のスケジューラにより割り当てられた帯域幅を受信することである。

上記の技術案において、前記指示メッセージの内容は、制御メッセージの無線リンク制御層のシーケンス番号（ＲＬＣ ＳＮ：Ｒａｄｉｏ Ｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｓｅｑｕｅｎｃｅ Ｎｕｍｂｅｒ）と無線ベアラ識別子（ＲＢ ＩＤ：Ｒａｄｉｏ Ｂｅａｒ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）を含み、
または、前記指示メッセージの内容は、制御メッセージのＲＬＣ ＳＮ、ＲＢ ＩＤ及びＵＥのインスタンス記述子を含む。

本発明の実施例は制御メッセージの伝送ＵＥを提供し、前記ＵＥは、
ＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信が必要であることを検出した場合、指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信するように構成される第１識別ユニットと、
ＭＡＣ層において制御メッセージを検出し、前記制御メッセージとその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、帯域幅を確定し帯域幅要求を基地局のスケジューラに送信するように構成される第１帯域幅要求確定ユニットと、
前記制御メッセージを優先的にアップロードするように構成されるアップロードユニットとを含む。

上記の技術案において、前記第１識別ユニットはさらに、ＭＡＣ層がメッセージヘッダの第１バイト指示により制御メッセージであることが確定できるメッセージを、直接にＭＡＣ層に送信するように構成される。

上記の技術案において、前記第１帯域幅要求確定ユニットは、メッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または、現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであることを見なし、前記制御メッセージのバイト数をＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、その他のデータメッセージのバイト数を元のロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、各ロジックチャネルグループの帯域幅要求を基地局に送信し、基地局のスケジューラにより割り当てられた帯域幅を受信するように構成される。

上記の技術案において、前記指示メッセージの内容は、制御メッセージのＲＬＣ ＳＮとＲＢ ＩＤを含む。

本発明の実施例は制御メッセージの伝送基地局を提供し、前記基地局は、
ＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信が必要であることを検出した場合、指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信するように構成される第２識別ユニットと、
ＭＡＣ層において制御メッセージを検出し、前記制御メッセージとその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、帯域幅を確定し帯域幅要求をスケジューラに送信するように構成される第２帯域幅要求確定ユニットと、
前記制御メッセージを優先的にスケジュールするように構成されるスケジュールユニットとを含む。

上記の技術案において、第２識別ユニットはさらに、ＭＡＣ層がメッセージヘッダの第１バイト指示により制御メッセージであることが確定できるメッセージを、直接にＭＡＣ層に送信するように構成される。

上記の技術案において、前記第２帯域幅要求確定ユニットは、
メッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または、現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであることを見なし、
前記制御メッセージのバイト数を最低保証帯域幅とし、最低保証帯域幅要求を前記スケジュールユニットに送信し、前記制御メッセージのバイト数とその他のデータメッセージのバイト数との加算結果を最大需要満足帯域幅とし、最大需要満足帯域幅要求を前記スケジュールユニットに送信するように構成される。

本発明の実施例は、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体は命令のセットを含み、前記命令を実行する場合、少なくとも一つのプロセッサに上記の制御メッセージの伝送方法を実行させる。

本発明の実施例において、指示メッセージを生成し、指示メッセージを制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信し、制御メッセージのスケジュール優先度を上げることで、ＰＤＣＰ層とＲＬＣ層の制御メッセージを優先的にスケジュールし、タイムリーに送信し、サービスが大きい時の制御メッセージ伝送の混雑を有効に避けることができ、リンク混雑による制御メッセージのロス及び伝送時の遅延が長いという問題を解決し、通信システムの処理能力と性能を向上することができる。

本発明の実施例による制御メッセージ伝送のフローチャートである。 本発明の実施例１による基地局側の制御メッセージ伝送のフローチャートである。 本発明の実施例１による基地局の構成を示す図である。 本発明の実施例２によるＵＥ側の制御メッセージ伝送のフローチャートである。 本発明の実施例２によるＵＥの構成を示す図である。

本発明の目的、技術案及び利点をよく明確するために、以下に実施例を挙げ、図面を参照し、本発明を詳しく説明する。

本発明の実施例は、制御メッセージの伝送方法を提供し、ＬＴＥシステムの制御メッセージ伝送の混雑という問題を解決し、該方法は、ステップ１０１〜ステップ１０３を含む。

ステップ１０１において、制御メッセージを識別し、指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信する。

具体的には、制御メッセージの送信が必要であることを検出した場合当該制御メッセージに対応する指示メッセージを生成し、当該指示メッセージを制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信する。

本発明の実施例において、ＰＤＣＰステータスレポート（ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ）、強いヘッダー圧縮（ＲＯＣＨ：Ｒｏｂｕｓｔ Ｈｅａｄｅｒ Ｃｏｍｐｒｅｓｓｉｏｎ）フィードバック（Ｆｅｅｄｂａｃｋ）メッセージ、またはＲＬＣステータスレポート（ＲＬＣ ＡＭ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ）の送信を検出した場合、対応する指示メッセージを生成し、当該指示メッセージを制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信する。

ここで、前記指示メッセージは、現在のメッセージが制御メッセージであることを指示することに用いられる。本発明の実施例において、ＲＬＣ層は、現在送信するメッセージが制御メッセージであること、即ち、ＰＤＣＰメッセージヘッダの第１ビットの指示が制御メッセージであることを検出した場合、当該制御メッセージのＲＬＣ ＳＮとＲＢ ＩＤを内容として指示メッセージを生成し、または、制御メッセージのＲＬＣ ＳＮ、ＲＢ ＩＤ及びＵＥのインスタンス記述子を内容として指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを送信しようとする制御メッセージと共にＭＡＣ層に通知する。

ステップ１０２において、ＭＡＣ層は制御メッセージの帯域幅要求を計算して送信する。

具体的には、ＭＡＣ層は前記指示メッセージに基づいて、どれが制御メッセージであるかを検出してから、前記制御メッセージとその他の正常のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、算出されたバイト数によって帯域幅を確定し、帯域幅要求をスケジューラに送信する。

実際において、データ無線ベアラ（ＤＲＢ：Ｄａｔａ Ｒａｄｉｏ Ｂｅａｒｅｒ）上にＰＤＣＰとＲＬＣ制御メッセージがあってもよく、データメッセージがあっても良い。本発明の実施例において、上記の「データメッセージ」は、ＤＲＢ上のＰＤＣＰ又はＲＬＣメッセージの第１ビット指示が制御メッセージではないメッセージである。具体的には、ＰＤＣＰ層（３６３２３−８６０）とＲＬＣ層（３６３２２−８７０）のプロトコルを参照してください。

具体的には、ＭＡＣ層は、ＲＬＣメッセージヘッダ指示が制御メッセージであることを検出した場合、または前記指示メッセージに基づいて現在のメッセージが制御メッセージであることを検出した場合、これらの制御メッセージをスケジュールすべき行列の先頭に入れ、または一つの単独のスケジュールすべき行列に入れる。

ステップ１０３において、制御メッセージを優先的にスケジュールする。

具体的には、制御メッセージをスケジュールする場合、帯域幅要求に基づいてスケジュールを行い、制御メッセージに対応する帯域幅要求（例えば、最低保証帯域幅要求、ＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求など）のスケジュール優先度は、普通のＤＲＢメッセージより高く、ＳＲＢメッセージ以下である。言い換えれば、スケジューラはＳＲＢメッセージをスケジュールした後に、前記ＰＤＣＰとＲＬＣ層の制御メッセージを優先的にスケジュールしてから、プロトコルで定めた優先度に基づいてその他のＤＲＢメッセージをスケジュールする。ＤＲＢメッセージの主な作用は、ＵＥとＥＮｏｄｅＢとの間で、進化した無線アクセスベアラ（ＥＲＡＢ：Ｅｖｏｌｖｅｄ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｂｅａｒｅｒ）のパケットを伝送することである。実際応用において、ステップ１０３において正常のデータメッセージに対して以下の表１に定めた優先度に基づいてスケジュールすることが可能である。

実施例１
本実施例は基地局側の制御メッセージの伝送方法を提供し、ＬＴＥシステムの基地局側の制御メッセージの伝送混雑という問題を解決し、図２に示すように、当該方法は、ステップ２０１〜ステップ２０３を含む。

ステップ２０１において、ＲＬＣ層は、ＰＤＣＰ層により送信されたＰＤＣＰメッセージを受信し、当該ＰＤＣＰメッセージの第１ビットが制御メッセージであることを検出し、ＲＬＣ ＳＤＵ（サービスデータユニット）がＰＤＵ（プロトコルデータユニット）を構成する時に、ＲＬＣ層は当該制御メッセージの指示メッセージを作成し、当該指示メッセージが、現在のメッセージが緊急にスケジュールする必要がある制御メッセージであることを指示するために用いられ、指示メッセージを前記制御メッセージ及びその他の制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信する。

ここで、ＰＤＣＰ層の制御メッセージはＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ及び／或いはＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージを含むことが可能であり、その他の制御メッセージはＲＬＣ層が作成されたＲＬＣステータスレポートなどを含むことが可能である。通常、ＲＬＣ層により送信された制御メッセージは同時にこの３種類の制御メッセージを含む。本発明の実施例において、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ ＲｅｐｏｒｔとＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージに対応する指示メッセージが必要であり、ＲＬＣステータスレポートの指示メッセージの作成が必要でない。

ここで、前記指示メッセージの内容は、制御メッセージのＲＬＣ ＳＮ、ＲＢ ＩＤ及び前記ＵＥのインスタンス記述子であっても良い。

ステップ２０２において、ＭＡＣ層は、ＲＬＣ層により送信されたメッセージを受信した後、どれが緊急にスケジュールする必要があるメッセージであるかを検出し、即ち、どのメッセージが制御メッセージであるかを検出し、次に、これらの送信すべき制御メッセージと現在の無線ベアラ（ＲＢ：Ｒａｄｉｏ Ｂｅａｒｅｒ）の送信すべきその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、前記制御メッセージのバイト数を最低保証帯域幅とし、制御メッセージのバイト数とその他のデータメッセージのバイト数との加算した結果を最大需要満足帯域幅とし、それぞれにスケジューラに通知する。言い換えれば、それぞれにスケジューラに最低保証帯域幅要求と最大需要満足帯域幅要求を送信する。

ここで、ＭＡＣ層は、ＲＬＣ層により送信されたメッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージである場合、または現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであり、緊急にスケジュールする必要がある制御メッセージであることを見なす。例えば、上記のステップ２０１において、送信された制御メッセージは、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ、ＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージ、ＲＬＣステータスレポートを同時に含む場合、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ ＲｅｐｏｒｔとＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージは、それに対応する指示メッセージより制御メッセージであることをそれぞれ確定され、ＲＬＣステータスレポートは、ＲＬＣメッセージヘッダの第１バイト指示より制御メッセージであることを確定される。

ここで、最低保証帯域幅を計算する場合、検出されたすべての制御メッセージのバイト数を基準とし、指示メッセージを持っている制御メッセージでも含み、メッセージヘッダの第１バイトにより確定された制御メッセージでも含む。例えば、上記ステップ２０１において、送信された制御メッセージは、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ、ＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージ、ＲＬＣステータスレポートを同時に含み、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ、ＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージ及びＲＬＣステータスレポートのバイト数の和を最低保証帯域幅とする。

ステップ２０３において、エアインターフェースリソースが制限された場合、スケジューラは、最低保証帯域幅要求のメッセージを優先的にスケジュールし、即ち、前記制御メッセージを優先的にスケジュールする。その後、残りのスケジュールリソースがあることを判断した場合、同じセル内のその他のベアラのスケジュール要求を応答する。即ち、残りのスケジュールリソースがある場合、最大需要満足帯域幅要求のその他のデータメッセージをスケジュールする。ここで、同一ベアラにおいて、制御メッセージが優先的にスケジュールされる。セル内において、緊急にスケジュールする必要があるメッセージのスケジュール優先度は、ＳＲＢデータ以下であるが、同じセルのその他のデータメッセージより高い。

それに応じて、本実施例は制御メッセージの伝送基地局をさらに提供していて、図３に示すように、前記基地局は、第２識別ユニット３１、第２帯域幅要求確定ユニット３２及びスケジュールユニット３３を含む。

第２識別ユニット３１は、ＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信が必要であることを検出した場合、指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信するように構成される。

前記指示メッセージは、現在のメッセージが制御メッセージであることを指示することに用いられる。当該指示メッセージの内容は、制御メッセージのＲＬＣ ＳＮ、ＲＢ ＩＤ及びＵＥのインスタンス記述子を含むことが可能である。ここで、前記ＰＤＣＰ層の制御メッセージは、具体的にＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ及び／或いはＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージであっても良い。

その他の制御メッセージ、例えば、ＲＬＣステータスレポートなどに対し、ＭＡＣ層はメッセージヘッダの第１バイト指示によりそれが制御メッセージであるか否かを確定することができる場合、指示メッセージを作成する必要がなく、第２識別ユニット３１は、直接にＭＡＣ層に送信することが可能である。第２帯域幅要求確定ユニット３２は、ＭＡＣ層で現在送信しようとするメッセージの中にどれが制御メッセージであるかを検出して、前記制御メッセージとその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、帯域幅を確定し、帯域幅要求をスケジュールユニット３３に送信するように構成される。

ここで、第２帯域幅要求確定ユニット３２は、ＭＡＣ層において、ＲＬＣメッセージヘッダ第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または、現在のメッセージが指示メッセージより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージは制御メッセージであり、緊急にスケジュールする必要がある制御メッセージであることを見なす。

ここで、第２帯域幅要求確定ユニット３２は、前記制御メッセージのバイト数を最低保証帯域幅要求としてスケジューラに送信し、前記制御メッセージのバイト数とその他のデータメッセージのバイト数との加算した和を最大需要満足帯域幅要求としてスケジュールユニット３３に送信する。

スケジュールユニット３３は、前記制御メッセージを優先的にスケジュールする。その後、残りのスケジュールリソースがある場合、最大需要満足帯域幅要求のその他のデータメッセージをスケジュールするように構成される。

実際応用の時に、前記第２識別ユニット３１及び前記第２帯域幅要求確定ユニット３２は、基地局の中央処理装置（ＣＰＵ：Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、マクロプロセッサ（ＭＣＵ：Ｍｉｃｒｏ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｕｎｉｔ）、デジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ：Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）、またはプログラム可能なゲートアレイ（ＦＰＧＡ：Ｆｉｅｌｄ−Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）より実現することが可能であり、前記スケジュールユニット３３は基地局のスケジューラにより実現することが可能である。

実施例２
本実施例はＵＥ側の制御メッセージの伝送方法を提供し、ＬＴＥシステムのＵＥ側の制御メッセージ伝送の混雑という問題を解決し、図４に示すように、当該方法は、ステップ４０１〜ステップ４０３を含む。

ステップ４０１において、ＲＬＣ層はＰＤＣＰ層により送信されたＰＤＣＰメッセージを受信し、当該ＰＤＣＰメッセージの第１ビットが制御メッセージであることを検出し、ＲＬＣ ＳＤＵがＰＤＵを構成する場合、ＲＬＣ層は当該制御メッセージの指示メッセージを作成し、当該指示メッセージが、現在のメッセージが緊急にスケジュールする必要がある制御メッセージであることを指示するために用いられ、指示メッセージを前記制御メッセージ及びその他の制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信する。

ここで、ＰＤＣＰ層の制御メッセージはＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ及び／或いはＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージを含むことが可能であり、その他の制御メッセージはＲＬＣ層が作成されたＲＬＣステータスレポートなどを含むことが可能である。通常、ＲＬＣ層により送信された制御メッセージは同時にこの３種類の制御メッセージを含む。本発明の実施例において、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ ＲｅｐｏｒｔとＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージに対応する指示メッセージが必要であり、ＲＬＣステータスレポートの指示メッセージの作成が必要でない。

ステップ４０２において、ＭＡＣ層はＲＬＣ層により送信されたメッセージを受信した後、まず、現在送信しようとするメッセージの中にどれが緊急にスケジュールする必要があるメッセージであるかを検出し、即ち、どのメッセージが制御メッセージであるかを検出し、次に、前記制御メッセージとその他の正常のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、制御メッセージのバイト数をＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、その他の送信すべきデータメッセージのバイト数を元のロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、ＵＥは各ロジックチャネルグループの帯域幅要求を基地局のスケジューラに送信し、基地局のスケジューラにより帯域幅を割り当ててから、ＵＥは基地局により割り当てられた帯域幅を受信する。

ここで、ＭＡＣ層は、ＲＬＣ層により送信されたメッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであり、緊急にスケジュールする必要がある制御メッセージであることを見なす。例えば、上記のステップ４０１において、送信された制御メッセージは、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ、ＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージ、ＲＬＣステータスレポートを同時に含む場合、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ ＲｅｐｏｒｔとＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージは、それに対応する指示メッセージにより制御メッセージであることをそれぞれ確定され、ＲＬＣステータスレポートは、ＲＬＣメッセージヘッダの第１バイト指示により制御メッセージであることを確定される。

ここで、ＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付ける場合、検出されたすべての制御メッセージのバイト数を基準とし、指示メッセージを持っている制御メッセージでも含み、メッセージヘッダの第１バイトにより確定された制御メッセージでも含む。例えば、上記ステップ４０１において、送信された制御メッセージは、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ、ＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージ、ＲＬＣステータスレポートを同時に含み、ＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ、ＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージ及びＲＬＣステータスレポートのバイト数を全部ＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付ける。

ステップ４０３において、ＵＥは前記制御メッセージを優先的にアップロードしてから、その他の正常のデータメッセージ、例えばＧＢＲとＮＧＢＲのデータメッセージなどを送信する。

それに応じて、本実施例はさらに、制御メッセージの伝送ＵＥを提供し、図５に示すように、当該ＵＥは、第１識別ユニット５１、第１帯域幅要求確定ユニット５２及びアップロードユニット５３を含む。

第１識別ユニット５１は、ＲＬＣ層において、ＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信が必要であることを検出した場合、指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信するように構成される。

ここで、前記ＰＤＣＰ層の制御メッセージはＰＤＣＰ Ｓｔａｔｕｓ Ｒｅｐｏｒｔ及び／或いはＲＯＣＨ ｆｅｅｄｂａｃｋメッセージであっても良い。

その他の制御メッセージ、例えばＲＬＣステータスレポートなどに対して、ＭＡＣ層はメッセージヘッダの第１バイト指示によりそれが制御メッセージであるか否かを確定することができる場合、指示メッセージを作成する必要がなく、第１識別ユニット５１は、直接にＭＡＣ層に送信することが可能である。

当該指示メッセージの内容は、制御メッセージのＲＬＣ ＳＮとＲＢ ＩＤを含むことが可能である。

第１帯域幅要求確定ユニット５２は、ＭＡＣ層でどれが制御メッセージであるかを検出してから、前記制御メッセージとその他の正常のデータメッセージとのバイト数をそれぞれに計算し、帯域幅を確定し帯域幅要求を基地局のスケジューラに送信するように構成される。

ここで、第１帯域幅要求確定ユニット５２は、ＲＬＣメッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージである場合、または現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージは制御メッセージであり、緊急にスケジュールする必要がある制御メッセージであることを見なす。

具体的には、第１帯域幅要求確定ユニット５２は、前記制御メッセージのバイト数をＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、その他のデータメッセージのバイト数を元のロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、各ロジックチャネルグループの帯域幅要求を基地局に送信し、基地局のスケジューラにより割り当てられた帯域幅を受信する。

アップロードユニット５３は、制御メッセージを優先的にアップロードしてから、その他の正常のデータメッセージ、例えばＧＢＲとＮＧＢＲのデータメッセージなどを送信する。

実際応用の時に、前記第１識別ユニット５１は、ＵＥ中のＣＰＵ、ＭＣＵ、ＤＳＰまたはＦＰＧＡより実現することが可能であり、前記第１帯域幅要求確定ユニット５２及びアップロードユニット５３は、ＵＥ中のＣＰＵ、ＭＣＵ、ＤＳＰまたはＦＰＧＡがトランシーバーと組み合わせて実現することが可能である。

明らかに、当業者は、上記の本発明の実施例の各モジュールまたはステップは汎用計算装置より実現することが可能であり、それらは、単一の計算装置に集中されてもよいし、または複数の計算装置で構成するネットワーク上に配置されても良く、選択肢として、それらは計算装置の実行可能なプログラムコードを用いて実現されて、それによって、それらを記憶装置に記憶して計算装置により実行することが可能であり、また、ある状況において、これと異なる順序で示したまたは記載したステップを実行しても良く、または、それらからそれぞれに各々の集積回路モジュールを作成しても良く、またはそれら中の複数モジュールまたはステップから単一の集積回路モジュールを作成して実現しても良い。それによって、本発明はいかなる特定のハードウエアとソフトウエアとの組合せに限らないことを理解すべきである。

明らかに、当業者は、本発明の実施例は方法、システム、またはコンピュータ製品として提供することが可能である。従って、本発明は、ハードウエア実施例、ソフトウエア実施例、またはソフトウエアとハードウエアとを組み合わせる実施例の形式を採用して可能である。また、本発明は、コンピュータでの使用可能なプログラムコードを含むコンピュータでの使用可能な、一つまたは複数の記憶媒体（磁気ディスク装置と光記憶装置などを含むが、それに限らない。）上で、実施したコンピュータプログラム製品の形式を採用しても良い。

本発明は、本発明の実施例による方法、装置（システム）及びコンピュータプログラム製品のフローチャート図及び／或いはブロック図を参照して記載されている。コンピュータプログラム命令によって、フローチャート図及び／或いはブロック図の各々のフロー及び／或いはブロック、また、フローチャート図及び／或いはブロック図中のフロー及び／或いはブロックとの結びつきを実現することを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、またはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供して機器を作成し、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサにより実行される命令を通して、フローチャート図の一つまたは複数のフロー、及び／またはブロック図の一つのブロックまたは複数のブロックの中で指定された機能を実現するための装置を生成させることが可能である。

これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置に、特定の方式で動作させるコンピュータの読み取り可能な記憶装置に記憶してもよく、当該コンピュータの読み取り可能な記憶装置に記憶されている命令で命令装置を含む製品を生成させ、当該命令装置は、フローチャート図の一つまたは複数のフロー、及び／またはブロック図の一つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実現する。

これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置にインストールされてもよく、コンピュータで実現する処理を生成するように、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置に、一連の操作ステップを実行させ、それによって、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータ処理装置で実行される命令は、フローチャート図の一つまたは複数のフロー、及び／またはブロック図の一つのブロックまたは複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。

上記に基づいて、本発明の実施例はコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体は、一組の命令を含み、前記命令を実行する時に、少なくとも一つのプロセッサに、上記制御メッセージの伝送方法を実行させる。

以上は本発明の好ましい実施例であるが、本発明の範囲を限定しない。

Claims (11)

1. 制御メッセージの伝送方法であって、
   パケットデータ収束プロトコルＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信を検出した場合、現在のメッセージが制御メッセージであることを指示するための指示メッセージを作成し、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共に媒体アクセス制御ＭＡＣ層に送信することと、
   ＭＡＣ層は制御メッセージを検出し、前記制御メッセージとその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、前記制御メッセージを優先的にスケジュールするように、帯域幅を確定しスケジューラに帯域幅要求を送信することとを含み、
   基地局側について、前記帯域幅を確定しスケジューラに帯域幅要求を送信することは、前記制御メッセージのバイト数を最低保証帯域幅とし、最低保証帯域幅要求をスケジューラに送信し、前記制御メッセージのバイト数とその他のデータメッセージのバイト数との加算結果を最大需要満足帯域幅とし、最大需要満足帯域幅要求をスケジューラに送信する
   ことであり、または、
   ユーザ装置ＵＥ側について、前記帯域幅を確定しスケジューラに帯域幅要求を送信することは、前記制御メッセージのバイト数を無線シグナリングベアラＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、その他のデータメッセージのバイト数を元のロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、各ロジックチャネルグループの帯域幅要求を基地局に送信し、基地局のスケジューラにより割り当てられた帯域幅を受信することである、前記方法。
2. 前記指示メッセージを前記制御メッセージと共にＭＡＣ層に送信する時に、
   前記方法は、さらに、
   ＭＡＣ層がメッセージヘッダの第１バイト指示により制御メッセージであることが確定できるメッセージを、直接にＭＡＣ層に送信することを含む
   請求項１に記載の方法。
3. 前記制御メッセージを検出することは、
   メッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または、現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであることを見なすことを含む
   請求項２に記載の方法。
4. 前記指示メッセージの内容は、
   制御メッセージの無線リンク制御層のシーケンス番号ＲＬＣ ＳＮと無線ベアラ識別子ＲＢ ＩＤを含み、
   または、前記指示メッセージの内容は、制御メッセージのＲＬＣ ＳＮ、ＲＢ ＩＤ及びＵＥのインスタンス記述子を含む
   請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
5. 制御メッセージの伝送ユーザ装置ＵＥであって、
   パケットデータ収束プロトコルＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信が必要であることを検出した場合、指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共に媒体アクセス制御ＭＡＣ層に送信するように構成される第１識別ユニットと、
   ＭＡＣ層において制御メッセージを検出し、前記制御メッセージとその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、帯域幅を確定し帯域幅要求を基地局のスケジューラに送信するように構成される第１帯域幅要求確定ユニットと、
   前記制御メッセージを優先的にアップロードするように構成されるアップロードユニットとを含み、
   前記第１帯域幅要求確定ユニットは、メッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであることを見なし、前記制御メッセージのバイト数を無線シグナリングベアラＳＲＢロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、その他のデータメッセージのバイト数を元のロジックチャネルグループの帯域幅要求に付け、各ロジックチャネルグループの帯域幅要求を基地局に送信し、基地局のスケジューラにより割り当てられた帯域幅を受信するように構成される、前記ＵＥ。
6. 前記第１識別ユニットはさらに、ＭＡＣ層がメッセージヘッダの第１バイト指示により制御メッセージであることが確定できるメッセージを、直接にＭＡＣ層に送信するように構成される
   請求項５に記載のＵＥ。
7. 前記指示メッセージの内容は、制御メッセージの無線リンク制御層のシーケンス番号ＲＬＣ ＳＮと無線ベアラ識別子ＲＢ ＩＤを含む
   請求項５に記載のＵＥ。
8. 制御メッセージの伝送基地局であって、
   パケットデータ収束プロトコルＰＤＣＰ層の制御メッセージの送信が必要であることを検出した場合、指示メッセージを生成し、前記指示メッセージを前記制御メッセージと共に媒体アクセス制御ＭＡＣ層に送信するように構成される第２識別ユニットと、
   ＭＡＣ層において制御メッセージを検出し、前記制御メッセージとその他のデータメッセージのバイト数をそれぞれに計算し、帯域幅を確定し、帯域幅要求をスケジュールユニットに送信するように構成される第２帯域幅要求確定ユニットと、
   前記制御メッセージを優先的にスケジュールするように構成されるスケジュールユニットとを含み、
   前記第２帯域幅要求確定ユニットは、
   メッセージヘッダの第１バイト指示が制御メッセージであることを検出した場合、または、現在のメッセージが指示メッセージにより指示された制御メッセージであることを検出した場合、当該メッセージが制御メッセージであることを見なし、前記制御メッセージのバイト数を最低保証帯域幅とし、最低保証帯域幅要求を前記スケジュールユニットに送信し、制御メッセージのバイト数とその他のデータメッセージのバイト数との加算結果を最大需要満足帯域幅とし、最大需要満足帯域幅要求を前記スケジュールユニットに送信するように構成される、前記基地局。
9. 前記第２識別ユニットはさらに、ＭＡＣ層がメッセージヘッダの第１バイト指示により制御メッセージであることが確定できるメッセージを、直接にＭＡＣ層に送信するように構成される
   請求項８に記載の基地局。
10. 前記指示メッセージの内容は、制御メッセージの無線リンク制御層のシーケンス番号ＲＬＣ ＳＮ、無線ベアラ識別子ＲＢ ＩＤ及びＵＥのインスタンス記述子を含む
    請求項８に記載の基地局。
11. コンピュータ記憶媒体であって、
    前記コンピュータ記憶媒体は命令のセットを含み、前記命令を実行する場合、少なくとも一つのプロセッサに請求項1〜４のいずれか１項に記載の制御メッセージの伝送方法を実行させる、前記コンピュータ記憶媒体。

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