JP6452980B2 - ベビーカー - Google Patents
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Description
このハンドルは、ベビーカーに乗車した乳幼児等の後側である後輪側に配置することで、操作者は、乳幼児等の後側を見ながら操作することができる。
また、操作者が、乳幼児等の顔等を見ながらの操作を希望するときは、このハンドルを、前輪側に移動させることもできる構成となっている(例えば、特許文献1)。
具体的には、ハンドルは、ベビーカーのフレームの一部に揺動可能に配置され、ハンドルが後輪側に配置されたときは、ハンドルが後輪側で例えば、フレーム等に固定可能な構成となっている。
一方、ハンドルを前輪側に配置させるときは、後輪側のハンドルの固定状態を解除して、前輪側に移動し、前輪側の例えば、アームレスト等に固定する構成となっている。
例えば、アームレストやフレーム側には突起部が形成され、ハンドル側にはこの突起部と係合又は係合を解除する固定解除部が配置されている。そして、ハンドルがアームレストやフレームに固定されるときは、この固定解除部が、アームレストやフレームに当接等し、突起部と係合する。一方、解除するときは、この固定解除部が突起部との係合から解放される。
そこで、ベビーカーは、ハンドルとフレーム等の間に、ハンドルの移動を妨げない間隙や隙間(クリアランス)を設けるようにしている。
一方、この間隙を狭くすると「ガタ」の発生は防止できるが、高い組立て精度も要求されるとともに、場合によってはハンドルの前輪側又は後輪側への移動がし難くなり、操作者の使い勝手が悪くなるという問題が発生した。
また、前記構成によれば、連結杆等のフレームやアームレスト等の本体部にハンドル部を固定させるためのハンドル固定部が設けられていると共に、ハンドル固定部の固定を補完するための固定補完部も備えている。
このため、ハンドル部を本体部に固定するときは、固定補完部で確実に固定することができ、ハンドル固定部の隙間等によるハンドル部の「ガタ」の発生を防止し、操作者の操作性を向上させることができる。
特に、近年のベビーカーの座席部は、従来と比べより高く配置する所謂「ハイシート化」となっているものがあり、この場合は、ハンドル部の高さがより高くなり、ハンドル固定部における隙間等に基づく、ハンドル部の「ガタ」の発生は、従来に比べより大きな問題となっている。このため、前記構成では、このような「ハイシート化」されたベビーカーにおけるハンドル部の「ガタ」の発生を防止することができ、より大きな効果を奏することになる。
このため、固定補完部を補完状態から解除する方向に移動させ続けると、固定補完部の長穴等の牽引部によりハンドル固定部も解除方向に移動させられるので、操作者は、固定補完部のみを操作することで、ハンドル固定部も共に解除させることができ、解除操作の手順が少なくなり、操作が容易となる。
また、特に、ベビーカーの座席部を従来と比べより高く配置する所謂「ハイシート化」したベビーカーの場合は、ハンドル部の高さもより高く、長くなる。このため、操作者は、このハンドル回動部を用いて、ハンドル先端部を回動させることで、ハンドル部の高さを適正な位置とすることができる。
また、前記構成のように、ハンドル回動部には、その回動を規制する回動規制部が配置されているので、回動するハンドル回動部に生じる隙間を原因とするハンドル部の揺れ等の「ガタ」の発生を未然に防ぐことができる。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
また、以下の説明において、前、後、左、右、上、下等の方向は、特段の言及がない限り、ベビーカーを背面押しにして適正に着座した状態の乳幼児を基準にした方向である。
図1に示すベビーカー1は、乗車者である例えば、乳幼児等を乗せて、例えば買い物や外気浴等に使用するための一人乗りの乳母車であり、乳幼児を寝かせた姿勢や座らせた姿勢で使用することができる。
また、図1に示すベビーカー1は、乳幼児等を座らせたり、寝かせたり等の乗車をさせるための乗車部である例えば、座席部2を有している。また、本実施の形態のベビーカー1には、座席部2の高さがより高い所謂「ハイシート」タイプのベビーカーも含まれる。
なお、ここで「ハイシート」とは、例えば、ベビーカー1を広げ使用状態としたときに、地面から後述する座席部2までの高さが例えば、50cm以上に設定されたベビーカー等を意味する。
また、同様にベビーカー1は、2つの後輪部6a、6bを有し、これら後輪部6a、6bは、それぞれ2つの円形の車輪7a、7b、8a、8bを有している。
さらに、前輪部3a、3bと後輪部6a、6bは、それぞれパイプ状のフレームである例えば、前脚部9a、9bと後脚部10a、10bにそれぞれ連結されている。
このアームレスト12a、12bの前側には、乳幼児等が落下等するのを防止するためのフロントガード13が配置されている。
また、後脚部10aと座席部支持フレーム11との交差部分には、これら後脚部10aと座席部支持フレーム11を支持すると共にハンドル部50を支持するハンドル揺動支軸15が配置されている。
このハンドル揺動支軸15は、図1に示すように、ハンドル部50を後輪部10a側又は前輪部9a側に移動(揺動)可能に、ハンドル部50を支持する構成となっている。
一方、ハンドル部50を図1の前脚部9a側に配置すると、ベビーカー1の操作者が、座席部2の乳幼児等を前方から見て、ハンドル部50を操作する所謂「対面押し」の位置となる。
そして、本実施の形態のベビーカー1のハンドル部50以外の部分が、本体部の一例となっている。
図2に示すように、連結杆16には、突起部である後輪部側ロックピン17が形成されている。
図3は、後輪部側ロックピン17を示す概略図である。
図3に示すように,後輪部側ロックピン17は、径の異なる2つの筒状部材から成っており、後輪部側ロックピン17の基部であるロックピン基部18の径が後輪部側ロックピン17の先端であるロックピン先端19の径よりも小さく形成されている。
そして、図2に示すように、「対面押し」の位置に、ハンドル部50が配置されると、ハンドル側固定部材80が、この前輪部側ロックピン20と係合することで、ハンドル部50がアームレスト12aに固定され、「対面押し」の位置に固定される構成となっている。
図4に示すように、ハンドル固定解除部70は、ハンドル固定部である例えば、ハンドル側固定部材80を有している。このハンドル側固定部材80は、図1及び図4に示すようにハンドル部50の長手方向に沿って摺動可能に配置されている。
ハンドル部50に設置されたハンドル側固定部材80において、ハンドル部50の外側には、図4のハンドル側固定部材80のハンドルカバー部81が配置される。
このハンドルカバー部81は、全体が断面コの字状を成し、ハンドル部50の外形に沿った形状となっている。
また、ハンドル部50の外側から見ると、図4のハンドル側固定部材80の隆起しているハンドルカバー部81と、このハンドルカバー部81の下部側から両側に羽根のように広がるフランジ部82の一部を臨むことができる。
このため、ベビーカー1の操作者は、この隆起したハンドルカバー部81の両側面とフランジ部82に指等を配置することで、このハンドル部側固定部材80を把持し易く、このため、操作し易い構成となっている。
このロックピン係合部82aは、図2に示すようにハンドル側固定部材80が後輪部側ロックピン17に係合して固定されるときに、この後輪部側ロックピン17と係合する部分である。
すなわち、このロックピン係合部82aに図3の後輪部側ロックピン17のロックピン基部18とロックピン先端19が係合することとなる。
また、ハンドル側固定部材80は、図示しないバネ等により下方向に付勢されており、操作者がハンドル側固定部材8を操作しないときは、例えば「背面押し」の位置で連結杆16との固定状態が維持されるようになっている。
このように、本実施の形態では、ハンドル部50に沿って摺動可能なハンドル側固定部材80が図1の下方向に付勢された状態では、図5のロックピン係合部82aに図3の後輪部側ロックピン17が係合し、ハンドル側固定部材80が例えば、連結杆16に固定され、これにより、ハンドル部50が後輪部10a等側「背面押し」の位置で固定されることになる。
このとき、操作者は、図4に示す、ハンドル側固定部材80のハンドルカバー部81の両側及びフランジ部82に指等を配置することで、このハンドル側固定部材80を容易に摺動させることができる。
この隙間は、固定解除後のハンドル部50の移動に際し、連結杆16等がその移動の妨げにならないという点では必要であるが、固定状態では、この図3の底面19aと図5のロックピン係合部82aとの間で隙間が発生することになり、所謂「ガタ」が発生する。
すなわち、図4に示すように、ハンドル固定解除部70は、固定補完部である例えば、ハンドル側制動部材90を有している。
このハンドル側制動部材90は、ハンドル部50に沿って摺動可能な構成となっており、具体的には、図5等に示すハンドル側固定部材80に近接又は離間する方向に摺動可能な構成となっている。
このハンドル側制動部材90は、図4に示すようにハンドル部50を覆うように配置される枠状の制動部材本体91を有している。この制動部材本体91には、図4に示すように、操作者が操作する際に指等を配置するための操作片94を有している。
また、この制動部材本体91からハンドル側固定部材80に向かって突出するように配置される補完片である例えば、2つの舌状の制動片92a、92bを有している。
図6の状態は、図示していないがフランジ部82のロックピン係合部82aに図3の後脚部側ロックピン17等が係合している状態、すなわち、固定状態である。
この状態で、図6に示すように、ハンドル側制動部材90とハンドル側固定部材80が組み合わされると、ハンドル側制動部材90の制動片92a、92bが、ロックピン係合部82aの切り欠きの近傍に配置される。
図7に示すように、後輪部側ロックピン17のロックピン先端19の底面19a側に、ハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aが配置される。このとき、ロックピン係合部82aの厚みが、ロックピン基部18の長さより薄いため、隙間が生じることになる。
さらに、ロックピン係合部82aは、固定と解除がスムーズに行われるように、ロックピン先端19の底面19aと連結杆16との間に係合するようになっている。
この状態で、操作者がハンドル部50を操作するためにハンドル部50を押すと、この隙間に起因した所謂「ガタ」が生じ、操作者が操作し難いという問題が発生する。
一方、このロックピン基部18の長さを短くすると、隙間がなくハンドル部50を図1等のハンドル揺動支軸15を中心に揺動する際、連結杆16にその移動を妨げられるという問題が発生する。また、ロックピン基部18の長さを短くすると、ロックピン係合部82aとの係合に際し、隙間がないため、係合させ難いという問題も発生する。
このように、隙間を埋めるように制動片92a、92bを配置することで、ハンドル部50の固定を確実にし、「ガタ」が生じない構成となる。
この傾斜面84a、84bは、図5において下方向に徐々に傾斜高さが高くなる傾斜面84a、84bとなっている。
したがって、図6に示すように,ハンドル側制動部材90の制動片92a、92bがハンドル側固定部材80内に入り込めば込むほど傾斜面の高さが高くなる部分に配置される構成となっている。
その後、図5等に示すハンドル側制動部材90の操作片94を保持して、ハンドル部50に沿って、下方のハンドル側固定部材80に向かって移動させ、図6に示すように、ハンドル側制動部材90の制動片92a、92bを、ハンドル側固定部材80と組み合わせるように配置させる。
すると、この制動片92a、92bが図6等の傾斜面84a、84bにより持ち上げられて、図7のロックピン基部18の基端側、すなわち、連結杆16側に押しつけられることになる。
すなわち、制動片92a、92bが、連結杆16とロックピン係合部82aとの間に入り込み、ロックピン係合部82aを底面19に押し付け固定する。そして、制動片92a、92bは、図7に示すように、ロックピン係合部82a等と連結杆16との間に配置され、所謂「楔」の役割を果たす。
したがって、操作者は、ハンドル部50の揺動を円滑に行うことができると共に、配置を決定した後は、ハンドル側固定部材80とハンドル側制動部材90を操作することで、ハンドル部50を確実に固定できる。そして、操作者は、ハンドル部50の「ガタ」等に煩わされることなく、円滑にハンドル部50を操作することが可能となる。
なお、本実施の形態では、傾斜面84a、84bは、ロックピン係合部82aに設けられているが、本発明は、これに限らず、制動片92a、92b側に形成しても良い。この場合、制動片92a、92bの傾斜面は、その先端から制動部材本体91に向かうに従い徐々に厚みが増すように構成されてもよい。
この長穴93aには、図6に示す、ハンドル側固定部材80の摺動用リベット83が係止されている。
すなわち、図6のハンドル側制動部材90の制動片92a、92bがハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aに配置され、又は、この状態からハンドル側制動部材90がハンドル側固定部材80から離間方向である上側に移動され、制動片92a、92bがロックピン係合部82aから退避するまでの間のハンドル側制動部材90の移動に関しては、図4の長穴93a内の移動となっている。
したがって、この範囲内でハンドル側制動部材90が移動しても、連結部材93と係合している摺動用リベット83は何ら影響を与えない。
この摺動用リベット83はハンドル側固定部材80の移動と同期して移動する構成となっているので、摺動用リベット83と共にハンドル側固定部材80は、上方向に移動し、図6のロックピン係合部82aと後輪部側ロックピン17等との係合が解除される。そして、ハンドル部50の固定が解除される構成となっている。
特に、近年、図1の座席部2の位置を高くする所謂「ハイシート化」したベビーカーが多く用いられている。このようにハイシート化すると、勢いハンドル部50の長さが従来に比べより高くなるため、ハイシート化したベビーカーでは、特にこのようなハンドル回動機構部53は重要となっている。
また、図8の被連結部110と回動連結部120は、相互に離間する方向に付勢され、ている。そして、操作者が回動連結部120を図1の矢印R方向の任意の位置まで回動させた後、これら被連結部110と回動連結部120を、その付勢力に抗して、相互に歯合させ、その位置(角度)を確定させる構成となっている。
この被連結部110と回動連結部120の間の付勢力に抗して回動連結部120を被連結部110に当接、歯合させるため、図8に示す操作レバー140が設けられている。
図9に示すように、操作レバー140は、操作レバー先端部141を有し、この操作レバー先端部141は、図1に示すように、カム形状を成している。
また、図9に示すように、操作レバー140は、操作レバー回動部142を中心に回動可能な構成となっている。
すなわち、操作レバー140は、操作レバー回動部142から操作レバー先端部141における長手方向の長さL2が、短手方向の長さL1より長く形成されている。
図10は、操作レバー140が回動連結部120を押圧していない状態を示す概略図である。図10に示すように、回動連結部120には、操作レバー140の操作レバー先端部141が当接するための当接面である操作レバー当接部121が形成されている。
また、被連結部110と回動連結部120は、上述のように相互に離間する方向に付勢されている。
そして、図10では、操作レバー140の操作レバー先端部141が回動連結部120の操作レバー当接部121に当接していない(又は当接していても操作レバー当接部121を被連結部110側に押圧していない)ため、上述の付勢力によって、被連結部1100と回動連結部120は、相互に当接等されていない。このため、操作者は、図1のハンドル先端部51を任意な位置(角度)に変更させることができる。
そして、回動連結部120と被連結部110とが歯合し、回動連結部120の位置(角度)が固定される。
すなわち、操作者は、操作レバー140を図10の状態にし、ハンドル先端部51を任意の位置(角度)に回動させ、好ましい位置(角度)で操作レバー140を回転させ、図11の位置に変更させることで、ハンドル先端部51は、その位置(角度)で固定されることになる。
なお、被連結部110、回動連結部120及び操作レバー140が回動規制部の一例となっている。
このような、ハイシート化されたベビーカーで、ハンドル側固定部材80に隙間等に基づく「ガタ」が生じると、これによりハンドル部50の特に、上端側で揺れがより大きくなることを意味する。
したがって、本発明は、かかる「ハイシート化」されたベビーカーの「ガタ」の発生を確実に防止することができるので、かかる「ハイシート化」されたベビーカーでは、より効果を奏する構成となっている。
図12乃至図14は、本実施の形態の変形例の主な構成を示す概略図である。本変形例は上述の実施の形態と多くの構成が共通しているため、同一構成は同一符号等とし、以下、相違点を中心に説明する。
図12に示すように、本変形例のハンドル固定解除部170のハンドル側固定部材180は、上述の実施の形態のハンドル側固定部材80と異なり、ハンドル部50の長手方向に沿って摺動(移動)するのではなく、図13乃至図14に示すように、揺動軸181を中心に揺動する構成となっている。
図13は、ハンドル側固定部材180の揺動状態を示す概略図である。
具体的には、例えば、図12及び図13に示すように、ハンドル側固定部材180には、図12の右下側に図2の連結杆16に形成される後輪部側ロックピン117と係合するための切り欠き部を備える後輪部側ロックピン係合部182を有している。
すなわち、ハンドル部50を「背面押し」の位置に固定するときは、操作者が図12のハンドル側固定部材180を「背面押し」の位置に向かって移動させる。すると、後輪部側ロックピン係合部182の図12における右側端部(後輪部側)に連結杆16の後輪部側ロックピン117が接触し、さらに、移動させると、ハンドル側固定部材180が付勢力に抗して揺動し、その後、この付勢力で、後輪部側ロックピン117が後輪部側ロックピン係合部182に自動的に係合する。
そして、図14に示すハンドル側制動部材190の制動片192a、192bをハンドル側固定部材180の裏面側に配置させ、この制動片192a、192bにハンドル側固定部材180を裏面側から押圧させ、後輪部側ロックピン117と後輪部側ロックピン係合部182の間に発生する隙間部からハンドル部50に「ガタ」が生じるのを未然に防止する。
なお、図14に示すように、本変形例でも、ハンドル側制動部材190は、結合部材193及び長穴193aを有し、長穴193aには、リベット185が係止される。また、このリベット185は、ハンドル側固定部材180に固定されている。
したがって、操作者が、ハンドル側制動部材190の制動片192a、192bをハンドル側固定部材180から退避させ又は配置させる、これらの範囲内の移動(ハンドル部50に沿った移動)をする場合は、この動きは、ハンドル側固定部材180には何ら影響しない。
しかし、この範囲を超えて、さらにハンドル側固定部材180から離間する方向(図14の上方向)にハンドル側制動部材190が操作者によって移動させられると、この長穴193aによってリベット185が引き上げられ(移動させられ)、ハンドル側固定部材180は、図14において左上側に揺動させられ、後輪部側ロックピン係合部182と後輪部側ロックピン117との係合が解除される。
このため、図13に示すように、ハンドル側制動部材190の制動片192a、192bが、ハンドル側固定部材180を押圧するように配置されている状態で、操作者がハンドル側制動部材190を引き上げる(退避)ことなく、ハンドル側固定部材180の操作レバー184を解除方向に操作すると、このハンドル側固定部材180の揺動でガイド突起195が持ち上げられ、ハンドル側制動部材190も持ち上げられ、退避させられる構成となっている。
したがって、操作者にとって操作手順が減り、使い易いベビーカーとなる。
Claims (4)
- 乗車者を配置する乗車部と、
前記乗車者の前方側に配置される前輪部と、
前記乗車者の後方側に配置される後輪部と、を有する本体部と、
前記本体部の移動を操作するハンドル部と、を備え、
前記ハンドル部は、前記本体部の前記前輪部側又は前記後輪部側に選択配置可能な構成となっており、
前記ハンドル部及び/又は前記本体部には、前記本体部に前記ハンドル部を固定させるためのハンドル固定部が設けられていると共に、前記ハンドル固定部の固定を補完するための固定補完部を備えており、
前記固定補完部は、前記ハンドル固定部により前記ハンドル部が前記本体部に固定された後に、前記ハンドル固定部と前記本体部との間に生じる隙間部に入り込んで前記ハンドル固定部の固定を補完することを特徴とするベビーカー。 - 前記ハンドル固定部は、前記ハンドル部に配置され、前記ハンドル部に沿って移動することで、前記ハンドル部を前記本体部に対して固定し、又は前記ハンドル部の固定を解除し移動可能な状態にすることが可能な構成となっており、
前記固定補完部は、前記ハンドル固定部と連結するための結合部を有し、前記ハンドル部に沿って移動することで、前記ハンドル固定部に近接又は離間可能な構成となっており、
前記ハンドル固定部の固定の補完状態が解除される位置まで前記固定補完部が前記ハンドル固定部から離間した位置に移動し、更により離間する方向に移動するとき、前記ハンドル固定部を前記固定補完部の移動に同期させて、その移動方向に移動させる牽引部が、
前記固定補完部に形成され、
このハンドル固定部の移動方向が、前記ハンドル部の固定の解除方向であることを特徴とする請求項1に記載のベビーカー。 - 前記固定補完部には、前記隙間部を埋めるための補完片が設けられ、
前記ハンドル固定部には、この補完片を補助する補完補助部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のベビーカー。 - 前記ハンドル部は、その先端側に配置されているハンドル先端部と、その他の部分であるハンドル本体部とを有し、このハンドル先端部と前記ハンドル本体部は、前記ハンドル先端部を回動可能に保持するハンドル回動部を介して連結されており、
このハンドル回動部には、その回動を規制する回動規制部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のベビーカー。
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