JP2016032979A - ベビーカー - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルが固定されたときに発生する「ガタ」を防止し、かつ、ハンドルの移動の円滑性も確保することができるベビーカーを提供すること。【解決手段】乗車部2と、前輪部9aと、後輪部10aと、を有する本体部と、ハンドル部50と、を備え、ハンドル部は、本体部の前輪部側又は後輪部側に選択配置可能な構成となっており、ハンドル部及び/又は本体部には、本体部にハンドル部を固定させるためのハンドル固定部が設けられていると共に、ハンドル固定部の固定を補完するための固定補完部を備えているベビーカー1。【選択図】図1

Description

本発明は、乳幼児を乗せるためのベビーカーに関する。
乳幼児を乗せるためのベビーカーは、操作者がベビーカーを押すためのハンドル等を有している。
このハンドルは、ベビーカーに乗車した乳幼児等の後側である後輪側に配置することで、操作者は、乳幼児等の後側を見ながら操作することができる。
また、操作者が、乳幼児等の顔等を見ながらの操作を希望するときは、このハンドルを、前輪側に移動させることもできる構成となっている(例えば、特許文献1)。
具体的には、ハンドルは、ベビーカーのフレームの一部に揺動可能に配置され、ハンドルが後輪側に配置されたときは、ハンドルが後輪側で例えば、フレーム等に固定可能な構成となっている。
一方、ハンドルを前輪側に配置させるときは、後輪側のハンドルの固定状態を解除して、前輪側に移動し、前輪側の例えば、アームレスト等に固定する構成となっている。
このように、ハンドルは前輪側又は後輪側で、それぞれ対応するアームレストやフレーム等の部分と固定又は解除を繰り返し行うこととなるため、ハンドル側とアームレストやフレーム側には、それぞれ固定し解除するための機構が配置されている。
例えば、アームレストやフレーム側には突起部が形成され、ハンドル側にはこの突起部と係合又は係合を解除する固定解除部が配置されている。そして、ハンドルがアームレストやフレームに固定されるときは、この固定解除部が、アームレストやフレームに当接等し、突起部と係合する。一方、解除するときは、この固定解除部が突起部との係合から解放される。
しかし、例えば、後輪側でフレームに固定されているハンドルを前輪側に配置させるため、ハンドルの固定解除部を操作し、アームレストの突起部との係合を解除させ、ハンドルを移動させるとき、この固定解除部を含むハンドルと突起部等を含むフレームが相互に干渉して、円滑なハンドルの移動を妨げるおそれがあった。
そこで、ベビーカーは、ハンドルとフレーム等の間に、ハンドルの移動を妨げない間隙や隙間(クリアランス)を設けるようにしている。
特開2002−28405号公報(図5等)
しかし、このようにハンドルとフレーム等との間に間隙等を設定すると、ハンドルをフレーム等に固定した際にも、間隙等が発生し、これにより所謂「ガタ」が生じ、操作者のハンドル操作等の妨げになるという問題があった。
一方、この間隙を狭くすると「ガタ」の発生は防止できるが、高い組立て精度も要求されるとともに、場合によってはハンドルの前輪側又は後輪側への移動がし難くなり、操作者の使い勝手が悪くなるという問題が発生した。
そこで、本発明は、ハンドルを固定するときに発生する「ガタ」を防止し、かつ、ハンドルの移動の円滑性も確保することができるベビーカーを提供することを目的とする。
前記目的は、本発明によれば、乗車者を配置する乗車部と、前記乗車者の前方側に配置される前輪部と、前記乗車者の後方側に配置される後輪部と、を有する本体部と、前記本体部の移動を操作するハンドル部と、を備え、前記ハンドル部は、前記本体部の前記前輪部側又は前記後輪部側に選択配置可能な構成となっており、前記ハンドル部及び/又は前記本体部には、前記本体部に前記ハンドル部を固定させるためのハンドル固定部が設けられていると共に、前記ハンドル固定部の固定を補完するための固定補完部を備えていることを特徴とするベビーカーにより達成される。
前記構成によれば、ハンドル部は、本体部の前輪部側又は後輪部側に選択配置可能な構成となっているので、操作者は、ハンドル部の移動を行うことができる。
また、前記構成によれば、連結杆等のフレームやアームレスト等の本体部にハンドル部を固定させるためのハンドル固定部が設けられていると共に、ハンドル固定部の固定を補完するための固定補完部も備えている。
このため、ハンドル部を本体部に固定するときは、固定補完部で確実に固定することができ、ハンドル固定部の隙間等によるハンドル部の「ガタ」の発生を防止し、操作者の操作性を向上させることができる。
特に、近年のベビーカーの座席部は、従来と比べより高く配置する所謂「ハイシート化」となっているものがあり、この場合は、ハンドル部の高さがより高くなり、ハンドル固定部における隙間等に基づく、ハンドル部の「ガタ」の発生は、従来に比べより大きな問題となっている。このため、前記構成では、このような「ハイシート化」されたベビーカーにおけるハンドル部の「ガタ」の発生を防止することができ、より大きな効果を奏することになる。
好ましくは、前記ハンドル固定部は、前記ハンドル部に配置され、前記ハンドル部に沿って移動することで、前記ハンドル部を前記本体部に対して固定し、又は前記ハンドル部の固定を解除し移動可能な状態にすることが可能な構成なっており、前記固定補完部は、前記ハンドル固定部と連結するための結合部を有し、前記ハンドル部に沿って移動することで、前記ハンドル固定部に近接又は離間可能な構成となっており、前記ハンドル固定部の固定の補完状態が解除される位置まで前記固定補完部が前記ハンドル固定部から離間した位置に移動し、更により離間する方向に移動するとき、前記ハンドル固定部を前記固定補完部の移動に同期させて、その移動方向に移動させる牽引部が、前記固定補完部に形成され、このハンドル固定部の移動方向が、前記ハンドル部の固定の解除方向であることを特徴とする。
前記構成によれば、ハンドル固定部の固定の補完状態が解除される位置まで固定補完部がハンドル固定部から離間した位置に移動し、更に、より離間する方向に移動するとき、ハンドル固定部を固定補完部の移動に同期させて、その移動方向に移動させる長穴等の牽引部が、固定補完部に形成され、このハンドル固定部の移動方向が、ハンドル部の固定の解除方向となっている。
このため、固定補完部を補完状態から解除する方向に移動させ続けると、固定補完部の長穴等の牽引部によりハンドル固定部も解除方向に移動させられるので、操作者は、固定補完部のみを操作することで、ハンドル固定部も共に解除させることができ、解除操作の手順が少なくなり、操作が容易となる。
好ましくは、前記固定補完部には、前記ハンドル固定部における隙間部を埋めるための補完片が設けられ、前記ハンドル固定部には、この補完片を補助する補完補助部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によれば、ハンドル固定部には、この補完片を補助する例えば、傾斜部等の補完補助部が形成されているので、ハンドル部を本体部に固定するときに、補助片と傾斜部等によって、より確実にハンドル固定部における「ガタ」の発生を防止し、操作者の操作性を向上させることができる。
好ましくは、前記ハンドル部は、その先端側に配置されているハンドル先端部と、その他の部分であるハンドル本体部とを有し、このハンドル先端部と前記ハンドル本体部は、前記ハンドル先端部を回動可能に保持するハンドル回動部を介して連結されており、このハンドル回動部には、その回動を規制する回動規制部が形成されていることを特徴とする。
前記構成によれば、ハンドル先端部とハンドル本体部は、ハンドル回動部を介して連結されているので、例えば、ハンドル部の高さが高すぎると感じる操作者は、ハンドル先端部を下方に回動させて低くすることができ、ハンドル部を操作し易い高さとすることができる。
また、特に、ベビーカーの座席部を従来と比べより高く配置する所謂「ハイシート化」したベビーカーの場合は、ハンドル部の高さもより高く、長くなる。このため、操作者は、このハンドル回動部を用いて、ハンドル先端部を回動させることで、ハンドル部の高さを適正な位置とすることができる。
また、前記構成のように、ハンドル回動部には、その回動を規制する回動規制部が配置されているので、回動するハンドル回動部に生じる隙間を原因とするハンドル部の揺れ等の「ガタ」の発生を未然に防ぐことができる。
本発明は、ハンドルが固定されたときに発生する「ガタ」を防止し、かつ、ハンドルの移動の円滑性も確保することができるベビーカーを提供できるという利点がある。
本発明の実施の形態に係るベビーカーを示す概略斜視図である。 図1のハンドル固定解除部の動作等を説明する概略説明図である。 後輪部側ロックピンを示す概略図である。 図1のハンドル固定解除部を示す概略図である。 図4に示すハンドル固定解除部をハンドル部に設置した状態を示す概略図である。 図5のハンドル側制動部材をハンドル部に沿ってハンドル側固定部材側に摺動させ、組み合わせた状態を示す概略図である。 図6のハンドル側固定部材、ハンドル側制動部材及び後輪部側ロックピンの組み合わせ状態を示す概略図である。 図1のハンドル回動機構部の主な構成を示す概略分解図である。 操作レバーを示す概略図である。 操作レバーが回動連結部を押圧していない状態を示す概略図である。 操作レバーが回動連結部を押圧している状態を示す概略説明図である。 本変形例にかかるハンドル固定解除部等の主な構成を示す概略図である。 ハンドル側固定部材180の揺動状態を示す概略図である。 図12のハンドル側制動部材及びハンドル側固定部材等を内側(図12の反対側)から示した概略図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
また、以下の説明において、前、後、左、右、上、下等の方向は、特段の言及がない限り、ベビーカーを背面押しにして適正に着座した状態の乳幼児を基準にした方向である。
図1は、本発明の実施の形態に係るベビーカー1を示す概略斜視図である。
図1に示すベビーカー1は、乗車者である例えば、乳幼児等を乗せて、例えば買い物や外気浴等に使用するための一人乗りの乳母車であり、乳幼児を寝かせた姿勢や座らせた姿勢で使用することができる。
また、図1に示すベビーカー1は、乳幼児等を座らせたり、寝かせたり等の乗車をさせるための乗車部である例えば、座席部2を有している。また、本実施の形態のベビーカー1には、座席部2の高さがより高い所謂「ハイシート」タイプのベビーカーも含まれる。
なお、ここで「ハイシート」とは、例えば、ベビーカー1を広げ使用状態としたときに、地面から後述する座席部2までの高さが例えば、50cm以上に設定されたベビーカー等を意味する。
また、図1に示すように、ベビーカー1は、2つの前輪部3a、3bを有し、これら前輪部3a、3bは、それぞれ2つの円形の車輪4a、4b、5a、5bを有している。
また、同様にベビーカー1は、2つの後輪部6a、6bを有し、これら後輪部6a、6bは、それぞれ2つの円形の車輪7a、7b、8a、8bを有している。
さらに、前輪部3a、3bと後輪部6a、6bは、それぞれパイプ状のフレームである例えば、前脚部9a、9bと後脚部10a、10bにそれぞれ連結されている。
このように、ベビーカー1は、その構造上、同様の部品等が左右にそれぞれ配置されているため、以下、主にいずれか一方の部品等の説明のみを行い、他方の説明は省略する。
ところで、図1に示すように、座席部2は、座席部保持フレーム11により保持されると共に、座席部2に乗車した乳幼児等の左右である両側には、乳幼児等が腕等を配置することができるアームレスト12a、12bが配置されている。
このアームレスト12a、12bの前側には、乳幼児等が落下等するのを防止するためのフロントガード13が配置されている。
また、図1の後脚部10aと座席部支持フレーム11との交差部分から図1の高さ方向の上側に向かって、後述する連結杆16(図2参照)が配置され、この連結杆16の上側には、図1に示す幌14が配置されている。
また、後脚部10aと座席部支持フレーム11との交差部分には、これら後脚部10aと座席部支持フレーム11を支持すると共にハンドル部50を支持するハンドル揺動支軸15が配置されている。
このハンドル揺動支軸15は、図1に示すように、ハンドル部50を後輪部10a側又は前輪部9a側に移動(揺動)可能に、ハンドル部50を支持する構成となっている。
すなわち、ハンドル部50を図1の後脚部10a側に配置すると、ベビーカー1の操作者が、座席部2に乗車している乳幼児等を後方から見て、ハンドル部50を操作する所謂「背面押し」の位置となる。
一方、ハンドル部50を図1の前脚部9a側に配置すると、ベビーカー1の操作者が、座席部2の乳幼児等を前方から見て、ハンドル部50を操作する所謂「対面押し」の位置となる。
このように、本実施の形態のハンドル部50は、図1に示すように、ハンドル揺動支軸15を中心にハンドル部50を前輪部9a側又は後輪部10a側に揺動させることで容易に、そのハンドル部50の配置位置を選択可能な構成となっている。
なお、本実施の形態では、ハンドル部50は、全体が略U字状を成すと共に、アームレスト12a、12bの外側に、これらと所定の隙間を設けて配置されている。このため、ハンドル部50の揺動は、アームレスト12a等の外側でこれらに移動を妨げられずに円滑に行うことができる構成となっている。
そして、本実施の形態のベビーカー1のハンドル部50以外の部分が、本体部の一例となっている。
また、このハンドル部50は、図1の後輪部10a側である「背面押し」の位置又は前輪部9a側である「対面押し」の位置で固定される必要がある。そこで、ベビーカー1は、ハンドル部50の固定又は解除のためのハンドル固定解除部70を有している。
図2は、図1のハンドル固定解除部70の動作等を説明する概略説明図である。
図2に示すように、連結杆16には、突起部である後輪部側ロックピン17が形成されている。
図3は、後輪部側ロックピン17を示す概略図である。
図3に示すように,後輪部側ロックピン17は、径の異なる2つの筒状部材から成っており、後輪部側ロックピン17の基部であるロックピン基部18の径が後輪部側ロックピン17の先端であるロックピン先端19の径よりも小さく形成されている。
そして、図2に示すように、「背面押し」の位置に、ハンドル部50が配置されると、ハンドル固定解除部70のハンドル側固定部材80が、この後輪部側ロックピン17等と係合することで、ハンドル部50が連結杆16に固定され、「背面押し」の位置に固定され構成となっている。
また、図2に示すように、アームレスト12aの前輪部9a等側には、図3と同様の形状の前輪部側ロックピン20が形成されている。
そして、図2に示すように、「対面押し」の位置に、ハンドル部50が配置されると、ハンドル側固定部材80が、この前輪部側ロックピン20と係合することで、ハンドル部50がアームレスト12aに固定され、「対面押し」の位置に固定される構成となっている。
図4は、図1のハンドル固定解除部70を示す概略図である。また、図5は、図4に示すハンドル固定解除部70をハンドル部50に設置した状態を示す概略図である。
図4に示すように、ハンドル固定解除部70は、ハンドル固定部である例えば、ハンドル側固定部材80を有している。このハンドル側固定部材80は、図1及び図4に示すようにハンドル部50の長手方向に沿って摺動可能に配置されている。
ハンドル部50に設置されたハンドル側固定部材80において、ハンドル部50の外側には、図4のハンドル側固定部材80のハンドルカバー部81が配置される。
このハンドルカバー部81は、全体が断面コの字状を成し、ハンドル部50の外形に沿った形状となっている。
また、固定部材80は、全体が円盤状のフランジ部82を有している。このフランジ部82は、その一部がハンドル部50の内側に配置され、ハンドルカバー部81とフランジ部82とで、ハンドル部50を覆う構成となっている。
また、ハンドル部50の外側から見ると、図4のハンドル側固定部材80の隆起しているハンドルカバー部81と、このハンドルカバー部81の下部側から両側に羽根のように広がるフランジ部82の一部を臨むことができる。
このため、ベビーカー1の操作者は、この隆起したハンドルカバー部81の両側面とフランジ部82に指等を配置することで、このハンドル部側固定部材80を把持し易く、このため、操作し易い構成となっている。
また、図5で示すように、フランジ部82のハンドル部80の内側には、U字状の切り欠き部を有するロックピン係合部82aが形成されている。
このロックピン係合部82aは、図2に示すようにハンドル側固定部材80が後輪部側ロックピン17に係合して固定されるときに、この後輪部側ロックピン17と係合する部分である。
すなわち、このロックピン係合部82aに図3の後輪部側ロックピン17のロックピン基部18とロックピン先端19が係合することとなる。
また、図5に示すハンドル側固定部材80は、ハンドル部50に沿って摺動するが、このとき、ハンドル部50に配置されている摺動用リベット83と共に摺動する構成となっている。
また、ハンドル側固定部材80は、図示しないバネ等により下方向に付勢されており、操作者がハンドル側固定部材8を操作しないときは、例えば「背面押し」の位置で連結杆16との固定状態が維持されるようになっている。
このように、本実施の形態では、ハンドル部50に沿って摺動可能なハンドル側固定部材80が図1の下方向に付勢された状態では、図5のロックピン係合部82aに図3の後輪部側ロックピン17が係合し、ハンドル側固定部材80が例えば、連結杆16に固定され、これにより、ハンドル部50が後輪部10a等側「背面押し」の位置で固定されることになる。
このとき、操作者は、図4に示す、ハンドル側固定部材80のハンドルカバー部81の両側及びフランジ部82に指等を配置することで、このハンドル側固定部材80を容易に摺動させることができる。
一方、図1の「背面押し」の位置から「対面押し」の位置にハンドル部50を移動させるときは、操作者が固定状態のハンドル側固定部材80を図1の上方向へ摺動させ、図5のロックピン係合部82aと後輪部側ロックピン17との係合を解除する。これにより移動が可能となってハンドル部50を、操作者が前輪部9a側へ移動させると、ハンドル部50はハンドル揺動支軸15を中心に前輪部9a側へ移動する。
また、ハンドル部50を「対面押し」の位置に移動させた後、操作者がハンドル側固定部材80を手離すことでその付勢力が働き下方向に摺動し、図2の前輪部側ロックピン20と図5のロックピン係合部82aを係合させることで、ハンドル部50は「対面押し」の位置で固定されることになる。
このようにハンドル部50は、「背面押し」又は「対面押し」の位置に固定可能であると共に、一方から他方へ移動も円滑に行う必要がある。このため、例えば、「背面押し」の位置で,図5のロックピン係合部82aが連結杆16の後端部側ロックピン17と係合している状態でも、ロックピン係合部82aの図3のロックピン先端19の底面19a(ロックピン基部18側の底面)に押しつけられた状態とはなっておらず、隙間が設けられている。
この隙間は、固定解除後のハンドル部50の移動に際し、連結杆16等がその移動の妨げにならないという点では必要であるが、固定状態では、この図3の底面19aと図5のロックピン係合部82aとの間で隙間が発生することになり、所謂「ガタ」が発生する。
そこで、本実施の形態では、ハンドル部50の固定状態においてのみ「ガタ」の発生を防止する機構を有している。
すなわち、図4に示すように、ハンドル固定解除部70は、固定補完部である例えば、ハンドル側制動部材90を有している。
このハンドル側制動部材90は、ハンドル部50に沿って摺動可能な構成となっており、具体的には、図5等に示すハンドル側固定部材80に近接又は離間する方向に摺動可能な構成となっている。
このハンドル側制動部材90は、図4に示すようにハンドル部50を覆うように配置される枠状の制動部材本体91を有している。この制動部材本体91には、図4に示すように、操作者が操作する際に指等を配置するための操作片94を有している。
また、この制動部材本体91からハンドル側固定部材80に向かって突出するように配置される補完片である例えば、2つの舌状の制動片92a、92bを有している。
図6は、図5のハンドル側制動部材90をハンドル部50に沿ってハンドル側固定部材80側に摺動させ、組み合わせた状態を示す概略図である。
図6の状態は、図示していないがフランジ部82のロックピン係合部82aに図3の後脚部側ロックピン17等が係合している状態、すなわち、固定状態である。
この状態で、図6に示すように、ハンドル側制動部材90とハンドル側固定部材80が組み合わされると、ハンドル側制動部材90の制動片92a、92bが、ロックピン係合部82aの切り欠きの近傍に配置される。
図7は、図6のハンドル側固定部材80、ハンドル側制動部材90及び後輪部側ロックピン17の組み合わせ状態を示す概略図である。
図7に示すように、後輪部側ロックピン17のロックピン先端19の底面19a側に、ハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aが配置される。このとき、ロックピン係合部82aの厚みが、ロックピン基部18の長さより薄いため、隙間が生じることになる。
さらに、ロックピン係合部82aは、固定と解除がスムーズに行われるように、ロックピン先端19の底面19aと連結杆16との間に係合するようになっている。
この状態で、操作者がハンドル部50を操作するためにハンドル部50を押すと、この隙間に起因した所謂「ガタ」が生じ、操作者が操作し難いという問題が発生する。
一方、このロックピン基部18の長さを短くすると、隙間がなくハンドル部50を図1等のハンドル揺動支軸15を中心に揺動する際、連結杆16にその移動を妨げられるという問題が発生する。また、ロックピン基部18の長さを短くすると、ロックピン係合部82aとの係合に際し、隙間がないため、係合させ難いという問題も発生する。
そこで、本実施の形態では、図7に示すように、ロックピン係合部82aとロックピン基部18との間に生じる隙間部である隙間を埋めるため、ハンドル側制動部材90の制動片92a、92bを配置する構成となっている。
このように、隙間を埋めるように制動片92a、92bを配置することで、ハンドル部50の固定を確実にし、「ガタ」が生じない構成となる。
また、本実施の形態では、ハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aで、ハンドル側制御部材90の制御片92a、92bが配置される領域(ロックピン係合部82aの切り欠き部の近傍)には、このロックピン係合部82aの厚みを増すための補完補助部である2つの傾斜面84a、84bが形成されている。
この傾斜面84a、84bは、図5において下方向に徐々に傾斜高さが高くなる傾斜面84a、84bとなっている。
したがって、図6に示すように,ハンドル側制動部材90の制動片92a、92bがハンドル側固定部材80内に入り込めば込むほど傾斜面の高さが高くなる部分に配置される構成となっている。
このため、操作者が、例えば、「背面押し」の位置にハンドル部50を移動し、この位置で固定するために、図4等のハンドル側固定部材80を保持して、ハンドル部50に沿って、下方に移動させ、図5のロックピン係合部82aに図3の後輪部側ロックピン17を係合させる。
その後、図5等に示すハンドル側制動部材90の操作片94を保持して、ハンドル部50に沿って、下方のハンドル側固定部材80に向かって移動させ、図6に示すように、ハンドル側制動部材90の制動片92a、92bを、ハンドル側固定部材80と組み合わせるように配置させる。
すると、この制動片92a、92bが図6等の傾斜面84a、84bにより持ち上げられて、図7のロックピン基部18の基端側、すなわち、連結杆16側に押しつけられることになる。
すなわち、制動片92a、92bが、連結杆16とロックピン係合部82aとの間に入り込み、ロックピン係合部82aを底面19に押し付け固定する。そして、制動片92a、92bは、図7に示すように、ロックピン係合部82a等と連結杆16との間に配置され、所謂「楔」の役割を果たす。
このように、制動片92a、92bを後輪部側ロックピン17の底面19a側に押しつけることで、図7の後輪部側ロックピン17とハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aとの間の隙間の発生を更に未然に防ぐことができると共に、これらの固定をより強固にすることができる。
したがって、操作者は、ハンドル部50の揺動を円滑に行うことができると共に、配置を決定した後は、ハンドル側固定部材80とハンドル側制動部材90を操作することで、ハンドル部50を確実に固定できる。そして、操作者は、ハンドル部50の「ガタ」等に煩わされることなく、円滑にハンドル部50を操作することが可能となる。
なお、本実施の形態では、傾斜面84a、84bは、ロックピン係合部82aに設けられているが、本発明は、これに限らず、制動片92a、92b側に形成しても良い。この場合、制動片92a、92bの傾斜面は、その先端から制動部材本体91に向かうに従い徐々に厚みが増すように構成されてもよい。
また、本実施の形態では、図4等に示すように、ハンドル側制御部材90の制御部材本体91から突出するように、結合部である例えば、舌状の結合部材93が配置され、この結合部材93には、牽引部である例えば、楕円形の長穴93aが形成されている。
この長穴93aには、図6に示す、ハンドル側固定部材80の摺動用リベット83が係止されている。
すなわち、図6のハンドル側制動部材90の制動片92a、92bがハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aに配置され、又は、この状態からハンドル側制動部材90がハンドル側固定部材80から離間方向である上側に移動され、制動片92a、92bがロックピン係合部82aから退避するまでの間のハンドル側制動部材90の移動に関しては、図4の長穴93a内の移動となっている。
したがって、この範囲内でハンドル側制動部材90が移動しても、連結部材93と係合している摺動用リベット83は何ら影響を与えない。
しかし、ハンドル側制動部材90が、この範囲を超えて、ハンドル側固定部材80から離間する方向に移動(ハンドル部50に沿って上方向)すると、摺動用リベット83を上方向に移動させることになる。
この摺動用リベット83はハンドル側固定部材80の移動と同期して移動する構成となっているので、摺動用リベット83と共にハンドル側固定部材80は、上方向に移動し、図6のロックピン係合部82aと後輪部側ロックピン17等との係合が解除される。そして、ハンドル部50の固定が解除される構成となっている。
すなわち、ハンドル側制動部材90の移動が、その制動片92a、92bをハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aに配置させ、又は退避させる範囲内の移動である場合は、長穴93aによって、ハンドル側固定部材80は移動しないが、この範囲を超えて、ハンドル側制動部材90がハンドル側固定部材80から離間方向に移動させるときは、ハンドル部50の固定を解除する動作として、ハンドル側固定部材80のロックピン係合部82aと後輪部側ロックピン17の係合を解除する構成となっている。
したがって、操作者は、ハンドル部50の固定状態を解除するときは、ハンドル側制動部材90のみをハンドル部50に沿って、一定範囲以上、上方向に移動させるだけで、ハンドル側固定部材80の固定を解除できる。すなわち、ハンドル側固定部材80を操作する必要がないので、より容易に解除動作を行うことができる。
ところで、図1に示すように、ハンドル部50は、操作者が直接、把持する部分であるハンドル先端部51と、ハンドル本体部52を有している。また、ハンドル先端部51とハンドル本体部52は、ハンドル回動部である例えば、ハンドル回動機構部53を介して接続され、このハンドル回動機構部53によって、ハンドル先端部51は、図1の矢印Rに示すように、ハンドル本体部52に対して揺動可能な構成となっている。
このように構成することで、ハンドル部50の高さが操作者の操作高さに合わないときに、その高さに合わせて調整することができる。
特に、近年、図1の座席部2の位置を高くする所謂「ハイシート化」したベビーカーが多く用いられている。このようにハイシート化すると、勢いハンドル部50の長さが従来に比べより高くなるため、ハイシート化したベビーカーでは、特にこのようなハンドル回動機構部53は重要となっている。
図8は、図1のハンドル回動機構部53の主な構成を示す概略分解図である。図8に示すように、ハンドル回動機構部100は、図1のハンドル本体部52と接続されている被連結部110を有すると共に、図1のハンドル先端部51と接続されている回動連結部120を有している。また、これら被連結部110と回動連結部120は、図8に示す回動軸130を介して配置され、回動連結部120が、被連結部110に対して回動可能な構成となっている。
具体的には、被連結部110と回動連結部120とは、相互に歯合可能な歯を有し、これらの歯が互いに噛み合わされることで、被連結部110に対する回動連結部120の位置(角度)を任意な位置(角度)に特定可能な構成となっている。
また、図8の被連結部110と回動連結部120は、相互に離間する方向に付勢され、ている。そして、操作者が回動連結部120を図1の矢印R方向の任意の位置まで回動させた後、これら被連結部110と回動連結部120を、その付勢力に抗して、相互に歯合させ、その位置(角度)を確定させる構成となっている。
この被連結部110と回動連結部120の間の付勢力に抗して回動連結部120を被連結部110に当接、歯合させるため、図8に示す操作レバー140が設けられている。
図9は、操作レバー140を示す概略図である。
図9に示すように、操作レバー140は、操作レバー先端部141を有し、この操作レバー先端部141は、図1に示すように、カム形状を成している。
また、図9に示すように、操作レバー140は、操作レバー回動部142を中心に回動可能な構成となっている。
すなわち、操作レバー140は、操作レバー回動部142から操作レバー先端部141における長手方向の長さL2が、短手方向の長さL1より長く形成されている。
図10及び図11は、操作レバー140、被連結部110及び回動連結部120の関係を示す概略説明図である。
図10は、操作レバー140が回動連結部120を押圧していない状態を示す概略図である。図10に示すように、回動連結部120には、操作レバー140の操作レバー先端部141が当接するための当接面である操作レバー当接部121が形成されている。
また、被連結部110と回動連結部120は、上述のように相互に離間する方向に付勢されている。
そして、図10では、操作レバー140の操作レバー先端部141が回動連結部120の操作レバー当接部121に当接していない(又は当接していても操作レバー当接部121を被連結部110側に押圧していない)ため、上述の付勢力によって、被連結部1100と回動連結部120は、相互に当接等されていない。このため、操作者は、図1のハンドル先端部51を任意な位置(角度)に変更させることができる。
図11は、操作レバー140が回動連結部120を押圧している状態を示す概略説明図である。図11に示すように、操作レバー140が図10の位置から矢印R1方向に操作レバー回動部142を中心に回転されると、図9の操作レバー先端部141の長手方向L2、短手方向L1の長さの相違から操作レバー先端部141が回動連結部120の操作レバー当接部121を被連結部110側に押圧する。
そして、回動連結部120と被連結部110とが歯合し、回動連結部120の位置(角度)が固定される。
すなわち、操作者は、操作レバー140を図10の状態にし、ハンドル先端部51を任意の位置(角度)に回動させ、好ましい位置(角度)で操作レバー140を回転させ、図11の位置に変更させることで、ハンドル先端部51は、その位置(角度)で固定されることになる。
なお、被連結部110、回動連結部120及び操作レバー140が回動規制部の一例となっている。
また、このようにハンドル先端部51をハンドル回動機構部53で固定することで、ハンドル先端部51を回動可能な構成としたにもかかわらず、ハンドル部50に「ガタ」が生じ難い構成となっている。
ところで、近年、上述のように、座席部2の位置を高くする所謂「ハイシート化」したベビーカーが多く用いられている。このようにハイシート化すると、勢いハンドル部50の長さが従来に比べより長くなり、図1の矢印Bの長さが長くなる。このため、図1の矢印Aの距離に比べ矢印Bの長さが以前より長くなっている。
このような、ハイシート化されたベビーカーで、ハンドル側固定部材80に隙間等に基づく「ガタ」が生じると、これによりハンドル部50の特に、上端側で揺れがより大きくなることを意味する。
したがって、本発明は、かかる「ハイシート化」されたベビーカーの「ガタ」の発生を確実に防止することができるので、かかる「ハイシート化」されたベビーカーでは、より効果を奏する構成となっている。
(本実施の形態の変形例)
図12乃至図14は、本実施の形態の変形例の主な構成を示す概略図である。本変形例は上述の実施の形態と多くの構成が共通しているため、同一構成は同一符号等とし、以下、相違点を中心に説明する。
図12は、本変形例にかかるハンドル固定解除部170等の主な構成を示す概略図である。
図12に示すように、本変形例のハンドル固定解除部170のハンドル側固定部材180は、上述の実施の形態のハンドル側固定部材80と異なり、ハンドル部50の長手方向に沿って摺動(移動)するのではなく、図13乃至図14に示すように、揺動軸181を中心に揺動する構成となっている。
図13は、ハンドル側固定部材180の揺動状態を示す概略図である。
具体的には、例えば、図12及び図13に示すように、ハンドル側固定部材180には、図12の右下側に図2の連結杆16に形成される後輪部側ロックピン117と係合するための切り欠き部を備える後輪部側ロックピン係合部182を有している。
また、図12の左上側には図1のアームレスト12a等に形成されている前輪部側ロックピンと係合するための切り欠き部を備える前輪部側ロックピン係合部183を有している。また、ハンドル側固定部材180は、図12の位置を保持するように付勢力が加わっている。
すなわち、ハンドル部50を「背面押し」の位置に固定するときは、操作者が図12のハンドル側固定部材180を「背面押し」の位置に向かって移動させる。すると、後輪部側ロックピン係合部182の図12における右側端部(後輪部側)に連結杆16の後輪部側ロックピン117が接触し、さらに、移動させると、ハンドル側固定部材180が付勢力に抗して揺動し、その後、この付勢力で、後輪部側ロックピン117が後輪部側ロックピン係合部182に自動的に係合する。
その後、このハンドル部50の固定を確実にするため、操作者は、ハンドル部50に沿って摺動可能な構成となっているハンドル側制動部材190を操作し、ハンドル側制動部材190をハンドル側固定部材180の方向、図12において下方向に移動させる。
そして、図14に示すハンドル側制動部材190の制動片192a、192bをハンドル側固定部材180の裏面側に配置させ、この制動片192a、192bにハンドル側固定部材180を裏面側から押圧させ、後輪部側ロックピン117と後輪部側ロックピン係合部182の間に発生する隙間部からハンドル部50に「ガタ」が生じるのを未然に防止する。
図14は、図12のハンドル側制動部材190及びハンドル側固定部材180等を内側(図12の反対側)から示した概略図である。
なお、図14に示すように、本変形例でも、ハンドル側制動部材190は、結合部材193及び長穴193aを有し、長穴193aには、リベット185が係止される。また、このリベット185は、ハンドル側固定部材180に固定されている。
したがって、操作者が、ハンドル側制動部材190の制動片192a、192bをハンドル側固定部材180から退避させ又は配置させる、これらの範囲内の移動(ハンドル部50に沿った移動)をする場合は、この動きは、ハンドル側固定部材180には何ら影響しない。
しかし、この範囲を超えて、さらにハンドル側固定部材180から離間する方向(図14の上方向)にハンドル側制動部材190が操作者によって移動させられると、この長穴193aによってリベット185が引き上げられ(移動させられ)、ハンドル側固定部材180は、図14において左上側に揺動させられ、後輪部側ロックピン係合部182と後輪部側ロックピン117との係合が解除される。
また、本変形例では、上述の実施の形態と異なり、図12及び図13に示すように、ハンドル側制動部材190は、ガイド突起195を有している。
このため、図13に示すように、ハンドル側制動部材190の制動片192a、192bが、ハンドル側固定部材180を押圧するように配置されている状態で、操作者がハンドル側制動部材190を引き上げる(退避)ことなく、ハンドル側固定部材180の操作レバー184を解除方向に操作すると、このハンドル側固定部材180の揺動でガイド突起195が持ち上げられ、ハンドル側制動部材190も持ち上げられ、退避させられる構成となっている。
このため、例えば、操作者が「背面押し」で固定されているハンドル部50の固定を解除するときは、ハンドル側固定部材180又はハンドル側制動部材190のいずれか一方のみを操作することで、解除状態とすることができる。なお、「対面押し」の場合も同様である。
したがって、操作者にとって操作手順が減り、使い易いベビーカーとなる。
なお、ハンドル部50を前輪部側の「対面押し」の位置に移動させると、上述のハンドル側固定部材180に加わっている付勢力によって、自動的にアームレスト12a等の前輪部側ロックピンが、ハンドル側固定部材180の前輪部側ロックピン係合部183に係合される構成となっている。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
1・・・ベビーカー、2・・・座席部、3a、3b・・・前輪部、4a、4b、5a、5b、7a、7b、8a、8b・・・車輪、6a、6b・・・後輪部、9a、9b・・・前脚部、10a、10b・・・後脚部、11・・・座席部保持フレーム、12a、12b・・・アームレスト、13・・・フロントガード、14・・・幌、15・・・ハンドル揺動支軸、16・・・連結杆、17、117・・・後輪部側ロックピン、18・・・ロックピン基部、19・・・ロックピン先端、19a・・・底面、20・・・前輪部側ロックピン、50・・・ハンドル部、51・・・ハンドル先端部、52・・・ハンドル本体部、53・・・ハンドル回動機構部、70、170・・・ハンドル固定解除部、80、180・・・ハンドル側固定部材、81・・・ハンドルカバー部、82・・・フランジ部、82a・・・ロックピン係合部、83・・・摺動用リベット、84a、84b・・・傾斜面、90、190・・・ハンドル制動部材、91・・・制動部材本体、92a、92b、192a、192b・・・制動片、93、193・・・結合部材、93a、193a・・・長穴、94・・・操作片、100・・・ハンドル回動機構部、110・・・被連結部、120・・・回動連結部、121・・・操作レバー当接部、130・・・回動軸、140・・・操作レバー、141・・・操作レバー先端部、142・・・操作レバー回動部、181・・・揺動軸、182・・・後輪部側ロックピン係合部、183・・・前輪部側ロックピン係合部、184・・・操作レバー、185・・・リベット、195・・・ガイド突起

Claims (4)

  1. 乗車者を配置する乗車部と、
    前記乗車者の前方側に配置される前輪部と、
    前記乗車者の後方側に配置される後輪部と、を有する本体部と、
    前記本体部の移動を操作するハンドル部と、を備え、
    前記ハンドル部は、前記本体部の前記前輪部側又は前記後輪部側に選択配置可能な構成となっており、
    前記ハンドル部及び/又は前記本体部には、前記本体部に前記ハンドル部を固定させるためのハンドル固定部が設けられていると共に、前記ハンドル固定部の固定を補完するための固定補完部を備えていることを特徴とするベビーカー。
  2. 前記ハンドル固定部は、前記ハンドル部に配置され、前記ハンドル部に沿って移動することで、前記ハンドル部を前記本体部に対して固定し、又は前記ハンドル部の固定を解除し移動可能な状態にすることが可能な構成なっており、
    前記固定補完部は、前記ハンドル固定部と連結するための結合部を有し、前記ハンドル部に沿って移動することで、前記ハンドル固定部に近接又は離間可能な構成となっており、
    前記ハンドル固定部の固定の補完状態が解除される位置まで前記固定補完部が前記ハンドル固定部から離間した位置に移動し、更により離間する方向に移動するとき、前記ハンドル固定部を前記固定補完部の移動に同期させて、その移動方向に移動させる牽引部が、前記固定補完部に形成され、
    このハンドル固定部の移動方向が、前記ハンドル部の固定の解除方向であることを特徴とする請求項1に記載のベビーカー。
  3. 前記固定補完部には、前記ハンドル固定部における隙間部を埋めるための補完片が設けられ、
    前記ハンドル固定部には、この補完片を補助する補完補助部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のベビーカー。
  4. 前記ハンドル部は、その先端側に配置されているハンドル先端部と、その他の部分であるハンドル本体部とを有し、このハンドル先端部と前記ハンドル本体部は、前記ハンドル先端部を回動可能に保持するハンドル回動部を介して連結されており、
    このハンドル回動部には、その回動を規制する回動規制部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のベビーカー。
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