JP6452942B2 - 管路の補修構造及び補修方法 - Google Patents
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Description
本管と取付管との接続部において、前記本管の内側に設けられた本管用更生管と、前記取付管の内側に設けられた取付管用更生管と、を有する管路の補修構造において、
少なくとも前記接続部及びその近傍において、前記本管と前記本管用更生管との間、及び、前記取付管と前記取付管用更生管との間に、水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が設けられたことを特徴とする。
前記取付管の前記本管近傍内周面を被覆する筒状部と、該筒状部の一方の端部から外方に延出形成され且つ前記本管の前記取付管近傍内周面を被覆する鍔状部とを有する非透水性の接続部被覆体が、前記止水用水膨張材の外側に更に設けられたことを特徴とする。
前記止水用水膨張材は、前記水膨張成分として水膨張繊維又は水膨張粒子を含む繊維材であることを特徴とする。不織布等の繊維材は繊維が絡み合った構造を有するので、地下水の流入に同伴する土砂が繊維材で捕捉されることによっても水の通過ルートが遮断され、止水機能が更に向上する。
前記接続部被覆体はゴム製であることを特徴とする。ゴム製とすることにより接続部被覆体と本管又は取付管の内面との密着性がより良好になり、接続部における止水効果が更に向上する。
水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が外周面に設けられた本管用ライニング材を前記本管内に導入し、硬化させて本管用更生管を形成する本管用更生管形成工程と、
水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が外周面に設けられた取付管用ライニング材を前記取付管内に導入し、硬化させて取付管用更生管を形成する取付管用更生管形成工程と、
を含むことを特徴とする。
前記本管用更生管形成工程及び前記取付管用更生管形成工程の前に、
前記取付管の前記本管近傍内面を被覆する筒状部と、該筒状部の一方の端部から外方に延出形成され且つ前記本管の前記取付管近傍内面を被覆する鍔状部と、を有する非透水性の接続部被覆体を前記接続部に設置する接続部被覆体設置工程を更に含むことを特徴とする。
前記取付管の前記本管近傍内面を被覆する筒状部と、該筒状部の一方の端部から外側に延出形成され且つ前記本管の前記取付管近傍内面を被覆する鍔状部とを有し、水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材を前記接続部に設置する設置工程と、
本管用ライニング材を前記本管内に導入し、硬化させて本管用更生管を形成する本管用更生管形成工程と、
取付管用ライニング材を前記取付管内に導入し、硬化させて取付管用更生管を形成する取付管用更生管形成工程と、
を含むことを特徴とする。
前記接続部被覆体の内面に、水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が設けられた止水用水膨張材付き接続部被覆体を前記接続部に設置する設置工程と、
本管用ライニング材を前記本管内に導入し、硬化させて本管用更生管を形成する本管用更生管形成工程と、
取付管用ライニング材を前記取付管内に導入し、硬化させて取付管用更生管を形成する取付管用更生管形成工程と、
を含むことを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図1は補修対象である管路の一例を示す説明図である。図示のように、地中に埋設された2個のマンホール100−1、100−2間に本管102が連通接続され、本管102には桝104からの下水を本管102内に流入させるための取付管106が接続されている。本発明は、地下水や土砂の流入が生じやすい本管102と取付管106との接続部を補修するためのものである。なお、本発明の説明のために用いる図は要部を強調して示しており、実際の寸法比を示していない。
以下、本発明の補修構造の第2の実施の形態について説明する。図9は、本発明の補修構造を得るのに使用する接続部被覆体の一例を示す斜視図である。図示のように、接続部被覆体10は筒状部12と筒状部12の一端から外方へ延出形成された鍔状部14とを有している。鍔状部14は矩形状の平板材の中央部が円状に切り欠かれた形状となっており、その形状は、設置対象の本管の内面形状に沿うように若干湾曲した曲面形状を有している。
次に第3の実施の形態について説明する。図15は、第3の実施の形態で用いられる止水用水膨張材を示す斜視図である。図示のように、止水用水膨張材70はハット型の形状をしており、取付管の内周面を被覆する筒状部72と、筒状部72の一方の端部から外方に延出形成された鍔状部74とを有する。筒状部72大きさは第1の実施の形態で述べた接続部被覆体10の筒状部12の大きさと同じでよい。また、鍔状部74は円盤状であり、中央部が円形に切り欠かれた形状を有する。鍔状部74の内縁部から外縁部までの最短長さは、補修対象の管の大きさに応じて適宜選択すればよいが、少なくとも5cmあることが有利であり、好ましくは10〜30cmである。筒状部72と鍔状部74の厚さは、非圧縮状態(常態)で、例えば、3〜15mmである。止水用水膨張材70は第1の実施の形態の止水用水膨張剤40、44と同様の材質のものを用いることができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。図18は、第2の実施の形態の図9で示した接続部被覆体10に止水用水膨張材が設けられた止水用水膨張材付き接続部被覆体90を示す斜視図である。図示のように、接続部被覆体10の設置状態における内面の全面に止水用水膨張材46が設けられ、接続部被覆体10と止水用水膨張材46とが一体となっている。接続部被覆体10自体は非透水性を有していればよく、ゴムやフィルムが用いられる。
12 筒状部
14 鍔状部
30 本管用ライニング材(本管用更生管)
32 基材層
34 内側保護フィルム
36 外側保護フィルム
40 止水用水膨張材
42 取付管用ライニング材(取付管用更生管)
44 止水用水膨張材
50 取付装置
52 プレート部
60 光照射装置
62 ランプ
70 止水用水膨張材
72 筒状部
74 鍔状部
90 止水用水膨張材付き接続部被覆体
100−1、100−2 マンホール
102 本管
104 桝
106 取付管
Claims (6)
- 本管と取付管との接続部において、前記本管の内側に設けられた本管用更生管と、前記取付管の内側に設けられた取付管用更生管と、を有する管路の補修構造において、
少なくとも前記接続部及びその近傍において、前記本管と前記本管用更生管との間、及び、前記取付管と前記取付管用更生管との間に、水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が設けられ、
前記止水用水膨張材は、水膨張繊維を含む繊維材であり、
前記取付管の前記本管近傍内周面を被覆する筒状部と、該筒状部の一方の端部から外方に延出形成され且つ前記本管の前記取付管近傍内周面を被覆する鍔状部とを有する非透水性の接続部被覆体が、前記止水用水膨張材の外側に更に設けられたことを特徴とする補修構造。 - 前記止水用水膨張材は、水膨張繊維と非膨張繊維を組み合わせた繊維材である、請求項1に記載の補修構造。
- 前記止水用水膨張材が、圧縮状態で設けられていることを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の補修構造。
- 前記接続部被覆体はゴム製であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の補修構造。
- 本管と取付管との接続部において、前記本管の内側に設けられた本管用更生管と、前記取付管の内側に設けられた取付管用更生管と、を有する管路の補修構造であって、少なくとも前記接続部及びその近傍において、前記本管と前記本管用更生管との間、及び、前記取付管と前記取付管用更生管との間に、水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が設けられた補修構造を形成するための補修方法であって、
前記取付管の前記本管近傍内面を被覆する筒状部と、該筒状部の一方の端部から外側に延出形成され且つ前記本管の前記取付管近傍内面を被覆する鍔状部と、前記筒状部及び前記鍔状部の内面に水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材と、を有する止水用水膨張材付き接続部被覆体を前記接続部に設置する設置工程と、
本管用ライニング材を前記本管内に導入し、硬化させて本管用更生管を形成する本管用更生管形成工程と、
取付管用ライニング材を前記取付管内に導入し、硬化させて取付管用更生管を形成する取付管用更生管形成工程と、
を含み、
前記止水用水膨張材は、水膨張繊維を含む繊維材である、補修方法。 - 本管と取付管との接続部において、前記本管の内側に設けられた本管用更生管と、前記取付管の内側に設けられた取付管用更生管と、を有する管路の補修構造であって、少なくとも前記接続部及びその近傍において、前記本管と前記本管用更生管との間、及び、前記取付管と前記取付管用更生管との間に、水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が設けられた補修構造を形成するための補修方法であって、
水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用止水用水膨張材が外周面に設けられた本管用ライニング材を前記本管内に導入し、硬化させて本管用更生管を形成する本管用更生管形成工程と、
水膨張成分を含み且つ非膨張状態で空隙を有する止水用水膨張材が外周面に設けられた取付管用ライニング材を前記取付管内に導入し、硬化させて取付管用更生管を形成する取付管用更生管形成工程と、
を含むことを特徴とする補修方法。
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