JP6452701B2 - 高速スイッチ付き故障電流リミッタ及び電流リミッタシステム - Google Patents

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Description

本明細書に記載の本発明による実施形態は、電流制御デバイス、より具体的には、故障電流制限デバイス及びシステムに関する。
故障電流リミッタ(FCLs)は、例えば、送電及び配電ネットワークにおける電流サージを保護するのに使用される。様々なタイプのFCLsがここ数10年にわたり開発されており、超電導故障電流リミッタ(SCFCL)、固体故障電流リミッタ(SSFCL)、誘導故障電流リミッタ、並びに従来よく知られている他の種類のものがある。FCLを実装する電力系統には、電力を発電し、また電力を様々な工業用、商業用、及び/又は住宅用の電気的負荷に対して配給する、発電、送電及び配電のネットワークがある。
故障電流は、例えば、短絡のようなシステムの障害から生ずる電気系統における異常電流である。故障電流は、任意な数の事象又は不具合、例えば、送電線又は他のシステムコンポーネントが深刻な気象(例えば、落雷)によって損傷することによって系統内に生じ得る。このような故障を生ずるとき、大きな負荷が回路に瞬時に現れる。これに応じて、ネットワークは大量の電流(すなわち、故障電流)を負荷に配給する。この電流サージは、負荷に対して、例えば、ネットワーク自体、又はネットワークに接続した機器に対して損傷を与えるおそれがあるため、望ましくない。本発明による改良が必要とされるのは、これら及び他の考慮によってである。
この要約は、以下に詳細な説明でさらに記載する簡素化した形式における概念の選択肢を導入するために提示するものである。この要約は、特許請求の範囲の要旨における重要な特徴又は基本的な特徴を同定することは意図せず、特許請求の範囲の要旨における範囲決定の支援を意図するものでもない。
本発明は、機械的保護手段を使用して故障電流保護を容易にする高速スイッチ付き故障電流リミッタを提供する。例えば、本発明による高速スイッチ付き故障電流リミッタ(FSFCL)は、電気ブレーカ接点を有するブレーカと、前記電気ブレーカ接点に電気的に接続したコイルと、前記電気ブレーカ接点に機械的に連結したプランジャであり、閾値レベルより大きい電流が前記コイルを流れるとき、前記プランジャを移動させる強度を有する磁界を発生し、前記プランジャの移動が前記ブレーカにおける前記接点を開状態にするように動作する、該プランジャと、を備えることができる。
本発明は電流リミッタシステムを提供し、この電流リミッタシステムは、電気ブレーカ接点、前記電気ブレーカ接点に電気的に接続したコイル、及び前記電気ブレーカ接点に機械的に連結するプランジャを有し、閾値レベルより大きい電流が前記コイルを流れるとき、前記プランジャを移動させる強度を有する磁界を発生し、前記プランジャの移動が前記電気ブレーカ接点を開状態にするように動作する、高速スイッチ付き故障電流リミッタと、前記高速スイッチ付き故障電流リミッタに並列接続した電圧制御リアクトルと、前記高速スイッチ付き故障電流リミッタ及び前記電圧制御リアクトルに並列接続した過渡過電圧制御回路であって、前記コイルを流れる電流が閾値レベルよりも大きいとき、前記電流を前記電圧制御リアクトル及び前記過渡過電圧制御回路に転流させて故障電流を制限する、該過渡過電圧制御回路と、を備える。
本発明は高速スイッチ付き故障電流制限システムを提供し、この高速スイッチ付き故障電流制限システムは、電気ブレーカ接点を有するブレーカ及び前記電気ブレーカ接点に電気的に接続したコイルを設け、磁界を生ずる高速スイッチと、前記高速スイッチに機械的に連結したプランジャと、を備え、閾値レベルより大きい電流が前記高速スイッチを流れるとき、前記プランジャを移動させる強度を有する磁界を発生し、前記プランジャの移動が前記ブレーカにおける前記接点を開状態にするように動作し、前記高速スイッチを流れる電流を遮断する。
本発明の実施形態による高速切替え故障電流制限(FSFCL)システムを示す。 FSFCLシステムの例示的電流制限性能グラフを示す本発明の実施形態によるFSFCL回路の電流制限性能グラフを示す。 FSFCLシステムの例示的電流制限性能グラフを示す本発明の実施形態による高速インタラプタ(断続装置)として使用する高速スイッチ付きFSFCL回路の電流制限性能グラフを示す。 本発明の実施形態による高速スイッチ及び電圧制御リアクトル(VCR)を有するFSFCL回路を示す。 本発明の実施形態による、電圧制御リアクトル(VCR)がなく、高速スイッチを有するFSFCL回路を示す。 本発明の実施形態による高速スイッチ及び電圧制御リアクトル(VCR)を有するFSFCL回路を示す。 本発明の実施形態による高速スイッチ、電圧制御リアクトル(VCR)、及び過渡過電圧制御回路を有するFSFCL回路を示す。 図8Aは、本発明の実施形態による高速スイッチを示す。図8Bは、本発明の実施形態による高速スイッチを示す。図8Cは、例示的故障電流保護のグラフを示す。 本発明の実施形態による他の高速スイッチを示す。 エネルギー制限特性対予想故障エネルギーを表すグラフを示す。 エネルギー制限特性対予想故障エネルギーを表す他のグラフを示す。 本発明の実施形態による固体故障電流リミッタシステムの動作方法を示す。 本発明の実施形態による、コア周りに巻き付けた第1巻線及び第2巻線を有するFCL回路を示す。
本発明による実施形態を以下に添付図面につきより詳細に説明する。本明細書に記載の実施形態は、多くの異なる形態で実施することができ、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解すべきではない。むしろ、これら実施形態は、本明細書が完璧かつ完全であるように、また当業者に対して発明要旨の範囲を十分に伝えるように提示したものである。以下の説明において、例示目的として、完全な理解を得るため多くの特別な詳細を記載する。しかし、本発明の新規な実施形態は、特別な詳細を持たずに実施できることが明らかである。他の事例において、周知の構造及びデバイスは説明を容易にするためブロック図形式で示す。特許請求の範囲に合致するすべての変更、均等物及び代替物をカバーすることを意図する。図面において、同一参照符号は全体を通して同様の要素に言及する。
図1は、送電及び配電システム1000に実装した高速スイッチ付き故障電流リミッタ(FSFCL)回路100を示す。概して、FSFCL回路100は、種々の電力系統、例えば、送電、配電及び発電のネットワークにおける短絡故障電流から様々な回路及び/又は負荷を保護するように構成する。
電源101は、実部成分R及び虚部成分Xよりなる複素インピーダンスZを有するインタフェース回路103、及び回路ブレーカ105に電力を供給する。送電ライン106は、送電ライン電圧を段階的に負荷121/123に適合する電圧まで段階的に下げるように構成した変圧器109を有するサブステーションとのインタフェース107に達する。変圧器109の出力部をブレーカ111(例えば、導体203及び/又は205とすることもできる回路ブレーカ)及びFSFCL回路100に接続する。FSFCL回路100は、ブレーカ115(例えば、回路ブレーカ)及び整合回路117,119を介して負荷121/123に接続する。付加的な負荷及び整合回路を設けることができる。短絡故障125が発生し、また存在した場合、この短絡故障125は、本明細書に記載の種々の実施形態の動作によって分離する。
FSFCL回路100は、導体203及び205を介して電源101及び1個又は複数個の電気的負荷121,123に電気的に接続することができる。一実施形態において、電流センサ150を、メモリ及び少なくとも1個のプロセッサデバイスを有するコントローラ175に接続及び/又は関連させることができる。コントローラ175又は電流センサのいずれかをFSFCL回路100に接続する。当業者には当然のことながら、FSFCL回路100は、様々な他の用途及び電力系統の形態に実装することができる。したがって、図1に示す特別な電力系統は例として示し、限定を意図するものではない。
FSFCL回路100は、故障の最初のピークに対する保護が重度には必要でない用途に実装することができる。例えば、FSFCL回路100は、故障状況発生に対して即座に(例えば、半サイクル内で)故障電流を制限するように構成することができる。幾つかの実施形態において、FSFCL回路100は、1サイクル未満(例えば、60Hzシステムでは17ms未満(<17ms)、50Hzシステムでは20ms未満(<20ms)、等々)の時間内で故障電流を感知及び制限するように構成することができる。当然のことながら、回路ブレーカは、故障を感知及び制限するまでに3サイクルより多くかかる場合がある。したがって、最初のピークの故障電流を許容できるシステムは、FSFCL回路100を使用する保護に特に適合する。
図2は、FSFCL回路100に関する例示的電流制限性能のグラフ200を示す。とくに、図2は制限された故障電流曲線320(例えば、FSFCL回路100によって制限される電流)と比較した予想故障電流曲線310を示す。単位あたりの電流(pu)が−0.4〜1puの範囲にわたる故障制限性能グラフ200は、ミリ秒(ms)で測定した時間が0〜100msの範囲にわたるものを示す。ほぼ16〜19msの間に位置する予想故障電流の最初のピーク325は制限されないが、残りの予想故障電流は約50%の係数で減少する。
図3は、高速断続装置(インタラプタ)として使用される高速スイッチを有するFSFCL回路100の例示的電流制限性能のグラフ300を示す。とくに、図3は制限された故障電流曲線320(例えば、FSFCL回路100によって制限される電流)と比較した予想故障電流曲線310を示す。単位あたりの電流(pu)が−0.4〜1puの範囲にわたる故障制限性能グラフ300は、ミリ秒(ms)で測定した時間が0〜100msの範囲にわたるものを示す。ほぼ16〜19msの間に位置する予想故障電流の最初のピーク325は制限されないが、残りの予想故障電流は遮断されてゼロまで減少する。制限された故障電流曲線320は、高速断続装置として使用される高速スイッチを有するFSFCL回路100によって遮断される。
図4〜7は、本発明の少なくとも幾つかの実施形態により構成した種々の例示的なFSFCL回路100を示す。図4〜7に示すFSFCL回路100それぞれは、高速スイッチ110(図8A〜8B、及び9につきより詳細に説明する)を有する。概して、高速スイッチ110は電磁スイッチ機構であり、互いに逆向きに巻回した巻線204及び206のコイルを有し、プランジャを移動してスイッチを開状態にしかつ電流を制限する磁界を発生する。高速スイッチ110が開状態になったとき、電流は並列接続した分流装置(例えば、電圧制御リアクトル等)に転流し、故障電流は電気的負荷121/123(図1参照)によっては受けられない。
図4は、高速スイッチ110及び電圧制御リアクトル(VCR)120を有するFSFCL回路100を示す。高速スイッチ110及びVCR120は、電気的に並列接続する。FSFCL回路100の定常状態動作中(何ら故障電流は検出されない)、電流(「I」)はFSFCL回路100内に導体203から流入し、また高速スイッチ110を流れる。入来するシステム電流IはVCR120を流れる第1成分IVCRと、高速スイッチ110を流れる電流IFSとに分割される。より具体的には、定常状態動作中、高速スイッチ110におけるスイッチ接点は閉じている。このようにして、高速スイッチ110は電流を導体203から導体205まで導通し、電力を電源から電気的負荷121/123まで送電する。故障電流が検出されるとき、高速スイッチ110は開き、電流を並列接続したVCR120に強制的に流す。VCR120は、電源から電気的負荷121/123に流れる電流を分流及び/又は制限する。換言すれば、故障電流状況にある間、高速スイッチは開状態になり、電流Iは強制的にVCR120に流される。
図4とは異なり、図5はVCR120を持たない高速スイッチ110を有するFSFCL回路100を示す。図5においてFSFCL回路100は高速スイッチ110を有し、またVCR120を使用しない。この実施形態において、高速スイッチ110を高速断続装置として使用する。FSFCL回路100の定常状態動作中(例えば、何ら故障電流が検出されない)、電流(「I」)はFSFCL回路100内に導体203から流入し、また高速スイッチ110を流れる。より具体的には、定常状態動作中、高速スイッチ110におけるスイッチ接点は閉じている。このようにして、高速スイッチ110は電流を導体203から導体205まで導通し、電力を電源から電気的負荷121/123まで送電する。故障電流が検出されるとき、高速スイッチ110は開き、電源から電気的負荷121/123まで流れる電流を制限又は「高速遮断」する。換言すれば、故障電流状況にある間、高速スイッチは開状態になり、電流Iは制限される(開回路を生ずる)。
次に図6につき説明すると、FSFCL回路100の他の例示的な実施形態を示す。FSFCL回路100は、高速スイッチ110及び電圧制御リアクトル(VCR)120を有する。幾つかの実施形態において、例えば、高負荷電流用途に関して、FSFCL回路100は、電流分流リアクトル(CSR)130も有する。CSR130は、定常状態電流取扱い要求を低減して、複雑さがより少なく及び/又はコストがより低く及び/又は電流定格がより低い高速スイッチ110を使用できる構成とすることができる。幾つかの実施形態において、図6に示すFSFCL回路100は、1kA又はそれ以上を伝送する回路(例えば、送電及び/又は配電用)に使用することができる。FSFCL回路100は、さらに、電流分流リアクトル(CSR)130を有することができる。CSR130は、定常状態電流取扱い要求を低減して、複雑さがより少なく及び/又はコストがより低く及び/又は電流定格がより低い高速スイッチ110を使用できる構成とすることができる。
CSR130は第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を有する。第2導電性巻線206は、第1導電性巻線204に対して逆向きに巻き付けることができる。CSR130は、定常状態動作中に最小インピーダンスを呈し、また故障状況中には比較的より大きなインピーダンスを呈して故障電流を効果的に制限するように構成した第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を有する。CSR130を使用して高システム電流を管理し、通常/定常状態電流及び故障電流のより少ない割合部分がFSFCL回路100に流れるようにすることができる。入来するシステム電流Iは、第1導電性巻線204を流れる第1成分IW1と、第2導電性巻線206を流れる第2成分IW2とに分割される。電流IW2は、さらに、VCR120を流れる電流IVCRと、高速スイッチ110を流れる電流IFSとに分割される。
一実施形態において、第1導電性巻線204は第2導電性巻線206に対して逆並列関係となるように電気的に接続することができる。CSR130に流入する電流は、第1導電性巻線204を第1方向に流れるように導かれ、また第2導電性巻線206を逆向きの第2方向に流れるように導かれる。一実施形態において、第1導電性巻線204を流れる電流は、したがって、第2導電性巻線206に流れる電流と等しくすることができ、また、第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を上述の逆並列形態に配列することで、これら導電性巻線は磁気的に結合され、また無視できる正味及び/又は等価のインピーダンスを呈するようになる。第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206は磁気コア(図13に示すような磁気コア1303)の周りに、例えば、2本巻きコイル構成にして巻き付ける。他の巻線構成も使用に利用可能であり、好適性及び/又は技術的な要件に基づいて適用することができる。コアは、当業者には理解できる特別な用途の電流制限要件で規定されている寸法を有する鉄コア又は空気コアとすることができる。
適切な巻回数を有する第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を使用することによって、FSFCL回路100の定常状態動作は、定常状態電流を並列分路IW及びIWに分配し、定常状態電流のx%が分路IWに流れる場合、定常状態電流の残りの(100−x)%がIWに流れる。その代わりに、定常状態電流のx%が分路IWに流れる場合、定常状態電流の残りの(100−x)%がIW流れる。したがって、定常状態動作(例えば、定常状態状況)中には、CSR130の第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206は、定常状態電流を並列分路IW及びIWに予め規定した様態で分配するように設定することができる。
一実施形態において、例えば、第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206は、FSFCL100における電流を分路IW及びIWに均等に分配するのに適合する巻回数を選択し、50%が分路IWに流れ、50%が分路IWに流れて分配できるようにする。他の実施形態において、この比は、40%が分路IWに流れ、60%が分路IWに流れる;30%が分路IWに流れ、70%が分路IWに流れる;ように設定することができる。換言すれば、例えば、分路IW及びIWに40/60、30/70、20/80で流れるように設定することができる。電流分配を精密に設定する幾つかの事例において、外部巻回巻線(図示せず)を随意的デバイスとして実装することができる。FSFCL100の定常状態動作中、第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206のような逆巻き巻線を有する電流分流リアクトル装置130は、電流分流リアクトルのコア内部で磁界を相殺する。より具体的には、電流分流デバイスは定常状態電流(例えば、システム電流I)を、第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206に逆向きに流れる2つの分路(IW及びIW)に分割し、正味ゼロ又は無視できる磁界を生じ、この結果、回路において無視できる等価の又は正味のインピーダンスとなる。第1導電性巻線204のリアクタンスは、したがって、第2導電性巻線206の逆向きリアクタンスによって打ち消される。このようにして、適切な巻回数を有する第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を選択することによって、定常状態電流の所定部分をCSRに経路付けすることができる。FSFCL100における定常状態電流負荷は、従来型のFCLシステムよりも減少する。したがって、FCLのコスト及び物理的サイズも減少することができる。
FSFCL100の定常状態動作中、電流分流デバイス130は、電流を、第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206に逆向きに流れる2つの分路に分割し、正味ゼロ又は無視できる磁界を生じ、この結果、回路において無視できる等価の又は正味のインピーダンスとなる。第1導電性巻線204のリアクタンスは、したがって、第2導電性巻線206の逆向きリアクタンスによって打ち消される。このようにして、適切な巻回数を有する第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を選択することによって、定常状態電流の所定部分をFSFCL回路100に経路付けすることができる。FSFCL100における定常状態電流負荷は、システム負荷電流全体よりも減少する。したがって、FSFCL100のコスト及び物理的サイズも減少することができる。
故障状況が発生する際、FSFCL100は故障状態に追いやられ、FS110は開き、FSFCL回路100が呈するインピーダンスは増大し、またVCR120に並列の第2巻線及びFS110を流れる電流の比率は、定常状態動作中における電流比率に比べて第1巻線204よりも相当減少する。したがって、第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206はもはや等しく互いに逆向きの磁界を生ずることなく、強い磁気結合が喪失する。したがって、巻線は、定常状態動作よりも高い等価の又は正味の電流制限インピーダンスを呈してシステムにおける故障電流を制限する。
幾つかの実施形態において、CSR130における第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206は3:1である。より具体的には、第2導電性巻線206は第1導電性巻線204よりも3倍多い巻回数を有する。このようにして、通常動作中、電流の約25%が高速スイッチ110を流れる。
図7はFSFCL回路100の例示的実施形態を示す。FSFCL回路100は高速スイッチ110、電圧制御リアクトルVCR120を有し、また幾つかの実施例において、FSFCL回路100は、さらに、TOCC140も有する。概して、TOCC140は過渡過電圧抑制回路であり、直列接続した抵抗及びキャパシタンス(RC)回路(Rを付した抵抗及びCを付したキャパシタ)と、スナバ回路(例えば、MOVを付した金属酸化物バリスタ)等との並列接続を有する。幾つかの実施例において、TOCC140はキャパシタンス値及び抵抗値の高い値を使用し、例えば、>100μsの時定数(すなわち、R・C>100μs)を使用する。電力周波数で動作する故障電流リミッタ用途は、高インダクタンスを有する回路で動作する。この結果、L×di/dtは極めて高い過渡過電圧を生ずる。高い値のキャパシタンス及び抵抗を有するTOCC140は、高インダクタンス回路における過渡過電圧の抑制を容易にする。
図8A及び8Bは高速スイッチ110の例示的実施の閉位置(図8A)及び開位置(図8B)を示す。別の言い方をすれば、定常状態動作状況(故障が検出されない)にある高速スイッチ110を図8Aに示すとともに、故障電流状況にある高速スイッチ110を図8Bに示す。図8Cは、高速スイッチ110の開放力(y軸)対電流(x軸)を表しているグラフ800を示す。ブレーカ111は、SF6、オイル、空気、真空又は他の材料のような誘電材料を有する任意なタイプのスイッチとすることができ、これにより高速スイッチ110は、コイル112からの電磁力で開閉することができ、また開閉サイクル中に電流で発生するアークを取り扱うことができる。
先ず図8Aにつき説明すると、定常状態動作中に、真空ブレーカボトルのようなブレーカ111における電気的なブレーカ接点111aは閉じている。このような場合、電流(すなわち、IFS)は電源から高速スイッチ111を経て負荷に流れる。より具体的には、電流はブレーカ111から高速スイッチ内に流入し、コイル112を経由してIFSに関連する矢印で示すように高速スイッチから流出する。電流障害があるとき、電流は増大し、上昇した電流がコイル112に流れることによって発生する電磁力も同様に増大する(図8C参照)。電磁力がFSFCL回路100の用途に依存する或る所定レベルに達するとき、電磁プランジャ113が偏倚し、レバーアーム113aに作用し、電気ブレーカ接点111aを開かせる。コイル112のサイズは、電磁プランジャ113を、及びこれに続いてレバーアーム113aを変位させるのに必要であり、F=kIを満たす力「F」に基づいて特定の用途に依存し、ただし、「k」は電磁プランジャ113及びレバーアーム113aに関連する機械的係数である。図8Cに示すように、電流「I」が増加するとき、電磁プランジャ113を変位するのに必要な力Fも、曲線812に示すように同様に増大するが、電気ブレーカ接点111aを閉じた状態に維持するのに必要な力Fは一定のままである。その結果、定常状態動作において、高速スイッチ110は、コイル112を流れる電流によって生ずる電磁力は小さく、ブレーカ111の接点を強制的に開くのに不十分となる設計にする。定常状態動作電流よりも大きい故障電流がコイル112を流れるとき、電磁力が電磁プランジャ113を移動させ、電気ブレーカ接点111aを開かせる程度に定常状態よりも大きい電磁力が発生する。
次に図8Bにつき説明すると、ブレーカ111の電気ブレーカ接点111aが開いている状態を示す。開状態になった後、高速スイッチ110を経る電流経路は遮断され、電流の流れは、もし設けるならば、並列分流回路(例えば、VCR120,TOCC140等)に転流する。幾つかの実施例において、高速スイッチ110は、電流ゼロ交差で開くよう設計する(図2参照)。このブレーカ111は、電流ゼロ交差開きに関連する適切な動作特性を有する真空式ブレーカとすることができる。このようにして、電流ゼロ交差での開きは、ゼロ又は最小電流チョッピングで得ることができる。さらに、図7につき上述したように、幾つかの実施例では、TOCC140を用いることにより過渡過電圧保護を行うようにすることができる。TOCC140としては、抵抗、キャパシタンス及びMOVがあり得る。
高速スイッチ110の定常状態動作中、コイル112は無視できるインピーダンスをシステムに導入する。このようにして、高速スイッチにおける電圧低下は無視できるほどであり、電力損失が最小となる。故障状況が発生する場合には、VCR120(VCR120は高速スイッチ110に並列接続する)、TOCC回路140及びCSR130は電流制限を取り扱うことができる。高速スイッチ110はタイミング回路114とともに構成することができる。タイミング回路114は、空気シリンダ114aと、故障が解消された後にブレーカ111における電気ブレーカ接点111aを閉じる時間遅延機構を得るように構成したばね機構(例えば、電磁力制御機構)とを有し、この遅延は、即時閉鎖から幾分の所定時間遅延まで変化させることができる。
図9は高速スイッチ110の例示的実施形態を示す。この図面から分かるように、高速スイッチ110は、ブレーカ111、コイル112、プランジャ113、タイミング回路114、並びに予行程調整デバイス182、ばね機構114b及びレバーアーム113aのような他のコンポーネントを有する。図示の高速スイッチ110は、1個より多いコイル112(112a、112b及び112c)を、電源の電圧及び電流、並びに負荷の保護レベルに応じて使用することができる。複数のコイルは並列又は直列に接続し、電流制限特性を獲得し、かつ、システムに導入されるインピーダンスを最小化できるようにする。図9に示す高速スイッチ110の動作は、図8A〜8Bにつき説明したのと同様である。例えば、定常状態動作中、ブレーカ111の接点は閉じた状態であり、また電流はコイル112から負荷に流れる。故障電流レベルがシステムに現れるとき、コイル112に流れる電流によって発生する電磁力が増加して電磁プランジャ113を移動させ、これにより(レバーアーム113aを介して)ブレーカの接点を開かせる。タイミング回路114は、所定時間が経過した後、ブレーカを閉じさせるように構成することができる。さらに、高速スイッチ110は、ロック機構180とともに構成し、このロック機構180は、故障状況後に高速スイッチ110を手動又は自動的にリセットするのに使用することができる。
図10は、高速スイッチ110を適用することでどのように∫I・dtが影響を受けるかを表すグラフ1050を示す。とくに、グラフ1050は、−0.4〜1puの範囲にわたる単位あたりの電流(pu)を、ミリ秒(ms)で測定した0〜100msの範囲にわたる時間で示す。この実施例において、∫I・dt曲線は予想値の40%まで減少し、このことは予想故障電流曲線310と制限された故障電流曲線320との比較によって示される。このことは、システムコンポーネント、例えば、変圧器、リアクトル、バスバー(母線)、接地構体、及びブレーカコンポーネントにおける電磁力が40%まで減少することを意味する。この減少は、故障電流減少が>50%である場合に有意義である。さらに、熱エネルギー(Q=k・∫I・dt)も予想故障値の約40%だけ減少する。熱エネルギーは、システム及びシステムコンポーネントに関連する総発熱及びアークエネルギーに関係する。熱エネルギーを減少することによって、システムコンポーネント、例えば、変圧器、リアクトル、バスバー(母線)、接地構体、及びブレーカコンポーネントにおける熱応力も同様に減少し、またこのようなコンポーネントの耐用寿命を延ばす。
図11は、電流分流リアクトルを持たず、またVCR120を持たない高速スイッチ110を適用することでどのように∫I・dtが影響を受けるかを表すグラフ1100を示す。グラフ1100は、−0.4〜1puの範囲にわたる単位あたりの電流(pu)を、ミリ秒(ms)で測定した0〜100msの範囲にわたる時間で示す。この実施例において、∫I・dt曲線は予想値の20%まで減少し、このことは予想故障電流曲線310と制限された故障電流曲線320との比較によって示される。このことは、システムコンポーネント、例えば、変圧器、リアクトル、バスバー(母線)、接地構体、及びブレーカコンポーネントにおける電磁力が20%まで減少することを意味する。この減少は、故障電流減少が>50%である場合に有意義である。さらに、熱エネルギー(Q=k・∫I・dt)も予想故障値の約20%だけ減少する。熱エネルギーは、システム及びシステムコンポーネントに関連する総発熱及びアークエネルギーに関係する。熱エネルギーを減少することによって、システムコンポーネント、例えば、変圧器、リアクトル、バスバー(母線)、接地構体、及びブレーカコンポーネントにおける熱応力も同様に減少し、またこのようなコンポーネントの耐用寿命を延ばす。
図12は、ブレーカ接点システムを有する高速スイッチ付き故障電流リミッタの動作方法のフローチャートを示す。定常状態動作中、電流はFSFCL回路100(例えば、高速スイッチ110)経由で電源から負荷まで流れる(ステップ1210)。より具体的には、電流は高速スイッチ110内に流入し、ブレーカ111、コイル112経由で高速スイッチ110から流出する。ステップ1220で、FSFCL回路100は、故障電流を検出する。ステップ1220で故障電流が認められるとき、電流は増大し、また電磁力がFSFCL回路100の用途に基づく所定閾値電流レベルに達するとき、コイル112を流れる増加した電流によって生ずる電磁力も同様に増大する。ステップ1230で、コイル112を流れる増加した電流が所定閾値電流を超えることを検出する。電磁プランジャ113は変位して、電磁プランジャ113のレバーアーム113aに作用して電気ブレーカ接点111aを開状態にさせる(ステップ1240)。コイル112のサイズは、電磁プランジャ113及びひいてはレバーアーム113aを変位させるのに必要な力「F」に基づいた特定用途に依存し、Fは式F=kIを満たすものとし、ただし「k」は電磁プランジャ113及びレバーアーム113aに関連する機械的定数である。電流「I」が増加するとき、電磁プランジャ113を変位させるのに必要な力Fも曲線で示すように同様に増大し、ただしこの曲線において電気ブレーカ接点111aを閉状態に維持するのに必要な力Fは一定のままである。したがって、定常状態動作において、高速スイッチ110は、コイル112を流れる電流によって生ずる電磁力は小さく、ブレーカ111の接点を強制的に開かせるには十分でない。定常状態動作電流よりも大きい故障電流がコイル112を流れるとき、電磁力は電磁プランジャ113を移動させる程度まで生起する。電磁プランジャ113の移動の結果、電気ブレーカ接点111aは開状態になる。
開状態になった後、ステップ1250で、高速スイッチ110を流れる電流経路は遮断され、電流は、設けてあるならば並列分流回路(例えば、VCR120、又はTOCC等々)に転流する。幾つかの実施例において、高速スイッチ110は、電流ゼロ交差(図2参照)で開状態になるように設計する。このブレーカ111は、電流ゼロ交差開きに関連する適切な動作特性を有する真空式ブレーカとすることができる。このようにして、電流ゼロ交差での開きは、ゼロ又は最小電流チョッピングで得ることができる。さらに、図7につき上述したように、幾つかの実施例では、TOCC140を用いることにより過渡過電圧保護を行うようにすることができる。TOCC140としては、抵抗、キャパシタンス及びMOVがあり得る。
図13につき手短に説明すると、CSR130の例示的実施形態を示し、このCSR130は、磁気コア1303周りに巻き付けた第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を有する。第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206は互いに逆巻き、又は2本巻き構成にし、等しい巻回数を有するものとする
ことができる。他の巻線構成も使用に利用可能であり、好適性及び/又は技術的な要件に基づいて適用することができる。磁気コア1303は、当業者には理解できる特別な用途の電流制限要件で規定されている寸法を有する鉄コア又は空気コアとすることができる。第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206は、定常状態動作中に最小インピーダンスを呈し、また故障状況中には比較的より大きなインピーダンスを呈して故障電流を効果的に制限するように構成する。
一実施形態において、第1導電性巻線204は第2導電性巻線206に対して逆並列関係となるように電気的に接続することができる。CSR130に流入する電流は、第1導電性巻線204を第1方向に流れるように導かれ、また第2導電性巻線206を逆向きの第2方向に導かれる。一実施形態において、第1導電性巻線204を流れる電流は、したがって、第2導電性巻線206に流れる電流と等しくすることができ、また、第1導電性巻線204及び第2導電性巻線206を上述の逆並列形態に配列することで、これら導電性巻線は磁気的に結合され、また無視できる正味及び/又は等価のインピーダンスを呈するようになる。
要約すれば、本発明の実施形態は、より複雑かつコストがかかる他の電子保護回路よりも恩恵が得られる機械的保護デバイスを用いて、故障を保護する電流保護システムを提供する。例えば、本発明によるFSFCLは、回路ブレーカのためのアーク火花エネルギー減少、及びより低いアーク火花エネルギーを操作し、かつ、取り扱って安全性の恩恵を提供することができる。このことは、恒久的設置の故障保護デバイスとして、又は携帯型の故障保護デバイスとして有用となり得る。例えば、可搬式デバイスとしては、スイッチギヤ領域で作業する作業員のための安全デバイスとして使用し、このデバイスの使用が潜在的電流を減少することができる。さらに、FSFCLは低電流及び高電流の用途に使用することができる。アークエネルギーの減少は、電気的短絡故障に起因する火災も減少することができる。この用途は、電気的発火に起因する火災を受け易い電気設備に恩恵がある。
本発明は、本明細書に記載した特別な実施形態によって範囲を限定されるものではない。実際、本明細書に記載した実施形態の外に、様々な実施形態及び本明細書記載の実施形態に対する変更例は、当業者にとって上述の説明及び添付図面から明らかであろう。したがって、このような他の実施形態及び変更例は本発明の範囲内にあることを意図する。さらに、本明細書では、特定の目的用の特定環境における特定実施の文脈で本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の有用性は本明細書の実施形態に限定されるものではなく、本発明は、任意な数の目的のための任意な数の環境において有用に実施できることを理解されるであろう。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に記載の本発明の広い幅及び精神を考慮して解すべきである。

Claims (14)

  1. 電気ブレーカ接点を有するブレーカと、
    前記電気ブレーカ接点に電気的に接続したコイルと、
    前記電気ブレーカ接点に機械的に連結して、前記電気ブレーカ接点を開状態にするように構成したプランジャであり、閾値レベルより大きい電流が前記コイルを流れるとき、前記プランジャを移動させる強度を有する磁界を発生し、前記プランジャの移動が前記ブレーカにおける前記接点を開状態にするように動作する、該プランジャと、
    前記コイルに並列接続した電圧制御リアクトル(VCR)と、を備え、前記VCRは、前記コイルを流れる電流の遮断に応答する電流を受けるように構成する、高速スイッチ付き故障電流リミッタ。
  2. 前記電気ブレーカ接点は、前記プランジャの移動によって前記コイルを流れる電流を遮断するように構成する、請求項1記載の高速スイッチ付き故障電流リミッタ。
  3. さらに、前記コイルに電気的に接続した電流分流リアクトル(CSR)を備え、前記CSRは、電流を制限するのに使用し、また前記CSR及び前記VCRは電圧を制限又は制御するのに使用する、請求項記載の高速スイッチ付き故障電流リミッタ。
  4. 前記プランジャは、さらに、レバーアームを有し、前記レバーアームは、前記電気ブレーカ接点を開状態にするように動作する、請求項1記載の高速スイッチ付き故障電流リミッタ。
  5. 前記電気ブレーカ接点を閉状態にするように前記電気ブレーカ接点に電気的に接続した、電磁力制御機構を有するタイミング回路を、さらに、備える、請求項1記載の高速スイッチ付き故障電流リミッタ。
  6. 前記電磁力制御機構は、空気シリンダ及びばね機構を有し、前記タイミング回路は、故障電流が解消された後に前記ブレーカの前記接点を即座に閉状態にする、又は前記故障電流を検出するのに続く所定時間遅延経過後に前記電気ブレーカ接点を閉状態にする、請求項記載の高速スイッチ付き故障電流リミッタ。
  7. さらに、前記コイルに接続し、過電圧を制限する過渡過電圧制御回路を備える、請求項1記載の高速スイッチ付き故障電流リミッタ。
  8. 電気ブレーカ接点、前記電気ブレーカ接点に電気的に接続したコイル、及び前記電気ブレーカ接点に機械的に連結するプランジャを有し、閾値レベルより大きい電流が前記コイルを流れるとき、前記プランジャを移動させる強度を有する磁界を発生し、前記プランジャの移動が前記電気ブレーカ接点を開状態にするように動作する、高速スイッチ付き故障電流リミッタと、
    前記高速スイッチ付き故障電流リミッタに並列接続した電圧制御リアクトルと、
    前記高速スイッチ付き故障電流リミッタ及び前記電圧制御リアクトルに並列接続した過渡過電圧制御回路であって、前記コイルを流れる電流が閾値レベルよりも大きいとき、前記電流を前記電圧制御リアクトル及び前記過渡過電圧制御回路に転流させて故障電流を制限する、該過渡過電圧制御回路と、
    を備える、電流リミッタシステム。
  9. 前記プランジャの移動が前記コイルを流れる電流を遮断するように動作する、請求項記載の電流リミッタシステム。
  10. 前記電気ブレーカ接点は、前記プランジャの移動によって前記コイルを流れる電流を遮断するように構成する、請求項記載の電流リミッタシステム。
  11. 前記高速スイッチ付き故障電流リミッタに電気的に接続し、電流を制限又は制御するのに使用する電流分流リアクトルを、さらに、備える、請求項記載の電流リミッタシステム。
  12. 前記プランジャは、さらに、レバーアームを有し、前記レバーアームは、前記電気ブレーカ接点を開状態にするように動作する、請求項記載の電流リミッタシステム。
  13. 前記電気ブレーカ接点を閉状態にするように前記電気ブレーカ接点に電気的に接続した、電磁力制御機構を有するタイミング回路を、さらに、備える、請求項記載の電流リミッタシステム。
  14. 前記電磁力制御機構は、空気シリンダ及びばね機構を有し、前記タイミング回路は、故障電流が解消された後に前記ブレーカの接点を即座に閉状態にする、又は前記故障電流を検出するのに続く所定時間遅延経過後に前記電気ブレーカ接点を閉状態にする、請求項1記載の電流リミッタシステム。
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