JPH03265774A - 電磁弁 - Google Patents
電磁弁Info
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- JPH03265774A JPH03265774A JP2062185A JP6218590A JPH03265774A JP H03265774 A JPH03265774 A JP H03265774A JP 2062185 A JP2062185 A JP 2062185A JP 6218590 A JP6218590 A JP 6218590A JP H03265774 A JPH03265774 A JP H03265774A
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 abstract description 26
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野j
本発明は、特に高圧流体制御用の電磁弁に関するもので
ある。
ある。
「従来の技術」
高圧流体制御用の電磁弁としては、特開昭647316
6号公報に開示されるプレストローク制御式の電磁弁が
ある。この電磁弁aは、第6図に示すように蓄圧室(以
下コモンレールという)へ高圧燃料を圧送する高圧ポン
プbに備えられ、弁ボディCに高圧ポンプbのポンプ室
dに連通ずる弁室eと、該弁室eの弁座fに接離するニ
ードル弁gを摺動自在に挿通ずるとともに、ニードル弁
gが弁座fから離れている時には一端を前記弁室eに開
口し他端を低圧側に連通ずる低圧通Hhが形成されてい
る。そして、ソレノイドj/\通電すると、f3を帰用
スプリング、Jの弾力により前記弁室eの弁座fから離
れているニードル弁gを吸引して弁座fに着座させ、高
圧ポンプbのシリンダに内を摺動するプランジャlの加
圧開始時期が設定される。このため、ソレノイドiへの
通電タイミングを制御することによりコモンレールへの
吐出量を変化させ、コモンレール圧力を制御することが
できる。従って、燃料の圧送が開始されてから閉弁制御
信号が出力されるまでは、開弁状態を保持する必要があ
る。
6号公報に開示されるプレストローク制御式の電磁弁が
ある。この電磁弁aは、第6図に示すように蓄圧室(以
下コモンレールという)へ高圧燃料を圧送する高圧ポン
プbに備えられ、弁ボディCに高圧ポンプbのポンプ室
dに連通ずる弁室eと、該弁室eの弁座fに接離するニ
ードル弁gを摺動自在に挿通ずるとともに、ニードル弁
gが弁座fから離れている時には一端を前記弁室eに開
口し他端を低圧側に連通ずる低圧通Hhが形成されてい
る。そして、ソレノイドj/\通電すると、f3を帰用
スプリング、Jの弾力により前記弁室eの弁座fから離
れているニードル弁gを吸引して弁座fに着座させ、高
圧ポンプbのシリンダに内を摺動するプランジャlの加
圧開始時期が設定される。このため、ソレノイドiへの
通電タイミングを制御することによりコモンレールへの
吐出量を変化させ、コモンレール圧力を制御することが
できる。従って、燃料の圧送が開始されてから閉弁制御
信号が出力されるまでは、開弁状態を保持する必要があ
る。
「発明が解決しようとする課題」
しかしながら、−E記第6図に示す構造の電磁弁は、エ
ンジン回転数の上昇に伴いポンプ送油率が高くなると、
ニードル弁gと弁座f間の隙間により生ずる絞り効果の
為、ポンプ室dの圧力が上昇してニードル弁gに閉弁方
向の力が作用する。このため、閉弁制御信号が出力され
なくても、ニードル弁gが弁座fに着座して高圧ポンプ
bからコモンレールへ燃料を吐出してしまい、コモンレ
ールの圧力制御不能の事態に陥るという問題点があった
。これに対する対策としては、ニードル弁の作動ストロ
ークを大きくして、弁座とニードル弁との間の隙間を広
げ、高送油率時の絞り効果を生しないようにするとか、
復帰用スプリングのばね弾力を高めるというような方策
が考えられる。しかし、いずれの場合も閉弁を困難にす
ることにつながり、高送油率時以外の閉弁応答性が悪化
したり、また同じ閉弁応答性を維持しようとすればソレ
ノイドに通電する電力が多大に必要となる等の不都合を
生じる。
ンジン回転数の上昇に伴いポンプ送油率が高くなると、
ニードル弁gと弁座f間の隙間により生ずる絞り効果の
為、ポンプ室dの圧力が上昇してニードル弁gに閉弁方
向の力が作用する。このため、閉弁制御信号が出力され
なくても、ニードル弁gが弁座fに着座して高圧ポンプ
bからコモンレールへ燃料を吐出してしまい、コモンレ
ールの圧力制御不能の事態に陥るという問題点があった
。これに対する対策としては、ニードル弁の作動ストロ
ークを大きくして、弁座とニードル弁との間の隙間を広
げ、高送油率時の絞り効果を生しないようにするとか、
復帰用スプリングのばね弾力を高めるというような方策
が考えられる。しかし、いずれの場合も閉弁を困難にす
ることにつながり、高送油率時以外の閉弁応答性が悪化
したり、また同じ閉弁応答性を維持しようとすればソレ
ノイドに通電する電力が多大に必要となる等の不都合を
生じる。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたも
ので、特に流体の高圧圧送時自然閉弁を生じることのな
い電磁弁を提供することを目的とするものである。
ので、特に流体の高圧圧送時自然閉弁を生じることのな
い電磁弁を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」
上記目的を連敗するための具体的手段として、高圧流体
を圧送する高圧ポンプに備えられて該高圧ポンプの吐出
量を制御するため、弁ボディに前記高圧ポンプのポンプ
室に連通ずる弁室を形成するとともに、該弁室の弁座に
接離するニードル弁を摺動自在に挿通し、ソレノイドへ
の通電時には復帰用スプリングの弾力により前記弁座か
ら離れているニードル弁を吸引して弁座に着座させるよ
うにした電磁弁において、前記弁ボディに復帰用スプリ
ングの弾力で弁座から離れるニードル弁により弁室とニ
ードル背圧室とを連通し、ソレノイドへの通電により着
座するニードル弁により遮断される第1の通路と、ニー
ドル背圧室とポンプリターン通路とを連通ずる第2の通
路とを形成し、該第2の通路中に絞りを設けたことを特
徴とする電磁弁が提供される。
を圧送する高圧ポンプに備えられて該高圧ポンプの吐出
量を制御するため、弁ボディに前記高圧ポンプのポンプ
室に連通ずる弁室を形成するとともに、該弁室の弁座に
接離するニードル弁を摺動自在に挿通し、ソレノイドへ
の通電時には復帰用スプリングの弾力により前記弁座か
ら離れているニードル弁を吸引して弁座に着座させるよ
うにした電磁弁において、前記弁ボディに復帰用スプリ
ングの弾力で弁座から離れるニードル弁により弁室とニ
ードル背圧室とを連通し、ソレノイドへの通電により着
座するニードル弁により遮断される第1の通路と、ニー
ドル背圧室とポンプリターン通路とを連通ずる第2の通
路とを形成し、該第2の通路中に絞りを設けたことを特
徴とする電磁弁が提供される。
「作用」
上記電磁弁の作用は以下の通りである。
高圧ポンプのポンプ室に流体が圧送されると、復帰スプ
リングの弾力によりニードル弁が弁座から離れているた
め、その流体は第1の通路を経由してニードル背圧室に
流入して該ニードル背圧室を満たす。そして、第2の通
路を経由してニードル背圧室からポンプリターン通路へ
流出する。この時、第2の通路中には絞りが設けられて
いるので、ニードル背圧室の圧力が上昇する。一方前記
ボンブ室では圧送される流体が第1の通路に流入する際
、ニードル弁と弁座とによる絞り効果により圧力が生じ
、閉弁力となってニードル弁に作用するが、前記した絞
りを適当に調節することによりニードル背圧室の圧力が
開弁力となりニードル弁を開弁方向へ押すため、前記閉
弁力をキャンセルするか若しくは弱めることができ、ニ
ードル弁の開弁状態を維持できる。しかもこの開弁力は
、流体の高圧圧送時にのみ作用するから通常の場合の閉
弁応答性を損ねることがない。そして所定のタイミング
でソレノイドへ通電すると、ニードル弁が復帰スプリン
グの弾力に抗して吸引され、弁座に着座して弁室を閉じ
るとともに第1の通路が遮断されるから、ポンプ室に開
孔する吐出孔から高圧流体が圧送される。
リングの弾力によりニードル弁が弁座から離れているた
め、その流体は第1の通路を経由してニードル背圧室に
流入して該ニードル背圧室を満たす。そして、第2の通
路を経由してニードル背圧室からポンプリターン通路へ
流出する。この時、第2の通路中には絞りが設けられて
いるので、ニードル背圧室の圧力が上昇する。一方前記
ボンブ室では圧送される流体が第1の通路に流入する際
、ニードル弁と弁座とによる絞り効果により圧力が生じ
、閉弁力となってニードル弁に作用するが、前記した絞
りを適当に調節することによりニードル背圧室の圧力が
開弁力となりニードル弁を開弁方向へ押すため、前記閉
弁力をキャンセルするか若しくは弱めることができ、ニ
ードル弁の開弁状態を維持できる。しかもこの開弁力は
、流体の高圧圧送時にのみ作用するから通常の場合の閉
弁応答性を損ねることがない。そして所定のタイミング
でソレノイドへ通電すると、ニードル弁が復帰スプリン
グの弾力に抗して吸引され、弁座に着座して弁室を閉じ
るとともに第1の通路が遮断されるから、ポンプ室に開
孔する吐出孔から高圧流体が圧送される。
「実施例」
本発明に係る電磁弁の実施例を蓄圧室圧力制御用に用い
た態様により、添付図面を参照して説明する。第1図は
蓄圧室圧力制御用電磁弁1(以下単に電磁弁という)の
拡大断面図である。電磁弁1は高圧ポンプ20のプラン
ジャ26の上端面に対向してシリンダ25に螺合固定さ
れる。
た態様により、添付図面を参照して説明する。第1図は
蓄圧室圧力制御用電磁弁1(以下単に電磁弁という)の
拡大断面図である。電磁弁1は高圧ポンプ20のプラン
ジャ26の上端面に対向してシリンダ25に螺合固定さ
れる。
電磁弁1の弁ボディ2の中心に介挿通孔3を穿設して、
ニードル弁4を摺動自在に挿通する。介挿通孔3の下端
方には、該介挿通孔3を拡径して弁室5を形成する。そ
して、弁室5に開孔する介挿通孔3の孔縁部にはテーバ
状の弁座6を形成する。弁室5と高圧ポンプ20のポン
プ室27との間には弁ストッパ7を設けて、弁ボディ2
とシリンダ25とで挟持固定する。弁ストッパ7には、
燃料通路8を形成しポンプ室27と弁室5とを連通する
。弁ボディ2の上部にはソレノイド9を設け、弁ボディ
2とソレノイド9との間にニードル背圧室10を構成す
る。ニードル背圧室10にはニードル弁4の」1端を突
出させてソレノイド9の通電により吸引されるアーマチ
ュア13を設け、ソレノイド9の中心に形成した嵌装孔
11に嵌装した復帰用スプリング12を作用させる。復
帰用スプリング12の作用により、ニードル弁4は弁座
6から離れて弁ストッパ7に当接する。さらに、弁ボデ
ィ2には、一端を介挿通孔3に開口してソレノイド9の
非通電時には弁室5に連通し、他端を前記ニードル背圧
室10に開口する第1の通路14を形成するとともに、
ニードル背圧室10とシリンダ25に形成したポンプリ
ターン通!28とを連通する第2の通路15を形成する
。第2の通路15の途中には、ストッパ部15aとスト
ッパ段部15bを形成してワンウェイオリフィス16を
配設する。ニードル背圧室10からポンプリターン通路
28へ燃料が流れる場合は、ワンウェイオリフィス16
は、ストッパ段部15bに当接して第2の通路15を塞
ぎ、ワンウェイオリフィス16に開孔した小径通路16
aから燃料が流通させる為絞り作用を生じ、また逆方向
へ流れる場合は、ストッパ部15aに当接して第2の通
路15を開く為絞り作用を生じることがない。その他1
7はソレノイド9へ接続したワイヤハーネス、29はポ
ンプ室27に開孔した吐出孔である。
ニードル弁4を摺動自在に挿通する。介挿通孔3の下端
方には、該介挿通孔3を拡径して弁室5を形成する。そ
して、弁室5に開孔する介挿通孔3の孔縁部にはテーバ
状の弁座6を形成する。弁室5と高圧ポンプ20のポン
プ室27との間には弁ストッパ7を設けて、弁ボディ2
とシリンダ25とで挟持固定する。弁ストッパ7には、
燃料通路8を形成しポンプ室27と弁室5とを連通する
。弁ボディ2の上部にはソレノイド9を設け、弁ボディ
2とソレノイド9との間にニードル背圧室10を構成す
る。ニードル背圧室10にはニードル弁4の」1端を突
出させてソレノイド9の通電により吸引されるアーマチ
ュア13を設け、ソレノイド9の中心に形成した嵌装孔
11に嵌装した復帰用スプリング12を作用させる。復
帰用スプリング12の作用により、ニードル弁4は弁座
6から離れて弁ストッパ7に当接する。さらに、弁ボデ
ィ2には、一端を介挿通孔3に開口してソレノイド9の
非通電時には弁室5に連通し、他端を前記ニードル背圧
室10に開口する第1の通路14を形成するとともに、
ニードル背圧室10とシリンダ25に形成したポンプリ
ターン通!28とを連通する第2の通路15を形成する
。第2の通路15の途中には、ストッパ部15aとスト
ッパ段部15bを形成してワンウェイオリフィス16を
配設する。ニードル背圧室10からポンプリターン通路
28へ燃料が流れる場合は、ワンウェイオリフィス16
は、ストッパ段部15bに当接して第2の通路15を塞
ぎ、ワンウェイオリフィス16に開孔した小径通路16
aから燃料が流通させる為絞り作用を生じ、また逆方向
へ流れる場合は、ストッパ部15aに当接して第2の通
路15を開く為絞り作用を生じることがない。その他1
7はソレノイド9へ接続したワイヤハーネス、29はポ
ンプ室27に開孔した吐出孔である。
第2図に上記高圧ポンプ20を用いた蓄圧式燃料噴射装
置の概略ブロック図を示す。図において1は前記電磁弁
、41はエンジン、42はインジェクタ、43は噴射制
御用電磁弁、44はコモンレール、45は前記吐出孔2
9を閉じるチエツクバルブ、46は供給配管、47は燃
料供給ポンプ。
置の概略ブロック図を示す。図において1は前記電磁弁
、41はエンジン、42はインジェクタ、43は噴射制
御用電磁弁、44はコモンレール、45は前記吐出孔2
9を閉じるチエツクバルブ、46は供給配管、47は燃
料供給ポンプ。
48は燃料タンクである。50は電子制御ユニット(以
下E CUという)であって、エンジン回転数センサ5
1及びアクセル開度センサ52からの検出信号が入力さ
れるとともに、実コモンレール圧力を検出する圧力セン
サ53、及び水温、吸気温。
下E CUという)であって、エンジン回転数センサ5
1及びアクセル開度センサ52からの検出信号が入力さ
れるとともに、実コモンレール圧力を検出する圧力セン
サ53、及び水温、吸気温。
吸気圧等の各種センサ54からの入力信号が入力される
。ECU3Oはこれらの入力信号に基づきエンジンの運
転状態を判断し、所定のプログラムに従い演算処理を行
い、前記電磁弁1及び噴射制御用電磁弁43に対する最
適制御信号を出力する。
。ECU3Oはこれらの入力信号に基づきエンジンの運
転状態を判断し、所定のプログラムに従い演算処理を行
い、前記電磁弁1及び噴射制御用電磁弁43に対する最
適制御信号を出力する。
以下、電磁弁1の制御とその作動について説明する。
第1図においてソレノイド9が非通電の時、図示しない
カムの回転によりプランジャ26が上昇して燃料の圧送
が開始されると、ポンプ室27内の燃料は通路8→弁室
5→第1の通路14→ニードル背圧室10→第2の通路
】5→ワンウエイオリフイスの小径通路16a→ポンプ
リタ一ン通路28の順に流れる。この時、ポンプ室27
では、ニードル弁4と弁座6間の隙間を通過する際の絞
り効果により圧力を生じ、これが閉弁力となってニード
ル弁4を押す。しかしワンウェイオリフィス16が第2
の通路15を塞ぎ、その小径通路16aから燃料を流通
させる絞り作用により、ニードル背圧室10内の燃料圧
力が上昇して、ニードル弁4に開弁力として作用する。
カムの回転によりプランジャ26が上昇して燃料の圧送
が開始されると、ポンプ室27内の燃料は通路8→弁室
5→第1の通路14→ニードル背圧室10→第2の通路
】5→ワンウエイオリフイスの小径通路16a→ポンプ
リタ一ン通路28の順に流れる。この時、ポンプ室27
では、ニードル弁4と弁座6間の隙間を通過する際の絞
り効果により圧力を生じ、これが閉弁力となってニード
ル弁4を押す。しかしワンウェイオリフィス16が第2
の通路15を塞ぎ、その小径通路16aから燃料を流通
させる絞り作用により、ニードル背圧室10内の燃料圧
力が上昇して、ニードル弁4に開弁力として作用する。
従って、適当な絞り作用を生じる様にワンウェイオリフ
ィスの小径通路16aの径を選択することにより、第3
図に示すように前記閉弁力を(A −B )だけ弱める
ことができる。ワンウェイオリフィス16の絞り作用は
、エンジン回転数の高い高送油率時に効果的に生ずる。
ィスの小径通路16aの径を選択することにより、第3
図に示すように前記閉弁力を(A −B )だけ弱める
ことができる。ワンウェイオリフィス16の絞り作用は
、エンジン回転数の高い高送油率時に効果的に生ずる。
そして、第4図(c)に示すようにプランジャ26の圧
送工程中の所定のタイミングT□でECU3Oから制御
信号が出力されソレノイド9が通電されると、アーマチ
ュア13が吸弓されニードル弁4が弁座6に着座して弁
室5を閉塞する。この結果、プランジャ26によりポン
プ室27内の燃料の加圧が開始され、ポンプ室27内の
燃料圧は急激に上昇する。そして、その圧力により前記
チエツクバルブ45が開いて吐出孔29からコモンレー
ル44内へ、第4図(E)の斜線で示す所定量の高圧燃
料が吐出される。そして、この時ソレノイド9への通電
は時間T8後に停止され、ニードル弁4は復帰用スプリ
ング12の弾力により開弁しようとするが、ポンプ室2
7内の燃料圧が高圧であるためプランジャ26の上死点
まで閉弁状態を保持する。プランジャ26の加圧行程が
終了し下降を開始すると、ポンプ室27内の燃料圧が低
下し、ニードル弁4が復帰用スプリングにより弁座6か
ら離れて開弁する。プランジャ26の下降とともに、次
の吐出の為の燃料がタンク48→ポンプ47→リターン
通路28→第2の通路15→ニードル背圧室10→第1
の通路14→弁室5→ポンプ室27の順で吸入される。
送工程中の所定のタイミングT□でECU3Oから制御
信号が出力されソレノイド9が通電されると、アーマチ
ュア13が吸弓されニードル弁4が弁座6に着座して弁
室5を閉塞する。この結果、プランジャ26によりポン
プ室27内の燃料の加圧が開始され、ポンプ室27内の
燃料圧は急激に上昇する。そして、その圧力により前記
チエツクバルブ45が開いて吐出孔29からコモンレー
ル44内へ、第4図(E)の斜線で示す所定量の高圧燃
料が吐出される。そして、この時ソレノイド9への通電
は時間T8後に停止され、ニードル弁4は復帰用スプリ
ング12の弾力により開弁しようとするが、ポンプ室2
7内の燃料圧が高圧であるためプランジャ26の上死点
まで閉弁状態を保持する。プランジャ26の加圧行程が
終了し下降を開始すると、ポンプ室27内の燃料圧が低
下し、ニードル弁4が復帰用スプリングにより弁座6か
ら離れて開弁する。プランジャ26の下降とともに、次
の吐出の為の燃料がタンク48→ポンプ47→リターン
通路28→第2の通路15→ニードル背圧室10→第1
の通路14→弁室5→ポンプ室27の順で吸入される。
この場合、ワンウェイオリフィス16は、ストッパ部1
5aに当接して第2の通路15を開き絞り作用を生じな
いため、機関の高速回転時であっても充分燃料を吸入す
ることができる。
5aに当接して第2の通路15を開き絞り作用を生じな
いため、機関の高速回転時であっても充分燃料を吸入す
ることができる。
第5図は本発明の電磁弁1の閉弁応答性(第4図(D>
で示す時間To)を従来のものと比較したものである。
で示す時間To)を従来のものと比較したものである。
従来の電磁弁は、機関回転数が上昇するにつれて、閉弁
応答性が本発明の電磁弁1の場合よりも勝ってくるが、
最高回転数に達しない低い回転数で自然閉弁を生じ、コ
モンレールの圧力制御が不能となる。これに反して本発
明の場合は、閉弁応答性が高速回転域で稍悪化するが、
所定の最高回転数まで自然閉弁を生じることがない。
応答性が本発明の電磁弁1の場合よりも勝ってくるが、
最高回転数に達しない低い回転数で自然閉弁を生じ、コ
モンレールの圧力制御が不能となる。これに反して本発
明の場合は、閉弁応答性が高速回転域で稍悪化するが、
所定の最高回転数まで自然閉弁を生じることがない。
尚、閉弁応答性の悪化は、前記第4図(C)で示す電磁
弁1への通電タイミングT□を早めたり、ワンウェイオ
リフィス16の絞り作用を調整することにより、所定の
吐出量を確保できるのでコモンレール内の圧力制御には
何ら支障を来すことがない。
弁1への通電タイミングT□を早めたり、ワンウェイオ
リフィス16の絞り作用を調整することにより、所定の
吐出量を確保できるのでコモンレール内の圧力制御には
何ら支障を来すことがない。
「発明の効果」
本発明は、上記の構成を有し、弁ボディに復帰用スプリ
ングの弾力で弁座から離れるニードル弁により弁室とニ
ードル背圧室とを連通し、ソレノイドへの通電により着
座するニードル弁により遮1− 断される第1の通路と、ニードル背圧室とポンプリター
ン通路とを連通ずる第2の通路とを形成し、該第2の通
路中に絞りを設けたから、第2の通路の絞り作用により
ニードル背圧室の圧力を高めて開弁力としてニードル弁
に作用させ、特に流体の高圧圧送時のポンプ室内の流体
圧の上昇に伴う閉弁力を、キャンセル若しくは弱めるこ
とができ、ニードル弁の自然閉弁を阻止して高圧流体の
圧送を支障なく行うことができる効果がある。
ングの弾力で弁座から離れるニードル弁により弁室とニ
ードル背圧室とを連通し、ソレノイドへの通電により着
座するニードル弁により遮1− 断される第1の通路と、ニードル背圧室とポンプリター
ン通路とを連通ずる第2の通路とを形成し、該第2の通
路中に絞りを設けたから、第2の通路の絞り作用により
ニードル背圧室の圧力を高めて開弁力としてニードル弁
に作用させ、特に流体の高圧圧送時のポンプ室内の流体
圧の上昇に伴う閉弁力を、キャンセル若しくは弱めるこ
とができ、ニードル弁の自然閉弁を阻止して高圧流体の
圧送を支障なく行うことができる効果がある。
2
ィ、 411.ニードル弁、 519.弁室、 61.
。
。
弁座、 911.ソレノイド、 10.、、ニードル
背圧室、 12 、、、復帰用スプリング、 14
、、、第1の通路、 15 、、、第2の通路、 16
.、、ワンウェイオリフィス(絞り)、 20.、、高
圧ポンプ、27 、、、ポンプ室、 28.、、ポン
プリターン通路。
背圧室、 12 、、、復帰用スプリング、 14
、、、第1の通路、 15 、、、第2の通路、 16
.、、ワンウェイオリフィス(絞り)、 20.、、高
圧ポンプ、27 、、、ポンプ室、 28.、、ポン
プリターン通路。
添付図面第1図は蓄圧室圧力制御用電磁弁と高圧ポンプ
の一部の拡大断面筒、第2図は蓄圧式燃料噴射装置の概
略ブロック図、第3図は本発明及び従来例における閉弁
力を比較したタイミングチャート、第4図は高圧ポンプ
の作動を示すタイミングチャート、第5図は閉弁応答性
を本発明と従来例とで比較した比較図、第6図は従来の
蓄圧室圧力制御用電磁弁の要部の断面図である。
の一部の拡大断面筒、第2図は蓄圧式燃料噴射装置の概
略ブロック図、第3図は本発明及び従来例における閉弁
力を比較したタイミングチャート、第4図は高圧ポンプ
の作動を示すタイミングチャート、第5図は閉弁応答性
を本発明と従来例とで比較した比較図、第6図は従来の
蓄圧室圧力制御用電磁弁の要部の断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 高圧流体を圧送する高圧ポンプに備えられて該高圧ポン
プの吐出量を制御するため、弁ボディに前記高圧ポンプ
のポンプ室に連通する弁室を形成するとともに、該弁室
の弁座に接離するニードル弁を摺動自在に挿通し、ソレ
ノイドへの通電時には復帰用スプリングの弾力により前
記弁座から離れているニードル弁を吸引して弁座に着座
させるようにした電磁弁において、 前記弁ボディに復帰用スプリングの弾力で弁座から離れ
るニードル弁により弁室とニードル背圧室とを連通し、
ソレノイドへの通電により着座するニードル弁により遮
断される第1の通路と、ニードル背圧室とポンプリター
ン通路とを連通する第2の通路とを形成し、該第2の通
路中に絞りを設けたことを特徴とする電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2062185A JPH03265774A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2062185A JPH03265774A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 電磁弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03265774A true JPH03265774A (ja) | 1991-11-26 |
Family
ID=13192824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2062185A Pending JPH03265774A (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03265774A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224674A (ja) * | 2013-08-07 | 2013-10-31 | Denso Corp | 高圧ポンプ |
KR20180100459A (ko) * | 2013-08-22 | 2018-09-10 | 베리안 세미콘덕터 이큅먼트 어소시에이츠, 인크. | 고속 스위치 고장 전류 제한기 및 전류 제한기 시스템 |
-
1990
- 1990-03-13 JP JP2062185A patent/JPH03265774A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013224674A (ja) * | 2013-08-07 | 2013-10-31 | Denso Corp | 高圧ポンプ |
KR20180100459A (ko) * | 2013-08-22 | 2018-09-10 | 베리안 세미콘덕터 이큅먼트 어소시에이츠, 인크. | 고속 스위치 고장 전류 제한기 및 전류 제한기 시스템 |
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