JP6452488B2 - 建屋の火災防護設備 - Google Patents

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本発明は、津波随伴火災から建屋を保護する建屋の火災防護設備に関するものである。
従来、建築物の躯体構造を構成する間柱又はフレームに外壁を固定した後に、その間柱又はフレーム間に耐火壁裏打ちユニットを固定する耐火外壁施工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この耐火壁裏打ちユニットは、加熱により膨張する断熱膨張材料と不燃材料との積層体からなるパネル状に形成され、軽量で取扱い性に優れている。このため、耐火壁裏打ちユニットを、間柱又はフレームを利用して、外壁の裏面側に追加施工することで、防火・耐火構造を満足する外壁を簡単に実現することができる。
特開2000−110276号公報
ところで、建屋外部において、外的事象として津波が発生すると、津波の発生に伴って水面を漂流する可燃物(油など)に引火して火災が生じる可能性がある。この火災を、津波随伴火災という。津波随伴火災では、建屋が外側から火災の熱に長時間に亘って晒されることにより、建屋の健全性が保持できなくなることが懸念される。このため、建屋を保護するために、火災によって建屋に与えられる熱を遮る(遮熱する)必要がある。特許文献1の耐火外壁施工方法では、耐火基準を満たしているものの、耐火壁裏打ちユニットが外壁の裏面側に施工されるため、火災時に建屋に与えられる熱を十分に遮ることはできなかった。
そこで、本発明は、津波随伴火災から建屋を好適に保護することができる建屋の火災防護設備を提供することを課題とする。
本発明の建屋の火災防護設備は、建屋の外壁に対向して配置されるベース板と、ベース板の外側表面に設けられ、該ベース板の厚み方向に伸長自在な伸長部材と、伸長部材で区画された空間内に充填され、加熱により伸長部材と共に厚み方向に膨張する耐火膨張材と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、耐火膨張材は、伸長部材で区画された空間内に充填されるため、この伸長部材によって保持される。また、耐火膨張材は、加熱によって、伸長部材と共にベース板の厚み方向に膨張することにより、津波随伴火災が生じた場合であっても、耐火膨張材が火災の熱を遮ることで、火災の熱による建屋の温度上昇を抑制することができる。よって、津波随伴火災による熱を遮ることができるため、建屋を好適に保護することができる。
この構成において、伸長部材は、板材を折り曲げて蛇腹形状に形成されても良い。また、伸長部材は、ベース板に固定される第1部材と、第1部材に対して厚み方向にスライド移動する第2部材とを備えて形成されても良い。これらの構成によれば、伸長部材を簡単に形成することができる。
また、伸長部材により区画された複数の空間を備え、複数の空間に耐火膨張材をそれぞれ充填しても良い。この構成によれば、耐火膨張材は、伸長部材により区画された複数の空間内に保持されるため、例えば、津波が衝突した時の衝撃で耐火膨張材が損傷することを防止できる。
また、ベース板に対向して配置され、該ベース板とは反対側に位置する伸長部材の端部に連結される保護板を備えても良い。この構成によれば、保護板が耐火膨張材の外部への露出を防止するため、時間経過に伴う耐火膨張材の劣化を抑えることができる。
また、保護板は、表面に鏡面加工が施されても良い。この構成によれば、火災時の輻射熱が反射されることで保護板及び耐火膨張材への蓄熱を抑制し、建屋の温度上昇を抑制することができる。
また、空間に充填された耐火膨張材の表面に白色顔料が塗布されても良い。この構成によれば、白色顔料が火災時の輻射熱を反射することで耐火膨張材への蓄熱を抑制し、建屋の温度上昇を抑制することができる。
本発明によれば、建屋の外壁に対向して配置されるベース板と、ベース板の外側表面に設けられ、該ベース板の厚み方向に伸長自在な伸長部材と、伸長部材で区画された空間内に充填され、加熱により伸長部材と共に厚み方向に膨張する耐火膨張材と、を備えたため、津波随伴火災が生じた場合であっても、耐火膨張材が膨張することにより、火災の熱を遮ることで、火災の熱による建屋の温度上昇を抑制することができる。よって、津波随伴火災による熱を遮ることができるため、建屋を好適に保護することができる。
図1は、実施形態1に係る建屋の火災防護設備を模式的に表した概略断面図である。 図2は、建屋の火災防護設備を部分的に拡大した断面図である。 図3は、建屋の火災防護設備を部分的に拡大した正面図である。 図4は、建屋の火災防護設備の動作を説明するための概略断面図である。 図5は、実施形態2に係る建屋の火災防護設備を部分的に拡大した断面図である。 図6は、建屋の火災防護設備が動作した状態を示す部分拡大面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る建屋の火災防護設備を模式的に表した概略断面図である。図2は、建屋の火災防護設備を部分的に拡大した断面図であり、図3は、建屋の火災防護設備を部分的に拡大した正面図である。
図1に示す火災防護設備1が設けられる建屋5は、例えば、原子力発電プラントなどの原子力施設の建屋である。この建屋は、津波による浸水のおそれがある地形、例えば、海や河川に隣接した地形に建設されている。火災防護設備1は、津波の発生に伴って生じる津波随伴火災から建屋5を保護する設備となっている。このため、火災防護設備1は、建屋5の周りをすべて取り囲むように設けても良いし、シミュレーションなどにより、津波随伴火災が生じる可能性の高いと推定される部分に設けても良い。
次に、火災防護設備1について説明する。火災防護設備1は、図1に示すように、建屋5の外壁5aに配置され、ベース板11と、ベローズ(伸長部材)12と、耐火膨張材13と、保護板14とを備えて構成されている。この実施形態1では、図2及び図3に示すように、火災防護設備1は、ベース板11、ベローズ12、耐火膨張材13及び保護板14を有する防護ユニット10を複数備え、これら防護ユニット10を外壁5aに並べて配置することで火災防護設備1が構成される。このようにユニット化することで、防護ユニット10を外壁5aに簡単に取り付けができ、火災防護設備1の設置を簡単かつ短時間で行うことが可能となる。なお、図2及び図3では、火災防護設備1は、隣接する防護ユニット10との間に隙間を設けているが、これら防護ユニット10の縁同士を接触させて隙間無く配置しても良い。なお、外壁5aには、建屋5に出入りするための扉を含むものとする。
防護ユニット10は、図2に示すように、それぞれ外壁5aに固定されたベース板11を備える。このベース板11は、図3に示すように、所定の大きさの正方形(矩形)状に形成され、ベース板11の4隅を外壁5aに埋設されたアンカボルト21とナット22とで固定している。防護ユニット10の大きさは、保護する対象となる外壁5aの大きさ(面積)と、該防護ユニット10を設置する作業の効率とを考慮して、適宜設定されることが好ましい。
ベローズ12は、図2に示すように、板材を折り曲げることで山部が連設された蛇腹形状の筒体であり、この筒体の軸方向に伸縮自在となっている。ベローズ12は、円筒状に形成されているが角筒状としても良い。ベローズ12の一端12aは、ベース板11の外表面(外側表面)11aに固定され、ベローズ12の他端12bは保護板14に固定されている。ベローズ12は、該ベローズ12の軸線方向をベース板11の厚み方向に一致させて配置される。このため、ベローズ12は、ベース板11(外壁5a)に対して、ベース板11の厚み方向に伸縮する。この実施形態1では、ベース板11には、図3に示すように、複数(この実施形態1では25)のベローズ12がマス目状に配置されている。ベース板11に配置されるベローズ12の数や、配置態様は、ベース板11の大きさなどに応じて適宜変更することが可能であり、ベース板11の外表面11aに1以上のベローズ12が配置されていれば良い。
ベローズ12は、上述したように、円筒状に形成されているため、このベローズ12の内部空間15は伸長部材で区画された空間として機能する。ベローズ12の内部空間15には、耐火膨張材13が充填されている。耐火膨張材13は、耐火性を備え、加熱によって膨張して体積が増加する。耐火膨張材13を構成する材料としては、ウレタン樹脂、クロロプレン、アクリル系樹脂、熱膨張性黒鉛、バーミキュライト、リン化合物、窒素化合物、多価アルコールなどの材料と、汎用の塗料組成物とを組み合わせた組成物などが挙げられる。具体的には、耐火膨張材13として、ウレタン系樹脂と熱膨張性黒鉛とからなる組成物、クロロプレンとバーミキュライトとからなる組成物、アクリル系塗料と発泡塗料とからなる組成物などが用いられる。これらの組成物からなる耐火膨張材13は、例えば、300℃以上に加熱されると、常温時(平常時)の約10倍の体積に膨張し、膨張した後の耐火膨張材13は断熱性に優れている。
このように、ベローズ12に充填された耐火膨張材13は、加熱によって、ベローズ12と共に、ベローズ12の軸方向、すなわち、ベース板11の厚み方向に膨張する。また、この実施形態1では、複数のベローズ12の内部空間15内にそれぞれ耐火膨張材13が充填されている。この構成では、耐火膨張材13は、細かく区画されたベローズ12に保持されるため、津波が衝突した時の衝撃で耐火膨張材13が損傷することを防止できる。
保護板14は、図2に示すように、ベローズ12を介して、ベース板11に対向して配置される。また、保護板14は、図3に示すように、金属板などの剛性の高い材料を用いて、ベース板11と同一形状、同一の大きさに形成されている。この保護板14は、耐火膨張材13が外部に露出することを防止する。このため、耐火膨張材13は、長期間に亘り紫外線などに晒されることがなく、時間経過に伴う耐火膨張材13の劣化を抑えることができる。保護板14は、剛性が高いため、外的な要因で耐火膨張材13を損傷することを防止できる。保護板14の外表面(表面)14aには鏡面加工が施されている。鏡面加工とは光が反射するように、表面に対して研磨処理あるいはスパッタリング法などにより金属薄膜の形成処理をしてその表面を平滑にすることである。保護板14の外表面14aに鏡面加工を施すことで、津波随伴火災が生じた場合、この火災の輻射熱を保護板14の外表面14aで反射する。
次に、火災防護設備1の動作について説明する。図4は、建屋の火災防護設備の動作を説明するための概略断面図である。火災防護設備1を設けた建屋5の外部において、水面31を漂流する可燃物32に引火して津波随伴火災が発生した場合、火災防護設備1(防護ユニット10)は、図4に示すように、この引火した炎33に晒される。防護ユニット10の保護板14の外表面14aには鏡面加工が施されているため、炎33の輻射熱を反射することで、保護板14及び耐火膨張材13への蓄熱を抑え、火災の熱による建屋の温度上昇を抑制することができる。
一方で、火災の炎33の伝熱によって、防護ユニット10が徐々に加熱されると、防護ユニット10の耐火膨張材13は膨張を始める。この耐火膨張材13は、ベローズ12の内部空間15に充填されているため、ベローズ12の径方向への膨張はベローズ12によって規制される。このため、耐火膨張材13は、図4に示すように、ベローズ12と共に、ベース板11の厚み方向(図中X方向)に膨張する。これにより、耐火膨張材13の膨張により、引火した炎33は建屋5への接近が防止される。従って、津波随伴火災による熱を遮ることができるため、建屋5を好適に保護することができる。また、この実施形態1では、火災防護設備1は、複数の防護ユニット10を外壁5aに配置しているため、火災の炎33に晒された防護ユニット10の耐火膨張材13のみが膨張する。これにより、炎33に晒された防護ユニット10を素早く膨張させることができ、炎33を建屋5から迅速に離間させることができる。
以上のように、実施形態1によれば、建屋5の外壁5aに対向して配置されるベース板11と、ベース板11の外表面11aに設けられ、該ベース板11の厚み方向に伸長自在なベローズ12と、ベローズ12で区画された内部空間15内に充填され、加熱によりベローズ12と共にベース板11の厚み方向に膨張する耐火膨張材13とを備えたため、津波随伴火災が発生した場合、この火災の熱によって加熱された耐火膨張材13がベース板11の厚み方向に膨張することにより、引火した炎33は建屋5への接近が防止される。さらに、膨張した耐火膨張材13は、断熱性を備えるため、津波随伴火災による熱を遮ることができ、建屋5を好適に保護することができる。
また、実施形態1によれば、ベース板11の厚み方向に伸長自在な伸長部材として、板材を折り曲げて蛇腹形状に形成されたベローズ12を用いたことにより、耐火膨張材13が充填される伸長部材を簡単に形成することができる。
また、実施形態1によれば、ベローズ12により区画された複数の内部空間15を備え、複数の内部空間15に耐火膨張材13をそれぞれ充填したため、耐火膨張材13は、細かく区画されたベローズ12によって保持されることにより、津波が衝突した時の衝撃で耐火膨張材13が損傷することを防止できる。
また、実施形態1によれば、ベース板11に対向して配置され、該ベース板11とは反対側に位置するベローズ12の他端12bに連結される保護板14を備えるため、この保護板14は、耐火膨張材13が外部に露出することを防止する。このため、耐火膨張材13は、長期間に亘り紫外線などに晒されることがなく、時間経過に伴う耐火膨張材13の劣化を抑えることができる。保護板14は、剛性が高いため、外的な要因で耐火膨張材13を損傷することを防止できる。
また、実施形態1によれば、保護板14は、外表面14aに鏡面加工が施されているため、津波随伴火災が生じた場合、この火災の輻射熱を保護板14の外表面14aで反射する。このため、保護板14及び耐火膨張材13への蓄熱を抑え、火災の熱による建屋の温度上昇を抑制することができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係る火災防護設備1Aについて説明する。図5は、実施形態2に係る建屋の火災防護設備を部分的に拡大した断面図であり、図6は、建屋の火災防護設備が動作した状態を示す部分拡大面図である。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る火災防護設備1Aは、図5及び図6に示すように、ユニット化された防護ユニット10Aを複数備え、これら防護ユニット10Aは、ベローズ12の代わりに、ベース板11の厚み方向に伸長自在なスライド筒部(伸長部材)40を備えている。このスライド筒部40は、ベース板11の外表面11aに固定される第1筒部(第1部材)41と、この第1筒部41に対して軸方向(ベース板11の厚み方向)にスライド移動可能に取り付けられる第2筒部(第2部材)42とを備える。この第2筒部42は、保護板14の内表面(ベース板11と対向する面)14bに連結されている。
第2筒部42は、外筒43と内筒44との二重管構造を有し、これら外筒43と内筒44との間に第1筒部41が摺動自在に配置される。これにより、第2筒部42は、外筒43及び内筒44が第1筒部41の外周面及び内周面にそれぞれ案内されつつ、ベース板11の厚み方向にスライド移動する。この実施形態2では、第1筒部41及び第2筒部42は、円筒状に形成されているが、角筒状に形成されていても良い。また、第2筒部42は、外筒43と内筒44との二重管構造を有しているが、第1筒部41に対してスライド移動が可能であれば、外筒43または内筒44の一方で構成しても良い。
スライド筒部40の内部空間15は、上述のように、伸長部材で区画された空間として機能し、この内部空間15には、耐火膨張材13が充填されている。このため、実施形態2では、防護ユニット10Aが徐々に加熱されると、防護ユニット10Aの耐火膨張材13は、図6に示すように、ベース板11の厚み方向(図中X方向)に膨張する。この際、スライド筒部40は、耐火膨張材13の膨張に伴い、第2筒部42が第1筒部41に対して、ベース板11の厚み方向にスライド移動することで耐火膨張材13を保持する。
このように実施形態2においても、津波随伴火災が発生した場合、この火災の熱によって加熱された耐火膨張材13がベース板11の厚み方向に膨張することにより、引火した炎は建屋5への接近が防止される。さらに、膨張した耐火膨張材13は、断熱性を備えるため、津波随伴火災による熱を遮ることができ、建屋5を好適に保護することができる。
また、実施形態2では、スライド筒部40は、ベース板11に固定される第1筒部41と、第1筒部41に対してベース板11の厚み方向にスライド移動する第2筒部42とを備えて構成されるため、剛性を高めた伸長部材を簡単に形成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、伸長部材としてのベローズ12、または、スライド筒部40に保護板14を固定する構成としていたが、この保護板14を設けなくても良い。この場合、ベローズ12、または、スライド筒部40の内部空間15に充填される耐火膨張材13は外部に露出することとなるため、図示は省略するが、この耐火膨張材13の露出面(表面)に白色顔料を塗布することが好ましい。この構成では、白色顔料が火災時の輻射熱を反射することで耐火膨張材13への蓄熱を抑制し、建屋5の温度上昇を抑制することができる。
1、1A 火災防護設備
5 建屋
5a 外壁
10、10A 防護ユニット
11 ベース板
11a 外表面(外側表面)
12 ベローズ(伸長部材)
13 耐火膨張材
14 保護板
14a 外表面(表面)
15 内部空間
32 可燃物
33 炎
40 スライド筒部(伸長部材)
41 第1筒部(第1部材)
42 第2筒部(第2部材)
43 外筒
44 内筒

Claims (7)

  1. 建屋の外壁に対向して配置されるベース板と、
    前記ベース板の外側表面に設けられ、該ベース板の厚み方向に伸長自在な伸長部材と、
    前記伸長部材で区画された空間内に充填され、加熱により前記伸長部材と共に前記厚み方向に膨張する耐火膨張材と、を備えたことを特徴とする建屋の火災防護設備。
  2. 前記伸長部材は、板材を折り曲げて蛇腹形状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建屋の火災防護設備。
  3. 前記伸長部材は、前記ベース板に固定される第1部材と、前記第1部材に対して前記厚み方向にスライド移動する第2部材とを備えて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建屋の火災防護設備。
  4. 前記伸長部材により区画された複数の空間を備え、複数の前記空間に前記耐火膨張材をそれぞれ充填したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建屋の火災防護設備。
  5. 前記ベース板に対向して配置され、該ベース板とは反対側に位置する前記伸長部材の端部に連結される保護板を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の建屋の火災防護設備。
  6. 前記保護板は、表面に鏡面加工が施されることを特徴とする請求項5に記載の建屋の火災防護設備。
  7. 前記空間に充填された耐火膨張材の表面に白色顔料が塗布されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の建屋の火災防護設備。
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