JP6452412B2 - 誘導装置 - Google Patents

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Description

本発明は、航空機または飛しょう体などの飛行物体(以下、適宜「自機」と称する)を誘導する誘導装置に関する。
飛行物体の誘導には、自機のレーダ波を用いるアクティブ方式、当該飛行物体を発射した発射母体からのイルミネータ(Illuminator)を用いるセミアクティブ(Semi-active)方式が主である(例えば非特許文献1参照)。しかし、ステルス(Stealth)化された目標は照射された方向にはレーダ波が戻らないように工夫されており、従来の方式では目標からの反射電力が小さく、目標を検出および追尾することが困難となっている。そこで、ステルス化目標への対処のため、別の方角にある他のレーダからのレーダ波を用いたマルチスタティック(Multi-static)によるパッシブ誘導方式がある。
Merrill I.Skolnik,「RADAR HANDBOOK SECOND EDITION」 McGraw-Hill Publishing Company,1990年、P19.15
マルチスタティックで使用できるレーダは低周波帯を使用したものが多く、精度が悪い。このため、誘導の初期または中期(以下「初中期」と称する)では、自機のレーダ(RADAR)が発する電波の送信周波数と異なる周波数を有する他のレーダからのレーダ波を用いたパッシブ(Passive)方式を使用し、誘導の終末期では、自機のレーダ波を用いたアクティブ(Active)方式に切り替える手法とすることが一般的な考え方である。しかしながら、この一般的な方式では、目標情報の抽出に時間がかかり、アクティブ誘導への移行が遅くなることで十分な終末期の誘導時間(以下「終末誘導時間」と称する)が確保できないという課題があった。
また、捜索または追尾空域に、接近した複数の目標が存在する場合には、初中期時において、十分な角度分離性能が得られないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、初中期時の角度分離性能を向上させ、十分な終末誘導時間を確保できる誘導装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、自機レーダから送信される第1のレーダ信号を用いたアクティブ方式での信号処理と、前記自機レーダ以外の他のレーダから送信される第2のレーダ信号を用いたパッシブ方式での信号処理と、を併用して目標への誘導を行う誘導装置であって、初中期において、前記パッシブ方式による受信と、前記アクティブ方式による送受信とを同時に行い、前記パッシブ方式の信号処理では、複数の受信ビームパターンを使用したDBF処理を行い、前記パッシブ方式によって目標が検出された場合、前記他のレーダで検出された受信ビームの方向に前記自機レーダの送信ビームを指向して目標への誘導を行い、前記他のレーダの位置が既知である場合、前記DBF処理によるビームを前記他のレーダの方向に形成し、前記他のレーダの送信ビームのサイドローブを受信して、前記他のレーダのパルス諸元を得ることを特徴とする。
本発明によれば、初中期時の角度分離性能を向上させ、十分な終末誘導時間を確保することができる、という効果を奏する。
本実施の形態に係る誘導装置の構成例を示すブロック図 本実施の形態の誘導装置における送受信のタイミングを説明するタイムチャート 本実施の形態の誘導装置における誘導の概念を説明する図 パッシブ・アクティブ併用方式での初中期誘導の概念を説明する図 パッシブ・アクティブ併用方式での終末誘導の概念を説明する図
以下に、本発明の実施の形態に係る誘導装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
実施の形態.
以下では、まず図4および図5を用いて、パッシブ方式とアクティブ方式とを併用する方式(以下「パッシブ・アクティブ併用方式」と称する)での初中期誘導および終末誘導の概念について説明する。図4は、パッシブ・アクティブ併用方式での初中期誘導の概念を説明する図であり、図5は、パッシブ・アクティブ併用方式での終末誘導の概念を説明する図である。
パッシブ・アクティブ併用方式が適用される一般的な誘導システムにおいて、初中期誘導はパッシブ方式であり、図4に示すように、自機30と、当該自機30とは別の場所にあるレーダ31とが、誘導システムにおける主たる構成要素となる。自機30は、自機レーダ30aを備えている。レーダ31は、空間に幾つかの送信ビームを放射するが、その中の一つである送信ビーム32が目標33に向けて放射される。送信ビーム32による目標33からの反射波は、デジタルビームフォーミング(Digital Beam Forming:DBF)処理を行うための複数の受信ビームパターン34a,34b,34cによって、自機レーダ30aにて受信される。図4の例では、受信ビームパターン34bによって目標33からの反射波を検出できる。自機レーダ30aは、受信ビームパターン34bによる検出情報を用いて目標33への誘導を行う。
一方、終末誘導では、アクティブ方式が用いられる。初中期誘導において、パッシブ方式で誘導されて目標33に接近した自機30は、アクティブ方式による追尾が可能となると、検出した目標33の情報に基づいて送信ビームの方向を算出し、送受信ビームパターン35による送受信を行う。自機レーダ30aの送信周波数は、レーダ31の送信周波数より高周波であり、初中期誘導時よりも高精度で目標33に対する誘導が可能となる。
しかしながら、自機レーダ30aは、レーダ31からの照射波による反射波と自機レーダ30aからの送信波による反射波の双方を同時に受信することができない。また、自機レーダ30aの送信周波数がレーダ31の送信周波数より高周波であるため、送受信ビームパターン35は、送信ビーム32よりもビーム幅が細くなり、一度で目標を探知できず、近辺を捜索する必要がある。このため、目標の捕捉から追尾に時間を要することになり、終末誘導時間が確保できなくなるという問題があった。
次に、本実施の形態の誘導装置における誘導の概念を、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態の誘導装置における誘導の概念を説明する図である。
図3において、レーダ31は、空間に電波を放射し、例えば送信ビーム32が目標33に向けて放射されると、目標33からの反射波が、自機レーダ30aにおいて受信される。自機レーダ30aは、複数の受信ビームパターン34a,34b,34cを使用したDBF処理、すなわちパッシブ方式による受信処理を行う。同時に自機レーダ30aも送受信ビームパターン35によるアクティブ方式で送受信処理を行う。例えば、受信ビームパターン34bで目標33からの反射波を検出すれば、自機レーダ30aは、自機レーダ30aの送受信ビームパターン35を使用して、受信ビームパターン34bに合わせた捜索を行う。自機30と目標33との相対距離が遠い場合でも、自機レーダ30aのアクティブ方式の送受信での目標検出確率は0%ではない。このため、相対距離が近づくにつれて目標の検出確率は上昇し、従来の切り替え距離より、遠方で目標を検出することができるため、終末誘導時間を確保することができる。
次に、本実施の形態に係る誘導装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る誘導装置の構成例を示すブロック図である。なお、以下の説明において、目標33の検出および追尾のために目標33に照射される信号を「レーダ信号」と称する。さらに、レーダ信号のうち、自機レーダ30aから照射されるレーダ信号を「自機レーダ信号」または「第1のレーダ信号」と称し、自機レーダ30a以外の他のレーダから照射されるレーダ信号を「他レーダ信号」または「第2のレーダ信号」と称する。図3および図4に示したレーダ31からのレーダ信号は、ここで言う「他レーダ信号」または「第2のレーダ信号」の1つである。
本実施の形態に係る誘導装置100は、図1に示すように、レーダ信号を生成する信号生成部40と、レーダ信号を目標33に照射し、また、目標33からの反射信号を受信する送受信部50と、目標33からの反射信号に基づいて目標33の検出処理および追尾誘導処理を行う信号処理部60と、を備えて構成される。
信号生成部40は、レーダ信号の基となる信号を生成する発振器1と、発振器1の出力信号をアクティブ送受信用の局発周波数に変換する周波数変換器2と、発振器1の出力信号をパッシブ受信用の局発周波数に変換する周波数変換器3と、周波数変換器2からの信号をアクティブ送信信号に変換する励振器4と、を備える。なお、周波数変換器2と周波数変換器3とを符号無しで区別する場合には、周波数変換器2を「第1の周波数変換器」と称し、周波数変換器3を「第2の周波数変換器」と称する。
送受信部50は、n個(nは2以上の整数)の送受信ブロック15(15,15,……,15)を備える。各送受信ブロック15の構成は同一であり、以下、第1の送受信ブロックである送受信ブロック15について説明する。送受信ブロック15は、励振器4からの信号を増幅する増幅器5と、送信時には増幅器5の出力を空間に放射し、受信時には目標33または背景からの信号を受信するアンテナ7と、目標33からの受信信号を増幅する低雑音増幅器8と、送信時には増幅器5の出力をアンテナ7に送り、受信時にはアンテナ7からの信号を低雑音増幅器8に送る送受信切替器6と、低雑音増幅器8からの受信信号と周波数変換器2からの局発周波数をミキシングして中間周波数にダウンコンバートする周波数変換器9と、周波数変換器9がダウンコンバートした中間周波数信号をデジタル信号に変換するA/D変換器10と、A/D変換器10からのデジタル信号に基づいて同相信号(In-phase信号:以下、必要に応じて「I信号」と称する)および90°位相をずらした信号(Quadrature信号:以下、必要に応じて「Q信号」と称する)を生成する位相検波器11と、低雑音増幅器8からの受信信号と周波数変換器3からの局発周波数をミキシングして中間周波数にダウンコンバートする周波数変換器12と、周波数変換器12がダウンコンバートした中間周波数信号をデジタル信号に変換するA/D変換器13と、A/D変換器10からのデジタル信号に基づいて同相信号(I信号)および90°位相をずらしたQ信号を生成する位相検波器14と、を備える。なお、周波数変換器9と周波数変換器12とを符号無しで区別し、且つ、上述した周波数変換器2および周波数変換器3のそれぞれとも符号無しで区別する場合には、周波数変換器9を「第3の周波数変換器」と称し、周波数変換器12を「第4の周波数変換器」と称する。また、A/D変換器10とA/D変換器13とを符号無しで区別する場合には、A/D変換器10を「第1のA/D変換器」と称し、A/D変換器13を「第2のA/D変換器」と称する。また、位相検波器11と位相検波器14とを符号無しで区別する場合には、位相検波器11を「第1の位相検波器」と称し、位相検波器14を「第2の位相検波器」と称する。
信号処理部60は、送受信ブロック15,15,15,……,15の位相検波器11から出力されるI信号およびQ信号を用いて、送信ビームと同じ範囲をカバーする受信ビームを形成した受信信号を生成するビーム形成部16と、ビーム形成部16からの受信信号を処理して目標の検出処理を行う目標検出処理部17と、送受信ブロック15,15,15,……,15の位相検波器14から出力されるI信号およびQ信号を用いて、他レーダ信号を広範囲に受信するための複数の受信ビームを形成するビーム形成部18と、ビーム形成部18から伝達される複数の受信信号ごとに目標の検出処理を行う目標検出処理部19と、目標検出処理部17からの処理結果および目標検出処理部19から処理結果から目標への誘導情報を演算する追尾誘導処理部20と、を備える。
上記の構成において、ビーム形成部16に入力される信号は、自機レーダ信号を処理する位相検波器11から出力されるI信号およびQ信号である。ビーム形成部16が形成する受信ビームは、送信ビームと同じ範囲をカバーすればよいため、ビーム形成部16から目標検出処理部17に入力される受信信号線は1つでよい。一方、ビーム形成部18に入力される信号は、他レーダ信号を処理する位相検波器14から出力されるI信号およびQ信号である。ビーム形成部18は、他レーダ信号を広範囲に受信するための複数の受信ビームを形成する必要がある。このため、ビーム形成部18と目標検出処理部19との間には、ビーム形成部18が出力する複数の受信ビームに対応する受信信号を入力するための複数の受信信号線が設けられる。なお、ビーム形成部16とビーム形成部18とを符号無しで区別する場合には、ビーム形成部16を「第1のビーム形成部」と称し、ビーム形成部18を「第2のビーム形成部」と称する。また、目標検出処理部17と目標検出処理部19とを符号無しで区別する場合には、目標検出処理部17を「第1の目標検出処理部」と称し、目標検出処理部19を「第2の目標検出処理部」と称する。
つぎに、本実施の形態の誘導装置における要部動作について、図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態の誘導装置における送受信のタイミングを説明するタイムチャートであり、自機はアクティブ方式で送受信し、他のレーダからの信号はパッシブ方式で同時に受信している場合の、他のレーダの送受信タイミングと自機レーダの送受信タイミングをタイムチャートで示している。なお、以下の説明において、他のレーダの送信周期およびパルス幅などの情報(以下「パルス諸元」と称する)は、既知であると仮定する。なお、ここでいう「既知」の意味には、他のレーダのパルス諸元自体を事前に知らなくても、他のレーダの位置が既知である場合を含んでいる。他のレーダの位置が既知であれば、DBFのビームを当該他のレーダの方向に形成し、他のレーダの送信ビームのサイドローブを受信して、パルス諸元を得ることができるからである。
図2において、上から1段目は自機レーダの送信パルスを示しており、当該送信パルスの送出タイミングを識別するため、送信パルスにTM1〜TM4の符号を付している。また、上から2段目は他のレーダの送信パルスを示しており、当該送信パルスの送出タイミングを識別するため、送信パルスにTR1〜TR3の符号を付している。なお、自機レーダの送信周波数f1は、他のレーダの送信周波数f2よりも大きい。すなわちf1>f2の関係がある。
上から3段目は自機レーダの受信タイミングを示しており、識別のために当該受信タイミングにRM1−1〜RM1−7、RM2−1〜RM2−7、RM3−1〜RM3−7、RM4−1〜RM4−7の符号を付している。送信パルスTM1に対する受信タイミングは、頭に“RM1”の文字が付され、受信順序を表す番号を“−”記号に続く数値で表している。
上から4段目は他のレーダの受信タイミングを示しており、識別のために当該受信タイミングにRR1−0〜RR1−9、RR1−11〜RR1−21、RR2−0、RR2−2〜RR2−14、RR2−16〜RR2−21、RR3−0〜RR3−5の符号を付している。送信パルスTR1に対する受信タイミングは、頭に“RR1”の文字が付され、受信順序を表す番号を“−”記号に続く数値で表している。
図2において、当然のことながら、自機レーダにおける送信時のタイミングでは、自機レーダおよび他レーダ信号を受信することはできない。ここで、自機レーダにおいては、送信パルスの送出タイミングを自機にて把握することができるので、送信パルスの送出タイミングの期間は、受信タイミングから除外されている。一方、自機レーダと他のレーダの送信タイミングは非同期のため、他のレーダの受信タイミングには欠落が生じることになる。図2において、他のレーダの受信タイミングにおける欠落部分を破線で示しており、破線部K1〜K4がこれに該当する。例えば、破線部K1では、RR1−9の一部、RR1−10の全部、RR1−11の一部が欠落している。RR1−9およびRR1−11の幅が小さくなっているのは、受信タイミングの一部が欠落しているためである。しかしながら、自機レーダの送信タイミングと他のレーダの送信タイミングとは非同期のため、他のレーダの受信タイミングにおいて、同じ受信番号が連続して欠落することはない。例えば、図2の破線部K2において、受信タイミングの欠落は、RR2−1の全部とRR2−2の一部であり、RR1にて欠落が生じている受信順序が“9”、“10“、“11”については欠落が生じていない。このため、自機レーダが送信パルスを送出して信号処理を行っている間においても、他のレーダの送信パルスによる反射信号の検出が可能となる。すなわち、本実施の形態の誘導装置では、パッシブ方式による受信とアクティブ方式による送受信とを同時に行うことが可能となる。
つぎに、図2で説明した処理の概念および図1の構成に基づいて、本実施の形態に係る誘導装置の全体的な動作説明を行う。まず、レーダ31の送信パルスが目標33または背景に照射され、目標33または背景から反射した複数の受信信号がアンテナ7で受信される。自機レーダ30aの送信周波数はレーダ31の送信周波数より高周波帯であり、アンテナ7は、レーダ31の周波数帯と、他のレーダの周波数帯よりも高域にある自機レーダ30aの周波数帯とをカバーする帯域を有している。アンテナ7は、アンテナ素子を並べた素子アンテナで構成することが可能である。
目標33が検出できるまでは、目標33の正確な位置が不明であり、広範囲に待ち受ける必要がある。このため、ビーム形成部18にて複数の受信ビームを形成し、目標検出処理部19にて各々の受信ビームに対して目標検出処理を行う。目標33が検出された場合、追尾誘導処理部20で計算を実施し目標33に誘導すると共に、レーダ31で検出された受信ビームの方向に自機レーダ30aの送信ビームを指向し、自機レーダ30aから送信パルスを照射し、目標33からの受信信号をアンテナ7で受信する。ビーム形成部16で形成する受信ビームは送信ビームと同じ方向に形成し、目標検出処理部17にて目標検出処理を行う。上述のように、自機レーダ30aの送信周波数は、レーダ31の送信周波数より高周波帯であり、角度分離性能が向上する。このため、自機レーダ30aで目標が検出できた場合、追尾誘導処理部20は、目標検出処理部17の処理結果を用いて計算を実施し、目標33に対する誘導処理を行う。
以上説明したように、本実施の形態に係る誘導装置によれば、パッシブ方式による受信処理とアクティブ方式による送受信処理とを同時に行うことができるため、アクティブ方式による終末誘導時間の確保が可能となる。
また、本実施の形態に係る誘導装置によれば、初中期では、パッシブ方式による受信とアクティブ方式による送受信とを同時に行い、パッシブ方式によって目標が検出された場合に、他のレーダで検出された受信ビームの方向に自機レーダの送信ビームを指向して目標への誘導を行うこととしたので、初中期時において、角度分離性能を向上することが可能となる。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 発振器、2 周波数変換器(第1の周波数変換器)、3 周波数変換器(第2の周波数変換器)、4 励振器、5 増幅器、6 送受信切替器、7 アンテナ、8 低雑音増幅器、9 周波数変換器(第3の周波数変換器)、10 A/D変換器(第1のA/D変換器)、11 位相検波器(第1の位相検波器)、12 周波数変換器(第4の周波数変換器)、13 A/D変換器(第2のA/D変換器)、14 位相検波器(第2の位相検波器)、15,15,15,15,15 送受信ブロック、16 ビーム形成部(第1のビーム形成部)、17 目標検出処理部(第1の目標検出処理部)、18 ビーム形成部(第2のビーム形成部)、19 目標検出処理部(第2の目標検出処理部)、20 追尾誘導処理部、30 自機、30a 自機レーダ、31 レーダ、32 送信ビーム、33 目標、34a,34b,34c 受信ビームパターン、35 送受信ビームパターン、40 信号生成部、50 送受信部、60 信号処理部、100 誘導装置。

Claims (4)

  1. 自機レーダから送信される第1のレーダ信号を用いたアクティブ方式での信号処理と、前記自機レーダ以外の他のレーダから送信される第2のレーダ信号を用いたパッシブ方式での信号処理と、を併用して目標への誘導を行う誘導装置であって、
    初中期において、前記パッシブ方式による受信と、前記アクティブ方式による送受信とを同時に行い、前記パッシブ方式の信号処理では、複数の受信ビームパターンを使用したDBF処理を行い、前記パッシブ方式によって目標が検出された場合、前記他のレーダで検出された受信ビームの方向に前記自機レーダの送信ビームを指向して目標への誘導を行い、
    前記他のレーダの位置が既知である場合、前記DBF処理によるビームを前記他のレーダの方向に形成し、前記他のレーダの送信ビームのサイドローブを受信して、前記他のレーダのパルス諸元を得る
    ことを特徴とする誘導装置。
  2. 前記第1のレーダ信号の基となる信号を生成する信号生成部と、
    前記第1のレーダ信号を目標に照射し、前記目標から反射した前記第1のレーダ信号および前記第2のレーダ信号による反射信号を受信する送受信部と、
    前記反射信号に基づいて前記目標の検出処理および追尾誘導処理を行う信号処理部と、
    を備え、
    前記送受信部には、アクティブ送受信用の局発周波数に変換する周波数変換器に並列して、パッシブ受信用の局発周波数に変換する周波数変換器が設けられると共に、前記第1のレーダ信号の周波数と前記第2のレーダ信号の周波数の双方に対応できる帯域を有するアンテナが設けられ、
    前記信号処理部には、前記自機レーダの送信ビームに相当する受信ビームを生成するビーム形成部に並列して、前記他のレーダの受信ビームを複数生成するビーム形成部が設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導装置。
  3. 前記自機レーダの送信周波数は、前記他のレーダの送信周波数よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の誘導装置。
  4. 前記自機レーダの受信タイミングと、前記他のレーダの受信タイミングとは非同期であることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の誘導装置。
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