JP6449723B2 - 故障シミュレーション装置及び故障シミュレーション方法 - Google Patents

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本発明は、故障シミュレーション装置及び故障シミュレーション方法に関し、制御対象への故障影響を評価する故障シミュレーション装置及び故障シミュレーション方法に適用して好適なるものである。
自動車業界では、電気/電子部品及びこれらに搭載されるマイコンのソフトウェア開発において、機能安全規格ISO26262の適用と規格準拠が必須となりつつある。そこで、自動車メーカおよびサプライヤでは、この規格の要件を満たすための開発環境の整備が進められている。
例えば、ハードウェアとソフトウェア統合とテストの規格ISO26262 Part4 8.4.2では、プリント基板に実装される全素子の全故障を対象に、原則実機またはシミュレーションでの検証が要件となっている。実機による故障注入テストでは、ECU(Electric Control Unit)が1回で破損するモードや電気的ダメージの蓄積で再現性がなくなるモード等への対応が容易ではない。また、1000項目を超えるような実験となるため、工数・期間・コストに与える影響は少なくない。このような状況において、シミュレーションをベースとしたバーチャルECUによる故障注入テスト方法が検討されるようになってきている。
例えば特許文献1には、電子部品の開放および短絡故障を対象として、シミュレーションによる故障解析の方法(Method for Fault Analysis Using Simulation)が開示されている。特許文献1のシミュレーション手法では、直列または並列に可変抵抗器を接続することにより、故障したECU回路のモデルを作成する。そして、故障ごとに回路トポロジーを変更し、故障したECU回路のシミュレーションを実行する。
米国特許出願公開第2006/0041417号明細書
上記特許文献1に記載の故障シミュレーション方法では、センサ情報のフィードバックがない開ループの回路シミュレーションにおいては、一定の誤差範囲内で故障影響を再現することができる。しかし、閉ループの制御システムにおいては、時間経過に応じて、センサ情報のフィードバックの誤差が累積してしまう問題が知られている。特に、自動車の走行シミュレーションでは数秒から数十秒といった時間単位で評価する必要があり、電子回路にとって膨大な実行ステップ(数億ステップ)が必要となるため、誤差の累積がシステム誤動作にまで至ることもある。このため、故障注入の条件が成立する前に誤フェールしてしまい、故障時のシステム動作を検証できないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、制御系の閉ループシステムを対象とした長時間のシミュレーションにおいて、誤差累積を排除して素子故障時のシステム動作を評価することが可能な故障シミュレーション装置及び故障シミュレーション方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、ECUプロセスと故障素子を含む回路プロセスからなるシミュレーション部と、予め設定された故障条件に基づいてシミュレーション部に故障注入指令を送るシミュレーション制御部と、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令に基づいて、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるデータ管理部と、備えることを特徴とする、故障シミュレーション装置が提供される。
かかる課題を解決するために本発明においては、ECUプロセスと故障素子を含む回路プロセスからなるシミュレーション部と、前記シミュレーション部を制御するシミュレーション制御部と、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるデータ管理部と、を備える故障シミュレーション装置における故障シミュレーション方法であって、前記シミュレーション制御部が、予め設定された故障条件に基づいてシミュレーション部に故障注入指令を送るステップと、前記データ管理部が、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令に基づいて、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるステップと、を含むことを特徴とする、故障シミュレーション方法が提供される。
本発明によれば、制御系の閉ループシステムを対象とした長時間のシミュレーションにおいて、誤差累積を排除して素子故障時のシステム動作を評価できる。
本発明の第1の実施形態に係る故障シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかるデータ管理部の設定を行うユーザーインターフェースの一例である。 同実施形態にかかる故障注入に用いる素子の作成例を示す概念図である。 同実施形態にかかる故障注入条件の一例を示す図表である。 同実施形態にかかる故障シミュレーション処理を示すフローチャートの一例である。 同実施形態にかかるデータ管理部におけるデータの流れを示すフローチャートの一例である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ管理部におけるデータの流れを示すフローチャートの一例である。 同実施形態にかかるシミュレーション誤差をスクリーン画面の表示例である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本実施の形態にかかる故障シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。以下では、車載電子制御ユニット(以下、ECU:Electric Control Unit)を構成する電子部品に開放・短絡・ドリフト等の電気的故障を注入し、制御対象である車両プラントへの故障影響を評価するシミュレーション方法に本発明を適用するが、かかる例に限定されず、車両プラント以外の制御対象にも適用可能である。
図1に示すように、故障シミュレーションシステムは、主に、主記憶部100、CPU115、外部記憶装置116及び入出力装置118などから構成される。
入出力装置118は、シミュレーション条件の入力やシミュレーション結果のスクリーン出力を行う。外部記憶装置116は、入出力装置118から入力される故障条件117を格納する。CPU115は、シミュレーションに必要な演算を実行する。
主記憶部100には、シミュレーション部101、シミュレーション制御部114及びデータ管理部113が記憶されている。
シミュレーション部101は、ECU(Engine Control Unit)プロセス102と、インバータプロセス107と、モータプロセス109と、電流モニタ回路プロセス110と、シミュレーション制御部114とを含む。
ECUプロセス102は、制御プログラム104を実行して、インバータを駆動するPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成する。インバータプロセス107は、PWM信号に基づいてFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)をオン・オフして、モータを駆動する電圧信号を生成する。モータプロセス109は、駆動信号に基づいて、発生トルクや回転角度を計算する。電流モニタ回路プロセス110は、モータ駆動電流をシャント抵抗から検出してスケーリングする。電流モニタ回路プロセス110には、開放/短絡故障を注入できる故障素子112が内蔵されている。これらの各プロセスにより、電動パワーステアリングシステム(EPS)の故障注入シミュレーションを実行することができる。シミュレーション制御部114は、シミュレーション部の一連の処理を制御する。
図2は、データ格納部の設定をおこなうユーザーインターフェースの例である。ユーザは、まず素子間の配線が規定された回路図200を入力する。そして、故障注入トリガ信号及びデータの置き換えをおこなう信号を定義したテーブル201を作成する。ユーザは、テーブル201を作成した後、SET202を選択する。
テーブル201において、故障注入トリガ信号(Type:Trigger)を回路図上に存在するFLT−TRGと設定し、データを置き換える信号(Type:Replace)とし、3相電流推定値(I−U/I−V/I−W)を設定し、置き換え後の値は、3相電流の真値(Ideal−IU/Ideal−IV/Ideal−IW)としている。
なお、3相電流推定値は、ECUプロセス102内の制御プログラム104で計算される値である。このため、制御プログラム104の外部からアクセス可能な環境を構築しておく必要がある。
テーブル201の作成後、ユーザがRUN203を選択することにより、シミュレーションを開始することができる。
図3は、故障注入に用いる素子の作成例である。故障注入用の素子モデルは、ハードウェア記述言語によって動作を定義する。ここではVHDL−AMS言語での記述例300を示す。
図3に示す故障注入に用いる素子は、外部の制御入力(S_IN)により抵抗値を変数Ronと変数Roffとに切り替えることができるように記述されている。この素子を通常の回路素子に直列に接続することで開放故障用の素子モデル301、また、並列に接続することで短絡故障用の素子モデル302を作成することができる。このとき、変数Ronを0Ω付近の微小値、変数Roffを数MΩと大きな値に設定しておく必要がある。なお、開放故障用の素子モデルはS_IN=OFFのとき、短絡故障用の素子モデルはS_IN=ONのときに、それぞれ故障の発生を模擬できる。
図4に、故障注入条件の一例である車両挙動条件400を示す。図4に示すように、故障素子401は、故障注入に用いる素子であり、例えば、R(抵抗)、L(コイル)、C(コンデンサ)などを例示できる。これらの故障素子が、対応する車両挙動条件である、速度402、ヨーレート403及びブレーキ404の各条件を満たす場合に、故障素子に故障を注入して故障を発生させる。
図4では、車両の速度40Km/h、ヨーレート10deg/s、ブレーキ0.2Gに達した場合に、故障素子R001に故障が注入される。また、車両の速度10Km/h、ヨーレート5deg/s、ブレーキ0.1Gに達した場合に、故障素子L001に故障が注入される。また、車両の速度40Km/h、ヨーレート1deg/s、ブレーキ0.3Gに達した場合に、故障素子C200に故障が注入される。
図4では、故障注入条件を車両の挙動としたが、かかる例に限定されず、ステアリング、アクセル、ブレーキなどのドライバ操作が所定の挙動に達した場合や、他社との距離や相対速度など周辺環境が所定の条件となった場合に故障を注入してもよい。
図5は、故障シミュレーション処理を示すフローチャートの一例である。上記したように、ユーザによりシミュレーション開始を指示するRUN203が選択されると、シミュレーション制御部114によりシミュレーション制御が実施される。
図5に示すように、シミュレーション制御部114は、まず、ユーザにより設定された故障条件を読み込み(S101)、シミュレーションを開始させる(S102)。
シミュレーション制御部114は、シミュレーション部101へ1ステップの実行指令を送信する(S103)。
シミュレーション部101は、シミュレーション制御部114から実行指令を受信し(S107)、1ステップのシミュレーションを実行して(S108)、実行結果をシミュレーション制御部114へ返信する(S109)。
シミュレーション制御部114は、シミュレーション部101から実行結果を受信し(S104)、ユーザにより設定された故障条件と比較して(S105)、故障条件の成立可否を判定する(S106)。
ステップS106において、故障条件が成立したと判定されるまで、ステップS103〜ステップS105を繰り返し、故障条件が成立した判定された場合には、ステップS110以降の故障注入処理を実行する。
故障注入処理において、シミュレーション制御部114は、故障情報を故障注入素子に設定し(S110)、同時に、データ管理部113へデータ送信有無の切り替え指令を送信する(S111)。
そして、データ管理部113は、ステップS111で送信された切り替え指令を受信し(S115)、データ送信を停止し(S116)、切り替え処理の完了通知をシミュレーション制御部114へ送り返す(S117)。
シミュレーション制御部114は、データ送信停止の完了を確認すると、以降の全ステップのシミュレーションを実行する(S112)。そして、シミュレーション制御部114は、シミュレーション終了後(S113)、シミュレーション結果をスクリーンに出力して(S114)、一連の故障シミュレーション処理を終了する。
図6は、本実施の形態におけるデータ管理部113におけるデータの流れを示すフローチャートの一例である。
図6に示すように、シミュレーション部101がシミュレーションを開始すると、まず、ECUプロセス102によって、制御プログラム104に基づいたPWM信号を生成する(S201)。
次に、シミュレーション部101は、インバータプロセス107によって、ステップS201で生成されたPWM信号から、モータを駆動するモータ駆動信号を生成する(S202)。ステップS202で、シミュレーション部101は、データ管理部113に3相電流の真値データを送信する。
そして、シミュレーション部101は、モータプロセス109によって、ステップS202で生成されたモータ駆動信号から発生トルクや回転角などのモータ動作を計算し(S203)、電流モニタ回路プロセス110によって、モータからシャント抵抗に流れる電流を検出する(S204)。
そして、ECUプロセス102が、電流モニタ回路プロセス110で検出した電流値をA/D変換器で取り込み(S205)、制御プログラム104の実行により3相電流値の推定処理を行う(S206)。
ここで、データ管理部113は、インバータプロセスによって生成された3相電流の真値データを受信すると(S208)、故障注入トリガの有無を判定する(S209)。
ステップS209において、故障注入トリガがないと判定された場合には、データ管理部113は、ECUプロセス102へ真値データを送信して上書きする(S210)。一方、故障注入トリガがあると判定された場合には、データ管理部113は、真値データを送信せずに処理を終了する。そして、シミュレーション部101は、全体のシミュレーションが終了したかを判定し(S207)、シミュレーションが終了するまで上記の一連の処理を実行する。
本実施の形態によれば、センサ情報のフィードバックとそれに基づくアクチュエーションといった相互作用を含む制御系の閉ループシステムを対象とした長時間のシミュレーションにおいて、誤差累積を排除して素子故障時のシステム動作を評価できる。
(2)第2の実施の形態
第1の実施の形態では、データ管理部113は、故障注入トリガがあるまで制御プログラム104内の3相電流推定値にアクセスし、真値を上書きする方法をとっていた。ここで、真値からは誤差のない理論検出値を計算することができるため、制御プログラム104の3相電流推定値を上書きするのではなく、A/D変換器106で取り込むデータを理論検出値に置換えることで誤差累積を防ぐことも可能である。この場合、理論検出値は電流モニタ回路の検出値と直接比較できる。このため、データ管理部113は、シミュレーション実行中に、随時、両者の差分を計算することで、瞬間的な誤差量や累積誤差量を計算することができる。
図7は、本実施の形態におけるデータ管理部113のデータの流れを示すフローチャートの一例である。図7を参照し、第1の実施の形態から変更されるステップについて特に詳細に説明する。
図7に示すように、シミュレーション部101がシミュレーションを開始すると、まず、ECUプロセス102によって、制御プログラム104に基づいたPWM信号を生成する(S301)。
次に、シミュレーション部101は、インバータプロセス107によって、ステップS201で生成されたPWM信号から、モータを駆動するモータ駆動信号を生成する(S302)。ステップS302で、シミュレーション部101は、データ管理部113に3相電流の真値データを送信する。
そして、シミュレーション部101は、モータプロセス109によって、ステップS202で生成されたモータ駆動信号から発生トルクや回転角などのモータ動作を計算し(S303)、電流モニタ回路プロセス110によって、モータからシャント抵抗に流れる電流を検出する(S304)。
そして、ECUプロセス102が、電流モニタ回路プロセス110で検出した電流値をA/D変換器で取り込み(S305)、制御プログラム104の実行により3相電流値の推定処理を行う(S306)。
ここで、データ管理部113は、インバータプロセスによって生成された3相電流の真値データを受信して、3相電流の真値から理論検出値を計算する(S308)。
また、電流モニタ回路プロセス110は、検出値をECUプロセス102へ直接送信せず、データ管理部113へ送信する(S309)。
そして、データ管理部113からECUプロセス102のA/D変換器106へ電流値データを送信する(S310)。このとき、故障注入指令がない場合(故障トリガなし)は理論検出値を送信し、故障注入指令があった場合(故障トリガあり)は電流モニタ回路の検出値を送信する。
そして、シミュレーション部101は、全体のシミュレーションが終了したかを判定し(S307)、シミュレーションが終了するまで上記の一連の処理を実行する。
図8に、図7に示す処理を実行することにより得られる誤差情報のディスプレイ表示例を示す。本実施の形態では、誤差のない理論検出値と、回路の誤差を含む検出値の両方についてシミュレーションを実行することができる。このため、ユーザにより例えばモータトルク等の所望のパラメータ702が選択されると、その瞬間誤差量703と累積誤差量704、また、事前に設定した許容誤差量705を示すグラフ701を表示する。ユーザは、グラフ701により、誤差低減の効果を容易に確認することができる。
100 主記憶部
101 シミュレーション部
102 ECUプロセス
104 制御プログラム
106 A/D変換器
107 インバータプロセス
109 モータプロセス
110 電流モニタ回路プロセス
112 故障素子
113 データ管理部
114 シミュレーション制御部
116 外部記憶装置
117 故障条件
118 入出力装置

Claims (7)

  1. ECUプロセスと故障素子を含む回路プロセスからなるシミュレーション部と、
    予め設定された故障条件に基づいてシミュレーション部に故障注入指令を送るシミュレーション制御部と、
    前記シミュレーション制御部からの故障注入指令に基づいて、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるデータ管理部と、
    を備え、
    前記データ管理部は、
    真値及び検出値を保持し、
    前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がない場合には、前記ECUプロセスにより検出値に基づき算出される推定電流値を真値で上書きし、
    前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がある場合には、前記推定電流値を真値で上書きしない
    ことを特徴とする、故障シミュレーション装置。
  2. ECUプロセスと故障素子を含む回路プロセスからなるシミュレーション部と、
    予め設定された故障条件に基づいてシミュレーション部に故障注入指令を送るシミュレーション制御部と、
    前記シミュレーション制御部からの故障注入指令に基づいて、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるデータ管理部と、
    を備え、
    前記データ管理部は、
    真値及び検出値を保持し、
    前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がない場合には、前記ECUプロセス内のA/D変換器から取り込み可能なように、真値をスケーリングした信号を生成して前記A/D変換器に送信し、
    前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がある場合には、流モニタ回路プロセスで計算される検出値を前記A/D変換器に送信して、
    前記ECUプロセスへのデータ送信を故障注入前後で切り替える
    ことを特徴とする、故障シミュレーション装置。
  3. 前記データ管理部は、
    真値と検出値の差分からシミュレーション誤差量を算出してモニタへ出力し、
    誤差が一定量を超えた場合にアラートを出力する
    ことを特徴とする、請求項に記載の故障シミュレーション装置。
  4. 前記シミュレーション制御部は、
    車両の挙動と対応付けられた故障素子が所定の故障条件を満たした場合に、前記故障注入指令を前記シミュレーション部に送る
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の故障シミュレーション装置。
  5. 前記シミュレーション部は、
    制御プログラムに基づいてPWM信号を生成するECUプロセスと、
    前記PWM信号からモータの駆動信号を生成するインバータプロセスと、
    前記モータのトルクや回転速度及び駆動電流を算出するモータプロセスと、
    前記モータの駆動電流を検出する電流モニタ回路プロセスと、
    を有し、
    前記ECUプロセスが前記電流モニタ回路プロセスの検出値をA/D変換器から取り込んで、前記制御プログラム内で相電流を推定し、前記PWM信号を生成することで、電動パワーステアリングシステムの動作をシミュレーションする
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の故障シミュレーション装置。
  6. ECUプロセスと故障素子を含む回路プロセスからなるシミュレーション部と、前記シミュレーション部を制御するシミュレーション制御部と、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるデータ管理部と、を備える故障シミュレーション装置における故障シミュレーション方法であって、
    前記データ管理部は、真値及び検出値を保持し、
    前記シミュレーション制御部が、予め設定された故障条件に基づいてシミュレーション部に故障注入指令を送るステップと、
    前記データ管理部が、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令に基づいて、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるステップと、
    を含み、
    前記切り替えるステップにおいて、前記データ管理部が、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がない場合には、前記ECUプロセスにより検出値に基づき算出される推定電流値を真値で上書きし、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がある場合には、前記推定電流値を真値で上書きしない
    とを特徴とする、故障シミュレーション方法。
  7. ECUプロセスと故障素子を含む回路プロセスからなるシミュレーション部と、前記シミュレーション部を制御するシミュレーション制御部と、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるデータ管理部と、を備える故障シミュレーション装置における故障シミュレーション方法であって、
    前記データ管理部は、真値及び検出値を保持し、
    前記シミュレーション制御部が、予め設定された故障条件に基づいてシミュレーション部に故障注入指令を送るステップと、
    前記データ管理部が、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令に基づいて、前記ECUプロセスへのデータ送受信の有無を切り替えるステップと、
    を含み、
    前記切り替えるステップにおいて、前記データ管理部が、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がない場合には、前記ECUプロセス内のA/D変換器から取り込み可能なように、真値をスケーリングした信号を生成して前記A/D変換器に送信し、前記シミュレーション制御部からの故障注入指令がある場合には、電流モニタ回路プロセスで計算される検出値を前記A/D変換器に送信して、前記ECUプロセスへのデータ送信を故障注入前後で切り替える
    ことを特徴とする、故障シミュレーション方法。
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