JP6449045B2 - 軌道用パッドホルダー - Google Patents

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本発明は、レールを支承する枕木に適用される軌道用パッドホルダーに関する。更に詳しくは、レールと枕木との間に配置される軌道用パッドを規制して保持する軌道用パッドホルダーに関する。
レールを支持する枕木は、バラストやコンクリート製板等のいわゆる道床に支えられている。道床がない場合は枕木のみでレールを支持(支承)している。レールを支承する上で枕木は欠かせない構成体である。レールは複数の枕木によって支持されるが、枕木とレールとの間には、一般にパッドを挿入することが多い。このレールと枕木間は経年変化で隙間が変わる。
又、多くは隙間調整に加え防振効果のため、パッドを挟んでレールを敷設している。このパッドとレールとは車両の走行荷重、レールの熱膨張等により長年使用中に相互にズレが生じる。このためレール周辺を初期状態にするためのメンテナンスは欠かせない。ロングレールの場合は、季節間の温度差によるレールの伸縮は大きく、特にレールの継ぎ目部分においては大きなズレが生じる。
このため、この部分の締結装置は、伸縮継目装置が使用されている。この部分の伸縮に伴う移動量は大きいので、この移動量を抑えることはできず、締結位置で滑らす構成のものが多く使用されている。このような場合に、例えばレールと枕木の間にステンレス製のパッドを使用し、レール下面との間で相対移動させている。ステンレス製以外にも防振効果等のために種々のパッドが多く使用されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
例えば、この中の本出願人に係る発明は、通常のゴムで高減衰ゴムを挟んだ二重構造のパッド構成のもの、及びその取り付け構成として提案されたものである(特許文献3)。一般にこれらのパッドは、通常レールから外れないように抑えられている。即ち、レール下面に直接挟まれる単独構成のパッド、あるいは締結装置を介してその位置の規制されたパッド等、枕木やレールからこれらのパッドがズレて逸脱しないようにした構成のものが、種々提案され使用されている。
実開昭55−28617号公報 実開昭59−163603号公報 特開平8−189003号公報 特開2000−64202号公報 特開2010−13903号公報
特に、ロングレールの場合、前述したように、経年変化によりレールと枕木の間の隙間は大きく変化し、更に季節間の温度差に伴うレールの長手方向の伸縮の大きな差に加え、レールに錆が発生し、パッドがレールに固着してしまうこと等のトラブルが生じていた。このようなレールの伸縮に伴い、パッドとレールとの相対移動でズレが生じ、そのズレ力でパッドが枕木から逸脱してしまうこと等のトラブルが発生していた。
これを防止するため、パッドにズレ止めのショルダーや引っ掛け部を施したものが敷設されている。それでもレールの伸縮量に伴うレールの長手方向の力に耐え切れず、損傷してしまうことが多かった。この損傷トラブルは、ロングレールの場合、レールの継ぎ目部に多く発生しているが、この箇所以外の軌道整備が不備な箇所においても同様に多く発生している。
このパッドの敷設は入念なメンテナンスが必要で、この損傷を修復するのは安全上必然的な作業である。このため、ズレ力に耐え、安全性が確保でき、効率化が図れ短時間でメンテナンス作業ができ、かつ低コストで簡素な構成のものが求められていた。さらに新設の軌道のみならず、既設の軌道においても適用できる汎用性のあるパッド構成のものが求められていた。本発明は、このような従来の問題点を解決するために創案されたもので、次の目的を達成する。本発明の目的は、構成をレールとのズレ力で逸脱しない簡素で、敷設作業が短時間ででき、既存の軌道にも対応できるようにした軌道用パッドホルダーを提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の軌道用パッドホルダーは、
枕木(4)上のレール(3)の敷設座面に取り付けられ、前記レール(3)との間で軌道用パッドを保持するホルダー(1)であって、
前記ホルダー(1)の本体は成形される構成体で、周囲に前記枕木(4)を跨いで制止させるための折り曲げ突起部(9)を有し、中央部に前記軌道用パッドの周囲を嵌め込みで規制保持するための保持部(5)を有するものであり
前記本体には、内部に前記折り曲げ突起部(34)に跨って折り曲げ部(31a)を有し、成形により形成された薄形状金属板(31)が、前記本体形状に沿って埋設された構成になっていることを特徴とする。
本発明2の軌道用パッドホルダーは、本発明1において、前記本体は、電気絶縁構成の成形体であることを特徴とする。
本発明の軌道用パッドホルダーは、本発明1又は2において、前記保持部は、枕木側に底面部を有し、前記軌道用パッド嵌め込みの周囲を囲繞する枠状壁面で構成されていることを特徴とする。
本発明の軌道用パッドホルダーは、本発明1ないし3から選択される1項の発明において、 前記保持部は、枕木側に貫通部を有し、前記軌道用パッド嵌め込みの周囲を囲繞する枠状壁面で構成されていることを特徴とする。
本発明の軌道用パッドホルダーは、本発明1ないしから選択される1項の発明において、前記保持部は、格子の仕切り形状で前記軌道用パッド嵌め込みの複数の室を構成し、この室が前記軌道用パッド嵌め込みの周囲を囲繞する枠状壁面で構成されるようにしたことを特徴とする。
本発明の軌道用パッドホルダーは、本発明1ないしから選択される1項の発明において、前記本体は、前記保持部に嵌め込まれる前記軌道用パッドを固定一体化した形状で構成されていることを特徴とする。
本発明の軌道用パッドホルダーは、軌道用パッドを保持し、周囲を規制してレール下の枕木上に敷設できるホルダー構成とした。このため、軌道用パッド自体の構成は簡素化されたものとなり、軌道用パッドはズレ力により逸脱しない構成となり、軌道用パッドの設置に関わるメンテナンスが容易になり短時間で作業が行なえるようになった。又、本発明のホルダー構成のものは、新軌道はもとより既存の軌道に対しても設置可能で、レールのメンテナンスをより容易なものとした。
図1は、実施の形態1で示す軌道用パッドホルダーの平面図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3は、実施の形態1で示す軌道用パッドホルダーの外観図である。 図4は、実施の形態2で示す軌道用パッドホルダーの断面図である。 図5は、実施の形態3で示す軌道用パッドホルダーの平面図である。 図6は、図5のB−B断面図である。 図7は、実施の形態4で示す軌道用パッドホルダーの平面図である。 図8は、図7のC−C断面図である。 図9は、実施の形態5で示す軌道用パッドホルダーの平面図である。 図10は、図9のD−D断面図である。 図11は、軌道用パッドを嵌め込んだ状態を示す軌道用パッドホルダーの断面図である。 図12は、レール下面と枕木上面の間に敷設された状態を示す軌道用パッドホルダーの説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の軌道用パッドホルダー1(以下「ホルダー1」という)の全体を示す平面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3はホルダー1の外観図である。ホルダー1は、軌道用パッド2(二点鎖線)を支持し、レール3(二点鎖線)の下面の枕木4(二点鎖線)の上面に敷設されるものである。このホルダー1の形状は対称形をなし、両端部を相互に向きを変え交換して使用することが可能な構成となっている。
このホルダー1は、成形金型で成形されるものであり、材質は合成樹脂、高強度ゴム、あるいは廃プラスチック、再生ゴム等のもので、電気絶縁性を有するものである。材質が熱可塑性合成樹脂であれば射出成形により成形され、又ゴム等の材質であれば金型成形で製造される。従って、複雑な形状のホルダー製造ができ、大量生産が可能である。ホルダー1の中央部の上面は、軌道用パッド2の保持部5で枕木側に底面部6を有し、内側面の周囲は四角形状の枠状壁面7を構成し、軌道用パッド2の嵌め込み部となっている。保持部5の底面部6は、他の部分に比して薄肉である。
底面部6の下面8は、枕木4の上面に敷設される部位であり、両端部に設けられた突起部9は枕木4に対し引っ掛ける段差部9aを有した形状となっている。このホルダー1は底面部6を有しているので、軌道用パッド2はこのホルダー1に嵌め込まれた場合、枕木4には接触しない。この保持部5の四角形状は、軌道用パッド2の形状に合わせた保持形状になっている。また、保持部5の底面部6から上面までの高さは、軌道用パッド2の上下運動に干渉しない高さとしている。即ち、軌道用パッド2の一般的な厚さは6〜30mmであり、軌道用パッド2は通常は10年間程度使用される。この10年間の経年により、軌道用パッド2は厚さの10%程度が薄くなると予測されている。更に、鉄道車両の走行により軌道用パッド2は、最大で2mm程度の上下運動を行う。従って、これらの数値を考慮して、保持部5の高さを決定する。
従って、軌道用パッド2そのものは、平坦な板状の簡素な構成になっている。軌道用パッド2がこの保持部5に嵌りこむことによって、軌道用パッド2は周囲が規制され、軌道用パッド2がこのホルダー1に嵌め込まれたとき位置ズレが生じないようになっている。レール3は伸縮で移動する際、図1の矢印に示したようにレールの長手方向に移動し位置が変わる。このホルダー1は、前述のように周囲の両端部に折り曲げ形状の突起部9を有し、レール3の移動に伴い生じるズレ力によってホルダー1の位置がズレるのを防止している。
この突起部9は、本体から外方に庇状に突き出ていて、端部が折り曲げ形状に垂れ下がって、枕木4に対して段差部9aが引っ掛かる構成となっている。突起部9の直角方向に相対する周囲の両端は、中央部から外方へ突き出すように突き出し部10を構成している。この突き出し部10は、枕木4に平坦に当接するようになっていて、中間部はレール締結ボルト(図示せず)で挟むようにU字状の凹溝である取り付け座11となっている。
このレール締結ボルトは、バネを介してレール3を枕木4に固定し締結するためのものである。この締結のときに、このホルダー1も共に締結されることになる。又、保持部5の形状は、四角形状として説明したが、その形状は限定されない。軌道用パッド2が円形状であれば、保持部5の枠状壁面7の形状はそれに合わせた円形状となる。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2を示し、図2に相当するホルダー20の断面図である。平面図は省略しているが、図1と類似形状である。この実施の形態は、保持部21の中央部を貫通孔としたものである。この貫通孔の内側面の周囲は、四角形状の枠状壁面22を構成し、軌道用パッド2の保持部21の一部となっていて、その保持構成は前述したものと同様である。本実施の形態の場合は、軌道用パッド2をこの保持部21に嵌め込んだ場合、軌道用パッド2は枕木4に接触する。即ち、軌道用パッド2は、多くの事例で適用されている従来の構造と同様に、レール3と枕木4に直接接触し挟まれる形態となる。
この場合ホルダー20は軌道用パッド2の周囲を規制し、保持するだけの機能となる。このホルダー20においては、レール3の長手方向にズレ力が生じることを考慮し、保持部21のレール長手方向の内壁厚さはその強度を低下させない厚さにすることが必要となる。本例の軌道用パッド2は、ズレ力が枕木4の摩擦力で制動されるので、底のあるものに比して、ホルダー20を移動させる力は弱い。また、前述の構成に比し本例の場合は、軌道用パッド2の厚さを相対的に厚くすることができる。保持部21の中央部は、貫通孔なので雨水を透過させ、軌道用パッド2の機能低下、劣化を防ぐ効果もある。ホルダー20の突起部の構成の他は前述の構成と同様であるので、本実施の形態における詳細な説明は省略する。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3を示すホルダー30の平面図で、図6は、図5のB−B断面図である。本実施の形態は、外見上は図1と同構成となるが、本体内部に薄形状金属板31を埋設(積層)したものである。この埋設した薄形状金属板31は、図5においてはハッチングで示している。この薄形状金属板31は、本例では鋼板であるが、金属以外のFRP等の他の材質でもよい。この薄形状金属板31は、内部に積層されているので、外見上目視することはできないが、本体内部に保持部32の底面部33に沿って埋設された形状となっていて、本体の折り曲げ突起部34に跨って、この薄形状金属板31も折り曲げ突起部31aを有する構成となっている。このようにすることにより、枕木4に対しズレ力に抗する耐力は一層強化されることになる。
実施の形態3は、ホルダー30の本体に薄形状金属板31を施すことによって、ホルダー30の強度を増すことになる。薄形状金属板31は、プレス等で型成形したものである。なお、薄形状金属板31が鋼で素材をゴムとした場合、薄形状金属板31を表面処理した後、加硫接着により一体化すると良い。レール3は前述したものと同様に、矢印の方向に伸縮し移動するので、ホルダー30に対してはこの方向にズレが生じ、ズレ力が加わる。本実施の形態の構成は強度が増しているので、このズレ力に対しホルダー30の破損を未然に防止する点で効果的である。
実施の形態3においては、薄形状金属板31を使用していても、この薄形状金属板31は外に露出することはないので、ホルダー30の絶縁性は前述の実施形態のものと同様に維持することはできる。又、本実施の形態では、レール下と枕木上の間の隙間が小さい場合には、ホルダー30は必然的に薄い形態となるが、薄形状金属板31を埋設していることで、このホルダー30はレールのズレ力に抗する耐力を強化する点で効果的な形態である。本実施例の場合も軌道用パッド2の嵌め込み構造の他は前述したものと同様であり、その詳細な説明は省略する。
(実施の形態4)
図7は、実施の形態4を示すホルダー40の平面図で、図8は、図7のC−C断面図である。この実施の形態は、実施の形態2に準じるものであるが、本体内に薄形状金属板41を埋設した構成のものである。枠状の保持部42の底部は貫通孔となっている。薄形状金属板41を埋設したことでホルダー40の強度を増している。突起部44は実施の形態3と同様で、薄形状金属板41の折り曲げ突起部45を埋設していて、引っ掛け部位の強化を図っている。
特に、レール3長手方向のホルダー壁体部分43はこの薄形状金属板41で補強されるので、前述の実施の形態2のものと比べると、矢印で示すレール3長手方向へのズレ力に対しては、その抗する耐力が増し効果的である。保持部42に嵌め込まれる軌道用パッド2の構成については、前述と同様で枕木4に接触する構成である。又、突起部44の構成以外の他の構成も前述したものと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
(実施の形態5)
図9は、実施の形態5を示すホルダー50の平面図で、図10は、図9のD−D断面図を示す。この実施例は、実施の形態4の変形例で、本体内に薄形状金属板51を埋設した構成のものである。本実施例は保持部52を格子の仕切り形状とし、軌道用パッド2の嵌め込む部位を枠状の複数の室53にする構成としている。この室53の内側面周囲は、四角形状の枠状壁面54としている。仕切り形状は、十字のクロス形状、即ち田型にしているが、他の形状、例えば斜め形状の仕切り形状であってもよく、枠状壁面は前述したものと同様に円形状であってもよいことはいうまでもない。
各室53の底部は貫通孔としているが、底面部を有する構成であってもよい。嵌め込まれる軌道用パッド2の大きさは、前述の形態に比し小さくなるが、実施の形態4のホルダー構成を格子形状にすることにより、ズレ力に対する抗力はさらに強化される構成である。突起部55の構造の他は前述したものと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
以上種々の実施の形態を説明したが、軌道用パッド2を嵌め込んだ状態のホルダー1構成は、図11のようになる。枕木4に対しては、ホルダー1の上面より軌道用パッド2の上面の高さを、寸法差Sで示すように高くしている。このことによりレール3の下面は必然的に軌道用パッド2に当接するようにし、ホルダー1は基本的に軌道用パッド2を保持する機能のみにしている。
従って、レール3と枕木4の間の隙間調整は、軌道用パッド2の厚さで決まり、寸法差Sが変化する所定厚さの軌道用パッド2での設置ということになる。又、軌道用パッド2は、平坦で板状の簡素なものとし汎用性のあるものである。従ってどのようなレール3と枕木4の構成にも対応できるのが本発明の特徴である。
しかし、軌道用パッドがレール幅に沿った方向の両端部に二点鎖線で示すようにつば状のリブを設けた形状のものであっても適用することは可能である。この場合は、つば状のリブを有する軌道用パッドでレールを挟む構成となる。この場合は、軌道用パッドが不測のトラブルでホルダー1から離脱する場合にレール3から逸脱するのを防止できる。
このような構成のホルダー1を、軌道用パッド2を嵌め込んでレール3と枕木4の間に敷設した状態を示したのが、図12の模式的構成図である。図で示すようにホルダー1は突起部9が枕木4に引っ掛かり状態で敷設され、且つ軌道用パッド2はその周囲をホルダー1の枠状側壁7で規制した状態になっている。
又、図示していないが、ホルダー1はレール3幅に跨って設けられている枕木4の締結ボルトにより、レール幅方向の位置ズレも規制されている。仮にレール3が長手方向にズレると、軌道用パッド上をズレていくことになるが、軌道用パッド2はホルダー1に規制されているので移動することはない。又、不慮のトラブルで、レール3の幅方向にズレ力が生じた場合には、軌道用パッド2は同様にホルダー1に規制されているので移動することはない。
又、このホルダー1を敷設する段階では、軌道用パッド2をレール3下面と枕木4上面の隙間に合わせた厚さで、隙間がないように調整されているが、経年変化で隙間が生じた場合は、軌道用パッド2のみ交換すればよい。軌道用パッド2は、前述したように簡素な平坦形状のものでよいので、その作業は締結作業の際レールを持ち上げた後、古い軌道用パッド2を取り出し、適切な厚さの新しい軌道用パッド2を嵌め込むだけとなる。ホルダーの交換は必要がなく、従って作業効率は向上し短時間で能率のよい作業ができる。
以上、軌道用パッドホルダーを単体の構成で説明したが、本発明はこのホルダーに恒常的に軌道用パッドを固定し一体化し、パッドを含む軌道用パッドホルダーであってもよい。この一体化は、接着によってもよく、ビス等のネジ止め固定でもよい。又、加硫成形にしてもよい。一体化はどのような方法でもよく、経年変化に耐えられる方法が好ましい。この場合レールと枕木との間の経年変化でも寸法が変わらない部位に、例えばロングレールの中央部分においては、レールの伸縮が小さいので適用することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることはなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。
1,20,30,40,50…軌道用パッドホルダー
2…軌道用パッド
3…レール
4…枕木
5,21,32,42,52…保持部
6…底面部
7…枠状壁面
8…下面
9…突起部
10…突き出し部
11…取り付け座
31,41,51…薄形状金属板

Claims (6)

  1. 枕木(4)上のレール(3)の敷設座面に取り付けられ、前記レール(3)との間で軌道用パッドを保持するホルダー(1)であって、
    前記ホルダー(1)の本体は成形される構成体で、周囲に前記枕木(4)を跨いで制止させるための折り曲げ突起部(9)を有し、中央部に前記軌道用パッドの周囲を嵌め込みで規制保持するための保持部(5)を有するものであり
    前記本体には、内部に前記折り曲げ突起部(34)に跨って折り曲げ部(31a)を有し、成形により形成された薄形状金属板(31)が、前記本体形状に沿って埋設された構成になっている
    ことを特徴とする軌道用パッドホルダー。
  2. 請求項1に記載された軌道用パッドホルダーにおいて、
    前記本体は、電気絶縁構成の成形体であることを特徴とする軌道用パッドホルダー。
  3. 請求項1又は2に記載された軌道用パッドホルダーにおいて、
    前記保持部(5)は、枕木側に底面部(6)を有し、前記軌道用パッド嵌め込みの周囲を囲繞する枠状壁面(7)で構成されていることを特徴とする軌道用パッドホルダー。
  4. 請求項1ないし3から選択される1項に記載された軌道用パッドホルダーにおいて、
    前記保持部(21)は、枕木側に貫通部を有し、前記軌道用パッド嵌め込みの周囲を囲繞する枠状壁面(22)で構成されていることを特徴とする軌道用パッドホルダー。
  5. 請求項1ないしから選択される1項に記載された軌道用パッドホルダーにおいて、
    前記保持部(52)は、格子の仕切り形状で前記軌道用パッド嵌め込みの複数の室(53)を構成し、この室(53)が前記軌道用パッド嵌め込みの周囲を囲繞する枠状壁面(54)で構成されるようにしたことを特徴とする軌道用パッドホルダー。
  6. 請求項1ないしから選択される1項に記載された軌道用パッドホルダーにおいて、
    前記本体は、前記保持部に嵌め込まれる前記軌道用パッドを固定一体化した形状で構成されていることを特徴とする軌道用パッドホルダー。
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