JP6908562B2 - レールの伸縮継目用締結装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レールの伸縮継目用締結装置、特に、弾性支持構造を採用することによって、車両や軌道にかかる負担を軽減することができるとともに、乗り心地をよくすることができる、レールの伸縮継目用締結装置に関するものである。
例えば、鉄道のロングレールの継目において、温度変化に伴うレールの伸縮を吸収して、高温時のレールの張り出し事故を防止するために伸縮継目が採用されている。このレールの伸縮継目は、図15に示すように、受けレール31と先端部が尖ったトングレール32とを1本のレールのように組み合わせたものからなり、締結装置によりまくらぎ33に固定されている。
以下、この締結装置を従来締結装置Bといい、図面を参照しながら説明する。
図16は、図15のA−A断面図、図17は、図15の部分拡大図である。
図16、図17において、34は、まくらぎ33にアンカーボルト35により固定された敷板である。敷板34の上面には、一対のショルダー34aが突設されている。36は、敷板34のショルダー34a間に、高さ調整用の調整板37を介してボルト38により固定された床板である。
受けレール31は、床板36に、受けレール側レールブレス39を介してボルト40により固定されている。トングレール32は、床板36に、トングレール側レールブレス41を介してボルト42により固定されている。
上記例は、床板36に受けレール31とトングレール32とが固定されている場合であるが、床板36には、受けレール31およびトングレール32の少なくとも一方が固定される。
このように構成されている従来締結装置Bによれば、温度変化に伴うレールの伸縮を吸収することができるので、高温時のレールの張り出し事故を未然に防止することができる。
上述したように、従来締結装置Bによれば、温度変化に伴うレールの伸縮を吸収することができるので、高温時のレールの張り出し事故を未然に防止することができるが、以下のような問題があった。
従来締結装置Bは、弾性支持構造になっていないので、弾性支持構造である伸縮継目の前後の軌道に比べて、車両通過時のレールの沈下量が小さい。このため、車両が伸縮継目上を通過する際に大きな荷重が発生して、車両や軌道に過大な負担がかかったり、乗り心地が悪くなる。特に、軌道においては、レールやまくらぎの劣化、締結力の低下、軌道変位の発生に伴う保守量の増大といった問題が生じる。
従って、この発明の目的は、伸縮継目の車両通過時の沈下量を、伸縮継目前後の軌道と同程度にすることによって、車両が伸縮継目上を通過する際に大きな荷重が発生することを防止し、かくして、車両や軌道に過大な負担がかかったり、乗り心地が悪くなることを軽減する。特に、軌道においては、レールやまくらぎの劣化、締結力の低下、軌道変位の発生に伴う保守量の増大といった問題の発生を未然に防止することができる、レールの伸縮継目用締結装置を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、まくらぎ上に調整板を介してアンカーボルトにより固定される一対の横圧受け金具と、前記横圧受け金具間の前記調整板上に、軌道パッドを介して載置される、受けレールおよびトングレールの少なくとも一方が固定される床板と、前記床板を前記軌道パッド上に弾性的に押さえ付ける弾性押圧手段とからなり、
前記床板は、軌間調整可能なように平行四辺形状をなし、前記弾性押圧手段が前記床板から外れることを防止するためのストッパーが、前記床板の両側コーナー部に設けられることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記弾性押圧手段は、前記横圧受け金具に固定される板ばねからなり、前記板ばねの先端は、前記床板の上面に当接し、前記床板を押圧することに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記軌道パッドが前記床板から抜け出すことを防止するための抜け出し防止用リブが前記床板に設けられていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、伸縮継目の車両通過時の沈下量を、伸縮継目前後の軌道と同程度にすることによって、車両が伸縮継目上を通過する際に大きな荷重が発生することを防止することができ、これによって、車両や軌道に過大な負担がかかったり、乗り心地が悪くなることを軽減することができる。特に、軌道においては、レールやまくらぎの劣化、締結力の低下、軌道変位の発生に伴う保守量の増大といった問題の発生を未然に防止することができる。
レールを締結した、この発明の、レールの伸縮継目用締結装置を示す断面図である。 レールを締結した、この発明の、レールの伸縮継目用締結装置を示す平面図である。 この発明における横圧受け金具を示す平面図である。 この発明における横圧受け金具を示す正面図である。 この発明における横圧受け金具を示す左側面図である。 この発明における床板を示す平面図である。 この発明における床板を示す正面図である。 この発明における別の床板を示す平面図である。 この発明における別の床板を示す正面図である。 この発明における調整板を示す平面図である。 この発明における調整板を示す正面図である。 この発明における軌道パッドを示す平面図である。 この発明における軌道パッドを示す正面図である。 軌間最大調整時の、この発明の、レールの伸縮継目用締結装置を示す平面図である。 レールの伸縮継目を示す平面図である。 図15のA−A断面図である。 図15の部分拡大図である。
この発明の、レールの伸縮継目用締結装置Aの一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の、レールの伸縮継目用締結装置を示す断面図、図2は、この発明の、レールの伸縮継目用締結装置を示す平面図、図3は、この発明における横圧受け金具を示す平面図、図4は、この発明における横圧受け金具を示す正面図、図5は、この発明における横圧受け金具を示す左側面図、図6は、この発明における床板を示す平面図、図7は、この発明における床板を示す正面図、図8は、この発明における別の床板を示す平面図、図9は、この発明における別の床板を示す正面図、図10は、この発明における調整板を示す平面図、図11は、この発明における調整板を示す正面図、図12は、この発明における軌道パッドを示す平面図、図13は、この発明における軌道パッドを示す正面図である。
図1から図14において、1は、一対の横圧受け金具である。横圧受け金具1は、まくらぎ2上に調整板3を介してアンカーボルト4により固定されている。横圧受け金具1は、図3から図5に示すように、正面形状がL字状をなし、水平部1aには、アンカーボルト4が挿通されるボルト孔5と、後述する板ばね18を位置決めする2本の突条6a、6bが形成され、垂直部1bには、板ばね18を固定する後述するボルト19の頭部が回転不可に挿入される溝7が形成されている。
調整板3は、図10、図11に示すように、平板からなり、後述する床板8上に固定される受けレール9およびトングレール10の高さを調整する機能を有している。なお、板ばね18は、その形状から、締結位置が低くなると締結できなくなるが、調整板3を横圧受け金具1の下に配置することによって、レールの高さ調整の際に調整板3を入れ替えても板ばね18の姿勢が変わらず締結力を維持することができる。調整板3には、アンカーボルト4が挿通されるボルト孔20が形成されている。
8は、受けレール9およびトングレール10の少なくとも一方が固定される床板である。なお、この例では、両方のレール9、10が固定されている。床板8は、軌間調整可能なように、平行四辺形状をなし、横圧受け金具1間の調整板3上に、軌道パッド11を介して載置されている。床板8には、図6、図7に示すように、受けレール側レールブレス12を固定するボルト13のボルト孔14と、トングレール側レールブレス15を固定するボルト16のボルト孔17とが形成されている。受けレール9は、受けレール側レールブレス12を介してボルト13により床板8に固定され、トングレール10は、トングレール側レールブレス15を介してボルト16により床板8に固定されている。
トングレール10のみを固定する床板8の形状を図8、図9に示す。この場合、床板8には、トングレール側レールブレス15を固定するボルト16のボルト孔17が形成されている。なお、床板8の上部構造は、既存の締結装置と同様である。
軌道パッド11は、図12、図13に示すように、床板8と同様に平行四辺形状をなしている。軌道パッド11は、平板状のゴム等の弾性体からなり、軌道パッド11の弾性定数は、前後の軌道とレールの沈下量が同程度になるような弾性定数になっている。これによって、伸縮継目と、その前後の軌道との間における車両通過時のレールの沈下量の差が軽減されるので、車両や軌道に過大な負担がかかったり、乗り心地が悪くなるといった問題は、生じない。特に、軌道においては、レールやまくらぎの劣化、締結力の低下、軌道変位の発生に伴う保守量の増大といった問題も生じない。
18は、床板8を軌道パッド11上に弾性的に押さえ付ける弾性押圧手段としての板ばねである。板ばね18は、通常のレール締結に使用されるものと同じであり、床板8を押圧して、車両走行時における床板8の浮き上がり等を阻止する機能を有し、軌道パッド11と板ばね18とによって、弾性支持構造を構成している。板ばね18は、横圧受け金具1の突条6a、6b間に置かれて位置決めされるとともに、横圧受け金具1の垂直部1bにボルト19により固定され、その先端は、床板8の上面に当接し、床板8を押圧する。
21は、図6、図7に示すように、床板8の前後面に設けられた抜け出し防止用リブであり、軌道パッド11が床板8から抜け出すことを防止する機能を有している。
22は、図6、図7に示すように、床板8の両側コーナー部に設けられたストッパーであり、図14に示すように、軌間最大調整時に板ばね18が床板8から外れることを防止する機能を有している。
以上のように構成されている、この発明の、レールの伸縮継目用締結装置によれば、軌道パッド11上に床板8を載せ、横圧受け金具1に固定された板ばね18により床板8を軌道パッド11上に弾性的に押さえ付ける弾性支持構造を採用することによって、伸縮継目と、その前後の軌道との間における車両通過時のレールの沈下量の差が軽減されるので、車両や軌道に過大な負担がかかったり、乗り心地が悪くなるといった問題は、生じない。特に、軌道においては、レールやまくらぎの劣化、締結力の低下、軌道変位の発生に伴う保守量の増大といった問題も生じない。
また、この発明によれば、レールの位置は、既存の締結装置と同じである。また、横圧受け金具1のアンカーボルト4の締結位置も既存の締結装置と同じであるので、既存の締結装置の設置個所にそのまま交換することができる。また、床板8の上部構造も既存の締結装置と同じであるので、レールブレス、ボルト類も既存の締結装置のものを使用することができる。さらに、既存の締結装置が持つ機能、すなわち、高低調整機能および軌間調整機能を有している。すなわち、調整板3が設けられているので、高低調整機能を有し、床板8の構造も既存の締結装置と同じであるので、軌間調整機能を有している。
また、この発明によれば、床板8の前後面に抜け出し防止用リブ21が設けられているので、軌道パッド11が床板8から抜け出すおそれはない。
また、この発明によれば、床板8の両側コーナー部にストッパー22が設けられているので、軌間最大調整時に板ばね18が床板8から外れるおそれはない。
1:横圧受け金具
1a:水平部
1b:垂直部
2:まくらぎ
3:調整板
4:アンカーボルト
5:ボルト孔
6a、6b:突条
7:溝
8:床板
9:受けレール
10:トングレール
11:軌道パッド
12:受けレール側レールブレス
13:ボルト
14:ボルト孔
15:トングレール側レールブレス
16:ボルト
17:ボルト孔
18:板ばね
19:ボルト
20:ボルト孔
21:抜け出し防止用リブ
22:ストッパー
31:受けレール
32:トングレール
33:まくらぎ
34:敷板
34a:ショルダー
35:アンカーボルト
36:床板
37:調整板
38:ボルト
39:受けレール側レールブレス
40:ボルト
41:トングレール側レールブレス
42:ボルト


Claims (3)

  1. まくらぎ上に調整板を介してアンカーボルトにより固定される一対の横圧受け金具と、前記横圧受け金具間の前記調整板上に、軌道パッドを介して載置される、受けレールおよびトングレールの少なくとも一方が固定される床板と、前記床板を前記軌道パッド上に弾性的に押さえ付ける弾性押圧手段とからなり、
    前記床板は、軌間調整可能なように平行四辺形状をなし、
    前記弾性押圧手段が前記床板から外れることを防止するためのストッパーが、前記床板の両側コーナー部に設けられることを特徴とする、レールの伸縮継目用締結装置。
  2. 前記弾性押圧手段は、前記横圧受け金具に固定される板ばねからなり、前記板ばねの先端は、前記床板の上面に当接し、前記床板を押圧することを特徴とする、請求項1に記載の、レールの伸縮継目用締結装置。
  3. 前記軌道パッドが前記床板から抜け出すことを防止するための抜け出し防止用リブが前記床板に設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の、レールの伸縮継目用締結装置。
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