JP6448360B2 - プリント装置 - Google Patents

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Description

本発明はプリント装置に関する。特に、シート搬送ローラの位相原点を検出する構成に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像プリント装置において、高精度の画像出力を行うためには、プリント媒体となるシートを搬送する搬送ローラの偏心などに起因する搬送誤差を補正することが求められる。この場合、搬送ローラの回転量を検出する仕組みとは別に、当該搬送ローラの回転位相の原点を検出するための仕組みが要される。
特許文献1には、搬送ローラを所定の回転位置でロックするロック手段を設け、ロック手段によってロックされた状態を、エンコーダの検出における回転位相の原点とする構成が開示されている。
特開2010−47413号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている構成では、ロックリングやロックリングレバーといったロック手段のための専用部品が必要となり、部品点数や組立工数を減らす改善が求められる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。よってその目的とするところは、簡便で安価な構成でありながら、搬送ローラの回転位相の原点を検出する構成を提供することである。
そのために本発明は、シートを搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラの回転状態を検出するエンコーダ手段と、前記シートに画像をプリントするプリントヘッドと、前記プリントヘッドに対するメンテナンス処理を行うためのメンテナンス手段とを備え、前記メンテナンス手段が前記メンテナンス処理を実行可能な位置にあるとき、前記メンテナンス手段の一部が前記搬送ローラの回転を妨げる領域に進入し、且つ、前記メンテナンス手段が前記位置にないとき、前記メンテナンス手段の一部は前記領域より退避し、前記メンテナンス手段の一部が前記搬送ローラの回転を妨げた状態を回転位相の原点として、前記エンコーダ手段は前記搬送ローラの回転状態を検出することを特徴とする。
本発明によれば、低コストおよび省スペースで、且つスループットを低下させることなく、回転位相の原点検出を確実に行うことが可能となる。
インクジェットプリント装置の内部概略機構を説明するための斜視図 給紙分離部の給送機能の概要を示す図 積載部の引き出し状態図 ピックアップユニットの拡大断面図 主分離片または副分離片の拡大断面図 主分離片または副分離片における2つのポジションを示す図 突き当て部材における2つの姿勢を示す拡大断面図 反転搬送部を説明するための構成断面図 インナーガイドユニットの斜視図 搬送ローラユニットの分解図 アウターガイドユニットの側面図 画像形成部の構成を説明するための斜視図 プリント機構の構成を説明するための斜視図 第1メンテナンス部の構成を説明するための斜視図 退避状態とキャッピング状態を示す図 第2メンテナンス部の構成を説明するための斜視図 退避状態とワイピング状態を示す図 主搬送ローラの位相原点検出処理を説明するための図 第1突起部Gと第2突起部Tの回避すべき係合状態を示す図 主搬送ローラの位相原点の検出シーケンスを説明するためのフローチャート インクジェットプリント装置の制御構成を説明するためのブロック図 プリントシーケンスを説明するためのフローチャート 第2の実施形態における主搬送ローラの位相原点検出処理を説明するための図
(第1の実施形態)
<プリント装置概略構成>
図1は、本発明に使用可能なインクジェットプリント装置10の内部概略機構を説明するための斜視図である。内部機構としては、主に給送部11と、画像形成部12と、排紙トレイ部13とに分類することが出来る。給送部11の積載部1110に積載保持されたシートは、Uターン搬送にて画像形成部12まで給紙されて所定の画像がプリントされた後、シート積載部1110のZ方向上位に位置する排紙トレイ13に排出される。
画像形成部12において、インクジェットプリントヘッド18Aおよび18Bを搭載したキャリッジ18は、図のX方向に往復移動する。1行分のプリント走査が完了すると主搬送ローラ16が回転し、1行分に相当する距離だけシートを−Y方向に搬送する。このようなプリントヘッド18Aおよび18Bによるプリント走査と、主搬送ローラ16による搬送動作とを交互に繰り返すことにより、シート上に段階的に画像が形成される。
キャリッジ18が移動可能な領域であって、シートが通過するX方向の両側には、2つのメンテナンス部が設置されている。第1メンテナンス部191は、プリントヘッド18Aおよび18Bに対するキャッピング処理を行うための構成である。第2メンテナンス部192は、プリントヘッド18Aおよび18Bに対するワイピング処理を行うための構成である。プリント動作の開始前または終了後などの適切なタイミングにおいて、キャリッジ18は第1メンテナンス部191に移動して吐出口からのインクの蒸発を抑制したり、第2メンテナンス部192に移動して吐出口周辺の汚れ除去したりする。
以下、給送部11について詳しく説明する。給送部11は、給紙分離部110と反転搬送部200から構成される。
<給紙分離部の構成>
図2(a)および(b)は、給紙分離部110の給送機能の概要を示す図である。給紙分離部110は主に、複数のシートを積載保持可能な積載部1110、積載部1110の最上位シートをピックアップするためのピックアップユニット1120、および給送される最上位シートを他のシートと分離するための傾斜面1131が備えられている。
積載部1110には、シートの幅サイズに合わせてX方向に対称移動するサイドガイド1111が設けられている。サイドガイド1111によってシートの側面が揃えられることにより、シートは、そのサイズによらず、中心がX方向の同じ位置に配置される。また、積載部1110は、それ自体がY方向に引き出し可能になっている。図3(a)は積載部1110を最大限に引き出した状態、同図(b)は収納した状態を示している。新たにシートをセットする際、ユーザは、図3(a)の位置まで積載部1110を引き出す。積載部1110の+Y方向端部には、先端基準1113、1114が備えられており、ユーザはシートの先端を先端基準1113、1114に合わせるようにセットし、その後図3(b)の位置まで積載部1110をY方向に移動する。積載部1110が図3(b)の位置にあるとき、先端基準1113、1114は傾斜面1131よりもY方向の奥側に退避しており、給送時にシートと接触しないようになっている。
図4は、ピックアップユニット1120の拡大断面図である。ピックアップユニット1120は、主にピックアップローラ1121、ピックアップアーム1123、および駆動シャフト1122から構成されている。ピックアップアーム1123は、駆動シャフト1122を中心にYZ平面を回動可能になっているが、不図示の付勢部材によって積載部1110に向けて付勢されている。そして、ピックアップアーム1123の先端に位置するピックアップローラ1121が、積載部1110にある最上位シートに接触する姿勢で位置決めされる。ピックアップアーム1123の、駆動シャフト1122とピックアップローラ1121の間にはアイドラギア1124が連結されている。そして、駆動モータB1の駆動力によって駆動シャフト1122が回転すると、ピックアップローラ1121も回転し、これに接触している最上位シートがY方向に移動する仕組みになっている。図2を参照するに、ピックアップローラ1121は積載部1110においてX方向のほぼ中央に位置しており、シートはその中央に接触するピックアップローラ1121の回転に伴って、装置内部に搬入される。
図2に戻る。積載部1110のY方向先端には、移動する最上位シートを他のシートと分離するための分離部1130が設けられている。分離部1130は、積載部1110の底面に対して鈍角を成すように配された傾斜面1131から構成されており、X方向には、実際に分離作用を呈する主分離片1132および副分離片1133などが配列されている。
図2(b)は、分離部1130の上面図である。X方向において、ピックアップローラ1121の幅Arのほぼ中央には主分離片1132が配され、ここから左右にX1だけ離れた両側には、副分離片1133が配されている。また、主分離片1132からX2だけ離れた位置には突き当て部材1141が配置され、主分離片1132から両側にX3、X4だけ離れた位置には、積載部1110の先端基準1113、1114を収容するための凹部が形成されている。
図5は、主分離片1132または副分離片1133の拡大断面図である。主分離片1132または副分離片1133の表面には、円弧状の突起部1132aが複数形成され、接触するシートの移動を防御するようになっている。
図6(a)および(b)は、主分離片1132および副分離片1133における2つのポジションを示す図である。主分離片1132および副分離片1133は、傾斜面部材ベース1135に設けられたガイド部1135bに沿ってY方向に平行移動するようになっている。図6(a)は、不図示の付勢部材による−Y方向の付勢力により、主分離片1132が傾斜面1131より突出した状態を示している。搬送動作が行われない待機状態において、このような姿勢が維持される。一方、図6(b)は、主分離片1132が傾斜面1131よりも奥に退避した状態を示している。搬送動作が行われる状態において、このような姿勢が維持される。
図7(a)および(b)は、突き当て部材1141における2つの姿勢を示す拡大断面図である。突き当て部材1141は、カム部材1142の回転とばね部材1143の付勢よって、2つの姿勢が実現可能になっている。カム部材1142は不図示の駆動力によって、YZ平面を回転可能になっている。一方、ばね部材1143は、突き当て部材1141をカム部材1142の回転軸の方向に付勢している。カム部材1142が図の時計回りに回転すると、突き当て部材1141は回転軸1141aを中心にやはり時計回りに回動し、不図示のストッパによって図7(a)の位置で止まる。この位置は、搬送動作を行っていない待機状態でとられる姿勢である。適度の曲面を有する段形状が施された面が、シートの進行方向を塞ぎ、シートを勢い良く載せても、その先端が傾斜面に接触することなく垂直にセットできるようになっている。
一方、カム部材1142が図の反時計回りに回転すると、突き当て部材1141はカム部材1142から開放され、ばね部材1143の付勢力に従って回動し、図7(b)の位置で止まる。この位置は、搬送動作を行っている状態でとられる姿勢である。突き当て部材1141がシート搬送の妨げにならないように傾斜面1131よりも後方に退避している。
<反転搬送部の構成>
図8は、反転搬送部200を説明するための構成断面図である。反転搬送部200は、インナーガイドユニット201とアウターガイドユニット202からなり、ピックアップローラ1121から挿入されたシートは両者の間を通過しながら反転搬送経路200をU字型に搬送される。
図9は、インナーガイドユニット201の斜視図である。インナーガイドユニット201は、反転搬送路200の内側ガイドを形成するインナーガイド204と、搬送ローラユニット203で構成される。
図10は、搬送ローラユニット203の分解図である。搬送ローラユニット203は、搬送ローラ207と、搬送ローラ207および駆動伝達手段を抱える搬送アーム208と、駆動伝達の役割を担う搬送シャフト209およびクラッチ210と、を備えている。搬送ローラ207は、ゴム等の高摩擦部材を外周に有し、搬送ローラユニット203の先端に軸支されている。搬送アーム208は、搬送アーム208に一体に形成された軸を、インナーガイド204の穴Xa、Xbに軸支させることで、揺動可能に支持されている。搬送シャフト209の一端は、搬送アーム208の軸と同軸に形成された穴に軸支され、一端はクラッチ210を介してインナーガイド204に軸支されている。この状態で搬送アーム208は、インナーガイド204に形成された回転規制部と、搬送アーム208の係合部により、所定の範囲で回転可能になっている。搬送アーム208の支点は、反転搬送部200を搬送されるシートの搬送方向に対して、シートと搬送ローラ207の接触点を基準として、上流側に設定されている。また、搬送シャフト209の他端には、駆動入力ギア211が固定されており、後述する主搬送ローラ16と一体で回転する搬送出力ギア1219と噛み合っている。クラッチ210の一端には扁平の係合部Hが形成されており、搬送モータB5と接続されている駆動入力ギア211と一体で回転する搬送シャフト209には、係合部Hと係合する溝が形成されている。搬送シャフト209には、クラッチばね214が取り付けられており、クラッチばね214の一端を不図示の駆動フレームに固定することで、一方向のみ回転が可能になっている。
以上の構成により、駆動入力ギア211が図の矢印A方向に回転するとクラッチばね214が緩み、搬送シャフト209が回転可能になる。その結果、係合部Hと、それを受ける溝、クラッチ210を介して、搬送シャフト209に駆動入力ギア211の駆動が伝達される。更にこの回転は、駆動伝達ギア213を介して ローラ2ギア212に伝達されるので、 ローラ2ギア212および搬送ローラ207は矢印Aと反対の方向、すなわち搬送方向に回転する。一方、駆動入力ギア211の駆動を停止した状態で、搬送ローラ207を搬送方向に回転させると、クラッチ210の作用により搬送シャフト209への駆動力が遮断される。結果、クラッチばね214は緩み、搬送ローラ207は低い駆動トルクで回転可能になっている。
さらに、駆動入力ギア211の駆動を停止した状態で、搬送ローラ207を矢印A方向に回転させると、クラッチ210の作用により搬送シャフト209に駆動入力ギア211の駆動力は伝達されるが、クラッチばね214が閉まる。結果、搬送ローラ207の回転は不能になる。
図11は、アウターガイドユニット202の側面図である。アウターガイドユニット202は、主に、反転搬送路200の外側ガイドを形成しつつ各部品を支持しているアウターガイド205と、搬送ピンチローラユニット206で構成される。ピンチローラユニット206は、搬送ローラ207とともにシートを挟持しこれを搬送するピンチローラ215と、その一端でピンチローラを支軸するピンチローラホルダ216を有している。また、ピンチローラホルダ216は、自身に形成されている軸Pがアウターガイド205に形成された穴に挿入支持されていることにより、アウターガイド205に対し揺動可能になっている。ピンチローラホルダ216の背面とアウターガイド205対向部の間には、ピンチローラばね217が設けられている。このため、ピンチローラホルダ216は、矢印Bと反対の方向に付勢されるとともに、アウターガイド205に設けられた回転規制部Zにより、その位置が規制されている。
以上の構成によれば、搬送ローラ207との当接により、ピンチローラ215にB方向の力が作用しても、この力がピンチローラばね217の抗力に及ばない場合は、ピンチローラホルダ216はその姿勢を維持している。一方、搬送ローラ207とのニップ部をシートが通過するなどしてB方向の力がピンチローラばね217の抗力を超えると、ピンチローラホルダ216およびピンチローラ215は軸Pを中心に反時計回り方向に回動し、シートの搬送経路から退避する。
また、再度図10を参照するに、搬送アーム208には、A方向もしくはその反対の方向に付勢する予圧バネ218が取り付けられている。そして、搬送ローラ207は、予圧バネ218の作用によってピンチローラ215に接触した状態で静止している。これにより、搬送アーム208は、搬送ローラ207で搬送されるシートの搬送抵抗に応じてさらに搬送力が上がる方向に支点を有している。すなわち、搬送ローラ207とピンチローラ215の当接力は搬送抵抗のない待機状態において、予圧バネ218から受ける力でのみであり、シートの搬送が始まると、搬送抵抗が発生しこれに応じて当接力が発生する。
搬送抵抗に応じた当接力が、ピンチローラばね217の付勢力を超えると、搬送ピンチローラ215が退避を開始する。搬送アーム208は、回転規制部Zによって回転が規制され、それ以降は当接力が上がらなくなる。
以上説明した反転搬送部200の搬送ローラ207より送出されたシートは、インナーガイド204に沿って移動し、画像形成部12に到達する。
<画像形成部の構成>
図12は、画像形成部12の構成を説明するための斜視図である。画像形成部12は、主にシートを搬送する複数のローラを含む搬送機構と、シートに画像を形成するプリント機構とから、構成される。反転搬送部200の搬送ローラ207より送出されたシートは、まず主搬送ローラ16と主ピンチローラ19とのニップ部に到達する。主搬送ローラ16は、X方向に延在するように、軸受けを介して保持部材に取り付けられている。主搬送ローラ16の一方の端部には、ベース部材1200の保持部材に固定された搬送モータB5の回転力を直接受ける搬送ローラギア1216が取り付けられている。また、もう一方の端部には、搬送出力ギア1219が圧入されており、搬送出力ギア1219は搬送駆動伝達部1220と駆動連結されている。搬送ローラギア1216の更に外側には、主搬送ローラ16および搬送ローラギア1216と同軸に回転するエンコーダホイール1217が取り付けられている。装置内に固定されたエンコーダセンサ1218によってその回転状態(回転位置、回転量、回転速度、回転角など)が検出可能になっている。主搬送ローラ16のZ方向上面には、ばね部材によって主搬送ローラ16に向けて付勢された主ピンチローラ19が従動可能に当接している。
このような構成のもと、反転搬送部200より到達したシートの先端は主搬送ローラ16と主ピンチローラ19のニップ部に送入され、その後主搬送ローラ16の回転に伴って−Y方向に搬送される。上記ニップ部の下流には、平板からなるプラテン15が配備されており、通過するシートを下方から支持しつつ、その表面を平滑に維持している。プラテン15上を通過するシートに対してプリント機構によるプリント処理が行われる。
一方、搬送ローラギア1216の回転はアイドラギア1221を介して排紙ローラギア1215にも伝達され、排紙ローラギア1215に連結する排紙ローラ17も、搬送モータB5の駆動によって主搬送ローラ16とともに回転する。排紙ローラ17のZ方向上面には、拍車ホルダに取り付けられた複数の拍車が配備されており、排紙ローラ17上を通過するシートの浮きを押さえている。プリント処理後のシートは、排紙ローラ17と拍車のニップ部によって排紙トレイ13へと排出される。
図13は、プリント機構の構成を説明するための斜視図である。プリントヘッド18Aおよび18B を搭載するキャリッジ18は、ベース部材1200にその両端が固定されているガイドレール1232に沿って、X方向に移動可能になっている。装置内に固定されているキャリッジモータ1234の駆動力は、X方向に張架されているキャリッジベルト1235を介してキャリッジ18を移動させる。また、キャリッジ18に取り付けられている不図示のセンサが、キャリッジ18の移動方向に延在されたエンコーダスケール1236を検出することにより、キャリッジ18の現在位置や速度が把握できるようになっている。キャリッジモータ1234の駆動に伴いキャリッジ18がX方向に所定の速度で移動する最中に、プリントヘッド18Aおよび18Bより画像データに従った吐出動作を行うことにより、シートに対する1行分のプリント処理が実行される。1行分のプリント走査が完了すると主搬送ローラ16が回転し、1行分に相当する距離だけシートを搬送する。このような、プリントヘッド18Aおよび18Bによるプリント走査と、主搬送ローラ16による搬送動作とを交互に繰り返すことにより、シート上に段階的に画像が形成される。
<第1メンテナンス部の構成>
図14は、第1メンテナンス部191の構成を説明するための斜視図である。第1メンテナンス部191には、プリントヘッド18Aおよび18Bの夫々の吐出口面を覆うためのキャップ1912Aおよび1912Bが、プリントヘッド18Aおよび18Bの間隔に合わせて配置されている。キャップ1912Aおよび1912Bは、キャップホルダ1914Aおよび1914Bに不図示のバネ部材で上方に押圧さながら支持されており、キャップホルダ1914Aおよび1914Bはキャップスライダ1911に搭載されている。キャリッジ18が第1メンテナンス部191に向けて−X方向へ移動するとき、キャリッジ18はキャップスライダ1911に当接し、これとともに−X方向に移動するようになっている。一方、ベース部材1200には、キャップスライダ1911を+X方向に付勢するスプリング1916が取り付けられている。このため、キャップスライダ1911は、キャリッジ18が第1メンテナンス部191にあるときはキャリッジ18とともに−X方向の端部に位置するが、キャリッジ18が第1メンテナンス部191から離れるとスプリング1916の作用により+X方向にずれる。
図15(a)および(b)は、キャリッジ18が第1メンテナンス部191から離れた退避状態と、キャリッジ18が第1メンテナンス部191に位置するキャッピング状態とを説明するための断面図である。
キャップスライダ1911には、±Y方向に2つずつ突起する4つのスライダ部Dが形成されており、ベース部材1200にはスライダ部Dを介してキャップスライダ1911を支持しつつ、X方向に案内するためのスライダレール1201が形成されている。スライダレール1201は、−Xに進行するほど+Z方向に上昇するようにカーブ状に形成されている。退避状態にあるとき、キャップスライダ1911はスプリング1916の作用により+X方向に付勢され、図15(a)に示すように、スライダ部Dがスライダレール1201の+X方向端部に位置する状態となる。一方、キャッピング状態にあるとき、キャップスライダ1911はキャリッジ18とともにスライドし、キャップスライダ1911に案内されながら−X方向に移動しつつ+Z方向に上昇する。そして、キャップスライダ1911とともにキャップ1912Aおよび1912Bも上昇し、図15(b)に示すように、プリントヘッド18Aおよび18Bそれぞれの吐出口面をキャッピングする。
<第2メンテナンス部の構成>
図16は、第2メンテナンス部192の構成を説明するための斜視図である。第2メンテナンス部192には、プリントヘッド18Aおよび18Bの夫々の吐出口面をワイピングするためのワイパブレード1922Aおよび1922Bが、プリントヘッド18Aおよび18Bの間隔に合わせて配置されている。ワイパブレード1922Aおよび1922Bは、ブレードストッパ1924Aおよび1924Bにそれぞれ保持され、ブレードストッパ1924Aおよび1924Bは、ブレードホルダ1921上に配置されている。ブレードホルダ1921は、ブレードホルダベース1926に支持されながら回転軸tを中心にXZ平面を回動可能になっている。
図17(a)および(b)は、キャリッジ18が第2メンテナンス部192から離れた退避状態と、キャリッジ18が第2メンテナンス部192に位置するワイピング状態を示す図である。キャリッジ18が第2メンテナンス部192に無い退避状態のとき、図17(a)に示すように、回転軸tで支持されているブレードホルダ1921は、重力に従って傾いた状態となる。
キャリッジ18が第2メンテナンス部192に移動して来ると、キャリッジ18の側端部がブレードホルダ1921の押し込み部Pに当接し、これを+X方向に押し込むことにより、ブレードホルダ1921全体を時計周り方向に回転する。そして、この回転は、ブレードホルダ1921の位置(姿勢)が図17(b)のようにほぼ水平位置になったとき、ブレードホルダ1921に取り付けられているトリガレバー1927が、ブレードホルダベース1926に突き当たることによって停止する。これがワイピング状態である。このように、メンテナンス手段は、キャリッジの移動に伴ってスライドすることにより、メンテナンス処理を実行可能な位置に移行する。
更に、キャリッジ18がブレードホルダ1921を+X方向に押し切ることにより、このワイピング状態はロックすることが出来る。そして、このワイピング状態でキャリッジ18が−X方向に移動することにより、ワイパブレード1922Aおよび1922Bはプリントヘッド18Aおよび18Bの吐出口面のそれぞれに当接し、ワイピング動作を行うことが出来る。キャリッジ18を±X方向に小刻みに移動すれば、複数回のワイピング動作を連続して行うことも出来る。ワイピング動作が終了し、キャリッジ18が−X方向に大きく動くと、トリガレバー1927が−Z方向に強く押され、ブレードホルダ1921は水平位置から開放され、再び図17(a)に示す待機状態に戻る。
<制御構成>
図21は、インクジェットプリント装置10における制御の構成を説明するためのブロック図である。制御部B1は、CPUやROM、RAMなどを有し、CPUはROMに記憶されているプログラムに従ってRAMをワークエリアとしながら各種処理を実行する。例えば、外部に接続されたPC B2から受信した画像データや操作パネルB3で受信されたコマンド、またエンコーダセンサ1218を含む各種センサB15の検出結果に基づいて、制御部B1は上記に説明した各機構を制御し、プリント動作を実行する。
以下、具体的に説明する。プリント動作のコマンドが入力されると、制御部B1は、搬送モータドライバB4を介して搬送モータB5に電力を供給するよう指示する。同時にキャリッジモータドライバB12を介してキャリッジモータ1234に電力を供給するよう指示する。搬送モータB5の駆動力は、主駆動伝達系B6を介して主搬送ローラ16や排紙ローラ17からなる主搬送ローラユニットB7に伝達され、更に、搬送駆動伝達部1220を介して、給紙分離部110や搬送ローラユニット203を駆動する。
キャリッジモータ1234の駆動力は、キャリッジ18の移動に用いられる。キャリッジ18の動作は、搬送駆動伝達部B8の動作と協働し、給紙分離部110を動作させるための給紙駆動伝達系B10を制御する。給紙駆動伝達系B10の動作により、給紙分離部110に対する動力伝達または非伝達は、各種タイミングによって選択的に切り替え可能になっている。結果として、給紙ローラユニット203と給紙分離部110の同期駆動と非同期駆動を切り替えながら実行可能である。
<特徴事項>
図18(a)〜(c)は、本実施形態における主搬送ローラの位相原点検出処理を説明するための図である。図18(a)を参照するに、本実施形態の搬送ローラギア1216の内壁には、第1突起部Gが設けられている。また、キャップスライダ1911の−X方向の端部にはキャップスライダ1911の一部として第2突起部Tが形成されている。そして、キャリッジ18が第1メンテナンス部191に移動したときに、第2突起部Tは図18(b)のように搬送ローラギア1216の内壁に進入するようになっている。更に、第2突起部Tが搬送ローラギア1216の内壁に進入した図18(b)の状態で、搬送ローラギア1216を回転すると、第1突起部Gと第2突起部Tは図18(c)のように係合するようになっている。すなわち、キャリッジ18を−X方向に移動してキャップスライダ1911を上昇させた後、主搬送ローラ16を回転させると、ある位置で第1突起部Gと第2突起部Tは係合し、主搬送ローラ16の回転は必ず同じ位相で停止する。本実施形態は、このように、第1突起部Gと第2突起部Tが係合したタイミングでエンコーダセンサ1218がエンコーダホイール1217を検出して得られる位相を、主搬送ローラの位相原点とし、これを記憶する。また、このタイミングにおいて、プリントヘッド18Aおよび18Bの吐出口面はキャップ1912Aおよび1912Bによってキャッピングされている。よって、キャップ内に予備吐出を行うなどのプリントヘッド18Aおよび18Bに対するメンテナンス処理を、位相原点の検出動作と同時に進行することが出来る。
主搬送ローラ16の1回転分に対するエンコーダセンサ1218がカウントする値は既知の固定値であり、位相を管理する上での1周期となる。よって、上記のように位相原点の検出処理が行われた後のプリント動作(シート搬送動作)では、格納された原点情報を基準にして、その後のエンコーダセンサが検知するカウント値から、搬送ローラの位相を常に把握することができる。そして、エンコーダセンサ1218から得られる主搬送ローラ16の回転量と位相を利用することによって、主搬送ローラ16の偏心に起因する搬送誤差を補正しつつ、精度の高いシート搬送を実現することが可能となる。
ところで、上記構成の場合、キャリッジ18を第1メンテナンス部191に移動するタイミングにおいて、図19に示すように、第1突起部Gがたまたま第2突起部Tと係合する位置にあると、キャップスライダ1911は十分に−X方向に移動出来ない場合がある。このような状況では、主搬送ローラ16の位相原点を検出できないだけでなく、プリントヘッド18Aおよび18Bに対するキャッピングも正常に行うことが出来なくなってしまう。このため、本実施形態では、このような状況を回避できる位相原点検出処理のシーケンスを用意し、これを実行する。
図20は、制御部B1が実行する、主搬送ローラの位相原点を検出するシーケンスを説明するためのフローチャートである。本処理が開始されると、制御部B1は、まずステップS91において、キャリッジ18を−X方向に抗力を受けるまで移動する。
ステップS92において、制御部B1は、キャップスライダ1911が待機状態のZ位置まで下降したことが確認されるまで、キャリッジ18を+X方向に移動する。そして、キャリッジの下降が確認されるとこれを停止し、キャリッジの移動距離をM0として記憶する。
ステップS93において、制御部B1は、搬送モータB5を駆動し搬送ローラギア1216を180度回転する。さらに、ステップS94において、制御部B1は再度キャリッジ18を−X方向に抗力を受けるまで移動し、移動した距離をM1として記憶する。
続くステップS95において、制御部B1はM0とM1を比較する。ここでM0>M1の場合は、2回目の移動すなわち現時点の状態で、第1突起部Gが第2突起部Tと衝突する位置にあることを意味している。一方、M0<M1の場合は、1回目の移動の際に第1突起部Gが第2突起部Tと衝突する位置にあり、現時点では衝突する位置には無いことを意味している。さらに、M0=M1の場合は、1回目の移動でも2回目の移動でも第1突起部Gと第2突起部Tとの衝突は起きず、現時点でもこれらは衝突する位置に無いことを意味している。よって、M0>M1の場合のみステップS96に進み、再び搬送ローラギア1216を180度回転した後、キャリッジ18を−X方向に抵抗力が作用するまで移動する。
ステップS97では、搬送モータB5を駆動し搬送ローラギア1216を第1突起部Gと第2突起部Tが係合するまで回転し、エンコーダセンサ1218を用いて位相原点を取得する。以上で本処理が終了する。
以上のような工程で位相原点の検出処理を行えば、突起部Gと突起部TがX方向に係合して停止した状態で位相原点の検出やキャッピングが行われることは無く、両者を正常に実行することが出来る。なお、図20のフローチャートでは、搬送ローラギア1216の回転量を180度としたが、第1突起部Gと第2突起部Tとの確実な分離が可能であれば、このような角度はより少ない角度に変更することも可能である。
図22は、プリントコマンドが入力された際に制御部B1が実行するプリントシーケンスを説明するためのフローチャートである。外部に接続されたPC B2などからプリント開始コマンドを受信すると、制御部B1は、まずステップS0にて、図20で説明した本実施形態の位相原点検出処理を実行する。すなわち、ステップS0において、搬送ローラの位相原点の取得と、プリントヘッド18Aおよび18Bに対するメンテナンス処理を並行させる。
続くステップS1では、給紙分離部110を駆動し積載部1110に積載されている最上位シートに対する給紙動作を開始する。ステップS2では、主搬送ローラ16の近傍に配置されているシートセンサが、シートの存在が検出されたか否かを判断する。シートの存在が確認されなかった場合はステップS7に進み、操作パネルB3を介してユーザに紙無しエラーを通知する。その後、ステップS8でエラー解除キーが押下されるまで待機し、押下が確認されるとステップS1に戻って再度給紙動作を開始する。一方、ステップS2でシートの存在が確認された場合はステップS3に進む。
ステップS3において、制御部B1は、シート先端の位置合わせを行う。具体的には、シートの搬送方向が主搬送ローラ16の軸方向(X方向)と直角になるように傾きを調整する。なお、ステップS3の工程は、シートの種類に応じて選択的に行うことが出来る。さらにステップS4に進み、シートをプリントヘッド18Aおよび18Bによって画像がプリントされる位置まで搬送する。
その後、ステップS5においてプリントヘッド18Aおよび18Bによるプリント動作を実行する。具体的には、キャリッジ18のX方向へ移動に伴ってプリントヘッド18Aおよび18Bからインクを吐出する1行分のプリント走査と、1行分の幅に応じた距離だけシートをY方向に搬送する搬送動作を交互に繰り返すことにより1ページ分の画像を形成する。1ページ分のプリント動作が完了するとステップS6に進み、制御部B1は排紙ローラ17を駆動し、シートを排紙トレイ13に排紙する。以上で本処理が終了する。
以上説明した本実施形態によれば、位相原点の検出のために新たに追加する部品は搬送ローラギア1216の突起部Gと、キャップスライダ1911の突起部Tのみである。そして、これら突起部の追加によって、キャリッジの走査幅や装置の幅が増大することも無い。さらに、プリントヘッドに対するメンテナンス処理と原点検出とを、プリント動作の直前に同時に行うことが出来る。すなわち、本実施形態によれば、従来の構成に比べ、低コスト、省スペース、且つスループットを低下させることなく、回転位相の原点検出を確実に行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態も第1の実施形態と同様のインクジェットプリント装置を使用する。但し、本実施形態の搬送ローラギア1216やロータリーエンコーダ1217は、−X方向の端部ではなく+X方向の端部に位置しており、第2メンテナンス部192の近傍に搬送ローラギア1216が配置されるものとする。このため、本実施形態では、第2メンテナンス部192を利用して位相原点の検出処理を行う。
図23(a)および(b)は、本実施形態における主搬送ローラの位相原点検出処理を説明するための図である。本実施形態の搬送ローラギア1216においても、第1の実施形態と同様、その内壁には、第1突起部Gが設けられている。一方、ブレードホルダ1921の押し込み部Pの先端には第3突起部Sが設けられている。そして、キャリッジ18が第2のメンテナンス部192に移動してブレードホルダ1921が水平状態になったときに、第3突起部Sが搬送ローラギア1216の内壁に進入する仕組みになっている(図23(b))。
更に、第3突起部Sが搬送ローラギア1216の内壁に進入した状態で、搬送ローラギア1216を回転することにより、第1突起部Gと第3突起部Sが係合するようになっている。すなわち、キャリッジ18を+X方向に移動してブレードホルダ1921を水平状態にした後、主搬送ローラ16を回転させると、ある位置で第1突起部Gと第3突起部Sは係合し、主搬送ローラ16の回転は必ず同じ位相で停止する。
本実施形態は、このように、第1突起部Gと第3突起部Sが係合したタイミングでエンコーダセンサ1218がエンコーダホイール1217を検出して得られる位相を、主搬送ローラの位相原点とし、これを記憶する。また、このタイミングにおいて、ワイパブレード1922Aおよび1922Bは、プリントヘッド18Aおよび18Bの吐出口面と当接可能な位置(姿勢)が維持されている。よって、回転位相の原点の検出動作とともに、ワイピング処理を同時進行させることが出来る。
このような仕組みのもと、本実施形態においても第1の実施形態と同様、エンコーダセンサ1218から得られる主搬送ローラ16の回転量と位相を利用することによって、主搬送ローラ16の偏心に起因する搬送誤差を補正することが出来る。このため、精度の高いシート搬送を実現することが可能となる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、キャリッジ18を第2のメンテナンス部192に移動するタイミングによっては、第1突起部Gがたまたま第3突起部Sと係合する位置にある場合も考えられる。このため、本実施形態においても、図20で示したフローチャートに従って原点の検出処理を行えば、主搬送ローラの原点を確実に検出することが出来る。
以上説明した本実施形態によれば、位相原点の検出のために新たに追加する部品は搬送ローラギア1216の突起部Gと、ブレードホルダ1921の突起部Sのみである。そして、これら突起部の追加によって、キャリッジの走査幅や装置の幅が増大することも無い。さらに、プリントヘッドに対するワイピング処理を、原点検出と同時に行うことが出来る。すなわち、本実施形態においても第1の実施形態と同様、従来の構成に比べ、低コスト、省スペース、且つスループットを低下させることなく、回転位相の原点検出を確実に行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、搬送ローラギア1216の内壁に原点検出のための突起部Gを設けたが、突起部Gの位置はこれに限るものではない。例えば、主搬送ローラ16の搬送ローラギア1216とは反対側に位置する搬送出力ギア1219に突起部を設け、当該突起部にキャップスライダ1911の突起部Tや、ブレードホルダ1921の突起部Sが、当接するようにしても良い。また、排紙ローラギア1215と搬送ローラギア1216の歯数を等しくし、排紙ローラギア1215の内壁に形成した突起部にキャップスライダ1911の突起部Tやブレードホルダ1921の突起部Sが当接するようにしてもよい。このようにしても、上記実施形態と同様に、主搬送ローラの位相原点を検出することは出来る。
さらに、第1メンテナンス部191もしくは第2メンテナンス部192に搬送モータとは独立した駆動源を用意し、キャップの昇降とブレードトリガのONおよびOFFを切り替えることで、主搬送ローラ16の回転動作を規制し原点検出を行っても良い。
16 主搬送ローラ
18A、18B プリントヘッド
1216 搬送ローラギア
1217 ロータリーエンコーダ
1218 エンコーダセンサ
191 第1メンテナンス部
G 第1突起部
T 第2突起部

Claims (9)

  1. シートを搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラの回転状態を検出するエンコーダ手段と、
    前記シートに画像をプリントするプリントヘッドと、
    前記プリントヘッドに対するメンテナンス処理を行うためのメンテナンス手段と
    を備え、
    前記メンテナンス手段が前記メンテナンス処理を実行可能な位置にあるとき、前記メンテナンス手段の一部が前記搬送ローラの回転を妨げる領域に進入し、且つ、前記メンテナンス手段が前記位置にないとき、前記メンテナンス手段の一部は前記領域より退避し、
    前記メンテナンス手段の一部が前記搬送ローラの回転を妨げた状態を回転位相の原点として、前記エンコーダ手段は前記搬送ローラの回転状態を検出することを特徴とするプリント装置。
  2. 前記メンテナンス手段は、前記プリントヘッドを搭載するキャリッジの移動に伴ってスライドすることにより、前記位置に移行することを特徴とする、請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記メンテナンス手段は、前記プリントヘッドを搭載するキャリッジの移動に伴って回転することにより、前記位置に移行することを特徴とする、請求項1に記載のプリント装置。
  4. 前記プリントヘッドはインクを吐出するインクジェットプリントヘッドであり、前記メンテナンス処理は前記プリントヘッドの吐出口面に対するキャッピング処理もしくはワイピング処理であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプリント装置。
  5. 前記回転位相の原点の取得と前記メンテナンス処理は並行して行われることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプリント装置。
  6. 前記回転位相の原点の取得および前記メンテナンス処理は、前記プリントヘッドによるプリント動作の直前に行われることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプリント装置。
  7. 前記搬送ローラは、駆動源より動力が伝達されるギアを有し、前記メンテナンス手段の一部は前記ギアの回転を妨げる領域に進入することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のプリント装置。
  8. 前記メンテナンス手段が前記位置にあるとき、前記メンテナンス手段に設けられた突起部が前記ギアの内壁に設けられた突起と係合することにより、前記ギアの回転が妨げられることを特徴とする、請求項7に記載のプリント装置。
  9. 前記メンテナンス処理は、前記搬送ローラの駆動とは独立した駆動源で行われることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のプリント装置。
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