JP6447748B2 - 表示装置及び表示装置の更新方法 - Google Patents

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Description

この発明は、記憶装置内に格納された表示装置の起動データの更新方法に関し、当該起動データを誤りなく更新して表示する表示装置、及び、その表示装置の更新方法に関する。
公共施設、競技場、及び建物の壁面などに設置され、案内、競技の実況、及び広告などを表示する大画面表示装置は、映像データを送信する送信ユニットと、送信ユニットから送信された映像データを取得して表示する1または複数の表示ユニットを含んで構成される。表示ユニットには、映像データを表示するためのプログラムにより表示制御を行うCPU(Central Processing Unit:中央処理装置、以下、CPUとのみ記載する場合がある)及び回路構成をプログラマブルに変更することのできるPLD(Programmable Logic Device:以下、PLDとのみ記載する場合がある)、もしくは、CPU又はPLDのいずれかが搭載される。また、PLD中にCPUが構成されたものが搭載される場合もある。
このような表示装置においては、表示装置を設置し、稼働を開始した後になって、機能、性能、及び品質の向上などを目的として、表示ユニットに設けられたCPUのプログラムデータ、又は、PLDの回路データを更新する必要が生じる場合がある。この場合、複数の表示ユニットを含んで構成される表示装置であれば、複数の表示ユニットの1つ1つについて、手作業でプログラムデータや回路データを更新しようとすると、時間がかかるとともに作業量も多大となる。
そのため、送信ユニットから更新データを送信し、それを各表示ユニットが受信し、各表示ユニット内に記憶されているデータを更新するリモートアップデートが行われる。
このとき、更新データを送信ユニットから表示ユニットへ送信する際に、ノイズなどの影響による伝送誤りが発生する場合がある。伝送誤りが発生した場合には、CPU又はPLDが正常に動作しなくなる可能性がある。そのため、更新の際には、誤りのない形でデータを更新する必要がある。
このような更新の際の誤り防止技術としては、例えば、通信機能を備えたFPGA(field‐programmable gate array:以下、FPGAとのみ記載する場合がある)と、FPGAの動作を設定する回路データを記憶する不揮発性メモリと、不揮発性メモリから回路データを読み出してFPGAに書き込む制御手段とを備え、不揮発性メモリは、全機能を含む回路データを記憶する第1領域と、第1の領域に記憶された回路データによるFPGA動作が失敗したときに、外部装置から新しい回路データを受信して第1の領域に書き込みするための回路データを記憶する第2の領域を有している構成とした発明がある。(例えば、特許文献1参照)。
この構成により、外部装置からの回路データを受信する際に、回路データに伝送誤りが発生した場合には、FPGAが正常に動作しないため、再度、外部装置から回路データを送信し、不揮発性メモリに書き込む。これをFPGAが正常に動作するまで繰り返すことで、最終的に、誤りのない回路データが不揮発性メモリに記憶される。
特開2008−182327号公報(第6−10頁、第1図)
上記特許文献1に係る発明では、外部装置から受信した回路データに伝送誤りが発生していた場合、一度FPGAの起動に失敗し、回路データの全てを外部装置から再送信し、不揮発性メモリへ再書き込みが必要となる。このとき、再送信の前に、外部装置が複数の表示ユニットの1つずつに伝送誤りの有無をポーリングして確認する必要があり、その確認に時間を要するため、回路データの更新時間が長くなる。
この発明の表示装置は、映像データを送信する送信ユニットと、前記映像データを受信し、該映像データに基づき、映像を表示する複数の表示ユニットを有し、それぞれの前記表示ユニットが直列に接続され上流側の前記表示ユニット前記送信ユニット接続された表示ユニット群と、を備え、前記送信ユニットは、上流側の前記表示ユニットへ、前記複数の表示ユニットの機能を更新する更新データを送信し、前記表示ユニット群は、上流側の前記表示ユニットから下流側の前記表示ユニットまで前記更新データを伝送し、前記表示ユニット群における前記更新データの記憶状況に関する情報を前記送信ユニットへ送信し、前記送信ユニットは、上流側の前記表示ユニットへ、前記更新データの記憶状況に関する情報に基づき、所定の前記更新データを再送信するものである。
本発明によれば、送信ユニットが、受信データの誤り発生状況と受信データの不揮発性メモリへの書き込み状況を示すステータス情報を、複数の表示ユニットのそれぞれにポーリングして確認する必要がなく、複数の表示ユニットが、更新データの記憶状況に関する情報を伝達して送信ユニットへ伝えるため、回路データの更新時間を短縮することができ、また表示装置の構成を簡素化できるという効果を得られる。
この発明の実施の形態1の表示装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の表示装置での表示ユニットの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る表示装置の一例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る表示装置における送信ユニットから出力される映像データを模式的に示した図である。 この発明の実施の形態1に係る表示装置における送信ユニットから送信される更新データを模式的に示した図である。 この発明の実施の形態1の表示装置での表示ユニットが受信する更新データの構成の一例を示す図である。 不揮発性メモリ内の更新データ格納領域を示す図である。 更新データの受信状況の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1の表示装置での表示ユニットの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の表示装置での表示ユニットの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2の表示装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3の表示装置での表示ユニットの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4の表示装置での表示ユニットの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4の送信回数と誤り訂正符号との関係を示す図である。
実施の形態1.
次に、図面を用いて、この発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、この発明の実施の形態1に係る表示装置の構成の一例を概略的に示すブロック図である。図において、表示装置100は、例えば、公共施設、競技場、及び、建物の壁面などに、各種案内、競技の実況中継映像、及び、広告映像などの映像を表示する装置である。
表示装置100は、通常、一つの送信ユニット101と複数の表示ユニット102とを備える。送信ユニット101には、複数の表示ユニット102が直列に接続される。送信ユニット101及び表示ユニット102、並びに、表示ユニット102及び表示ユニット102の間は、それぞれ、比較的通信速度の遅い制御データ線と比較的速度の速い映像データ線により接続される。このように、直列に接続することで、装置の回路や配線を簡素化する効果が得られる。なお、ここでは送信ユニットを一つとしたが、複数の表示ユニットから表示ユニット群を構成し、表示ユニット群毎に送信ユニットを設ける構成とし、複数の送信ユニットと複数の表示ユニット群とを備える構成としても構わない。また、通常表示ユニットは複数であるが、例えば、一つの送信ユニットに一つの表示ユニットを対応付けたものと、一つの送信ユニットに一つの表示ユニット群を対応付けたものとを組み合わせたような場合であって、一つの送信ユニットに一つの表示ユニットが対応する構成が含まれているような場合でも、本願発明の目的を達成するような構成も含まれる。
図2は、この発明の実施の形態1に係る表示装置における表示ユニットの内部構成を示した図である。図で示すように、表示ユニット102は、第1の受信部201、揮発性メモリ202、誤り検出部203、アドレスカウント部204、ステータス情報生成部205、書込み制御部206、第2の受信部207、不揮発性メモリ208、起動部209、第1の送信部210、第2の送信部211、表示制御部212、及び、表示デバイス213を備える。
第1の受信部201は、送信ユニット101又は送信ユニット101側(以下、上流と記載する場合がある)に接続されている隣の表示ユニット102から制御データ線経由で制御データを受信し、揮発性メモリ202へ格納する。
揮発性メモリ202は、受信した制御データを一時的に記憶する。
誤り検出部203は、受信した制御データが更新データである場合には、揮発性メモリ202から受信した制御データを読み出し、誤り検出を行い、当該検出結果を出力する。
アドレスカウント部204は、受信した更新データについて、誤りが発生するまでアドレスのカウントアップを行う。
書込み制御部206は、受信した更新データの先頭から誤りが発生する直前までのデータを不揮発性メモリ208に書き込む。
不揮発性メモリ208は、更新データを記憶する。ここで、不揮発性メモリ208に記憶された更新データは、図9又は図10に示したPLD部又はCPU部における論理回路データ又はプログラムデータを更新するために使用される。
PLD部214は、例えば、図9に示すように、第1の受信部201、揮発性メモリ202、誤り検出部203、アドレスカウント部204、ステータス情報生成部205、書込み制御部206、第2の受信部207、不揮発性メモリ208、起動部209、第1の送信部210、第2の送信部211、及び、表示制御部212を含んだ構成となる。この場合の更新データは、回路データであり、PLD部214の論理回路を構成するために使用される。
CPU部215は、例えば、図10に示すように、誤り検出部203、アドレスカウント部204、ステータス情報生成部205、及び、書込み制御部206を含んだ構成となる。この場合の更新するデータは、プログラムデータであり、CPU部215が各処理を実施するために使用される。
起動部209は、表示ユニット102の起動時に、不揮発性メモリ208に格納した更新データを読み込み、表示ユニット102を動作可能な状態にするための処理を行う。例えば、読み出した更新データをPLD部214に設定することで、PLD部214の論理回路が動作可能となる。また、例えば、読み出した更新データがCPU部215で実行されることにより、各処理が行われる。
第2の受信部207は、送信ユニット101とは逆側(以下、下流と記載する場合がある)に接続されている隣の表示ユニット102から、隣接ステータス情報を受信する。
ステータス情報生成部205は、第2の受信部207で受信した隣接ステータス情報、アドレスカウント部204が出力するアドレス値、及び、書込み制御部206の書き込み状況に基づいて、ステータス情報を生成する。
第1の送信部210は、ステータス情報生成部205が生成するステータス情報を、第2の受信部207と接続されている表示ユニットとは異なる側、すなわち、上流に隣接する表示ユニット102、又は、送信ユニット101へ送信する。
表示制御部212は、送信ユニット101、又は、上流に隣接する表示ユニット102から映像データを受信し、受信した表示ユニット自らが表示する映像データの場合は、表示デバイス213へ出力する。自らが表示する映像データでは無い場合は、受信した側とは反対側に隣接する表示ユニット102へ映像データを送信する。
表示デバイス213は、表示制御部212から受信した映像データの表示を行う。
以下、送信ユニットの詳細な動作について説明する。例えば、送信ユニットとしては、映像等を供給するための映像サーバー機能を備えた装置等が考えられる。
送信ユニット101は、通常動作時は、表示ユニット102で表示する映像データを映像データ線経由で出力する。このとき、送信ユニット101は、複数の表示ユニット102にそれぞれ表示する各映像データを時分割多重し出力する。
以下、簡単に説明できるように、1つの送信ユニット101に4つの表示ユニット102が直列に接続されている場合を例に説明する。図3は、この発明の実施の形態1に係る表示装置の一例を示すブロック図である。図に示すように、送信ユニット101と、送信ユニット101に近い側から順に、表示ユニット102A、表示ユニット102B、表示ユニット102C、及び、表示ユニット102Dが接続された構成とする。
図4は、この発明の実施の形態1に係る表示装置における送信ユニットから出力される映像データを模式的に示した図である。
送信ユニット101は、例えば、図4に示すように、表示ユニット102Aで表示する映像データAを送信し、次に、表示ユニット102Bで表示する映像データBを送信し、次に、表示ユニット102Cで表示する映像データCを送信し、次に、表示ユニット102Dで表示する映像データDを送信する。これ以降は、映像データAから映像データDを同様に繰り返し送信する。なお、映像データAからDは、表示ユニット102AからDに表示する映像の一部のデータであっても、時間的に変化する映像を順次送信するものであってもよい。
表示ユニット102は、PLD部214を含んでおり、その部分の論理回路を変更することが可能である。これにより、表示機能を拡張したり、表示ユニット102の制御機能を拡張したりすることが可能である。
表示ユニット102の論理回路を更新する場合、送信ユニット101は、制御データ線経由で各表示ユニット102に更新データを送信する。このとき、各表示ユニット102に送信される更新データは同じデータであるものとする。
図5は、この発明の実施の形態1に係る表示装置における送信ユニットから送信される更新データを模式的に示した図である。表示ユニット102では、受信した更新データを揮発性メモリ202に一時記憶した後、不揮発性メモリ208へ書き込む。更新データの伝送時間に比べ、不揮発性メモリ208への書き込み時間の方が長い場合があるため、本実施の形態では、一時的に揮発性メモリ202に更新データを格納する構成としている。
そのため、送信ユニット101では、表示ユニット102の揮発性メモリ202の容量よりも小さいサイズに、更新データを分割し、その1つずつを順番に送信する。図5の更新データ1〜更新データNは、分割した更新データの1つ1つを示している。なお、不揮発性メモリ208への書き込み時間が短ければ、特に、揮発性メモリ202に一時記憶する構成とする必要はない。
以下、詳細な動作について説明する。
通常動作時、表示ユニット102は、送信ユニット101から送信された映像データを受信し、表示する。
表示ユニット102の表示制御部212は、送信ユニット101又は上流に隣接する表示ユニット102のいずれかから送信された映像データを受信する。例えば、図3に示す構成の場合、表示ユニット102Aの表示制御部212は、送信ユニット101から映像データ線経由で送信された映像データを受信する。表示ユニット102Bの表示制御部212は、表示ユニット102Aから映像データ線経由で送信された映像データを受信する。表示ユニット102Cは、表示ユニット102Bから映像データ線経由で送信された映像データを受信する。表示ユニット102Dは、表示ユニット102Cから映像データ線経由で送信された映像データを受信する。
次に、表示制御部212は、受信した映像データの中から自らの表示ユニットに表示するデータと他の表示ユニットに表示するデータとを選別し、自らの表示ユニットに表示する映像データを表示デバイス213へ出力する。また、他の表示ユニットに表示する映像データを隣接する表示ユニットに出力する。例えば、表示ユニット102Aの場合、図4に示した映像データのうち、自らの表示ユニットに表示する映像データAを表示デバイス213へ出力する。また、図4に示した映像データのうち、他の表示ユニットに表示する映像データB〜Dは、自らの表示ユニットに表示する映像データではないため、隣の表示ユニット120Bへ送信する。以下、表示ユニットB〜Dでも同様の処理をおこなう。
次に、表示デバイス213は、表示制御部212から受け取った映像データを表示する。例えば、表示デバイス213は、複数のLED素子及び当該LED素子を発光させるための駆動回路から成り、複数のLED素子のそれぞれを発光させることで、映像データの表示を行う。
次に、表示ユニットのPLD部の回路を変更する場合の動作を示す。
表示ユニット102の第1の受信部201は、送信ユニット101又は上流に隣接する表示ユニット102のいずれかから送信された更新データを受信する。例えば、図3に示す構成の場合、表示ユニット102Aの第1の受信部201は、送信ユニット101から制御データ線経由で送信された更新データを受信する。表示ユニット102Bの第1の受信部201は、表示ユニット102Aから制御データ線経由で送信された更新データを受信する。表示ユニット102Cの第1の受信部201は、表示ユニット102Bから制御データ線経由で送信された更新データを受信する。表示ユニット102Dの第1の受信部201は、表示ユニット102Cから制御データ線経由で送信された更新データを受信する。
図5に示すように、送信ユニット101では、表示ユニット102の揮発性メモリ202の容量よりも小さいサイズに、更新データを分割し、その1つずつを順番に送信する。
表示ユニット102の第1の受信部201は、更新データ1〜更新データNを順番に受信する。第1の受信部201は、受信した更新データを揮発性メモリ202へ書き込む。
このとき、揮発性メモリ202は、全ての更新データを格納するだけのサイズを有しない場合もあるため、更新データ1〜更新データNの1つを揮発性メモリ202に記憶した後は、その更新データの処理が終わるまで、次の更新データの書き込み作業を行わない。
表示ユニット102の揮発性メモリ202は、受信した更新データを一時的に記憶しておくための一時蓄積バッファであり、更新データ1〜更新データNを順次記憶する。そのため、揮発性メモリ202のサイズは、全ての更新データを格納するのに必要なサイズを持つ必要はなく、更新データ1〜更新データNのうちの最大のサイズを格納できるだけの容量があれば良い。
表示ユニット102の誤り検出部203は、受信した更新データの誤りを検出する。誤り検出の方法は、例えば、チェックサム又はCRCなどがある。図6に受信する更新データの一例を示す。図では、分割された更新データのうち更新データ1の構成を例示している。ここでは、誤り検出のために、チェックサムを使用する場合の例を示している。
更新データ1は、送信ユニット101において、所定のサイズに分割され、当該分割された更新データ1−0〜更新データ1−Mについて、それぞれのチェックサムを計算して、チェックサム1−0〜チェックサム1−Mを生成し、各更新データの後に付加する。誤り検出部203では、更新データ1−0〜更新データ1−Mのそれぞれについてチェックサムを計算し、計算結果と対応するチェックサム1−0〜チェックサム1−Mとの一致を確認する。誤り検出部203は、チェックサムが一致していれば誤りなし、チェックサムが不一致であれば誤りあり、として誤り検出結果を出力する。
アドレスカウント部204では、誤り検出部203から出力される誤り検出結果に基づき、アドレスをカウントする。例えば、図6に示した更新データ1を受信した場合、最初にアドレス値を0に初期化し、更新データ1−0の誤りがなければ、アドレス値に更新データ1−0のサイズDSZ1−0を加算する。更新データ1−0に誤りがあった場合、アドレス値のカウントアップ動作を停止する。次に、アドレス値のカウントアップ動作が停止しておらず、かつ、更新データ1−1に誤りがなければ、アドレス値に更新データ1−1のサイズDSZ1−1を加算する。更新データ1−1に誤りがあれば、アドレス値のカウントアップ動作を停止する。更新データ1−2〜更新データ1−Mについても同様に、誤りが無い限り、DSZ1−2〜DSZ1−Mの加算によるカウントアップ動作を行う。
この動作により、更新データ1にて最初の誤りが発生した領域の先頭アドレスが得られる。以下、このアドレスを誤り先頭アドレスと記載する場合がある。アドレスカウント部204では、更新データ1の処理が終了すると、誤り先頭アドレスの直前のアドレスを正常データの末尾アドレスとして出力する。以下、正常データの末尾アドレスを末尾アドレスとのみ記載する場合がある。
書込み制御部206は、受信した更新データのうち、先頭から、アドレスカウント部204から出力される末尾アドレスまでの範囲のデータを不揮発性メモリ208に書き込む。図7は、不揮発性メモリ内の更新データ格納領域を示す図である。不揮発性メモリ208は、更新データ1〜更新データNのそれぞれを格納するために、更新データ1〜更新データNのそれぞれの格納領域、更新データ1格納領域、更新データ2格納領域、・・・、更新データN格納領域を備える。更新データ1は、更新データに誤りがない場合には、更新データ1格納領域の先頭アドレスから、更新データ1−0、更新データ1−1、・・・、更新データ1−Mの順に全てのデータが書き込まれる。
更新データに誤りがある場合には、書込み制御部206では、更新データを書き込むアドレスがアドレスカウント部204から出力される末尾アドレスと一致するまで書込みを行う。図7は、例として、更新データ1−0〜更新データ1−7は誤りなしで、更新データ1−8に誤りが含まれていた場合を示している。更新データ1−0〜更新データ1−7までを書き込み、その書込み完了時点で、更新データを書き込むアドレスとアドレスカウント部204から出力された末尾アドレスとが一致するため、書込みを停止し、更新データ1−8〜更新データ1−Mは書き込まない。
起動部209は、表示ユニット102の起動時に、不揮発性メモリ208に格納した更新データを読み込み、PLD部214に設定することで、表示ユニット102を動作可能な状態にする。更新データが不揮発性メモリ208の更新データ1格納領域〜更新データN格納領域に格納されているとき、起動部209は、更新データ1格納領域〜更新データN格納領域に格納された更新データを読み出し、PLD部214に設定することにより、PLD部214が、更新データにより更新された構成の回路として動作可能となる。
第2の送信部211は、第1の受信部201により受信した更新データを、第1の受信部201の接続先とは反対側、すなわち、下流に隣接する表示ユニット102に送信する。
第2の受信部207は、下流に隣接する表示ユニット102から、ステータス情報を受信し、隣接ステータス情報として、送信ユニット又は上流側に隣接する表示ユニットに出力する。例えば、図3に示した構成の場合、表示ユニット102Aは、表示ユニットBからステータス情報を受信し、隣接ステータス情報として表示ユニット102Aのステータス情報生成部205に出力する。表示ユニット102Bは、表示ユニット102Cからステータス情報を受信し、隣接ステータス情報として表示ユニット102Bのステータス情報生成部205に出力する。表示ユニット102Cは、表示ユニット102Dからステータス情報を受信し、隣接ステータス情報として表示ユニット102Cのステータス情報生成部205に出力する。表示ユニット102Dは、下流に隣接する表示ユニット102が存在しないため、隣接ステータス情報が存在しないことを表示ユニット102Dのステータス情報生成部205に出力する。
ステータス情報生成部205は、アドレスカウント部204から出力された末尾アドレス、並びに、第2の受信部207から出力された隣接ステータス情報及び書込み制御部206の書き込み状況に基づいて、ステータス情報を生成する。ここでは、ステータス情報として、更新データ1の内、誤り無く受信できた末尾のアドレス情報を使用する場合を例として説明する。
このとき、対象である表示ユニット102は、所定の条件により、アドレスカウント部204から出力された末尾アドレス情報、又は、隣接ステータス情報として示される隣接表示ユニット102から送信される末尾アドレス情報のいずれかを選択して、自らのステータス情報として出力する。以下、隣接ステータス情報として示される隣接表示ユニット102から送信される末尾アドレス情報を隣接末尾アドレス情報と記載する場合がある。
所定の条件としては、例えば、末尾アドレスと隣接末尾アドレスの内、どちらか小さい方を出力するという条件があげられる。同じ場合であれば、予めどちらを出力するか決めておくか、どちらを出力しても構わないという条件にすればよい。
第1の送信部210は、ステータス情報生成部205で選択され出力されたステータス情報を送信ユニット101又は上流に隣接する表示ユニットへ出力する。図3に示した構成の場合、表示ユニット102Aは、送信ユニット101へステータス情報を出力する。
表示ユニット102Bは、表示ユニット102Aへステータス情報を出力する。表示ユニット102Cは、表示ユニット102Bへステータス情報を出力する。表示ユニット102Dは、表示ユニット102Cへステータス情報を出力する。
送信ユニット101は、更新データ1〜更新データNのそれぞれを送信終了すると、制御データ線経由で、各表示ユニット102へ応答要求コマンドを送信する。図3に示す構成の場合、応答要求コマンドは、送信ユニット101から表示ユニット102A、表示ユニット102B、表示ユニット102C、表示ユニット102Dの順に伝送される。一番端に位置する表示ユニット102Dに応答要求コマンドが届くと、表示ユニット102Dの第2の受信部207、ステータス情報生成部205、第1の送信部210が動作し、ステータス情報を表示ユニット102Cへ送信する。表示ユニット102Cでは、表示ユニット102Dからステータス情報が入力されると、表示ユニット102Cの第2の受信部207、ステータス情報生成部205、第1の送信部210が動作し、ステータス情報を表示ユニット102Bへ出力する。表示ユニット102Bでは、表示ユニット102Cからステータス情報が入力されると、表示ユニット102Bの第2の受信部207、ステータス情報生成部205、第1の送信部210が動作し、ステータス情報を表示ユニット102Aへ出力する。表示ユニット102Aでは、表示ユニット102Bからステータス情報が入力されると、表示ユニット102Aの第2の受信部207、ステータス情報生成部205、第1の送信部210が動作し、ステータス情報を送信ユニット101へ出力する。
また、ステータス情報の送信は、いずれの表示ユニット102においても、書込み制御部206にて、書込みアドレスがアドレスカウント部204から出力される末尾アドレスと一致するまで、更新データ1の書込みを行った後で行うこととする。
以上説明した動作に基づき図8に示すように、表示ユニット102A〜表示ユニット102Dのそれぞれの末尾アドレスのうち最小のアドレス値、この場合はABが送信ユニット101へ伝達される。このとき、送信ユニット101から、表示ユニット102A〜表示ユニット102Dのそれぞれに対し、順次個別に応答要求を出して、それぞれから順次応答を得る必要が無くなるため、応答要求の送信時間を短縮できるという効果がある。また、送信ユニット101は、表示ユニット102A〜表示ユニット102Dからの応答のそれぞれに対して処理を行う必要がなく、表示ユニット102Aからの応答のみに対して処理を行えば良いため、ミスもなく短時間で処理できるという効果がある。
送信ユニット101では、表示ユニット102Aからステータス情報を受信すると、ステータス情報(この例では末尾アドレス)と先に送信した更新データ1の末尾のアドレスとを比較する。受信したステータス情報が更新データ1の末尾のアドレスと一致している場合、更新データ1が全ての表示ユニット102に誤りなく伝送されたと判断し、更新データ2の送信に移る。受信したアドレス値が更新データ1の末尾アドレスと一致していない場合、更新データ1の送信の途中で誤りが発生したと判断し、受信したステータス情報(この例では末尾アドレス)以降の更新データを再び送信する。図7に示した例では、受信したステータス情報は、更新データ1の更新データ1−7の末尾を示しているため、その次の更新データ1−8から更新データ1−Mまでを再送信する。以上の動作を更新データ1の全てが表示ユニットに誤りなく伝送されたと判断するまで、繰り返し行う。
送信ユニット101が更新データ1の再送信が開始されると、表示ユニット102は、上記説明した動作を再度実施する。ただし、表示ユニット102のアドレスカウント部204から出力される末尾のアドレスのデータを受信するまでは、誤り検出部203、アドレスカウント部204、及び、書込み制御部206は、動作を停止し、アドレスカウント部204から出力される末尾のアドレス以降のデータについて、誤り検出部203、アドレスカウント部204、及び、書込み制御部206は、動作する。図7に示した例の場合、末尾アドレスが更新データ1−7の末尾を示しているため、更新データ1−8から更新データ1−Mに対して処理を行う。このようにすることで、誤り無く受信でき、不揮発性メモリ208に書込み済みの更新データについては再び書き込むことをせず、誤りの発生した以降の更新データを不揮発性メモリ208へ書き込むことが可能となる。
更新データ2〜更新データNについても、上記説明したのと同様に、送信ユニット101から送信され、表示ユニット102にて受信および不揮発性メモリ208への書き込みが行われる。
また、以上、図3の構成を例にとり説明したが、表示ユニット102の数は4つに限られるものではなく、2以上の複数の表示ユニット102について実施が可能である。
また、表示ユニット102が1つであっても、上記説明した方法での更新データの書き込み動作が可能なことはいうまでもない。
以上に記載したように、この発明の実施の形態1における表示装置及び表示方法では、誤りがあった更新データ以降を再送信するため、更新データを確実に誤りなく書き込むことができる。
また、更新データの受信誤りがあったとき、全データを再送信するのでなく、誤りが見つかったアドレス以降の更新データを送信するため、更新時間を短縮できる。
このとき、受信誤りのあった回路データを大きなブロック単位で再送信する代わりに、アドレス単位で細かく再送信する範囲を指定できるため、必要最小限の回路データのみを再送信するだけでよく、回路データの伝送を効率化することが可能となる。
また、受信誤りのあった回路データを大きなブロック単位で不揮発性メモリに再書き込みする代わりに、誤りのあったアドレス以降の回路データのみを不揮発性メモリに書き込むことで、書き込み時間を短縮するという効果が得られる。
また、多数の表示ユニットの更新データを同時に更新することが可能となる。
また、送信ユニットが、複数の表示ユニットへの書き込み完了状況をそれぞれの表示ユニットにポーリングして確認する必要がなく、複数の表示ユニットが、書込み完了状況を順に伝達して送信ユニットへ伝えるため、複雑な処理をする必要が無く、更新時間を短縮することができる。
また、更新データの受信誤りがあったとき、表示ユニットでは、前回の更新データ送信時に誤りがあった箇所以降の更新データを不揮発性メモリに書き込むため、書込み時間が短縮できるとともに、誤りなく書き込まれたデータまで再度書き込む必要が無く、書き込み回数が少なくできるため不揮発性メモリへの物理的な負担を少なくすることができる。
結果として、同一メモリを使用する場合には、動作寿命を長くすることが可能となる。
なお、上記では、図2に基づき、図9で示すように表示ユニットの不揮発性メモリに、PLD部の回路データが格納された構成で説明したが、図10に示すように、表示ユニットはCPU部を備え、回路データの代わりにCPUにて実行するプログラムデータを揮発性メモリに格納し、送信ユニットからは更新データとして、回路データの代わりにプログラムデータを送信し、表示ユニットでは、先に述べた更新データが回路データの場合の処理と同様に、更新データとしてプログラムデータを処理することも可能である。この場合、表示ユニットの不揮発性メモリに格納するプログラムデータを誤りなく更新することが可能となる。
また、PLD部中にCPU部が含まれるような構成では、不揮発性メモリに回路データ及びプログラムデータの両方が格納される場合、回路データとプログラムデータの両方を誤りなく更新することが可能となる。さらに、PLDとCPUとをそれぞれ備えるような構成であっても、PLDとCPUとがそれぞれアクセス可能な不揮発性メモリに回路データ及びプログラムデータの両方が格納される場合、回路データとプログラムデータの両方を誤りなく更新することが可能となる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、送信ユニットに全ての表示ユニットが直列に接続される構成を説明したが、図11に示すように、送信ユニットに、直列に接続された表示ユニット群を、並列に複数接続する構成としても良い。
このような構成をとることにより、全ての表示ユニットを直列に接続した場合に比べ、直列に接続する表示ユニットの数が減るので、映像データ線により送信する映像データの量が減るため、より短時間で映像データの伝送が可能となるとともに、同じ時間で伝送することを考えれば、映像データ線の伝送速度を低く抑えることができ、誤り等が少なくなるという効果が得られる。また、伝送速度が低いデータ線を使用することも可能となる。
なお、上記実施の形態では、制御データを送受信する制御データ線と、映像データを送信する映像データ線を分ける形で記載したが、特に分離した2つのデータ線とする必要はなく、1つのデータ線で制御データと映像データのやり取りを行ってもよく、映像データに制御データを多重する形で、一つのデータストリームとして送信しても構わない。制御データと映像データのやり取りができるのであれば、特に送受信の形態にはこだわらない。例えば、ツイストケーブルを用いた双方向通信でも構わないし、有線ではなく無線によるデータのやり取りでも構わない。
なお、上記実施の形態では、下流側から末尾アドレス情報を比較して小さい方をステータス情報として上流側に送信していたが、上流側から末尾アドレス情報を比較して小さい方をステータス情報として最下流の表示ユニットに伝達し、最下流の表示ユニットからのステータス情報を各表示ユニットが送信ユニットまで転送する構成としても同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、アドレス情報をステータス情報としていたが、更新データの記録容量情報等、どこまで更新データが各表示ユニットで記憶されたかを示すような情報であれば、特にアドレス情報にとらわれないが、アドレスで指定する方がやり取りする情報が少なくて済む場合も多い。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る表示装置における表示ユニットの内部構成を示した図である。本実施の形態における表示ユニット102は、第1の受信部201、揮発性メモリ202、誤り検出部203、アドレスカウント部204、ステータス情報生成部205、書込み制御部206、第2の受信部207、不揮発性メモリ208、起動部209、第1の送信部210、第2の送信部211、表示制御部212、表示デバイス213、及び、誤りカウント部216を備える。すなわち、実施の形態1で示した表示ユニット102の構成に対して、誤りカウント部216がさらに備えられた構成となる。
誤りカウント部216は、誤り検出部203の検出結果の誤りの発生回数をカウントする。例えば、誤りカウント部216では、初期段階において初期値0の誤りカウント数を保持しておき、誤り検出部203の検出結果が、誤りありのとき、誤りカウント数を1増やすことで、誤り検出部203で発生した誤りの回数をカウントする。初期段階とは、例えば表示装置の電源を起動した段階、又はユーザーからリセット指示を取得した場合に戻される段階などをいう。
さらに、誤りカウント部216では、所定の閾値よりも誤りカウント数が大きくなったとき、誤り頻発情報をステータス情報生成部205に通知する。ステータス情報生成部では、誤りカウント部216から、誤り頻発情報を受け取ったとき、第1の送信部210経由で、隣の表示ユニット302または、送信ユニット101に通知する。
このとき、誤り頻発情報とともに、誤り頻発表示ユニット情報として、自表示ユニットの識別子も通知する。表示ユニットの識別子は、それぞれの表示ユニットごとにユニークな識別子を割り振るものであって、例えば、図3に示す構成の場合、表示ユニット、102A、102B、102C、102Dのそれぞれに対して、ID_A、ID_B,ID_C、ID_Dのように割り振っておく。
図3の表示ユニット102Cで誤りが多発した場合、誤り頻発情報及びID_Cを示す誤り頻発表示ユニット情報が表示ユニット102B、表示ユニット102A経由で、送信ユニット101に通知される。
送信ユニット101では、誤り頻発情報及び誤り頻発ユニット情報により、表示ユニット102Cにて、初期段階から数えて所定の閾値よりも誤りが発生したことが分かる。この情報をもとに、メンテナンス作業者は、誤りが多発している表示ユニットを見つけることができる。図3に示す構成では、表示ユニットは4つのみであるが、本発明が対象としている表示装置では、数百の表示ユニットが接続される構成を想定しており、誤り頻発情報及び誤り頻発ユニット情報が無い場合、誤りが多発している表示ユニットを、メンテナンス作業者が知ることは難しい。これに対し、誤り頻発情報及び誤り頻発ユニット情報により、メンテナンス作業者が、調子の悪い表示ユニットを知ることが容易になり、メンテナンス作業を効率化できるという効果がある。
ここで、表示ユニットの識別子は番号であっても良い。つまり、表示ユニットが4台までであれば2bitで、256台までであれば8bitあればユニークな番号を割り当てることができる。
実施の形態4.
図13は、実施の形態4に係る表示装置における表示ユニットの内部構成を示した図である。本実施の形態における表示ユニット102は、第1の受信部201、揮発性メモリ202、誤り検出・訂正部403、アドレスカウント部204、ステータス情報生成部205、書込み制御部206、第2の受信部207、不揮発性メモリ208、起動部209、第1の送信部210、第2の送信部211、表示制御部212、及び、表示デバイス213を備える。すなわち、実施の形態1で示した表示ユニット102の構成に対して、誤り検出部203を誤り検出・訂正部403に置き換えた構成となる。
図14は、本実施の形態での更新データの送信回数と誤り訂正符号との関係を示す図である。本実施の形態では、最初は、実施の形態1と同様に誤り訂正符号を使用せず、送信ユニット101から更新データを送信する。表示ユニット102では、実施の形態1と同様に、第1の受信部201で更新データを受信し、不揮発性メモリ202に格納し、さらに誤り検出・訂正部403に、更新データを渡す。
誤り検出・訂正部403は、実施の形態1と同様に誤り検出を行い、誤りを検出した場合、実施の形態1と同様に、アドレスカウント部204、ステータス情報生成部205、第1の送信部210により、ステータス情報を送信し、この情報を基に、送信ユニット101は、更新データを再送信する。
このとき、本実施の形態では、再送信1回目のときは、誤り訂正符号1により、誤り訂正符号化した更新データを送信する。表示ユニット102では、実施の形態1と同様に、再送信1回目の更新データを受信し、誤り検出・訂正部403にて、誤り検出を行うが、更に、誤り訂正も行う。
誤り検出・訂正部403の誤り訂正により、誤りを全て訂正できた場合、誤り検出・訂正部403から、アドレスカウント部204には、誤り無しとして通知する。また、誤り訂正後の更新データを書き込み制御部206に渡し、不揮発性メモリ208に書き込む。これにより、実施の形態1では、再送信が必要となっていた場合でも、再送信が不要になり、より効率よく更新データを送信することが可能となる。
一方、誤り検出・訂正部403の誤り訂正により、誤りを全ては訂正できなかった場合、誤り検出・訂正部403から、アドレスカウント部204には、誤りありとして通知する。このとき、実施の形態1と同様に、誤りの発生した更新データは、不揮発性メモリ208に書き込まない。さらに、実施の形態1と同様に、アドレスカウント部204、ステータス情報生成部205、第1の送信部210により、ステータス情報を送信し、この情報を基に、送信ユニット101は、更新データを再送信する。
図14に示すように、再送信2回目のときは、誤り訂正符号2により、誤り訂正符号化した更新データを再送信する。誤り訂正符号2は、誤り訂正符号1よりも誤り訂正能力の高いものを使用する。表示ユニット102では、再送信1回目と同様に、再送信2回目の更新データを受信し、誤り検出・訂正部403にて、誤り検出・誤り訂正を行う。
再送信2回目では、再送信1回目よりも、誤り訂正能力の大きい誤り訂正符号を使用しているため、より効率良く、誤り訂正を行うことができる。
再送信2回目で誤りが発生し、全ての誤りが訂正できなかった場合は、同様に、再送信3回目、4回目といように、全ての誤りが訂正できるまで、再送信する。このとき、図14に示すように誤り訂正符号は、より誤り訂正能力の高いものに変えていく。これにより、より効率良く、誤り訂正を行うことが可能となる。
誤り訂正符号としては、例えば、BCH符号やリードソロモン符号を使用することが可能である。このとき、生成多項式の次数により、誤り訂正能力を変更することが可能である。生成多項式の次数を増やすことにより、誤り訂正能力を高くすることができる。ただし、生成多項式の次数を増やすことにより、誤り訂正符号化後の更新データのサイズは大きくなる。このため、初回の送信時から、誤り訂正能力の高い誤り訂正符号を使用するのは、好ましくない。そのため、再送信毎に、誤り訂正能力の高いものに変更していく。これにより、更新データを効率良く送ることが可能となる。
なお、初回の更新データの送信には誤り訂正符号を使用しない方法で説明をしたが、初回の更新データの送信に再送1回目に使用する誤り訂正符号よりも誤り訂正能力の弱い誤り訂正符号を使用することで、表示ユニットで受信したデータの誤り頻度が多い表示装置の環境においては結果的に再送回数を削減することができ、更新データの効率を向上できる。
100 表示装置、101 送信ユニット、102 表示ユニット、201 第1の受信部、202 揮発性メモリ、203 誤り検出部、204 アドレスカウント部、205 ステータス情報生成部、206 書込み制御部、207 第2の受信部、208 不揮発性メモリ、209 起動部、210 第1の送信部、211 第2の送信部、212 表示制御部、213 表示デバイス、214 PLD部、215 CPU部、216 誤りカウント部、403 誤り検出・訂正部。

Claims (11)

  1. 映像データを送信する送信ユニットと、
    前記映像データを受信し、該映像データに基づき、映像を表示する複数の表示ユニットを有し、それぞれの前記表示ユニットが直列に接続され、上流側の前記表示ユニットが前記送信ユニットに接続された表示ユニット群と、
    を備え、
    前記送信ユニットは、上流側の前記表示ユニットへ、前記複数の表示ユニットの機能を更新する更新データを送信し、
    前記表示ユニット群は、上流側の前記表示ユニットから下流側の前記表示ユニットまで前記更新データを伝送し、前記表示ユニット群における前記更新データの記憶状況に関する情報を前記送信ユニットへ送信し、
    前記送信ユニットは、上流側の前記表示ユニットへ、前記更新データの記憶状況に関する情報に基づき、所定の前記更新データを再送信する
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記更新データの記憶状況に関する情報は、それぞれの前記複数の表示ユニットが、それぞれ誤り無く受信できた前記更新データの末尾アドレスを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記更新データの記憶状況に関する情報は、それぞれの前記複数の表示ユニットが、それぞれ誤り無く受信できた前記更新データの末尾アドレスの最小値である
    ことを特徴とする請求項記載の表示装置。
  4. 前記表示ユニットは、該表示ユニットが誤り無く受信できた前記更新データの末尾アドレスと、該表示ユニットよりも下流の前記表示ユニットがそれぞれ誤り無く受信できた前記更新データの末尾アドレスの最小値との比較を行ない、該表示ユニットを含めた前記更新データの記憶状況に関する情報を決定し該表示ユニットよりも上流の前記表示ユニットへ送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  5. 前記送信ユニットは、前記更新データの記憶状況に関する情報に基づき、前記更新データのデータ領域のうち、前記表示ユニット群のいずれかの前記表示ユニットが受信した前記更新データに誤りがあったデータ領域以降を前記所定の更新データとして再送信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記表示ユニットは、受信した前記更新データについて誤りがあるかの検出を行なう誤り検出部と、
    前記誤り検出部が誤りありと検知した回数をカウントする誤りカウント部と、
    前記誤りありと検知した回数が予め設定した所定の閾値よりも大きくなったときに、誤りが頻発していることを示す誤り頻発情報と該表示ユニットの識別子とを含む誤り頻発表示ユニット情報を前記送信ユニットへ送信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記送信ユニットは、前記更新データを送信するときに、初回は前記更新データに誤り訂正符号を使用せずに送信し、
    前記更新データの再送信の回数が増える度に、更に誤り訂正能力の高い誤り訂正符号を用いて送信し、
    前記表示ユニットは、前記送信ユニットが前記更新データの送信の回数に基づいて使用される誤り訂正符号に対応して、受信した前記更新データについて誤り訂正を行なう
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記表示ユニット群を複数備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 前記表示ユニットは、プログラマブルロジックデバイスを含み、前記更新データは、前記プログラマブルロジックデバイスの回路データを更新するものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示装置。
  10. 前記表示ユニットは、CPUを含み、前記更新データは、前記CPUのプログラムデータを更新するものである
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の表示装置。
  11. 映像データを送信する送信ユニットと、
    前記映像データを受信し、該映像データに基づき、映像を表示する複数の表示ユニットを有し、それぞれの前記表示ユニットが直列に接続され、上流側の前記表示ユニットが前記送信ユニットに接続された表示ユニット群とを備えた表示装置の更新方法であって、
    前記送信ユニットから上流側の前記表示ユニットへ、前記複数の表示ユニットの機能を更新する更新データを送信し、
    上流側の前記表示ユニットから下流側の前記表示ユニットまで前記更新データを伝送し、
    上流側の前記表示ユニットから前記送信ユニットへ、前記表示ユニット群における前記
    更新データの記憶状況に関する情報を送信し、
    前記送信ユニットから上流側の前記表示ユニットへ、前記更新データの記憶状況に関する情報に基づき、所定の前記更新データを再送信する
    ことを特徴とする表示装置の更新方法。
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