JP6447026B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機として、図14および図15に記載されているものが知られている。
このダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図14および図15に示すように構成されている。図14に示すように、ケーシング50の内側には入力軸1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板(ローディングカム)7との間に設けられたローディングカム式押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された中間壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1とともに回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面;トラクション面とも言う)2a,2aと出力ディスク3,3の内側面(凹面;トラクション面とも言う)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図15参照)が回転自在に挟持されている。
図15中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図14の右面)は、入力軸1の外周面に形成されたネジ部に螺合されたローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力(予圧)を付与する。
図15は、図14のA−A線に沿う断面図である。図15に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図15においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、支持板部16の長手方向(図15の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部(第1の軸部)23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部(第2の軸部)23bの周囲には、各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図15の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図14の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は円筒面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ(シリンダボディ)31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図15で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、ローディングカム式押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受(スラスト軸受)24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉(以下、転動体という)26,26と、これら各転動体26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図15の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1の回転は、ローディングカム式押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図15の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。
その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
ところで、このようなトロイダル型無段変速機では、トラクションドライブを行うためにトラクション面を高面圧に保持する必要があり、このため、押圧力の発生とその支持構造が必要である。現在、押圧装置として油圧式のものを採用し、押圧力支持構造としてコッタを利用しているものがある。
また、トロイダル型無段変速機では、起動時など油圧装置が作動していない場合において、起動時のトラクション面の面圧確保のために予圧となる押圧力を発生させる機構が必要である。
ここで、予圧を発生させるための技術として、特許文献1および特許文献2に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の技術では、入力軸の外周に雄ネジを形成し、この雄ネジにローディングナットを螺合させ、このローディングナットと入力側ディスクとの間に皿バネを設け、この皿バネによって予圧を発生させている。
また、特許文献2に記載の技術では、回転軸の外周面に、入力側ディスクから離れる方向への移動を阻止された状態で、油密に外嵌支持された内径側シリンダ環と、この内径側シリンダ環と入力側ディスクとの間に掛け渡された外径側シリンダ環と、この外径側シリンダ環を入力側ディスクに向け押圧するための予圧ばねとを備え、この予圧ばねによって予圧を発生させている。
また、回転軸の外周面に係止凹溝を形成し、この係止凹溝内にコッタの内径側半部を係止するとともに、このコッタを内径側シリンダ環に当接させて、当該内径側シリンダ環が入力側ディスクから離れる方向に移動することを阻止している。
特許2000−74167号公報 特開2003−343674号公報
ところが、前記特許文献1には、皿バネによる予圧調整については何ら記載されておらず、簡易な方法で予圧を調整することができない。また、特許文献1に記載のトロイダル型無段変速機では、ローディングナットを使用しているので、コッタを使用する場合に比して軸方向の長さが長くなるという問題もある。
また、前記特許文献2にも、予圧ばねによる予圧調整については何ら記載されておらず、簡易な方法で予圧を調整することができない。特に、特許文献2に記載のトロイダル型無段変速機では、予圧を調整しようとすると、内径側シリンダ環、外径側シリンダ環およびコッタの寸法管理が必要であるため、容易に予圧を調整することができない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、コンパクトでかつ予圧の調整を容易に行うことができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のトロイダル型無段変速機は、軸と、この軸に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクと出力側ディスクとの間に挟持されるパワーローラと、前記入力側ディスク、前記出力側ディスクおよび前記パワーローラに押し付け力を付与する押圧装置とを備え、
前記入力側ディスク、前記出力側ディスクおよび前記パワーローラに対して前記押圧装置の反対側となる位置で、当該押圧装置により発生するスラスト荷重を前記軸に設けられた係止溝に係止されたコッタにより支持するトロイダル型無段変速機において、
前記コッタまたはこのコッタを前記軸に固定するコッタストッパと、前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクとの間に、前記押し付け力の予圧を付与する弾性部材が設けられ、
前記入力側ディスク、前記コッタおよび前記コッタストッパのうちの少なくともいずれか一つに前記弾性部材による予圧を調整可能な予圧調整部が設けられていることを特徴とする。
本発明においては、入力側ディスク、コッタおよびコッタストッパのうちの少なくともいずれか一つに設けられた予圧調整部によって弾性部材による予圧を容易に調整できる。また、押圧装置により発生するスラスト荷重をコッタにより支持しているので、ローディングナットを使用する場合に比して軸方向の長さを短くでき、コンパクトになる。
本発明によれば、コンパクトでかつ予圧の調整を容易に行うことができる
本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示す半断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示す半断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示すもので、半断面図である。 同、(a)は入力側ディスクにコッタを取り付ける方法を説明するための斜視図、(b)はコッタを取り付けた状態を示す入力側ディスクの背面図、(c)は入力側ディスクにコッタを取り付ける方法を説明するための断面図である。 本発明の第3の実施の形態の変形例を示すもので、(a)は入力側ディスクにコッタを取り付ける方法を説明するための斜視図、(b)はコッタを取り付けた状態を示す入力側ディスクの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るトロイダル型無段の要部を示すもので、(a)は要部の断面図、(b)はコッタと入力軸の寸法関係を説明するための図である。 本発明の第4の実施の形態に係るトロイダル型無段におけるコッタと皿バネの組付け方法を説明するためのもので、(a)はコッタと皿バネを入力軸に取り付けた状態を示す図、(b)はコッタと皿バネを入力側ディスク側に移動させた状態を示す図、(c)はコッタを入力側ディスクの係止溝に係止した状態を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示すもので、半断面図である。 同、(a)は入力側ディスクにコッタを取り付ける方法を説明するための斜視図、(b)は同断面図である。 本発明の第6の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示すもので、(a)は半断面図、(b)は(a)におけるX円部の拡大図である。 本発明の第7の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示す半断面図である。 本発明の第8の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示す半断面図である。 本発明の第9の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を示すもので、(a)は半断面図、(b)は(a)におけるX円部の拡大図である。 従来のトロイダル型無段変速機の一例を示す断面図である。 図14におけるA−A線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
なお、本発明のトロイダル型無段変速機は、押圧装置からの押圧力を支持する支持構造に特徴を有し、それ以外の構成は従来と同様であるので、図示とその説明を省略し、以下では押圧力支持構造について説明する。また、図14および図15に示すトロイダル型無段変速機と共通の構成には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態を示す要部の半断面図である。
入力軸1の端部には、係止溝1fが周方向に沿って形成され、この係止溝1fにコッタ100が係止されている。
コッタ100は、例えば、略半円弧板状、1/3円弧板状または1/4円弧板状に形成され、当該コッタ100の対向する側面100a,100bは互いに平行となっている。コッタ100が係止溝1fに係止された状態において、当該コッタ100の外周側略半分(図1において略上半分)が係止溝1fから突出するとともに、外側(図1において右側)を向く側面100aの内周側略半分(図1において略下半分)が係止溝1fの一方の側面(図1において右側の側面)に当接している。また、コッタ100の他方の側面100bは、係止溝1fの他方の側面から離間しており、当該側面100bには、入力側ディスク2の背面側の略中央部が当接している。
入力側ディスク2の背面(図1において右側面)の略中央部は断面台形状に凹んだ凹所2dとなっており、この凹所2dの略中央部でかつ入力軸1の外周側に環状の凸部2eが形成されている。この凸部2eは係止溝1fの開口部より外周側(図1において上側)において、入力軸1の軸方向に突出しており、この凸部2eがコッタ100の側面100bに当接している。これによって、入力側ディスク2の軸方向右方(図示しない押圧装置から離れる方向)への移動が阻止されている。
また、係止溝1fの右方において、コッタストッパ101が入力軸1の外周面に嵌め込まれている。このコッタストッパ101は略リング状に形成されており、その外周部には軸方向内側(図1において左側)に突出するフランジ部101aが形成されている。
そして、コッタストッパ101の軸方向内側(図1において左側)を向く側面とフランジ部101aの内周面とが、それぞれコッタ100の側面100aと外周面とにそれぞれ当接している。また、入力軸1の外周面には、コッタストッパ101と隣接して小溝が周方向に沿って形成されている。この小溝に止め輪102が嵌合され、この止め輪102がコッタストッパ101に当接している。
このようにして、コッタ100はコッタストッパ101によって軸方向外側(図1において右側)への倒れが防止されるとともに、軸方向と直交する方向への抜け出が防止されるようにして、コッタ100を入力軸1に固定している。
また、コッタ100と入力側ディスク2との間には、押し付け力の予圧を付与する弾性部材103が設けられ、入力側ディスク2には弾性部材103による予圧を調整可能な予圧調整部105が設けられている。
すなわち、入力側ディスク2の凹所2dの底面には、前記凸部2eの外周側に隣接してディスク溝106が周方向に沿って形成されている。このディスク溝106は円環状に形成され、その深さ(入力軸1の軸方向の深さ)および径方向の長さは、弾性部材103としての皿バネ103が収まるように設定されている。
ディスク溝106の内周側の開口には、コッタ100の側面100bの外周側(図1おいて側面の上部側)が位置しており、この側面100bに皿バネ103の内周部が当接している。また、皿バネ103の外周部はディスク溝106の底面に当接している。これによって、皿バネ103を組み付けた状態における皿バネ103の軸方向の寸法を管理できるので、皿バネ103による予圧を調整可能なっている。つまり、予圧調整部105はディスク溝106によって構成されている。
コッタ100と皿バネ103を組み込む場合、まず皿バネ103をディスク溝106に挿入する。この状態において皿バネ103の外周部はディスク溝106の底面に当接し、内周部はディスク溝106から若干突出している。
次に、コッタ100を入力側ディスク2の凹所2dから係止溝1fに挿入して係止する。この場合、コッタ100を皿バネ103に突き当て、当該皿バネ103をコッタ100によって押しつぶしながら、つまり、皿バネ103を軸方向に弾性的に収縮させながら、当該コッタ100を係止溝1fに挿入して係止する。コッタ100が例えば3個ある場合、これら3個のコッタ100を同様にして順次係止溝1fに挿入して係止してもよいし、3個のコッタ100をほぼ同時に係止溝1fに挿入して係止してもよい。
また、後述する治具120を使用して皿バネ103を押しつぶしながら、コッタ100を係止溝1fに挿入して係止してもよい。
コッタ100を係止溝1fに係止した後、コッタストッパ101を入力軸1に嵌め込んだうえで、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ100と皿バネ103の組み込みを終了する。
このように本実施の形態では、ディスク溝106の深さ寸法だけを管理することによって、皿バネ103による予圧を容易に調整できる。また、深さの異なるディスク溝106を有する入力側ディスク2を数水準用意しておくことによって、皿バネ103による予圧を容易に調整できる。
また、押圧装置により発生するスラスト荷重を支持するために、ローディングナットを使用せずに、コッタ100を使用しているので、ローディングナットを使用する場合に比して軸方向の長さを短くでき、トロイダル型無段変速機がコンパクトになる。
(第2の実施の形態)
図2は、第2の実施の形態を示す要部の半断面図である。
この第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と主に異なる点は、コッタの形状と、ディスク溝の位置であるので、以下ではこの点について説明し、第1の実施の形態と同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、コッタ110は前記コッタ100と同様に、略半円弧板状、1/3円弧板状または1/4円弧板状に形成されているが、コッタ100に比して入力軸1と直交する方向の長さが長くなっている。このため、入力側ディスク2の背面に形成される凹所2Dは、第1の実施の形態の凹所2dより深さおよび径方向の長さが大きくなっている。
コッタ110の入力ディスク2側を向く側面110bの外周側には、当該側面110bより一段入力軸1の軸方向右方に位置する段差面110cが形成されている。また、コッタ110の側面110aは係止溝1fの一方の側面に当接し、側面110bは入力側ディスク2の背面の中央部に当接している。
また、コッタストッパ101Aは、コッタ110がコッタ100より径方向の長さが長くなった分、コッタストッパ101より径方向の長さが長くなっている。
そして、コッタストッパ101Aを入力軸1に嵌め込んだ状態において、コッタストッパ101Aの軸方向内側(図1において左側)を向く側面とフランジ部101aの内周面とが、それぞれコッタ110の側面110aと外周面とにそれぞれ当接している。また、入力軸1の外周面には、コッタストッパ101Aと隣接して小溝が周方向に沿って形成され、この小溝に止め輪102が嵌合され、この止め輪102がコッタストッパ101に当接している。
このようにして、コッタ110はコッタストッパ101Aによって軸方向外側(図2において右側)への倒れが防止されるとともに、軸方向と直交する方向への抜け出が防止されている。
また、ディスク溝106Aは、第1の実施の形態におけるディスク溝106より入力側ディスク2の径方向外側に配置されているが、当該ディスク溝106Aの深さ(入力軸1の軸方向の深さ)および径方向の長さは、ディスク溝106と等しくなっている。
また、コッタ110の段差面110cの外周側はディスク溝106Aの内周側に対向しており、コッタ110の段差面110cの内周側は入力側ディスク2の中央部に対向している。
そして、コッタ110と入力側ディスク2との間に弾性部材103Aとしての皿バネ103Aが設けられ、この皿バネ103Aの内周側がコッタ110の段差面110cに当接するとともに、当該内周側の端部が段差面110cと直角に配置された段付面110dに当接し、さらに、皿バネ103Aの外周側の端部はディスク溝106Aの底面に当接している。これによって、皿バネ103Aの軸方向の寸法を管理可能となっているので、皿バネ103Aによる予圧を調整可能となっている。したがって、本実施の形態では予圧調整部105Aはディスク溝106Aとコッタ110の段差面110cとで構成されている。
コッタ110と皿バネ103Aを組み込む場合、まず皿バネ103Aにコッタ110を取り付ける。この場合、皿バネ103Aの内周側の側面をコッタ110の段差面110cに当接するとともに、皿バネ103Aの内周側の端部をコッタ110の段付面110dに当接する。コッタ110が例えば3個ある場合、これら3個のコッタ110を皿バネ103Aに取り付ける。
次に、皿バネ103A付きのコッタ110を入力軸1の外周面に当接し、軸方向に沿って移動させたうえ係止溝1fに挿入して係止する。
この場合、皿バネ103Aをコッタ110によって押しつぶしながら、つまり、皿バネ103Aをコッタ110によって軸方向に弾性的に収縮させながら、当該コッタ110を係止溝1fに挿入して係止する。皿バネ103Aの外周部はディスク溝106Aに底面に当接されるので、コッタ110を入力側ディスク2の凹所2Dの底面に向けて押し込むことによって、皿バネ103Aは軸方向に弾性的に収縮され、この状態でコッタ110が係止溝1fに係止される。
また、後述する治具を使用して皿バネ103Aを押しつぶしながら、コッタ110を係止溝1fに挿入して係止してもよい。
コッタ110を係止溝1fに係止した後、コッタストッパ101Aを入力軸1に嵌め込んだうえで、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ110と皿バネ103Aの組み込みを終了する。
このように本実施の形態では、ディスク溝106Aの深さ寸法とコッタ110の段差面110cの側面110aからの寸法(段差面110cの深さ寸法)だけを管理することによって、皿バネ103Aによる予圧を容易に調整できる。
また、コッタ110に段差面110cを形成したので、この段差面110cの径方向の長さを調整することによって、皿バネ103Aのセット高さ位置(入力軸1の径方向における位置)を調整することができる。
さらに、段差面110cの深さを調整することによって、皿バネ103Aによる予圧の調整の自由度が高まる。
さらに、押圧装置により発生するスラスト荷重を支持するために、ローディングナットを使用せずに、コッタ110を使用しているので、ローディングナットを使用する場合に比して軸方向の長さを短くでき、トロイダル型無段変速機がコンパクトになる。
(第3の実施の形態)
図3は、第3の実施の形態を示す要部の半断面図である。
この第3の実施の形態が前記第2の実施の形態と異なる点は、皿バネの形状と、入力側ディスク2にディスク溝を形成していない点であるので、以下ではこの点について説明し、第2の実施の形態と同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図3に示すように、弾性部材103Bとしての皿バネ103Bは前記皿バネ102Aより入力軸1の軸方向の長さが短くなっている。このため、入力側ディスク2の背面に形成される凹所2Dの底面には、第2の実施の形態において形成されていたディスク溝106Aが形成されていない。
そして、コッタ110と入力側ディスク2との間に皿バネ103Bが設けられ、この皿バネ103Bの内周側がコッタ110の段差面110cに当接するとともに、当該内周側の端部が段差面110cと直角に配置された段付面110dに当接し、さらに、皿バネ103Bの外周側の端部が凹所2Dの底面に当接している。これによって、皿バネ103Bの軸方向の寸法を管理可能となっているので、皿バネ103Bによる予圧を調整可能となっている。したがって、本実施の形態では予圧調整部105Bはコッタ110の段差面110cによって構成されている。
コッタ110と皿バネ103Bを組み込む場合、まず皿バネ103Bを入力側ディスク2の凹所2Dに挿入し、当該皿バネ103Bの外周部を凹所2Dの底面に当接する。
次に、図4に示すように、3つのコッタ110を皿バネ103Bに対向するようにして、凹所2Dにその周方向に沿って等しい隙間Sで配置するとともに、治具120を皿バネ103Bに対向するようにして配置し、治具120の3本の柱120aをそれぞれ周方向に配置されて、互いに隣り合うコッタ110,110間の隙間Sに挿入して、当該柱120aの先端部を皿バネ103Bに当接する。
ここで、治具120の構成について説明する。治具120は図4(a),(b)に示すように、3本の柱120aと、当該3本の柱120aの基端部を支持する円板部120bと、この円板部120bの表面の中央部に立設された円柱状の把持部120cとによって構成されている。
柱120aは、帯板状に形成されており、その基端部が円板部120bの外周部の裏面に固定されている。3本の柱120aは円板部120bの周方向に等間隔で配置されており、柱120aの短辺の延長が円板部120bの中心を通るように、放射状に配置されている。柱120aの厚さは、周方向に隣り合うコッタ110,110間の隙間Sに挿入できるような寸法に設定されている。
上述したように、治具120を、その柱120aの先端部が皿バネ103Bに当接するようにして配置した後、治具120の把持部120cを把持して、当該治具120を皿バネ103Bに向けて押し込むことで、柱120aの先端部によって、当該皿バネ103Bを押しつぶした状態とする、つまり、皿バネ103Bを軸方向に弾性的に収縮した状態とする。皿バネ103Bの収縮量(軸方向における収縮量)は、当該皿バネ103Bを図3に示すようなセットした状態より大きくする。
この状態で、コッタ110を係止溝1fに挿入する。係止溝1fの軸方向外側の側面と、皿バネ103Bとの間の距離は、コッタ110の段差面110cを形成する部分の厚さより大きくなっているので、コッタ110の挿入の際に段差面110cが皿バネ103Bに当接することがなく、よって、係止溝1fにコッタ110がスムーズに挿入される。コッタ110を係止溝1fに挿入した後、治具120を外すことによって、柱120aを皿バネ103Bから離間させると、皿バネ103Bが弾性復帰力によって、コッタ110の段差面110cに当接する。
このようにしてコッタ110を係止溝1fに係止した後、コッタストッパ101Aを入力軸1に嵌め込んだうえで、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ110と皿バネ103Bの組み込みを終了する。
このように本実施の形態では、コッタ110の段差面110cの側面110bからの寸法(段差面110cの深さ寸法)だけを管理することによって、皿バネ103Bによる予圧を容易に調整できるとともに、ディスク溝106Aを形成する工程が不要となるため第2の実施の形態に比して、コスト削減を図ることができる。
また、深さの異なる段差面110cを有するコッタ110を数水準用意しておくことによって、皿バネ103Bによる予圧を容易に調整できる。
さらに、コッタ110に段差面110cを形成したので、この段差面110cの径方向の長さを調整することによって、皿バネ103Bのセット高さ位置(入力軸1の径方向における位置)を調整することができる。
また、段差面110cの深さを調整することによって、皿バネ103Bによる予圧の調整の自由度が高まる。
また、押圧装置により発生するスラスト荷重を支持するために、ローディングナットを使用せずに、コッタ110を使用しているので、ローディングナットを使用する場合に比して軸方向の長さを短くでき、トロイダル型無段変速機がコンパクトになる。
図5は第3の実施の形態の変形例を示す図である。
この図に示す変形例が図4に示すものと異なる点は、治具120の柱を円柱状にした点と、コッタ110に切欠きを形成した点であるので、以下ではこの点ついて説明し、図4に示すものと同一構成についは同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、治具120の柱120aは円柱状に形成されており、この柱120aを通すために、コッタ110の外周部に略半円弧状の切欠き110eが形成されている。この切欠き110eはコッタ110の外周部の周方向における略中央部に形成されている。また、周方向に隣り合うコッタ110,110はほぼ当接しているか若干の隙間があるだけで、図4に示すようなコッタ110,110間の隙間Sが不要であるため、図4に示すコッタ110より周方向の長さが長くなっている。
このような治具120を用いて、コッタ110と皿バネ103Bを組み込む場合、まず図5(b)に示すように、皿バネ103Bを入力側ディスク2の凹所2Dに挿入し、当該皿バネ103Bの外周側の端部を凹所2Dの底面に当接する。
次に、3つのコッタ110を皿バネ103Bに対向するようにして、凹所2Dにその周方向に沿って等間隔で配置するとともに、治具120を皿バネ103Bに対向するようにして配置し、治具120の3本の柱120aをそれぞれコッタ110の切欠き110eに係合するように挿入して、当該柱120aの先端部を皿バネ103Bに当接する。なお、周方向に隣り合うコッタ110,110間には僅かな隙間が設けられている。
次に、治具120の把持部120cを把持して、当該治具120を皿バネ103Bに向けて押し込むことで、柱120aの先端部によって、当該皿バネ103Bを押しつぶした状態とする。
この状態で、コッタ110を係止溝1f(図4(c)参照)に挿入した後、治具120を外すことによって、柱120aを皿バネ103Bから離間させると、皿バネ103が弾性復帰力によって、コッタ110の段差面110c(図4(c)参照)に当接する。
このようにしてコッタ110を係止溝1fに係止した後、コッタストッパ101Aを入力軸1に嵌め込んだうえで、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ110と皿バネ103Bの組み込みを終了する。
本変形例では、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる他、治具120の柱120aをコッタ110に形成された切欠き110eに挿入するようにしたので、周方向に隣り合うコッタ110,110間に柱120aを挿入する場合に比して、組み立てが容易になるという利点がある。
(第4の実施の形態)
図6は、第4の実施の形態を示すもので、(a)は要部の断面図、(b)はコッタと入力軸の寸法関係を説明するための図である。
この第4の実施の形態が前記第3の実施の形態と異なる点は、第3の実施の形態では皿バネ103Bを治具120によって押しつぶしながらコッタ110を組み付けているのに対し、本実施の形態では治具120を使用することなく、コッタ110によって皿バネ103Bを押しつぶしながら当該コッタ110を組み付けている点である。したがって、以下ではこの点ついて説明し、図5に示すものと同一構成についは同一符号を付してその説明を省略する。
コッタ110を組み付ける、すなわちコッタ110を入力軸1に軸方向から嵌め込むとともに、入力軸1の係止溝1fに挿入して係止するには、コッタ110を入力軸1の中心から最低hの距離だけ離す必要がある。つまり、コッタ110は円弧板状であるので、コッタ110を入力軸1に軸方向から嵌め込む際に、コッタ110の内周面が入力軸1の外周面に干渉しないようにする必要がある。
ここで、hは、コッタ110の内周面の端部が入力軸1の外周面に当接する場合における入力軸1の中心と、コッタ110の内周面との間の最大離間距離である。
このようなhはコッタ内径d、入力軸1の外径d、コッタ分割数nにより以下の式で求めることができる(余弦定理)。
(d/2)=(d/2)+(h−d/2)−2d/2(h−d/2)cos(π−π/n)
ここで、図5(a)に示すように、dはコッタの段付き部(段付面110d)の径、dは皿バネ103Bの内径、dはコッタ110の外径であり、これらの寸法は以下を満たす。
h+(d−d)/2<d/2<d/2<d/2
このようなコッタ110と皿バネ103Bを組み付ける場合、まず、図7(a)に示すように、皿バネ103Bを入力軸1に外挿するとともに、当該皿バネ103Bにコッタ110を嵌め込む。この場合、皿バネ103Bの内径側をコッタ110の段付面110dに当接する。
次に、図7(b)に示すように、コッタ110と皿バネ103Bとを一緒に入力軸1に沿って入力側ディスク2側に向けて移動させて、当該皿バネ103Bを入力側ディスク2の背面に設けられた凹所2Dの底面に当接し、さらに、コッタ110を軸方向に移動させることによって、皿バネ103Bを弾性的に押しつぶす。
次に、図7(c)に示すように、皿バネ103Bが所定量だけ押しつぶされて、コッタ110が係止溝1fの開口部に到達したならば、コッタ110を入力軸1と直交する方向に移動させて、係止溝1fに挿入して係止する。本実施の形態では、コッタ110を周方向に複数個嵌め込む必要があるので、最初のコッタ110によって皿バネ103Bを押しつぶしながら、係止溝1fに挿入して係止した後、順次、コッタ110を係止溝1fに挿入して係止する。皿バネ103Bの最初のコッタ110が当接している以外の部分は所定量より押しつぶし量が小さくなっているので、順次挿入されるコッタ110によって所定量だけ押しつぶす。
このようにしてコッタ110を係止溝1fに係止した後、図6に示すように、コッタストッパ101Aを入力軸1に嵌め込んだうえで、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ110と皿バネ103Bの組み込みを終了する。
本実施の形態では、第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる他、コッタ110を入力軸1の中心から離すのに必要な最低距離hを規定したので、コッタ110を介して皿バネ103Bを押しつぶしつつ、これらを容易に組み付けることができる。
また、第3の実施の形態と同様に、コッタ110の段差面110cの側面110bからの寸法(段差面110cの深さ寸法)だけを管理することによって、皿バネ103Bによる予圧を容易に調整できるとともに、ディスク溝106Aを形成する工程が不要となるため第2の実施の形態に比して、コスト削減を図ることができる。
また、深さの異なる段差面110cを有するコッタ110を数水準用意しておくことによって、皿バネ103Bによる予圧を容易に調整できる。
(第5の実施の形態)
図8は第5の実施の形態を示す要部の半断面図である。
本実施の形態が第4実施の形態と異なる点は、第4の実施の形態に比して組立性を改善した点であるので、以下ではこの点について説明し、第4の実施の形態と同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、コッタとしては第1の実施の形態におけるコッタ100を使用するとともに、薄肉円板状の調整シム130を使用している。
コッタ100と入力側ディスク2との間に皿バネ103Bが設けられるとともに、この皿バネ103Bとコッタ100との間に調整シム130が設けられている。
本実施の形態では、調整シム130の厚さを管理することによって皿バネ103Bの軸方向の寸法を管理可能となっており、これによって、皿バネ103Bによる予圧を調整可能となっている。つまり予圧調整部105Cは調整シム130によって構成されている。
コッタ100、調整シム130および皿バネ103Bを組み込む場合、まず皿バネ103Bを入力側ディスク2の凹所2Dに挿入し、当該皿バネ103Bの外周部を凹所2Dの底面に当接するとともに、この皿バネ103Bに調整シム130を当接する。
次に、図9に示すように、治具120Aを用いて、調整シム130を介して皿バネ103Bを押しつぶす。
ここで、図9を参照して治具120Aの構成について説明する。当該治具120Aでは、上述した治具120において、3本の柱120aに代えて、円筒体120dが円板部120bに設けられている。この円筒体120dは、その外周部の一部が開口しており、この開口部からコッタ100を挿入可能となっている。
また、円筒体120d内でコッタ100の姿勢を自由にするために、円筒体120dの内径dは以下の式を満たす必要がある。
h+(d−d)/2<d/2<d/2
hは、コッタ110の内周面の端部が入力軸1の外周面に当接する場合における入力軸1の中心と、コッタ100の内周面との間の最大離間距離である。
また、dはコッタ100の内径、dはコッタ100の外径、dは調整シム130の外径である。
また、円筒体120dの先端面には段差面120eが形成されており、この段差面120eが調整シム130の外周縁部に当接するようになっている。
次に、治具120Aを、その円筒体120dの段差面120eが調整シム130の外周縁部に当接するようにして配置した後、治具120Aの把持部120cを把持して、当該治具120Aを入力側ディスク2の凹所2Dの底面に向けて押し込むことで、円筒体120dの先端部によって、調整シム130を介して皿バネ103Bを押しつぶした状態とする、つまり、皿バネ103Bを軸方向に弾性的に収縮した状態とする。皿バネ103Bの収縮量は、当該皿バネ103Bをセットした状態より大きくする。
この状態で、コッタ100を円筒体120dの開口部から挿入して入力軸1の係止溝1fに挿入する。コッタ100を係止溝1fに挿入した後、治具120Aを外すことによって、円筒体120dを調整シム130から離間させると、皿バネ103Bが弾性復帰して、調整シム130がコッタ100に当接する。
残りのコッタ100は、治具120Aを順次回転させて、開口部を所定の位置、つまりコッタ100を挿入可能な位置に順次位置させた後、当該開口部から順次コッタ100を挿入して係止溝1fに係止する。
このようにして全てのコッタ100を係止溝1fに係止した後、図8に示すように、コッタストッパ101を入力軸1に嵌め込んだうえで、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ100、調整シム130および皿バネ103Bの組み込みを終了する。
本実施の形態では、調整シム130の厚みを管理することによって、皿バネ103Bによる予圧を容易に調整できるとともに、治具120Aを用いてコッタ100と皿バネ103Bを組み付けているので、第4の実施の形態に比して、これらを容易に組み付けることができる。
また、厚さの異なる調整シム130を数水準用意しておくことによって、皿バネ103Bによる予圧を容易に調整できる。
(第6の実施の形態)
図10は第6の実施の形態を示す要部の半断面図である。
本実施の形態が前記第4の実施の形態と異なる点は、コッタ110に予圧調整ボルト135を設けた点であるので、以下ではこの点について説明し、第4の実施の形態と同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、コッタ110の係止溝1fから突出している部分には、段付きの孔が入力軸と平行に形成されており、この孔には雌ネジが形成されている。
一方、前記孔には予圧調整ボルト135が挿入され、この予圧調整ボルト135が前記雌ネジに螺合されている。予圧調整ボルト135は、円板状の本体部135aと、この本体部135aの中央部に同軸に設けられた軸部135bとを有しており、軸部135bの先端部が皿バネ103Bに当接している。そして、軸部135bの外周部に雄ネジが形成され、この雄ネジが前記雌ネジに螺合している。
本体部135aの後端面には、六角ボルト孔135cが形成されており、この六角ボルト孔135cに六角レンチを挿入して回転操作することによって、予圧調整ボルト135が軸回りに回転しつつ、軸方向に移動するようになっている。
このように予圧調整ボルト135が軸方向に移動するが、この予圧調整ボルト135の軸部135bの先端部が皿バネ103Bに当接しているので、予圧調整ボルト135の軸方向への移動によって皿バネ103Bの軸方向の寸法を管理でき、これによって皿バネ103Bによる予圧の調整が可能となっている。したがって、本実施の形態では、予圧調整ボルト135が予圧調整部105Dを構成している。
本実施の形態において、コッタ110と皿バネ103Bを組み込む場合、まず、皿バネ103Bを入力側ディスク2の凹所2Dの底面に当接するとともに、必要個数(例えば3個または4個)のコッタ110を入力軸1の係止溝1fに係止する。この場合、コッタ110の予圧調整ボルト135は予め緩めてあり、コッタ110を係止溝1fに係止した時点では予圧調整ボルト135の軸部135bの先端部は皿バネ103Bに当接していないか、当接しているだけで、皿バネ103Bに圧縮力をかけていない。
必要個数のコッタ110を係止溝1fに係止した後、予圧調整ボルト135を六角レンチによって回して、凹所2Dの底面側に向けて軸方向に移動させることで、皿バネ103Bを予圧調整ボルト135によって所定量だけ弾性的に収縮させることによって、予圧を付与する。
その後、コッタストッパ101を入力軸1に嵌め込んだうえで、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ110と皿バネ103Aの組み込みを終了する。
本実施の形態では、第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる他、予圧調整ボルト135によって、皿バネ103Bによる予圧を容易に調整できる。また、コッタ110を係止溝1fに係止する際は、皿バネ103Bを押しつぶす必要がないので、コッタ110を容易に係止溝1fに係止することができる。
(第7の実施の形態)
図11は第7の実施の形態を示す要部の半断面図である。
本実施の形態が第1〜第6の実施の形態と異なる点は、皿バネ103Cをコッタストッパ111に設けた点であるので、以下ではこの点について説明し、第1〜第6の実施の形態と同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、係止溝1fにコッタ100が係止され、係止溝1fの右方においてコッタストッパ111が入力軸1の外周面に嵌め込まれている。コッタストッパ111の軸方向内側(図11において左側)を向く側面とフランジ部111aの内周面とが、それぞれコッタ100の側面100aと外周面とにそれぞれ当接している。また、入力軸1の外周面には、コッタストッパ111と隣接して小溝が周方向に沿って形成され、この小溝に止め輪102が嵌合され、この止め輪102がコッタストッパ111に当接している。
このようにして、コッタ100はコッタストッパ111によって軸方向外側(図1において右側)への倒れが防止されるとともに、軸方向と直交する方向への抜け出が防止されている。
また、コッタストッパ111と入力側ディスク2との間には、押し付け力の予圧を付与する弾性部材としての皿バネ103Cが設けられ、コッタストッパ111には皿バネ103Cの予圧を調整可能な予圧調整部105Eが設けられている。
すなわちまず、コッタストッパ111は略リング状に形成されており、その外周部には軸方向内側(図11において左側)に突出するフランジ部111aが形成されている。このフランジ部111aの外周部にはフランジ部111aの外周面より一段低い(一段小径の)段差面111bと、この段差面111bと直交する段付面111cが形成されている。
そして、段差面111bと段付面111cとに皿バネ103Cの内径部が係合されている。皿バネ103Cの内径側の外側(図11において右側)を向く側面は段付面111cに当接されており、皿バネ103Cの外径側の端部は入力側ディスク2の凹所2Dの底面の外周側に当接されている。これによって、皿バネ103Cの軸方向の寸法を管理可能となっているので、皿バネ103Cによる予圧を調整可能となっている。したがって、本実施の形態では、予圧調整部105Eはコッタストッパ111の段付面111cによって構成されている。
コッタ100、皿バネ103Cおよびコッタストッパ111を組み込む場合、まずコッタ100を係止溝1fに係止する。
次に、皿バネ103Cをコッタストッパ111に取り付ける。この場合、皿バネ103Cの内径側をコッタストッパ111の段差面111bと段付面111cの交差部に嵌め込んで取り付ける。また、コッタストッパ111は複数(例えば3または4個程度)あるので、1つの皿バネ103を全てのコッタストッパ111に取り付ける。
次に、皿バネ103C付きのコッタストッパ111を入力軸1の外周部にコッタ100の外側から嵌め込むとともに、コッタストッパ111を凹所2Dの底面に向けて押し込むことで、皿バネ103Cをコッタストッパ111を介して押しつぶしながら、つまり、皿バネ103Cを軸方向に弾性的に収縮させながら、コッタストッパ111を入力軸1の所定の位置に嵌め込む。この状態で止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタ100、皿バネ103Cおよびコッタストッパ111の組み込みを終了する。
このように本実施の形態では、コッタストッパ111の段付面111cの軸方向の深さ寸法(コッタストッパ111のフランジ部111aの先端面と段付面111cとの間の長さ)だけを管理することによって、皿バネ103Cによる予圧を容易に調整できる。
また、段付面111cの深さ寸法の異なるコッタストッパ111を数水準用意しておくことによって、皿バネ103Cによる予圧を容易に調整できる。
また、軸方向の寸法(厚さ)が異なる止め輪102を数水準用意しておくことによっても、皿バネ103Cによる予圧を容易に調整できる。つまり、止め輪102の厚さによってコッタストッパ111の段付面111cの軸方向の位置を調整できるので、皿バネ103Cによる予圧を容易に調整できる。
(第8の実施の形態)
図12は第8の実施の形態を示す要部の半断面図である。
本実施の形態が前記第7の実施の形態と異なる点は、調整シム131を追加した点であるので、以下ではこの点について説明し、第7の実施の形態と同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、皿バネ103Cとコッタストッパ111の段付面111cとの間には調整シム131が介在されている。調整シム131は薄板リング状のものであり、その内径部を段差面111bに当接するとともに、内径側の側面を段付面111cに当接している。そして、この調整シム131と凹所2Dの底面との間に皿バネ103Cが設けられており、この皿バネ103Cの外周部が凹所2Dの底面に当接され、内周部が調整シム131に当接されている。
本実施の形態では、調整シム131の厚さを管理することによって皿バネ103Cの軸方向の寸法を管理可能となっており、これによって皿バネ103Cによる予圧を調整可能となっている。したがって、本実施の形態では予圧調整部105Fは調整シム131によって構成されている。
また、軸方向の寸法(厚さ)が異なる調整シム131を数水準用意しておくことによっても、皿バネ103Cによる予圧を容易に調整できる。
(第9の実施の形態)
図13は第9の実施の形態を示す要部の半断面図である。
本実施の形態が第7の実施の形態と異なる点は、コッタストッパ111に予圧調整ボルト135を設けた点であるので、以下ではこの点について説明し、第8の実施の形態と同一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、コッタストッパ111の段付面111cを形成する部分には、段付きの孔が入力軸と平行に形成されており、この孔には雌ネジが形成されている。
一方、前記孔には予圧調整ボルト135が挿入され、この予圧調整ボルト135が前記雌ネジに螺合されている。予圧調整ボルト135は、円板状の本体部135aと、この本体部135aの中央部に同軸に設けられた軸部135bとを有しており、軸部135bの先端部が皿バネ103Bに当接している。そして、軸部135bの外周部に雄ネジが形成され、この雄ネジが前記雌ネジに螺合している。
このような予圧調整ボルト135は、本体部135aの後端面に形成された六角ボルト孔135cに六角レンチを挿入して回転操作することによって、軸回りに回転しつつ、軸方向に移動するようになっている。
このように予圧調整ボルト135が軸方向に移動するが、この予圧調整ボルト135の軸部135bの先端部が皿バネ103Cに当接しているので、予圧調整ボルト135の軸方向への移動によって皿バネ103Cの軸方向の寸法を管理でき、これによって皿バネ103Cによる予圧を調整可能となっている。したがって、本実施の形態では、予圧調整ボルト135が予圧調整部105Dを構成している。
コッタ100、皿バネ103Cおよびコッタストッパ111を組み込む場合、第7の実施の形態の場合と同様に、まずコッタ100を係止溝1fに係止した後、皿バネ103Cをコッタストッパ111に取り付け、次に、皿バネ103C付きのコッタストッパ111を入力軸1の外周部にコッタ100の外側から嵌め込み、さらに、止め輪102を入力軸1に形成された小溝に嵌め込んで、コッタストッパ111の移動を阻止する。
止め輪102を嵌め込んだ状態において、コッタストッパ111の予圧調整ボルト135は予め緩めてあり、コッタストッパ111をコッタ100に係合した時点では予圧調整ボルト135の軸部135bの先端部は皿バネ103Cに当接していないか、当接しているだけで、皿バネ103Cに圧縮力をかけていない。
その後、予圧調整ボルト135を六角レンチによって回して、凹所2Dの底面側に向けて軸方向に移動させることで、皿バネ103Cを予圧調整ボルト135によって所定量だけ弾性的に収縮させることによって、予圧を付与して、終了する。
本実施の形態では、予圧調整ボルト135によって、皿バネ103Cによる予圧を容易に調整できる。また、コッタ100を係止溝1fに係止する際は、皿バネ103Cを押しつぶす必要がないので、コッタ100を容易に係止溝1fに係止することができる。
なお、第1〜第9の実施形態では、入力側ディスク2を押圧装置によって押圧する場合を例にとって説明したが、トロイダル型無段変速機では、入力側ディスクと出力側ディスクの入出力関係を逆にする場合もある。したがって、本発明は出力側ディスクを押圧装置によって押圧する場合にも適用できる。
また、本実施の形態では本発明を、ダブルキャビティ式ハーフトロイダル型無段変速機に適用する場合を例にとって説明したが、これに限ることなく、本発明はダブルキャビティ式フルトロイダル型無段変速機にも適用でき、さらに、シングルキャビティ式のハーフトロイダル型やフルトロイダル型のトロイダル型無段変速機にも適用できる。
1 入力軸(軸)
2 入力側ディスク
2 出力側ディスク
11 パワーローラ
100,110 コッタ
101,101A,111 コッタストッパ
103,103A,103B,103C 皿バネ(弾性部材)
105,105A,105B,105C,105D,105E,105F 予圧調整部
120,120A 治具
130,131 調整シム

Claims (2)

  1. 軸と、この軸に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクと出力側ディスクとの間に挟持されるパワーローラと、前記入力側ディスク、前記出力側ディスクおよび前記パワーローラに押し付け力を付与する押圧装置とを備え、
    前記入力側ディスク、前記出力側ディスクおよび前記パワーローラに対して前記押圧装置の反対側となる位置で、当該押圧装置により発生するスラスト荷重を前記軸に設けられた係止溝に係止されたコッタにより支持するトロイダル型無段変速機において、
    前記コッタと、前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクとの間に、前記押し付け力の予圧を付与する皿バネが設けられ、
    前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクに前記皿バネによる予圧を調整可能な予圧調整部が設けられ
    前記予圧調整部は、前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクの前記コッタの側を向く側面に、前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクの周方向に沿って形成されたディスク溝によって構成され、
    前記皿バネの外周部は前記ディスク溝の底面に当接し、前記皿バネの内周部は前記ディスク溝から若干突出して前記コッタに当接していることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 軸と、この軸に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、前記入力側ディスクと出力側ディスクとの間に挟持されるパワーローラと、前記入力側ディスク、前記出力側ディスクおよび前記パワーローラに押し付け力を付与する押圧装置とを備え、
    前記入力側ディスク、前記出力側ディスクおよび前記パワーローラに対して前記押圧装置の反対側となる位置で、当該押圧装置により発生するスラスト荷重を前記軸に設けられた係止溝に係止されたコッタにより支持するトロイダル型無段変速機において、
    前記コッタを前記軸に固定するコッタストッパと、前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクとの間に、前記押し付け力の予圧を付与する皿バネが設けられ、
    前記コッタストッパに前記皿バネによる予圧を調整可能な予圧調整部が設けられ、
    前記予圧調整部は、前記コッタストッパに、当該コッタストッパの前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクの側を向く面に対して軸方向に段差して形成された段付面によって構成され、
    前記皿バネの内周部は前記段付面に当接し、前記皿バネの外周部は前記入力側ディスクまたは前記出力側ディスクの側面に当接していることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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