JP6446669B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Description
本発明は、洗濯機に係り、特に、蓋体の開閉を検知する蓋検知手段を備えた洗濯機に関する。
従来、この種の洗濯機は、洗濯機本体内に洗濯兼脱水槽を配設し、洗濯機本体の上部には、外郭を配設している。外郭には、洗濯兼脱水槽に衣類を出し入れする衣類投入口を有し、衣類投入口を開閉自在に覆う蓋体を有している。そして、洗濯兼脱水槽の回転時に、蓋体と外郭との間に隙間が生じないように、蓋体の開閉を蓋検知手段により検知している(例えば、特許文献1参照)。
図10は、従来の洗濯機において蓋体を閉じたときの要部断面図である。図11は、従来の洗濯機の要部拡大断面図である。
以下、図10及び図11に基づいて、従来の洗濯機の構成について説明する。
洗濯機本体102内部には、洗濯兼脱水槽101を回転自在に収納し、洗濯機本体102には、洗濯機本体102の上部全体をほぼ覆う外郭103が装着されている。外郭103の略中央には、衣類投入口104を形成している。外郭103には、衣類投入口104の上方全体を覆う蓋体105を開閉自在に装着している。
蓋体105は、蓋体105の前方を構成する前蓋体110と、蓋体105の後方を構成する後蓋体111とから構成し、前蓋体110と後蓋体111とは、第三の軸受113により回転自在に支持している。
外郭103には、蓋体105の開閉を検知する蓋検知手段106が設けられている。蓋検知手段106は、上端子板106aと、下端子板106bから構成され、外郭103に内包されている。蓋体105と、蓋検知手段106との間には、蓋体105の開閉状態を蓋検知手段106に伝達する伝達手段107を配置している。
蓋検知手段106を収納するケース108を設け、ケース108に設置した第一の軸受109は、伝達手段107を回転自在に連結支持している。外郭103には、蓋体105の一方の端部を回転自在に支持する第二の軸受112を装着している。
伝達手段107の一部は、蓋体105側に伸延し、第一のレバー116を構成する。蓋体105の一部は、第二の軸受112近傍から、伝達手段107側に伸延し、第二のレバー117を構成する。伝達手段107の一部には、下端子板接触部122を構成して、下端子板106bを下方から上方に付勢している。
使用者が洗濯兼脱水槽101に衣類を出し入れするなど、蓋体105を開く際には、第二の軸受112を回転中心に、蓋体105が時計方向に回転し、第二のレバー117が時計方向に回転する。第一のレバー116は、下端子板106bから下方向に付勢され、第一の軸受109を回転中心に反時計方向に回転する。上端子板106aと下端子板106bとが離間し、蓋検知手段106は、蓋体105が開いたことを検知する。
蓋検知手段106の端子が開くと、図示しない制御装置は、図示しない洗濯モータを停止させ、洗濯兼脱水槽101の回転を停止する。これにより、蓋体105が開くと、伝達
手段107が、蓋検知手段106の端子を開き、洗濯モータを停止させることにより、洗濯兼脱水槽101が回転しているときには、蓋体105と外郭103との間に隙間が生じることを防止している。
手段107が、蓋検知手段106の端子を開き、洗濯モータを停止させることにより、洗濯兼脱水槽101が回転しているときには、蓋体105と外郭103との間に隙間が生じることを防止している。
蓋体105の他方の端部には、マグネット130を内包し、対向する外郭103内側にマグネット130との距離を測定する磁気センサー131を配置して、第二の蓋検知手段132を構成している。これにより、使用者が、前蓋体110を第三の軸受113を回転中心に約180度折り曲げて蓋体105を閉じる場合に、マグネット130から磁気センサー131までの距離が所定の距離より広くなって、洗濯モータの回転を止める。これにより、折り曲げた前蓋体110と外郭103との間にできた隙間から使用者の手が入る場合に、洗濯兼脱水槽101の回転による危険を防止している。
しかしながら、このような従来の洗濯機では、上端子板106aと下端子板106bとが、過電流などにより溶着する、あるいは、異物混入などで固着した場合には、使用者が蓋体105を開いたときに、第二のレバー117が下に移動して、第一のレバー116が下に移動しても、端子は固着したままであるため、蓋体105が開いたことを蓋検知手段106が検知できないという課題を有していた。
このため、蓋検知手段106と第二の蓋検知手段132とのいずれかが蓋体105の開放を検知したときに、蓋体105が開いていると判断するよう、制御装置を設計することが提案されたが、洗濯機を設計する際に、蓋検知手段106と第二の蓋検知手段132のいずれかが故障した場合と、いずれも故障していない場合との両方の組み合わせで、蓋体105の開閉の検知を正しく判断しなければならないため、設計が困難であった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で、蓋体の開閉を確実に検知し得る洗濯機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機本体と、前記洗濯機本体内に回転自在に配設される洗濯兼脱水槽と、前記洗濯機本体の上部に配設され、前記洗濯兼脱水槽を覆う外郭と、前記外郭に設けられ、前記洗濯兼脱水槽内に連通する衣類投入口と、前記衣類投入口を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体の開閉それぞれの状態を検知する蓋検知手段と、前記蓋体と前記蓋検知手段との間に配設し、前記蓋体の開閉に連動して前記蓋検知手段を操作する伝達手段とを備え、前記蓋検知手段は、少なくとも二つの端子を備え、前記端子が接触する第一の状態と、前記端子が接触しない第二の状態とを備え、前記伝達手段は、前記蓋体が開く際に、前記端子の少なくとも一方を前記第一の状態から前記第二の状態になる方向に付勢する構成としたものである。
これによって、蓋検知手段の端子が固着したような場合でも、使用者が蓋体が開くことによって、端子を剥離することができ、蓋体が開いているのに、蓋体が閉じているように誤検知することを防止できる。
本発明の洗濯機は、簡単な構成で、蓋体の開閉を確実に検知することができる等の効果
を奏する。
を奏する。
第1の発明は、洗濯機本体と、前記洗濯機本体内に回転自在に配設される洗濯兼脱水槽と、前記洗濯機本体の上部に配設され、前記洗濯兼脱水槽を覆う外郭と、前記外郭に設けられ、前記洗濯兼脱水槽内に連通する衣類投入口と、前記衣類投入口を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体の開閉それぞれの状態を検知する蓋検知手段と、前記蓋体と前記蓋検知手段との間に配設し、前記蓋体の開閉に連動して前記蓋検知手段を操作する伝達手段とを備え、前記蓋検知手段は、少なくとも二つの端子を備え、前記端子が接触する第一の状態と、前記端子が接触しない第二の状態とを備え、前記伝達手段は、前記蓋体が開く際に、前記端子の少なくとも一方を前記第一の状態から前記第二の状態になる方向に付勢することにより、端子に溶着などによる固着が生じた際でも、使用者が蓋体を開くときに、蓋体に連動する伝達手段が端子の一方を開く側に付勢し、端子を確実に引き剥がすことができ、端子が開いた状態となり、蓋体が開いたことを確実に検知できる。
第2の発明は、二つの端子は、略平行に配置し、伝達手段の一部は伸延して、前記二つの端子の間に略くさび形状を構成する剥離手段を備えたことにより、使用者が蓋体を開くときに、くさび形状は、固着状態を引き剥がすより小さい力で、固着した端子の隙間に入っていくので、端子を確実に引き剥がすことができ、蓋体の開閉状態を確実に蓋検知手段に伝えることができる。
第3の発明は、二つの端子を収納するケースと、前記ケースに構成し、伝達手段を回転自在に連結支持する第一の軸受と、外郭に構成し、蓋体を回転自在に連結支持する第二の軸受と、前記伝達手段に構成し、前記蓋体側に伸延した第一のレバーと、前記第一のレバーを第二の状態となる方向に付勢する付勢手段と、前記蓋体に構成し、前記第二の軸受近傍から伸延した第二のレバーと、を備え、前記蓋体が閉じる際には前記第二のレバーが、前記第一のレバーを前記第一の状態となる方向に付勢することにより、蓋体が開閉するときに、第一のレバーは、第二のレバーにより付勢され、また、付勢手段によって付勢されるので、第一のレバーと、第二のレバーとは、常に当接することになり、蓋体の開閉状態を確実に伝達手段に伝えることができる。
第4の発明は、蓋体の前方を構成する前蓋体と、前記蓋体の後方を構成する後蓋体と、前記前蓋体に構成し、前記前蓋体と前記後蓋体を回転自在に連結支持する第三の軸受と、前記前蓋体に構成する第一の回転制限手段と、前記後蓋体に構成する第二の回転制限手段と、を備え、前記前蓋体が、前記第三の軸受を回転中心として回転する際に、前記前蓋体が、所定角度回転する前に回転を停止するよう、前記第一の回転制限手段と、前記第二の回転制限手段とを配置したことにより、前蓋体と後蓋体とを折り曲げたまま蓋体を閉じて
使用者が洗濯機を運転しようとした場合でも、前蓋体の回転を、所定角度より小さい角度に制限するので、第三の軸受と衣類投入口近傍の外郭表面までの距離を広くすることができ、第二の軸受を中心に、蓋検知手段が蓋体の閉状態を検知する角度より、第二のレバーの回転角度を大きくできることにより、蓋体が閉じていると誤って検知することを防止することができる。
使用者が洗濯機を運転しようとした場合でも、前蓋体の回転を、所定角度より小さい角度に制限するので、第三の軸受と衣類投入口近傍の外郭表面までの距離を広くすることができ、第二の軸受を中心に、蓋検知手段が蓋体の閉状態を検知する角度より、第二のレバーの回転角度を大きくできることにより、蓋体が閉じていると誤って検知することを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の側断面図である。図2は、同洗濯機の蓋体が閉じた状態の要部断面図である。図3は、同洗濯機の蓋体が開いた状態の要部断面図である。図4は、同洗濯機の接点が固着した状態で蓋体を開いた状態の要部断面図である。図5は、同洗濯機の接点が固着した状態で蓋体をさらに開いた状態の要部断面図である。図6は、同洗濯機の要部斜視図である。図7は、同洗濯機の蓋体を閉じた状態の要部断面図である。図8は、同洗濯機の蓋体を開いた状態の要部断面図である。
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の側断面図である。図2は、同洗濯機の蓋体が閉じた状態の要部断面図である。図3は、同洗濯機の蓋体が開いた状態の要部断面図である。図4は、同洗濯機の接点が固着した状態で蓋体を開いた状態の要部断面図である。図5は、同洗濯機の接点が固着した状態で蓋体をさらに開いた状態の要部断面図である。図6は、同洗濯機の要部斜視図である。図7は、同洗濯機の蓋体を閉じた状態の要部断面図である。図8は、同洗濯機の蓋体を開いた状態の要部断面図である。
図において、洗濯機本体2の内部には、洗濯兼脱水槽1が回転自在に収納されている。洗濯兼脱水槽1の下部には、洗濯兼脱水槽1を回転駆動する洗濯モータ(電気部品)15を装着している。洗濯機本体2には、洗濯機本体2の上部全体をほぼ覆うポリプロピレンで成形した外郭3が装着されている。外郭3の略中央には、洗濯兼脱水槽1の上方に向けて下方向に伸延して衣類投入口4を形成している。外郭3には、衣類投入口4の上方全体を覆う蓋体5を開閉自在に装着している。
蓋体5の開閉を検出する蓋検知手段6が外郭3に内包されている。蓋検知手段6は、銅合金の薄板でできた上端子板6aと、下端子板6bから構成されている。
蓋体5と蓋検知手段6との間には、蓋体5の開閉状態を蓋検知手段6に伝達する伝達手段7を配置しており、伝達手段7は、ポリアセタールにより成型している。
蓋検知手段6は、ポリアセタールで成型したケース8に内包されている。ケース8は、図示しない連結部材により外郭3に固定される。ケース8には、第一の軸受9を形成し、伝達手段7を回転自在に連結支持している。
蓋体5は、蓋体5の前方を構成する前蓋体10と、蓋体5の後方を構成する後蓋体11とから構成している。後蓋体11の一方の端部には、外郭3と回転自在に支持する第二の軸受12を配設している。後蓋体11の第二の軸受12を備える端部とは反対側の端部には、前蓋体10と回転自在に支持する第三の軸受13を形成している。外郭3後方から前方に向かって、第二の軸受12、後蓋体11、第三の軸受13、前蓋体10の順番に配置している。
前蓋体10には、把手14を形成し、使用者が蓋体5を開く際に、把手14を蓋体5の開き方向、すなわち、略上方向に引き上げることにより、蓋体5が第二の軸受12を中心に回転する。
伝達手段7の一部は、蓋体5側に伸延し、第一のレバー16を構成する。蓋体5の一部は、第二の軸受12近傍から、伝達手段7側に伸延し、第二のレバー17を構成する。伝達手段7の一部は、さらに蓋体5側に伸延し、第三のレバー18を構成する。第二のレバー17を中心として、上方位置に第一のレバー16、下方位置に第三のレバー18を配置している。下方の第三のレバー18は、上方の第一のレバー16より短くしている。すな
わち、第一の軸受9の回転中心から第一のレバー16の先端までの長さより、第一の軸受9の回転中心から第三のレバー18の先端までの長さのほうが短く構成している。
わち、第一の軸受9の回転中心から第一のレバー16の先端までの長さより、第一の軸受9の回転中心から第三のレバー18の先端までの長さのほうが短く構成している。
ケース8に内包した上端子板6aと、下端子板6bとは、略平行に配置され、上端子板6aと下端子板6bは、伝達手段7側、図では下側に屈曲している。上端子板6aと下端子板6bは、銅合金の薄板により構成しており、導電性を有するとともに、外力が加わると、弾性的に変形する。上端子板6aと下端子板6bの先端には、それぞれ上電極19、下電極20が溶接されている。上端子板6aと下端子板6bとは、略平行であるので、外力が加わっていない状態では、上電極19と、下電極20とは離れており、電気的に接触していない。上端子板6aと、下端子板6bの他方の端部は、洗濯機の内部配線、制御装置(図示しない)に接続し、制御装置により洗濯モータ15を回転、停止させている。
第一のレバー16および第三のレバー18側からみて、第一の軸受9を超えた先に位置する伝達手段7の他方の端部は、ケース8の下方に開けた孔からケース8内部に向けて伸延している。伸延した伝達手段7の一部は、上端子板6aの下面に接触する上端子板接触部21を構成し、上端子板6aを屈曲した方向と反対側、図では上側に付勢している。伸延した伝達手段7の一部はさらに、下端子板6bの下面に接触する下端子板接触部22を構成し、下端子板6bを屈曲した方向と反対側、図では上側に付勢している。上端子板接触部21は、第一の軸受9より蓋体5の反対側に配置し、下端子板接触部22は、第一の軸受9より蓋体5側に配置している。
以上の構成により、図2において、蓋体5が反時計方向にもっとも回転して閉じた状態、すなわち衣類投入口4をふさいだ状態では、第二の軸受12を回転中心にして、第二のレバー17が図2において反時計方向にもっとも回転した位置に位置し、第一のレバー16を下から上に、図2では第一の軸受9を中心に、時計方向に付勢して回転させる。下端子板接触部22も同様に回転して、下端子板6bを上端子板6a側の方向、図2では右上方向に付勢している。一方、上端子板接触部21も同様に回転するが、第一の軸受9の反対側に位置するので、図2では右下方向に向かって回転する。
従って、下方向に屈曲している上端子板6aは、下端子板6b側、図2では下方に向かって変位する。以上のように、蓋体5が閉じると、上端子板6aと下端子板6bが接近し、上電極19と下電極20が接触して(第一の状態)、回路を閉じ、蓋体5が閉じたことを検出する。
付勢手段であるばね23は、一端をケース8に、他方の一端を伝達手段7に取り付けている。ばね23は、第一のレバー16を第二のレバー17の方向、図2では第一の軸受9を中心に反時計方向に付勢している。
これにより、図3において、蓋体5が図3で時計方向に回転して開いた状態、第二の軸受12を回転中心にして、第二のレバー17も図3で時計方向に回転する。ばね23が、第一のレバー16を第二のレバー17の方向に付勢しているので、第一のレバー16は、第二のレバー17の側、図3では第一の軸受9を中心に反時計方向に回転する。下端子板接触部22も同様に回転して左下に移動して、下端子板6bを下から付勢しなくなり、下方向に屈曲している下端子板6bは、上端子板6a側から離れる方向、図3では下方向に変位する。
一方、上端子板接触部21も同様に回転するが、第一の軸受9の反対側に位置するので、図3では左上方向に向かって回転する。上端子板接触部21に押し上げられた上端子板6aは、下端子板6bから離れる方向、図3では上方に向かって変位する。このようにして、蓋体5が開くと、上端子板6a、下端子板6bが離間し(第二の状態)、回路を開き
、蓋体5が開いたことを検出し、洗濯モータ15の回転を停止する。
、蓋体5が開いたことを検出し、洗濯モータ15の回転を停止する。
図4および図5において、伝達手段7には、剥離手段24を形成しており、剥離手段24は、上端子板6aと下端子板6bとの間に配置している。剥離手段24の上電極19と下電極20に対向する端部には、先端が鋭角にとがったくさび形状25を構成している。本実施の形態では、くさび形状の先端の角度は約30度に形成している。
過電流による上電極19と下電極20との溶着や、異物付着などにより上端子板6aと下端子板6bの下電極20とが固着している場合は、蓋体5が閉じた状態から開いた状態になるとき、第二のレバー17が、第二の軸受12を回転中心にして、第二のレバー17が図4および図5において時計方向に回り始めるが、端子の固着により上端子板6aの位置が変わらないので、上端子板接触部21が上端子板6aに当接した位置で、第一のレバー16が第一の軸受9を中心に回転しなくなる(図4)。
さらに蓋体5を開くと(図5)、第二のレバー17は第三のレバー18に接触し、第一の軸受9を中心に伝達手段7が反時計方向に回転する。このとき、剥離手段24の上電極19側の端部は、上電極19を上方向に付勢し、剥離手段24の下電極20側の端部は、下電極20を下方向に付勢する。さらに、剥離手段24のくさび形状25は、上電極19と、下電極20の近傍まで挿入している。くさび形状25の最大高さh3は、上電極19の高さh1と、下電極20の高さh2とを加えた高さより高くしている。
図6において、第一の軸受9の断面積S1より、第一のレバー16の断面積S2を大きくしている。さらに、第一のレバー16の断面積S2より第三のレバー18の断面積S3を大きくしている。蓋体5の第二のレバー17と、伝達手段7とは、上電極19と下電極20とが溶着、あるいは固着したときに、上電極19と下電極20を引き剥がすのに必要な固着力に充分耐えられるように断面積を設定している。ばね23の付勢力は、固着力に比較して、小さくなるように設計している。
使用者が把手14を把持して、蓋体5を閉じた状態から開く状態にする際に、上電極19と下電極20とが接触する第一の状態から、上電極19と下電極20とが離間する第二の状態になる任意の一点において、衣類投入口4近傍の蓋体5と外郭3との隙間は、使用者の手指が入って洗濯兼脱水槽1に届きうる隙間より小さくなるよう、蓋検知手段6、伝達手段7および第二のレバー17の形状、配置をそれぞれ設定している。
洗濯兼脱水槽1を内包する水槽28は、吊り下げ部材によって、洗濯機本体2に振動自在に保持している。水槽振動検知レバー29は、ケース8に回転自在に支持され、水槽28側に伸延したレバーにより、水槽28の変位量を検知している。水槽振動検知レバー29の他方の端部は、ケース8下方に開けた孔より、ケース8内に伸延し、上端子板6aの下面に対向する位置に配置していて、水槽28の変位量が所定の移動量を超えたときに、上端子板6aを下から上に付勢するように設定している。
以上のように構成した洗濯機について、その動作、作用を説明する。
図4および図5において、上端子板6aと下端子板6bが溶着などによる固着が生じているときでも、蓋体5が閉じた状態から開く状態に変わるときに、第二のレバー17の回転によって伝達手段7が回転すると、剥離手段24の上電極19側の端部は、上電極19を上方向に付勢し、剥離手段24の下電極20側の端部は、下電極20を下方向に付勢する。これにより、上端子板6aと下端子板6bが固着していても確実に上端子板6aと下端子板6bとを引き剥がすことができ、上端子板6aと下端子板6bが接触しない状態にすることができるので、蓋検知手段6が、蓋体5が開いたことを確実に検知できる。これ
により、蓋検知手段を一つ配設するだけでも、上端子板6aと下端子板6bが溶着して、固着するような故障が生じても、蓋検知手段6は、簡単な構成で、確実に蓋体5が開いたことを検知することができる。
により、蓋検知手段を一つ配設するだけでも、上端子板6aと下端子板6bが溶着して、固着するような故障が生じても、蓋検知手段6は、簡単な構成で、確実に蓋体5が開いたことを検知することができる。
伝達手段7とケース8とは、それぞれ潤滑性がよく、耐久性に優れるポリアセタールで形成しているので、蓋体5の開閉を、長期にわたり確実に蓋検知手段6に伝えることができる。
図7と図8において、蓋体5は第二の軸受12を通して外郭3に回転自在に支持し、伝達手段7を支持しているケース8も連結部材により外郭3に固定するので、蓋体5と伝達手段7との位置関係は、外郭3の寸法だけに依存する構成とすることができ、位置ずれしにくいので、蓋体5の開閉を確実に蓋検知手段6に伝えることができる。
図4において、蓋体5に構成する第二のレバー17は、伝達手段7に構成する第一のレバー16と、第三のレバー18との間に挟み込むので、上端子板6aと下端子板6bの固着や接点溶着が生じても、蓋体5を使用者が開くことによって、第二のレバー17は、途中で停止している第三のレバー18を押し下げて、上端子板6aと下端子板6bの固着よりも大きな力で伝達手段7を回転させ、剥離手段24で固着した上端子板6aと下端子板6bとを確実に引き剥がすことができ、蓋体5の開閉を、確実に蓋検知手段6に伝えることができる。
図4において、蓋体5に構成する第二のレバー17は、伝達手段7に構成する第一のレバー16と、第三のレバー18との間に挟み込むので、部品劣化による伝達手段7の摩擦抵抗の増大や、異物浸入などによる第一の軸受9の固着が生じた場合でも、蓋体5を使用者が開くことによって、第二のレバー17は、途中で停止している第三のレバー18を押し下げて、第一の軸受9の固着よりも大きな力で伝達手段7を回転させることができ、蓋体5の開閉を、確実に蓋検知手段6に伝えることができる。
図3において、下方の第三のレバー18は、上方の第一のレバー16より短くしているので、蓋体5が開いて、上端子板6aと下端子板6bとが開いた状態になったあと、さらに蓋体5が開く際に、第二のレバー17が、第三のレバー18に当接しないので、容易に蓋体5を開いて衣類の出し入れをすることができ、使い勝手と、確実な蓋体5の開閉検知との両立を行うことができる。
図2において、蓋体5が開閉する際に、第一のレバー16は、第二のレバー17により下から付勢されて、付勢手段であるばね23によって上から付勢されるので、第一のレバー16と、第二のレバー17とは、常時当接している。このため、蓋体5の位置を確実に伝達手段7の回転角度に伝えることができる。さらに、下方向に屈曲している上端子板6aと下端子板6bとは、伝達手段7の上端子板接触部21と下端子板接触部22とにより、下から付勢しているので、伝達手段7の回転角度の変化を、確実に蓋検知手段6に伝えることができ、蓋体5の開閉状態を、確実に蓋検知手段6に伝えることができる。
図4および図5において、くさび形状25は、電極側に対向する端が鋭角になっているので、上端子板6aと下端子板6bとが溶着などによる固着が起きているときでも、固着状態を引き剥がすより小さい力で、上端子板6aと下端子板6bとの隙間に容易に侵入することができ、蓋体5の開閉状態を、確実に蓋検知手段6に伝えることができる。さらに、上電極19の高さh1と、下電極20の高さh2とを加えた高さより、くさび形状25の最大高さh3を高く設定しているので、伝達手段7の回転により、くさび形状25が上電極19と下電極20との間の位置にあるとき、上電極19と下電極20とを確実に開くことができる。
図2において、水槽振動検知レバー29の他方の端部は、上端子板6aの下面に対向する位置に配置し、水槽28の変位量が所定の移動量を超えたときに、上端子板6aを下方向から上方向に付勢するように設定している。洗濯兼脱水槽1内の衣類の偏りなどによる異常振動が生じた場合には、洗濯機本体2に吊り下げた水槽28の変位が大きくなり、所定の移動量を超えたときに、上端子板6aを下方向から上方向に付勢して、上端子板6aと下端子板6bを開くようにしている。これにより、蓋体5の開閉と、水槽28の異常振幅とを、一つの蓋検知手段6で検知できるので、洗濯機本体2をコンパクトに構成することができる。さらに、使用者が蓋体5の開く動作をするたびに、固着による蓋検知手段6の故障や、伝達手段7の故障から回復できるので、蓋体5の開閉に加えて、水槽28の異常振幅も、確実に検知することができる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の第2の実施の形態の洗濯機における要部断面図である。
図9は、本発明の第2の実施の形態の洗濯機における要部断面図である。
本発明の第2の実施の形態は、前蓋体に構成する第一の回転制限手段と、後蓋体に構成する第二の回転制限手段と、を備え、前蓋体が、第三の軸受を回転中心に回転する際に、前蓋体が略180度回転する前に回転を停止するよう、第一の回転制限手段と、第二の回転制限手段とを配置したものである。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一構成は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図9において、衣類投入口4を蓋体5で閉じた状態、すなわち、蓋体5をまっすぐ伸ばした状態での前蓋体10と、後蓋体11との位置関係を第三の軸受13の回転角度を0度とした状態である。
前蓋体10が、第三の軸受13を中心に約110度回転するときに、第一の回転制限手段26と、第二の回転制限手段27とが当接するように構成している。蓋体5が第二の軸受12を中心にして開ききった角度は、約90度に設定している。すなわち、第一の回転制限手段26と、第二の回転制限手段27とが当接するまでの第三の軸受13の回転角度は、蓋体5が第二の軸受12を中心にして開ききった角度より大きく、180度より小さくしている。
第一の回転制限手段26と、第二の回転制限手段27とが当接した状態のまま、蓋体5を閉じると、前蓋体10の前方の端部が、衣類投入口4近傍の外郭3に当接する。このとき、上端子板6aと下端子板6bとは、第二の状態、すなわち接点が開いた状態になるように、第二のレバー17、伝達手段7および蓋検知手段6をそれぞれ設定している。
以上のように構成した洗濯機について、その動作、作用を説明する。
図9において、前蓋体10と後蓋体11とを折り曲げたまま蓋体5を閉じて使用者が洗濯機を運転しようとした場合には、前蓋体10の第三の軸受13の回転角度は、110度で制限する。これにより、第三の軸受13と衣類投入口4近傍の外郭3表面までの距離L1は、前蓋体10の厚みL2より大きく、前蓋体10の長さL3と同等まで広くすることができる。よって、第二の軸受12を中心に、蓋検知手段6が蓋体5の閉状態を検知する角度より、第二のレバー17の回転角度を大きく、図9では、第一の軸受9を中心に時計回りに最大に回転した角度にできるため、蓋体5が閉じていると誤って検知することがなく、蓋検知手段を複数配置しなくても、蓋体5の開閉状態を、確実に蓋検知手段6に伝えることができる。さらに、前蓋体10は、110度で回転を制限しているが、蓋体5が90度開いた状態でも、前蓋体10は、蓋体5の回転角度の差の20度、前に傾斜する。使用者が蓋体5を開閉する場合、把手14を手で把持するときに、手首を極端に曲げるなど
の負担がかからない。このため、使い勝手のよさと、蓋体5の開閉状態の確実な検知とを両立することができる。
の負担がかからない。このため、使い勝手のよさと、蓋体5の開閉状態の確実な検知とを両立することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、蓋検知手段が故障した場合でも、使用者が蓋体を開くことによって故障状態から回復することが可能となるので、蓋体の開閉状態を確実に検知する家庭用のみならず、業務用の洗濯機等に有用である。
1 洗濯兼脱水槽
2 洗濯機本体
3 外郭
4 衣類投入口
5 蓋体
6a 上端子板(端子)
6b 下端子板(端子)
6 蓋検知手段
7 伝達手段
8 ケース
9 第一の軸受
10 前蓋体
11 後蓋体
12 第二の軸受
13 第三の軸受
16 第一のレバー
17 第二のレバー
18 第三のレバー
23 ばね(付勢手段)
24 剥離手段
25 くさび形状
26 第一の回転制限手段
27 第二の回転制限手段
2 洗濯機本体
3 外郭
4 衣類投入口
5 蓋体
6a 上端子板(端子)
6b 下端子板(端子)
6 蓋検知手段
7 伝達手段
8 ケース
9 第一の軸受
10 前蓋体
11 後蓋体
12 第二の軸受
13 第三の軸受
16 第一のレバー
17 第二のレバー
18 第三のレバー
23 ばね(付勢手段)
24 剥離手段
25 くさび形状
26 第一の回転制限手段
27 第二の回転制限手段
Claims (4)
- 洗濯機本体と、
前記洗濯機本体内に回転自在に配設される洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯機本体の上部に配設され、前記洗濯兼脱水槽を覆う外郭と、
前記外郭に設けられ、前記洗濯兼脱水槽内に連通する衣類投入口と、
前記衣類投入口を開閉自在に覆う蓋体と、
前記蓋体の開閉それぞれの状態を検知する蓋検知手段と、
前記蓋体と前記蓋検知手段との間に配設し、前記蓋体の開閉に連動して前記蓋検知手段を操作する伝達手段とを備え、
前記蓋検知手段は、少なくとも二つの端子を備え、前記端子が接触する第一の状態と、前記端子が接触しない第二の状態とを備え、
前記伝達手段は、前記蓋体が開く際に、前記端子の少なくとも一方を前記第一の状態から前記第二の状態になる方向に付勢することを特徴とした洗濯機。 - 二つの端子は、略平行に配置し、
伝達手段の一部は伸延して、前記二つの端子の間に略くさび形状を構成する剥離手段を備えたことを特徴とした請求項1に記載の洗濯機。 - 二つの端子を収納するケースと、
前記ケースに構成し、伝達手段を回転自在に連結支持する第一の軸受と、
外郭に構成し、蓋体を回転自在に連結支持する第二の軸受と、
前記伝達手段に構成し、前記蓋体側に伸延した第一のレバーと、
前記第一のレバーを第二の状態となる方向に付勢する付勢手段と、
前記蓋体に構成し、前記第二の軸受近傍から伸延した第二のレバーと、を備え、
前記蓋体が閉じる際には前記第二のレバーが、前記第一のレバーを前記第一の状態となる方向に付勢することを特徴とした請求項1または2に記載の洗濯機。 - 蓋体の前方を構成する前蓋体と、
前記蓋体の後方を構成する後蓋体と、
前記前蓋体に構成し、前記前蓋体と前記後蓋体を回転自在に連結支持する第三の軸受と、前記前蓋体に構成する第一の回転制限手段と、前記後蓋体に構成する第二の回転制限手段と、を備え、
前記前蓋体が、前記第三の軸受を回転中心として回転する際に、前記前蓋体が、所定角度回転する前に回転を停止するよう、前記第一の回転制限手段と、前記第二の回転制限手段とを配置したことを特徴とした請求項1から3のいずれか1項に記載の洗濯機。
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MYPI2017702725A MY165598A (en) | 2015-04-16 | 2016-02-18 | Washing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015083827A JP6446669B2 (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 洗濯機 |
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JP2016202274A JP2016202274A (ja) | 2016-12-08 |
JP6446669B2 true JP6446669B2 (ja) | 2019-01-09 |
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Family Applications (1)
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JP2015083827A Active JP6446669B2 (ja) | 2015-04-16 | 2015-04-16 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6446669B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4733964U (ja) * | 1971-05-14 | 1972-12-15 | ||
JPH0663287A (ja) * | 1992-08-25 | 1994-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯機のスイッチ装置 |
JP4881264B2 (ja) * | 2007-09-07 | 2012-02-22 | 株式会社東芝 | 洗濯機 |
JP6007406B2 (ja) * | 2012-07-24 | 2016-10-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
-
2015
- 2015-04-16 JP JP2015083827A patent/JP6446669B2/ja active Active
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