JP6446589B1 - 転倒防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転倒防止装置の揺動規制部70は、左右方向のダンパ10の揺動を規制する。一対の支持部材20は家具Fの上面1U側に位置するダンパ10の端部にダンパ10の軸線方向に移動自在に一端部が連結されている。また、一対の支持部材20はダンパ10の軸線を中心にダンパ10から家具Fに向けて互いの間が拡がって延びている。この転倒防止装置は、上方から見た平面視において、一対の支持部材20の他端を通る仮想線Lが、左右方向に平行に延びるように第2ベース部30Bが配置される。この転倒防止装置は、上方から見た平面視において、左右方向に家具Fが傾いたときに、左右いずれかの支持部材20がダンパ10を収縮させる。
【選択図】図2
Description
さらに、この転倒防止装置は、揺動規制部によってダンパの軸線方向に対し直交する方向のダンパの揺動が規制され、一対の支持部材が、物品の上面側に位置するダンパの端部に軸線方向に移動自在に一端部が連結され、ダンパの軸線を中心に軸対称にダンパから物品に向けて互いの間が拡がって延びている。このため、この転倒防止装置は、一対の支持部材のそれぞれの他端を通る仮想線が延びる方向の一方向に物品が傾くと、他方側の支持部材によってダンパが収縮され、発生した減衰力が物品に作用して物品の傾きを抑制することができる。また、この転倒防止装置は、この仮想線が延びる方向の他方向に物品が傾くと、一方側の支持部材によってダンパが収縮され、発生した減衰力が物品に作用して物品の傾きを抑制することができる。
実施形態1の転倒防止装置は、図1に示すように、図示しない床面(設置面)上に設置された家具(物品)Fの上面1Uと天井Cとの間に1個の転倒防止装置が取り付けられる(上下は、図1における、上下である。)。家具Fは床面から鉛直方向に延びた壁部Wに背面を対向させて床面上に設置されている。また、この家具Fは、直方体形状であり、正面(図1における右側面)に図示しない扉や引き出し等を有し、内部に衣類や装身具等を収納することができる。家具Fは、地震等の揺れによって前方向(図1における右方向)や左右方向(図1における手前方向及び置く方向)に傾いて転倒するおそれがある。
規制部本体72の一対の帯部材72Aの間にダンパ10のシリンダ11を挟む。そして、壁部Wに連結部71を当接させ、各ねじ挿通孔71Aにねじ73を挿通し、ねじ73を壁部Wにねじ込むことによって壁部Wに対して固定する。揺動規制部70は、壁部Wに固定された状態において、一対の帯部材72Aの延びる方向が壁部Wに直交する向きである。
天井Cと家具Fの上面1Uとの間に取り付けられた転倒防止装置は、地震の揺れ等によって家具Fが前方向に傾くと、一対の第2ベース部30Bと共に一対の支持部材20が第1ベース部30Aに近づく方向に移動する。この際、各支持部材20の挿入部20Bはダンパ10の第2ジョイント部16の第2長孔16Bの上端縁に当接した状態を維持する。これによって、ダンパ10は、一対の支持部材20によって下方から押されて収縮し、減衰力を発生する。これにより、転倒防止装置は、家具Fが前方向に傾く力を減衰させ、家具Fが前方向に転倒することを防止する。
つまり、この転倒防止装置は、一方の支持部材20に対して、家具Fが浮き上がる力が作用すると、家具Fを正面から見たときの家具Fの上面と一方の支持部材20が延びる方向とがなす角度が大きくなるように動作する。このため、家具Fが浮き上がる力の方向がダンパ10の軸線方向に変換されて、ダンパ10を収縮する。
実施形態2の転倒防止装置は、図4に示すように、揺動規制部170の構成、及びダンパ110のシリンダ111が突起部111Aを有している点が実施形態1と相違する。他の構成は実施形態1と同一であり、同一の構成は同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
天井Cと家具Fの上面1Uとの間に取り付けられた転倒防止装置は、地震の揺れ等によって家具Fが前方向に傾くと、ダンパ10は、一対の支持部材20によって下方から押されて収縮し、減衰力を発生する(図示せず。)。この際、揺動規制部170の規制部本体172は各第1長孔172Bに各突起部111Aが挿通されているため、ダンパ110の収縮に合わせて揺動規制部170の規制部本体172が軸部材173の軸周りに回動する。
実施形態3の転倒防止装置は、図5に示すように、ダンパ210のロッド213の先端部に球状をなした第2球状部213Aが設けられている点、第1ベース部230Aの形態、及び第1ベース部230Aが揺動規制部として溝部231Aを有している点が実施形態1等と相違する。他の構成は実施形態1等と同一であり、詳細な説明を省略する。
第1ベース部230Aはベース部本体231、及び滑り止め部234を有している。ベース部本体231は半球状をなしている。また、天井Cに当接された状態の第1ベース部230Aにおいて、ベース部本体231の下側には溝部231Aが形成されている。溝部231Aは、底面231Bが水平方向に拡がり、一対の内壁面231Cが底面231Bの両側のそれぞれから下方向に延びている。各内壁面231Cの互いの間隔は、一定に形成され、ロッド213の外径より僅かに大きい。
家具Fの上面1Uと天井Cとの間に取り付けられた転倒防止装置は、地震の揺れ等によって家具Fが前方向に傾くと、ダンパ210は、一対の支持部材20によって下方から押されて収縮し、減衰力を発生する(図示せず。)。この際、ダンパ210のロッド213は第2球状部213Aを中心に溝部231Aが延びる方向に回動する。
さらに、この転倒防止装置は揺動規制部70,170,231Aによってダンパ10,110,210の軸線方向に対し直交する方向である左右方向のダンパ10の揺動が規制されている。そして、転倒防止装置の一対の支持部材20は、家具Fの上面1U側に位置するダンパ10,110,210の端部にダンパ10,110,210の軸線方向に移動自在に一端部が連結され、ダンパ10,110,210の軸線を中心に軸対称にダンパ10,110,210から家具Fに向けて互いの間が拡がって延びている。このため、一対の支持部材20のそれぞれの他端を通る仮想線Lが延びる方向の一方である左方向に家具Fが傾くと、他方側である右側の支持部材20によってダンパ10が収縮され、発生した減衰力が家具Fに作用して家具Fの傾きを抑制することができる。また、仮想線Lが延びる方向の他方である右方向に家具Fが傾くと、一方側である左側の支持部材20によってダンパ10が収縮され、発生した減衰力が家具Fに作用して家具Fの傾きを抑制することができる。
(1)実施形態1及び2では、揺動規制部の連結部が壁部に連結されているが、連結部を天井に連結してもよい。この場合、連結部から垂下させた規制部本体の一対の帯部材の間にシリンダを挟む。つまり、揺動規制部は天井に連結される連結部を有する。
(2)実施形態1〜3では、転倒防止装置を家具に対して取り付けたが、複数の寝台を上下方向に連結したベッド、大型テレビ、冷蔵庫、書棚、ショーケース、サーバーラック等、地震の揺れ等によって転倒するおそれのある物品に対して取り付けてもよい。
(3)実施形態1及び2では、転倒防止装置を壁部に一側面を対向させて床面上に載置された家具に対して取り付けたが、壁部に隣接させずに床面上に載置された家具等に対して取り付けてもよい。
(4)実施形態1〜3では、圧効きダンパを利用したが、収縮動作時に所定の減衰力を発揮するものであれば、両効きダンパであってもよい。
(5)実施形態1〜3では、シリンダ内に作動油及び圧縮ガスを封入したダンパを利用したが、収縮動作時に所定の減衰力を発生させるものであれば、他の液体を封入した液体圧ダンパであっても、他の形式のダンパであってもよい。
(6)実施形態1〜3では、シリンダ内に圧縮ガスを封入して伸張方向に圧縮ガスの膨張力が働くようにしたが、コイルばねを設ける等の他の方式で伸張方向に働く力を発生させてもよい。
(7)実施形態3では、第1ベース部の外形が半球状であるが、第1ベース部の外形を実施形態1及び2の第1ベース部と同じような形態にしてもよい。
(8)一対の支持部材の長さが異なっていてもよい。また、一対の支持部材が延びる方向のそれぞれが、ダンパの軸線に対して互いに異なる角度をなしていてもよい。
(9)一対の付勢部材の付勢力は互いに異なっていてもよい。
(10)家具の左右側面に隣合い、家具の左右方向への揺れを規制する家具規制部を設けてもよい。具体的には、家具規制部は配置された位置が変化しないように家具の左右側面に沿うように配置される。これにより、転倒防止装置がガタガタと揺れ動く小さなエネルギーを吸収し、家具規制部が大きな揺れ(大きなエネルギー)を吸収して、家具の転倒を防止することができる。
Claims (6)
- 一端側が開口した有底筒状のシリンダ、前記シリンダ内に摺動自在に収容されたピストン、先端側が前記シリンダの外部へ突出すると共に基端部が前記ピストンに連結されたロッド、及び前記ロッドが摺動自在に挿通されると共に前記シリンダの前記開口を封鎖するロッドガイドを有し、設置面上に設置された物品の上面と天井との間に傾斜して取り付けられ、収縮時に減衰力を発生して伸長方向に付勢力を発生するダンパと、
前記天井側に位置する前記ダンパの端部に揺動自在に連結され、前記天井に当接する第1ベース部と、
上方から見た平面視において、前記ダンパの軸線方向に対し直交する方向の前記ダンパの揺動を規制する揺動規制部と、
前記物品の上面側に位置する前記ダンパの端部に前記軸線方向に移動自在に一端部が連結され、前記軸線を中心に前記ダンパから前記物品に向けて互いの間が拡がって延びる一対の支持部材と、
一対の前記支持部材の他端部に揺動自在に連結され、前記物品の上面に当接する第2ベース部と、
を備え、
上方から見た平面視において、一対の前記支持部材の他端を通る仮想線が、前記揺動規制部が規制する方向に平行に延びるように前記第2ベース部が配置され、
前記仮想線が延びる方向の一方向に前記物品が傾いたときに、他方側の前記支持部材が前記ダンパを収縮させ、
前記仮想線が延びる方向の他方向に前記物品が傾いたときに、一方側の前記支持部材が前記ダンパを収縮させることを特徴とする転倒防止装置。 - 前記揺動規制部は、前記設置面から上方に延びて前記物品の一側面が対向した壁部、又は前記天井に連結される連結部を有することを特徴とする請求項1に記載の転倒防止装置。
- 前記シリンダは外周面から突出して形成された突起部を有し、
前記揺動規制部は、前記連結部に上下方向に回動自在に連結され、前記突起部を挿通し、前記軸線に交差する方向に延びた第1長孔が形成された規制部本体を有していることを特徴とする請求項2に記載の転倒防止装置。 - 前記第1ベース部は前記揺動規制部を有していることを特徴とする請求項1に記載の転倒防止装置。
- 前記ダンパは、前記物品の上面側に位置する前記ダンパの端部に前記軸線方向に延びた一対の第2長孔が形成され、
前記支持部材は、一端部に前記第2長孔に挿入される挿入部を有し、
前記設置面上に設置された前記物品の上面と、前記天井との間に設置された状態において、前記挿入部が前記第2長孔の上端縁に当接することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の転倒防止装置。 - 前記支持部材を前記第2長孔の上端縁から下端縁に向けて付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする請求項5に記載の転倒防止装置。
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JP2002355135A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-12-10 | Hirobumi Tada | 転倒防止具 |
JP2008206716A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Hidetaka Sugimoto | 家具類転倒防止装置 |
JP2016036446A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | Kyb株式会社 | 転倒防止装置 |
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